JPH0782512B2 - 符号読取装置 - Google Patents

符号読取装置

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JPH0782512B2
JPH0782512B2 JP63030030A JP3003088A JPH0782512B2 JP H0782512 B2 JPH0782512 B2 JP H0782512B2 JP 63030030 A JP63030030 A JP 63030030A JP 3003088 A JP3003088 A JP 3003088A JP H0782512 B2 JPH0782512 B2 JP H0782512B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、媒体上に表示された符号(例えばバーコード
表示)を光電変換器等で走査して読み取り、その符号で
示される情報を計算機等で処理可能な信号に解読して出
力する符号読取装置に係り、特に、走査速度の違いによ
る読取解読確率を改善した符号読取装置に関する。
〔従来技術〕
この種の符号読取装置は、帳票や物品表面等の媒体上に
種々のコード体系で表示された符号を光学読取装置など
のスキヤナで光電変換し、マイクロプロセツサ等の計算
機で処理可能な信号に解読して出力するものである。表
示される符号には、バーコード、カルラコード等の専用
表示符号や一般文字があり、これらを解読するため表示
方法に一定の基準を持たせてある。この基準には、表示
間隔及び表示範囲に関する規定がある。例えば、バーコ
ードでは日本工業規格〔JIS X 0502〕(昭和62年4月30
日第1刷発行)第3〜9頁に記載されているものや、Am
erican National Standard 〔ANSI:MH10.8M−1983〕の
第8頁等に規定されているものがある。これらの表示
は、スキヤナとして代表的な光学読取装置の中でもペン
型のみならずセルフ・スキヤニング・タイプのハンド・
ワンド・モデルや据置型のいずれであつても、バーコー
ド表示部分に対する走査速度の補償範囲の優位差を有し
ているものの、走査速度の違い、特に走査速度が低い場
合において、ストツプ判定が困難となり、エラーの発生
として再度の読取り操作を余儀なくされる場合が生ず
る。
なお、この種の装置としては、例えば本願出願人の本願
にかかる特願昭62−300112号などがある。
第5図は上記従来の符号読取装置の一例を示すブロツク
図であつて、101は光電変換部、102はフアーストスペー
ス検出部、103は第1エツジ検出部、104はカウンタ部、
106はストツプ判定部、107はデコーダ部、108はフアー
ストバー/スペース判定部、109はスタート判定部であ
る。
同図において、光電変換部101は、符号であるバーコー
ドをスキヤンして読み取り、“H",“L"の2値レベルの
信号に変換して出力する。カウンタ部104は光電変換部1
01からの“H"および“L"の時間をクロツク信号CLで計数
して出力するものであるが、この計数としては、(i)
計数中の値(カウント値)を順次出力する方法、(ii)
“H"および“L"の計数終了ごとにそのカウント値を出力
する方法、(iii)“H"および“L"のカウント値を一担
記憶しておき、バーコードの計数終了後出力する方法、
等が考えられる。
また、スタート判定部109は、カウンタ部104からのカウ
ント値によりスタート判定を行ない、スタートエラーと
判定したときにはカウンタ部104の動作をリセツトす
る。ストツプ判定部106は、カウンタ部104から出力され
るカウント値によりストツプ判定を行なうもので、スト
ツプを判定したときは、カウンタ部104から出力される
カウント値をデコーダ部107でデコードさせる。デコー
ダ部107はカウンタ部104からのカウント値をデコード処
理し、結果を読取りデータとして出力する。
以下、第5図の構成の動作を詳細に説明する。
先ず、光電変換部101は、バーコード等の符号を光電変
換器1で読取り、読取つた信号を信号線aを介して2値
化回路2に与え“0",“1"(“H",“L")の2値レベルの
信号に変換し、変換信号を切替器3に与える。
切替器3は初期にリセツト信号により図示x側に入つて
おり、信号線の信号により図示y側に切り替わる。した
がつて、切替器3は、信号線bをスペース検出器4に接
続し、信号線cの信号がスペースに対応する信号(例え
ば“L")のとき信号線eに出力を与え、切替器3をy側
