JPH0783243A - 動力伝達用自在継手及びその動力伝達用自在継手を用いた動力工具 - Google Patents
動力伝達用自在継手及びその動力伝達用自在継手を用いた動力工具Info
- Publication number
- JPH0783243A JPH0783243A JP5250099A JP25009993A JPH0783243A JP H0783243 A JPH0783243 A JP H0783243A JP 5250099 A JP5250099 A JP 5250099A JP 25009993 A JP25009993 A JP 25009993A JP H0783243 A JPH0783243 A JP H0783243A
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- regular
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐久性があり、コンパクト化が可能な動力伝
達用自在継手を提供すること。 【構成】 動力伝達用自在継手３を両端に円断面正多角
形体Ａ，Ａを設けた連結軸４と、連結軸４の円断面正多
角形体Ａが嵌入される正多角柱形状の穴Ｃを有する嵌合
体Ｂの外周面を円断面正多角形体Ａに形成したブシュ５
ａ，５ｂと、ブシュ５ａ，５ｂのそれぞれの円断面正多
角形体Ａが嵌入される正多角柱形状の穴Ｃを有する動力
伝達軸１ａ，１ｂの端部に設けた嵌合体Ｂとで構成す
る。
達用自在継手を提供すること。 【構成】 動力伝達用自在継手３を両端に円断面正多角
形体Ａ，Ａを設けた連結軸４と、連結軸４の円断面正多
角形体Ａが嵌入される正多角柱形状の穴Ｃを有する嵌合
体Ｂの外周面を円断面正多角形体Ａに形成したブシュ５
ａ，５ｂと、ブシュ５ａ，５ｂのそれぞれの円断面正多
角形体Ａが嵌入される正多角柱形状の穴Ｃを有する動力
伝達軸１ａ，１ｂの端部に設けた嵌合体Ｂとで構成す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、エアーグラインダ、イ
ンパクトレンチ等の動力工具その他の動力装置の動力伝
達軸に介在して用いる動力伝達用自在継手及びその動力
伝達用自在継手を用いた動力工具に関するものである。
ンパクトレンチ等の動力工具その他の動力装置の動力伝
達軸に介在して用いる動力伝達用自在継手及びその動力
伝達用自在継手を用いた動力工具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】動力装置の動力伝達軸に介在して用いる
動力伝達用自在継手としては、ユニバーサルカップリン
グが広く一般的に用いられているが、エアーグライン
ダ、インパクトレンチ等の動力工具に用いるには装置、
特にユニバーサルカップリングの耐久度及びコンパクト
化の点で問題があり、このためこれらの動力工具には用
いられていない。
動力伝達用自在継手としては、ユニバーサルカップリン
グが広く一般的に用いられているが、エアーグライン
ダ、インパクトレンチ等の動力工具に用いるには装置、
特にユニバーサルカップリングの耐久度及びコンパクト
化の点で問題があり、このためこれらの動力工具には用
いられていない。
【０００３】そして、エアーグラインダ、インパクトレ
ンチ等の動力工具において、動力工具の使い勝手を良く
するため、駆動装置を備えた本体部分に対して作業工具
を備えた作業機部分を屈曲して設ける場合には、駆動装
置を備えた本体部分と作業工具を備えた作業機部分とを
屈曲部を介して一体に連結するとともに該屈曲部の動力
伝達軸に傘歯車を介在して回転駆動力を伝達するように
している。しかしながら、動力伝達軸に傘歯車を介在し
て回転駆動力を伝達するようにした場合、駆動装置を備
えた本体部分に対する作業工具を備えた作業機部分の屈
曲角度は自由に変更できず、このため、作業の種類によ
っては、駆動装置を備えた本体部分に対する作業工具を
備えた作業機部分の屈曲角度の異なる数種類の動力工具
を用意しなければならなかったり、例え屈曲角度の異な
