JPH0783224A - ロックボルトおよびロックナット - Google Patents
ロックボルトおよびロックナットInfo
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- JPH0783224A JPH0783224A JP33978393A JP33978393A JPH0783224A JP H0783224 A JPH0783224 A JP H0783224A JP 33978393 A JP33978393 A JP 33978393A JP 33978393 A JP33978393 A JP 33978393A JP H0783224 A JPH0783224 A JP H0783224A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はねじ山に十分な弾性力を付与するこ
とができ、十分な弛緩防止効果が得られるとともに、普
通のボルトなみに螺合作業を行なうことができる反復使
用可能なロックボルトを得るにある。 【構成】 ボルト本体と、このボルト本体のねじ山形成
部位に形成された両側面が円弧形状あるいは3個以上の
フランク角を有する形状に形成されたねじ山と、このね
じ山に形成された底部中央部に弧状の突起部あるいは円
弧状の底部を有するスリットとでロックボルトを構成し
ている。
とができ、十分な弛緩防止効果が得られるとともに、普
通のボルトなみに螺合作業を行なうことができる反復使
用可能なロックボルトを得るにある。 【構成】 ボルト本体と、このボルト本体のねじ山形成
部位に形成された両側面が円弧形状あるいは3個以上の
フランク角を有する形状に形成されたねじ山と、このね
じ山に形成された底部中央部に弧状の突起部あるいは円
弧状の底部を有するスリットとでロックボルトを構成し
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は弛緩防止用のスリットが
ねじ山に形成されたロックボルトおよびロックナットに
関する。
ねじ山に形成されたロックボルトおよびロックナットに
関する。
【0002】
【従来の技術】弛緩防止効果が得られるようにねじ山の
頂部から半径方向にクサビ状のスリットを形成されたロ
ックボルトの形状と、その機能については特願昭47−
117605号では、リブは不連続であり、断面は実質
的に四辺形であるため弾性変形が少なくカジリ事故やめ
り込み事故を発生せしめ、雌ねじ側面との摩擦磨耗しや
すく、弾性変形も局部的であり、セルフロック機能は低
いという欠点がある。特願昭52−131527号で
は、螺合開始時、ねじ山頂部角部が固定された螺合定位
置であり、ねじ山頂部角部の鋭角突起部位が螺合定位置
での線螺合は、あるため螺合途中からして、カジリ現象
が発生して雌ねじ側面螺合部位を連続的に傷つけ、めり
込み事故を発生せしめ、本来のねじ螺合の機能を果たせ
ないという欠点がある。また、螺合完了時も雌ねじ側面
との接触部が鋭角突起形状部位の固定位置による線螺合
のために、無理な状態でのねじ山側面の弾性変形が、金
属組織の時効硬化により、塑性変形に転じて応力拡散を
来してしまい、さらに、クサビ状のねじ山頂部から軸心
へのスリットは底部先端が2山ピッチを1山に塑性加工
転造によるため、シャープエッジ形状の形成となり、こ
のため弾性変形が起こりにくくなる障害となる欠点があ
り、螺合開始時および螺合途中にねじ山の弾性変形応力
がスリット底部先端に集中しヘァークラック事故や、軸
心に至る破断事故を発生せしめる恐れがある。このスリ
ットは、螺合開始時のねじ山頂部角部に特定された螺合
定位置点の抵抗が大なる場合は、弾性変形を起こす前
に、雌ねじ側面へのめり込み事故を起こす。従って、こ
のねじ山の形状とねじ山頂部のクサビ状スリット形状に
よる機能は、摩擦抵抗が大きすぎて見掛けトルク値は上
がるが、セルフロックの機能を果たせない欠点がある。
特願昭56−124652号では、特願昭52−131
527号を改善し、フランク角を2つに増やしてねじ山
先端部のカジリ現象の解消を計ったとされるが、2つの
フランク角の交差点角を螺合開始時から螺合完了時まで
の定位置点に特定固定されている点では特願昭52−1
31527号に比べて、何等改善は無く、むしろ、特定
され固定された定位置の線螺合する位置が軸心よりとな
るために、固定された定位置における点(立体的には固
定された定位置での線接触)での螺合では、弾性変形は
起こりにくく、螺合時の摩擦抵抗を非常に大きくして作
業性を悪くさせ、螺合部特定固定角部と雌ねじ側面とが
激しく摩擦磨耗を起こし、螺合完了時には、セルフロッ
クのトルク値は減衰を来しており、この効果は反復使用
には効果は期待できないという欠点がある。ねじ山頂部
のクサビ状スリットも改善されておらず、軸心方向に向
かっているクサビ状スリット先端はシャープエッジであ
り、ねじ山の弾性変形が起きにくくしている欠点と、螺
合時の無理なねじ山の弾性変形加重応力が、この底部ス
リット先端に集中してヘァークラック事故が発生しやす
く軸心に向かっての破断事故に至る欠点がある。こうし
た問題をはらんだ形状による機能は、セルフロック機能
を果たす形状としては欠点が多く改善策になりにくい。
頂部から半径方向にクサビ状のスリットを形成されたロ
ックボルトの形状と、その機能については特願昭47−
117605号では、リブは不連続であり、断面は実質
的に四辺形であるため弾性変形が少なくカジリ事故やめ
り込み事故を発生せしめ、雌ねじ側面との摩擦磨耗しや
すく、弾性変形も局部的であり、セルフロック機能は低
いという欠点がある。特願昭52−131527号で
は、螺合開始時、ねじ山頂部角部が固定された螺合定位
置であり、ねじ山頂部角部の鋭角突起部位が螺合定位置
での線螺合は、あるため螺合途中からして、カジリ現象
が発生して雌ねじ側面螺合部位を連続的に傷つけ、めり
込み事故を発生せしめ、本来のねじ螺合の機能を果たせ
