JPH0782967A - シャッター扉付き収納体 - Google Patents

シャッター扉付き収納体

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JPH0782967A
JPH0782967A JP25112393A JP25112393A JPH0782967A JP H0782967 A JPH0782967 A JP H0782967A JP 25112393 A JP25112393 A JP 25112393A JP 25112393 A JP25112393 A JP 25112393A JP H0782967 A JPH0782967 A JP H0782967A
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shutter
rail
opening
parallel
facing
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Takehiko Yokozawa
武彦 横沢
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SAN PUROTO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 シャッター自体の構造、ならびにレールの取
り付け手段、及びレールの装着手段の簡素化を図るとと
もに、比較的小面積の開閉にシャッター構成を採用する
ことができることを目的とする。 【構成】 表裏面2枚が平行する平板間に多数のリブを
平行設置して数多の中空孔を形成するプラスチック段ボ
ールを素材4とし、中空孔の一部を形成する表裏いずれ
か一面の平板を切溝5を設けて切開し、並列する中空孔
群が円弧作用するシャッター6となるように形成し、収
納体において相対向する2面の内壁面9、9における開
口間口7を形成する辺と、開口間口の一方に隣接する面
に接続する辺の2の辺を1本に連ねたレール10、10
を相対向するように設置し、シャッター開口面を閉鎖で
きる面積に形成し、シャッターの中空孔の長手方向とレ
ールの対向方向を一致させて係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、物品の収納を目的と
するシャッター扉付き収納体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、開閉扉を有する物品の収納体に
おける開閉扉の開閉形態は、大別して回転扉方式と引き
戸方式との2方式に分類される。
【0003】これら異なった2つの方式は、収納形態
別、用途別に沿ってそれぞれ各々が、最も適切とされた
方式が採用されているが、回転扉方式にあっては、該回
転扉の一辺を半径とする円で、かつ、他辺を高さとする
空間容積を収納体の前位置に必要とし、また、引き戸方
式は、開口間口の半分弱のみの物品の出し入れ間口とし
か使用することができないことを条件とするものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】開閉扉には前記2大方
式の他にシャッター方式も存在するが、このシャッター
は、一般的に、開扉する場合は、該シャッターを巻き上
げるかあるいは他所に移動させるもので、前記2大方式
と異なった開扉作用をもって行なわれる。
【0005】周知のように、一般的にシャッター扉構造
の第一条件は、少なくとも移動方向に対する可撓性に富
む構成が必須の要件で、そのため多数の細片を枢動自在
となるように組み付けて連結されている。
【0006】このような必須の構造的条件となっている
ため、小型のシャッター構造は、構成上不可とはしない
ものの、単位部材の各々が微細で、かつ、組み付け等に
おいて高精度を要求されることから、実質的に高価なも
のとなり、用途・目的ならびにその効果からして特殊な
形態を除き、ほとんど使用されていないことが実状であ
る。
【0007】この発明は、収納体における開口間口の開
閉手段として、回転扉ならびに引き戸方式の前記した欠
点を除去し、シャッター方式の利点を踏襲し、かつ、シ
ャッター自体の構造の簡素化を図り、かつ、該シャッタ
ーを係合して走行させるレールの構成ならびに該レール
