JP5269431B2 - タッピンねじ - Google Patents

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Description

本発明は、ねじ自身でねじ立てができる締結用ねじ、すなわちタッピンねじに関する。
従来の通常のタッピンねじにおいては、その軸部の軸線を含む縦断面において見ると、フランク(ねじ山の斜面)および谷底は直線状をなしており、ねじ山の山頂付近は尖ったエッジを構成していた。なお、ねじ山の山頂部およびフランクと谷底とが交わる部分には、僅かな丸みが付けられていたが、これらの僅かな丸みは、ねじの性能を向上させることを目的としたものではなく、主として加工工具の耐寿命等のねじ製造上のため、およびエッジによる作業者への危害防止のため等のためのものであった。
また、タッピンねじ以外の締結用雄ねじには、谷底部に小さな丸みが付けられているが、この小さな丸みも、ねじの性能を向上させることを主目的としたものではなく、主として、加工工具の耐寿命等のねじ製造上のため、および雄ねじ自体における雄ねじ谷底部の応力集中を緩和させるためのものであった。
他方、本出願人は、先に特許文献1に係る出願おいて、ねじ山間に形成される谷の谷底側部分が大きな円弧状をなしているタッピンねじを提案した。
実開昭56−162310号公報
前記従来の通常のタッピンねじにおいては、相手材にねじ込まれて相手材にねじ立てする際、特にフランクと谷底とが交わる部分で相手材の塑性流動の方向が急激に変化を受けることになり、相手材の塑性流動が円滑に行われないとともに、尖ったねじ山の山頂側部分が相手材の内部構造(相手材が金属の場合は、流線(ファイバーフロー))を切断・破壊するとともに、相手材に形成される雌ねじの谷底部に切欠き効果を生じさせるため、
(a)ねじ込みトルクが大きくなる、
(b)締結力、保持力が小さい、
(c)相手材がプラスチックの場合には、相手材に亀裂を生じさせてしまうことがある、
(d)相手材の同一箇所に対しねじ込み、取り外しを繰り返し行うことができない、
(e)相手材に設ける下穴の大きさを狭い許容範囲に厳格に管理する必要がある、
(f)転造により作成する際、金型の摩耗が速く、金型の寿命が短くなる、
等の問題があった。
他方、特許文献1に開示されているタッピンねじにおいては、ねじ山間に形成される谷の谷底側部分が大きな円弧状をなしているので、前記従来の通常のタッピンねじに比較すれば、相手材にねじ込まれて相手材にねじ立てする際、相手材の塑性流動が比較的に円滑に行われるので、前記従来の通常のタッピンねじの問題を低減することができる。しかし、軸部の軸線を含む縦断面において見たとき、フランクの大部分が直線状をなしており、かつねじ山の山頂付近は尖ったエッジを構成していたので、前記従来の通常のタッピンねじの問題をなお十分解消できない点があった。
本発明は、このような従来の事情に鑑みてなされたもので、本発明の目的の一つは、相手材にねじ込まれて相手材にねじ立てする際、相手材の塑性流動がより一層円滑に行われるようにすることができるタッピンねじを提供することにある。
本発明の他の目的は、ねじ山により相手材の内部構造を切断・破壊することがないタッピンねじを提供することにある。
本発明の他の目的は、相手材に形成される雌ねじの谷底部に切欠き効果を生じさせることがない、タッピンねじを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、以下の説明から明らかになろう。
本発明によるタッピンねじは、軸部と、この軸部の外周に設けられたねじ山とを有するタッピンねじであって、
山の高さが高いねじ山と山の高さが低いねじ山との2条のねじ山を有し、
前記軸部の軸線を含む縦断面において、前記高いねじ山と前記低いねじ山との間に形成される谷の谷底側部分が円弧状をなしているとともに、前記高いねじ山および前記低いねじ山の山頂側部分もそれぞれ円弧状をなしており、
