JPH0782029A - 二ホウ化チタン基に基づく複合材料およびそれらの製造方法 - Google Patents

二ホウ化チタン基に基づく複合材料およびそれらの製造方法

Info

Publication number
JPH0782029A
JPH0782029A JP5297564A JP29756493A JPH0782029A JP H0782029 A JPH0782029 A JP H0782029A JP 5297564 A JP5297564 A JP 5297564A JP 29756493 A JP29756493 A JP 29756493A JP H0782029 A JPH0782029 A JP H0782029A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composite material
titanium diboride
density
volume
mpa
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5297564A
Other languages
English (en)
Inventor
Lorenz Sigl
ロレンツ・ズィグル
Karl-Alexander Schwetz
カール・アレキサンダー・シュヴェツ
Thomas Jungling
トマス・ユングリング
Rainer Oberacker
ライナー・オベラッカー
Fritz Thuemmler
フリッツ・トュームラー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Elektroschmelzwerk Kempten GmbH
Original Assignee
Elektroschmelzwerk Kempten GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Elektroschmelzwerk Kempten GmbH filed Critical Elektroschmelzwerk Kempten GmbH
Publication of JPH0782029A publication Critical patent/JPH0782029A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/622Forming processes; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/64Burning or sintering processes
    • C04B35/645Pressure sintering
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/515Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics
    • C04B35/58Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides
    • C04B35/5805Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides based on borides
    • C04B35/58064Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides based on borides based on refractory borides
    • C04B35/58071Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides based on borides based on refractory borides based on titanium borides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/622Forming processes; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/64Burning or sintering processes
    • C04B35/65Reaction sintering of free metal- or free silicon-containing compositions

