JP2677806B2 - 符号読取装置 - Google Patents

符号読取装置

Info

Publication number
JP2677806B2
JP2677806B2 JP62300114A JP30011487A JP2677806B2 JP 2677806 B2 JP2677806 B2 JP 2677806B2 JP 62300114 A JP62300114 A JP 62300114A JP 30011487 A JP30011487 A JP 30011487A JP 2677806 B2 JP2677806 B2 JP 2677806B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code
signal
detection signal
supplied
count
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62300114A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01142889A (ja
Inventor
純一 大内
和男 長谷川
康二 中瀬
弘明 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP62300114A priority Critical patent/JP2677806B2/ja
Priority to US07/208,182 priority patent/US4859840A/en
Publication of JPH01142889A publication Critical patent/JPH01142889A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2677806B2 publication Critical patent/JP2677806B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、媒体上に表示された符号(例えば、バーコ
ード)を光電変換器等で走査して読み取り、その符号で
示される情報を計算器で処理可能な信号にデコードして
出力する符号読取装置に係り、特に、符号の読取り及び
デコードの確度を高めるようにした符号読取装置に関す
る。 〔従来の技術〕 一般に、この種の符号読取装置は、帳票や物品表面等
の媒体上に、種々のコード体系にしたがって表示された
符号を光学読取装置等のスキャナによって光電変換し、
得られた電気信号をマイクロプロセッサ等の計算装置で
処理できるようにデコードして出力するものである。こ
の場合、表示される符号としては、バーコード、カルラ
コード等の専用表示符号や一般文字があり、これらをデ
コードするために、表示方法には一定の基準が定められ
ている。この基準は、表示間隔及び表示範囲に関する規
定であって、例えば、バーコードについては、日本工業
規格〔JIS X 0502〕(昭和62年4月30日第1刷発行)第
3頁乃至第9頁の記載のものや、American National St
andard 〔ANSI:MH10.8M−1983〕の第8頁等に規定され
ているもの等がある。これらの表示の読み取りに際して
は、スキャナとして代表的な光学読取装置が用いられ、
その中でも、ペン型のものだけでなく、セルフ・スキャ
ニング・タイプのハンド・ワンド・モデルや据置型のい
ずれかのものであってもよい。 第10図は、既知の符号読取装置の代表例である光学式
符号読取装置(以下、バーコードリーダと記す)の回路
構成の一例を示すブロック図である。 また、第11図乃至第14図は、第10図に示した既知のバ
ーコードリーダの動作状態を説明する説明図である。 第10図において、101は光電変換部、102はファースト
スペース検出部、103は第1エッジ検出部、104はカウン
タ部、105はスタートマージン判定部(スタート判定
部)、107はデコーダ部、110はストップマージン判定部
(ストップ判定部)である。 第10図において、光電変換部101は光電変換器1と2
値化回路2とからなり、光電変換器1は、媒体上に光反
射効率の高いスペースと、光吸収率の高いバーとの2つ
の状態で交互に表示された符号を検出して、所定電圧レ
ベルの電気信号aに変換して出力し、2値化回路2は、
電気信号aを受け、例えば光反射率の高い白色のスペー
スをローレベル(以下“L"と記す)として、一方、例え
ば光吸収率の高い黒色のバーをハイレベル(以下“H"と
記す)とした2値化信号bに変換する。 ファーストスペース検出部102は、切替器3とスペー
ス検出器4とからなり、光電変換部101からの2値化信
号bを切替器3を介してスペース検出器4または切替器
5に供給する。切替器3は、初期にリセット信号の印加
によってスペース検出器4側に切替えられている。光電
変換部101は、第11図に示されるように、バーコードの
表示位置の前方から走査を開始する場合、その表示位置
の前方のスペース(ファーストスペース)において“L"
信号をスペース検出器4に供給する。スペース検出器4
の出力は、カウンタ部104の第1カウンタ回路8に接続
され、スペース検出器4の発生する信号cが上記表示位
置の前方のスペースによって得られる"L"信号であると
き、検出信号eを第1カウンタ回路8に供給する。第1
カウンタ回路8は、検出信号eの供給によってクリアさ
れ、その後に入力されるクロック信号のカウントを開始
する。 このとき、切替器3は、検出信号eの印加によって第
1エッジ検出部103側に切替えられ、第1エッジの検出
のために待機する。第1カウンタ回路8は、検出信号e
の持続時間中にクロック信号の数をカウントし、第1カ
ウンタ回路8のカウント値が第1定数レジスタ9に設定
されているオーバフロー値(例えば、光電変換部101が
スペース上で停止しているような状態)に達すると、オ
ーバフロー比較器10はリセット信号を出力し、第1カウ
ンタ回路8を始めとする装置全体をリセットする。 一方、第1カウンタ回路8のカウント値jは、切替器
11を通してスタートマージン判定部105の第1カウンタ
メモリ12に供給され、第1マージン比較器14は、後述す
る信号hの供給時に、第1カウンタメモリ12のカウント
値と第2定数レジスタ13の設定値とを比較する。 第11図のaに示されるように、第1カウンタ回路8の
カウント値j、即ち、第1カウンタメモリ12に供給され
