JPH0781586A - ステアリング装置 - Google Patents
ステアリング装置Info
- Publication number
- JPH0781586A JPH0781586A JP29078193A JP29078193A JPH0781586A JP H0781586 A JPH0781586 A JP H0781586A JP 29078193 A JP29078193 A JP 29078193A JP 29078193 A JP29078193 A JP 29078193A JP H0781586 A JPH0781586 A JP H0781586A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pin
- support
- shear pin
- support bracket
- bracket
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 通常使用時の支持剛性を高めながら二次衝突
を回避又は二次衝突において運転者に加わる衝撃力を小
さくすることが可能なステアリング装置を提供するこ
と。 【構成】 当該ステアリング装置が、ステアリングコラ
ム13を支持する支持ブラケット15と、この支持ブラ
ケット15をシェアピン16を介して車体に対して支持
する支持部材(支持プレート17,ステアリングサポー
ト14)と、シェアピン16に連結されて車両の衝突に
伴ってシェアピン16を破断させるシェアピン破断手段
20とを備える構成とした。
を回避又は二次衝突において運転者に加わる衝撃力を小
さくすることが可能なステアリング装置を提供するこ
と。 【構成】 当該ステアリング装置が、ステアリングコラ
ム13を支持する支持ブラケット15と、この支持ブラ
ケット15をシェアピン16を介して車体に対して支持
する支持部材(支持プレート17,ステアリングサポー
ト14)と、シェアピン16に連結されて車両の衝突に
伴ってシェアピン16を破断させるシェアピン破断手段
20とを備える構成とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のステアリング装
置に係り、特にステアリングホイールと一体的に回転す
るステアリングシャフトを回転可能かつ軸方向移動不能
に支持するステアリングコラムの支持構造に関する。
置に係り、特にステアリングホイールと一体的に回転す
るステアリングシャフトを回転可能かつ軸方向移動不能
に支持するステアリングコラムの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】実開昭63−19467号公報には、ス
テアリングコラムを支持するブラケットを車体側に固定
したカプセルに樹脂部材を介して連結して、ブラケット
に所定の荷重が作用したとき樹脂部材が破断してブラケ
ットが車体に対して車両前後方向に移動するようにした
ステアリング装置が示されている。
テアリングコラムを支持するブラケットを車体側に固定
したカプセルに樹脂部材を介して連結して、ブラケット
に所定の荷重が作用したとき樹脂部材が破断してブラケ
ットが車体に対して車両前後方向に移動するようにした
ステアリング装置が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のステア
リング装置においては、樹脂部材による連結強度を高め
るとステアリングコラムの車体に対する通常使用時の支
持剛性を高めることができるものの、樹脂部材の破断に
要する荷重が過大となって、車両の衝突時に運転者がス
テアリングホイールに衝突する二次衝突において運転者
に大きな衝撃力が加わることとなり、逆に樹脂部材によ
る連結強度を弱めると上記した二次衝突において運転者
に加わる衝撃力を小さくすることができるものの、上記
した支持剛性が低下して通常使用時の離脱や騒音の発生
原因となる場合がある。本発明は、上記した問題に対処
すべくなされたものであり、その目的は通常使用時の支
持剛性を高めながら二次衝突を回避又は二次衝突におい
て運転者に加わる衝撃力を小さくすることが可能なステ
アリング装置を提供することにある。
リング装置においては、樹脂部材による連結強度を高め
るとステアリングコラムの車体に対する通常使用時の支
持剛性を高めることができるものの、樹脂部材の破断に
要する荷重が過大となって、車両の衝突時に運転者がス
テアリングホイールに衝突する二次衝突において運転者
に大きな衝撃力が加わることとなり、逆に樹脂部材によ
る連結強度を弱めると上記した二次衝突において運転者
に加わる衝撃力を小さくすることができるものの、上記
した支持剛性が低下して通常使用時の離脱や騒音の発生
原因となる場合がある。本発明は、上記した問題に対処
すべくなされたものであり、その目的は通常使用時の支
持剛性を高めながら二次衝突を回避又は二次衝突におい
て運転者に加わる衝撃力を小さくすることが可能なステ
アリング装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、当該ステアリング装置が、
ステアリングコラムを支持する支持ブラケットと、この
支持ブラケットをシェアピンを介して車体に対して支持
する支持部材と、前記シェアピンに連結されて車両の衝
突に伴って前記シェアピンを破断させる破断手段とを備
える構成とした。また、本発明においては、前記シェア
ピンを、前記支持ブラケットと前記支持部材に同軸的に
設けた取付孔に嵌合されて両者を連結する中空状シェア
ピンと、前記破断手段の構成部材に連結されるとともに
前記中空状シェアピンに嵌合されて前記構成部材を前記
支持ブラケット及び支持部材に前記中空状シェアピンを
介して連結する中実状ピンによって構成した。また、前
記破断手段を、慣性体と、この慣性体の車両前方への慣
性力を前記シェアピンに伝える伝達部材を備える構成と
した。更に、前記支持ブラケットと前記支持部材をサン
ドイッチ構造とし、内側に配置される部材に設けられる
シェアピン用孔の端部径を外側に配置される部材に設け
られるシェアピン用孔の内端部径より大径とした。
ために、本発明においては、当該ステアリング装置が、
ステアリングコラムを支持する支持ブラケットと、この