ないという欠点がある。また、螺合完了時も雌ねじ側面
との接触部が鋭角突起形状部位の固定位置による線螺合
のために、無理な状態でのねじ山側面の弾性変形が、金
属組織の時効硬化により、塑性変形に転じて応力拡散を
来してしまい、さらに、クサビ状のねじ山頂部から軸心
へのスリットは底部先端が2山ピッチを1山に塑性加工
転造によるため、シャープエッジ形状の形成となり、こ
のため弾性変形が起こりにくくなる障害となる欠点があ
り、螺合開始時および螺合途中にねじ山の弾性変形応力
がスリット底部先端に集中しヘァークラック事故や、軸
心に至る破断事故を発生せしめる恐れがある。このスリ
ットは、螺合開始時のねじ山頂部角部に特定された螺合
定位置点の抵抗が大なる場合は、弾性変形を起こす前
に、雌ねじ側面へのめり込み事故を起こす。従って、こ
のねじ山の形状とねじ山頂部のクサビ状スリット形状に
よる機能は、摩擦抵抗が大きすぎて見掛けトルク値は上
がるが、セルフロックの機能を果たせない欠点がある。
特願昭56−124652号では、特願昭52−131
527号を改善し、フランク角を2つに増やしてねじ山
先端部のカジリ現象の解消を計ったとされるが、2つの
フランク角の交差点角を螺合開始時から螺合完了時まで
の定位置点に特定固定されている点では特願昭52−1
31527号に比べて、何等改善は無く、むしろ、特定
され固定された定位置の線螺合する位置が軸心よりとな
るために、固定された定位置における点(立体的には固
定された定位置での線接触)での螺合では、弾性変形は
起こりにくく、螺合時の摩擦抵抗を非常に大きくして作
業性を悪くさせ、螺合部特定固定角部と雌ねじ側面とが
激しく摩擦磨耗を起こし、螺合完了時には、セルフロッ
クのトルク値は減衰を来しており、この効果は反復使用
には効果は期待できないという欠点がある。ねじ山頂部
のクサビ状スリットも改善されておらず、軸心方向に向
かっているクサビ状スリット先端はシャープエッジであ
り、ねじ山の弾性変形が起きにくくしている欠点と、螺
合時の無理なねじ山の弾性変形加重応力が、この底部ス
リット先端に集中してヘァークラック事故が発生しやす
く軸心に向かっての破断事故に至る欠点がある。こうし
た問題をはらんだ形状による機能は、セルフロック機能
を果たす形状としては欠点が多く改善策になりにくい。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】このロックボルト
は、ねじ山の頂部から半径方向に形成するスリットはス
リットの幅の狭さと深さに対して切削加工することは到
底不可能に近く、また転造工法によって製造することも
考えられるが、スリットが狭く深いため、転造ダイスに
形成するスリット形成用凸部の耐久性が悪く、経済的に
転造することが不可能に近いという欠点があった。さら
に、スリットが形成されたねじ山の両側面は1個あるい
は2個のフランク角となっているため、ナットのねじ部
との側面が突起部位による特定固定された線接触状態と
なり、スリットが形成されたねじ山の弾性変形を起こし
にくく機能が偏りを起こしたり、塑性変形に転じたりし
て、拡散してロック効果や弛緩防止臨界値が低く、ある
いは特定固定突起部位での線接触とするための応力集中
の弊害が発生し、過大な抵抗値が作業性を悪くし、螺合
部位の極端な摩擦磨耗がロック効果を低くして損なった
り、またヘァークラックの発生や破断事故を惹起すると
いった、信頼性に欠けるという欠点があった。
は、ねじ山の頂部から半径方向に形成するスリットはス
リットの幅の狭さと深さに対して切削加工することは到
底不可能に近く、また転造工法によって製造することも
考えられるが、スリットが狭く深いため、転造ダイスに
形成するスリット形成用凸部の耐久性が悪く、経済的に
転造することが不可能に近いという欠点があった。さら
に、スリットが形成されたねじ山の両側面は1個あるい
は2個のフランク角となっているため、ナットのねじ部
との側面が突起部位による特定固定された線接触状態と
なり、スリットが形成されたねじ山の弾性変形を起こし
にくく機能が偏りを起こしたり、塑性変形に転じたりし
て、拡散してロック効果や弛緩防止臨界値が低く、ある
いは特定固定突起部位での線接触とするための応力集中
の弊害が発生し、過大な抵抗値が作業性を悪くし、螺合
部位の極端な摩擦磨耗がロック効果を低くして損なった
り、またヘァークラックの発生や破断事故を惹起すると
いった、信頼性に欠けるという欠点があった。
【0004】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
製造が容易で、十分な弛緩防止効果が得られ、何回でも
反復使用ができるロックボルトを提供することを目的と
している。
製造が容易で、十分な弛緩防止効果が得られ、何回でも
反復使用ができるロックボルトを提供することを目的と
している。
【0005】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は次の説明を添付図面と照し合せて読むと、よ
り完全に明らかになるであろう。ただし、図面はもっぱ
ら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定する
ものではない。
規な特徴は次の説明を添付図面と照し合せて読むと、よ
り完全に明らかになるであろう。ただし、図面はもっぱ
ら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定する
ものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明はボルト本体と、このボルト本体のねじ山形
成部位に形成された両側面が円弧形状または3個以上の
フランク角形状で、かつ、対象形状または非対象形状
で、通常のねじ山よりも低い形状のねじ山と、このねじ
山に形成された底部中央部に弧状の突起部または円弧状
の底部を有するスリットとでロックボルトを構成してい
る。
に、本発明はボルト本体と、このボルト本体のねじ山形