る信号線1のカウント値をtM(バーコード直前のスペー
スのカウント時間)とし、第2定数レジスタ13に設定さ
れているスタートマージン時間をtSとしたとき、tM>tS
であれば、第12図(a)に示されるように、走査のスタ
ート位置がバーコードから十分離れているものと判断さ
れる。 また、第11図のbに示されるように、走査のスタート
位置がバーコードから十分離れていても、途中に汚れP
があったような場合、走査のスタート位置から汚れPま
でのカウント時間tM1、汚れPからバーコードの位置ま
でのカウント時間tM2は、それぞれtSより小さくなり、
(tM1<tS、tM2<tS)、やはりスタート判定はできない
と判断する。 一方、第11図のcに示されるように、走査のスタート
位置がバーコードに近いときは、第12図(c)に示され
るように、走査のスタート位置からバーコードまでのカ
ウント時間tMは、tM<tSとなり、これもまたスタート判
定はできないと判断する。 上記第11図b、cに示される場合には、スタートマー
ジン判定部105からリセット信号が出力され、バーコー
ドの読み取りはなされない。 ここで、第11図のaに示されるように、tM>tSである
と、スペース検出器4の検出出力eは、切替器3に供給
され、切替器3を切替器5側に切替える。第1エッジ検
出部103の第1エッジ検出器6は、表示位置の前方のス
ペースから最初のバーコードに達したときに、光電変換
部101から出力される“L"から“H"への変化(第11図の
イ点)に伴う変化信号fを検出し、第1変化検出信号h
を出力する。変化検出信号hは、切替器5を第2エッジ
検出部7側に切替えるとともに、カウンタ部104の第1
カウンタ回路8に供給され、第1カウンタ回路8はクロ
ック信号のカウントを開始する。また、切替器11は、ス
ペース検出器4の検出出力eにより、ストップマージン
判定部110側に切替えられる。第2エッジ検出部7は、
最初のバーコードの終わりのエッジ、即ち、第11図のロ
点における“H"から“L"への変化を検出し、第2変化検
知信号iを出力する。 一方、第1カウンタ回路8は、第1エッジ検出器6が
第1エッジを検出した時点からカウントを開始し、その
カウント値は、第2エッジ検出器7が第2エッジを検出
した時点(信号線iの信号出力時点)において、ストッ
プマージン判定部110の第2カウンタメモリ15に格納さ
れる。第2カウンタメモリ15は、カウント値を信号線o
に出力し、そのカウント値は、第2変化検出信号信号i
によって切替えられる切替器16を通して信号線tからデ
コーダ部107に供給される。即ち、この時点には、第11
図のイ点からロ点までのバーコード(バーB1)の幅に対
応したカウント値がデコーダ部107に供給されることに
なる。 次に、第2エッジ検出器7は、第11図のaにおけるロ
点の“H"から“L"への変化と、同図のハ点の“L"から
“H"への変化とを順次検出し、ロ点からハ点までのカウ
ント値がデコーダ部107に供給される。 以下、同様にしてそれぞれのバーコードのスペースの
幅及びバーの幅に相当するカウント値が順次デコーダ部
107に供給される。 以上のように、スタートマージン判定部105は、表示
位置の前方のスペースがスタートマージンを満足してい
るか否かを確認し、満足していないと判断したとき、リ
セット信号を出力し、バーコードの読み取りを開始させ
ない。 切替器22は、第1エッジ検出部103から第1変化検知
信号hが供給されると、ストップマージン判定部110か
ら出力された信号uをデコーダ部107に供給する。 この場合、スタートマージン判定部105の第2定数レ
ジスタ13は、スタートマージンに対応する定数が予め設
定されており、その設定値nが第1マージン比較器14に
供給される。第1マージン比較器14は、第1変化検出信
号hが入力された時点から動作を開始し、第1カウンタ
メモリ12からのカウント値mと第2定数レジスタ13の設
定値nとを比較し、m<nのときにリセット信号を出力
し、バーコードの読み取り動作が行われないようにす
る。 幾つかのバーコードの読み取りが終了し、再びスペー
ス部分に入ったとき、即ち、第13図におけるニ点の“H"
から“L"への変化時点に、第1カウンタ回路8は、クロ
ック信号のカウントを開始し、そのカウント値がストッ
プマージン判定部110の第2カウンタメモリ15に格納さ
れる。第2マージン比較器15は、第2カウンタメモリ15
のカウント値tNと第7定数レジスタ42に設定されてある
ストップマージンに対応する値tCとを比較する。 なお、この設定値tCは、バーコードリーダの操作者ま
たは操作時のスキャンスピードの変動を考慮した上で設
定される定数であって、第13図のaまたはbに示される
ようなスキャンスピードが遅いとき、速いときに対応す
る第14図(a)、(b)の波形のように、tN>tCであれ
ば、バーコードの読み取りが終了したものと判断し、切
替器22を切替え、第2マージン比較器15からの第1比較
信号vをデコーダ部107に供給し、デコーダ部107にデコ
ード指令を与える。 一方、第13図のcに示されるように、ストップマージ
ンとして確保してあるスペース部分に、汚れP′があっ
て、tN<tCとなるときは、第14図(c)に示されるよう
に、この汚れP′をバーコードとして誤って読み込み、
誤動作を生じる恐れがある。これに対して、第7定数レ
ジスタ42は、ストップマージンに対応する定数sが予め
設定されており、その設定値sを第2マージン比較器20
に供給し、バーまたはスペースのカウント値が上記設定
値s以上になったとき、第2マージン比較器15からの第
2比較信号vを切替器22を介してデコーダ部107に供給
し、デコーダ部107にデコード停止指令を与える。 なお、上記説明では、スペースを白地、バーを黒地と
し、それぞれ信号のレベルを“L"、“H"としたが、これ
に限るものではない。 なお、この種の従来技術に関するものとして、特公昭
60−35707号公報に記載のものがある。 〔発明が解決しようとする課題〕 前述の従来技術においては、バーコードの表示位置の
前方のスペースがある一定距離(ワイドスペース幅より
も大きい距離)以上またはある一定時間(ワイドスペー
ス幅のカウント時間より大きい時間)以上であることが
検出されたとき、バーコードの読み取りのスタートと判
定しているので、バーコードの表示位置の前方のスペー
スとして、ある一定距離以上または一定時間以上のもの
が必要になり、その結果、バーコードを表示する際に、
バーコード表示を高密度化することが困難であり、しか