支持ブラケットをシェアピンを介して車体に対して支持
する支持部材と、前記シェアピンに連結されて車両の衝
突に伴って前記シェアピンを破断させる破断手段とを備
える構成とした。また、本発明においては、前記シェア
ピンを、前記支持ブラケットと前記支持部材に同軸的に
設けた取付孔に嵌合されて両者を連結する中空状シェア
ピンと、前記破断手段の構成部材に連結されるとともに
前記中空状シェアピンに嵌合されて前記構成部材を前記
支持ブラケット及び支持部材に前記中空状シェアピンを
介して連結する中実状ピンによって構成した。また、前
記破断手段を、慣性体と、この慣性体の車両前方への慣
性力を前記シェアピンに伝える伝達部材を備える構成と
した。更に、前記支持ブラケットと前記支持部材をサン
ドイッチ構造とし、内側に配置される部材に設けられる
シェアピン用孔の端部径を外側に配置される部材に設け
られるシェアピン用孔の内端部径より大径とした。
【0005】
【発明の作用・効果】本発明によるステアリング装置に
おいては、車両の衝突に伴って破断手段がシェアピンを
破断させるため、運転者がステアリングホイールに衝突
する二次衝突においてシェアピンは既に破断されてお
り、ステアリングコラムは衝突時の慣性力により前方移
動しているか、又は移動可能となっている。したがっ
て、シェアピンの強度を高めてステアリングコラムの通
常使用時における支持剛性を高めることができるととも
に、二次衝突を回避又は二次衝突において運転者に加わ
る衝撃力を極めて小さくすることができる。
おいては、車両の衝突に伴って破断手段がシェアピンを
破断させるため、運転者がステアリングホイールに衝突
する二次衝突においてシェアピンは既に破断されてお
り、ステアリングコラムは衝突時の慣性力により前方移
動しているか、又は移動可能となっている。したがっ
て、シェアピンの強度を高めてステアリングコラムの通
常使用時における支持剛性を高めることができるととも
に、二次衝突を回避又は二次衝突において運転者に加わ
る衝撃力を極めて小さくすることができる。
【0006】また、シェアピンを、支持ブラケットと支
持部材に同軸的に設けた取付孔に嵌合されて両者を連結
する中空状シェアピンと、破断手段の構成部材に設けた
取付孔に嵌合されるとともに中空状シェアピンに嵌合さ
れて前記構成部材を前記支持ブラケット及び支持部材に
中空状シェアピンを介して連結する中実状ピンによって
構成した場合には、前記構成部材と前記支持ブラケット
及び支持部材に対してシェアピンをインジェクション成
形する必要がなくてシェアピンを容易に組付けることが
できる。
持部材に同軸的に設けた取付孔に嵌合されて両者を連結
する中空状シェアピンと、破断手段の構成部材に設けた
取付孔に嵌合されるとともに中空状シェアピンに嵌合さ
れて前記構成部材を前記支持ブラケット及び支持部材に
中空状シェアピンを介して連結する中実状ピンによって
構成した場合には、前記構成部材と前記支持ブラケット
及び支持部材に対してシェアピンをインジェクション成
形する必要がなくてシェアピンを容易に組付けることが
できる。
【0007】また、前記破断手段を、慣性体と、この慣
性体の車両前方への慣性力を前記シェアピンに伝える伝
達部材を備える構成とした場合には、車両の衝突に伴っ
て車両に作用する慣性力によってシェアピンを破断させ
ることができ、当該破断手段をシンプルに構成できるた
め、破断手段の車両への搭載性及び組付性を向上させる
ことができる。
性体の車両前方への慣性力を前記シェアピンに伝える伝
達部材を備える構成とした場合には、車両の衝突に伴っ
て車両に作用する慣性力によってシェアピンを破断させ
ることができ、当該破断手段をシンプルに構成できるた
め、破断手段の車両への搭載性及び組付性を向上させる
ことができる。
【0008】更に、前記支持ブラケットと前記支持部材
をサンドイッチ構造とし、内側に配置される部材に設け
られるシェアピン用孔の端部径を外側に配置される部材
に設けられるシェアピン用孔の内端部径より大径とした
場合には、前記支持ブラケットと前記支持部材の各シェ
アピン用孔にインジェクション成形されるシェアピンに
は格別の抜け止めが不要であり、シェアピンをシンプル
に構成できる。また、支持ブラケットのシェアピン用孔
と支持部材のシェアピン用孔が径方向に位置ずれを生じ
ても、両孔が重合している限り両孔にインジェクション
成形されるシェアピンの最小径部は同一であって破断荷
重は略一定であるため、破断性能を損なうことなく支持
ブラケットと支持部材の組付時の位置ずれを許容できて
組付性を向上させることができる。
をサンドイッチ構造とし、内側に配置される部材に設け
られるシェアピン用孔の端部径を外側に配置される部材
に設けられるシェアピン用孔の内端部径より大径とした
場合には、前記支持ブラケットと前記支持部材の各シェ
アピン用孔にインジェクション成形されるシェアピンに
は格別の抜け止めが不要であり、シェアピンをシンプル
に構成できる。また、支持ブラケットのシェアピン用孔
と支持部材のシェアピン用孔が径方向に位置ずれを生じ
ても、両孔が重合している限り両孔にインジェクション
成形されるシェアピンの最小径部は同一であって破断荷
重は略一定であるため、破断性能を損なうことなく支持
ブラケットと支持部材の組付時の位置ずれを許容できて
組付性を向上させることができる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の各実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明によるステアリング装置の第1
実施例を示していて、このステアリング装置において
は、ステアリングホイール11と一体的に回転するステ
アリングシャフト12を回転可能かつ軸方向移動不能に
支持するステアリングコラム13が二箇所にて車体の一
部(衝突により変形し難い部分)に組付けたステアリン
グサポート14に支持されており、各支持箇所では図2
及び図3にて詳細に示したように支持ブラケット15と
左右一対のシェアピン16及び支持プレート17を介し
てステアリングコラム13がステアリングサポート14
に支持されている。
説明する。図1は本発明によるステアリング装置の第1