成部位に形成された両側面が円弧形状または3個以上の
フランク角形状で、かつ、対象形状または非対象形状
で、通常のねじ山よりも低い形状のねじ山と、このねじ
山に形成された底部中央部に弧状の突起部または円弧状
の底部を有するスリットとでロックボルトを構成してい
る。
【0007】上記のように構成されたロックボルトは、
通常ねじ山よりも低く形成されており、このねじ山に形
成された底部中央部に弧状の突起部、あるいは円弧状の
底部を有するスリットが形成されているので、十分な弾
性をねじ山に付与することができるとともに、ねじ山の
両側面が円弧形状に形成されているため、螺合されるナ
ットのねじ山と任意の位置で線接触するため、あるいは
ねじ山の両側面が3個以上のフランク角を持つ形状に形
成され、このフランク角のうちの2番目に鋭角であるフ
ランク角の側面部位が螺合されるナットのねじ山側面に
一部面接触するため、スム―ズに螺合させることができ
る。
通常ねじ山よりも低く形成されており、このねじ山に形
成された底部中央部に弧状の突起部、あるいは円弧状の
底部を有するスリットが形成されているので、十分な弾
性をねじ山に付与することができるとともに、ねじ山の
両側面が円弧形状に形成されているため、螺合されるナ
ットのねじ山と任意の位置で線接触するため、あるいは
ねじ山の両側面が3個以上のフランク角を持つ形状に形
成され、このフランク角のうちの2番目に鋭角であるフ
ランク角の側面部位が螺合されるナットのねじ山側面に
一部面接触するため、スム―ズに螺合させることができ
る。
【0008】
【本発明の実施例】以下、図面に示す実施例により、本
発明を詳細に説明する。
発明を詳細に説明する。
【0009】図1ないし図12の本発明の第1の実施例
において、1はロックボルト製造用転造ダイスで成型さ
れた本発明のロックボルトで、このロックボルト1はロ
ックボルトねじ山2が形成されたねじ部3と、このねじ
部3の一端部に一体成型された六角形状の頭部4とから
構成されている。
において、1はロックボルト製造用転造ダイスで成型さ
れた本発明のロックボルトで、このロックボルト1はロ
ックボルトねじ山2が形成されたねじ部3と、このねじ
部3の一端部に一体成型された六角形状の頭部4とから
構成されている。
【0010】前記ロックボルトねじ山2は、図4および
図5に示すように両側面が3個以上、本実施例では4個
の異なるフランク角5、6、7、8となるように形成さ
れた山部9、9と、この山部9、9の頂部より半径方向
に底部中央部に弧状の突起部10を有するスリット11
が形成されている。
図5に示すように両側面が3個以上、本実施例では4個
の異なるフランク角5、6、7、8となるように形成さ
れた山部9、9と、この山部9、9の頂部より半径方向
に底部中央部に弧状の突起部10を有するスリット11
が形成されている。
【0011】上記のように構成されたロックボルト1
は、図5に示すようにナット40のねじ山40aにロッ
クボルトねじ山2が弾性力が付与された状態で螺合され
る。また、このようなロックボルト1は、図6に示すロ
ックボルト製造用転造ダイス12を用いて製造される。
は、図5に示すようにナット40のねじ山40aにロッ
クボルトねじ山2が弾性力が付与された状態で螺合され
る。また、このようなロックボルト1は、図6に示すロ
ックボルト製造用転造ダイス12を用いて製造される。
【0012】前記ロックボルト製造用転造ダイス12
は、平型転造機械13の固定台14と可動台15とにそ
れぞれ固定されるほぼ同一形状の一対の転造用ダイス1
6、16で構成され、この一対の転造用ダイス16、1
6は図7ないし図11に示すように平板状の転造用ダイ
ス本体17と、この転造用ダイス本体17の上流部寄り
の部位に形成された図7に示すようにボルト本体18の
ねじ山形成部位18aにねじ山を形成するための中央部
に小さな突起部10aを形成するための小さな凹部1
9、この小さな突起部10aの両側部に対称の大きな突
起部9a、9aを形成するための大きな凹部20、20
および、この大きな突起9a、9aの両側部に第1の条
溝21a、21aを形成するための第1の条溝部形成部
21、21を有する第1の成型部25と、前記転造用ダ
イス本体17の下流部寄りの部位に形成された、前記第
1の成型部25で成型された大きな突起部9a、9aを
スリット11を有する外側面に4個の異なるフランク角
5、6、7、8が形成されるロックねじ山2の山部9、
9に形成するためのロックねじ山形成部26、26、小
さな突起部10aをスリット11の底部中央の弧状の突
起部10に形成する突起部形成部27および、第1の条
溝21a、21aをロックねじ山の溝部2a、2aに形
成するロックねじ山の溝部形成部28、28とからなる
第2の成型部29と、前記第1の成型部25の下流部と
前記第2の成型部29の上流部との間の前記転造ダイス
本体17に形成された大きな凹部20、20をロックね
じ山形成部26、26に接続する接続条溝30A、小さ
な凹部19を突起部形成部27に接続する接続条溝30
B、第1の条溝21a、21aをロックねじ山の溝部形
成部28、28に接続する接続条山30Cが形成された
接続部30とから構成されている。
は、平型転造機械13の固定台14と可動台15とにそ
れぞれ固定されるほぼ同一形状の一対の転造用ダイス1
6、16で構成され、この一対の転造用ダイス16、1
6は図7ないし図11に示すように平板状の転造用ダイ
ス本体17と、この転造用ダイス本体17の上流部寄り
の部位に形成された図7に示すようにボルト本体18の
ねじ山形成部位18aにねじ山を形成するための中央部
に小さな突起部10aを形成するための小さな凹部1
9、この小さな突起部10aの両側部に対称の大きな突
起部9a、9aを形成するための大きな凹部20、20
および、この大きな突起9a、9aの両側部に第1の条
溝21a、21aを形成するための第1の条溝部形成部
21、21を有する第1の成型部25と、前記転造用ダ