に切替える。これにより、光電変換部101の出力線の信
号bは切替器3を通つて信号線dから切替器5に入る。
切替器5はリセツト信号によりx側に入つているので、
信号線dは信号線fを介して第1エツジ検出器6に接続
される。
第1エツジ検出器6は信号線fからの信号がスペースか
らバーに変化(“L"→“H")したとき、又はバーからス
ペース(“H"→“L")に変化したときこれを検出し信号
線hに出力を与える。この信号線h上のエツジ検出信号
は切替器5をy側に切替えると共にオア回路41を介して
カウンタ部104の第1カウンタ8に入り、この信号によ
り第1カウンタ8はカウント値を0としてクロツクCLの
カウント動作を開始する。なお、第1カウンタ8はリセ
ツト信号の入力、後述の第2エツジ検出器7の出力線i
上の信号入力によつても同様に、0クリアしてカウント
を開始し、信号線j上にカウント値を送出する。この第
1カウンタ8のカウント値は、オーバフロー検出部100
の第1定数レジスタ9に設定したオーバフロー値(定
数)とオーバフロー比較器10で比較され、該カウンタが
オーバフローしたときは、オーバフロー比較器10からリ
セツト信号が出力される。
さて、第2エツジ検出器7は第1エツジ検出器6の第1
エツジ検出にもとづいて、切替器3と5を介して光電変
換部101からの信号を入力し、その入力信号線g上の信
号が変化したとき(“H"→“L"又は“L"→“H")、検出
信号を信号線iを通して第1カウンタ8に供給すると共
に、フアーストバー/スペース判定部108の第2カウン
タ回路28に与える。
フアーストバー/スペース判定部108は、第2カウンタ
回路28でフアーストバーを検出してからのバーとスペー
スの和を数え、この第2カウンタ回路28の内容が第4定
数レジスタ29に予め設定してある数に達したとき信号線
ウに信号を出す(スタート判定を行なうスペースとバー
の数をカウントしている)。
すなわち、第2カウンタ回路28は、信号線iからの信号
によりカウンタを順次インクリメントして信号線アにカ
ウント値を送出する。なお、リセツト信号によりこのカ
ウンタ回路は0クリアされる。第4定数レジスタ29に
は,バーコードのスタート判定に使用するバーとスペー
スの数の和(2以上)が予め設定されており、その値を
信号線イで第1マージン比較器30に送る。比較器30は信
号線アからのカウント値と信号線イからの値を比較し、
カウント値が第4定数レジスタの設定値以上のとき信号
線ウ上に信号を出力する。
切替器31は、第2エツジ検出部からの信号をスタート判
定部109及び切替器39か、ストツプ判定部106及び切替器
21のいずれか一方に送る。この切替えはリセツト信号と
フアーストバー/スペース判定部108の出力信号により
行なわれる。そして、リセツト信号が入るとy側からx
側に、信号線iから信号が入るとy側に切り替わる。
なお、切替器11は、信号線hからの第1エツジ検出器6
の出力信号により作動し、カウンタ部104のカウンタ回
路8からのカウント値をスタート判定部109とストツプ
判定部106に送出する。
スタート判定部109は、少くとも最初のバーとスペース
のカウント値を比較してスペース又はバーのカウント値
(第1カウンタメモリ12の内容)が直前のスペース又は
バーのカウント値(第2前回カウンタメモリ35の内容)
のある定数(第6定数レジスタ36の内容)倍以下ならス
タートであると判定し、定数倍以上になつた時、リセツ
ト信号を信号線サに送出する。すなわち、スタート判定
の際、スタートマージンを見ずに、少なくとも最初のバ
ーとスペースのカウント値の比較で行つており、前記の
ようにスタートでないと判断したとき、リセツト信号を
出力して、読取りを停止させる。
又、第1カウンタメモリ12は、信号線lからのカウント
値を記憶し、これを信号線mに送出する。そして、リセ
ツト信号により、記憶していたカウント値をリセツトす
る。
第5定数レジスタ33には、(ワイドバー又はスペース/
スロースキヤンスピード)より大きいカウント値が予め
設定されており、その値を信号線カに与えており、リセ
ツト信号が入つた時のみ信号線カと信号線キとをつなぐ
切替器34を介して第2前回カウンタメモリ35に記憶させ
る。記憶された上記カウント値は信号線クを介して第2
乗算器37に与えられ、第2乗算器37で第6定数レジスタ
36に設定されている(ワイドバー又はスペース/ナロー
バー又はスペース)より大きい値と乗算される。乗算結
果は信号線コを介して第3マージン比較器38に供給され
る。
第3マージン比較器38は、信号線mからの第1カウンタ