も、スペース部分に汚れがつく可能性が高くなって、誤
動作を生じ易いという問題がある。 また、前述の従来技術においては、バーまたはスペー
スに対するカウント値がある定数値より大きいとき、バ
ーコードの読み取りの終了と見なしてデコード動作を開
始させるように制御しているので、バーコードリーダの
スキャンスピードにより、ストップマージンに必要なス
ペース/バーの幅が変化するようになって、速いスキャ
ンスピードに対応させるためにストップマージン幅を大
きく設定しなければならず、その結果、バーコードを表
示する際に、バーコード表示を高密度化することが困難
であり、しかも、このマージン部分に汚れがつく可能性
が高くなって、誤動作を生じ易いという問題がある。 本発明は、上記従来技術の問題点を解決するもので、
その目的は、バーコード表示の高密度化を可能にし、符
号の読み取りに際する誤動作の発生を低減した符号読取
装置を提供することにある。 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、本発明は、媒体上に表示
された符号を読み取り、2値信号を出力する光電変換部
と、2値信号の変化時を表す変化検知信号及び変化検知
信号の時間間隔をクロック信号でカウントしたカウント
信号を出力する計時部と、変化検知信号の供給回数が所
定数に達したときに最初の符号を読み取ったものと判定
してスタート判定信号を出力するスタート判定部と、デ
コード開始信号の供給によってカウント信号をデコード
処理するデコーダ部と、カウント信号を用いて、現在の
符号のカウント値と、その直前の符号のカウント値に正
規の符号と認識できる許容範囲を示す定数を乗算した値
とを比較し、現在の符号のカウント値の方が大きくなっ
た場合に、非符号検出信号を出力する非符号検出部と、
スタート判定信号が未だ供給されない場合に、非符号検
出信号の供給があった場合、読み取った符号が正規の符
号でないと判定し、装置内の各部を読み取り前の状態に
復帰させるリセット信号を出力し、一方、スタート判定
信号が既に供給された場合に、非符号検出信号の供給が
あった場合、正規の符号の読み取りを終了したものとし
て、デコーダ部を動作させるデコード開始信号を出力す
るように切替える切替器とを備えた第1の手段を具備す
る。 また、上記目的を達成するために、本発明は、媒体上
に表示された符号を読み取り、2値信号を出力する光電
変換部と、2値信号の変化時を表す変化検知信号及び変
化検知信号の時間間隔をクロック信号でカウントしたカ
ウント信号を出力する計時部と、変化検知信号の供給回
数が所定数に達したときに最初の符号を読み取ったもの
と判定してスタート判定信号を出力するスタート判定部
と、デコード開始信号の供給によってカウント信号をデ
コード処理するデコーダ部と、カウント信号を用いて、
現在の符号のカウント値とその直前の符号のカウント値
との比率が、正規の符号と認識できる許容範囲を表す常
数よりも大きいかを比較し、その比率の方が大きくなっ
た場合に、非符号検出信号を出力する非符号検出部と、
スタート判定信号が未だ供給されない場合に、非符号検
出信号の供給があった場合、読み取った符号が正規の符
号でないと判定し、装置内の各部を読み取り前の状態に
復帰させるリセット信号を出力し、一方、スタート判定
信号が既に供給された場合に、非符号検出信号の供給が
あった場合、正規の符号の読み取りを終了したものとし
て、デコーダ部を動作させるデコード開始信号を出力す
るように切替える切替器とを備えた第2の手段を具備す
る。 さらに、上記目的を達成するために、本発明は、媒体
上に表示された符号を読み取り、2値信号を出力する光
電変換部と、2値信号の変化時を表す変化検知信号及び
変化検知信号の時間間隔をクロック信号でカウントした
カウント信号を出力する計時部と、変化検知信号の供給
回数が所定数に達したときに最初の符号を読み取ったも
のと判定してスタート判定信号を出力するスタート判定
部と、デコード開始信号の供給によってカウント信号を
デコード処理するデコーダ部と、カウント信号を用い
て、現在の符号のカウント値を正規の符号と認識できる
符号の許容範囲を表す定数で除算した値と、その直前の
符号のカウント値とを比較し、除算した値の方が大きく
なった場合に、非符号検出信号を出力する非符号検出部
と、スタート判定信号が未だ供給されない場合に、非符
号検出信号の供給があった場合、読み取った符号が正規
の符号でないと判定し、装置内の各部を読み取り前の状
態に復帰させるリセット信号を出力し、一方、スタート
符号検出信号の供給が既にあった場合に、非符号検出信
号の供給があった場合、正規の符号の読み取りを終了し
たものとして、デコーダ部を動作させる前記デコード開
始信号を出力するように切替える切替器とを備えた第3
の手段を具備する。 〔作用〕 上記第1の手段によれば、スタート判定部は、変化検
知信号の供給回数が所定数に達したときに最初の符号を
読み取ったものと判定してスタート可を示すスタート判
定信号を出力し、非符号検出部は、現在の符号のカウン
ト値と、その直前の符号のカウント値に正規の符号と認
識できる許容範囲を示す定数を乗算した値とを比較し、
現在の符号のカウント値の方が大きくなった場合に、非
符号検出信号を出力し、切替器は、スタート判定信号が
未だ供給されない場合に、非符号検出信号の供給があっ
た場合、読み取った符号が正規の符号でないと判定し、
リセット信号を出力して装置内の各部を読み取り前の状
態に復帰させ、一方、スタート判定信号が既に供給され
た場合に、非符号検出信号の供給があった場合、正規の
符号の読み取りを終了したものと判定して、デコーダ部
を動作させるデコード開始信号を出力し、カウント信号
のデコードを開始させる。 また、上記第2の手段によれば、スタート判定部は、
変化検知信号の供給回数が所定数に達したときに最初の
符号を読み取ったものと判定してスタート可を示すスタ
ート判定信号を出力し、非符号検出部は、現在の符号の
カウント値とその直前の符号のカウント値との比率が、
正規の符号と認識できる許容範囲を示す常数よりも大き
いかを比較し、その比率の方が大きくなった場合に、非
符号検出信号の供給があった場合、読み取った符号が正
規の符号でないと判定し、リセット信号を出力し、切替
器は、スタート判定信号が未だ供給されない場合に、非
符号検出信号を出力して装置内の各部を読み取り前の状
態に復帰させ、一方、スタート判定信号が既に供給され
た場合に、非符号検出信号の供給があった場合、正規の
