JPH078278A - 植物の形質転換に使用し得るキメラ遺伝子においてターミネーター領域として作用し得る単離dna配列 - Google Patents

植物の形質転換に使用し得るキメラ遺伝子においてターミネーター領域として作用し得る単離dna配列

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JPH078278A
JPH078278A JP6143487A JP14348794A JPH078278A JP H078278 A JPH078278 A JP H078278A JP 6143487 A JP6143487 A JP 6143487A JP 14348794 A JP14348794 A JP 14348794A JP H078278 A JPH078278 A JP H078278A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 植物の形質転換に使用し得るキメラ遺伝子に
おけるターミネーター領域として作用し得る単離DNA
配列を提供する。 【構成】 1)植物の形質転換のためのキメラ遺伝子。 2)転写方向で、プロモーター領域、トランス遺伝子及
びターミネーター領域を少なくとも含み、前記ターミネ
ーター領域が、急成長領域におけるタンパク質の発現を
可能にする植物ヒストン遺伝子由来の少なくとも1つの
ターミネーター領域からなることを特徴とする。 3)トランスジェニック植物の生産。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植物の被転写遺伝子か
ら単離されたターミネーター領域及びそれらを含む新規
キメラ遺伝子の使用、並びに植物の形質転換における該
キメラ遺伝子の使用に係わる。
【0002】1つまたは幾つかの遺伝子エレメントの発
現に関連する多数の表現型特性を植物ゲノムに組込み、
かかるトランスジェニック植物に有利な農業特性を与え
ることができる。狭義には、作物の病原性物質に対する
耐性、殺草性植物防疫生成物に対する耐性、食品または
医薬的重要性を有する物質の生産が挙げられる。かかる
種々の特性をコードする遺伝子エレメントの単離及び特
性分析にほかに、適当な発現が保証される必要がある。
この適当な発現は質的にも量的にも優れたレベルにある
必要がある。質的レベルでは、例えば空間的には特定の
組織における優先的発現、時間的には誘導性発現が考慮
され、量的レベルでは、導入された遺伝子の発現産物の
蓄積量が考慮される。この適当な発現は、特に量的及び
質的要素に関しては、トランス遺伝子に関連する調節遺
伝子エレメントの存在に多分に依存する。この適当な調
節を与える始原エレメントのなかで、同種または異種
の、単一または組合わせたプロモーター領域の使用が科
学文献に広範に記載されている。トランス遺伝子の下流
のターミネーター領域は、トランス遺伝子の発現の質ま
たは量におけるそれらの役割について前提要件なしに、
トランス遺伝子転写プロセスを停止することができる境
界を置くためのみに使用される。
【0003】本発明は、植物の被転写遺伝子から単離さ
れたターミネーター領域及びそれらを含む新規キメラ遺
伝子の使用、並びに植物の形質転換における該キメラ遺
伝子の使用に係わる。特に本発明は、同じ植物被転写遺
伝子から単離されたターミネーター領域及びプロモータ
ーの同時使用に係わる。かかる遺伝子調節エレメントの
制御下で、量及び質が共に適当なトランス遺伝子の発現
が可能になる。本発明の使用により得られるこの適当な
発現は、作物の病原性物質に対する耐性、殺草性植物防
疫生成物に対する耐性、及び食品及び医薬的に重要な物
質の生産のごとき特性に係わり得る。特に、植物の急成
長領域におけるキメラ遺伝子の発現産物の量的及び質的
に優先的な発現によって、トランスジェニック植物に高
い除草剤耐性を付与し得る。この除草剤耐性遺伝子の特
異的且つ適当な発現は、Arabidopsis th
aliana由来のH4A748ヒストン遺伝子のプロ
モーター及びターミネーター領域調節エレメントを同時
使用することにより得られる。かかる発現パターンは、
高い除草剤耐性を与えるために使用される調節エレメン
トを用い、上述のごとき問題の全ての特性に対して得る
ことができる。本発明は更に、かかる遺伝子によって形
質転換された植物細胞、かかる細胞から再生された形質