メモリ12の出力信号(カウント値)と上記第2乗算器37
の乗算出力値とを比較し、上記カウント値が乗算出力値
以上の時に信号線サ上に信号を出力する。
切替器40は、(i)リセツト信号が入ると信号線サとリ
セツト出力線をつなぎ、信号線サからの信号をリセツト
信号として出力させる。又(ii)信号線ウからの信号
(フアーストバー/スペース判定部108の出力信号)が
入ると、信号線サとリセツト出力線を切り離すように動
作する。なお、切替器32は、信号線エからの信号が入つ
た時のみ、信号線mと信号線キとを継ぎ、第1カウンタ
メモリ12の記憶値を第2前回カウンタメモリ35に供給
し、それ以外のときは、信号線mと信号線キとを切り離
す。
また、切替器39は、信号線エからの信号が入つた時の
み、信号線mと信号線tとを継ぎ、第1カウンタメモリ
12の値をデコーダ部107に供給する。
この切替器39と、切替器21は、第2エツジ検出器7から
の信号により作動し、切替器39は上記のように第1カウ
ンタメモリ12からのバー又はスペースに対するカウント
値を、又切替器21は後述のように、第2カウンタメモリ
15からのバー又はスペースに対するカウント値を、それ
ぞれデコーダ部107に送出する。
また、切替器27は、信号線ウから信号が入つた時のみ、
すなわちフアーストバー/スペース判定部108からの信
号により作動し、信号線mからの信号を信号線Pへ導い
てスタート判定部109での判定に使用された最後のバー
又はスペースに対するカウント値をストツプ判定部106
の第1前回カウンタメモリ17に供給する。
次に、ストツプ判定部106の動作を説明する。
ストツプ判定部106は、現在読んでいるバー又はスペー
スに対するカウント値、すなわち第2カウンタメモリ15
の内容、が直前のスペース又はバーに対するカウント
値、すなわち前回カウンタメモリ17の内容、のある定数
(第3定数レジスタ18に設定されている値)倍以上にな
つた時に、信号線uに信号を送出する。第2カウンタメ
モリ15は信号線lからの信号、すなわちカウンタ部104
の第1カウンタ回路8のカウント値を記憶し、それを信
号線oに送出する。切替器16は信号線オからの信号、す
なわち切替器31を介した第2エツジ検出器7の出力信号
が入つた時のみ、信号線oと信号線pを継いで第2カウ
ンタメモリ15の値を第1前回カウンタメモリ17に送出す
る。第1前回カウンタメモリ17は、信号線pからの信号
を記憶し、その値を信号線qを介して第1乗算器19に与
える。第3定数レジスタ18にはバーコードの(ワイドバ
ー又はスペース/ナローバー又はスペース)のカウント
値より大きい値が予め設定されており、この設定値を信
号線rを介して第1乗算器19に与え、第1前回カウンタ
メモリ17に記憶した値と乗算して、信号線sを介して第
2マージン比較器20に出力する。
第2マージン比較器20は、信号線oを介して入力する第
2カウンタメモリ15の値と第1乗算器19の乗算出力とを
比較し、第2カウンタメモリ15からの値、すなわちカウ
ンタ部104の第1カウンタ回路8のカウント値が第1乗
算器19の出力値以上のとき、信号線uに比較出力を送出
する。
ストツプ判定部106の出力を入力とする切替器22は、リ
セツト信号が入ると信号線uと信号線vを切り離し、信
号線ウからのフアーストバー/スペース判定部108から
の出力信号により信号線uと信号線vを継ぐ。すなわ
ち、フアーストバー/スペース判定部108からのフアー
ストバー/スペース判定信号(スタートマージン判定信
号)が入力した時点から、ストツプ判定部106からの出
力信号をデコーダ部107に与え、デコーダ動作を制御す
る。
デコーダ部107は、読取つたバーコードのバー又はスペ
ースの幅に対応するクロツクCLのカウント値に基づい
て、該バーコードの符号の意味をデコード処理するもの
であり、例えば図示のような構成を有している。
図示のデコーダ部107を構成する各ブロツクの機能は、
次のようなものである。
ビツトイメージ変換器23は、信号線iからの第2エツジ
検出器7の検出出力で作動し、信号線tから入力するカ
ウント値をビツトイメージに変換して信号線wを介して
ビツトイメージメモリ24に記憶させる。この変換時にエ
ラーが発生したときは、リセツト信号を出力する。ビツ
トイメージメモリ24は、(i)信号線wからのビツトイ
メージを記憶する、(ii)信号線vからの信号入力で記
憶しているビツトイメージを信号線xを介してキヤラク
タ変換器25に送出する、(iii)リセツト信号が入ると