イス本体17の下流部寄りの部位に形成された、前記第
1の成型部25で成型された大きな突起部9a、9aを
スリット11を有する外側面に4個の異なるフランク角
5、6、7、8が形成されるロックねじ山2の山部9、
9に形成するためのロックねじ山形成部26、26、小
さな突起部10aをスリット11の底部中央の弧状の突
起部10に形成する突起部形成部27および、第1の条
溝21a、21aをロックねじ山の溝部2a、2aに形
成するロックねじ山の溝部形成部28、28とからなる
第2の成型部29と、前記第1の成型部25の下流部と
前記第2の成型部29の上流部との間の前記転造ダイス
本体17に形成された大きな凹部20、20をロックね
じ山形成部26、26に接続する接続条溝30A、小さ
な凹部19を突起部形成部27に接続する接続条溝30
B、第1の条溝21a、21aをロックねじ山の溝部形
成部28、28に接続する接続条山30Cが形成された
接続部30とから構成されている。
【0013】
【本発明の異なる実施例】次に図13ないし図51に示
す本発明の異なる実施例につき説明する。なお、これら
の本発明の異なる実施例の説明に当って、前記本発明の
第1の実施例と同一構成部分には同一符号を付して重複
する説明を省略する。
す本発明の異なる実施例につき説明する。なお、これら
の本発明の異なる実施例の説明に当って、前記本発明の
第1の実施例と同一構成部分には同一符号を付して重複
する説明を省略する。
【0014】図13ないし図15の本発明の第2の実施
例において、前記本発明の第1の実施例と主に異なる点
は、ロックボルトねじ山2Aの山部9、9の外側面を3
個のフランク角5、6、7に形成した点で、このように
形成されたロックボルト1Aにしても前記本発明の第1
の実施例と同様な作用効果が得られる。
例において、前記本発明の第1の実施例と主に異なる点
は、ロックボルトねじ山2Aの山部9、9の外側面を3
個のフランク角5、6、7に形成した点で、このように
形成されたロックボルト1Aにしても前記本発明の第1
の実施例と同様な作用効果が得られる。
【0015】図16ないし図18の本発明の第3の実施
例において、前記本発明の第1の実施例と主に異なる点
は、ロックボルトねじ山2Bのスリット11Aの底部を
弧状に形成した点で、このように形成されたロックボル
ト1Bにしても前記本発明の第1の実施例と同様な作用
効果が得られる。なお、本実施例において、ロックボル
トねじ山2Bの両側面を円弧形状に形成してもよい。
例において、前記本発明の第1の実施例と主に異なる点
は、ロックボルトねじ山2Bのスリット11Aの底部を
弧状に形成した点で、このように形成されたロックボル
ト1Bにしても前記本発明の第1の実施例と同様な作用
効果が得られる。なお、本実施例において、ロックボル
トねじ山2Bの両側面を円弧形状に形成してもよい。
【0016】図19ないし図21の本発明の第4の実施
例において、前記本発明の第1の実施例と主に異なる点
は、ロックボルトねじ山2が形成されたねじ部3の上端
部に六角形状のレンチ挿入凹部31を形成した頭部32
を形成した点で、このようにロックボルト形状のロック
ボルト1Cにしても前記本発明の第1の実施例と同様な
作用効果が得られる。なお、本実施例において、ロック
ボルトねじ山2の両側面を円弧形状に形成してもよい。
例において、前記本発明の第1の実施例と主に異なる点
は、ロックボルトねじ山2が形成されたねじ部3の上端
部に六角形状のレンチ挿入凹部31を形成した頭部32
を形成した点で、このようにロックボルト形状のロック
ボルト1Cにしても前記本発明の第1の実施例と同様な
作用効果が得られる。なお、本実施例において、ロック
ボルトねじ山2の両側面を円弧形状に形成してもよい。
【0017】図22ないし図24の本発明の第5の実施
例において、前記本発明の第1の実施例と主に異なる点
は、中央部に六角形状の鍔33が形成され、両端部にロ
ックボルトねじ山2、2が形成されたねじ部3、3を形
成した点で、このようにスタッドボルト形状のロックボ
ルト1Dにしてもよい。なお、本実施例において、ロッ
クボルトねじ山2の両側面を円弧形状に形成してもよ
い。
例において、前記本発明の第1の実施例と主に異なる点
は、中央部に六角形状の鍔33が形成され、両端部にロ
ックボルトねじ山2、2が形成されたねじ部3、3を形
成した点で、このようにスタッドボルト形状のロックボ
ルト1Dにしてもよい。なお、本実施例において、ロッ
クボルトねじ山2の両側面を円弧形状に形成してもよ
い。
【0018】図25ないし図26の本発明の第6の実施
例において、前記本発明の第1の実施例と主に異なる点
は、ロックボルトねじ山2が形成されたねじ部3の対応
する部位に軸心方向の溝部34、34を形成した点で、
このように形成されたロックボルト1Eにしても、前記
本発明の第1の実施例と同様な作用効果が得られる。な
お、本実施例において、ロックボルトねじ山2の両側面
を円弧形状に形成してもよい。
例において、前記本発明の第1の実施例と主に異なる点
は、ロックボルトねじ山2が形成されたねじ部3の対応
する部位に軸心方向の溝部34、34を形成した点で、
このように形成されたロックボルト1Eにしても、前記
本発明の第1の実施例と同様な作用効果が得られる。な
お、本実施例において、ロックボルトねじ山2の両側面
を円弧形状に形成してもよい。
【0019】図27ないし図29の本発明の第7の実施
例において、前記本発明の第1の実施例と主に異なる点
は、ねじ部3の先端部に普通のねじ山35を形成すると
ともに、この普通のねじ山35に連続するようにねじ部
3の先端部を除く部位にロックボルトねじ山2を形成し
た点で、このように形成したロックボルト1Fにするこ
とにより、初めの螺合作業を容易に行なうことができ
る。なお、本実施例において、ロックボルトねじ山2の
両側面を円弧形状に形成してもよい。
例において、前記本発明の第1の実施例と主に異なる点
は、ねじ部3の先端部に普通のねじ山35を形成すると