前記谷の谷底側部分と前記高いねじ山の山頂側部分とは直接つながれていてこの両者間には直線状部は存在しないか、またはこの両者間に前記高いねじ山の高さ(h H )の20%以下の長さの直線状部が設けられており、
前記谷の谷底側部分と前記低いねじ山の山頂側部分とは直接つながれていてこの両者間には直線状部は存在しないか、またはこの両者間に前記低いねじ山の高さ(h L )の20%以下の長さの直線状部が設けられており、
前記低いねじ山のねじ山の角度(α L )は前記高いねじ山のねじ山の角度(α H )より1.5〜3倍大きくされており、
前記軸部の軸線を含む縦断面において、前記高いねじ山の山頂側部分がなす円弧の半径(R HC )は前記高いねじ山の山の高さ(h H )の5〜30%とされ、前記低いねじ山の山頂側部分がなす円弧の半径(R LC )は前記低いねじ山の山の高さ(h L )の20〜70%とされているものである。
本発明によるタッピンねじにおいては、上述のような形状を有しているので、相手材にねじ込まれたとき、それぞれ円弧状をなしている前記谷底側部分および前記山頂側部分に沿って相手材の肉が塑性流動することになるため、相手材の肉は塑性流動の方向を急激に変えられることがない。したがって、相手材の塑性流動が非常に円滑に行われ、タッピンねじに対し相手材の肉が全体的に回り、力も局部的に集中しないで分散する。また、ねじ山の山頂付近は尖ったエッジを構成していないので、この部分により相手材の内部構造を切断・破壊したり、相手材に形成される雌ねじの谷底部に切欠き効果を生じさせることもない。これにより、前記従来の種々の問題点を解消できる。
なお、本発明によるタッピンねじは、相手材がプラスチックやアルミ合金等の塑性流動しやすい材料からなる場合に特に好適である。
本発明のタッピンねじは、相手材にねじ込まれて相手材にねじ立てする際、前述のように相手材の塑性流動がより一層円滑に行われるようにすることができるとともに、ねじ山により相手材の流線が切断されないようにすることができ、これにより、
(A)ねじ込みトルクが小さくなる、
(B)締結力、保持力が大きくなる、
(C)相手材がプラスチックからなる場合にも、相手材に亀裂を生じさせる虞が少なくなる、
(D)相手材の同一箇所に対しねじ込み、取り外しを繰り返し行うことができるようになる、
(E)相手材に設ける下穴の大きさの許容範囲が大きくなり、下穴の大きさを厳格に管理する必要がなくなる、
(F)転造により作成する際、金型の摩耗が遅くなり、金型の寿命が長くなる、
等の優れた効果を得られるものである。
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
(参考例1)
図1〜3は本発明の参考例1を示し、この参考例1は本発明を1条のタッピンねじに適用した例である。
図1に示されるように、タッピンねじ1は軸部2とこの軸部2の一端部に設けられた頭部3とを備えている。前記軸部2の外周には1条のねじ山4が螺旋状に設けられている。前記軸部2の軸線を含む縦断面において、ねじ山4間に形成される谷5の谷底側部分5aが円弧状をなしているとともに、ねじ山4の山頂側部分4aも谷底側部分5aがなす円弧に直接滑らかにつながる円弧状をなしている。
参考までに、本参考例におけるタッピンねじ1の各部の寸法および角度の具体例を下記に示す。
外径d1=1.65φmm
谷径d2=1.21φmm
ねじ山4の山の高さh=0.22mm
リードおよびピッチ=0.5mm
ねじ山の角度α=30度
ねじ山4の山頂側部分4aがなす円弧の半径RC=0.033mm
谷5の谷底側部分5aがなす円弧の半径RR=0.22mm
ただし、本発明のタッピンねじは、上記のような具体的寸法を有するものに限定されないことは言うまでもない。