記憶していたビツトイメージをクリアする、各動作を行
う。
キヤラクタ変換器25は、信号線vからの信号入力で作動
を開始し、ビツトイメージメモリ24から到来するビツト
イメージをキヤラクタに変換し、これを信号線yを介し
て出力回路26に与える。なお、キヤラクタ変換の際にエ
ラーが発生した時はリセツト信号を出力する。
そして、出力回路26は信号線yからのデータ(キヤラク
タ信号)を出力線zに送出し、図示しない表示手段やそ
の他の情報処理装置等に供給する。この送出の完了に伴
つてリセツト信号を出力する。
第6図は従来の符号読取装置の他例を示すブロツク図で
あつて、第5図におけるスタート判定部109とストツプ
判定部106の機能を共通のスタート・ストツプ判定部に
よつて行なうようにした点を除いて他の構成は同じもの
である。したがつて、第6図の説明はこのスタート・ス
トツプ判定部を中心とし、第5図と同じ部分の説明は省
略する。
同図において、スタート・ストツプ判定部110はスター
ト判定とストツプ判定の機能を兼ねており、したがつて
第5図におけるスタート判定部109とストツプ判定部106
へのエツジ検出器7のエツジ検出信号を切替える切替器
31は不要となっている。
このスタート・ストツプ判定部110は、少くとも最初の
バーとスペースのカウント値を比較してスペース又はバ
ーのカウント値(カウンタメモリ12の内容)が直前のス
ペース又はバーのカウント値(前回カウンタメモリ35の
内容)のある定数(第6定数レジスタ36の内容)倍以上
になつた時、リセツト信号を信号線サに送出する。すな
わち、スタート判定の際、スタートマージンを見ずに、
少なくとも最初のバーとスペースのカウント値の比較で
行つており、前記のようにスタートでないと判断したと
き、リセツト信号を出力する。
又、カウンタメモリ12は、信号線lからのカウント値を
記憶し、これを信号線mに送出する。そして、リセツト
信号により、記憶していたカウント値をリセツトする。
第5定数レジスタ33には、(ワイドバー又はスペース/
スロースキヤンスピード)より大きいカウント値が予め
設定されており、その値を信号線カに与えており、リセ
ツト信号が入つた時のみ信号線カと信号線キとをつなぐ
切替器34を介して前回カウンタメモリ35に記憶する。記
憶された上記カウント値は信号線クを介して乗算器37に
与えられ、乗算器37で第6定数レジスタ36に設定されて
いる定数すなわち(ワイドバー又はスペース/ナローバ
ー又はスペース)より大きい値と乗算される。乗算結果
は信号線コを介してマージン比較器38に供給される。
マージン比較器38は、信号線mからのカウンタメモリ12
の出力信号(カウント値)と上記乗算器37の乗算出力値
とを比較し、上記カウント値が乗算出力値以上の時に信
号線サ上に信号を出力する。
切替器40は、(i)リセツト信号が入ると信号線サとリ
セツト線をつなぎ、信号線サからの読取り停止の信号を
リセツト信号として出力させる。又(ii)信号線ウから
の信号(フアーストバー/スペース判定部108の出力信
号)が入ると、信号線サとリセツト出力線を切り離し、
信号線サと信号線vをつなぐ様に動作する。
また、切替器39は、信号線iからの信号が入つた時の
み、信号線mと信号線tとを継ぎ、第1カウンタメモリ
12の値をデコーダ部107に供給する。
ストツプ判定は、現在読んでいるバー又はスペースのカ
ウント値、すなわち第1カウンタメモリ12の内容が、直
前のスペース又はバーのカウント値、すなわち前回カウ
ンタメモリ35の内容、のある定数(第6定数レジスタ36
に設定されている値)倍以上になつた時に、信号線ニに
送出する。カウンタメモリ12は信号線lからの信号、す
なわちカウンタ部104の第1カウンタ回路8のカウント
値を記憶し、それを信号線mに送出する。切替器32は信
号線iからの信号によりカウンタメモリ12の値を前回カ
ウンタメモリ35に与える。前回カウンタメモリ35は、信
号線キからの信号を記憶し、その値を信号線クを介して
乗算器37に与える。第6定数レジスタ36にはバーコード
の(ワイドバー又はスペース/ナローバー又はスペー
ス)より大きい値が予め設定されており、この設定値を
信号線ケを介して乗算器37に与え、前回カウンタメモリ
35に記憶した値と乗算して、信号線コを介してマージン
比較器38に出力する。
マージン比較器38は、カウンタメモリ12の値と乗算器37
の乗算出力とを比較し、カウンタメモリ12からの値、す
なわちカウンタ部104の第1カウンタ回路8のカウント
値が乗算器37の出力値以上のとき、信号線サに比較出力