転換植物、及び、かかる形質転換植物を使用する交雑か
ら誘導される植物にも係わる。
【0004】作物保護に使用される植物防疫生成物のな
かで浸透性(systemic)生成物は、施用後植物
中に輸送され、一部は急成長部分、特に茎及び根端に蓄
積し、除草剤の場合には、感受性植物を壊滅するほど劣
化させる原因となり得ることを特徴とする。この種の挙
動を示す幾つかの除草剤においては、主たる作用態様は
公知であり、標的植物の適正な発育に必要な化合物の生
合成経路に関与すると特性分析されている酵素の失活が
原因となる。かかる生成物の標的酵素は種々の細胞内分
画に存在し得るが、公知の生成物の作用の態様を観察す
ると、最も多くはプラスチド分画内に存在することが判
る。
【0005】上記種類の除草剤に属し、その主標的が既
知である生成物に感受性の植物の耐性は、遺伝子の発現
産物が除草剤によって阻害される特性に関して突然変異
したまたはしていない任意系統起源の、標的酵素をコー
ドする遺伝子をゲノム中に安定導入することにより得ら
れる。別の方法は、除草剤を、植物発育に対して不活性
及び無毒性の化合物に変換(metabolize)し
得る酵素をコードする任意系統起源の遺伝子を、感受性
植物のゲノム中に安定導入することからなる。後者の場
合、除草剤の標的を特性分析することは不要である。
【0006】処理した植物における上記種類の生成物の
分布及び蓄積の態様を鑑み、かかる生成物が蓄積する植
物の急成長領域において優先的に発現及び蓄積するよう
に、かかる遺伝子の翻訳産物を発現し得ることが有利で
ある。更に、かかる生成物の標的が細胞質以外の細胞分
画中に局在する場合には、耐性付与タンパク質を適当な
分画、特にプラスチド分画に割り当て得るようなポリペ
プチド配列を含む前駆体の形態で、遺伝子の翻訳産物を
発現し得ることが有利である。
【0007】上記方法を示す例として、ホスホノメチル
グリシン系の広域スペクトルの浸透性除草剤であるグリ
ホセート(glyphosate)、スルホセート(s
ulphosate)またはホサメチン(fosame
tin)を挙げることができる。これらは実質的に、5
−エノールピルビルシキメート−3−ホスフェートシン
ターゼ(EPSPS,EC2.5.1.19)のPEP
(ホスホエノールピルベート)に対する競合阻害剤とし
て作用する。植物に施用後、これらは植物中に輸送さ
れ、急成長部分、特に幹及び根端に蓄積し、感受性植物
を壊滅するほど劣化させる原因となる。
【0008】上記生成物の主標的であるEPSPSは、
プラスチド分画中に局在する芳香族アミノ酸生合成経路
の酵素である。この酵素は1つ以上の核遺伝子によって
コードされ、細胞質前駆体の形態で合成され、次いでプ
ラスチド中に輸送され、そこに成熟形態で蓄積される。
【0009】グリホセート及び該系の生成物に対する植
物の耐性は、遺伝子産物のグリホセート阻害特性に関し
て突然変異しているまたはしていない植物または細菌起
源のEPSPS遺伝子をゲノム中に安定導入することに
より得られる。グリホセートの作用態様を鑑み、プラス
チド中、更に生成物が蓄積する植物の急成長領域中に高
度に蓄積し得るようこの遺伝子の翻訳産物を発現し得る
ことが有利である。
【0010】例えば米国特許第4,535,060号に
よれば、酵素をプラスチド分画中に局在した後、この酵
素を競合阻害物質(グリホセート)に対してより耐性に
する少なくとも1つの突然変異を有するEPSPSをコ
ードする遺伝子を、植物のゲノム中に導入することによ
り、上記タイプの除草剤、特にN−ホスホノメチルグリ
シンまたはグリホセートに対する耐性を植物に与えられ
ることが知られている。しかしながらかかる方法は、農
業条件下でかかる生成物を用いて処理したとき、かかる
植物を使用することにおいてより高い信頼性を与えるよ
うに改善される必要がある。
【0011】本明細書において“植物”とは、光合成し
得る任意の分化多細胞有機体を意味し、“植物細胞”と
は、植物から誘導されるもので、カルスのごとき未分化
組織、或いは胚もしくは植物部分、植物または種子のご
とき分化組織を構成し得る任意の細胞を意味すると理解
されたい。“ターミネーター領域”なる用語は、コーデ
ィング部分の下流に位置し、被転写遺伝子の構造部分に
対応する可変長の単離DNA配列を意味すると理解され
たい。除草剤耐性遺伝子とは、除草剤による阻害特性に