実施例を示していて、このステアリング装置において
は、ステアリングホイール11と一体的に回転するステ
アリングシャフト12を回転可能かつ軸方向移動不能に
支持するステアリングコラム13が二箇所にて車体の一
部(衝突により変形し難い部分)に組付けたステアリン
グサポート14に支持されており、各支持箇所では図2
及び図3にて詳細に示したように支持ブラケット15と
左右一対のシェアピン16及び支持プレート17を介し
てステアリングコラム13がステアリングサポート14
に支持されている。
【0010】各支持ブラケット15はステアリングコラ
ム13の外周に一体的に組付けられていて、左右両側の
アーム部15aにはそれぞれ前後方向に延びるスリット
15bが形成されている。各シェアピン16は支持ブラ
ケット15と支持プレート17を連結するものであり、
軸部16aと上方のフランジ部16bと下方のフランジ
部16cによって構成されていて、シェアピン破断手段
20によって上方のフランジ部16bが軸部16aに対
して所定の荷重を加えられた場合に破断するように薄肉
に形成されている。各支持プレート17はボルト18に
よってステアリングサポート14にそれぞれ強固に固着
されていて、一部が支持ブラケット15のスリット15
bに前後方向へ摺動可能に嵌合している。
ム13の外周に一体的に組付けられていて、左右両側の
アーム部15aにはそれぞれ前後方向に延びるスリット
15bが形成されている。各シェアピン16は支持ブラ
ケット15と支持プレート17を連結するものであり、
軸部16aと上方のフランジ部16bと下方のフランジ
部16cによって構成されていて、シェアピン破断手段
20によって上方のフランジ部16bが軸部16aに対
して所定の荷重を加えられた場合に破断するように薄肉
に形成されている。各支持プレート17はボルト18に
よってステアリングサポート14にそれぞれ強固に固着
されていて、一部が支持ブラケット15のスリット15
bに前後方向へ摺動可能に嵌合している。
【0011】シェアピン破断手段20は、シェアピン1
6に連結されて車両の衝突に伴ってシェアピン16を破
断させるものであり、連結ブラケット21と連結ピン2
2とケーブル23によって構成されている。連結ブラケ
ット21はコ字状に形成されていて、シェアピン16の
下方フランジ部16cと支持ブラケット15のアーム部
15a間に挟まれるようにして取付けられている。ケー
ブル23は、車両の衝突に伴う車体の変形を連結ピン2
2を介して連結ブラケット21に伝えるものであり、イ
ンナーワイヤ23aとアウターチューブ23bによって
構成されている。インナーワイヤ23aは、先端をダッ
シュパネル31に連結した変位伝達部材32(図1参
照)に一端にて連結され、他端にて連結ピン22に連結
されている。アウターチューブ23bは、車両の衝突に
より変形し難い部分に配置したパネル33,34間に取
付けられていて、インナーワイヤ23aの両端を除く部
位を相対移動可能に保持している。
6に連結されて車両の衝突に伴ってシェアピン16を破
断させるものであり、連結ブラケット21と連結ピン2
2とケーブル23によって構成されている。連結ブラケ
ット21はコ字状に形成されていて、シェアピン16の
下方フランジ部16cと支持ブラケット15のアーム部
15a間に挟まれるようにして取付けられている。ケー
ブル23は、車両の衝突に伴う車体の変形を連結ピン2
2を介して連結ブラケット21に伝えるものであり、イ
ンナーワイヤ23aとアウターチューブ23bによって
構成されている。インナーワイヤ23aは、先端をダッ
シュパネル31に連結した変位伝達部材32(図1参
照)に一端にて連結され、他端にて連結ピン22に連結
されている。アウターチューブ23bは、車両の衝突に
より変形し難い部分に配置したパネル33,34間に取
付けられていて、インナーワイヤ23aの両端を除く部
位を相対移動可能に保持している。
【0012】上記のように構成した第1実施例において
は、車両衝突(一次衝突)によるエンジン等の後方移動
によりダッシュパネル31が後方へ移動すると、変位伝
達部材32が後方へ移動してその動きがケーブル23と
連結ピン22を介して連結ブラケット21に伝わり、連
結ブラケット21がシェアピン16の軸方向へ引っ張ら
れる。このため、シェアピン16が所定の荷重で上方の
フランジ部16bと軸部16a間にて破断し、図4にて
示したように支持ブラケット15及び支持プレート17
から引き抜かれる。
は、車両衝突(一次衝突)によるエンジン等の後方移動
によりダッシュパネル31が後方へ移動すると、変位伝
達部材32が後方へ移動してその動きがケーブル23と
連結ピン22を介して連結ブラケット21に伝わり、連
結ブラケット21がシェアピン16の軸方向へ引っ張ら
れる。このため、シェアピン16が所定の荷重で上方の
フランジ部16bと軸部16a間にて破断し、図4にて
示したように支持ブラケット15及び支持プレート17
から引き抜かれる。
【0013】このように、本実施例においては、運転者
がステアリングホイール11に衝突する二次衝突におい
てシェアピン16は既に破断されて支持ブラケット15
及び支持プレート17から引き抜かれており、支持ブラ
ケット15及びこれと一体のステアリングコラム13は
支持プレート17に対して前後方向へ移動可能となって
いるか、又はステアリングホイール11とステアリング
コラム13の車両衝突時の慣性力で既に移動している。
したがって、シェアピン16を高強度の金属または樹脂
で構成(金属の場合は両端をカシメることにより構成
し、樹脂の場合はインジェクション成形により構成す
る)してシェアピン16の前後方向の強度を高めてステ
アリングコラム13の通常使用時における支持剛性を高
めることができるとともに、二次衝突を回避又は二次衝
突において運転者に加わる衝撃力を極めて小さくするこ
とができる。
がステアリングホイール11に衝突する二次衝突におい
てシェアピン16は既に破断されて支持ブラケット15
及び支持プレート17から引き抜かれており、支持ブラ
ケット15及びこれと一体のステアリングコラム13は
支持プレート17に対して前後方向へ移動可能となって
いるか、又はステアリングホイール11とステアリング
コラム13の車両衝突時の慣性力で既に移動している。