このタッピンねじ1においては、ねじ山4間に形成される谷5の谷底側部分5aが円弧状をなしているとともに、ねじ山4の山頂側部分4aも谷底側部分5aがなす円弧に直接滑らかにつながる円弧状をなしているので、相手材(図示せず)にねじ込まれたとき、これらの互いに滑らかにつながった円弧状をなしている部分に沿って相手材の肉が塑性流動することになるため、相手材の肉は塑性流動の方向を急激に変えられることがない。したがって、相手材の塑性流動が非常に円滑に行われ、タッピンねじ1に対し相手材の肉が全体的に回り、力も局部的に集中しないで分散する。また、ねじ山4の山頂付近は尖ったエッジを構成していないので、この部分により相手材の内部構造を切断・破壊したり、相手材に形成される雌ねじの谷底部に切欠き効果を生じさせることもない。
これにより、
(A)ねじ込みトルクが小さくなる、
(B)締結力、保持力が大きくなる、
(C)相手材がプラスチックからなる場合にも、相手材に亀裂を生じさせる虞が少なくなる、
(D)相手材の同一箇所に対しねじ込み、取り外しを繰り返し行うことができるようになる、
(E)相手材に設ける下穴の大きさの許容範囲が大きくなり、下穴の大きさを厳格に管理する必要がなくなる、
(F)転造により作成する際、金型の摩耗が遅くなり、金型の寿命が長くなる、
等の優れた効果を得られる。
なお、前記ねじ山4の山頂側部分4aがなす円弧の半径Rcは、好ましくはねじ山4の山の高さhの5%以上とするとよく、さらに好ましくはねじ山4の山の高さhの10〜20%とするとよい。ねじ山4の山頂側部分4aがなす円弧の半径Rcをこれらの範囲に設定することにより、よりよい効果が得られる。
なお、本参考例では、軸部2の軸線を含む縦断面において、谷底側部分5aとねじ山4の山頂側部分4aとは直接つながれていて、この両者間に直線状部は存在しないが、この両者間にねじ山4の高さhの20%以下の長さの直線状部を設けてもよい。ただし、上述の効果をよりよく得るためには、前記直線状部はねじ山4の高さhの10%以下とすることが好ましく、さらに好ましくは本参考例のように直線状部は設けないのがよい。
また、本発明によるタッピンねじは、相手材がプラスチックやアルミ合金等の塑性流動しやすい材料からなる場合に特に好適である。
図4〜6は本発明の実施例を示し、この実施例は本発明を2条のタッピンねじ1に適用した例である。
図4に示されるように、本実施例においても、タッピンねじ1は軸部2とこの軸部2の一端部に設けられた頭部3とを備えている。前記軸部2の外周には、山の高さが高いねじ山4Hと低いねじ山4Lとの2条のねじ山4H,4Lが螺旋状に設けられている。軸部2の軸線を含む縦断面において、高いねじ山4Hと低いねじ山4Lとの間に形成される谷5の谷底側部分5aが円弧状をなしているとともに、高いねじ山4Hおよび低いねじ山4Lの山頂側部分4Ha,4Laも谷底側部分5aがなす円弧に直接滑らかにつながる円弧状をそれぞれなしている。前記低いねじ山4Lのねじ山の角度αLは、高いねじ山4Hのねじ山の角度αHよりを大きくされている。
参考までに、本実施例におけるタッピンねじ1の各部の寸法および角度の具体例を下記に示す。
高いねじ山4Hにおける外径dH1=1.65φmm
低いねじ山4Lにおける外径dL1=1.493φmm
谷径d2=1.21φmm
高いねじ山4Hの山の高さhH=0.22mm
低いねじ山4Lの山の高さhL=0.141mm
リード=1.0mm
ピッチP=0.5mm
高いねじ山4Hのねじ山の角度αH=30度
低いねじ山4Lのねじ山の角度αL=60度
高いねじ山4Hの山頂側部分4Haがなす円弧の半径RHC=0.033mm
低いねじ山4Lの山頂側部分4Laがなす円弧の半径RLC=0.063mm
谷5の谷底側部分5aがなす円弧の半径RR=0.22mm
ただし、本発明のタッピンねじ1は、上記のような具体的寸法を有するものに限定されないことは言うまでもない。