る数種類の動力工具を用意した場合でも任意に屈曲角度
を設定することができないため、最も適した屈曲角度の
動力工具は得られず、作業効率及び作業環境を向上する
ことが困難であった。
ンチ等の動力工具において、動力工具の使い勝手を良く
するため、駆動装置を備えた本体部分に対して作業工具
を備えた作業機部分を屈曲して設ける場合には、駆動装
置を備えた本体部分と作業工具を備えた作業機部分とを
屈曲部を介して一体に連結するとともに該屈曲部の動力
伝達軸に傘歯車を介在して回転駆動力を伝達するように
している。しかしながら、動力伝達軸に傘歯車を介在し
て回転駆動力を伝達するようにした場合、駆動装置を備
えた本体部分に対する作業工具を備えた作業機部分の屈
曲角度は自由に変更できず、このため、作業の種類によ
っては、駆動装置を備えた本体部分に対する作業工具を
備えた作業機部分の屈曲角度の異なる数種類の動力工具
を用意しなければならなかったり、例え屈曲角度の異な
る数種類の動力工具を用意した場合でも任意に屈曲角度
を設定することができないため、最も適した屈曲角度の
動力工具は得られず、作業効率及び作業環境を向上する
ことが困難であった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本第１発明は、動力伝
達用自在継手として従来から広く用いられているユニバ
ーサルカップリングに代わる、耐久性があり、コンパク
ト化が可能な動力伝達用自在継手を提供することを目的
とする。
達用自在継手として従来から広く用いられているユニバ
ーサルカップリングに代わる、耐久性があり、コンパク
ト化が可能な動力伝達用自在継手を提供することを目的
とする。
【０００５】また、本第２発明は、本第１発明の動力伝
達用自在継手を用いることによって、駆動装置を備えた
本体部分に対する作業工具を備えた作業機部分の屈曲角
度を任意の角度に設定することができるとともに、耐久
性があり、コンパクトな動力工具を提供することを目的
とする。
達用自在継手を用いることによって、駆動装置を備えた
本体部分に対する作業工具を備えた作業機部分の屈曲角
度を任意の角度に設定することができるとともに、耐久
性があり、コンパクトな動力工具を提供することを目的
とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本第１発明は、動力伝達軸に介在して用いる動力伝
達用自在継手において、円断面正多角形体と、該円断面
正多角形体が嵌入される正多角柱形状の穴を有する嵌合
体からなること要旨とする。なお、本明細書中において
用いる「円断面正多角形体」とは、各横断面の形状が例
えば正６角形の正多角形からなるとともに、中央部から
端部に移行するに従って該正多角形の形状が小さくな
り、縦断面、すなわち前記正多角形の対向する２辺の中
点を含む断面の形状が略円形からなる立体形状をいう。
め、本第１発明は、動力伝達軸に介在して用いる動力伝
達用自在継手において、円断面正多角形体と、該円断面
正多角形体が嵌入される正多角柱形状の穴を有する嵌合
体からなること要旨とする。なお、本明細書中において
用いる「円断面正多角形体」とは、各横断面の形状が例
えば正６角形の正多角形からなるとともに、中央部から
端部に移行するに従って該正多角形の形状が小さくな
り、縦断面、すなわち前記正多角形の対向する２辺の中
点を含む断面の形状が略円形からなる立体形状をいう。
【０００７】また、本第２発明は、駆動装置を備えた本
体部分と作業工具を備えた作業機部分とを屈曲部を介し
て揺動自在に連結して構成した動力工具の前記屈曲部の
動力伝達軸に、円断面正多角形体と、該円断面正多角形
体が嵌入される正多角柱形状の穴を有する嵌合体からな
る動力伝達用自在継手を介在してなることを要旨とす
る。
体部分と作業工具を備えた作業機部分とを屈曲部を介し
て揺動自在に連結して構成した動力工具の前記屈曲部の
動力伝達軸に、円断面正多角形体と、該円断面正多角形
体が嵌入される正多角柱形状の穴を有する嵌合体からな
る動力伝達用自在継手を介在してなることを要旨とす
