JPH0782914B2 - 取水路水中生物侵入防止装置 - Google Patents
取水路水中生物侵入防止装置Info
- Publication number
- JPH0782914B2 JPH0782914B2 JP3133496A JP13349691A JPH0782914B2 JP H0782914 B2 JPH0782914 B2 JP H0782914B2 JP 3133496 A JP3133496 A JP 3133496A JP 13349691 A JP13349691 A JP 13349691A JP H0782914 B2 JPH0782914 B2 JP H0782914B2
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- Japan
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- electrode
- electric field
- recess
- intake channel
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- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
Description
て取水路に魚などの水中生物が侵入しないようにした取
水路水中生物侵入防止装置に関する。
するため、図3及び図4に示すように、取水路1の両側
の対向する壁面2に複数本の電極棒3からなる電極4を
設け、その両側の電極4に電気スクリーン発生用の電源
により直流電圧又は交流電圧或いはパルス電圧を印加
し、両電極4間に電気スクリーンを形成し、水中生物に
電気的刺激を与え、電気スクリーンから遠ざけることに
より生物の侵入を防止している。
ーンの発生装置を取水路1に設置した場合、図5に示す
ように、取水路1の幅全域にわたり均一な電場を形成す
ることが困難であり、水中生物の侵入を阻止する均一な
電場の強さE0 が得られない。すなわち、図4の対向す
る電極棒3を結ぶ線a−a´の電場の強さは、図5のa
−a´に示すように、電界集中により両電極棒3の位置
P1 ,P2 に近ずくに従って急激に強くなる。そのた
め、回避行動により電極棒3に接近した水中生物は麻痺
する場合があり、麻痺した水中生物が取水方向に流され
て終い、水中生物を遮断できなく、かつ、電極棒3に人
間が直接接触すると危険であるという問題点がある。
−b´の電場の強さは、図5のb−b´に示すように、
同電位電極棒3の間のため壁面2に近ずくに従って弱く
なる。
からそれぞれ距離g離れた位置の間は必要とする均一な
電場の強さE0 が得られる。ここで対向する電極棒間距
離をa,電極棒半径をr,電極間電圧をVとし、電極棒
1本による対電極の場合、電極間の距離xにおける電場
の強さEは数1の式で定まり、図6の実線に示すよう
に、電極棒の表面,すなわちx=0において電場の強さ
が最大Emax となり、数2の式に示すようになる。
対電極とした場合、それぞれの電極における電極棒ピッ
チlが電場の強さの分布形状に影響し、l=0すなわち
板状電極では、端部の漏洩を無視すると、図6の破線に
示すような均一な電場の強さとなる。そして、図6の1
点鎖線は、複数本の電極棒からなる電極の場合であり、
実線と破線の中間傾向が示される。
すとおりであり、電極棒間距離aが200cm,電極棒半
径rが1cm,電極棒ピッチlが15cm,電極棒本数が6
本の場合、電界集中領域の距離gは約5cmであり、この
値は電極間電圧Vにはあまり影響されない。本発明は、
前記の点に留意し、水中生物を確実に遮断し、かつ、人
間に対しても安全である取水路水中生物侵入防止装置を
提供することを目的とする。
に、本発明の取水路水中生物侵入防止装置は、取水路の
両側の対向する壁面に凹部を形成し、両凹部の奥部に複
数本の電極棒からなる電極を配設し、両電極に直流電圧
又は交流電圧或いはパルス電圧を印加して水中生物侵入
防止用電気スクリーンを形成し、両凹部の前面に電極を
覆い壁面と同一面を形成する位置に,水の出入りが自在
で水中生物が侵入しなく,かつ,人間の四肢が入らない
平面状絶縁性網を設け、さらに、前記凹部のくぼみの程
度を電界集中領域の距離としたものである。
物侵入防止装置は、取水路の壁面に凹部を形成し、その
凹部の奥部に電極を配設し、電気スクリーンを形成し、
凹部の前面に壁面と同一面を形成する位置に,水の出入
りが自在で水中生物が侵入しなく,かつ,人間の四肢が
入らない平面状絶縁性網を設け、さらに、前記凹部のく
ぼみの程度を電界集中領域の距離としたため、電極と絶
縁性網との間が電界集中領域であり、両側の絶縁性網の
間,即ち、取水路の幅全域に必要とする電場の強さをほ
ぼ均一に形成することができ、魚などの水中生物が麻痺
して流されず、水中生物を確実に遮断して侵入を防止す
ることができ、かつ、電極の前面が絶縁性網で覆われて
いるため、人間などに対して安全であり、さらに、絶縁
性網が取水路の壁面と同一面にあり突出していないた
め、ごみなどがひっかかることがなく、取水障害を起す
こともない。
明する。5は取水路1の両側の対向する壁面2に形成さ
れた凹部であり、くぼみの程度は前記電界集中領域の距
離,すなわち電極棒3から均一な電場形成域迄の距離g
である。