したがって、シェアピン16を高強度の金属または樹脂
で構成(金属の場合は両端をカシメることにより構成
し、樹脂の場合はインジェクション成形により構成す
る)してシェアピン16の前後方向の強度を高めてステ
アリングコラム13の通常使用時における支持剛性を高
めることができるとともに、二次衝突を回避又は二次衝
突において運転者に加わる衝撃力を極めて小さくするこ
とができる。
【0014】上記第1実施例においては、シェアピン1
6と連結ブラケット21を別体で構成したが、図5及び
図6にて示したようにシェアピン16と連結ブラケット
21を一体に構成して本発明を実施することも可能であ
る。また、上記第1実施例においては連結ブラケット2
1がシェアピン16の軸方向へ移動することにより所定
の荷重でシェアピン16が破断するようにしたが、図
7,図8及び図9にて示したように、車両の衝突に伴っ
て連結ブラケット21がシェアピン16に対してテコの
原理を応用して小さな力で傾動するように構成して所定
の荷重でシェアピン16が破断するように実施すること
も可能である。この場合において、図10及び図11に
示したように、連結ブラケット21が変位伝達部材32
により直接押動されるように構成することも可能であ
り、また変位伝達部材32の連結ブラケット21と係合
する部位の形状を図10の仮想線にて示したように、コ
字状に形成することも可能である。
6と連結ブラケット21を別体で構成したが、図5及び
図6にて示したようにシェアピン16と連結ブラケット
21を一体に構成して本発明を実施することも可能であ
る。また、上記第1実施例においては連結ブラケット2
1がシェアピン16の軸方向へ移動することにより所定
の荷重でシェアピン16が破断するようにしたが、図
7,図8及び図9にて示したように、車両の衝突に伴っ
て連結ブラケット21がシェアピン16に対してテコの
原理を応用して小さな力で傾動するように構成して所定
の荷重でシェアピン16が破断するように実施すること
も可能である。この場合において、図10及び図11に
示したように、連結ブラケット21が変位伝達部材32
により直接押動されるように構成することも可能であ
り、また変位伝達部材32の連結ブラケット21と係合
する部位の形状を図10の仮想線にて示したように、コ
字状に形成することも可能である。
【0015】図12及び図13は本発明によるステアリ
ング装置の第2実施例を示していて、このステアリング
装置においては、上記第1実施例のシェアピン16に相
当するシェアピン160が、連結ブラケット121に一
体的に形成されて支持ブラケット115と支持プレート
117の各取付孔に僅かな隙間をもって嵌合された鉄製
の中実ピン161と、支持ブラケット115の上面に僅
かに肉盛りされるようにして前記隙間にインジェクショ
ン成形機によって充填されて支持ブラケット115と支
持プレート117と中実ピン161に接着し中実ピン1
61の周囲が薄肉の中空状となるように形成された樹脂
製の中空ピン162によって構成されている。その他の
構成は、上記第1実施例と実質的に同じであるため、1
00番台の類似符号を付してその説明は省略する。
ング装置の第2実施例を示していて、このステアリング
装置においては、上記第1実施例のシェアピン16に相
当するシェアピン160が、連結ブラケット121に一
体的に形成されて支持ブラケット115と支持プレート
117の各取付孔に僅かな隙間をもって嵌合された鉄製
の中実ピン161と、支持ブラケット115の上面に僅
かに肉盛りされるようにして前記隙間にインジェクショ
ン成形機によって充填されて支持ブラケット115と支
持プレート117と中実ピン161に接着し中実ピン1
61の周囲が薄肉の中空状となるように形成された樹脂
製の中空ピン162によって構成されている。その他の
構成は、上記第1実施例と実質的に同じであるため、1
00番台の類似符号を付してその説明は省略する。
【0016】上記のように構成した第2実施例において
は、上記第1実施例と同様に車両衝突(一次衝突)によ
りケーブル123と連結ピン122を介して連結ブラケ
ット121がシェアピン160の軸方向へ引っ張られる
と、シェアピン160の中実ピン161が所定の荷重で
図14にて示したように支持ブラケット115と支持プ
レート117と中空ピン162から引き抜かれて破断す
る。このため、本実施例においては、運転者がステアリ
ングホイールに衝突する二次衝突において薄肉の樹脂製
中空ピン162が図15にて示したように小さな荷重で
剪断されて、支持ブラケット115及びこれと一体のス
テアリングコラムは支持プレート117に対して前方へ
移動する。したがって、鉄製の中実ピン161と樹脂製
の中空ピン162の相互作用によってガタなくシェアピ
ン160の強度を高めてステアリングコラム113の通
常使用時における支持剛性を高めることができるととも
に、二次衝突を回避又は二次衝突において運転者に加わ
る衝撃力を極めて小さくすることができる。
は、上記第1実施例と同様に車両衝突(一次衝突)によ
りケーブル123と連結ピン122を介して連結ブラケ
ット121がシェアピン160の軸方向へ引っ張られる
と、シェアピン160の中実ピン161が所定の荷重で
図14にて示したように支持ブラケット115と支持プ
レート117と中空ピン162から引き抜かれて破断す
る。このため、本実施例においては、運転者がステアリ
ングホイールに衝突する二次衝突において薄肉の樹脂製
中空ピン162が図15にて示したように小さな荷重で
剪断されて、支持ブラケット115及びこれと一体のス
テアリングコラムは支持プレート117に対して前方へ
移動する。したがって、鉄製の中実ピン161と樹脂製
の中空ピン162の相互作用によってガタなくシェアピ
ン160の強度を高めてステアリングコラム113の通
常使用時における支持剛性を高めることができるととも
に、二次衝突を回避又は二次衝突において運転者に加わ
る衝撃力を極めて小さくすることができる。
【0017】上記第2実施例においては、ケーブル12
3と連結ピン122を介して連結ブラケット121がシ
ェアピン160の軸方向へ引っ張られてシェアピン16
0が破断するようにしたが、図16にて示したように、
ケーブル123と連結ピン122と倍力レバー124を