る。
【０００８】
【作用】上記のように構成された本第１発明の動力伝達
用自在継手は、円断面正多角形体を嵌合体の正多角柱形
状の穴に嵌入するというきわめて簡単な機構により、耐
久性があり、コンパクト化が可能な動力伝達用自在継手
を構成することができる。この場合において、円断面正
多角形体と嵌合体からなる動力伝達用自在継手を２組又
はそれ以上配設することにより、動力伝達軸の屈曲角
度、配置の自由度をさらに高めることができる。
用自在継手は、円断面正多角形体を嵌合体の正多角柱形
状の穴に嵌入するというきわめて簡単な機構により、耐
久性があり、コンパクト化が可能な動力伝達用自在継手
を構成することができる。この場合において、円断面正
多角形体と嵌合体からなる動力伝達用自在継手を２組又
はそれ以上配設することにより、動力伝達軸の屈曲角
度、配置の自由度をさらに高めることができる。
【０００９】また、本第２発明の動力工具は、動力工具
の屈曲部の動力伝達軸に介在した円断面正多角形体と嵌
合体からなる動力伝達用自在継手により、駆動装置を備
えた本体部分と作業工具を備えた作業機部分との屈曲角
度に合わせて動力伝達軸の屈曲角度を変更して、駆動装
置を備えた本体部分に対する作業工具を備えた作業機部
分の屈曲角度を任意の角度に設定することができるとと
もに、耐久性があり、コンパクトな動力工具とすること
ができる。
の屈曲部の動力伝達軸に介在した円断面正多角形体と嵌
合体からなる動力伝達用自在継手により、駆動装置を備
えた本体部分と作業工具を備えた作業機部分との屈曲角
度に合わせて動力伝達軸の屈曲角度を変更して、駆動装
置を備えた本体部分に対する作業工具を備えた作業機部
分の屈曲角度を任意の角度に設定することができるとと
もに、耐久性があり、コンパクトな動力工具とすること
ができる。
【００１０】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて説明す
る。図１〜４は、本発明の動力伝達用自在継手を直角に
配設した動力伝達軸に適用した一実施例を示す。直角に
配設したエアーグラインダ、インパクトレンチ等の動力
工具その他の動力装置の動力伝達軸１ａ，１ｂを軸受２
ａ，２ｂによりそれぞれ保持し、動力伝達軸１ａと動力
伝達軸１ｂの間に動力伝達軸１ａから動力伝達軸１ｂに
回転駆動力を伝達する動力伝達用自在継手３を介在す
る。
る。図１〜４は、本発明の動力伝達用自在継手を直角に
配設した動力伝達軸に適用した一実施例を示す。直角に
配設したエアーグラインダ、インパクトレンチ等の動力
工具その他の動力装置の動力伝達軸１ａ，１ｂを軸受２
ａ，２ｂによりそれぞれ保持し、動力伝達軸１ａと動力
伝達軸１ｂの間に動力伝達軸１ａから動力伝達軸１ｂに
回転駆動力を伝達する動力伝達用自在継手３を介在す
る。
【００１１】動力伝達用自在継手３は、両端に円断面正
多角形体Ａ，Ａを設けた連結軸４と、連結軸４の円断面
正多角形体Ａが嵌入される正多角柱形状の穴Ｃを有する
嵌合体Ｂの外周面を円断面正多角形体Ａに形成したブシ
ュ５ａ，５ｂと、ブシュ５ａ，５ｂのそれぞれの円断面
正多角形体Ａが嵌入される正多角柱形状の穴Ｃを有する
動力伝達軸１ａ，１ｂの端部に設けた嵌合体Ｂとから構
成される。すなわち、本実施例においては、円断面正多
角形体Ａと、円断面正多角形体Ａが嵌入される正多角柱
形状の穴Ｃを有する嵌合体Ｂからなる動力伝達用自在継
手を４組組み合わせることにより動力伝達用自在継手３
を構成している。なお、動力伝達用自在継手を配設する
個数は、動力伝達軸の屈曲角度、配置により決定され、
例えば動力伝達軸の屈曲角度が小さい、すなわち直線に
近い場合は、１組又は２組でもその目的を十分達成する
ことができる。
多角形体Ａ，Ａを設けた連結軸４と、連結軸４の円断面
正多角形体Ａが嵌入される正多角柱形状の穴Ｃを有する
嵌合体Ｂの外周面を円断面正多角形体Ａに形成したブシ
ュ５ａ，５ｂと、ブシュ５ａ，５ｂのそれぞれの円断面
正多角形体Ａが嵌入される正多角柱形状の穴Ｃを有する
動力伝達軸１ａ，１ｂの端部に設けた嵌合体Ｂとから構