符号の読み取りを終了したものと判定して、デコーダ部
を動作させるデコード開始信号を出力し、カウント信号
のデコードを開始させる。 さらに、前記第3の手段によれば、スタート判定部
は、変化検知信号の供給回数が所定数に達したときに最
初の符号を読み取ったものと判定してスタート可を示す
スタート判定信号を出力し、非符号検出部は、現在の符
号のカウント値を正規の符号と認識できる符号の許容範
囲を表す定数で除算した値と、その直前の符号のカウン
ト値とを比較し、除算した値の方が大きくなった場合
に、非符号検出信号を出力し、切替器は、スタート判定
信号が未だ供給されない場合に、非符号検出信号の供給
があった場合、読み取った符号が正規の符号でないと判
定し、リセット信号を出力して装置内の各部を読み取り
前の状態に復帰させ、一方、スタート判定信号が既に供
給された場合に、非符号検出信号の供給があった場合、
正規の符号の読み取りを終了したものと判定して、デコ
ーダ部を動作させるデコード開始信号を出力し、カウン
ト信号のデコードを開始させる。 そして、上記第1乃至第3の手段は、いずれも、符号
の読み取り時におけるスタートマージン(スキャンのス
タート位置と最初の符号との間隔)及びストップマージ
ン(最後の符号とスキャンの終了位置との間隔)を最小
限度に選ぶことが可能となり、その分、表示される符号
の幅を狭めて、表示される符号を高密度化することが可
能になり、その上に、正規の符号の読み取りが行われる
以前に、無駄に符号をデコードされないので、次の符号
の読み取りの準備に要する時間を必要としない。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。 第1図は、本発明による符号読取装置の一実施例を示
すブロック構成図であって、符号読取装置がバーコード
読取装置である例を示すものである。 第1図において、40は切替器、101は光電変換部、107
はデコーダ部、108はスタート判定部、110は非符号検出
部、111は計時部である。 第1図に示されように、光電変換部101は、バーコー
ドをスキャンして読み取り、高レベル“H"及び低レベル
“L"からなる2値信号に変換する。計時部111は、光電
変換部101から供給される2値信号の変化状態を検出
し、変化の検出時に変化検知信号を発生し、かつ、変化
検知信号の時間間隔をクロック信号でカウントし、その
カウント値を示すカウント信号を発生する。スタート判
定部108は、計時部111から供給される変化検知信号の供
給回数をカウントすることによって最初の符号の有無の
検出、即ち、カウント値が所定数に達したときに最初の
符号を読み取ったものと判定し、スタート判定信号を発
生する。デコーダ部107は、計時部111から供給されるカ
ウント信号をデコード処理し、処理結果を読み取りデー
タとして出力する。非符号判定部110は、計時部111から
供給されるカウント信号を用い、最初の符号に続く2番
目以降の符号のカウント値とその直前の符号のカウント
値に正規の符号と認識できる許容範囲を表す定数を乗算
した乗算カウント値とを比較し、前者のカウント値が後
者の乗算カウント値よりも大きくなったときに非符号検
出信号を発生する。切替器40は、スタート判定部108か
らスタート判定信号が供給されない場合、非符号判定部
110の出力をリセット出力線に接続し、符号読取装置を
リセットするリセット信号を出力し、一方、スタート判
定部108からスタート判定信号の供給があった場合に、
非符号判定部110の出力をデコーダ部107に接続し、デコ
ード部107にデコード開始信号を供給してデコードを開
始させる。 次に、第2図は、第1図に示した本実施例の詳細な構
成を示すブロック構成図である。 第2図において、40は切替器、101は光電変換部、102
はファーストスペース検出部、103は第1エッジ検出
部、104はカウンタ部、107はデコーダ部、108はスター
ト判定部、109は非符号検出部、111は計時部であり、い
ずれも、図1に示された各構成要素40、101、107、10
8、110、111に対応するものである。 そして、光電変換部101は、バーコード等の符号を光
電変換器1で読み取り、読み取り信号を信号線aを介し
て2値化回路2に供給し、低レベル“L"及び高レベル
“H"からなる2値信号に変換し、変換した2値信号を信
号線bを介して計時部111のファーストスペース検出部1
02に供給する。 計時部111において、ファーストスペース検出部102の
切替器3は、リセット信号の入力によって図示の3r側に
切替えられており、信号線eの信号入力によって図示の
3s側に切替えられる。したがって、切替器3は、信号線
bをスペース検出器4に接続し、信号線cの2値信号が
スペースを示すものである(例えば、“L")のとき、信
号線eに検出信号を発生し、切替器3を3s側に切替え
る。これにより、光電変換部101の出力線bに得られる
2値信号は、切替器3を通って信号線dから第1エッジ
検出部103の切替器5に供給される。切替器5は、リセ
ット信号の入力によって5r側に切替されているので、信
号線dは信号線fを介して第1エッジ検出器6に接続さ
れる。 第1エッジ検出器6は、信号線fからの2値信号がス
ペースからバーを示すものに変化(例えば、“L"から
“H")したときを検出し、信号線hに第1変化検知信号
を発生する。信号線hの第1変化検知信号は、切替器5
に供給されると、切替器5を5s側に切替え、同時に、カ
ウンタ部104の第1カウンタ回路8に供給される。第1
カウンタ回路8は、第1変化検知信号の供給によってカ
ウント値が0になり、その後、クロック信号CLのカウン
ト動作を開始する。この場合、第1カウンタ回路8は、
リセット信号の入力だけでなく、後述する第2エッジ検
出器7から出力線iを介して供給される第2変化検知信
号の供給によっても同様にカウント値が0になり、その
後、クロック信号CLのカウント動作を開始し、いずれも
場合も、信号線jにカウント値を出力する。第1カウン
タ回路8から出力されたカウント値は、オーバフロー比
較器10において、第1定数レジスタ9に設定したオーバ
フロー値と比較され、第1カウンタ回路8のカウンタ値
がオーバフロー(例えば、スキャナを途中で停止させた
場合等)したときは、オーバフロー比較器10がリセット
信号を出力する。 第2エッジ検出器7は、切替器3の3s側への切替及び
切替器5の5s側への切替に対応して、光電変換部101か
ら2値信号が供給され、信号線hの第1変化検知信号が