介してシェアピン160のフランジ付鉄製中実ピン16
1が軸方向へ引っ張られてシェアピン160が破断する
ように構成して本発明を実施することも可能である。な
お、倍力レバー124は支持ピン125を介して車体の
一部(衝突によって変形し難い部分)に回動可能に組付
けられている。
3と連結ピン122を介して連結ブラケット121がシ
ェアピン160の軸方向へ引っ張られてシェアピン16
0が破断するようにしたが、図16にて示したように、
ケーブル123と連結ピン122と倍力レバー124を
介してシェアピン160のフランジ付鉄製中実ピン16
1が軸方向へ引っ張られてシェアピン160が破断する
ように構成して本発明を実施することも可能である。な
お、倍力レバー124は支持ピン125を介して車体の
一部(衝突によって変形し難い部分)に回動可能に組付
けられている。
【0018】図17及び図18は本発明によるステアリ
ング装置の第3実施例を示していて、このステアリング
装置においては、シェアピン破断装置220が連結ブラ
ケット221と重り(慣性体)226によって構成され
ている。連結ブラケット221は縦長のロ字状に形成さ
れていて、上端にて樹脂製のシェアピン216の下方フ
ランジ部216cと支持ブラケット215のアーム部2
15a間に挟まれるようにして取付けられており、下端
には重り226が固着されている。なお、重り226の
外側は支持ブラケット215に一体的に設けたカバー2
15cによって保護されている。その他の構成は、上記
第1実施例と実質的に同じであるため、200番台の類
似符号を付してその説明は省略する。
ング装置の第3実施例を示していて、このステアリング
装置においては、シェアピン破断装置220が連結ブラ
ケット221と重り(慣性体)226によって構成され
ている。連結ブラケット221は縦長のロ字状に形成さ
れていて、上端にて樹脂製のシェアピン216の下方フ
ランジ部216cと支持ブラケット215のアーム部2
15a間に挟まれるようにして取付けられており、下端
には重り226が固着されている。なお、重り226の
外側は支持ブラケット215に一体的に設けたカバー2
15cによって保護されている。その他の構成は、上記
第1実施例と実質的に同じであるため、200番台の類
似符号を付してその説明は省略する。
【0019】上記のように構成した第3実施例において
は、車両が衝突(一次衝突)すると、図19にて示した
ように、重り226に作用する慣性力で連結ブラケット
221が前方へ傾動し、この連結ブラケット221の傾
動に伴ってシェアピン216が軸方向へ引っ張られて上
方フランジ部216bと軸部216a間にて破断し支持
ブラケット215及び支持プレート217から引き抜か
れる。このため、本実施例においては、運転者がステア
リングホイールに衝突する二次衝突において上記第1実
施例と実質的に同じ作動が得られるか、又は第1実施例
と同様に二次衝突を回避することができる。また、この
第3実施例においては、車両の衝突に伴って車両に作用
する慣性力によってシェアピン216を破断させること
ができ、当該破断手段220をシンプルに構成できるた
め、破断手段220の車両への搭載性及び組付性を向上
させることができる。
は、車両が衝突(一次衝突)すると、図19にて示した
ように、重り226に作用する慣性力で連結ブラケット
221が前方へ傾動し、この連結ブラケット221の傾
動に伴ってシェアピン216が軸方向へ引っ張られて上
方フランジ部216bと軸部216a間にて破断し支持
ブラケット215及び支持プレート217から引き抜か
れる。このため、本実施例においては、運転者がステア
リングホイールに衝突する二次衝突において上記第1実
施例と実質的に同じ作動が得られるか、又は第1実施例
と同様に二次衝突を回避することができる。また、この
第3実施例においては、車両の衝突に伴って車両に作用
する慣性力によってシェアピン216を破断させること
ができ、当該破断手段220をシンプルに構成できるた
め、破断手段220の車両への搭載性及び組付性を向上
させることができる。
【0020】上記第3実施例においては、シェアピン2
16としてストレートピンを採用したが、図20及び図
21にて示したように、シェアピン216を抜け易いよ
うに引き抜き方向に広がるテーパー形状として実施する
ことも可能である。また、上記第3実施例においては、
重り226の慣性力が連結ブラケット221を介してシ
ェアピン216に伝わるように構成したが、図22にて
示したように、重り226の慣性力が倍力レバー224
を介してシェアピン260のフランジ付鉄製中実ピン2
61に伝わるように構成して本発明を実施することも可
能である。なお、シェアピン260は図16に示したシ
ェアピン160と同様に鉄製の中実ピン261と薄肉の
樹脂製中空ピン262によって構成されており、また倍
力レバー224は支持ピン225を介して支持ブラケッ
ト215に回動可能に組付けられている。
16としてストレートピンを採用したが、図20及び図
21にて示したように、シェアピン216を抜け易いよ
うに引き抜き方向に広がるテーパー形状として実施する
ことも可能である。また、上記第3実施例においては、
重り226の慣性力が連結ブラケット221を介してシ
ェアピン216に伝わるように構成したが、図22にて
示したように、重り226の慣性力が倍力レバー224
を介してシェアピン260のフランジ付鉄製中実ピン2
61に伝わるように構成して本発明を実施することも可
能である。なお、シェアピン260は図16に示したシ
ェアピン160と同様に鉄製の中実ピン261と薄肉の
樹脂製中空ピン262によって構成されており、また倍
力レバー224は支持ピン225を介して支持ブラケッ
ト215に回動可能に組付けられている。
【0021】図22に示した実施例においては、車両が
衝突(一次衝突)すると、図23にて示したように、重
り226に作用する慣性力で倍力レバー224が揺動
し、この揺動に伴ってシェアピン260の中実ピン26
1が支持ブラケット215と支持プレート217と中空
ピン262から引き抜かれて破断する。このため、本実
施例においては、運転者がステアリングホイールに衝突
する二次衝突において薄肉の樹脂製中空ピン262が図