成される。すなわち、本実施例においては、円断面正多
角形体Ａと、円断面正多角形体Ａが嵌入される正多角柱
形状の穴Ｃを有する嵌合体Ｂからなる動力伝達用自在継
手を４組組み合わせることにより動力伝達用自在継手３
を構成している。なお、動力伝達用自在継手を配設する
個数は、動力伝達軸の屈曲角度、配置により決定され、
例えば動力伝達軸の屈曲角度が小さい、すなわち直線に
近い場合は、１組又は２組でもその目的を十分達成する
ことができる。
【００１２】連結軸４の両端及びブシュ５ａ，５ｂの外
周面に形成した円断面正多角形体Ａは、図２及び図３に
その詳細を示すとおり、各横断面の形状が正６角形から
なるとともに、中央部から端部に移行するに従って正６
角形の形状が小さくなり、縦断面、すなわち前記正６角
形の対向する２辺の中点を含む断面の形状が略円形から
なる立体形状をしている。
周面に形成した円断面正多角形体Ａは、図２及び図３に
その詳細を示すとおり、各横断面の形状が正６角形から
なるとともに、中央部から端部に移行するに従って正６
角形の形状が小さくなり、縦断面、すなわち前記正６角
形の対向する２辺の中点を含む断面の形状が略円形から
なる立体形状をしている。
【００１３】ブシュ５ａ，５ｂの内周面及び動力伝達軸
１ａ，１ｂの端部に形成した嵌合体Ｂは、図３及び図４
にその詳細を示すとおり、上記連結軸４の両端及びブシ
ュ５ａ，５ｂの外周面に形成した円断面正多角形体Ａが
嵌入される正多角柱形状、本実施例の場合は、正６角柱
形状の穴Ｃを有する形状をしている。
１ａ，１ｂの端部に形成した嵌合体Ｂは、図３及び図４
にその詳細を示すとおり、上記連結軸４の両端及びブシ
ュ５ａ，５ｂの外周面に形成した円断面正多角形体Ａが
嵌入される正多角柱形状、本実施例の場合は、正６角柱
形状の穴Ｃを有する形状をしている。
【００１４】円断面正多角形体Ａを構成する正多角形及
び嵌合体Ｂに設ける正多角柱形状の穴Ｃを構成する正多
角形は、正６角形、正８角形、正１２角形等、任意の正
多角形とすることができ、角数が少ないほど伝達可能な
動力が大きく、また、角数が多いほど動力伝達時の衝撃
及び騒音を小さくできる。
び嵌合体Ｂに設ける正多角柱形状の穴Ｃを構成する正多
角形は、正６角形、正８角形、正１２角形等、任意の正
多角形とすることができ、角数が少ないほど伝達可能な
動力が大きく、また、角数が多いほど動力伝達時の衝撃
及び騒音を小さくできる。
【００１５】上記のように構成された動力伝達用自在継
手３は、連結軸４の両端及びブシュ５ａ，５ｂの外周面
に形成した円断面正多角形体Ａが、ブシュ５ａ，５ｂの
内周面及び動力伝達軸１ａ，１ｂの端部に形成した嵌合
体Ｂに形成した正多角柱形状の穴Ｃに嵌入されているの
で、円断面正多角形体Ａは嵌合体Ｂに形成した正多角柱
形状の穴Ｃ内で自由に揺動することができる。そして、
動力伝達軸１ａを回転駆動すると、円断面正多角形体Ａ
の角部と嵌合体Ｂの正多角柱形状の穴Ｃの側壁部とが当
接状態となり、円断面正多角形体Ａから嵌合体Ｂへ、又
は嵌合体Ｂから円断面正多角形体Ａへ回転駆動力を伝達
する。このように、円断面正多角形体Ａの角部と嵌合体
Ｂの正多角柱形状の穴Ｃの側壁部とが当接状態となるこ
とにより、円断面正多角形体Ａと嵌合体Ｂの相対的な回
転は阻止されるが、この場合においても、円断面正多角
形体Ａは嵌合体Ｂに形成した正多角柱形状の穴Ｃ内で自
由に揺動することができる。このようにして、動力伝達
軸１ａから、動力伝達軸１ａの端部に形成した嵌合体
Ｂ、ブシュ５ａ、連結軸４、ブシュ５ｂ、動力伝達軸１
ｂの端部に形成した嵌合体Ｂを介して動力伝達軸１ｂに
９０度の屈曲角度を以て回転駆動力を伝達する。
手３は、連結軸４の両端及びブシュ５ａ，５ｂの外周面
に形成した円断面正多角形体Ａが、ブシュ５ａ，５ｂの
内周面及び動力伝達軸１ａ，１ｂの端部に形成した嵌合
体Ｂに形成した正多角柱形状の穴Ｃに嵌入されているの
で、円断面正多角形体Ａは嵌合体Ｂに形成した正多角柱
形状の穴Ｃ内で自由に揺動することができる。そして、
動力伝達軸１ａを回転駆動すると、円断面正多角形体Ａ
の角部と嵌合体Ｂの正多角柱形状の穴Ｃの側壁部とが当