ともに、この普通のねじ山35に連続するようにねじ部
3の先端部を除く部位にロックボルトねじ山2を形成し
た点で、このように形成したロックボルト1Fにするこ
とにより、初めの螺合作業を容易に行なうことができ
る。なお、本実施例において、ロックボルトねじ山2の
両側面を円弧形状に形成してもよい。
【0020】図30ないし図37の本発明の第8の実施
例において、前記本発明の第1の実施例と主に異なる点
は、ねじ部3に1ピッチ毎に普通のねじ山35とロック
ボルトねじ山2を形成した点で、このように形成したロ
ックボルト1Gにしても同様な作用効果が得られる。な
お、本実施例において、ロックボルトねじ山2の両側面
を円弧形状に形成してもよい。
例において、前記本発明の第1の実施例と主に異なる点
は、ねじ部3に1ピッチ毎に普通のねじ山35とロック
ボルトねじ山2を形成した点で、このように形成したロ
ックボルト1Gにしても同様な作用効果が得られる。な
お、本実施例において、ロックボルトねじ山2の両側面
を円弧形状に形成してもよい。
【0021】なお、このロックボルト1Gは図33ない
し図37に示すように第1の成型部25Aに低い平坦部
19Aと、この低い平坦部19Aの両端部に大きな凹部
4A、4Aと、この大きな凹部4A、4Aの両端部に普
通のねじ山35を形成するためのさらに大きな凹部35
A、35Aを形成し、第2の成型部29Aでロックねじ
山2と、普通のねじ山35を成形する山部形成部37、
37を形成した転造ダイス16Aを用いて製造すること
ができる。なお、38、39は第1の成型部25Aと接
続部30との間と、接続部30と第2の成型部29Aと
の間とに形成したスプライン溝である。
し図37に示すように第1の成型部25Aに低い平坦部
19Aと、この低い平坦部19Aの両端部に大きな凹部
4A、4Aと、この大きな凹部4A、4Aの両端部に普
通のねじ山35を形成するためのさらに大きな凹部35
A、35Aを形成し、第2の成型部29Aでロックねじ
山2と、普通のねじ山35を成形する山部形成部37、
37を形成した転造ダイス16Aを用いて製造すること
ができる。なお、38、39は第1の成型部25Aと接
続部30との間と、接続部30と第2の成型部29Aと
の間とに形成したスプライン溝である。
【0022】図38および図39の本発明の第9の実施
例において、前記本発明の第6の実施例と主に異なる点
は、ねじ部3の軸芯方向に十字の切欠溝34Aを形成し
た点で、このように形成されたロックボルト1Hにして
も、前記本発明の第6の実施例と同様な作用効果が得ら
れる。なお、本実施例において、ロックボルトねじ山2
の両側面を円弧形状に形成してもよい。
例において、前記本発明の第6の実施例と主に異なる点
は、ねじ部3の軸芯方向に十字の切欠溝34Aを形成し
た点で、このように形成されたロックボルト1Hにして
も、前記本発明の第6の実施例と同様な作用効果が得ら
れる。なお、本実施例において、ロックボルトねじ山2
の両側面を円弧形状に形成してもよい。
【0023】図40および図41の本発明の第10の実
施例において、前記本発明の第6の実施例と主に異なる
点は、ねじ部3のロックボルトねじ山2Cを大きな山部
9と、小さな山部9Aとで形成するとともに、ねじ部3
の軸芯方向に十字の切欠溝34Aを形成した点で、この
ように形成されたロックボルト1Iにしても、前記本発
明の第6の実施例と同様な作用効果が得られる。なお、
本実施例において、ロックボルトねじ山2Cの両側面を
円弧形状に形成してもよい。
施例において、前記本発明の第6の実施例と主に異なる
点は、ねじ部3のロックボルトねじ山2Cを大きな山部
9と、小さな山部9Aとで形成するとともに、ねじ部3
の軸芯方向に十字の切欠溝34Aを形成した点で、この
ように形成されたロックボルト1Iにしても、前記本発
明の第6の実施例と同様な作用効果が得られる。なお、
本実施例において、ロックボルトねじ山2Cの両側面を
円弧形状に形成してもよい。
【0024】なお、ねじ部3の軸芯方向に十字の切欠溝
34Aを形成しないロックボルトねじ山2Cを形成した
ロックボルトにしても良い。
34Aを形成しないロックボルトねじ山2Cを形成した
ロックボルトにしても良い。
【0025】図42ないし図49の本発明の第11の実
施例において、前記本発明の第1の実施例と主に異なる
点は、ねじ部3のロックボルトねじ山2Dを両側面が円
弧形状のねじ山9B、9Bに形成した点で、このように
ロックボルトねじ山2Dを形成したロックボルト1Jは
ナットのねじ部と任意の位置で線接触するため、スム―
ズに螺合させることができる。
施例において、前記本発明の第1の実施例と主に異なる
点は、ねじ部3のロックボルトねじ山2Dを両側面が円
弧形状のねじ山9B、9Bに形成した点で、このように
ロックボルトねじ山2Dを形成したロックボルト1Jは
ナットのねじ部と任意の位置で線接触するため、スム―
ズに螺合させることができる。
【0026】このように形成されるロックボルト1Jは
図45ないし図49に示す第2の成型部29Aで円弧形
状のねじ山9B、9Bを形成するロックねじ山形成部2
6Aが形成された転造ダイス16Bを用いて製造され
る。
図45ないし図49に示す第2の成型部29Aで円弧形
状のねじ山9B、9Bを形成するロックねじ山形成部2
6Aが形成された転造ダイス16Bを用いて製造され
る。
【0027】なお、前記本発明の各実施例ではロックボ
ルトをロックボルト製造用転造ダイスを用いて製造する
ものについて説明したが、本発明はこれに限らず、冷間
金型塑性加工法、温間プレス塑性加工法、熱間金型塑性
鍛造法、射出成型法、メタルインジェクション法、切削
加工法、金型鋳造法、ロストワックス鋳造法のいずれで
も製造することができる。
ルトをロックボルト製造用転造ダイスを用いて製造する
ものについて説明したが、本発明はこれに限らず、冷間
金型塑性加工法、温間プレス塑性加工法、熱間金型塑性
鍛造法、射出成型法、メタルインジェクション法、切削