の取り付け手段の簡素化、そしてそのレールに対しシャ
ッターの装着手段の簡素化とあいまって、比較的小面積
の開閉にシャッター構成を採用することができる技術を
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成させるための手段として、第1の発明は、表裏面
となる2枚が平行する平板間に多数のリブを平行設置し
て数多の中空孔を形成するプラスチック段ボールと称す
る合成樹脂製中空板を素材とし、該素材における前記数
多の中空孔の一部を形成する表裏いずれか一面の平板に
対して、前記のリブに平行して切溝を設けて切開し、剛
直な板体であった素材を並列する中空孔群が円弧作用す
るシャッターとなるように形成し、これとはべつに、一
面を開口間口とした収納体において、前記開口間口を介
した相対向する2面の内壁面における開口間口を形成す
る辺と、該開口間口の一方に隣接する面に接続する辺の
2の辺を1本に連ねたレールを相対向するように設置
し、前記したシャッターを少なくとも前記の開口間口の
開口面を閉鎖できる面積に形成し、該シャッターの中空
孔の長手方向と、前記レールの対向方向を一致させて係
合し、シャッターを該レールに沿って開口間口を開閉可
能に滑動できるようにして成るものである。
【0009】第2の発明は、中空孔を有する管体の数多
を各々が平行するように並列設してすることによって面
をなし、その一面を平板で連繋形成した合成樹脂製中空
板を素材として、これを所望する面積にしてシャッター
となるように形成し、これとはべつに、一面を開口間口
とした収納体において、前記開口間口を介した相対向す
る2面の内壁面における開口間口を形成する辺と、該開
口間口の一方に隣接する面に接続する辺の2の辺を1本
に連ねたレールを相対向するように設置し、前記したシ
ャッターを少なくとも前記の開口間口の開口面を閉鎖で
きる面積に形成し、該シャッターの中空孔の長手方向
と、前記レールの対向方向を一致させて係合し、シャッ
ターを該レールに沿って開口間口を開閉可能に滑動でき
るようにして成るものである。
【0010】第3の発明は、断面形状を略U字型または
略F字型の合成樹脂押出し成型型材をシャッター用のレ
ールの素材とし、収納体内において、曲成部となる箇所
を前記した断面略U字型または略F字型より1辺が残る
ように他部を切取って、残した1辺がレールの曲成部の
外弧面となるように曲成できる曲成箇所を直状の素材か
ら切欠構成によって形成したレールを用いて成るもので
ある。
【0011】第4の発明は、断面形状を略U字型の合成
樹脂押出し成型型材を、平行し、かつ、相対面する2辺
の側辺を、その一方を開溝するとともに他方を溝底とし
て連なる形態を利用してシャッター6用のレールとして
活用し、該レールとしての設定する曲成部において、該
曲成部を形成する半径の円心より、前記2辺の側辺の一
方を外弧枠に見立て、該外弧枠と溝底との接合角部を終
端とする数多の放射状線を設定し、かつ、該放射状線の
前記終端を頂点とする三角形の切欠き部を前記の溝底
と、前記の外弧枠に相対面する内弧枠とに設け、該切欠
き部を介して相対向する切欠き縁が接辺または小許の間
隙を介して接近させることによってシャッター用のレー
ルに設定する所望箇所において、設定所望の半径で形成
する曲成部を構成することができるようにしてなるもの
である。
【0012】第5の発明は、断面形状を略F字型の合成
樹脂押出し成型型材を、平行し、かつ、相対面する2辺
の側辺を、その一方を開溝するとともに他方を溝底とし
て連ね、一方の側辺の外側において、前記の溝底の延長
線上に舌片からなる断面略F字を倒立することによって
溝型を有してなる形態を利用してシャッター6用のレー
ルとして活用し、該レールとしての設定する曲成部にお
いて、該曲成部を形成する半径の円心より、前記2辺の
側辺のうち、舌片を具備しないしない側辺を外弧枠に見
立て、該外弧枠と溝底との接合角部を終端とする数多の
放射状線を設定し、かつ、該放射状線の前記終端を頂点
とする三角形の切欠き部を前記の溝底と、前記の外弧枠
に相対面する内弧枠と、さらに前記の舌片との3部所に
設け、該切欠き部を介して相対向する切欠き縁が接辺ま
たは小許の間隙を介して接近させることによってシャッ
ター用のレールに設定する所望箇所において、設定所望