接状態となり、円断面正多角形体Ａから嵌合体Ｂへ、又
は嵌合体Ｂから円断面正多角形体Ａへ回転駆動力を伝達
する。このように、円断面正多角形体Ａの角部と嵌合体
Ｂの正多角柱形状の穴Ｃの側壁部とが当接状態となるこ
とにより、円断面正多角形体Ａと嵌合体Ｂの相対的な回
転は阻止されるが、この場合においても、円断面正多角
形体Ａは嵌合体Ｂに形成した正多角柱形状の穴Ｃ内で自
由に揺動することができる。このようにして、動力伝達
軸１ａから、動力伝達軸１ａの端部に形成した嵌合体
Ｂ、ブシュ５ａ、連結軸４、ブシュ５ｂ、動力伝達軸１
ｂの端部に形成した嵌合体Ｂを介して動力伝達軸１ｂに
９０度の屈曲角度を以て回転駆動力を伝達する。
【００１６】図５は、本発明の動力伝達用自在継手を互
いに平行に配設した動力伝達軸に適用した一実施例を示
す。互いに平行に配設したエアーグラインダ、インパク
トレンチ等の動力工具その他の動力装置の動力伝達軸１
ａと動力伝達軸１ｂの間に動力伝達軸１ａから動力伝達
軸１ｂに回転駆動力を伝達する動力伝達用自在継手３を
介在する。このように、動力伝達用自在継手３を複数個
配設することにより、互いに平行に配設した動力伝達軸
の自在継手として用いることができる。なお、その他の
構成は、上記第１の実施例と同様であるので、詳細な説
明は省略する。
いに平行に配設した動力伝達軸に適用した一実施例を示
す。互いに平行に配設したエアーグラインダ、インパク
トレンチ等の動力工具その他の動力装置の動力伝達軸１
ａと動力伝達軸１ｂの間に動力伝達軸１ａから動力伝達
軸１ｂに回転駆動力を伝達する動力伝達用自在継手３を
介在する。このように、動力伝達用自在継手３を複数個
配設することにより、互いに平行に配設した動力伝達軸
の自在継手として用いることができる。なお、その他の
構成は、上記第１の実施例と同様であるので、詳細な説
明は省略する。
【００１７】図６は、上記動力伝達用自在継手をエアー
グラインダに適用した第１の実施例を示す。エアーグラ
インダＤは、駆動装置としてのエアーモータ６を備えた
本体部分７と作業工具としての砥石８を備えた作業機部
分９とを屈曲部を介して一体に連結し、エアーモータ６
の回転を動力伝達軸１ａ，１ｂを介して直接又は減速し
て砥石８に伝達する公知の機構を有するものである。エ
アーモータ６は、シリンダ内に複数枚の羽根を有するロ
ータを回転自在に支持し、レバー１０を操作することに
より、吸気孔から圧縮空気を導入し、ロータを回転する
ものである。
グラインダに適用した第１の実施例を示す。エアーグラ
インダＤは、駆動装置としてのエアーモータ６を備えた
本体部分７と作業工具としての砥石８を備えた作業機部
分９とを屈曲部を介して一体に連結し、エアーモータ６
の回転を動力伝達軸１ａ，１ｂを介して直接又は減速し
て砥石８に伝達する公知の機構を有するものである。エ
アーモータ６は、シリンダ内に複数枚の羽根を有するロ
ータを回転自在に支持し、レバー１０を操作することに
より、吸気孔から圧縮空気を導入し、ロータを回転する
ものである。
【００１８】直角に配設した動力装置の動力伝達軸１
ａ，１ｂを軸受２ａ，２ｂによりそれぞれ保持し、動力
伝達軸１ａと動力伝達軸１ｂの間に動力伝達軸１ａから
動力伝達軸１ｂに回転駆動力を伝達する動力伝達用自在
継手３を介在する。
ａ，１ｂを軸受２ａ，２ｂによりそれぞれ保持し、動力
伝達軸１ａと動力伝達軸１ｂの間に動力伝達軸１ａから
動力伝達軸１ｂに回転駆動力を伝達する動力伝達用自在
継手３を介在する。
【００１９】動力伝達用自在継手３は、一端に円断面正
多角形体Ａ，Ａを設け、他端にスプライン及びスプライ
ンと係合する溝を有するボスをそれぞれ設けた連結軸部
材４ａ，４ｂ及び連結軸部材４ａと連結軸部材４ｂを相
互に遠ざけるように付勢するばね４ｃからなる連結軸４
と、連結軸４の円断面正多角形体Ａが嵌入される正多角
柱形状の穴を有する嵌合体の外周面を円断面正多角形体
に形成したブシュ５ａ，５ｂと、ブシュ５ａ，５ｂのそ
れぞれの円断面正多角形体が嵌入される正多角柱形状の
穴を有する動力伝達軸１ａ，１ｂの端部に設けた嵌合体