加工法、金型鋳造法、ロストワックス鋳造法のいずれで
も製造することができる。
【0028】また、前記本発明の各実施例では平型転造
ダイスを用いるものについて説明したが、本発明はこれ
に限らず、ロ―タリ―転造ダイス、セグメントダイス、
丸型形状ダイス、コンポ―ネントダイス、アタッチメン
トダイスにも同様に使用することができる。
ダイスを用いるものについて説明したが、本発明はこれ
に限らず、ロ―タリ―転造ダイス、セグメントダイス、
丸型形状ダイス、コンポ―ネントダイス、アタッチメン
トダイスにも同様に使用することができる。
【0029】図50および図51の本発明の第12の実
施例はナット本体40と、このナット本体40の雌ねじ
形成部位に形成された両側面が円弧形状で、通常の雌ね
じ山よりも低い高さの雌ねじ山41と、この雌ねじ山4
1に形成された底部中央部に弧状の突起部42を有する
スリット43とでロックナット44を形成した点で、こ
のように形成されたロックナット44と普通のボルト4
5とを用いて螺合させても、十分な弛緩防止効果が得ら
れる。
施例はナット本体40と、このナット本体40の雌ねじ
形成部位に形成された両側面が円弧形状で、通常の雌ね
じ山よりも低い高さの雌ねじ山41と、この雌ねじ山4
1に形成された底部中央部に弧状の突起部42を有する
スリット43とでロックナット44を形成した点で、こ
のように形成されたロックナット44と普通のボルト4
5とを用いて螺合させても、十分な弛緩防止効果が得ら
れる。
【0030】以上の説明から明らかなように、本発明に
あっては次に列挙する効果が得られる。
あっては次に列挙する効果が得られる。
【0031】(1)ボルト本体と、このボルト本体のね
じ山形成部位に形成された両側面が円弧形状のねじ山
と、このねじ山に形成された底部中央部に弧状の突起部
を有するスリットとで構成されているので、ねじ山に十
分な弾性力を付与することができるとともに、ナットの
ねじ山と任意の位置で線接触する。したがって、十分な
弛緩防止効果が得られる。
じ山形成部位に形成された両側面が円弧形状のねじ山
と、このねじ山に形成された底部中央部に弧状の突起部
を有するスリットとで構成されているので、ねじ山に十
分な弾性力を付与することができるとともに、ナットの
ねじ山と任意の位置で線接触する。したがって、十分な
弛緩防止効果が得られる。
【0032】(2)前記(1)によって、ナットのねじ
山の一部と線接触し、従来と比べ接触面積が小さいの
で、螺合作業を普通のボルトなみに行なうことができ
る。
山の一部と線接触し、従来と比べ接触面積が小さいの
で、螺合作業を普通のボルトなみに行なうことができ
る。
【0033】(3)前記(1)によって、ロックボルト
ねじ山の弾性領域が従来と比べ大きくできるので、常時
弾性領域での使用が可能で、ロック効果がほとんど減衰
することなく、何度でも反復使用することができる。
ねじ山の弾性領域が従来と比べ大きくできるので、常時
弾性領域での使用が可能で、ロック効果がほとんど減衰
することなく、何度でも反復使用することができる。
【0034】(4)請求項2〜12も前記(1)〜
(3)と同様な効果が得られる。
(3)と同様な効果が得られる。
【0035】(5)請求項13も十分な弛緩防止効果が
得られる。
得られる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す正面図。
【図2】本発明の第1の実施例を示す平面図。
【図3】本発明の第1の実施例を示す底面図。
【図4】ロックボルトねじ山の自然状態の説明図。
【図5】ロックボルトねじ山の螺合状態の説明図。
【図6】ロックボルトの製造工程の説明図。
【図7】ロックボルトの製造状態の説明図。
【図8ないし図12】転造ダイスの説明図。
【図13ないし図15】本発明の第2の実施例を示す説
明図。
明図。
【図16ないし図18】本発明の第3の実施例を示す説
明図。
明図。
【図19ないし図21】本発明の第4の実施例を示す説
明図。
明図。
【図22ないし図24】本発明の第5の実施例を示す説
明図。
明図。
【図25および図26】本発明の第6の実施例を示す説
明図。
明図。
【図27ないし図29】本発明の第7の実施例を示す説
明図。
明図。
【図30ないし図37】本発明の第8の実施例を示す説
明図。
明図。
【図38および図39】本発明の第9の実施例を示す説
明図。
明図。
【図40および図41】本発明の第10の実施例を示す
説明図。
説明図。
【図42ないし図49】本発明の第11の実施例を示す
説明図。
説明図。
【図50および図51】本発明の第12の実施例を示す
説明図。
説明図。
1、1A〜1G:ロックボルト、2、2A、2B、2
C、2D:ロックボルトねじ山、3:ねじ部、
4:頭部、5、6、7、8:フランク
角、 9、9A、9B:山部、10:突起部、
11、11A:スリット、12:ロッ
クボルト製造用転造ダイス、13:平型転造機械、
14:固定台、15:可動台、
16、16A、16B:転造ダイス、17:転
造用ダイス本体、 18:ボルト本体、19:
小さな凹部、 20:大きな凹部、2
1:第1の条溝形成部、 25:第1の成型
部、26、26A:ロックねじ山形成部、27:突起形
成部、28:ロックねじ山の溝部形成部 29、29
A:第2の成型部、30:接続部、
30A:接続条溝、30B:接続条溝、
30C:接続条山、31:レンチ挿入凹部、
32:頭部、33:鍔、
34:溝部、35:普通のねじ山、 3
8:スプライン溝、39:スプライン溝、
40:ナット本体、41:雌ねじ山、
42:突起部、43:スリット、
44:ロックナット。
C、2D:ロックボルトねじ山、3:ねじ部、
4:頭部、5、6、7、8:フランク
角、 9、9A、9B:山部、10:突起部、
11、11A:スリット、12:ロッ
クボルト製造用転造ダイス、13:平型転造機械、
14:固定台、15:可動台、
16、16A、16B:転造ダイス、17:転
造用ダイス本体、 18:ボルト本体、19:
小さな凹部、 20:大きな凹部、2
1:第1の条溝形成部、 25:第1の成型
部、26、26A:ロックねじ山形成部、27:突起形
成部、28:ロックねじ山の溝部形成部 29、29
A:第2の成型部、30:接続部、
30A:接続条溝、30B:接続条溝、
30C:接続条山、31:レンチ挿入凹部、
32:頭部、33:鍔、
34:溝部、35:普通のねじ山、 3
8:スプライン溝、39:スプライン溝、
40:ナット本体、41:雌ねじ山、
42:突起部、43:スリット、
44:ロックナット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤好巨介 神奈川県横浜市瀬谷区瀬谷6−20−4株式 会社ジャスティー内 (72)発明者 藤好克聡 神奈川県横浜市瀬谷区瀬谷6−20−4株式 会社ジャスティー内
Claims (13)
- 【請求項1】 ボルト本体と、このボルト本体のねじ山
形成部位に形成された両側面が円弧形状のねじ山と、こ
のねじ山に形成された底部中央部に弧状の突起部を有す
るスリットとからなることを特徴とするロックボルト。 - 【請求項2】 ボルト本体と、このボルト本体のねじ山
形成部位に形成された両側面が円弧形状あるいは3個以
上の異なるフランク角となるねじ山と、このねじ山に形
成された底部中央部に弧状の突起部を有するスリットと
からなることを特徴とするロックボルト。 - 【請求項3】 ボルト本体と、このボルト本体のねじ山
形成部位に形成された両側面の傾斜角度が異なるねじ山
と、このねじ山に形成された底面中央に弧状の突起を有
するスリットとからなることを特徴とするロックボル
ト。 - 【請求項4】 ボルト本体と、このボルト本体のねじ山
形成部位に形成された両側面から3個以上の異なるフラ
ンク角となるねじ山と、このねじ山に形成された底部中
央に弧状の突起部を有するスリットと、前記ボルト本体
のねじ山部に該ボルト本体の対向する軸心方向に形成さ
れた一対の溝部とからなることを特徴とするロックボル
ト。 - 【請求項5】 ボルト本体と、このボルト本体のねじ山
形成部位に形成されたねじ山と、このねじ山に所定間隔
で形成された複数個の底部中央部が弧状のスリットとか
らなることを特徴とするロックボルト。 - 【請求項6】 ボルト本体と、このボルト本体のねじ山
形成部位に形成された両側面が円弧形状あるいは3個以
上の異なるフランク角となるねじ山と、このねじ山の先
端部を除く部位に形成された底部中央部が弧状のスリッ
トとからなることを特徴とするロックボルト。 - 【請求項7】 ボルト本体と、このボルト本体のねじ山
形成部位に形成された両側面が円弧形状で、通常のねじ
山よりも低い高さのねじ山と、このねじ山に形成された
底部中央部に弧状の突起部を有するスリットとからなる
ことを特徴とするロックボルト。 - 【請求項8】 ボルト本体と、このボルト本体のねじ山
形成部位に形成された両側面が円弧形状あるいは3個以
上の異なるフランク角と、このフランク角のうち最も鈍
角が位置するねじ山の高さが通常のねじ山の高さよりも
低く、またこのフランク角のうち2番目に鋭角のフラン
ク角の一部分部位が、螺合時に弾性変形により、雌ねじ
のフランク角に同調して同角度の面接触螺合となるねじ
山と、このねじ山に形成された底部中央部に弧状の突起
部あるいは円弧状の底部を有するスリットとからなるこ
とを特徴とするロックボルト。 - 【請求項9】 ボルト本体と、このボルト本体のねじ山
形成部位に形成された両側面のねじ山の高さが通常のね
じ山よりも低く、かつ傾斜角と両側面の高さが異なるね
じ山と、このねじ山に形成された底部中央に弧状の突起
を有するスリットとからなることを特徴とするロックボ
ルト。 - 【請求項10】 ボルト本体と、このボルト本体のねじ
山形成部位に形成された両側面からなる対象あるいは非
対象の円弧形状あるいは3個以上の異なるフランク角と
なるねじ山と、このねじ山に形成された底部中央に弧状
の突起部を有するスリットと、前記ボルト本体のねじ山
部に該ボルト本体の対向する軸心方向に形成された一対
以上の溝部とからなり、これらのねじ山より高い通常の
ねじ山を螺合開始部に形状形成することを特徴とするロ
ックボルト。 - 【請求項11】 ボルト本体と、このボルト本体のねじ
山形成部位に形成された螺合開始部に複数個のねじ山あ
るいは所定間隔で形成されたねじ山と、このねじ山に連
続的もしくは所定間隔で形成された前記ねじ山よりも高
さが低く形成された複数個の底部中央部が弧状のスリッ
トとからなることを特徴とするロックボルト。 - 【請求項12】 ボルト本体と、このボルト本体のねじ
山形成部位に形成された両側面が対象形状あるいは非対
象形状のねじ山で、この高さが通常のねじ山よりも低
く、円弧形状あるいは3個以上の異なるフランク角とな
るねじ山と、このねじ山の先端部を除く部位に形成され
た底部中央部が弧状のスリットと、前記ボルト本体のね
じ山に該ボルト本体の対向する軸心方向に形成された一
対以上の溝部とからなることを特徴とするロックボル
ト。 - 【請求項13】 ナット本体と、このナット本体の雌ね
じ形成部位に形成された両側面が円弧形状で、通常の雌
ねじ山よりも低い高さの雌ねじ山と、この雌ねじ山に形
成された底部中央部に弧状の突起部を有するスリットと
からなることを特徴とするロックナット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33978393A JPH0783224A (ja) | 1993-07-23 | 1993-12-06 | ロックボルトおよびロックナット |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20279293 | 1993-07-23 | ||
JP5-202792 | 1993-07-23 | ||