24にて示したように小さな荷重で剪断されて、支持ブ
ラケット215及びこれと一体のステアリングコラムは
支持プレート217に対して前方へ移動するか、又は二
次衝突する以前にステアリングホイール11とステアリ
ングコラム13の車両衝突時の慣性力で既に移動する。
衝突(一次衝突)すると、図23にて示したように、重
り226に作用する慣性力で倍力レバー224が揺動
し、この揺動に伴ってシェアピン260の中実ピン26
1が支持ブラケット215と支持プレート217と中空
ピン262から引き抜かれて破断する。このため、本実
施例においては、運転者がステアリングホイールに衝突
する二次衝突において薄肉の樹脂製中空ピン262が図
24にて示したように小さな荷重で剪断されて、支持ブ
ラケット215及びこれと一体のステアリングコラムは
支持プレート217に対して前方へ移動するか、又は二
次衝突する以前にステアリングホイール11とステアリ
ングコラム13の車両衝突時の慣性力で既に移動する。
【0022】図22から図24に示した上記実施例にお
いては、倍力レバー224に重り226を固着して本発
明を実施したが、図25にて示したように、他の目的で
搭載されている部品240を重り226の代わりに倍力
レバー224に連結して本発明を実施することも可能で
ある。また、図22から図24に示した上記実施例にお
いては、シェアピン260を鉄製の中実ピン261と薄
肉の樹脂製中空ピン262(インジェクション成形機に
よって充填されて支持ブラケット215と支持プレート
217と倍力レバー224と中実ピン261に接着し中
実ピン261の周囲が薄肉の中空状となるように形成さ
れている)によって構成したが、図26及び図27にて
示したように、樹脂成形品のフランジ付中実ピン263
とフランジ付中空ピン264によって構成して本発明を
実施することも可能である。
いては、倍力レバー224に重り226を固着して本発
明を実施したが、図25にて示したように、他の目的で
搭載されている部品240を重り226の代わりに倍力
レバー224に連結して本発明を実施することも可能で
ある。また、図22から図24に示した上記実施例にお
いては、シェアピン260を鉄製の中実ピン261と薄
肉の樹脂製中空ピン262(インジェクション成形機に
よって充填されて支持ブラケット215と支持プレート
217と倍力レバー224と中実ピン261に接着し中
実ピン261の周囲が薄肉の中空状となるように形成さ
れている)によって構成したが、図26及び図27にて
示したように、樹脂成形品のフランジ付中実ピン263
とフランジ付中空ピン264によって構成して本発明を
実施することも可能である。
【0023】フランジ付中空ピン264は、軸方向に延
びて縮径を許容するスリット264aを有していて、支
持ブラケット215と支持プレート217の各取付孔に
圧入嵌合されており、またフランジ付中実ピン263は
倍力レバー224の取付孔を通してフランジ付中空ピン
264内に圧入嵌合されている。このため、本実施例に
おいては、図22から図24に示した上記実施例の樹脂
製中空ピン262のようにインジェクション成形する必
要がなくて、シェアピン260を容易に組付けることが
できる。
びて縮径を許容するスリット264aを有していて、支
持ブラケット215と支持プレート217の各取付孔に
圧入嵌合されており、またフランジ付中実ピン263は
倍力レバー224の取付孔を通してフランジ付中空ピン
264内に圧入嵌合されている。このため、本実施例に
おいては、図22から図24に示した上記実施例の樹脂
製中空ピン262のようにインジェクション成形する必
要がなくて、シェアピン260を容易に組付けることが
できる。
【0024】図28及び図29は本発明によるステアリ
ング装置の第4実施例を示していて、このステアリング
装置においては、上記第3実施例の樹脂製シェアピン2
16に相当する樹脂製シェアピン316が、連結ブラケ
ット321と支持ブラケット315に連続的に設けたテ
ーパー孔H1と支持プレート317に設けたストレート
孔H2にインジェクション成形機によって充填されて形
成されたテーパーピン部316aとストレートピン部3
16bによって構成されていて、ストレート孔H2の径
がテーパー孔H1の内端部径(小径)より大径とされて
いる。その他の構成は、上記第3実施例と実質的に同じ
であるため、300番台の類似符号を付してその説明は
省略する。
ング装置の第4実施例を示していて、このステアリング
装置においては、上記第3実施例の樹脂製シェアピン2
16に相当する樹脂製シェアピン316が、連結ブラケ
ット321と支持ブラケット315に連続的に設けたテ
ーパー孔H1と支持プレート317に設けたストレート
孔H2にインジェクション成形機によって充填されて形
成されたテーパーピン部316aとストレートピン部3
16bによって構成されていて、ストレート孔H2の径
がテーパー孔H1の内端部径(小径)より大径とされて
いる。その他の構成は、上記第3実施例と実質的に同じ
であるため、300番台の類似符号を付してその説明は
省略する。
【0025】上記のように構成した第4実施例において
は、シェアピン316がテーパーピン部316aとスト
レートピン部316bによって構成されているため、シ
ェアピン316には格別の抜け止めが不要であり、シェ
アピン316をシンプルに構成することができる。ま
た、テーパー孔H1とストレート孔H2が径方向に位置
ずれを生じても、両孔が重合している限り両孔にインジ
ェクション成形されるシェアピン316の最小径部は同
一であって破断荷重は略一定であるため、破断性能を損
なうことなく支持ブラケット315と支持プレート31
7の組付時の位置ずれを許容できて組付性を向上させる
ことができる。なお、この第4実施例においても、上記
第3実施例と同様に、車両が衝突(一次衝突)すると、
図30にて示したように、重り326に作用する慣性力
で連結ブラケット321が前方へ傾動し、この連結ブラ
ケット321の傾動に伴ってシェアピン316が軸方向
へ引っ張られてテーパーピン部316aとストレートピ
ン部316b間にて破断し支持ブラケット315及び支
持プレート317から引き抜かれる。この場合、引き抜
かれるピン部がテーパー形状であるため、引き抜き時に