Ｂとから構成される。なお、連結軸４を連結軸部材４
ａ，４ｂ及びばね４ｃから構成することにより、エアー
グラインダの構成部品の加工精度及び組立精度に融通性
を持たせることができる。
多角形体Ａ，Ａを設け、他端にスプライン及びスプライ
ンと係合する溝を有するボスをそれぞれ設けた連結軸部
材４ａ，４ｂ及び連結軸部材４ａと連結軸部材４ｂを相
互に遠ざけるように付勢するばね４ｃからなる連結軸４
と、連結軸４の円断面正多角形体Ａが嵌入される正多角
柱形状の穴を有する嵌合体の外周面を円断面正多角形体
に形成したブシュ５ａ，５ｂと、ブシュ５ａ，５ｂのそ
れぞれの円断面正多角形体が嵌入される正多角柱形状の
穴を有する動力伝達軸１ａ，１ｂの端部に設けた嵌合体
Ｂとから構成される。なお、連結軸４を連結軸部材４
ａ，４ｂ及びばね４ｃから構成することにより、エアー
グラインダの構成部品の加工精度及び組立精度に融通性
を持たせることができる。
【００２０】すなわち、本実施例においては、上記動力
伝達用自在継手の第１の実施例と同様、円断面正多角形
体Ａと、円断面正多角形体Ａが嵌入される正多角柱形状
の穴Ｃを有する嵌合体Ｂからなる動力伝達用自在継手を
４組組み合わせることにより動力伝達用自在継手３を構
成して、動力伝達軸１ａから、動力伝達軸１ａの端部に
形成した嵌合体Ｂ、ブシュ５ａ、連結軸４、ブシュ５
ｂ、動力伝達軸１ｂの端部に形成した嵌合体Ｂを介して
動力伝達軸１ｂに９０度の屈曲角度を以て回転駆動力を
伝達する。
伝達用自在継手の第１の実施例と同様、円断面正多角形
体Ａと、円断面正多角形体Ａが嵌入される正多角柱形状
の穴Ｃを有する嵌合体Ｂからなる動力伝達用自在継手を
４組組み合わせることにより動力伝達用自在継手３を構
成して、動力伝達軸１ａから、動力伝達軸１ａの端部に
形成した嵌合体Ｂ、ブシュ５ａ、連結軸４、ブシュ５
ｂ、動力伝達軸１ｂの端部に形成した嵌合体Ｂを介して
動力伝達軸１ｂに９０度の屈曲角度を以て回転駆動力を
伝達する。
【００２１】図７〜９は、上記動力伝達用自在継手をエ
アーグラインダに適用した第２の実施例を示す。エアー
グラインダＤは、駆動装置としてのエアーモータ６を備
えた本体部分７と作業工具としての砥石８を備えた作業
機部分９とを屈曲部Ｏを介して揺動自在に連結して形成
し、ねじ等の適宜な固定手段（図示せず）により本体部
分７と作業機部分９とを任意の角度、例えば、９０度
（図７）、４５度（図８）、０度（図９）に固定して使
用できるようにしたものである。なお、その他の構成
は、上記エアーグラインダの第１の実施例と同様である
ので詳細な説明は省略するが、本実施例においては、設
計上、屈曲部Ｏの揺動の中心位置が動力伝達用自在継手
３の揺動の中心位置と偏心して設けられているため、連
結軸４は、図６に示した、一端に円断面正多角形体Ａ，
Ａを設け、他端にスプライン及びスプラインと係合する
溝を有するボスをそれぞれ設けた連結軸部材４ａ，４ｂ
及び連結軸部材４ａと連結軸部材４ｂを相互に遠ざける
ように付勢するばね４ｃからなる連結軸４を用いてい
る。
アーグラインダに適用した第２の実施例を示す。エアー
グラインダＤは、駆動装置としてのエアーモータ６を備
えた本体部分７と作業工具としての砥石８を備えた作業
機部分９とを屈曲部Ｏを介して揺動自在に連結して形成
し、ねじ等の適宜な固定手段（図示せず）により本体部
分７と作業機部分９とを任意の角度、例えば、９０度
（図７）、４５度（図８）、０度（図９）に固定して使
用できるようにしたものである。なお、その他の構成
は、上記エアーグラインダの第１の実施例と同様である
ので詳細な説明は省略するが、本実施例においては、設
計上、屈曲部Ｏの揺動の中心位置が動力伝達用自在継手
３の揺動の中心位置と偏心して設けられているため、連
結軸４は、図６に示した、一端に円断面正多角形体Ａ，
Ａを設け、他端にスプライン及びスプラインと係合する
溝を有するボスをそれぞれ設けた連結軸部材４ａ，４ｂ
及び連結軸部材４ａと連結軸部材４ｂを相互に遠ざける
ように付勢するばね４ｃからなる連結軸４を用いてい
る。