の半径で形成する曲成部を構成することができるように
してなるものである。
【0013】第6の発明は、表裏面となる2枚が平行す
る平板間に多数のリブを平行設置して数多の中空孔を形
成するプラスチック段ボールと称する合成樹脂製中空板
を素材とした素材の剛直板をもって収納体の外殻として
成るものである。
【0014】
【作用】合成樹脂を素材として形成されたプラスチック
段ボールと称される数多の中空孔を並列設した中空合成
樹脂剛直板は、従前の段ボール紙を素材にした製品に順
じた分野において一般的に使用され始めて、まだその歴
史も浅いが、ダンボール紙と比較してその剛性ならびに
耐久性がすこぶる高いことから用途範囲も拡大の一途を
たどりつつある。
【0015】このプラスチック段ボールは、開発当初
は、段ボール紙による製品と同一製品分野から使用が開
始されたが、その中でも片道的包装材等の用途製品から
は反復使用が可能な点、段ボール紙製品よりも高価な
点、等によって逆に撤退現象が生じている。
【0016】このように高度の剛直性、剛性、高耐久性
を身上とするプラスチック段ボールにおいて、全方位の
剛直特性を活かし、かつ、該方位性を一方向に残存し、
その方位に直交する方向の剛直性を可撓性となるように
変換させたことを、この発明の中心的な技術的思想とす
るものである。
【0017】即ち、合成樹脂を素材として、数多の中空
孔が並列された押し出し成型型材のプラスチック段ボー
ルにおいて、1本の中空孔に対し、該中空孔の一部を形
成する表裏面のいずれか一方の面を該中空孔の長手方向
に沿って切開し、他面で繋がり関係を維持させて、中空
孔を破壊する手段を施し、その切開方向と直交する方向
の剛直性を可撓性に変換して一枚のシャッター体を形成
するものである。
【0018】シャッター体の素材とする前記した中空孔
を有する合成樹脂押出し成型剛直片材のプラスチック段
ボールは、シャッター体に用いることを前提に、該シャ
ッター体に起用する素材を、所望する設定構成を具備し
た既製品の中から選定し、該選定されたプラスチック段
ボールにおいて、表皮の一つの面に対し、切開という再
加工を施す事例について述べたものであるが、これら、
用いる素材は、前述の通り、押出し成型型材であるの
で、再加工の手間を省き、基本的に、上記した条件の構
成を具備した成型型材を最初から押出し成型形成して、
シャッター用材料として供することもできるものであ
る。
【0019】シャッターは、係合するレールに導びから
て走行し、かつ該レールの曲成部に倣って曲走するもの
であり、素材に施した切溝は外弧面となるようにするこ
とが最も理想的であり、かつまた、最も自然である。
【0020】レールの曲成部にかかるシャッターの切溝
幅は、直状部における切溝幅より拡幅して曲走行を可能
とするものである。
【0021】しかしながら、前記したように切溝を外弧
面となるようにした場合、該シャッターが静止状態にあ
るとき、レールの曲成部にとどまったシャッターの一部
分は、その切溝は外弧面となるものであるから、直状部
の切溝と比較して大なる開幅溝が形成され、従って、外
気の接触により、破壊された中空孔内に塵等の侵入作用
が、直状部の切溝よりも高いため、これら汚れの原因と
なる塵等の侵入を防止する目的から、前記切溝を内弧面
となる裏面に開設することも任意である。
【0022】切溝を施した面を内弧面となるようにする
手段としては、外弧面に施す、単なる切溝に対して内弧
面に施す場合には、該レールの曲成部において内弧面の
半径は外弧面の半径よりも小なので、その半径の距離差
を考慮して切溝幅を任意設定した除去幅を形成すること
により、これを可能とする。
【0023】このようにシャッター構成において、施す
切溝手段を内弧面とすることによって、破壊された中空
孔に対しての防塵作用ばかりでなく、シャッターとして
の体裁をも保持できるものである。
【0024】一方、前記したシャッターを導走させるレ
ールも、その素材を合成樹脂製型材を使用しようとする
もので、断面を略U字型、または断面形状を略F字型の
既製品の押し出し型材を素材として用いるもので、レー
ルとしての直状区間においては、前記した略U字型、ま
たは略F字型形状における溝部形成部分をレールとして
使用するもので、これらレールを収納体の内壁面に固着
する手段は、断面略U字型の場合は、その底部の外面を