を送出する。
マージン比較器38の出力を入力とする切替器40は、前記
のように、リセツト信号が入ると信号線サと信号線vを
切り離し、信号線ウからのフアーストバー/スペース判
定部108からの出力信号により信号線サと信号線vを継
ぐ。すなわち、フアーストバー/スペース判定部108か
らのフアーストバー/スペース判定信号(スタートマー
ジン判定信号)が入力した時点から、ストツプ判定信号
をデコーダ部107に与え、デコーダ動作を制御する。
デコーダ部107は、第5図において説明したように、読
取つたバーコードのバー又はスペースの幅に対応するク
ロツクCLのカウント値に基づいて、該バーコードの符号
の意味をデコード処理する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記第5図、第6図に示した従来技術においては、符号
(バーコード)読取りの終了すなわち、ストツプ判定
は、現在読んでいるバー又はスペースのカウント値がそ
の直前のバー又はスペースに対するカウント値のある定
数倍以上となつたことで判定している。この定数は光電
変換部の通常の平均的な走査速度をもとにして設定され
るものである。したがつて、上記の走査速度が平均的速
度より遅いときはストツプ判定が行なわれる前にリセツ
トがかかり、読取つた符号はクリアされ、再度の読取り
操作をしなければならないという問題がある。なお、符
号を構成するコード幅が大きい場合には読取り中のエラ
ー発生率が大きくなるという問題もある。また、この様
な遅い走査速度を考慮して上記定数を設定すると、スト
ツプマージンを大きくとる必要があり、符号表示スペー
スの拡大となると共に、カウント回路の容量も大きくし
なければならず、コスト上の問題も生ずる。
本発明の目的は、上記従来技術の諸問題を解決し、読取
りのための走査速度が平均な速度よりも遅い場合であつ
ても、正しく読取りがなされた限り、ストツプ判定を行
なつてデコード動作に入ることができる様にした符号読
取装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、カウンタ部に備えたオーバフロー検出部の
オーバフロー検出出力をストツプ判定信号として用いる
構成としたことにより達成される。
〔作用〕
カウンタ部のオーバフロー検出部がカウント回路のオー
バフローを検出したとき、この検出信号をストツプ判定
信号とするため、走査速度が遅い場合でもバーコード読
取りの終了としてデコーダを動作させることができ、カ
ウント回路の容量も小さいもので済む。
〔構成〕
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図であつて、
光電変換部101、フアーストスペース検出部102、第1エ
ツジ検出部103、第2エツジ検出器7、切替器31、フア
ーストバー/スペース判定部108、カウンタ部104、切替
器11、スタート判定部109、切替器39,40,27、ストツプ
判定部106、切替器21,22、及びデコーダ部107の構成は
前記第5図において説明した従来例と同じであり、スト
ツプ判定信号の一つをカウンタ部104のオーバフロー検
出部100の検出信号とする点を除いて、その動作は同一
である。
ここでは、本実施例の要点であるオーバフロー検出信号
によりストツプ判定を行なわせる構成とその動作につい
て説明し、前記従来例と共通する構成及び動作について
は省略する。
第1図において、カウンタ部104はオア回路44を介して
入力される信号で0クリアされてカウントを開始する第
1カウンタ回路8と、オーバフロー値を決定する定数を
設定する第1定数レジスター9、及び第1カウンタ回路
8のカウント値を第1定数レジスタ9の設定値と比較し
てオーバフロー検出信号を出力するオーバフロー比較器
10とから構成される。
この様に構成されたカウンタ部は、符号のバー又はスペ
ースの読取り幅に対応したクロツクCLを第1カウンタ回
路8でカウントし、そのカウント値をスタート判定部10
9でのスタート判定、ストツプ判定部106でのストツプ判
定に用いると共に、デコーダ部107においてビツトイメ
ージ変換する。一方、このカウント値はオーバフロー検
出部100に入力されており、オーバフロー比較器10にお
いて第1定数レジスタ9に設定されている定数と比較さ
れる。
オーバフロー検出部100の検出信号(信号線シ上の信
号)は、フアーストバー/スペース判定部108が符号の
フアーストバー又はフアーストスペースを検出した時点