【００２２】すなわち、本実施例においては、上記エア
ーグラインダの第１の実施例と同様、円断面正多角形体
Ａと、円断面正多角形体Ａが嵌入される正多角柱形状の
穴Ｃを有する嵌合体Ｂからなる動力伝達用自在継手を４
組組み合わせることにより動力伝達用自在継手３を構成
して、動力伝達軸１ａから、動力伝達軸１ａの端部に形
成した嵌合体Ｂ、ブシュ５ａ、連結軸４、ブシュ５ｂ、
動力伝達軸１ｂの端部に形成した嵌合体Ｂを介して動力
伝達軸１ｂに、０〜略９０度までの任意の屈曲角度を以
て回転駆動力を伝達する。
ーグラインダの第１の実施例と同様、円断面正多角形体
Ａと、円断面正多角形体Ａが嵌入される正多角柱形状の
穴Ｃを有する嵌合体Ｂからなる動力伝達用自在継手を４
組組み合わせることにより動力伝達用自在継手３を構成
して、動力伝達軸１ａから、動力伝達軸１ａの端部に形
成した嵌合体Ｂ、ブシュ５ａ、連結軸４、ブシュ５ｂ、
動力伝達軸１ｂの端部に形成した嵌合体Ｂを介して動力
伝達軸１ｂに、０〜略９０度までの任意の屈曲角度を以
て回転駆動力を伝達する。
【００２３】なお、上記２つの実施例は、本発明の動力
伝達用自在継手をエアーグラインダに適用した場合につ
いて説明したが、本発明の動力伝達用自在継手は、ドラ
イバ、インパクトレンチ等のねじ締機、ドリル等の動力
工具その他の動力装置の動力伝達軸に介在して用いる動
力伝達用自在継手に広く適用することができ、また、動
力装置の駆動装置もエアーモータに限らず、電機モータ
等にも適用することができる。
伝達用自在継手をエアーグラインダに適用した場合につ
いて説明したが、本発明の動力伝達用自在継手は、ドラ
イバ、インパクトレンチ等のねじ締機、ドリル等の動力
工具その他の動力装置の動力伝達軸に介在して用いる動
力伝達用自在継手に広く適用することができ、また、動
力装置の駆動装置もエアーモータに限らず、電機モータ
等にも適用することができる。
【００２４】
【発明の効果】本第１発明の動力伝達用自在継手によれ
ば、きわめて簡単な機構により、耐久性があり、コンパ
クト化が可能な動力伝達用自在継手を得ることができ
る。
ば、きわめて簡単な機構により、耐久性があり、コンパ
クト化が可能な動力伝達用自在継手を得ることができ
る。
【００２５】また、本第２発明の動力工具によれば、駆
動装置を備えた本体部分と作業工具を備えた作業機部分
との屈曲角度に合わせて動力伝達軸の屈曲角度を変更す
ることにより、駆動装置を備えた本体部分に対する作業
工具を備えた作業機部分の屈曲角度を任意の角度に設定
することができるとともに、耐久性があり、コンパクト
な動力工具を得ることができる。また、これによって、
動力工具の作業効率及び作業環境を向上することができ
る。
動装置を備えた本体部分と作業工具を備えた作業機部分
との屈曲角度に合わせて動力伝達軸の屈曲角度を変更す
ることにより、駆動装置を備えた本体部分に対する作業
工具を備えた作業機部分の屈曲角度を任意の角度に設定
することができるとともに、耐久性があり、コンパクト
な動力工具を得ることができる。また、これによって、
動力工具の作業効率及び作業環境を向上することができ
る。
【図１】本発明の動力伝達用自在継手の一実施例を示す
図である。
図である。
【図２】図１の動力伝達用自在継手の連結軸を示す図で
ある。
ある。
【図３】図１の動力伝達用自在継手のブシュを示す図で
ある。
ある。
【図４】図１の動力伝達用自在継手の動力伝達軸を示す
図である。
図である。
【図５】本発明の動力伝達用自在継手の一実施例を示す
図である。
図である。
【図６】本発明の動力伝達用自在継手を用いた動力工具
の一実施例を示す図である。
の一実施例を示す図である。
【図７】本発明の動力伝達用自在継手を用いた動力工具
の一使用態様を示す図である。
の一使用態様を示す図である。
【図８】本発明の動力伝達用自在継手を用いた動力工具
の一使用態様を示す図である。
の一使用態様を示す図である。
【図９】本発明の動力伝達用自在継手を用いた動力工具
の一使用態様を示す図である。
の一使用態様を示す図である。