前記内壁面に貼着あるいは鋲着等の固着手段により定着
するものであり、また、断面略F字型のレールにおいて
は、その舌片となる下部脚状部を固着部分として利用す
るものである。
【0025】このようにして上記した断面形状の合成樹
脂型材をシャッター用のレールとして用いるとき、該レ
ールの曲成部においては、溝形を利用する1側が、外弧
枠となる箇所のみを残置し、その他の部分を欠切するこ
とにより、剛直であった型材は屈曲自在となる。
【0026】この欠切部は、収納体における内壁面に固
着する部分も同時に撤去されることになるので、欠切部
以外の箇所で固着し、該固着部分で欠切箇所を支持する
ことになる。
【0027】またこのレールは、シャッター係合前に収
納体の内壁面に装着されるものであり、レール装着完成
後に係合するシャッターは、前記した欠切部より係合さ
せる箇所としても用いることができるので特に有効であ
る。
【0028】更に、前記欠切部においては、シャッター
を支持する溝形状は構成せず、外弧面のみであるが、こ
れは、シャッター自体が保有する剛直性により、走行慣
性は直進的であり、レールの曲成部における外弧枠の片
側形成に導促され、直進慣性が抹殺され、該レールに沿
って曲進することができるようにしたものである。
【0029】また、レールの曲成部において、前記のよ
うに、外弧枠に対応する内弧枠の撤去構成について述べ
たが、この内弧枠を存置したままに構成することもでき
る。
【0030】即ち、曲成部において、該曲成部を形成す
る半径の円心より、前記2辺の側辺の一方を外弧枠に見
立て、該外弧枠と底溝との接合角部を終端とする数多の
放射状線を設定し、かつ、該放射状線の前記終端を頂点
とする三角形の切欠き部を前記の底溝と、前記の外弧枠
に相対面する内弧枠とに設け、該切欠き部を介して相対
向する切欠き縁が接辺または小許の間隙を介して接近さ
せることによってシャッター用のレールに設定する所望
箇所において、設定所望の半径で形成する曲成部を構成
することができるようにしてなるものである。
【0031】また、舌片付きのレールの場合の曲成部に
おいて、該曲成部を形成する半径の円心より、前記2辺
の側辺のうち、舌片を具備しないしない側辺を外弧枠に
見立て、該外弧枠と底溝との接合角部を終端とする数多
の放射状線を設定し、かつ、該放射状線の前記終端を頂
点とする三角形の切欠き部を前記の底溝と、前記の外弧
枠に相対面する内弧枠と、さらに前記の舌片との3部所
に設け、該切欠き部を介して相対向する切欠き縁が接辺
または小許の間隙を介して接近させることによってシャ
ッター用のレールに設定する所望箇所において、設定所
望の半径で形成する曲成部を構成することができるよう
にしてなるものである。
【0032】上記したように、レールの曲成部におい
て、溝底、内弧枠、または、溝底、内弧枠、舌片を残留
させてので、レールとしての強度を損なわず、また、該
曲成部においても残留させた溝底あるいは舌片を用い
て、直状部と同様にして収納部内壁に固着することがで
きるので、シャッターの通過時における撓み現象を防止
することができるが、シャッターの装着時に、該曲成部
を利用しての係合設置ができなくなるので、内弧枠付き
曲成部構成におけるシャッターの取り付け手段はレール
における前後いずれかの端部からとなるものである。
【0033】
【実施例】次にこの発明の実施例を図面とともに説明す
れば、表裏面となる2枚が平行する平板1、1間に多数
のリブ2を平行設置して数多の中空孔3を形成するプラ
スチック段ボールと称する合成樹脂製中空板を素材4と
し、該素材4における前記数多の中空孔3の一部を形成
する表裏いずれか一面の平板1に対して、前記のリブ2
に平行して切溝5を設けて切開し、剛直な板体であった
素材4を並列する中空孔3群が円弧作用するシャッター
6となるように形成し、これとはべつに、一面を開口間
口7とした収納体8において、前記開口間口7を介した
相対向する2面の内壁面9、9における開口間口7を形
成する辺と、該開口間口7の一方に隣接する面に接続す
る辺の2の辺を1本に連ねたレール10、10を相対向
するように設置し、前記したシャッター6を少なくとも
前記の開口間口7の開口面を閉鎖できる面積に形成し、
該シャッター6の中空孔3の長手方向と、前記レール1
0、10の対向方向を一致させて係合し、シャッター6
を該レール10、10に沿って開口間口7を開閉可能に
滑動できるようにして成るものである。
【0034】また、中空孔3を有する管体の数多を各々
が平行するように並列設してすることによって面をな
し、その一面を平板1で連繋形成した合成樹脂製中空板
を素材4として、これを所望する面積にしてシャッター
6となるように形成し、これとはべつに、一面を開口間
口7とした収納体8において、前記開口間口7を介した
相対向する2面の内壁面9、9における開口間口7を形
成する辺と、該開口間口7の一方に隣接する面に接続す
る辺の2の辺を1本に連ねたレール10、10を相対向
するように設置し、前記したシャッター6を少なくとも
前記の開口間口7の開口面を閉鎖できる面積に形成し、
該シャッター6の中空孔3の長手方向と、前記レール1
0、10の対向方向を一致させて係合し、シャッター6
を該レール10、10に沿って開口間口7を開閉可能に
滑動できるようにして成るものである。
【0035】さらに、断面形状を略U字型または略F字
型の合成樹脂押出し成型型材をシャッター6用のレール
10の素材とし、収納体8内において、曲成部14とな
る箇所を前記した断面略U字型または略F字型より形成
された相対向する側辺11、11の1辺が残るように他
部を切取って、残した1辺がレール10の曲成部の外弧
枠11aとなるように曲成できる曲成部14を直状の素
材から切欠構成によって形成したレール10を用いて成
るものである。
【0036】またさらに、断面形状を略U字型の合成樹
脂押出し成型型材を、平行し、かつ、相対面する2辺の
側辺11、11を、その一方を開溝するとともに他方を
溝底12として連なる形態を利用してシャッター6用の
レール10として活用し、該レール10として設定する
曲成部14において、該曲成部14を形成する半径の円
心15より、前記2辺の側辺11、11の一方を外弧枠
11aに見立て、該外弧枠と溝底12との接合角部を終
端とする数多の放射状線16を設定し、かつ、該放射状
線16の前記終端を頂点17とする三角形の切欠き部1
8を前記の溝底12と、前記の外弧枠11aに相対面す
る内弧枠11bとに設け、該切欠き部18を介して相対
向する切欠き縁19が接辺または小許の間隙を介して接
近させることによってシャッター6用のレール10に設
定する所望箇所において、設定所望の半径で形成する曲
成部14を構成することができるようにしてなるもので
ある。
【0037】さらにまた、断面形状を略F字型の合成樹
脂押出し成型型材を、平行し、かつ、相対面する2辺の
側辺11、11を、その一方を開溝するとともに他方を
溝底12として連ね、一方の側辺11の外側において、
前記の溝底12の延長線上に舌片13とからなる断面略
F字を倒立することによって溝型を有してなる形態を利
用してシャッター6用のレール10として活用し、該レ
ール10としての設定する曲成部14において、該曲成
部14を形成する半径の円心15より、前記2辺の側辺
11、11のうち、舌片13を具備しないしない側辺1
1を外弧枠11aに見立て、該外弧枠11aと溝底12
との接合角部を終端とする数多の放射状線16を設定
し、かつ、該放射状線16の前記終端を頂点17とする
三角形の切欠き部18を前記の溝底12と、前記の外弧
枠11aに相対面する内弧枠11bと、さらに前記の舌
片13との3部所に設け、該切欠き部18を介して相対
向する切欠き縁19が接辺または小許の間隙を介して接
近させることによってシャッター6用のレール10に設
定する所望箇所において、設定所望の半径で形成する曲
成部14を構成することができるようにしてなるもので
ある。
【0038】なおまた、表裏面となる2枚が平行する平
板1、1間に多数のリブ2を平行設置して数多の中空孔
3を形成するプラスチック段ボールと称する合成樹脂製
中空板を素材4とした剛直板をもって収納体8の外殻4
aとして成るものである。
【0039】なお図中、符号20は、シャッター6の一
端に設けた取手を示すものである。
【0040】
【発明の効果】この発明は以上のように、収納体におけ
る開口間口の開閉をシャッター方式としたことにより、
回転扉の開閉方式の場合に要する扉回動範囲の立体空間
を考慮して収納体を設置する必要もなく、また、引き戸
方式の開閉手段の場合に見られる開口間口の半分以下の
必要間口に制約されることなく、開口間口全長を使用す
ることができる効果を有するものである。
【0041】この開口間口に用いるシャッターにおい
て、収納体自体が比較的小型であっても、該収納体に順
じた小型のシャッターとなるものであるが、中空孔を並
列した合成樹脂製板のいわゆるプラスチック段ボールを
素材とすることによって、高精度を有する細単板の組合
せによって形成するシャッターを必要とせず、該シャッ
ター体を容易に形成することができる効果あるものであ
る。
【0042】また、前記シャッター体を導走させるレー
ルをも既製の合成樹脂型材を素材とし、僅かな再加工を
加えることによって、シャッター専用の有曲部付きレー
ルを構成することができる効果がある。
【0043】更に、前記したシャッター付き収納体を箱
状物とした場合に、小容積の空間にこれを簡易棚状に、
その複数を並列設置、かつ、これらの個々に多数を積み
上げることができ、しかも、これらの各々における開口
間口の開閉に要する必要空間を用意することなく、その
ため、多くの収納体の設置を可能にすることができる効
果あることを特徴とするものである。
【0044】
【図面の簡単な説明】
図1 シャッター付き収納体の全体斜視図 図2 シャッター体となる合成樹脂製中空孔を有す
る剛直板で、その一部を欠切して内部を示す部分的斜視
図 図3 シャッター体の部分的拡大断面図 図4 シャッター体が曲成部において、外弧面に設
けた切溝が開溝した状態を示す部分的拡大断面図 図5 シャッター体が曲成部において、内弧面に設
けた切溝が開溝した状態を示す部分的拡大断面図 図6 断面形状において略U字型のレールの斜視図 図7 断面形状において略F字型のレールの斜視図 図8 曲成部を外弧枠のみに形成したレールを収納
体に装着する状態を示す正面図 図9 内弧枠を残すレールの曲成部を形成する状態
を説明する略U字型のレールの正面図 図10 内弧枠を残すレールの曲成部を形成する状
態を説明する略F字型のレールの正面図
【0045】
【符号の説明】
【1】 平板
【2】 リブ
【3】 中空孔
【4】 素材
【4a】 外殻
【5】 切溝
【6】 シャッター
【7】 開口間口
【8】 収納体
【9】 内壁面
【10】 レール
【11】 側辺
【11a】 外弧枠
【12】 溝底
【13】 舌片
【14】 曲成部
【15】 円心
【16】 放射状線
【17】 頂点
【18】 切欠き部
【19】 切欠き縁
【20】 取手

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏面となる2枚が平行する平板1、1
    間に多数のリブ2を平行設置して数多の中空孔3を形成
    するプラスチック段ボールと称する合成樹脂製中空板を
    素材4とし、該素材4における前記数多の中空孔3の一
    部を形成する表裏いずれか一面の平板1に対して、前記
    のリブ2に平行して切溝5を設けて切開し、剛直な板体
    であった素材4を並列する中空孔3群が円弧作用するシ
    ャッター6となるように形成し、これとはべつに、一面
    を開口間口7とした収納体8において、前記開口間口7
    を介した相対向する2面の内壁面9、9における開口間
    口7を形成する辺と、該開口間口7の一方に隣接する面
    に接続する辺の2の辺を1本に連ねたレール10、10
    を相対向するように設置し、前記したシャッター6を少
    なくとも前記の開口間口7の開口面を閉鎖できる面積に
    形成し、該シャッター6の中空孔3の長手方向と、前記
    レール10、10の対向方向を一致させて係合し、シャ
    ッター6を該レール10、10に沿って開口間口7を開
    閉可能に滑動できるようにして成ることを特徴とするシ
    ャッター扉付き収納体。
  2. 【請求項2】 中空孔3を有する管体の数多を各々が平
    行するように並列設してすることによって面をなし、そ
    の一面を平板1で連繋形成した合成樹脂製中空板を素材
    4として、これを所望する面積にしてシャッター6とな
    るように形成し、これとはべつに、一面を開口間口7と
    した収納体8において、前記開口間口7を介した相対向
    する2面の内壁面9、9における開口間口7を形成する
    辺と、該開口間口7の一方に隣接する面に接続する辺の
    2の辺を1本に連ねたレール10、10を相対向するよ
    うに設置し、前記したシャッター6を少なくとも前記の
    開口間口7の開口面を閉鎖できる面積に形成し、該シャ
    ッター6の中空孔3の長手方向と、前記レール10、1
    0の対向方向を一致させて係合し、シャッター6を該レ
    ール10、10に沿って開口間口7を開閉可能に滑動で
    きるようにして成ることを特徴とするシャッター扉付き
    収納体。
  3. 【請求項3】 断面形状を略U字型または略F字型の合
    成樹脂押出し成型型材をシャッター6用のレール10の
    素材とし、収納体8内において、曲成部14となる箇所
    を前記した断面略U字型または略F字型より形成された
    相対向する側辺11、11の1辺が残るように他部を切
    取って、残した1辺がレール10の曲成部の外弧枠11
    aとなるように曲成できる曲成部14を直状の素材から
    切欠構成によって形成したレール10を用いて成ること
    を特徴とする請求項1および2記載のシャッター扉付き
    収納体。
  4. 【請求項4】 断面形状を略U字型の合成樹脂押出し成
    型型材を、平行し、かつ、相対面する2辺の側辺11、
    11を、その一方を開溝するとともに他方を溝底12と
    して連なる形態を利用してシャッター6用のレール10
    として活用し、該レール10として設定する曲成部14
    において、該曲成部14を形成する半径の円心15よ
    り、前記2辺の側辺11、11の一方を外弧枠11aに
    見立て、該外弧枠と溝底12との接合角部を終端とする
    数多の放射状線16を設定し、かつ、該放射状線16の
    前記終端を頂点17とする三角形の切欠き部18を前記
    の溝底12と、前記の外弧枠11aに相対面する内弧枠
    11bとに設け、該切欠き部18を介して相対向する切
    欠き縁19が接辺または小許の間隙を介して接近させる
    ことによってシャッター6用のレール10に設定する所
    望箇所において、設定所望の半径で形成する曲成部14
    を構成することができるようにしてなることを特徴とす
    る請求項1、2および3記載のシャッター扉付き収納
    体。
  5. 【請求項5】 断面形状を略F字型の合成樹脂押出し成
    型型材を、平行し、かつ、相対面する2辺の側辺11、
    11を、その一方を開溝するとともに他方を溝底12と
    して連ね、一方の側辺11の外側において、前記の溝底
    12の延長線上に舌片13とからなる断面略F字を倒立
    することによって溝型を有してなる形態を利用してシャ
    ッター6用のレール10として活用し、該レール10と
    しての設定する曲成部14において、該曲成部14を形
    成する半径の円心15より、前記2辺の側辺11、11
    のうち、舌片13を具備しないしない側辺11を外弧枠
    11aに見立て、該外弧枠11aと溝底12との接合角
    部を終端とする数多の放射状線16を設定し、かつ、該
    放射状線16の前記終端を頂点17とする三角形の切欠
    き部18を前記の溝底12と、前記の外弧枠11aに相
    対面する内弧枠11bと、さらに前記の舌片13との3
    部所に設け、該切欠き部18を介して相対向する切欠き
    縁19が接辺または小許の間隙を介して接近させること
    によってシャッター6用のレール10に設定する所望箇
    所において、設定所望の半径で形成する曲成部14を構
    成することができるようにしてなることを特徴とする請
    求項1、2、3および4記載のシャッター扉付き収納
    体。
  6. 【請求項6】 表裏面となる2枚が平行する平板1、1
    間に多数のリブ2を平行設置して数多の中空孔3を形成
    するプラスチック段ボールと称する合成樹脂製中空板を
    素材4とした剛直板をもって収納体8の外殻4aとして
    成ることを特徴とする請求項1記載のシャッター扉付き
    収納体。
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