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 大気圧下に比較的低温でさえ焼結できる、二
ホウ化チタンに基づく非常に濃密で、非常に硬質で、強
靱で固体の複合材料を提供する。 【構成】 二ホウ化チタンに基づく複合材料は、(1)
70〜98体積%の二ホウ化チタン、(2)1〜15体
積%のFe2 Bおよび(3)1〜15体積%のTi2
3を含有し、次の性質:全複合材料について理論的に可
能な密度の少なくとも93%の密度、1,900よりも
大きい硬度(HV10)、少なくとも400MPaの
(室温で3点法により測定された)曲げ破壊強度、およ
び少なくとも4.5MPa√mの(ブリッジ法により生
成された外形初期亀裂によって測定された)破壊抵抗K
IC、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二ホウ化チタンに基づ
く複合材料およびそれらの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】二ホウ化チタンに基づく材料は、極めて
高い融点、良好な化学的安定性、低温および高温での大
きな硬度、良好な耐クリープ性および耐酸化性、非常に
良好な導電性および低い密度を有する。これらの性質の
ために、それらは多数の工業的用途に対して、例えば切
削工具として、電極材料として、しかも高い熱応力にさ
らされる機械の摩耗部品としてまたは構造部品として適
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の複合材料の製造
は、TiB2 が大気圧下で焼結することにより不十分な
程度にまでだけそして2100℃以上という極めて高い
温度でだけ圧縮することができるために、問題を提供す
る。それゆえ、焼結助剤を添加することにより焼結温度
を低下させると同時に圧縮性を増大することが試みられ
た。
【0004】ワタナベ(Watanabe)等の米国特許第4,3
79,852号明細書は、特に、Co、NiまたはFe
のホウ化物のような、ホウ化物に基づくバインダーの、
特にチタンおよびジルコニウムの二ホウ化物に基づく組
合せ、およびそれらの製造を記載している。この特許に
記載された物質は非常に硬くて固体であるが特に脆い。
【0005】ワタナベ(Watanabe)等の米国特許第4,2
59,119号明細書は、Ti、Ta、Cr、Mn、M
o、Y、V、Hf、Nb、AlおよびZrの二ホウ化物
よりなる群から選ばれる2種類の二ホウ化物の組合せの
99.99〜70重量%と、Ni、FeまたはCoの金
属ホウ化物の1種類またはそれ以上から選ばれる、ホウ
化物に基づくバインダーの0.01〜30重量%からな
る複合材料を記載している。その実施例においては、N
iB、Ni4 3 、FeBおよびCoBだけがホウ化物
系バインダーとして使用されている。
【0006】上記の特許の両方において、Fe2 Bもま
た特定の複合材料の製造のための可能なバインダーの一
つとして記載されている。しかしながら、焼結助剤とし
てFe2 Bを含有する材料を記載している実施例は全く
ない。
【0007】エル・テレ(R. Telle)およびゲー・ペツォ
ヴ(G. Petzow), Mat. Sci. Eng. A105 /106 (198
8)、97−104頁は、二ホウ化チタンに加えて、F
2 B、Ni3 BまたはCo3 Bのような金属に富むホ
ウ化物を含有する複合材料もまた、低い硬度および強靱
性を有することを開示している。この理由のために、そ
してまた以後に記述する先行技術に基づいて、過去にお
いて特定の複合材料中のFe2 Bの生成を避けることが
常に試みられてきた。したがって、例えば、エル・キー
ファー(R. Kieffer)およびエフ・ベネゾフスキー(F. Be
nesovsky),ハルトメタレ(Hartmetalle) S476, スプリン
ガー・フェルラク(Springer Verlag)1965 は、そのよう
な材料を切削および摩耗材料として使用するためには脆
弱であまり気体できないとして分類している。その上
に、イー.スミート(I. Smid) およびエー.クニー(E.
Kny)による刊行物、「エバリュエーション・オブ・バイ
ンダー・フェイズイズ・フォー・メタル・システムズ・
ベイスト・オン・TiB2」,イント.ジェイ.リフラクト
リー・アンド・ハード・マテアリアルズ 8, 1988, 135-
138("Evaluation of Binder Phases for Metal Systems
based on TiB2", Int. J.Refractory and Hard Materi
als 8, 1988, 135-138)において、バインダー相の弱化
したがって材料の弱化は、Fe2 Bの発生に帰せられて
いる(137頁、第1パラグラフ、9〜11行)。ホウ
化物、窒化物および鉄バインダー金属に基づく硬質金属
混合材料を記載している、ヨーロッパ特許出願発行番号
第0433856において、Fe2 Bの生成を避けなけ
ればならないことが繰返して記述されている(EP−A
−0433856、2頁、14〜19行および41〜4
5行、3頁、23〜32行参照)。上記の米国特許の中
の表の中の言及にもかかわらず、当業者はそれゆえ、更
に進んで記述された刊行物を考慮して、二ホウ化チタン
に基づく材料に対して焼結助剤としてFe2 Bを使用す