１ａ，１ｂ 動力伝達軸 ２ａ，２ｂ 軸受 ３ 動力伝達用自在継手 ４ 連結軸 ５ａ，５ｂ ブシュ ６ エアーモータ ７ 本体部分 ８ 砥石 ９ 作業機部分 Ａ 円断面正多角形体 Ｂ 嵌合体 Ｃ 正多角柱形状の穴 Ｄ エアーグラインダ Ｏ 屈曲部
Claims (2)
- 【請求項１】 動力伝達軸に介在して用いる動力伝達用
自在継手において、円断面正多角形体と、該円断面正多
角形体が嵌入される正多角柱形状の穴を有する嵌合体か
らなることを特徴とする動力伝達用自在継手。 - 【請求項２】 駆動装置を備えた本体部分と作業工具を
備えた作業機部分とを屈曲部を介して揺動自在に連結し
て構成した動力工具の前記屈曲部の動力伝達軸に、円断
面正多角形体と、該円断面正多角形体が嵌入される正多
角柱形状の穴を有する嵌合体からなる動力伝達用自在継
手を介在してなることを特徴とする動力工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5250099A JPH0783243A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 動力伝達用自在継手及びその動力伝達用自在継手を用いた動力工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5250099A JPH0783243A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 動力伝達用自在継手及びその動力伝達用自在継手を用いた動力工具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0783243A true JPH0783243A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=17202807
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5250099A Pending JPH0783243A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | 動力伝達用自在継手及びその動力伝達用自在継手を用いた動力工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0783243A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013084554A1 (ja) * | 2011-12-06 | 2013-06-13 | 株式会社マキタ | 電動工具 |
| CN103307127A (zh) * | 2013-07-02 | 2013-09-18 | 中国航空动力机械研究所 | 轴连接装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0379815A (ja) * | 1989-08-22 | 1991-04-04 | Shin Nippon Tool Kk | 等速自在軸継手 |
-
1993
- 1993-09-10 JP JP5250099A patent/JPH0783243A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0379815A (ja) * | 1989-08-22 | 1991-04-04 | Shin Nippon Tool Kk | 等速自在軸継手 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013084554A1 (ja) * | 2011-12-06 | 2013-06-13 | 株式会社マキタ | 電動工具 |
| CN103307127A (zh) * | 2013-07-02 | 2013-09-18 | 中国航空动力机械研究所 | 轴连接装置 |
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