JPH0781291A - 筆洗い器 - Google Patents

筆洗い器

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JPH0781291A
JPH0781291A JP5227129A JP22712993A JPH0781291A JP H0781291 A JPH0781291 A JP H0781291A JP 5227129 A JP5227129 A JP 5227129A JP 22712993 A JP22712993 A JP 22712993A JP H0781291 A JPH0781291 A JP H0781291A
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water discharging
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Hifumi Tanaka
一二三 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筆を傷めずに簡単に洗える筆洗い器を提供す
る。 【構成】 水槽3の長手方向片側の壁面3cに排水口4
a、4bを設けた。この水槽3の内部底面3aの排水口
4a、4b寄りに複数の穴9が開けられた支持部8を設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筆洗い器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】毛筆用の筆は一般には、獣毛等を束ねて
穂にしたものを固着したもので、この穂の長さの違いは
長鋒、中鋒、短鋒と鋒で示され、太さは1号、2号等と
号で示され、数値が大きくなるごとに細くなっている。
また、この穂を布海苔で固めた固め筆と捌いたままの捌
き筆とに大別される。いずれの筆も、使用後にそのまま
放置した場合には、墨液に含まれている膠等が穂先に溜
まったまま乾燥して穂の柔軟性が損なわれ、筆の寿命を
短くする原因となる。そこで、一般には使用後に穂先を
水洗いし、軸に取り付けられた紐等を利用して穂先を下
にして吊り下げ、日陰で乾燥させるのが良いとされてい
る。
【0003】ところで、初心者にとっては最初から捌き
筆を使用することは難しいので、多くは固め筆を、通常
は穂の3分の2程度の書きよい長さまで穂先を捌いて使
用し、使用後に筆洗いする際にはその使用した部分だけ
を洗い流すようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、固め筆
であっても使用後にその穂先を洗う際に、使用した部分
だけをうまく洗うことはなかなか難しいのが実情であ
る。そして筆洗いが不充分で穂に墨液が残ってしまう
と、膠などが固まって穂の柔軟性が損なわれ、捌き部分
を狭めて使用出来なくしてしまうことが多かった。ま
た、捌き部分を越えて固め部分まで洗ってしまうと、固
め部分の布海苔まで洗い流すことになってしまい、固め
筆のままの使用が出来なくなっていた。さらに年少者の
場合には、筆洗いする時に周囲を汚す等の不手際もあっ
た。
【0005】そこで本発明は上記問題点を解決するため
になされたもので、穂先を傷めずに、初心者を始め子供
にも筆洗いが簡単に出来る筆洗い器を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、注水部と排水部とを設けた水槽に筆の穂先
を下に向けて支持する支持部を設け、注水部からの洗浄
水が支持部に形成した開口あるいは切欠を通し、支持部
内の穂先を経てから排水部に流れるようにしたものであ
る。
【0007】
【実施例】本発明による筆洗い器の第1実施例を示す図
1及び図2において、この筆洗い器2は水槽3の内部底
面3aは楕円形成され、底面3aから縁3bへ広がり、
すり鉢状に形成されている。そして、縁3bの長径方向
片側には把手5が一体形成され、もう一方には、排水部
として、下向きに傾斜させた排水口4aと、その下の壁
面3cに内部底面3aより1cmほど立ち上がった位置
に小さい排水口4bが設けられている。また前記把手5
は、あれば使用時に大変便利であるが、無くても構わな
い。そして、筆6の穂7を先端から差し込む漏斗状の支
持部8が水槽3の内部底面3aの中央より排水口4bに