発生する摺動抵抗は小さい。
は、シェアピン316がテーパーピン部316aとスト
レートピン部316bによって構成されているため、シ
ェアピン316には格別の抜け止めが不要であり、シェ
アピン316をシンプルに構成することができる。ま
た、テーパー孔H1とストレート孔H2が径方向に位置
ずれを生じても、両孔が重合している限り両孔にインジ
ェクション成形されるシェアピン316の最小径部は同
一であって破断荷重は略一定であるため、破断性能を損
なうことなく支持ブラケット315と支持プレート31
7の組付時の位置ずれを許容できて組付性を向上させる
ことができる。なお、この第4実施例においても、上記
第3実施例と同様に、車両が衝突(一次衝突)すると、
図30にて示したように、重り326に作用する慣性力
で連結ブラケット321が前方へ傾動し、この連結ブラ
ケット321の傾動に伴ってシェアピン316が軸方向
へ引っ張られてテーパーピン部316aとストレートピ
ン部316b間にて破断し支持ブラケット315及び支
持プレート317から引き抜かれる。この場合、引き抜
かれるピン部がテーパー形状であるため、引き抜き時に
発生する摺動抵抗は小さい。
【0026】上記第4実施例においては、テーパーピン
部316aとストレートピン部316bによって構成さ
れたシェアピン316を図17から図19に示した上記
第3実施例のタイプに適用したが、図31及び図32に
示したように、シェアピン316を図10及び図11に
示した上記実施例のタイプに適用すること、或いは図3
3及び図34に示したようにすること、更にはシェアピ
ン316を図8及び図9に示した上記実施例のタイプに
適用することも可能である。なお、図33の実施例にお
いては、ガイド(図示省略)によって図示左右方向へ移
動可能に支持されたプレート327がインナーワイヤ3
23aの先端にねじ323cによって取付けられてい
て、車両の衝突時にインナーワイヤ323aが図示左方
へ引っ張られることにより、プレート327が連結ブラ
ケット321を下方へ押し下げ、これによってシェアピ
ン316が図34に示したように破断するようになって
いる。
部316aとストレートピン部316bによって構成さ
れたシェアピン316を図17から図19に示した上記
第3実施例のタイプに適用したが、図31及び図32に
示したように、シェアピン316を図10及び図11に
示した上記実施例のタイプに適用すること、或いは図3
3及び図34に示したようにすること、更にはシェアピ
ン316を図8及び図9に示した上記実施例のタイプに
適用することも可能である。なお、図33の実施例にお
いては、ガイド(図示省略)によって図示左右方向へ移
動可能に支持されたプレート327がインナーワイヤ3
23aの先端にねじ323cによって取付けられてい
て、車両の衝突時にインナーワイヤ323aが図示左方
へ引っ張られることにより、プレート327が連結ブラ
ケット321を下方へ押し下げ、これによってシェアピ
ン316が図34に示したように破断するようになって
いる。
【図1】 本発明によるステアリング装置の第1実施例
の全体構成を概略的に示す側面図である。
の全体構成を概略的に示す側面図である。
【図2】 図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】 図2のB−B線に沿った断面図である。
【図4】 図3に示した部分の作動説明図である。
【図5】 第1実施例の第1変形例を示す要部部分破断
側面図である。
側面図である。
【図6】 図5に示した部分の作動説明図である。
【図7】 第1実施例の第2変形例を示す要部縦断正面
図である。
図である。
【図8】 図7のC−C線に沿った断面図である。
【図9】 図8に示した部分の作動説明図である。
【図10】 第1実施例の第3変形例を示す要部断面図
である。
である。
【図11】 図10に示した部分の作動説明図である。
【図12】 本発明によるステアリング装置の第2実施
例の要部縦断正面図である。
例の要部縦断正面図である。
【図13】 図12のD−D線に沿った断面図である。
【図14】 図13に示した部分の作動説明図である。
【図15】 図13に示した部分の作動説明図である。
【図16】 第2実施例の変形例を示す要部部分破断側
面図である。
面図である。
【図17】 本発明によるステアリング装置の第3実施
例の要部縦断正面図である。
例の要部縦断正面図である。
【図18】 図17のE−E線に沿った断面図である。
【図19】 図18に示した部分の作動説明図である。
【図20】 第3実施例の第1変形例を示す要部破断側
面図である。
面図である。
【図21】 図20に示した部分の作動説明図である。
【図22】 第3実施例の第2変形例を示す要部破断側
面図である。
面図である。
【図23】 図22に示した部分の作動説明図である。
【図24】 図22に示した部分の作動説明図である。
【図25】 第3実施例の第3変形例を示す要部破断側
面図である。
面図である。
【図26】 第3実施例の第4変形例を示す要部破断側
面図である。
面図である。
【図27】 図26に示したシェアピンの分解断面図で
ある。
ある。
【図28】 本発明によるステアリング装置の第4実施
例の要部縦断正面図である。
例の要部縦断正面図である。
【図29】 図28のF−F線に沿った断面図である。
【図30】 図29に示した部分の作動説明図である。
【図31】 第4実施例の第1変形例を示す要部破断側
面図である。
面図である。
【図32】 図31に示した部分の作動説明図である。
【図33】 第4実施例の第2変形例を示す要部破断側
面図である。
面図である。
【図34】 図33に示した部分の作動説明図である。
11…ステアリングホイール、12…ステアリングシャ
フト、13…ステアリングコラム、14…ステアリング
サポート、15…支持ブラケット、16…シェアピン、
17…支持プレート、20…破断手段、221…連結ブ
ラケット、226…重り(慣性体)、263…中実ピ
ン、264…中空ピン、316…シェアピン、H1…テ
ーパー孔、H2…ストレート孔。
フト、13…ステアリングコラム、14…ステアリング
サポート、15…支持ブラケット、16…シェアピン、
17…支持プレート、20…破断手段、221…連結ブ
ラケット、226…重り(慣性体)、263…中実ピ
ン、264…中空ピン、316…シェアピン、H1…テ
ーパー孔、H2…ストレート孔。
Claims (4)
- 【請求項1】 ステアリングコラムを支持する支持ブラ
ケットと、この支持ブラケットをシェアピンを介して車
体に対して支持する支持部材と、前記シェアピンに連結
されて車両の衝突に伴って前記シェアピンを破断させる
破断手段とを備えるステアリング装置。 - 【請求項2】 前記シェアピンを、前記支持ブラケット
と前記支持部材に同軸的に設けた取付孔に嵌合されて両
者を連結する中空状シェアピンと、前記破断手段の構成
部材に連結されるとともに前記中空状シェアピンに嵌合
されて前記構成部材を前記支持ブラケット及び支持部材
に前記中空状シェアピンを介して連結する中実ピンによ
って構成したことを特徴とする請求項1に記載のステア
リング装置。 - 【請求項3】 前記破断手段を、慣性体と、この慣性体
の車両前方への慣性力を前記シェアピンに伝える伝達部
材を備える構成としたことを特徴とする請求項1または
2に記載のステアリング装置。 - 【請求項4】 前記支持ブラケットと前記支持部材をサ
ンドイッチ構造とし、内側に配置される部材に設けられ
るシェアピン用孔の端部径を外側に配置される部材に設
けられるシェアピン用孔の内端部径より大径としたこと
を特徴とする請求項1または3に記載のステアリング装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29078193A JPH0781586A (ja) | 1993-07-20 | 1993-11-19 | ステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-179053 | 1993-07-20 | ||
JP17905393 | 1993-07-20 | ||
JP29078193A JPH0781586A (ja) | 1993-07-20 | 1993-11-19 | ステアリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0781586A true JPH0781586A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=26499027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29078193A Pending JPH0781586A (ja) | 1993-07-20 | 1993-11-19 | ステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0781586A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007269190A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Fuji Kiko Co Ltd | 車両用ステアリングコラム装置 |
WO2015076226A1 (ja) | 2013-11-20 | 2015-05-28 | 日本精工株式会社 | ステアリング装置 |
WO2015076224A1 (ja) | 2013-11-20 | 2015-05-28 | 日本精工株式会社 | ステアリング用ブラケットの支持装置及びステアリング装置 |
JP2016216041A (ja) * | 2013-10-30 | 2016-12-22 | 日本精工株式会社 | 部材連結構造 |
-
1993
- 1993-11-19 JP JP29078193A patent/JPH0781586A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007269190A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Fuji Kiko Co Ltd | 車両用ステアリングコラム装置 |
JP2016216041A (ja) * | 2013-10-30 | 2016-12-22 | 日本精工株式会社 | 部材連結構造 |
WO2015076226A1 (ja) | 2013-11-20 | 2015-05-28 | 日本精工株式会社 | ステアリング装置 |
WO2015076224A1 (ja) | 2013-11-20 | 2015-05-28 | 日本精工株式会社 | ステアリング用ブラケットの支持装置及びステアリング装置 |
WO2015076225A1 (ja) | 2013-11-20 | 2015-05-28 | 日本精工株式会社 | ステアリング用ブラケットの支持装置及びステアリング装置 |
JP5835538B2 (ja) * | 2013-11-20 | 2015-12-24 | 日本精工株式会社 | ステアリング用ブラケットの支持装置及びステアリング装置 |
JP5843057B2 (ja) * | 2013-11-20 | 2016-01-13 | 日本精工株式会社 | ステアリング用ブラケットの支持装置及びステアリング装置 |
JP5871110B2 (ja) * | 2013-11-20 | 2016-03-01 | 日本精工株式会社 | ステアリング装置 |
US9393987B2 (en) | 2013-11-20 | 2016-07-19 | Nsk Ltd. | Steering apparatus |
US9399483B2 (en) | 2013-11-20 | 2016-07-26 | Nsk Ltd. | Steering-bracket supporting apparatus and steering apparatus |
US9446784B2 (en) | 2013-11-20 | 2016-09-20 | Nsk Ltd. | Steering-bracket supporting apparatus and steering apparatus |
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