バーからスペースを示すものへの変化(“H"から“L")
及びスペースからバーを示すものへの変化(“L"から
“H")をそれぞれ検出し、検出時に第2変化検知信号を
信号線iに発生する。第2変化検知信号は、第1カウン
タ回路8に供給されるとともに、スタート判定部108の
第2カウンタ回路28に供給される。 スタート判定部108は、信号線iからの第2変化検知
信号に基づいて、ファーストエレメント(最初の符号)
を検出した後、続いて供給されるファーストエレメント
(最初の符号)立下り部及びそれ以後のエレメント(符
号)の変化の数をカウントし、そのカウント値が第4定
数レジスタ28に予め設定してある定数に達したとき、信
号線ウにスタート判定信号を発生する(スタート判定を
行うために、スペースとバーの数をカウントしてい
る)。 第2カウンタ回路29は、信号線iの第2変化検知信号
の印加によりカウンタが順次インクリメントされ、信号
線アにそのカウント値を送出する。なお、第2カウンタ
回路28は、リセット信号の入力によってカウンタ値が0
にクリアされる。第4定数レジスタ28は、バーコードの
スタート判定に使用するエレメントの数(2以上)が予
め設定されており、その設定値が信号線イを介して比較
器30に供給される。比較器30は、信号線アのカウント値
と信号線イの設定値とを比較し、カウント値が第4定数
レジスタ28の設定値を超えていると、信号線ウにスター
ト判定信号を出力する。 カウンタ部104においては、切替器11は、第1エッジ
検出器6からの第1変化検知信号によって切替えられ、
第1カウンタ回路8のカウント値を信号線1を介してカ
ウンタメモリ12に送出する。カウンタメモリ12は、信号
線1からのカウント値を記憶し、記憶されたカウント値
を信号線mに送出し、入力されるリセット信号によって
記憶されたカウント値がクリアされる。切替器39は、信
号線iからの第2変化検知信号が印加されると、信号線
mと信号線tとを接続し、カウンタメモリ12のカウント
値をデコーダ部107に供給する。 非符号検出部109は、少なくとも最初のバーとスペー
スのカウント値を比較し、それらのエレメントのカウン
タ値(第1カウンタメモリ12に記憶されたカウント値)
がその直前のエレメント(符号)のカウンタ値(前回カ
ウンタメモリ35に記憶されたカウント値)のある定数
(第6定数レジスタ36の設定値)倍を超えたときに、信
号線サに非符号検出信号を送出する。即ち、符号の読み
取りのスタート判定の際に、スタートマージンを見るこ
となく、少なくとも最初のバーとスペースのカウント値
の比較を行い、正規の符号の読み取りのスタートでない
と判定したときに非符号検出信号を出力する。 第5定数レジスタ33は、(ワイドエレメント/スロー
スキャンスピード)より大きいカウント値が予め設定さ
れており、その設定値を信号線カに出力する。切替器34
は、リセット信号が入力されたとき、信号線カと信号線
キとを接続し、第5定数レジスタ33のカウント値を前回
カウンタメモリ35に供給し、そこに記憶させる。前回カ
ウンタメモリ35は、記憶したカウント値を信号線クを介
して乗算器37に供給し、乗算器37は、前回カウンタメモ
リ35のカウント値と、第6定数レジスタ35に設定されて
いるワイドエレメント/ナローエレメントより大きい値
とを乗算する。その乗算結果は、信号線コを介してマー
ジン比較器38に供給される。 マージン比較器38は、信号線mからの第1カウンタメ
モリ12のカウント値と乗算器37の乗算出力とを比較し、
前者が後者を超えていた場合に信号線サに信号を出力す
る。 切替器40は、(i)リセット信号が入力されると、信
号線サとリセット出力線を接続し、信号線サに得られた
信号をリセット信号として出力させる。また、(ii)信
号線ウからスタート判定信号が入力されると、信号線サ
とリセット出力線とを切離し、リセット出力線にリセッ
ト信号が出力されない。 非符号検出部110の切替器32は、信号線iから第2変
化検知信号が入力されたときに、信号線mと信号線キと
を接続し、カウンタメモリ12に記憶されたカウント値を
前回カウンタメモリ35に供給し、それ以外のときは、信
号線mと信号線キとを切離す。 切替器39は、信号線エから第2変化検知信号が入力さ
れたときに、信号線mと信号線tとを接続し、カウンタ
メモリ12に記載されたカウントー値をデコーダ部107に
供給する。 デコーダ部107は、読み取ったバーコードのエレメン
トの幅に対応するクロック信号CLのカウント値に基づい
て、バーコードの符号の意味をデコード処理するもので
あり、例えば第2図に図示されるような構成を具備して
いる。 このデコーダ部107における各構成ブロックの機能
は、次のようなものである。 ビットイメージ変換器23は、信号線iを介して第2エ
ッジ検出器7の第2変化検知信号の供給によって作動
し、信号線tから入力されるカウント値をビットイメー
ジに変換して信号線wを介してビットイメージメモリ24
に記憶する。この変換時にエラーが発生したときは、リ
セット信号を出力する。 ビットイメージメモリ24は、(i)信号線wから印加
されるビットイメージを記憶する、(ii)信号線vから
印加されるデコード開始信号により、記憶されているビ
ットイメージを信号線xを介してキャラクタ変換器25に
送出する、(iii)リセット信号が入力されると、記憶
されていたビットイメージをクリアする、というような
各動作を行う。 キャラクタ変換器25は、ビットイメージメモリ24から
印加されたビットイメージをキャラクタに変換し、これ
を信号線Yを介して出力回路26に供給する。なお、キャ
ラクタ変換の際にエラーが発生したときはリセット信号
を出力する。 そして、出力回路26は、信号線Yから印加されるキャ
ラクタ信号を出力線zに送出し、図示されない表示手段
に供給する。このキャラクタ信号の送出が完了すると、
リセット信号を出力する。 続いて、第3図は、本発明に用いられる非符号判定部
109の構成の第1実施例を示すブロック構成図である。 第3図において、120はカウンタメモリ(カウンタ部1
04のカウンタメモリ12に対応)、130は前回カウンタメ
モリ(前回カウンタメモリ35に対応)、140は定数レジ
スタ(第6定数レジスタ36に対応)、150は乗算器(乗
算器37に対応)、160は比較器(マージン比較器38に対
応)である。 前記構成による非符号判定部109の構成によれば、ス
タートマージン、ストップマージンを判定するために、
バーコード読み取りのためのスキャンに伴い、現在のエ