面にアンカーボルトで取付け固定するか、奥壁面に半径
分程度埋め込んで固定し、各電極棒3をブスバーで連絡
するか、各電極棒3に給電点を設けることにより一体の
電極4を形成する。そして給電点は図1に示すように側
壁中などで行い、可能な限り水と接触させないことが望
ましい。また、給電線6も側壁中に配設し、取水路1内
の壁面2に沿わせることは避けるのが好ましい。
2と同一面を形成する位置に設けられ、電極4を覆い、
電場形成に障害にならなく、水の出入りが自在であり、
水中生物が侵入しなく、かつ、人間の四肢が入らない条
件を有するメッシュであり、材質は例えばFRP材や鋼
材に絶縁被覆したものであり、網目状の他柵状でもよ
く、前記各条件を満たすものであればよい。なお、図2
の左側は、凹部5から絶縁性網7を外した状態を示して
いる。
ているので、以下に記載する効果を奏する。取水路1の
壁面2に凹部5を形成し、その凹部5の奥部に電極4を
配設し、電気スクリーンを形成し、凹部5の前面に壁面
2と同一面を形成する位置に,水の出入りが自在で水中
生物が侵入しなく,かつ,人間の四肢が入らない平面状
絶縁性網7を設け、さらに、前記凹部のくぼみの程度を
電界集中領域の距離としたため、電極と絶縁性網との間
が電界集中領域であり、両側の絶縁性網の間,即ち、取
水路1の幅全域に必要とする電場の強さをほぼ均一に形
成することができ、魚などの水中生物が麻痺して流され
ず、水中生物を確実に遮断して侵入を防止することがで
きる。その上、電極4の前面が絶縁性網7で覆われてい
るため、人間などに対して安全であり、さらに、絶縁性
網7が取水路の壁面と同一面にあり突出していないた
め、ごみなどがひっかかることがなく、取水障害を起す
ことを防止することができる。
例の一部の切断正面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 取水路の両側の対向する壁面に凹部を形
成し、該両凹部の奥部に複数本の電極棒からなる電極を
配設し、前記両電極に直流電圧又は交流電圧或いはパル
ス電圧を印加して水中生物侵入防止用電気スクリーンを
形成し、前記両凹部の前面に前記電極を覆い前記壁面と
同一面を形成する位置に,水の出入りが自在で水中生物
が侵入しなく,かつ,人間の四肢が入らない平面状絶縁
性網を設け、さらに、前記凹部のくぼみの程度を電界集
中領域の距離とした取水路水中生物侵入防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3133496A JPH0782914B2 (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 取水路水中生物侵入防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3133496A JPH0782914B2 (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 取水路水中生物侵入防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04332499A JPH04332499A (ja) | 1992-11-19 |
JPH0782914B2 true JPH0782914B2 (ja) | 1995-09-06 |
Family
ID=15106131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3133496A Expired - Lifetime JPH0782914B2 (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 取水路水中生物侵入防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0782914B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998052387A1 (fr) * | 1997-05-16 | 1998-11-19 | Hitachi Zosen Corporation | Ecran electrique |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6269556A (ja) * | 1985-09-20 | 1987-03-30 | Mitsubishi Electric Corp | アノ−ド短絡型ゲ−トタ−ンオフサイリスタの製造方法 |
-
1991
- 1991-05-08 JP JP3133496A patent/JPH0782914B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998052387A1 (fr) * | 1997-05-16 | 1998-11-19 | Hitachi Zosen Corporation | Ecran electrique |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04332499A (ja) | 1992-11-19 |
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