る実験を避ける傾向がある。
【0008】本発明の目的は、二ホウ化チタンに基づき
そして大気圧下に比較的低い温度でさえ焼結することが
できる、非常に濃密な、非常に硬い、強靱で固体の複合
材料を提供することにあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的は、(1)70
〜98体積%の二ホウ化チタン、(2)1〜15体積%
のFe2 Bおよび(3)1〜15体積%のTi2 3
含有し、そして次の性質:全複合材料について理論的に
可能な密度の少なくとも93%の密度、1,900より
も大きい硬度(HV10)、少なくとも400MPaの
(室温で3点法により測定された)曲げ破壊強度、少な
くとも4.5MPa√mの(ブリッジ法により生成され
た外形初期亀裂によって測定された)破壊抵抗KICを有
する、二ホウ化チタンに基づく複合材料によって達成さ
れる。
【0010】二ホウ化チタン、Fe2 BおよびTi2
3 のみよりなる複合材料は、特に有用であることが証明
された。これらの複合材料は、73〜96体積%、好ま
しくは約84〜96体積%、特に好ましくは約90体積
%の二ホウ化チタンおよび3〜12体積%、好ましくは
約7体積%のFe2 Bからなる。これらは特に、複合材
料はまた1〜15体積%のTi2 3 も含有することを
証明した。それらは次の性質:全複合材料について理論
的に可能な密度の少なくとも95%の密度、2,000
よりも大きい硬度(HV10)、少なくとも500MP
aの(室温で3点法により測定された)曲げ破壊強度、
および少なくとも4.5MPa√mの(ブリッジ法によ
り生成された外形初期亀裂によって測定された)破壊抵
抗KICを有する。
【0011】本発明に係る複合材料においては、現在ま
でやっかいであることが常に見出されてきたFe2 B相
が、焼結助剤として特に使用される。この状況で、Fe
2 Bは純粋な物質として添加することができる。しかし
ながら、焼結の過程において元素の鉄から反応によりF
2 Bを生成することが好ましい。この目的のために、
ホウ素含有物質、例えばB4 C、および/または元素の
ホウ素および/または炭素が出発粉体混合物に添加され
る。
【0012】本発明に係る複合材料は、大気圧下に液相
焼結により、必要ならば続いて熱・等圧プレス成形を使
用して、または組合せられた焼結/熱・等圧プレス成形
により製造することができる。
【0013】<10μmの粒径を有する市販の二ホウ化
チタン粉体が出発粉体として適している。<5μmの粒
径を有する二ホウ化チタン粉体が好ましい。いくつかの
市販の出発粉体の化学的組成を例として表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】焼結助剤Fe2 Bは、二つの方法によって
複合材料中へ導入することができ、第2に述べられた方
法は、 (1)TiB2 粉体中へ適当量のFe2 B粉体を導入す
ることにより好ましく行なわれる。Fe2 B出発粉体
は、10μmよりも小さい粒径を有するべきである。 (2)TiB2 粉体中へ適当量の微粉の鉄または微粉の
鋼鉄を導入することにより好ましく行なわれる。鉄また
は鋼鉄粉体は、50μmよりも小さい:好ましくは<2
5μmの粒径を有するべきである。
【0016】微粉の鉄は、直接、例えば市販の鉄または
鋼鉄粉体の形で、TiB2 に添加することができるが、
また鋼鉄または鉄の球を使用してTiB2 のすりつぶし
によって研磨された材料の形でTiB2 粉体中に導入す
ることもできる。適当な鉄および鋼鉄粉体の例を表2に
示す。
【0017】
【表2】
【0018】微粉の鉄が使用されるとき、Fe2 Bは、
式1〜3により表わされる反応によって、焼結の過程に
おいて優先的に生成される。元素のB、B4 CまたはC
のような必要な助剤は、概して、TiB2 出発粉体中に
不純物として少なくとも部分的に既に存在する。助剤
は、二ホウ化チタンにまたは二ホウ化チタンと鉄の出発
混合物に化学量論的に必要とされる量で、好ましくは1
0μmより小さい粒径で、別のやり方で添加される。焼
結の過程において、これらの助剤は約650℃以上で鉄
と反応して、次の式により示されるように、Fe2 Bを
生成する: B4 C+8F2 → 4Fe2 B+C (1) B+2Fe → Fe2 B (2) C+TiB2 +4Fe → 2Fe2 B+TiC (3)
【0019】ホウ素の平衡次第で、少量の未反応の鉄が
あとに残るかまたは、過剰のホウ素の場合には、少量の
FeBの生成が生じる。
【0020】B4 Cが助剤として使用されるとき、B4
C中に存在して式(1)によって生成された炭素は次に
存在する如何なる酸素をも還元し、例えば反応: 2TiO2 +C → Ti2 3 +CO (4) によって、例えば酸化チタンの形でTiB2 出発粉体に
結合し、その結果、TiB2 およびFe2 Bに加えて、
Ti2 3 もまた最終生成物中に存在する。反応(4)
は、TiB2 表面から、湿潤を抑制することが知られて
いるTiO2 を除去し、従って焼結のそれ以上の過程に
おいて液相により徹底的に湿潤されることであるから重
要である。
【0021】出発粉体の微粉砕は、粉砕媒体および微粉
砕機の内容物が、例えば、鉄または鋼鉄または鉄含有T
iB2 複合材料からなる、ボールミル、遊星形ボールミ
ルおよび摩砕機のような、既知の微粉砕単位装置を使用
して行うことができる。
【0022】鉄含有TiB2 複合材料からなる粉砕媒体
を使用する微粉砕の場合には、特に粗い出発粉体は所望
の粒の細かさまで細粉することができるが、一方鉄から
なる粉砕媒体は、二ホウ化チタンに関する微砕化効果は
この場合にはほんに小さいものであるから、鉄を導入す
るためおよび出発粉体の十分な混合のために適してい
る。
【0023】一時助剤、例えば、ポリビニルアルコール
またはステアリン酸のような、例えば既知のプレス成形
助剤およびバインダーは、TiB2 の微粉砕後またはT
iB2 −Feバッチの混合/微粉砕後に得られた粉体混
合物、および必要ならば、スプレー乾燥により自由流動
させられる混合物に添加してもよい。それらは次いで、
理論密度の40%、好ましくは理論密度の55%より大
きい最少密度を有する生の圧縮粉を使用して、必要なら
ば生の加工を使用して、例えば、ドライプレス成形、射
出成形または押出しのような、既知のセラミック賦形方
法により所望の形状にもたらされる。例えば約300℃
〜700℃、好ましく約600℃の温度で、適当な徐冷
処理によって、プレス成形助剤およびバインダーは再び
完全に除去される。そのあと、生の圧縮粉は1400〜
1900℃、好ましくは1500〜1700℃の範囲内
の温度で真空炉内で酸素の不在下に加熱され、この温度
に10〜600分間、好ましくは15〜120分間保持
され、最後に室温までゆっくり冷却される。
【0024】次に、所望ならば特定の用途のために、便
宜上室温まで冷却する前に、焼結体は、例えば、アルゴ
ンのような気体圧力伝達媒体による圧力の適用によっ
て、1200〜1500℃の温度で5〜200MPaの
圧力下に5〜60分の期間の間、熱・等圧再圧縮に付す
ることができる。この非限定の熱・等圧再圧縮の結果と
して、依然存在する実質的にすべての細孔は除去され、
その結果仕上げられた焼結体はその理論密度の99%よ
りも大きい密度を有する。
【0025】それらは、材料、特にAl材料、Fe材料
およびNi材料の切削のための工具の製造に使用するた
めに、非切削機械加工および賦形、例えば絞り成形、深
絞り成形、押出し、熱プレス成形、ロール掛け、切削お
よび打抜きのための工具の製造に、岩石およびコンクリ
ート作業のための工具の製造に、および一般的機械工学
の、例えば、支持ローラ、掴み具、ガイドブッシュ、パ
ッキンリング、バルブおよびバルブ構成要素(バルブリ
ング、バルブボール)、ベアリングブッシュ、ゲージブ
ロック、キャリパー、糸状ガイドおよびプレスダイスお
よび押出しダイス用インサートのような摩耗部品の製造
に特に適している。
【0026】次の実施例において、本発明に係る複合材
料の製造を更に詳細に説明する。実施例に使用された粉
体は次の組成を有していた:
【0027】
【表3】
【0028】
【表4】
【0029】
【表5】
【0030】実施例1 2.5m2 /gの比表面積を有する900gのTiB2
粉体(表3)を、鋼鉄球を含有する鋼鉄遊星形ボールミ
ル中でn−ヘプタン8dm2 中の20μmの平均粒径を
有する82.5gのカルボニル鉄粉(表4)と一緒に、
120rpmで6時間すりつぶした。鉄の摩耗の結果と
して、鉄含量は約1.5重量%だけ増加し、粉体混合物
の酸素含有は2.5重量まず僅かに増加した。粉体混合
物を次いでロータリーエバポレーター中で乾燥し、20
MPaでダイプレス中でプレス成形し、次に400MP
aで常温・等圧再圧縮に付して65×45×10mm2
の寸法がある板を得た。これらの生の圧縮粉を次いで黒
鉛の熱伝導体を有する焼結炉中で1650℃まで0.1
ミリバールの真空で加熱し、そしてこの温度で30分間
焼結した。この板を次いで室温までゆっくり冷却した。
焼結体中に生じる相をCu−Kの放射線を使用してX線
回折分析の助けによって同定し、その化学的組成を決定
した。焼結体の相組成は全分析から計算した。板の算出
相組成を表6に、化学的組成を表7に示す。焼結体のX
線回折計分析を図1に示す。これから相TiB2 、Fe
2 BおよびTi2 3 だけが焼結体中に存在し、Feま
たはFeBのようなそれ以上の相が発見されないことが
明白である。
【0031】
【表6】
【0032】
【表7】
【0033】実施例2 2.5m2 /gの比表面積を有する900gのTiB2
粉体(表3)を、鋼鉄遊星形ボールミル中でn−ヘプタ
ン8dm3 中の10gの元素のホウ素および20μmの
平均粒径を有する160gのカルボニル鉄粉(表4)と
一緒に、120rpmで6時間すりつぶした。粉体を次
いで、実施例1に記載したように乾燥し、プレス成形し
次に焼結した。
【0034】実施例3 2.5m2 /gの比表面積を有する900gのTiB2
(表3)を48.5gの研磨鉄(5.1重量%のFe)
が使用されてしまうまで微粉砕液としてn−ヘプタンの
もとに鋼鉄球を使用して鋼鉄製摩粉機中ですりつぶし
た。粉体を次いで、実施例1に記載したように、乾燥
し、プレス成形し次に焼結した。
【0035】実施例4 実施例1からの焼結板を、10MPaのAr下に150
0℃で30分間熱・等圧プレス成形によって再圧縮に付
し、次いで冷却した。さまざまな特性の決定のための試
験片を焼結および再圧縮した板から製造した。試験片の
密度を浮遊法により測定した。強度を3点曲げ試験で5
×5×35mm3 の寸法を有する棒を曲げることで測定
した。破壊抵抗をブリッジ法による外法初期亀裂、次い
で曲げ試験を経験させることにより決定した。硬度を9
8.1Nの押込荷重を使用してビッカース法によって決
定した。
【0036】実施例1〜4において製造した材料の特性
を表8に要約する。
【0037】
【表8】
【0038】以下、本発明の好適な実施態様を例示す
る。 1. 次の組成: 73〜96体積%の二ホウ化チタン、3〜12体積%の
Fe2 Bおよび1〜15体積%のTi2 3からなり、
そして次の性質:全複合材料について理論的に可能な密
度の少なくとも95%の密度、2,000よりも大きい
硬度(HV10)、少なくとも500MPaの(室温で
3点法により測定された)曲げ破壊強度、および少なく
とも4.5MPa√mの(ブリッジ法により生成された
外形初期亀裂によって測定された)破壊抵抗KICを有す
る、請求項1記載の複合材料。
【0039】2. 二ホウ化チタン粉体を10μmより
小さい粒径を有するFe2 B粉体、必要ならば、ホウ素
含有物質および/または元素のホウ素および/または元
素の炭素とともにすりつぶし、このようにして得られた
粉体混合物をダイプレス成形、常温等圧プレス成形、押
出しまたは射出成形により、必要ならば生の加工を使用
して賦形して生の圧縮粉を得て、次いで大気圧下に酸素
の不在下に1400〜1900℃の範囲の温度で焼結す
る、請求項1または前項1記載の複合材料の製造方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】焼結体のX線回折計分析を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロレンツ・ズィグル オーストリア国 レヒァシャウ、シートガ ッセ 17 (72)発明者 カール・アレキサンダー・シュヴェツ ドイツ連邦共和国 ズルツベルク、ベルク シュトラーセ 4 (72)発明者 トマス・ユングリング ドイツ連邦共和国 カルルスルーエ、リン タイマー・シュトラーセ 72 (72)発明者 ライナー・オベラッカー ドイツ連邦共和国 デッテンハイム、フリ ードリッヒシュトラーセ 53 (72)発明者 フリッツ・トュームラー ドイツ連邦共和国 カルルスルーエ、ホー エンヴェッテルスバッハー・シュトラーセ 17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 材料が(1)70〜98体積%の二ホウ
    化チタン、(2)1〜15体積%のFe2 Bおよび
    (3)1〜15体積%のTi2 3を含有し、そして次
    の性質:全複合材料について理論的に可能な密度の少な
    くとも93%の密度、1,900よりも大きい硬度(H
    V10)、少なくとも400MPaの(室温で3点法に
    より測定された)曲げ破壊強度、および少なくとも4.
    5MPa√mの(ブリッジ法により生成された外形初期
    亀裂によって測定された)破壊抵抗KICを有する、二ホ
    ウ化チタンに基づく複合材料。
  2. 【請求項2】 市販の二ホウ化チタン粉体を市販の鉄ま
    たは鋼鉄粉体および、必要ならば、ホウ素含有物質およ
    び/または元素のホウ素および/または元素の炭素とと
    もにすりつぶし、このようにして得られた微粉体混合物
    をダイプレス成形、常温等圧プレス成形、押出しまたは
    射出成形により、必要ならば生の加工を使用して賦形し
    て理論密度の少なくとも40%の密度を有する生の圧縮
    粉を得て、次いで大気圧下に酸素の不在下に1400〜
    1900℃の範囲の温度で15〜60分間焼結する、請
    求項1記載の複合材料の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の製造方法により大気圧下
    に焼結された複合材料が、気体圧力伝達媒体によって1
    200〜1500℃の温度で5〜200MPaの圧力下
    に5〜60分の期間の間圧力の適用により再圧縮される
    ことを特徴とする複合材料の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の複合材料を使用して製造
    した一般的機械工学における摩耗部品。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の複合材料を使用して製造
    した岩石およびコンクリート作業のための工具。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の複合材料を使用して製造
    した金属を切削するための工具。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の複合材料を使用して製造
    した非切削機械加工および賦形のための工具。
JP5297564A 1992-11-05 1993-11-04 二ホウ化チタン基に基づく複合材料およびそれらの製造方法 Pending JPH0782029A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE42-37-423-5 1992-11-05
DE4237423A DE4237423A1 (de) 1992-11-05 1992-11-05 Verbundwerkstoffe auf der Basis von Titandiborid und Verfahren zu ihrer Herstellung

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0782029A true JPH0782029A (ja) 1995-03-28

Family

ID=6472208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5297564A Pending JPH0782029A (ja) 1992-11-05 1993-11-04 二ホウ化チタン基に基づく複合材料およびそれらの製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5372979A (ja)
EP (1) EP0600255B1 (ja)
JP (1) JPH0782029A (ja)
AT (1) ATE125523T1 (ja)
DE (2) DE4237423A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013528704A (ja) * 2010-05-04 2013-07-11 プランゼー エスエー 二ホウ化チタンターゲット
JP2014503627A (ja) * 2010-12-07 2014-02-13 アクツィエブーラゲート エスケイエフ 摩擦を増大させる塗料及び該塗料がコーティングされた機械部品

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SI2459775T1 (sl) * 2009-07-28 2019-03-29 Alcoa Usa Corp. Sestavek za izdelavo močljive katode v aluminijevi talini

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55100273A (en) * 1979-01-26 1980-07-31 Kogyo Gijutsuin Surerhard heat resistant material

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55128560A (en) * 1979-03-27 1980-10-04 Agency Of Ind Science & Technol Boride based ultrahard heat resistant material
JPS5837274B2 (ja) * 1980-08-26 1983-08-15 工業技術院長 高強度複合焼結材料
JPS5820906A (ja) * 1981-07-30 1983-02-07 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd タ−ボ圧縮機
US5102835A (en) * 1987-02-20 1992-04-07 Stk Ceramics Laboratory Corporation Metal boride ceramic material
DE3941536A1 (de) * 1989-12-15 1991-06-20 Kempten Elektroschmelz Gmbh Hartmetall-mischwerkstoffe auf basis von boriden, nitriden und eisenbindemetallen

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55100273A (en) * 1979-01-26 1980-07-31 Kogyo Gijutsuin Surerhard heat resistant material

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013528704A (ja) * 2010-05-04 2013-07-11 プランゼー エスエー 二ホウ化チタンターゲット
US9481925B2 (en) 2010-05-04 2016-11-01 Plansee Se Titanium diboride target
JP2014503627A (ja) * 2010-12-07 2014-02-13 アクツィエブーラゲート エスケイエフ 摩擦を増大させる塗料及び該塗料がコーティングされた機械部品

Also Published As

Publication number Publication date
EP0600255B1 (de) 1995-07-26
DE4237423A1 (de) 1994-05-11
DE59300409D1 (de) 1995-08-31
ATE125523T1 (de) 1995-08-15
US5372979A (en) 1994-12-13
EP0600255A1 (de) 1994-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3676161A (en) Refractories bonded with aluminides,nickelides,or titanides
US5543370A (en) Composite materials based on boron carbide, titanium diboride and elemental carbon and processes for the preparation of same
US5476531A (en) Rhenium-bound tungsten carbide composites
JPH08944B2 (ja) ホウ化物、窒化物および鉄バインダー金属に基づく混合焼結金属材料
EP0759480A1 (en) Plate-crystalline tungsten carbide-containing hard alloy, composition for forming plate-crystalline tungsten carbide and process for preparing said hard alloy
JPH0248512B2 (ja)
EP1518938B1 (en) Cutting tool
CA2052977A1 (en) High hardness, wear resistant materials
JPH0782029A (ja) 二ホウ化チタン基に基づく複合材料およびそれらの製造方法
JPH0411506B2 (ja)
JP2777017B2 (ja) 立方晶窒化硼素質焼結体およびその製造方法
JP5092237B2 (ja) cBN基超高圧焼結体およびその製造方法
JPH08109070A (ja) 工具用高硬度焼結体およびその製造方法
JP6743663B2 (ja) 超硬合金及び超硬工具
US20220307109A1 (en) Tungsten Tetraboride Tooling
Schwetz et al. DIFFRAETIUN ARC 20, 11eg
JP3481702B2 (ja) 硬質合金を結合材とする立方晶窒化硼素燒結体及びその製造方法
JP2004107691A (ja) 高強度チタン合金及びその製造方法
JPS6369760A (ja) 高硬度工具用焼結体およびその製造法
JP3064350B2 (ja) 高耐摩耗性複合焼結体
JPH0891936A (ja) 立方晶窒化硼素質焼結体
JP2005194556A (ja) 希土類含有焼結合金
Ybarra et al. Effects of Milling Time on Microstructure and Mechanical Properties of Composite WC-(Fe3Al-B) Consolidated by Spark Plasma Sintering
RU2223929C1 (ru) Способ изготовления керамического материала
JP4048410B2 (ja) 硼化物焼結体