レメント(符号)のカウント値と、その直前のエレメン
ト(符号)のカウント値に正規の符号と認識できる許容
範囲を示すある定数を乗算した値とを比較している。そ
して、非符号判定部109は、カウンタメモリ120に記憶さ
れた現在の符号のカウント値と、前回カウンタメモリ13
0に記憶されている直前の符号のカウント値に定数レジ
スタ140に設定されている正規の符号と認識できる許容
範囲を示す定数を乗算した値とを比較し、前者が後者よ
りも大きくなった場合に、読み取った符号が非符号であ
ると判定し、非符号検出信号を出力しているもので、こ
のような非符号判定部109の採用によって、スタートス
ペース(スキャンのスタート位置と最初の符号との間
隔)またはストップスペース(最後の符号とスキャンの
終了位置との間隔)の判定を行っているものである。 また、第4図は、本発明に用いられる非符号判定部10
9の構成の第2実施例を示すブロック構成図である。 第4図において、170は除算器であって、その他、第
3図に示された構成部分と同じ構成部分については同じ
符号を付けている。 第4図に示された例においては、カウンタメモリ120の
カウント値を定数レジスタ140に設定したある定数で除
算した値と、前回カウンタメモリ130のカウント値とを
比較している。そして、非符号判定部109は、カウンタ
メモリ120に記憶された現在の符号のカウント値と前回
カウンタメモリ130に記憶されている直前の符号のカウ
ント値との比率が、定数レジスタ140に設定されている
正規の符号と認識できる許容範囲を表す常数よりも大き
いかを比較し、前者が後者よりも大きくなった場合に、
読み取った符号が非符号であると判定し、非符号検出信
号を出力しているもので、このような非符号判定部109
の採用によって、前述の例と同様に、スタートスペース
またはストップスペースの判定を行っているものであ
る。 さらに、第5図は、本発明に用いられる非符号判定部
109の構成の第3実施例を示すブロック構成図である。 第5図において、第4図に示された構成部分と同じ構
成部分については同じ符号を付けている。 第5図に示された例においては、カウンタメモリ120
のカウント値と前回カウンタメモリ130のカウント値を
除算器170で除算したものと、定数レジスタ140に設定し
たある定数とを比較器160で比較している。そして、非
符号判定部109は、カウンタメモリ120に記憶された現在
の符号のカウント値を定数レジスタ140に設定されてい
る正規の符号と認識できる符号の許容範囲を表す定数で
除算した値と、前回カウンタメモリ130に記憶されてい
る直前の符号のカウント値とを比較し、前者が後者より
も大きくなった場合に、読み取った符号が非符号である
と判定し、非符号検出信号を出力しているもので、この
ような非符号判定部109の採用によって、前述の2つの
例と同様に、スタートスペースまたはストップスペース
の判定を行っているものである。 ここで、本発明による符号読取装置の動作を、第6図
乃至第9図を用いて説明する。 第6図は、本発明の符号読取装置におけるスタート判
定動作の説明図であり、第7図は、第6図のスタート判
定動作の関連波形図である。 第6図において、ラインaはスキャンのスタート位置
がバーコードから十分離れているときのスキャンライン
で、第7図(a)はそのスキャン時の読み取り波形であ
る。この場合、ファーストバー(最初のバー符号)B1の
読み取りの時間に対応するカウンタ値をtA、ファースト
スペース(最初のスペース符号)S1の読み取りの時間に
対応するカウント値をtB、ある定数をAとすると、tB
A×tAになり、バーコードの読み取りがスタート可であ
ると判定される。 また、第6図のラインbに示されるように、スキャン
のスタート位置がバーコードから十分離れていても、そ
の途中に汚れPが存在する場合、第7図(b)に示され
るように、読み取り波形は、汚れPによって疑似の読み
取り信号が得られ、その読み取り信号に対してカウント
値tA1が得られる。この場合、汚れPに続くスペースの
カウント値tB1は、tB1>A×tAとなって、汚れPはバー
コードと見做されない。そして、本来のバーコードにお
けるファーストバー(最初のバー符号)B1のカウント値
tAと、それに続くファーストスペース(最初のスペース
符号)S1のカウント値のtBとの間で、tB<A×tAになる
ので、この時点においてバーコードの読み取りがスター
ト可と判定される。 さらに、第6図のラインcに示されるように、スキャ
ンのスタート位置がバーコードに近いときでも、ファー
ストバー(最初のバー符号)B1のカウント値tAとファー
ストスペース(最初のスペース符号)S1のカウント値の
tBとの間で、tB<A×tAになるので、バーコードの読み
取りがスタート可と判定される。 このように、本実施例においては、バーコードのファ
ーストバー(最初のバー符号)B1のカウント値tAのある
定数A倍の値A×tAよりも、バーコードのファーストス
ペース(最初のスペース符号)S1のカウント値tBが小さ
いときに、バーコードの読み取りがスタートしたと判定
するので、バーコード直前のスペースは短くても済むこ
とになる。そのため、バーコードを高密度化状態で表示
させることが可能になり、しかも、最初のバーコードの
前に位置するスペース部分に汚れPが付着する確率が低
くなって、汚れPに基づく読み取り時の誤動作が起き難
くくなる。この場合、ある定数Aは、既に述べたよう
に、ワイドエレメント/ナローエレメントよりも大きな
値であればよい。 続く、第8図は、本発明の符号読取装置における符号
読取判定動作の説明図であり、第9図は、第8図の符号
読取判定動作の関連波形図である。 第8図において、ラインaはスキャンスピードが遅い
ときのスキャンラインで、第9図(a)はそのスキャン
時の読み取り波形であり、ラインbはスキャンスピード
が速いときのスキャンラインで、第9図(b)はそのス
キャン時の読み取り波形であり、ラインcはスキャンス
ピードが速く、最後のバーコードの後の位置に汚れPが
あるスキャンラインで、第9図(c)はそのスキャン時
の読み取り波形である。 第8図及び第9図(a)乃至(c)において、スキャ
ンによって読み取ったエレメント(符号)のカウント値
がその直前のエレメント(符号)のカウント値(tAまた
はtB)のある定数A倍より大きいときに、バーコードの
読み取り終了と判定し、デコード動作が実行される。 このように、本実施例によれば、バーコードをスキャ
ンする際のスキャンスピードによらずに、ストップマー