よった位置で設けられ、支持部8の左側が注水部10に
なっている。また、支持部8の口18が水槽3の縁3b
より高くなるように設けてある。なお、筆6が3、4号
である場合は、支持部8の口18を直径13mm〜15
mm程度にするのが良い。
【0008】図1に示すように、この支持部8には複数
の穴9が開けられ、水槽3に注入された水が支持部8の
中に入り込むようになっている。これらの穴9は支持部
8の外壁8aから内壁8bに向かって上から下への傾斜
をもって開けられているが、支持部8の尖端部8cの穴
9aは内壁8bから外壁8aに向かって上から下への傾
斜をつけて開けられている。
【0009】筆6は使用後、穂7を支持部8に差し込ま
れるが、この時、墨液を含んだ部分は、膨張して支持部
8の内壁に密着し、固め部分が筆軸16と一体になって
下方に押しつけるため筆6は容易に倒れてしまうことは
ない。水槽3に注水部10として広く開けられた把手5
側から水を注入すると、支持部8に開けられた複数の穴
9から水が流れ込む。排水口4bは小さいため注入され
る水(矢印で示す)は直ぐに水槽を満たし、支持部8に
差し込まれた筆6の墨液は洗い落とされて排水口4a、
4bから流される。この時、筆軸16を上下に移動させ
ても、支持部8に開けられた穴9aを除く穴9は、支持
部8の外壁8aから内壁8bに向かって上から下への傾
斜をもって開けられているので、筆6の穂7を傷める事
がない。
【0010】また、水槽3の縁3bと同じ高さ以下の穴
9から支持部8内に水は流入するうえ、筆6の穂7の根
元7aは支持部8の口18より上方に位置し、口18は
水槽3の縁3bより突出しているので、根元7aは濡れ
ない。また排水口4bが底の方にあるため沈んでいく重
い墨液も流される。そして、墨液が洗い流された後水槽
3の水をきり、筆6をそのまま支持部8に差し込んでお
くと、穂7が含んだ水分は支持部8の尖端部8cに設け
られた穴9aから流れ出す。水槽部3の内部底面3aに
流れ出た水は排水口4が内部底面3aより1cmほど上
部にあるので外にはこぼれ出ることはない。また、筆6
をそのまま支持部8に差し込んで乾燥する事もできる。
【0011】次に第2実施例による筆洗い器を図3、図
4に示す。魚をアレンジしてデザイン形成されているこ
の筆洗い器20は、水槽30を体としてラッパのように
形成した尾の部分を注水部21として設けてある。底面
31は安定しやすいように平らに形成されていて、底面
31より1cmほど上方に魚の口の部分と鰓の部分を排
水口22、23、24として設けてある。背にあたる部
分には、筆を鋒先から差し込む二つの支持部25、26
が背鰭に見立てて設けられている。本実施例は、支持部
25は3、4号筆用に直径13〜15mm、支持部26
は7号より細い筆用に直径5mmの大きさで各々設けら
れている。なお、この支持部26の直径を変えれば、太
い筆でも使用でき、特に短鋒筆の場合等のように水面を
計る必要がある時など便利である。
【0012】図3に示したように、支持部25は底部を
開放させた漏斗形状をしており、水槽部30に入り込ん
でいる部分の周囲には櫛歯状に切欠27が設けられてい
る。これらの切欠27の縁は、図5に示したように、全
て丸みがつけられている。他方の支持部26の差込み口
26aには、筆60を挿入したときに筆軸61を弾性的
に挟持するゴム製のリング28が取り付けられている。
したがって、支持部26では筆軸61の挿入長を変える
ことが出来る。なお、支持部25、26は水槽部30に
たいして着脱自在であるが、固定式にしてもよい。
【0013】水が注水部21より水槽30に注入される
と、支持部25に設けられた櫛歯状の切欠27から水が
流れ込む。支持部25、26に差し込まれた筆6、60
の墨液は洗い落とされ、排水口22、23、24から押
し流される。この時、筆6、60の穂7、70の根元7
a、70aは支持部23、24の口23d、24dより
上方に位置するとともに水槽部30から突出しているの
で濡れない。なお、漏斗形状の支持部25は、墨液およ
び水分を含んで膨張した穂7が、水切り後に弾性が弱ま
って安定を失い倒れないように、根元7aから3分の2
程を櫛歯状の凸部25cが掴むように支持している。
【0014】また、切欠27の縁は丸みがつけられてい
るので、筆軸16を上下に移動させても穂7の先端は痛
まない。そして、墨液が洗い流された後水槽部30の水
をきり、筆6、60をそのまま支持部23、24に差し
込んでおくと、穂7、70が含んだ水分は支持部23、
24の尖端部23c、24cの穴部9aから流れ出す。
水槽部30内に溜まる水は排水口22が底面3aより1
cmほど上部にあるので外にはこぼれ出ることはない。
また、筆6、60をそのまま支持部8に差し込んで乾燥
する事もできる。
【0015】次に第3実施例を図6に示す。この筆洗い
器40は、水槽43が内部底面43aから縁43bへ広
がり、水槽43の長径方向片側側面には扱い易いように
把手45が形成され、もう一方には、排水部として、下
向きに傾斜させた排水口44aが設けられている。そし
て、螺旋に巻き上げられ漏斗形状に形成された支持部8
が、水槽43の内部底面43aの中央より排水口44に
よった位置で設けられ、支持部48の左側が注水部10
になっている。また、支持部48の最上部は水槽43の
縁43bより高くなるように設けてある。そして筆6が
3、4号のときは支持部48の最上部48aは直径13
mm〜15mm程度にするのが良い。
【0016】墨液を含んだ筆6は支持部48に差し込ま
れる。注水部10から水槽43に注がれた洗浄水(矢
印)は螺旋空間48bから支持部48の内部に流入し、
筆6の穂7に含まれた墨液を洗い流して排水部44から
溢れ出る。墨液が流された後、水槽43の水を把手45
をもって排水部44から洗浄水を捨て、筆6をそのまま
に支持部48に差し込んでおけば穂7は先端まで整った
形で水切りが出来る。また、支持部48は穂7の根元7
a近くまで包むように立ち上げられているので穂7の水
切り後、弾性力を弱めても穂7を折って倒れることはな
い。
【0017】
【発明の効果】以上説明の本発明の筆洗い器によれば、
毛筆を使用する者にとって、筆洗い時に手を汚したり、
筆を傷めたりすることがない。また、注水部と排水部を
設けた水槽に支持部を複数組み込めば、複数の筆を一度
に洗うことが出来る。さらに、筆をそのまま支持部に差
し込んで水切りが出来るために穂先が整って穂の形が崩
れない。また、支持部に差し込んだまま乾燥させること
も可能である。また、外形を様々な形にアレンジすれば
文房の楽しみを増すことにもなる。
【0018】また、固め筆を捌きすぎたり、捌き筆同様
になってしまったもの、あるいは捌き筆を使用しやすい
ように固め筆にしたいとき等、布海苔を含ませて支持部
に穂を差し込んでおけば再び固め筆として再生出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による筆洗い器の断面図で
ある。
【図2】図1に示す筆洗い器の平面図である。
【図3】本発明の第2実施例による別の筆洗い器の断面
図である。
【図4】図3に示す筆洗い器の平面図である。
【図5】図3に示す筆洗い器の支持部の断面図てある。
【図6】本発明の第3実施例による別の筆洗い器の断面
図である。
【符号の説明】
2、20、40 筆洗い器 3、30、43 水槽 4a、4b、22、23、24、44 排水口 10、21 注水部 8、25、26、48 支持部 9 穴 27 切欠

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注水部と排水部とを設けた水槽に、筆の
    穂先を下向きにして支持する支持部を設けるとともに、
    この支持部には前記注水部から流入した洗浄水が支持さ
    れた穂先を経て前記排水部に達するように開口もしくは
    切欠を設けたことを特徴とする筆洗い器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017131888A (ja) * 2010-07-12 2017-08-03 千賀子 佐渡 筆干し具
CN110667283A (zh) * 2019-10-17 2020-01-10 安徽建筑大学 一种艺术设计用画笔清洗装置
CN113650439A (zh) * 2021-08-30 2021-11-16 李新强 一种毛笔清洗器

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CN113650439B (zh) * 2021-08-30 2022-12-23 普洱学院 一种毛笔清洗器

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