関して1つ以上の突然変異を有するか又は有さない除草
剤の標的酵素、または植物に対して不活性または無毒性
の化合物に除草剤を変換し得る酵素をコードする任意系
統起源の任意の遺伝子を意味すると理解されたい。植物
の急成長領域とは、実質的な細胞複製部位である領域、
特に頂端領域を意味すると理解されたい。
【0012】本発明は、除草剤耐性遺伝子を含む新規キ
メラ遺伝子によって形質転換された細胞を再生すること
により、処理された植物の急成長領域に蓄積する除草剤
に対し特に高い耐性を有する形質転換植物を生産するこ
とに係わる。更に本発明は、ホスホノメチルグリシン系
除草剤耐性遺伝子を含む新規キメラ遺伝子によって形質
転換された細胞を再生することにより、前記除草剤に対
して高い耐性を有する形質転換植物を生産することにも
係わる。本発明は、上記新規のキメラ遺伝子、植物の急
成長部分における優れた耐性の故により耐性のある形質
転換植物、かかる形質転換植物を使用する交雑から誘導
される植物にも係わる。本発明は更に、上記キメラ遺伝
子を構築するための新規のターミネーター領域にも係わ
る。
【0013】特に本発明は、EPSPSを標的とする除
草剤に対する特に高い耐性を植物に与えるためのキメラ
遺伝子であって、転写方向で、プロモーター領域、トラ
ンジットペプチド領域、ホスホノメチルグリシン系生成
物に対する耐性のための酵素をコードする配列、及びタ
ーミネーター領域を含み、前記ターミネーター領域が、
それが誘導された遺伝子の当初向きに対して任意の向き
の、植物ヒストン遺伝子のターミネーター領域のフラグ
メントからなり、前記除草剤が蓄積する領域における除
草剤耐性のためのタンパク質の優先的な発現及び蓄積を
可能にすることを特徴とするキメラ遺伝子を提供する。
【0014】本発明のターミネーター領域が誘導される
ヒストン遺伝子は、コムギ、トウモロコシまたはコメの
ごとき単子葉植物、好ましくは、アルファルファ、ヒマ
ワリ、ダイズ、アブラナのごとき双子葉植物、より好ま
しくはArabidopsis thalianaから
得られるものである。H3型または好ましくはH4型ヒ
ストン遺伝子を使用するのが好ましい。
【0015】トランジットペプチド領域は、転写方向
で、プラスチド局在酵素をコードする植物遺伝子由来の
少なくとも1つのトランジットペプチド、プラスチド局
在酵素をコードする植物遺伝子のN末端成熟部分の配列
の一部、更に、プラスチド局在酵素をコードする植物遺
伝子由来の第2のトランジットペプチド、好ましくは欧
州特許出願/PCT 508 909号に記載のリブロ
ース−1,5−ビスホスフェートカルボキシラーゼ/オ
キシゲナーゼ(RuBisCo)小サブユニット遺伝子
を含む。この特徴的な領域の役割は、成熟ポリペプチド
をプラスチド分画中に最大効率で、好ましくは天然形態
で放出することである。
【0016】本発明のキメラ遺伝子に使用し得るコーデ
ィング配列は、任意系統起源の除草剤耐性遺伝子に由来
する。この配列は特に、ある程度のグリホセート耐性を
有する突然変異EPSPSのものとし得る。
【0017】欧州特許出願/PCT 507 698号
に記載のプロモーター領域は、単独もしくは重複形態
の、または植物において天然に発現される遺伝子と組合
わせた任意起源のものとし得る。植物において天然に発
現される遺伝子としては、例えば細菌起源のもの(ノパ
リンシンターゼ遺伝子)、ウイルス起源のもの(例えば
カリフラワーモザイクウイルスの35S転写物)、好ま
しくは植物起源のもの(例えばリブロース−1,5−ビ
スホスフェートカルボキシラーゼ/オキシゲナーゼ小サ
ブユニット、好ましくは植物ヒストン遺伝子、好ましく
はArabidopsis thaliana)が挙げ
られる。H3型または好ましくはH4型ヒストン遺伝子
を使用するのが好ましい。
【0018】本発明のキメラ遺伝子は、上述の必須部分
に加え、プロモーター領域とコーディング領域の間、及
びコーディング領域とターミネーター領域との間に非翻
訳中間領域(リンカー)を含み得、この非翻訳領域は任
意の系統起源のものとし得る。
【0019】
【実施例】実施例1:キメラ遺伝子の構築 本発明のキメラ遺伝子を以下のエレメントから出発して
構築した。
【0020】1)ヒストン遺伝子プロモーター:該プロ
モーターを、Arabidopsis thalian