本実施例のタッピンねじ1においても、高いねじ山4Hと低いねじ山4Lとの間に形成される谷5の谷底側部分5aが円弧状をなしているとともに、高いねじ山4Hおよび低いねじ山4Lの山頂側部分4Ha,4Laも谷底側部分5aがなす円弧に直接滑らかにつながる円弧状をなしているので、相手材(図示せず)にねじ込まれたとき、これらの互いに滑らかにつながった円弧状をなしている部分に沿って相手材の肉が塑性流動することになるため、相手材の肉は塑性流動の方向を急激に変えられることがない。したがって、相手材の塑性流動が非常に円滑に行われ、タッピンねじ1に対し相手材の肉が全体的に回り、力も局部的に集中しないで分散する。また、ねじ山4の山頂付近は尖ったエッジを構成していないので、この部分により内部構造を切断・破壊したり、相手材に形成される雌ねじの谷底部に切欠き効果を生じさせることもない。
これにより、参考例1の場合と同様に、前記(A)〜(F)等の優れた効果を得ることができる。
また、高いねじ山4Hと低いねじ山4Lとの2条のねじ山を設けることにより、次のような、より一層優れた作用効果を得ることができる。
高いねじ山4Hと低いねじ山4Lのねじ山4の高さhH,hLをそれぞれ別途に管理することで、相手材の肉の移動量を調整することができ、これにより相手材の塑性流動をより一層円滑に行わせることができる。
また、高いねじ山4Hと低いねじ山4Lとの2条のねじ山を有しているので、ねじ込みの際の接触抵抗が小さくなるため、ねじ込みトルクを一層小さくすることができる。
また、2条のねじ山4H,4Lを有しているので、ピッチを1条のタッピンねじと同じとしても、リードを大きくすることができるので、ねじ込みを迅速に行い、作業コストを低減することができる。
また、低いねじ山4Lは高いねじ山4Hよりねじ山の角度αLを大きくされているので、低いねじ山4Lのフランク面の大きさを大きくし、摩擦抵抗を大きくすることができるため、締結力を一層増大することができる。
なお、低いねじ山4Lのねじ山の角度αLは高いねじ山4Hのねじ山の角度αHより1.5〜3倍大きくし、高いねじ山4Hの山頂側部分4Haがなす円弧の半径RHCは高いねじ山4Hの山の高さhHの5〜30%とし、低いねじ山4Lの山頂側部分4Laがなす円弧の半径RLCは低いねじ山4Lの山の高さhLの20〜70%とする。さらに好ましくは、低いねじ山4Lのねじ山の角度αLは高いねじ山4Hのねじ山の角度αHより1.5〜2.5倍大きくし、高いねじ山4Hの山頂側部分4Haがなす円弧の半径RHCは高いねじ山4Hの山の高さhHの10〜20%とし、低いねじ山4Lの山頂側部分4Laがなす円弧の半径RLCは低いねじ山4Lの山の高さhLの40〜50%とするとよい。高いねじ山4Hおよび低いねじ山4Lのねじ山の角度αH,αLの比と、高いねじ山4Hの山頂側部分4Haがなす円弧の半径RHCおよび低いねじ山4Lの山頂側部分4Laがなす円弧の半径RLCをこれらの範囲に設定することにより、よりよい効果が得られる。
また、本実施例においても、軸部2の軸線を含む縦断面において、谷底側部分5aと高いねじ山4Hおよび低いねじ山4Lの山頂側部分4Ha,4Laとはそれぞれ直接つながれていて、それらの間にはそれぞれ直線状部は存在しないが、谷底側部分5aと高いねじ山4Hの山頂側部分4Haとの間には、高いねじ山4Hの高さhHの20%以下の長さの直線状部、谷底側部分5aと低いねじ山4Lの山頂側部分4Laとの間には、低いねじ山4Lの高さhLの20%以下の長さの直線状部をそれぞれ設けてもよい。
ただし、上述の効果をよりよく得るためには、谷底側部分5aと高いねじ山4Hの山頂側部分4Haとの間の直線状部は高いねじ山4Hの高さhHの10%以下、谷底側部分5aと低いねじ山4Lの山頂側部分4Laとの間の直線状部は低いねじ山4Lの高さhLの10%以下とそれぞれすることが好ましく、さらに好ましくは本実施例のように直線状部は設けないのがよい。
なお、前記実施例は2条のタッピンねじの例であるが、本発明は3条以上の多条のタッピンねじにも適用できるものである。