JP33978393A JPH0783224A (ja) | 1993-07-23 | 1993-12-06 | ロックボルトおよびロックナット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0783224A true JPH0783224A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=26513569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33978393A Pending JPH0783224A (ja) | 1993-07-23 | 1993-12-06 | ロックボルトおよびロックナット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0783224A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999008009A1 (fr) * | 1997-08-06 | 1999-02-18 | The Holistic Environment Creators Co., Ltd. | Vis autoblocante et son procede de fabrication |
EP1193408A1 (en) * | 2000-10-02 | 2002-04-03 | Ishimori, Yusaku | Screw member |
JP2009097721A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-05-07 | Nitto Seiko Co Ltd | ねじ部品におけるねじ山 |
JPWO2015155803A1 (ja) * | 2014-04-09 | 2017-04-13 | 種市 薫 | 釘 |
DE102017201825A1 (de) | 2017-02-06 | 2018-08-09 | Mahle International Gmbh | Ablassschraube zum dichten Verschließen einer Ausnehmung und Verschraubungsanordnung zum dichten Verschrauben |
WO2019039627A1 (ko) * | 2017-08-23 | 2019-02-28 | 한동렬 | 나사산구조물, 나사산구조물이 형성된 볼트 및 너트 |
EP3453900A4 (en) * | 2016-06-06 | 2019-05-01 | Aoyama Seisakusho Co., Ltd. | BOLT |
-
1993
- 1993-12-06 JP JP33978393A patent/JPH0783224A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1108889C (zh) * | 1997-08-06 | 2003-05-21 | 株式会社综合环境开发 | 自锁螺丝的制造方法 |
US6216510B1 (en) | 1997-08-06 | 2001-04-17 | The Holistic Environment Creators Co., Ltd. | Method of producing self-lock screw |
WO1999008009A1 (fr) * | 1997-08-06 | 1999-02-18 | The Holistic Environment Creators Co., Ltd. | Vis autoblocante et son procede de fabrication |
KR100816216B1 (ko) * | 2000-10-02 | 2008-03-21 | 이시모리 유사쿠 | 나사부재 |
US6514025B2 (en) | 2000-10-02 | 2003-02-04 | Yusaku Ishimori | Screw member with elastically deformable features |
US6860690B2 (en) | 2000-10-02 | 2005-03-01 | Tetsuya Watanabe | Screw member with biting features |
EP1193408A1 (en) * | 2000-10-02 | 2002-04-03 | Ishimori, Yusaku | Screw member |
JP2009097721A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-05-07 | Nitto Seiko Co Ltd | ねじ部品におけるねじ山 |
JPWO2015155803A1 (ja) * | 2014-04-09 | 2017-04-13 | 種市 薫 | 釘 |
EP3453900A4 (en) * | 2016-06-06 | 2019-05-01 | Aoyama Seisakusho Co., Ltd. | BOLT |
DE102017201825A1 (de) | 2017-02-06 | 2018-08-09 | Mahle International Gmbh | Ablassschraube zum dichten Verschließen einer Ausnehmung und Verschraubungsanordnung zum dichten Verschrauben |
WO2019039627A1 (ko) * | 2017-08-23 | 2019-02-28 | 한동렬 | 나사산구조물, 나사산구조물이 형성된 볼트 및 너트 |
KR20190022328A (ko) * | 2017-08-23 | 2019-03-06 | 한동렬 | 나사산구조물, 나사산구조물이 형성된 볼트 및 너트 |
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