JPH09218914A - バーコード読み取り装置 - Google Patents

バーコード読み取り装置

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JPH09218914A
JPH09218914A JP8046948A JP4694896A JPH09218914A JP H09218914 A JPH09218914 A JP H09218914A JP 8046948 A JP8046948 A JP 8046948A JP 4694896 A JP4694896 A JP 4694896A JP H09218914 A JPH09218914 A JP H09218914A
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bar
bar code
width
dimensional
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JP8046948A
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Yuji Minami
裕治 南
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データをビットマップメモリに展開する
ことなくメモリの容量の削減と、処理速度を向上させる
ことができるバーコード読み取り装置っを提供する。 【解決手段】 本発明のバーコード識別装置は中間コー
ド変換部1とバーコード識別部2とからなる。中間コー
ド変換部1は、互いに交互に配列さえた黒色バー及び白
色バーの複数からなるバーコードを示す画像データを主
走査方向に同一色が連続する長さに関連づけて符号化し
た符号化データのそれぞれを前記連続する長さを示す中
間コードに変換する。バーコード識別部2は、前記変換
された中間コードの複数から前記バーコードの黒色バー
及び白色バーの各バーの幅を決定することによってバー
コードを識別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバーコード読み取り
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバーコード読み取り装置は、一般
的に、伝票等に印刷されたバーコードをペン型スキャナ
等でなぞり、黒色及び白色の変化点間の時間を計測し、
各バーの幅を判定する。また、一部では、画像データを
ビットマップイメージに展開し、メモリに保持し、この
メモリー上のビットマップイメージの「0」を白画素と
すると共に「1」を黒画素としてビット数をカウント
し、そのカウントされた値を各バーの幅としてバーコー
ドを読み取るものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、伝票等
に印刷されたバーコードをなぞる形式の読み取り装置で
は、HDDやFDD等のディスクメモリ上に記録された
画像データからバーコードを抜き出すことはできず、ま
た、例えばバーコードが印刷された伝票等を記録保存す
るようなオートフィーダ付きの電子ファィル装置等で
は、バーコードの配置や読み取り操作の問題から、自動
読み取りに制約が多い。
【0004】また、HDDやFDD等のディスクメモリ
上に記録された画像データをビットマップイメージに展
開後、「0」(白)又は「1」(黒)のビット連続数を
計測してバーコードを抜き出す方法においても、画像デ
ータをディスクメモリ上に記録する際には、一般的にメ
モリの容量を有効に使用するため、なんらかのデータ圧
縮を行っており、従って再度ビッマップイメージに展開
するのに時間がかかるのに加えて、メモリを画像データ
に対応して大容量する必要がある。
【0005】本発明の目的は、画像データをビットマッ
プイメージに展開することなくメモリの容量の削減と、
処理速度を向上させることができるバーコード読み取り
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、請求項1のバーコード読み取り装置は、互いに交
互に配列された黒色バー及び白色バーの複数からなるバ
ーコードを示す画像データを主操作方向に同一色が連続
する長さに関連づけて符号化した符号化データの夫々を
前記連続する長さを示す中間コードに変換する中間コー
ド変換手段と、前記変換された中間コードの複数から前
記バーコードの黒色バー及び白色バーの各バーの幅を決
定することによってバーコードを識別するバーコード識
別手段とを有することを特徴とする。
【0007】請求項2のバーコード読み取り装置は、請
求項1のバーコード読み取り装置において、前記符号化
データの符号化の方式が一次元符号化方式であることを
特徴とする。
【0008】請求項3のバーコード読み取り装置は、請
求項1のバーコード読み取り装置において、前記符号化
データの符号化の方式が2次元逐次符号化方式であり、
前記2次元逐次符号化方式による符号化区間から一次元
符号化区間を選択する選択手段を備えており、前記中間
コード変換手段が前記選択された1次元符号化ラインの
符号化データを前記中間コードへ変換するように構成さ
れていることを特微とする。
【0009】請求項4のバーコード読み取り装置は、請
求項1から3のいずれか1項のバーコード読み取り装置
において、前記中間コード変換手段が、前記黒色バー及
び前記白バーの各バーの幅を規定の幅と比較する比較手
段と、前記バーの幅が前記規定の幅に満たない場合は、
前記規定の幅に満たないバーに隣接するバーの二つを含
む三つのバーの各中間コードを合成する合成手段とを含
むことを特徴とする。
【0010】請求項5のバーコード読み取り装置は、請
求項1から4のいずれか1項のバーコード読み取り装置
において、前記画像データが、印刷されたバーコードを
読み取り手段で読み取ると共に当該読み取られたバーコ
ードを記憶手段で展開したビットマップイメージからな
ることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明のバーコード読み取
り装置の第1の実施の形態を説明する。
【0012】図1は、本発明のバーコード読み取り装置
の概略ブロック図である。
【0013】同図において、1は、互いに交互に配列さ
れた黒色バー及び白色バーの複数からなるバーコードに
おいて主走査方向に同一色が連続する長さに関連づけて
符号化された符号化データを当該連続する長さを示す中
間コードに変換する中間コード変換手段としての中間コ
ード変換部、2は、中間コード変換部1から出力された
中間コードの連続数部分に着目して、バーコードの黒色
バー及び白色バーの各幅を決定することによってバーコ
ードを識別し、バーコードデータを出力するバーコード
識別手段としてのバーコード識別部である。
【0014】図2は、画像データの符号化を後述する1
次元符号化(MH符号化)方式とした場合の図1におけ
る中間コード変換部1のブロック図である。
【0015】同図において、3は、符号化データの後段
の処理を行い易くするために設けられた符号化データ入
力部、4は、入力された符号化データ及び色信号より後
述するテーブル参照ROM5のアドレスを生成するアド
レス発生部、5は、人力されたアドレス、すなわち入力
された符号化データに対応して、符号長、符号の種別、
及び同一色画素の連続数を出力するように構成された、
テーブル参照に用いられるテーブル参照ROM部、6
は、1回のテーブル参照で使用された符号化データの符
号長を積算する第1の加算器、9は、同一色画素の連続
数のうち、MH符号のメークアップコード(以下Mコー
ドという)からターミネートコード符号(以下Tコード
という)間の値を積算するための第2の加算器、13
は、符号中のTコードを検出するTコード検出器、15
は、1ラインの区切りを示すライン終端符号(以下EO
Lという)、及び1頁の終了を示す制御復帰符号(以下
RTCという)等の符号を検出する終端区切り符号検出
部、8は、符号の解読に必要な元画像の色情報を発生さ
せる色発生部、11は、加算器9による加算値をTコー
ド検出時にクリアーするためのゲート、7、12、1
0、14及び16は、各々、タイミング合わせのための
ラッチである。
【0016】符号化データ入力部3、アドレス発生部4
及びテーブル参照ROM部5は直列的に接続されてい
る。テーブル参照ROM部5の一方の出力は第1の加算
器6の一方の入力に接続されている。テーブル参照RO
M部5の他方の出力は、第2の加算器9の一方の入力、
ターミネートコード検出部13及び終端区切り符号検出
部15に接続されている。第1の加算器6の出力はラッ
チ7の入力端に接続されている。ラッチ7の出力は、符
号化データ入力部3、アドレス発生部4及び第1の加算
器6の入力端に接続されている。第2の加算器9の出力
はラッチ10の入力端に接続されている。ラッチ10の
出力はゲート11を介して第2の加算器9の他方の入力
端に接続されている。
【0017】色発生部8、ターミネートコード検出部1
3及び終端区切り符号検出部15の各出力ラインには、
夫々ラッチ12、14、16が設けられている。
【0018】図3は、バーコードのうちCODE39と
呼ばれるコードを識別する図1におけるバーコード識別
部2のブロック図である。同図において、17は、コー
ド変換部1で変換された中間コードを順次シフトしてい
くシフトレジスタであり、20は、バーコードデコード
区間を示す信号を発生するバーコード区間検出部、21
は、シフトレジスタ17の出力を加算する第3の加算
器、22は、第3の加算器21の出力よりしきい値を算
出する除算器、18は、シフトレジスタ17の出力と除
算器22の出力を比較し、バーコードデータの白色バー
及び黒色バーの各バーの幅(太細)を判定する比較器、
23は、最初のバーコード9本検出以降、9本毎にパル
スを出力するモジュロ9カウンタ、19は、比較器18
の出力より、バーコードの値を参照するバーコード参照
ROM、24は、最初のバーコードの検出時にコードの
並び順、すなわち左づめ又はは右づめかの判定を行うコ
ード順検出器である。
【0019】以下、本第1の実施の形態の動作について
説明する。
【0020】通常MH符号化方式では、1ラインの信号
は、Mコード及びTコードにより同一色画素の連続数を
示す可変長のMH符号と、1ラインの区切りを示すライ
ン終端符号(以下EOLと呼ぶ)又は1頁の終了を示す
制御復帰符号(以下RTCと呼ぶ)により表現される。
例えば、白5画素、黒8画素、白3画素、黒4画素、白
80画素で構成される1ラインの信号は、以下のように
表現される。 000000000001(EOL) 1100(W5T) 000101(B8T) 1000(W3T) 011(B4T) 11011(W64M) 101010(W16T) 000000000001000000000001(RTC) ここに、MH符号化方式は、冗長度抑圧符号化方式の一
種であり、冗長度抑圧符号化方式とは、画像データの白
画素と黒画素とを「0」と「1」の信号に符号化し、そ
の仮定で信号の冗長な部分を除去して短縮化するもので
ある。すなわち、画像データにおける白画素及び黒画素
が主走査方向にどのくらい長く続くかを示すライン長の
分布は、白画素及び黒画素の出現確率として統計的に所
定の分布特性を有しており、この特性を利用して、出現
頻度の高いライン長の画素には短い符号を与え、出現頻
度の低いライン長の画素には長い符号を与えることによ
り符号全体を圧縮するものである。
【0021】前述の例では、ラインの先頭の白5画素が
4ビット(1100)に符号化され、順次、黒8画素が
6ビット(000101)に符号化され、白3画素が4
ビット(10000)に符号化され、黒4画素が3ビッ
ト(011)に符号化され、白80画素が10ビット
(11011と101010との合計)に符号化されて
いる。
【0022】ここで、白80画素が符号化された10ビ
ットの前半ビット11011にはMコードが付されてお
り、このMコードが付されたビットは、その後に続くT
コードが付された後半ビット101010と結合され
て、一続きの同色画素を表す。
【0023】コード変換部1では、前記のような可変長
コードから、各々の同一色画素の連続数を例えば、バイ
ナリ値でコード中に含むような新たな固定長コードに変
換する。
【0024】以下、中間コード変換部1の動作について
説明する。
【0025】MH符号では、1つの符号の符号長の最大
値が13ビットに規定されている。従って、この値に色
情報を示す1ビットを加えた多くとも14ビット長のア
ドレス情報により、テーブル参照ROM部5から、新た
な固定長コードへ変換できることになる。もちろん、高
速性をそれほど必要としない場合には、MH符号の冗長
性を利用して、アドレス情報を何度かに分け、テーブル
参照ROM部5の出力によりアドレス情報を再構成しな
がら変換を行わせることにより、テーブル参照ROM部
5の容量を削減することも可能である。
【0026】さらに、高速に、かつ、テーブル参照RO
M部5の容量を低減しつつ可変長コードを固定長コード
に変換する方法について説明する。
【0027】符号化データ入力部3には、13ビット以
上の可変長の符号化データが人力されており、この符号
化データは、たとえばMSBづめされてレジスターに保
持されている。符号の先頭位置が判別できれば、このレ
ジスタへの符号化データの保持は、LSBづめでも、又
は他の方法でもよい。アドレス発生部4は、符号化デー
タ入力部3より入力された符号化データと、色発生部8
より入力された色信号の組み合わせにより、テーブル参
照ROM部5に対応したアドレス信号を発生する。従っ
て、アドレス情報は、色情報ビット+符号化データ13
ビットの合計14ビットで表現できるが、以下の方法に
よりアドレス情報のビット数を削減することも可能であ
る。すなわち、MH符号の各々のコードは、MSB側よ
り、最初に「1」が現れてから符号の最後までは最大8
ビットである。更に、MSB側の「0」の個数は3ビッ
トで表現でき、最初に現れる「1」を除くと、先頭の
「0」の個数(3ビット)+最初の「1」を除く残りの
コード(7ビット)+色情報(1ビット)の合計11ビ
ットのアドレス情報で、テーブル参照ROM部5をアク
セスすることが可能である。
【0028】従って、MSB側からの「0」の個数判別
回路及び、この個数十1だけ元のコードをシフトするシ
フタ回路を設けることにより、テーブル参照ROM部5
のアクセスするためのアドレス情報を発生させることが
可能である。
【0029】以上のようにして、発生させたアドレス情
報を元にテーブル参照ROM部5では、検出したコード
に従って使用したMH符号の符号長と、符号に対応した
色連続数の値、及び、Tコード、Mコード、EOL、R
TCといったコードの識別も出力される。
【0030】符号長のデータは、第1の加算器6へ送ら
れ、中間コードの変換が行われる毎に、ラッチ7を介し
て加算されることになる。常に使用する最大の符号ビッ
ト数は、13ビット以下であるので、加算器6の出力は
桁上がりを判別できれば少なくとも13で除した余り分
さえ保持していれば良い。
【0031】ラッチ7からの加算データは、符号化デー
タ入力部3へ送られて、新たなデータの入力及び、シフ
ト動作により符号化データ入力部3の出力は常に最新の
デコードすべき符号をMSBづめなどの位置の明確な構
成にて出力するように制御される。
【0032】色発生部8では、デコードの開始及びEO
L検出で必ず「0」(白)を出力するようにし、Tコー
ドの検出により「0」(白)→「1」(黒)または
「1」(黒→)「0」(白)のように色を反転させるこ
とによりアドレズ発生部4へのデータとするとともに、
ラッチ12を介して色情報として合成した中問コードに
反映させる。
【0033】テーブル参照ROM部5の出力の内、符号
に対応した色の連続数を示す値は、第2の加算器9へ送
られ、ラッチ10、ゲート11を介して、連続する同一
色のMコードが付された値と、これに続くTコードが付
された値とが加算される。終端区切り符号検出部15で
は、同様にEOL及びRTCを検出した場合に「1」を
出力する。ターミネートコード検出部13では、テーブ
ル参照ROM部5より出力されたコード識別データがT
コードの場合に「1」が出力され、Mコードの場合に
「0」が出力される。ターミネートコード検出部13の
出力は、ラッチ14を介してタイミングを調整した後、
中間コードとして出力されると同時に、ゲート11に送
られ、第2の加算器9の入力をクリアーすることによ
り、連続する同一色のMコードが付された値と、これに
続くTコードが付された値とを加算することになる。以
上により、可変長のMHコードが、図4に示すような中
問コードに変換されることになる。この中間コードは、
終端区切り符号、ターミネートコード、色情報、連続す
る同一色のライン長を示すバイナリ値からなる。
【0034】ここでは、後段のバーコード識別部2の容
易さを考慮して、連続数をバイナリ値で表現したが、デ
シマル値でもヘキサ値でもオクタル値でもよい。また、
本実施の形態では、所定値を越える連続数を示す値とし
てMコードが付された値と、これに続くTコードが付さ
れた値の加算値を用いたが、例えばJANコードのよう
な最大幅を規定したバーコードで、かつ、画像データの
解像度が、比較的低解像度の場合に本来のバー幅がTコ
ードで表現可能な場合に、Mコードを検出したときに
は、エラーとするように構成してもよい。さらに、この
ような場合には、Mコードが付された値と、これに続く
Tコードが付された値との加算は不要になる。
【0035】更に、各々の、EOL間に、Tコードがバ
ーコードのバー数より少ない場合には、エラー又はバー
コード未検出とすることで、バーコードの識別精度を向
上し、処理の速度も高めることも可能である。
【0036】以上に述ベたようにして、中間コード変換
部1において画像データに対応したMH符号は、ビット
マップイメージの画像データに変換されることなく逐次
同一色の連続数を判別可能な中問コードに変換されて、
バーコード識別部2へ送られることになる。
【0037】次に、バーコード識別部2の動作について
説明する。
【0038】バーコードの識別方法は、バーコードの種
別(例えば、JAN、CODE39、ITF等)にもよ
り、多種多様であるが、どのような方法によるかは、本
質的な間題ではない。白色バー又は黒色バーの各バーの
幅を判定してコードを識別さえすればよい。ここでは、
CODE39方式の識別方法について図3の回路により
説明する。
【0039】ターミネートコード検出部13がTコード
を検出する毎に中間コード変換部1で変換された中間コ
ードはシフトレジスタ17ヘ順次入力されて行く。バー
コード区間検出部20では、ラインの開始(MH符号化
方式では、EOLが相当する)の検出により、各信号を
クリアする。シフトレジスタ17を介して、色情報が黒
になったところで、そこからバーコードが始まるように
セットされ、そのセットがバーコード参照ROM19で
エラーが検出されない限り保持される。そのセットが行
われる際に以下の処理を加えることにより、バーコード
の読み取りの信頼性を向上させることも可能である。す
なわち、ここでいう処理とは、黒色バー及び白色バーの
各バーの幅を規定の幅と比較し、このバーの幅が規定の
幅に満たない場合は、規定の幅に満たないバーに隣接す
るバーの二つを含む合計三つのバーの各中間コードを合
成すること、具体的には、前述の規定の幅に満たないバ
ーはこのバーに隣接するバーの二つの色と同色であると
みなして、この規定の幅に満たないバーをキャンセルす
ること、また、黒色バー及び白色バーの各バーの幅を規
定の幅と比較し、このバーの幅が規定の幅を越える場合
は各信号をクリアすることである。
【0040】モジュロ9カウンタ23はバーコード検出
区間外では、クリアされており、バーコード区間検出部
20によりバーコードの区間が検出されたのち、Tコー
ドの9コード毎に、カウン卜し、バルス信号をCODE
39の9つ毎のバーに対応して出力する。第3の加算器
21では、直前の9コードの連続数を加算し、モジュロ
9カウンタ23の出力バルスにより、その値を保持す
る。この値は、除算器22に送られ、一定の割合で除算
され、バーの幅の判定を行うためのユニット長に変換さ
れる。通常CODE39の太バーと細バーのバーの幅の
比率は、3.0〜2.0:1.0が望ましい値であり、
9つのバーの構成は、3つの太バーと6つの細バーより
構成されている。従って、例えば、太バーと細いバーと
の比率が2.0:1.0である場合に夫々のバーを太バ
ーと細バーとに仕分けするのに、太バーと細バーと比率
を1.5:1.0をしきい値とするためには、9個のバ
ーの合計幅を8で除した値を判定基準にすればよく、除
算器22の除算値は1/8に設定すればよい。もちろ
ん、特にこの値に設定する必要はなく、ある程度可変に
できるように構成しておけば、上記太バーと細バーのバ
ーの幅の比率により、適時選択することで、バーコード
の認識率を向上させることができる。
【0041】この除算器22の出力は、比較器18へ入
力され、9個のバーの各幅長さと比較され、例えば太バ
ーの場合「1」、細バーの場合「0」を出力し、バーコ
ード参照ROM19へ入力される。また、コード順検出
器24では、コード検出前には、コード順不定信号を出
力しておき、最初の9個のバーコード検出時に、バーコ
ード参照ROM19からのコード順信号をラッチして再
びバーコード参照ROM19ヘ入力される。バーコード
参照ROM19からのコード信号は、CODE39のコ
ード体系から判定することは容易である。もちろん、バ
ーコードの方向を一定とした場合には、この判定は、不
要となる。
【0042】従って、比較器18の出力とコード順検出
器24の出力結果により、バーコード参照ROM19は
モジュロ9カウンタ23のバルスにより、9個のバー毎
に、バーコードの値を出力することになる。また、この
検出の際に適合する値が見つからない場合には、エラー
検出信号が出力されるようにバーコード参照ROM19
の値を設定しておく。このエラー検出信号は、バーコー
ド区間検出部20へ人力され、クリアーされる。これに
より、エラー検出後は、次のコードから再度前記の動作
を繰り返すことになり、新たなバーコードの検出を開始
する。
【0043】以上のように構成することで、MH符号化
方式で符号化された画像データから、CODE39方式
のバーコードを読み取ることが可能であり、符号化され
たデータから高速に、画像メモリーのような大容量のメ
モリーを用いずに、バーコードを読み出すことができ
る。
【0044】以下、本発明のバーコード読み取り装置の
第2の実施の形態を説明する。
【0045】図5は、画像データの符号化を2次元逐次
符号化(MR符号化)方式とした場合の図1における中
間コード変換部1のブロック図である。図2と同じ構成
要素には、同じ参照番号が付されており、それらの説明
は同様である。図2の中間コード変換部と異なる点のみ
以下に説明する。即ち、図5の中間コード変換部は、符
号化データ入力部3より出力される符号化区間より、一
次元符号化される区間を判別する一次元符号化区間判別
部25と、ANDゲート26とを備える。符号化データ
入力部3の出力は一次元区間判別部25に入力され、一
次元区間判別部25の出力及びターミネート検出部13
の出力はANDゲート26に入力される。
【0046】MH符号化方式が1走査線に着目し、他の
走査線は参照しないのに対して、MR符号化方式は、主
走査方向及び副走査方向の相関性を利用する。すなわ
ち、MR符号化方式とは、1走査線上の各画素の位置を
当該1走査線又はその直前の参照走査線上の対応する画
素の位置を参照して符号化する方式であり、1走査線を
符号化した後、その1走査線を次の走査線の参照走査線
として、逐次処理を続ける。
【0047】このように、MR符号化方式では、符号化
区間が、MH符号化方式の場合と同様の処理となる一次
元符号化区間と、この一次元符号化区間に続く2次元符
号化区間との二つの区間からなる。一次元符号化区間
と、二次元符号化区間との判別は、その区間の始まるE
OL信号により判別可能なので、この一次元符号化区間
用のEOLが検出されてから、二次元符号化区間用のE
OLが検出されるまでの区間で1次元符号化区間である
ことを示す「1」レベルを発生するように、一次元符号
化区間判別部25を構成することにより、ANDゲート
26により、コード検出信号を二次元符号化区間でマス
クすることで、バーコード識別部2の動作を制限してM
R符号化方式における一次元符号化区間のみに作用させ
ている。アドレス発生部4についても、MR符号化方式
における二次元符号化区間に動作を制限するのが望まし
い。また、テーブル参照ROM部5についても同様であ
る。他の構成要素の動作については、ほぼ、MH符号化
方式の場合と同様なので、説明は省略する。以上のよう
に構成することで、本発明の第1の実施の形態は、MR
符号化方式にも対応できる。このように、符号化方式
が、同一色画素の連続数に関連付けて行われるものであ
れば、符号化方式の種別に応じて、コード変換部1を変
更し、処理できる。
【0048】前述の第1の実施の形態及び第2の実施の
形態において、画像データが、伝票等に印刷されたバー
コードを読み取り手段で読み取ると共に当該読み取られ
たバーコードを記憶手段で展開したビットマップイメー
ジからなってもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1から3の
バーコード読み取り装置によれば、同一色の連続数に対
応して符号化された画像データをこの連続数を含む中間
コードに変換する手段を持ち、この中間コードによりバ
ーコードの各バーの幅を判定するように構成したので、
画像データをビットマップメモリーに展開することな
く、メモリー容量の削減と、処理速度の向上が図られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバーコード読み取り装置の概略ブロッ
ク図である。
【図2】画像データの符号化を1次元符号化方式とした
場合の図1における中間コード変換部のブロック図であ
る。
【図3】図1におけるバーコード識別部2のブロック図
である。
【図4】図1におけるコード変換部によって変換された
中間コードの説明図である。
【図5】画像データの符号化を2次元逐次符号化方式と
した場合の図1における中間コード変換部のブロック図
である。
【符号の説明】
1 コード変換部 2 バーコード識別部 3 符号化データ入力部 4 アドレス発生部 5 テーブル参照ROM 6 第1の加算器 7 ラッチ 8 色発生部 9 第2の加算器 10 ラッチ 11 ゲート 12 ラッチ 13 ターミネートコード検出部 14 ラッチ 15 終端区切り符号検出祁 16 ラッチ 17 シフトレジスタ 18 比較器 19 バーコード参照ROM 20 バーコード区間検出部 21 第3の加算器 22 除算器 23 モジュロ9カウンタ 24 コード順検出器 25 一次元符号化区間判別部 26 ANDゲート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに交互に配列された黒色バー及び白
    色バーの複数からなるバーコードを示す画像データを主
    走査方向に同一色が連続する長さに関連づけて符号化し
    た符号化データの夫々を前記連続する長さを示す中間コ
    ードに変換する中間コード変換手段と、前記変換された
    中間コードの複数から前記バーコードの黒色バー及び白
    色バーの各バーの幅を決定することによってバーコード
    を識別するバーコード識別手段とを有することを特徴と
    するバーコード読み取り装置。
  2. 【請求項2】 前記符号化データの符号化の方式が一次
    元符号化方式であることを特徴とする請求項1記載のバ
    ーコード読み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記符号化データの符号化の方式が2次
    元逐次符号化方式であり、前記2次元逐次符号化方式に
    よる符号化区間から一次元符号化区間を選択する選択手
    段を備えており、前記中間コード変換手段が前記選択さ
    れた1次元符号化ラインの符号化データを前記中間コー
    ドに変換するように構成されていることを特微とする請
    求項1記載のバーコード読み取り装置。
  4. 【請求項4】 前記中間コード変換手段が、前記黒色バ
    ー及び前記白色バーの各バーの幅を規定の幅と比較する
    比較手段と、前記バーの幅が前記規定の幅に満たない場
    合は、前記規定の幅に満たないバーに隣接するバーの二
    つを含む三つのバーの各中間コードを合成する合成手段
    とを含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1
    項記載のバーコード読み取り装置。
  5. 【請求項5】 前記画像データが、印刷されたバーコー
    ドを読み取り手段で読み取られると共に当該読み取られ
    たバーコードを記憶手段で展開したビットマップイメー
    ジからなることを特徴とする請求項1から4のいずれか
    1項に記載のバーコード読み取り装置。
JP8046948A 1996-02-09 1996-02-09 バーコード読み取り装置 Pending JPH09218914A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1030259A1 (de) * 1999-02-19 2000-08-23 Knapp Logistik Automation Gesellschaft MBH Datenbanksystem mit Barcodeleser
EP1030255A1 (de) * 1999-02-19 2000-08-23 Knapp Logistik Automation GmbH Datenbanksystem mit Barcodeleser
US7636483B2 (en) 2003-12-05 2009-12-22 Fujitsu Limited Code type determining method and code boundary detecting method

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