a,Strasbourg種のH4A748ヒストンク
ローン(M.E.Chaboute,Universi
ty of Strasbourg,thesis,1
987 及び M.E.Chaboute ら,(19
87) Plant Mol.Biol.8,179−
191)から単離した。単離するために使用したAva
I部位間に約900bpを含むこのプロモーターを、ク
レノウポリメラーゼを使用してSalI及びAvaI突
出末端を充填した後、カタログ(Pharmacia
#27−4949−01)において入手可能なpUCI
8のSalI部位中にサブクローニングした。pUCI
8ポリリンカーのHindIII部位に近いほうにプロモ
ーターの5’末端を有し、pUCI8ポリリンカーのX
baI部位に近いほうにプロモーターの3’末端を有す
る、得られたサブクローンの1つをあとで使用し、pr
om.H4A748/AvaI/SalI−pUCI8
と命名した。
【0021】2)トランジットペプチド領域:使用した
2つのトランジットペプチド及び成熟タンパク質エレメ
ントは、組立てと一緒に記載されている(M.Lebr
unら,欧州特許出願/PCT 508 909号)。
この領域は約350bpからなり、最適化トランジット
ペプチド(Optimized Transit Pe
ptide,OTP)と命名した。
【0022】3)除草剤耐性CT7遺伝子:これは、S
talkerら(1985) J.Biol.Che
m.,260,4724−4728によって単離された
Salmonella thyphymurium由来
のEPSPSの突然変異CT7遺伝子(Pro101か
らSerまで)から誘導した。Calgeneによって
与えられるクローンpGM34−2をXbaIを用いて
直線化し、Vignaradiataヌクレアーゼを用
いて処理した。SamIで再度切断した後、2つのブラ
ント末端を連結した。得られたクローンは翻訳イニシエ
ーターATG上にNcoI部位を有すると共に、終結コ
ドンの17bp下流にSalI部位を有した。このクロ
ーンをpRPA−BL−104と命名した。
【0023】4)OTP/CT7融合:CT7遺伝子と
読取り枠内で融合された最適化トランジットペプチド
(OTP)を含む発現カセット(B.Lerouxら,
欧州特許出願/PCT 507 698号)をベクター
pBSII SK(−)(Stratageneカタログ
#212206)中にクローニングした。この5’−O
TP/CT7−3’カセットは5’末端にXbaI、
3’末端にSstI部位を含んでいた。
【0024】5)GUSレポーター遺伝子:これは、カ
タログ(Clontech#6017−1)において入
手可能なプラスミドpBI101−I中に存在するβ−
グルクロニダーゼ(GUS)をコードする遺伝子であ
る。
【0025】6)ヒストンターミネーター領域:これ
は、Arabidopsis thaliana由来の
H4A748ヒストン遺伝子(M.E.Chabout
e,University of Strasbour
g,thesis,1987及び M.E.Chabo
ute ら,(1987) Plant Mol.Bi
ol.8,179−191)から単離した。661bp
のSau3AIフラグメントを単離し、クレノウポリメ
ラーゼで処理することによりブラント末端化し、カタロ
グ(Stratagene#212207)において入
手可能なファージミド(phagemide)pBlu
escript(登録商標)II KS(+)のSmaI
部位中にサブクローニングした。このフラグメントの配
列は後述の“配列表”に示す。S1マッピングによる
と、単離されたフラグメントは、200bpの5’末端
領域内に元の転写方向で、該遺伝子の転写から誘導され
るmRNAのポリアデニル化部位の前に存在するものに
対応する配列を含むことが判った。661bpの配列の
165位にあるヌクレオチドAが転写物中に存在するポ
リアデニル化末端の付加部位に対応する(Chabou
te M.E.ら,(1988) Gene,71,2
17−223)。2つのサブクローンを保存し、このう
ちの一方は、SstI−EcoRIフラグメントの形態
の挿入物をH4A748遺伝子の元の転写方向の向きで
有しており、t−directH4A748/Sau3
AI/SamI−pKSと命名し、他方は、SstI−
EcoRIフラグメントの形態の挿入物を逆方向に有し