で発生される信号線ウ上の信号でy側に切替えられてい
る切替器42に入力される。この切替器42はリセツト信号
が入力することによつてx側に切替えられ、オーバフロ
ー検出部のオーバフロー検出信号をリセツト信号として
出力する。
切替器42がy側に切替えられている状態において、カウ
ンタ部104の第1カウンタ回路8にオーバフローが発生
すると、このオーバフロー検出信号は切替器42からオア
回路43を通してデコーダ部107のデコード指令信号とし
て与えられる。
第2図は上記の動作の説明図であつて、(a)は符号で
あるバーコード表示でCは走査方向、(b)は(a)の
バーコードを早く走査して読取つた波形図でtAはバー又
はスペースに対するカウント値、Aは第1図のストツプ
判定部106の第3定数レジスター18に設定された定数、
また(c)はバーコードを遅く走査して読取つた波形図
である。
同図において、(a)のバーコードを早い走査速度で読
取つた(b)では、最終バー又はスペース(この場合は
バー)に対するクロツクCLのカウント値tAは小さく、そ
の定数A倍した時点でストツプ判定部106の第2マージ
ン比較器20からストツプ判定信号が切替器22を通り、オ
ア回路43からデコーダ部107に与えられるので、読取つ
たコードに対するカウント値がデコードされる。
言うまでもなく、第3定数レジスター18に設定される定
数Aは、カウンタ部104のオーバフロー検出部100の第1
定数レジスター9に設定される定数よりも小さい値とさ
れる。
一方、(c)に示したように、読取りが遅い走査により
行なわれたために、符号の最終バーのtAの値が大きくな
り、この値tAを定数A倍したものが、オーバフロー検出
部100の第1定数レジスター9に設定された定数より大
きくなつてしまうと、第5図の構成ではオーバフロー発
生の検出信号によりリセツトがかかつてしまう。しか
し、第1図に示した本実施例の構成では、前記したよう
に、このオーバフロー検出信号が切替器42、オア回路43
を通してデコーダ部107に印加され、ストツプ判定信号
として機能し、読取つた符号をデコードして出力データ
を得ることができる。
このように、従来技術では再読取り操作をしなければな
らないような走査速度の遅いときにも、正しい読取りデ
ータを得ることができるようになる。
第3図は本発明の他の実施例を示すブロック図であつ
て、前記第6図に示した従来例に対応するものである。
同図の構成は、符号読取りのスタート判定とストツプ判
定の機能を同一のスタート・ストツプ判定部110で兼用
したものであり、光電変換部101、フアーストスペース
検出部102、第1エツジ検出部103、第2エツジ検出器
7、フアーストバー/スペース判定部108、カウンタ部1
04、スタート・ストツプ判定部110、デコーダ部107及び
切替器11,39,40の部分は第6図と同一構成、同一機能
で、本実施例ではカウンタ部104のオーバフロー検出部1
00の出力側にフアーストバー/スペース判定部108の判
定信号でx側からy側に切替えられる切替器42を設けた
点に特徴がある。
この実施例においては、符号読取りのスタート判定とス
トツプ判定を別構成で行うものに替えて、兼用のスター
ト・ストツプ判定部110を設け、カウンタ部104のオーバ
フロー検出部100のオーバフロー検出信号を、前記第1
図の実施例と同様に、ストツプ判定信号としてオア回路
43を介してデコーダ部107に印加している。
この構成においても、第2図の動作説明図(c)に示し
たように、遅い走査速度で符号が読取られ、スタート・
ストツプ判定部110がストツプ判定として機能している
ときに、最終符号に対するカウント値を第6定数レジス
ター36に設定されている定数倍した値より現在のカウン
ト値が大くなつてストツプ判定を行う前に、カウント部
のオーバフロー検出部100でオーバフローが検出されて
も、このオーバフロー検出信号を切替器42を介してデコ
ーダ部107にストツプ判定信号として印加されるため、
読取り符号はデコード処理され、第6図の構成における
ような再読取り操作をする必要がなくなる。
第4図は本発明のさらに他の実施例を示すブロツク図で
あつて、上記第3図と同様に第6図の従来例に対応する
ものである。
同図に示した符号読取装置は、スタート・ストツプ判定
部110の判定信号と、カウンタ部104のオーバフロー検出
部100のオーバフロー検出信号とをオア回路45を介して
切替器41に入力し、スタート・ストツプ判定部110のス
トツプ判定信号とオーバフロー検出部100のオーバフロ
ー検出信号のいずれかによつてデコーダ部107のデコー
ド動作を行なわせる構成とした点を除いて、第3図で説
明した前記本発明の他の実施例と同様のものである。
同図において、切替器41は、リセツト入力によりx側へ
切替つて信号線ス上のオア回路45からのスタート・スト
ツプ判定信号又は信号線シ上のオーバフロー検出信号を
リセツト信号として出力し、フアーストスペース判定部
108の出力信号線ウ上に信号があるときy側に切替わ
り、上記オア回路45の出力信号線ス上の信号を信号線v
を介してデコーダ部107に入力し、ビツトイメージメモ
リ24とキヤラクタ変換器25を作動させる。
この様な構成によつても、前記第2図(c)に示したよ
うな遅い走査速度で符号読取りが行なわれて、スタート
・ストツプ判定部110がストツプ判定信号を出力する前
に、オーバフロー検出部100がオーバフローを検出する
と、このオーバフロー検出信号がオア回路45と切替器41
を通つてデコーダ部107にデコード動作を指令するの
で、前記従来例における様な再読取りの必要性はなくな
る。
なお、上記各実施例におけるオア回路44は、リセツト信
号、第1エツジ検出部103の第1エツジ検出信号及びフ
アーストバー/スペース判定部108の判定信号をカウン
タ部104の第1カウンタ回路8に与えて、このカウンタ
回路を0クリアしてカウント開始させるためのもので、
前記第5図のオア回路41、第6図のオア回路44に相当す
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、符号のバー又は
スペースに対するカウント値がその直前のスペース又は
バーに対するカウント値のある定数(ワイドバー又はス
ペース/ナローバー又はスペース)倍以上のときに符号
の終了と判定するストツプ判定機構を有するものに、上
記カウント値を出力するカウンタがオーバフローした場
合に、そのオーバフロー検出信号をストツプ判定信号と
して用いる構成としたため、符号読取りのための走査速
度が遅くて、符号の読取りが正しく行なわれたにもかか
わらず、リセツトがかかつて、再読取りを余儀なくされ
る事態や、符号の幅が大きい場合の上記と同様の不都合
をなくし、読取り率を向上させることができ、また、ク
ロツクカウンタ回路の容量も少ないものを使用できる、
等、上記従来技術の欠点を除いて優れた機能の符号読取
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、第2図は
本発明の動作説明図、第3図は本発明の他の実施例を示
すブロツク図、第4図は本発明のさらに他の実施例を示
すブロツク図、第5図は従来技術の一例を示すブロツク
図、第6図は従来技術の他の例を示すブロツク図であ
る。 100……オーバフロー検出部、101……光電変換部、102
……フアーストスペース検出部、103……第1エツジ検
出部、7……第2エツジ検出器、104……カウンタ部、1
06……ストツプ判定部、107……デコーダ部、108……フ
アーストバー/スペース判定部、109……スタート判定
部、110……スタート・ストツプ判定部、41,42……切替
器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】媒体上に表示された符号を読取る光電変換
    手段と、この光電変換手段から出力される2値信号の変
    化に応じた時間をクロツク信号でカウントするカウンタ
    手段と、このカウンタ手段から出力されるカウント値に
    基づいて読取りのスタート判定と読取りのストツプ判定
    を行う読取り判定手段と、上記カウンタ手段から出力さ
    れるカウント値をデコード処理するデコード手段とを備
    え、上記符号を解読出力する符号読取り装置において、
    前記カウンタ手段は前記クロツク信号をカウントするカ
    ウンタ回路と、定数レジスタとオーバフロー比較器とか
    ら成るオーバフロー検出手段を有し、前記判定手段が読
    取りのストツプ判定を行う前に上記オーバフロー検出器
    にオーバフロー検出出力があるときにはこのオーバフロ
    ー検出出力を読取りのストツプ判定信号として前記デコ
    ーダ手段に供給する切替手段を設け、前記判定手段の読
    取りのストツプ判定前の上記カウンタ回路のオーバフロ
    ーによる再読取りを不要とする様に構成したことを特徴
    とする符号読取装置。
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