ジンに必要なスペースとバーの幅が決まり、ストップマ
ージン幅の小さいバーコードを用いることが可能にな
り、バーコードを高密度化状態で表示することが可能に
なり、最後のバーコードの後の位置に汚れPが付着する
可能性を低くすることができ、汚れPに基づく読み取り
時の誤動作が少なくなる。 この場合においても、ある定数Aは、既に述べたよう
に、ワイドエレメント/ナローエレメントよりも大きい
値であればよく、例えばA=8に選んで実施することが
できる。 〔発明の効果〕 以上のように、請求項1乃至請求項3に記載の発明に
よれば、符号の読み取りの可否を変化検知信号のカウン
ト値を用いて判定するようにしているので、読み取り可
能な符号の仕様、即ち、符号の幅(長さ)やスキャンス
ピード(滞留時間)の仕様を決定する場合に、スタート
マージン(スキャンのスタート位置と最初の符号との間
隔)及びストップマージン(最後の符号とスキャンの終
了位置との間隔)を最小限度に選ぶことが可能になり、
その分、表示される符号の幅を狭めて、表示される符号
を高密度化することが可能になって、符号の読み取り時
の誤りを低減することができるという効果があり、その
上に、正規の符号の読み取りが行われる以前に、無駄に
符号がデコードされないので、次の符号の読み取り準備
に要する時間を必要としないという効果もある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明による符号読取装置の一実施例を示すブ
ロック構成図、第2図は第1図に示した本実施例の詳細
な構成を示すブロック構成図、第3図は本発明に用いら
れる非符号検出部の構成の第1実施例を示すブロック構
成図、第4図は本発明に用いられる非符号検出部の構成
の第2実施例を示すブロック構成図、第5図は本発明に
用いられる非符号検出部の構成の第3実施例を示すブロ
ック構成図、第6図は本発明の符号読取装置におけるス
タート判定動作の説明図、第7図は第6図のスタート判
定動作の関連波形図、第8図は本発明の符号読取装置に
おける符号読取判定動作の説明図、第9図は第8図の符
号読取判定動作の関連波形図、第10図は既知の符号読取
装置であるバーコードリーダのブロック構成図、第11図
と第12図は第10図に示したバーコードリーダのスタート
判定動作の説明図、第13図と第14図は第10図に示したバ
ーコードリーダの符号読取判定動作の説明図である。 40……切替器、101……光電変換部、104……カウンタ
部、107……デコーダ部、108……スタート判定部、110
……非符号検出部、111……計時部。
フロントページの続き (72)発明者 佐々木 弘明 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アル プス電気株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−6977(JP,A) 特開 昭58−3073(JP,A) 特開 昭58−221467(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.媒体上に表示された符号を読み取り、2値信号を出
    力する光電変換部と、前記2値信号の変化時を表す変化
    検知信号及び前記変化検知信号の時間間隔をクロック信
    号でカウントしたカウント信号を出力する計時部と、前
    記変化検知信号の供給回数が所定数に達したときに最初
    の符号を読み取ったものと判定してスタート判定信号を
    出力するスタート判定部と、デコード開始信号の供給に
    よって前記カウント信号をデコード処理するデコーダ部
    と、前記カウント信号を用いて、現在の符号のカウント
    値と、その直前の符号のカウント値に正規の符号と認識
    できる許容範囲を示す定数を乗算した値とを比較し、前
    記現在の符号のカウント値の方が大きくなった場合に、
    非符号検出信号を出力する非符号検出部と、前記スター
    ト判定信号が未だ供給されない場合に、前記非符号検出
    信号の供給があった場合、読み取った符号が正規の符号
    でないと判定し、装置内の各部を読み取り前の状態に復
    帰させるリセット信号を出力し、一方、前記スタート判
    定信号が既に供給された場合に、前記非符号検出信号の
    供給があった場合、正規の符号の読み取りを終了したも
    のとして、前記デコーダ部を動作させる前記デコード開
    始信号を出力するように切替える切替器とを備えること
    を特徴とする符号読取装置。 2.媒体上に表示された符号を読み取り、2値信号を出
    力する光電変換部と、前記2値信号の変化時を表す変化
    検知信号及び前記変化検知信号の時間間隔をクロック信
    号でカウントしたカウント信号を出力する計時部と、前
    記変化検知信号の供給回数が所定数に達したときに最初
    の符号を読み取ったものと判定してスタート判定信号を
    出力するスタート判定部と、デコード開始信号の供給に
    よって前記カウント信号をデコード処理するデコーダ部
    と、前記カウント信号を用いて、現在の符号のカウント
    値とその直前の符号のカウント値との比率が、正規の符
    号と認識できる許容範囲を表す常数よりも大きいかを比
    較し、前記比率の方が大きくなった場合に、非符号検出
    信号を出力する非符号検出部と、前記スタート判定信号
    が未だ供給されない場合に、前記非符号検出信号の供給
    があった場合、読み取った符号が正規の符号でないと判
    定し、装置内の各部を読み取り前の状態に復帰させるリ
    セット信号を出力し、一方、前記スタート判定信号が既
    に供給された場合に、前記非符号検出信号の供給があっ
    た場合、正規の符号の読み取りを終了したものとして、
    前記デコーダ部を動作させる前記デコード開始信号を出
    力するように切替える切替器とを備えることを特徴とす
    る符号読取装置。 3.媒体上に表示された符号を読み取り、2値信号を出
    力する光電変換部と、前記2値信号の変化時を表す変化
    検知信号及び前記変化検知信号の時間間隔をクロック信
    号でカウントしたカウント信号を出力する計時部と、前
    記変化検知信号の供給回数が所定数に達したときに最初
    の符号を読み取ったものと判定してスタート判定信号を
    出力するスタート判定部と、デコード開始信号の供給に