また、前記実施例においては、各ねじ山4,4H,4Lが、進み側フランク角と追い側フランク角とが等しい対称形状をなしているが、本発明においては、ねじ山を進み側フランク角と追い側フランク角とが等しくない非対称形状としてもよい。
以上のように本発明によるタッピンねじは、締結用ねじとして有用である。
本発明によるタッピンねじの参考例1を示す正面図である。 前記参考例1のタッピンねじの軸部の一部を、該軸部の軸線を含む縦断面において断面して示す拡大断面図である。 図2の一部をさらに拡大して示す拡大断面図である。 本発明によるタッピンねじの実施例を示す正面図である。 前記実施例のタッピンねじの軸の一部を、該軸部の軸線を含む縦断面において断面して示す拡大断面図である。 図5の一部をさらに拡大して示す拡大断面図である。
1 タッピンねじ
2 軸部
4 ねじ山
4a 山頂側部分
4H 高いねじ山
4Ha 高いねじ山の山頂側部分
4L 低いねじ山
4La 低いねじ山の山頂側部分
5 谷
5a 谷底側部分
1 外径
H1 高いねじ山における外径
L1 低いねじ山における外径
2 谷径
h ねじ山の高さ
C ねじ山の山頂側部分がなす円弧の半径
HC 高いねじ山の山頂側部分がなす円弧の半径
LC 低いねじ山の山頂側部分がなす円弧の半径
R 谷の谷底側部分がなす円弧の半径
α ねじ山の角度
αH 高いねじ山の角度
αL 低いねじ山の角度

Claims (3)

  1. 軸部と、この軸部の外周に設けられたねじ山とを有するタッピンねじであって、
    山の高さが高いねじ山と山の高さが低いねじ山との2条のねじ山を有し、
    前記軸部の軸線を含む縦断面において、前記高いねじ山と前記低いねじ山との間に形成される谷の谷底側部分が円弧状をなしているとともに、前記高いねじ山および前記低いねじ山の山頂側部分もそれぞれ円弧状をなしており、
    前記谷の谷底側部分と前記高いねじ山の山頂側部分とは直接つながれていてこの両者間には直線状部は存在しないか、またはこの両者間に前記高いねじ山の高さ(h H )の20%以下の長さの直線状部が設けられており、
    前記谷の谷底側部分と前記低いねじ山の山頂側部分とは直接つながれていてこの両者間には直線状部は存在しないか、またはこの両者間に前記低いねじ山の高さ(h L )の20%以下の長さの直線状部が設けられており、
    前記低いねじ山のねじ山の角度(α L )は前記高いねじ山のねじ山の角度(α H )より1.5〜3倍大きくされており、
    前記軸部の軸線を含む縦断面において、前記高いねじ山の山頂側部分がなす円弧の半径(R HC )は前記高いねじ山の山の高さ(h H )の5〜30%とされ、前記低いねじ山の山頂側部分がなす円弧の半径(R LC )は前記低いねじ山の山の高さ(h L )の20〜70%とされているタッピンねじ。
  2. 前記軸部の軸線を含む縦断面において、前記谷の谷底側部分と前記高いねじ山の山頂側部分との間には前記高いねじ山の高さ(hH)の10%以下の長さの直線状部が設けられており、
    前記谷の谷底側部分と前記低いねじ山の山頂側部分との間には前記低いねじ山の高さ(hL)の10%以下の長さの直線状部が設けられている請求項記載のタッピンねじ。
  3. 前記低いねじ山のねじ山の角度(αL)は前記高いねじ山のねじ山の角度(αH)より1.5〜2.5倍大きくされており、
    前記軸部の軸線を含む縦断面において前記高いねじ山の山頂側部分がなす円弧の半径(RHC)は前記高いねじ山の山の高さ(hH)の10〜20%とされ、前記低いねじ山の山頂側部分がなす円弧の半径(RLC)は前記低いねじ山の山の高さ(hL)の40〜50%とされている請求項1または2記載のタッピンねじ。
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