ており、t−inverseH4A748/Sau3A
I/SmaI−pKSと命名した。
【0026】遺伝子の元の転写方向におけるArabi
dopsis thalianaH4A748ヒストン
の661bpターミネーター領域の配列:
【0027】
【表1】
【0028】7)ターミネーター領域“nos”:これ
は、カタログ(Clontech#6017−I)にお
いて入手可能なプラスミドpBI101−1中に存在す
るpTi37のノパリンシンターゼ(nos)遺伝子
(Bevan M.ら,(1983) Nucl.Ac
ids.Res.,11,369−385)のターミネ
ーター領域のシグナルを含むフラグメントである。
【0029】上記全てのエレメントの組立ては、カタロ
グ(Clontech#6017−1)において入手可
能なAgrobacterium tumefacie
ns,pBI 101−1による植物の形質転換のため
の二成分ベクターの骨格構造に基づき、下記の方法にお
いて実施した。
【0030】pRA−1の構築:Arabidopsi
s thaliana由来のH4A748ヒストンプロ
モーターを、プラスミドprom.H4A748/Av
aI/SalI−pUC18から約900bpのHin
dIII/XbaIフラグメントの形態で切り出した。こ
のフラグメントを、HindIII/XbaIで消化した
プラスミドpBI101−1中に連結することにより挿
入した。得られた組換えプラスミドは、キメラ遺伝子の
転写方向で、H4A748プロモーター/GUS/no
sターミネーター領域を含み、pRA−1と命名した。
【0031】pRA−2の構築:Arabidopsi
s thaliana由来のH4A748ターミネータ
ー領域をプラスミドt−directH4A748/S
au3AI/SmaI−pKSから約670bpのSs
tI/EcoRIフラグメントの形態で切り出した。こ
のフラグメントを、プラスミドpRA−1をSstI/
EcoRIで消化した後にnosターミネーター領域と
置換すべく、連結することにより挿入した。得られた組
換えプラスミドは、キメラ遺伝子の転写方向で、H4A
748プロモーター/GUS/順方向のH4A748タ
ーミネーター領域を含み、pRA−2と命名した。
【0032】pRA−3の構築:Arabidopsi
s thaliana由来のH4A748ターミネータ
ー領域を、プラスミドt−inverseH4A748
/Sau3AI/SmaI−pKSから約670bpの
SstI/EcoRIフラグメントの形態で切り出し
た。このフラグメントを、プラスミドpRA−1をSs
tI/EcoRIで消化した後にnosターミネーター
領域と置換すべく、連結することにより挿入した。得ら
れた組換えプラスミドは、キメラ遺伝子の転写方向で、
H4A748プロモーター/GUS/逆方向のH4A7
48ターミネーター領域を含み、pRA−3と命名し
た。
【0033】pRPA−RD−146の構築:OTP/
CT7を含む約1.75kbpのXbaI/SstIフ
ラグメントを、プラスミドpRA−1をXbaI/Ss
tIで消化した後にGUS遺伝子と置換すべく、連結す
ることにより挿入した。得られた組換えプラスミドは、
キメラ遺伝子の転写方向で、H4A748プロモーター
/OTP/CT7/nosターミネーター領域を含み、
pRPA−RD−146と命名した。
【0034】pRPA−RD−147の構築:OTP/
CT7を含む約1.75kbpのXbaI/SstIフ
ラグメントを、プラスミドpRA−2をXbaI/Ss
tIで消化した後にGUS遺伝子と置換すべく、連結す
ることにより挿入した。得られた組換えプラスミドは、
キメラ遺伝子の転写方向で、H4A748プロモーター
/OTP/CT7/順方向のH4A748ターミネータ
ー領域を含み、pRPA−RD−147と命名した。
【0035】pRPA−RD−148の構築:OTP/
CT7を含む約1.75kbpのXbaI/SstIフ
ラグメントを、プラスミドpRA−3をXbaI/Ss
tIで消化した後にGUS遺伝子と置換すべく、連結す
ることにより挿入した。得られた組換えプラスミドは、
キメラ遺伝子の転写方向で、H4A748プロモーター
/OTP/CT7/逆方向のH4A748ターミネータ
ー領域を含み、pRPA−RD−148と命名した。
【0036】実施例2:レポーター遺伝子の活性の発現 1)形質転換及び再生 Bevan M.(1984) Nucl.Acids
Res.,12,8711−8721によって記載さ
れている方法に従い、Escherichiacoli
HB101において“ヘルパー”プラスミドpRK2
013によって三系交雑(triparental c
rossing)することにより、カタログ(Clon
tech#6027−1)において入手可能なAgro
bacterium tumefaciens LBA
4404の非腫瘍原性株中にベクターを導入した。
【0037】Valvekens D.ら,(198
8) Proc.Natl.Acad.Sci.US
A,85,5536−5540に記載の方法に従い、A
rabidopsis thaliana L.−生態
型C24由来の外植根から出発する形質転換方法を実施
した。簡単に述べると、2,4−D及びカイネチンを補
充したGamborgB5培地においてカルスの形成を
誘導するステップ;2iP及びIAAを補充したGam
borgB5培地において芽を形成するステップ;及
び、ホルモン非含有MSにおいて発根及び種子形成する
ステップの3つのステップが必要である。
【0038】2)植物におけるGUS活性の測定 a−組織化学的観察 種々のトランスジェニック植物器官中でのGUS活性の
解明(Jefferson R.A.ら,(1987)
EMBO J.,6,3901−3907)から、構
築物pRA−2及び3を用いた場合は分裂組織領域にお
いて優先的発現が保存されていることが判った。更に、
構築物pRA−2によると、構築物pRA−1を用いて
は見られない活性が、成体組織(葉、根、穂)において
認められ得る。
【0039】b−蛍光測定 構築物pRA−1、2及び3の各々に対して個々の形質
転換事象に対応する12植物由来のロゼット(Jeff
erson R.A.ら,(1987) EMBO
J.,6,3901−3907)の花芽及び葉の抽出物
において蛍光測定することにより、GUS活性を測定し
た。
【0040】累積平均結果(pmol MU/分.mg
prot.)を以下に示す。
【0041】構築物 葉(L) 芽(B) B/L比 pRA−1 850.25 3965.33 4.66 pRA−2 4890.67 33683.75 6.89 pRA−3 4211.73 27752.45 6.59 上記測定値から、順方向または逆方向のH4A748タ
ーミネーター領域は、特に植物の急成長領域においてキ
メラ遺伝子の発現の活性の上昇を誘導することが明らか
に判る。
【0042】実施例3:除草剤に対するトランスジェニ
ック植物の耐性 1)形質転換及び再生 Bevan M.(1984) Nucl.Acids
Res.,12,8711−8721に記載されてい
る方法に従い、Escherichia coli H
B101において“ヘルパー”プラスミドpRK201
3によって三系交雑することにより、カタログ(Clo
ntech#6027−1)において入手可能なAgr
obacterium tumefaciens LB
A 4404の非腫瘍原性株中にベクターを導入した。
【0043】外植タバコ葉から出発する形質転換方法
は、Horsh R.ら,(1985) Scienc
e,227,1229−1231に記載の方法に基づい
ていた。外植葉からのPBD6タバコ(供給源SEIT
A−フランス)の再生は、30g/lのサッカロースと
200μg/mlのカナマイシンを含むMurashi
ge及びSkoog(MS)基礎培地において次の3つ
の連続ステップにおいて実施した。第1に、0.05m
gのナフチル酢酸(NAA)及び2mg/lのベンジル
アミノプリン(BAP)を含む30gのサッカロースを
補充したMS培地において苗条を15日間誘導した。こ
の間に形成された苗条を、次に、30g/lのサッカロ
ースは補充したがホルモンは含まないMS培地において
10日間培養することにより発育させた。発育した苗条
を採集し、塩、ビタミン及び糖の含有量が半分でありホ
ルモンは含まない、半分に希釈したMS発根培地におい
て培養した。約15日後、発根した苗条を土壌に植付け
た。
【0044】2)グリホセートに対する耐性の測定 構築物pRPA−RD−A、B及びCの各々に対して2
0の形質転換植物を再生し、温室内に移した。温室内で
これらの植物を、5葉期に、1ヘクタール当たり0.8
kgのグリホセート活性物質に対応するRoundUp
の水性懸濁液を用いて処理した。処理の3週間後に認め
られる植物毒性値を実測し、これを結果とした。かかる
条件下で、上記構築物によって形質転換された植物は平
均して容認可能な耐性(pRPA−RD−146)また
は場合によっては優れた耐性(pRPA−RD−147
及び148)を示すが、非形質転換対照植物は完全に壊
滅することが判った。これらの結果から、本発明のキメ
ラ遺伝子を使用することにより、グリホセートに対する
耐性をコードする同じ遺伝子において改善があったこと
は明らかである。
【0045】本発明の形質転換植物は、導入されたキメ
ラ遺伝子の発現に対応する表現型を有する系統及びハイ
ブリッドを生産するための親として使用し得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 5/10 //(C12N 1/21 C12R 1:01) (C12N 5/10 C12R 1:91) (C12N 5/00 C C12R 1:91) (72)発明者 ジヨルジユ・フレイスイネ フランス国、69450・サン・スイル・オ・ モン・ドール、リユ・ドウ・ネルビユー、 21 (72)発明者 クロード・ジゴ フランス国、67000・ストラスブール、ブ ルバール・ウイルソン、13・ア (72)発明者 ミシエル・ルブラン フランス国、69009・リヨン、リユ・ド ウ・サン−スイル、224

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物の形質転換に使用し得るキメラ遺伝
    子においてターミネーター領域として作用し得る単離D
    NA配列であって、前記キメラ遺伝子の転写方向におい
    て、特に植物の急成長領域において該キメラ遺伝子の翻
    訳産物の発現を可能にする、植物ヒストン遺伝子の少な
    くとも1つのターミネーター領域を含むことを特徴とす
    るDNA配列。
  2. 【請求項2】 前記ターミネーター領域が、前記キメラ
    遺伝子の転写方向において、それが誘導された遺伝子の
    転写方向である当初向きに対して順方向または逆方向を
    向いていることを特徴とする請求項1に記載のDNA配
    列。
  3. 【請求項3】 前記ヒストンターミネーター領域が双子
    葉植物から得られることを特徴とする請求項1または2
    に記載のDNA配列。
  4. 【請求項4】 前記ヒストンターミネーター領域が、A
    rabidopsisthalianaから得られるこ
    とを特徴とする請求項3に記載のDNA配列。
  5. 【請求項5】 前記ヒストンターミネーター領域が単子
    葉植物から得られることを特徴とする請求項1または2
    に記載のDNA配列。
  6. 【請求項6】 前記ヒストンターミネーター領域が、Z
    ea maysから得られることを特徴とする請求項5
    に記載のDNA配列。
  7. 【請求項7】 前記ヒストンターミネーター領域がH4
    植物ヒストン遺伝子から得られることを特徴とする請求
    項1から6のいずれか一項に記載のDNA配列。
  8. 【請求項8】 前記ヒストンターミネーター領域がH3
    植物ヒストン遺伝子から得られることを特徴とする請求
    項1から6のいずれか一項に記載のDNA配列。
  9. 【請求項9】 前記ターミネーター領域が幾つかの関連
    ターミネーター領域エレメントを含むことを特徴とする
    請求項1から8のいずれか一項に記載のDNA配列。
  10. 【請求項10】 前記ターミネーター領域が、植物中で
    天然に発現され得る遺伝子のターミネーター領域と一緒
    に、ヒストン遺伝子ターミネーター領域を含むことを特
    徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のDNA
    配列。
  11. 【請求項11】 植物における除草剤蓄積領域におい
    て、除草剤耐性遺伝子産物の発現を可能にすることを特
    徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載のDN
    A配列。
  12. 【請求項12】 転写方向で、プロモーター領域と除草
    剤耐性遺伝子配列とターミネーター配列とを少なくとも
    含む植物の形質転換のためのキメラ遺伝子であって、前
    記ターミネーター領域が請求項1から11のいずれか一
    項に記載の配列を含むことを特徴とするキメラ遺伝子。
  13. 【請求項13】 前記プロモーター領域が、植物ヒスト
    ン遺伝子プロモーターから得られることを特徴とする請
    求項12に記載のキメラ遺伝子。
  14. 【請求項14】 前記プロモーター領域が、前記ターミ
    ネーター領域と同じ植物ヒストン遺伝子から得られるこ
    とを特徴とする請求項12または13に記載のキメラ遺
    伝子。
  15. 【請求項15】 前記プロモーター領域が重複植物ヒス
    トンプロモーターを含むことを特徴とする請求項12か
    ら14のいずれか一項に記載のキメラ遺伝子。
  16. 【請求項16】 前記プロモーター領域が、植物におい
    て天然に発現され得る遺伝子から誘導された異なるプロ
    モーターと一緒に、少なくとも1つの植物ヒストン遺伝
    子のプロモーターを含むことを特徴とする請求項12か
    ら15のいずれか一項に記載のキメラ遺伝子。
  17. 【請求項17】 コーディング遺伝子が、除草剤に対す
    る高い耐性を植物に付与し得ることを特徴とする請求項
    12から16のいずれか一項に記載のキメラ遺伝子。
  18. 【請求項18】 前記除草剤耐性遺伝子が、前記除草剤
    耐性遺伝子の翻訳産物の細胞分画内蓄積を可能にするト
    ランジットペプチド領域をコードするDNA配列に融合
    されていることを特徴とする請求項17に記載のキメラ
    遺伝子。
  19. 【請求項19】 前記トランジットペプチド領域が、前
    記除草剤耐性遺伝子の翻訳産物のプラスチド分画内蓄積
    を可能とすることを特徴とする請求項18に記載のキメ
    ラ遺伝子。
  20. 【請求項20】 前記トランジットペプチド領域が、転
    写方向で、プラスチド局在酵素をコードする植物遺伝子
    由来の少なくとも1つのトランジットペプチドと、必要
    によってはプラスチド局在酵素をコードする植物遺伝子
    のN末端成熟部分の配列の一部と、更に必要によっては
    プラスチド局在酵素をコードする植物遺伝子由来の第2
    のトランジットペプチドとを含むことを特徴とする請求
    項18に記載のキメラ遺伝子。
  21. 【請求項21】 前記除草剤耐性遺伝子が、その標的が
    EPSPSである除草剤に対して活性な酵素をコードす
    ることを特徴とする請求項13から20のいずれか一項
    に記載のキメラ遺伝子。
  22. 【請求項22】 前記除草剤耐性遺伝子が、グリホセー
    トに対して活性な酵素をコードすることを特徴とする請
    求項21に記載のキメラ遺伝子。
  23. 【請求項23】 前記除草剤耐性遺伝子が、任意系統起
    源のものであることを特徴とする請求項21に記載のキ
    メラ遺伝子。
  24. 【請求項24】 請求項13から23のいずれか一項に
    記載のキメラ遺伝子を含むことを特徴とする植物の形質
    転換用ベクター。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載のベクターを含むこ
    とを特徴とするAgrobacterium種の株。
  26. 【請求項26】 請求項12から23のいずれか一項に
    記載のキメラ遺伝子を含むことを特徴とする形質転換植
    物細胞。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載の細胞から得られた
    形質転換植物。
  28. 【請求項28】 請求項13から23のいずれか一項に
    記載のキメラ遺伝子を構築する方法であって、請求項1
    から9のいずれか一項に記載の植物ヒストン遺伝子由来
    のターミネーター領域、少なくとも1つのトランジット
    ペプチド領域、少なくとも1つのトランス遺伝子、及び
    プロモーター領域をそれぞれ単離し、次いで、これらを
    トランス遺伝子の転写方向で組立てることを特徴とする
    方法。
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