    よって前記カウント信号をデコード処理するデコーダ部
    と、前記カウント信号を用いて、現在の符号のカウント
    値を正規の符号と認識できる符号の許容範囲を表す定数
    で除算した値と、その直前の符号のカウント値とを比較
    し、前記除算した値の方が大きくなった場合に、非符号
    検出信号を出力する非符号検出部と、前記スタート判定
    信号が未だ供給されない場合に、前記非符号検出信号の
    供給があった場合、読み取った符号が正規の符号でない
    と判定し、装置内の各部を読み取り前の状態に復帰させ
    るリセット信号を出力し、一方、前記スタート符号検出
    信号の供給が既にあった場合に、前記非符号検出信号の
    供給があった場合、正規の符号の読み取りを終了したも
    のとして、前記デコーダ部を動作させる前記デコード開
    始信号を出力するように切替える切替器とを備えること
    を特徴とする符号読取装置。
JP62300114A 1987-10-30 1987-11-30 符号読取装置 Expired - Fee Related JP2677806B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62300114A JP2677806B2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30 符号読取装置
US07/208,182 US4859840A (en) 1987-10-30 1988-06-16 Code reading apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62300114A JP2677806B2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30 符号読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01142889A JPH01142889A (ja) 1989-06-05
JP2677806B2 true JP2677806B2 (ja) 1997-11-17

Family

ID=17880889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62300114A Expired - Fee Related JP2677806B2 (ja) 1987-10-30 1987-11-30 符号読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2677806B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5343028A (en) * 1992-08-10 1994-08-30 United Parcel Service Of America, Inc. Method and apparatus for detecting and decoding bar code symbols using two-dimensional digital pixel images

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS576977A (en) * 1980-06-13 1982-01-13 Fujitsu Ltd Bar code reading system
JPS583073A (ja) * 1981-06-30 1983-01-08 Fujitsu Ltd バ−コ−ド読取方式
JPS58221467A (ja) * 1982-06-16 1983-12-23 Fujitsu Kiden Ltd バ−コ−ド読取り方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01142889A (ja) 1989-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5128527A (en) Apparatus for reading a bar code
US5216231A (en) Self-scanning code reading device
US5194722A (en) Enhanced UPC bar code decoding system reconstructing complete bar code signals from partial bar code scans
US5276316A (en) Method for reconstructing complete bar code signals from partial bar code scans
US5036182A (en) Bar code reading and decoding apparatus
JPH0157836B2 (ja)
US4859840A (en) Code reading apparatus
CA2044935C (en) Bar-code reading apparatus
JPH0354388B2 (ja)
JP2677806B2 (ja) 符号読取装置
JP2677805B2 (ja) 符号読取装置
US4061900A (en) Indicia validation system
JPH09171537A (ja) バーコードおよびバーコード読取装置およびその読取方 法
JPH01116777A (ja) 最終表示判定回路
JPH01200490A (ja) 符号読取装置
JP2742140B2 (ja) 光学読取装置
JPH01116776A (ja) 光学読取装置
JPH01269187A (ja) 符号読取装置
JPH0782512B2 (ja) 符号読取装置
JPH0830709A (ja) バーコード読取装置
KR930002341B1 (ko) 디지탈 시그널 프로세싱 칩을 이용한 바코드 해독용 디코더
JPH01216491A (ja) 符号読取装置
JPH01307885A (ja) 符号読取装置
CA1078061A (en) Multiple code sensing optical reader
JPS6038753B2 (ja) カラー・バー・コード読み取り装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees