JPH0781165A - プリント装置 - Google Patents

プリント装置

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JPH0781165A
JPH0781165A JP23332293A JP23332293A JPH0781165A JP H0781165 A JPH0781165 A JP H0781165A JP 23332293 A JP23332293 A JP 23332293A JP 23332293 A JP23332293 A JP 23332293A JP H0781165 A JPH0781165 A JP H0781165A
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JP
Japan
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printing apparatus
contact
contact force
print medium
ink
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JP23332293A
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English (en)
Inventor
Masaaki Kakizaki
正明 柿崎
Shoichi Suga
祥一 菅
Takeji Niikura
武二 新倉
Tsutomu Shimada
島田  勉
Yasushi Koike
寧 小池
Jun Katayanagi
純 片柳
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 当接手段がリリース状態にあっても、その当
接手段をプリントヘッド側へ移動させずに、高品位のプ
リントを可能としたインクジェットプリント装置を提供
することを目的とする。 【構成】 リリース軸16が回動することにより、ピン
チローラバネ14の他端14bはバネ圧受部17に当接
するか、またはそのバネ圧受部17の裏側にあたるリリ
ース軸16の周面に当接することができる。図示しない
リリースレバーを操作することにより、リリース軸16
を回動させて、上記2つのポジションのいずれかを選択
することによって、上記ピンチローラ10にかかる圧接
力を調整することが可能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント装置に関し、
更に詳しくはプリントヘッドとプリント媒体との間隔を
小さくすることを可能としたプリント装置に関する。
【0002】ここで、プリントとしては、布、糸、紙、
シート材等の各種のインク付与を受けるインク支持体す
べてへのインク付与を含むもので、各種情報処理装置す
べて或はその出力器としてのプリンタを含むもので、本
発明はこれらへの用途が可能なものである。
【0003】
【従来の技術】近年、オフィスにおけるパソコンやワー
プロ、ファクシミリ等の普及に伴い、これらの機器の出
力機として種々のプリント装置が開発されている。その
中でも特にインクジェットプリント装置は小型にしてプ
リント時の騒音が小さいため、広く用いられるようにな
ってきた。
【0004】また、近時ではパーソナルユースのプリン
ト装置であってもプリントの高品位化が要求されている
が、上記インクジェットプリント装置は、このようなニ
ーズに十分耐えられるものである。
【0005】ところで、プリントの品位は画像濃度、濃
度ムラ、画像のきれの要素によって決まるが、インクジ
ェットプリント装置にあっては画像のきれが問題となり
易い。その理由は以下の通りである。
【0006】インクジェットプリント方式にあっては、
プリントヘッドはプリント媒体の搬送方向に対して直角
の方向に複数のインク吐出ノズルを設けており、プリン
ト媒体面に対して直角にインクを吐出するようにしてい
る。
【0007】しかしながら、全てのノズルからのインク
吐出方向が同一であれば問題ないが、現実としては各ノ
ズルからのインク吐出方向にずれが生じることがある。
ここで、図7はインクジェットプリント装置に用いられ
るプリントヘッドからのインク吐出方向のずれによる画
像のきれの発生について説明するための模式図であり、
図8はインク吐出速度の相違による画像のきれの発生に
ついて説明するための模式図である。例えば、図7に示
すように、本来は、破線の矢印Aで示す方向にインクを
吐出すべきであるが、実際にはインクを吐出するノズル
は実線の矢印Bで示す方向を向いている。この場合は、
プリントヘッド50のインク吐出面50aとプリント媒
体51との間隔がD1 であるとき、本来の着弾点Pと実
際の着弾点Qとは距離L1 だけずれてしまう。このずれ
によって画像のきれが悪くなり、プリントの品位が低下
してしまう。前記ずれはインク吐出面50aとプリント
媒体51との間隔が例えばD2 のとき、これに比例して
距離L1 から距離L2 へと大きくなる(L1 <L2 )。
【0008】また、ノズルからのインク吐出方向のずれ
以外にも、インクの吐出速度の相違に起因することもあ
る。例えば、ノズルから吐出されるインク液滴は、大き
いものから主滴、サテライト、マイクロドットとある
が、これらのインク液滴の吐出速度は異なる。このた
め、図8に示すように吐出速度がV1 の場合と、V2
(V 1 <V2 )の場合とではプリントヘッド50の移動
速度成分VHとの合成により、吐出速度V1 の場合には
実線の矢印Cで示す方向に、吐出速度V2 の場合には破
線の矢印Dで示す方向となり、それぞれ吐出方向が異な
ってしまうために画像のきれが悪くなる。そして、前記
のずれはインク吐出面50aとプリント媒体51との間
隔の大きさに比例して大きくなる。
【0009】従って、インクジェットプリント装置にあ
ってはプリントの品位を向上させるために、インク吐出
面とプリント媒体との間隔を可能な限り小さくし、か
つ、それを一定に保つことが求められる。
【0010】このような要求に対し従来のインクジェッ
トプリント装置では、プリント媒体の浮きを押えてイン
ク吐出面とプリント媒体表面との間隔を保持するための
プリント媒体押え手段を有している。
【0011】しかし、このプリント媒体押え手段は、プ
リント媒体のジャム時や連続したプリント媒体の搬送時
に、そのプリント媒体から離間した場合、通常の使用時
よりもインク吐出面とプリント媒体との間隔を大きくと
る必要があった。
【0012】ここで、従来例の構成について図9および
図10を参照して更に詳しく説明する。
【0013】図9は従来のインクジェットプリント装置
の構造を示す斜視図であり、図10の(a)および
(b)は図9に示した従来のプリント装置の紙押え機構
を示す側面図である。図9においては外カバーC1 およ
び内カバーC2 が開けられ又は取り外されている。この
プリント装置においては、普通紙またはプラスチックシ
ート等のプリント媒体51を挿入口52から挿入し、図
示しないモータを駆動して搬送ローラ53を回転させ、
プリント媒体51を、プリント媒体押え手段としての紙
押え板54によりガイドしてプリント位置へUターン搬
送するように構成されている。また、記録手段としての
プリントヘッド50は、シリアルプリント方式のもので
あり、キャリッジ55上に搭載されている。キャリッジ
55は図示しないモータで回転するリードスクリュ56
と噛合しており、このリードスクリュ56の回転によ
り、キャリッジ55は図9における矢印a方向に往復移
動が可能である。なお、この矢印a方向は上述のプリン
ト媒体51の搬送方向に直交している。
【0014】上記のキャリッジ55の往復移動に同期し
て、キャリッジ55上のプリントヘッド50を画信号に
応じて駆動し、インクをプリント媒体51上に吐出して
所定のプリントを行うように構成されている。
【0015】次に、上記搬送ローラ53の表面からプリ
ント媒体51が浮き上がるのを防止する紙押え板54の
構成および作用について説明する。
【0016】この紙押え板54は、図10の(a)およ
び(b)に示すように、略円筒状の軸受け部54aと、
この軸受け部54aの一部から延出する長腕部54bお
よび短腕部54cとから概略構成されている。長腕部5
4bの先端部にはピンチローラ57が回転自在に取り付
けられている。軸受け部54a内には、リリース軸58
が回動自在に配設されている。このリリース軸58は、
その長手方向に沿って所定の間隔で一定の円弧部分が切
り欠かれており、その部分は断面「D」字状となってい
る。リリース軸58の切欠部分および円弧部分または上
記紙押え板54の短腕部54cには、圧接バネ59の一
端59aが当接し得る。圧接バネ59の他端はシャーシ
60の底部に固定されている。
【0017】図10の(a)に示すように、リリース軸
58が回転して圧接バネ59の一端59aがリリース軸
58の切欠部分に当接するときは、リリース軸58の回
動は制止を受け、かつ、紙押え板54の短腕部54cは
圧接バネ59により矢印b方向に付勢力を受ける。この
場合、紙押え板54は、リリース軸58を中心に回転
し、ピンチローラ57が搬送ローラ53の表面を押圧す
る。このとき、ピンチローラ57は搬送ローラ53の回
転に従動して搬送ローラ53と逆回りに回転する。
【0018】次に、リリース軸58がさらに回転して圧
接バネ59の一端59aがリリース軸58の円弧部分に
当接するときは、図10の(b)に示すように、圧接バ
ネ59は矢印c方向に沿って押し下げられ、かつ、紙押
え板54の短腕部54cは圧接バネ59による付勢力か
ら解除され、ピンチローラ57は搬送ローラ53の表面
から離間する。
【0019】なお、紙押え板54の搬送ローラ53から
の離間、すなわち圧接バネ59による押圧の解除は、図
9に示すリリースレバー61を操作してリリース軸58
を回動することにより適宜行うことができるように構成
されている。
【0020】しかしながら、上述した従来例では、リリ
ースレバー61を操作して紙押え板54を搬送ローラ5
3からリリース状態にした場合、図10の(b)に示す
ように紙押え板54がプリントヘッド50側に近付くこ
とになり、プリントヘッド50をプリント媒体51に近
付ける際の障害となっていた。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
の技術的課題に鑑み、プリント媒体押え手段としての当
接手段がリリース状態にあっても、その押え手段をプリ
ントヘッド側へ移動させずに、高品位のプリントを可能
としたインクジェットプリント装置を提供することにあ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、プリント媒体上に画像信号
に応じてプリントを行うプリント手段に向けて前記プリ
ント媒体を搬送する搬送手段と、該搬送手段側に前記プ
リント媒体を押す当接手段と、該当接手段に、前記プリ
ント媒体を前記搬送手段に押し付ける圧接力を付与する
圧接力付与手段と、前記当接手段による当接を維持しか
つ該圧接力付与手段により前記当接手段に付与される圧
接力を調整する圧接力調整手段とを含むことを特徴とす
る。
【0023】ここで、請求項1記載のプリント装置にお
いて、前記圧接力調整手段は、該圧接力を解除するポジ
ションと該解除ポジションから徐々に圧接力を増大させ
てゆく加圧ポジションとを選択する機構を含むものであ
ってもよい。
【0024】請求項2記載のプリント装置において、前
記圧接力調整手段は、切り欠かれた部分を有する回動自
在の軸に前記圧接力付与手段を当接させ、前記軸の回動
に伴って前記軸の周面と前記軸の切欠部とのいずれかに
当接位置を変更させて前記解除ポジションまたは前記加
圧ポジションを得る解除加圧機構を有するものであって
もよい。
【0025】請求項1ないし3のいずれかに記載のプリ
ント装置において、前記圧接力付与手段は、捻りコイル
バネまたは板バネであってもよい。
【0026】また、請求項1ないし3のいずれかに記載
のプリント装置において、前記圧接力付与手段は、前記
当接手段と一体成型された弾性部材であってもよい。
【0027】請求項1ないし6のいずれかに記載のプリ
ント装置において、前記当接手段の当接部分に前記搬送
手段の回転に従動するピンチローラをさらに含むもので
あってもよい。
【0028】請求項1ないし7のいずれかに記載のプリ
ント装置において、前記プリント手段はインク吐出面か
らインクを吐出してプリントを行うインクジェットプリ
ント方式のプリントヘッドを有するものであってもよ
い。ここで、請求項8記載のプリント装置において、前
記プリントヘッドは前記インクを吐出するために利用さ
れるエネルギを発生する素子として、前記インクに膜沸
騰を生じさせる熱エネルギを発生する電気熱変換体を有
するものであってもよい。
【0029】さらに、請求項1ないし9のいずれかに記
載のプリント装置において、前記プリントヘッドのイン
ク吐出面が64個を越えるノズルを有するものであって
もよい。
【0030】
【作用】本発明においては、プリント媒体の搬送に必要
な圧接力を調整する圧接力調整手段により、当接手段が
プリント媒体に接したままで、圧接力を解除することが
できる。従って、プリント媒体の浮き上がりを防止する
ことができると共に、ジャム時におけるプリント媒体に
対するプリント手段の不意の移動に際しても、プリント
ヘッドと紙押え板との接触によってインク吐出面が破損
するのを防止することができる。
【0031】
【実施例】以下、本発明のプリント装置の実施例を詳し
く説明する。
【0032】(実施例1)図1〜図4はいずれも本発明
のプリント装置の第1の実施例の構成を示すもので、図
1は一部を省略したほぼ全体の構成を示す概略斜視図で
あり、図2〜図4は図1の矢印E方向から見た側面図で
ある。
【0033】本実施例に係るプリント装置は、紙、布、
OHPシート等のプリント媒体1を搬送ローラ2により
搬送し、プリント媒体1に対してキャリッジ3上に搭載
したプリントヘッド4を往復移動させると共に、画像信
号に応じてインクを吐出してプリントを行ない、そのプ
リント後のプリント媒体1を所定の排出部へ排出させる
ように構成されている。以下、各構成要素について分説
する。
【0034】本実施例における搬送手段は、上記搬送ロ
ーラ2をその構成要素とするが、この搬送ローラ2まで
の搬送経路では図2に示すように、矢印FおよびGの2
方向からのプリント媒体1の給送が可能となっている。
F側からの給送は、シャーシ5とペーパーパン6との間
の間隙から行なわれる。この間隙から給送されたプリン
ト媒体1は、ピンチローラガイド7により案内されて上
記搬送ローラ2に導かれる。また、G側からの給送は、
図2〜図4に示すようにプリントヘッド4に対向して設
けられ、かつ、プリントヘッド4の前方を搬送されるプ
リント媒体1の裏面を支持するプラテン8と一体成型さ
れた紙ガイド部9と、上述のシャーシ5との間の間隙か
ら行なわれる。この間隙から給送されたプリント媒体1
もピンチローラガイド7により案内されて上記搬送ロー
ラ2に導かれる。
【0035】このようにして搬送ローラ2まで導かれた
プリント媒体1は、その搬送ローラ2と、このローラ2
に当接して従動回転しかつ上述のピンチローラガイド7
の先端部に取り付けられたピンチローラ10との間に挟
まれる。搬送ローラ2を駆動回転することによって上記
プリント媒体1に搬送力を付与する。なお、搬送ローラ
2を駆動回転させるモータは図示しない。ピンチローラ
10は、上述のようにピンチローラガイド7の先端部に
取り付けられているが、ピンチローラ10の回転軸は搬
送ローラ2の回転軸と平行とされている。ピンチローラ
ガイド7はシャーシ5に固定されたピンチローラホルダ
11のピンチローラガイド固定部12に固定されてい
る。ここで、上記ピンチローラ10の圧接力は、ピンチ
ローラホルダ11に設けられたバネホルダ13に配置さ
れた捻りコイルバネであるピンチローラバネ14の一端
14aがピンチローラガイド7を押すことによって与え
られる。ピンチローラバネ14の他端14bは、ピンチ
ローラホルダー11に設けられたリリース軸ガイド15
に回動自在に配設されたリリース軸16の周面に達して
いる。リリース軸16には、その長手方向に沿って所定
の間隔で円弧部分が切欠かれたバネ圧受部17が形成さ
れている。リリース軸16が回動することにより、ピン
チローラバネ14の他端14bはバネ圧受部17に当接
するか、またはそのバネ圧受部17の裏側にあたるリリ
ース軸16の周面に当接することができる。図示しない
リリースレバーを操作することにより、リリース軸16
を回動させて、上記2つのポジションのいずれかを選択
することによって、上記ピンチローラ10にかかる圧接
力を調整することが可能となっている。具体的には、カ
ット紙の場合であれば、図2に示すようにリリース軸1
6のポジションを選択してピンチローラ10に最大限に
圧接力をかける。また、ジャム時などの場合であれば図
3に示すように矢印Hの方向にリリース軸16を回動さ
せバネ圧受部17にピンチローラバネ14の他端14b
を当接させるようにしてバネ14の搬送ローラ2側に対
する圧接力を完全に解除する(圧接力のリリース)。ま
た、ファンホールド紙等の連続紙の場合であれば、若干
の圧接力を維持しつつ、リリース軸16を回動させる。
このように、ジャム処理時等においても、物理的にピン
チローラ10を搬送ローラ2の表面から離さず、その当
接を維持したまま、ピンチローラ10にかかる圧接力の
みを解除する。これにより、ジャム時であっても、プリ
ント媒体1を搬送ローラ2の表面上に保持することがで
きるので、プリント媒体1とプリントヘッド4との間隔
を通常の間隔のまま維持することができる。従って、従
来のリリース時においてプリント媒体1の浮き上がりが
存在する場合に、誤ってキャリッジ3を駆動させてもプ
リントヘッド4とプリント媒体1との接触を防止するこ
とができるので、プリントヘッド4のインク吐出面4a
を破損することを防止することができる。さらに、連続
紙の場合においては、若干の圧接力を維持することによ
って、連続紙のミシン目の浮きによるプリントヘッド4
のインク吐出面4aの破損およびプリント媒体1の表面
の汚損を防ぐことができる。
【0036】次に、搬送ローラ2により搬送力を付与さ
れたプリント媒体1は、プラテン8により搬送され、プ
リントヘッド4によるプリントが可能となる。プラテン
8は、プリント媒体1の搬送経路上のプリントヘッド4
によるプリント位置から、そのプリント位置よりも搬送
経路下流側にかけて、搬送されるプリント媒体1の裏面
を支持する部材である。このプラテン8には、搬送経路
に沿って延在するリブ8aが搬送経路に直交する方向に
等間隔に複数個設けられている。リブ8aは、プラテン
8上を搬送されるプリント媒体1とプラテン8との摩擦
による負荷を低減し、かつプラテン8の表面(搬送面)
の平面度を一定に確保するためのものである。リブ8a
のプラテン8表面からの高さは、予め決められたプリン
ト媒体1とプリントヘッド4のインク吐出面4aとの間
隔を維持できるように定められている。また、プラテン
8の材質には、静電気を帯びず、かつ、搬送面の電荷を
徐々に他へ逃せるものが用いられる。プラテン8がその
ような材質のものでないと、プリント媒体1上にプリン
トヘッド4から吐出されたインクが静電気による影響を
受けてプリントされた画像に乱れを生じるなどの不都合
があるからである。
【0037】上述したように、本実施例におけるプリン
ト手段としてのプリントヘッド4は、キャリッジ3上に
搭載されている。このキャリッジ3は、プリント媒体1
の搬送経路(搬送方向)に直交する方向に架設された第
1のガイド部材18および第2のガイド部材19に摺動
自在に取り付けられている。両ガイド部材18および1
9の両端近傍には不図示の駆動プーリおよび従動プーリ
が設けられ、両プーリ間にはキャリッジ3と係止した不
図示のタイミングベルトが架け渡されている。また、駆
動プーリには不図示のキャリッジモータが連結してお
り、このモータの正逆駆動によってキャリッジ3が両ガ
イド部材18および19に沿って往復移動する。
【0038】上述のプリントヘッド4は、本実施例では
インク液滴を吐出してプリントするインクジェットプリ
ント方式が用いられている。即ち、このプリントヘッド
4は微細な液体吐出口(オリフィス)、液路およびこの
液路の一部に設けられるエネルギ作用部と、この作用部
にある液体に作用させる液滴形成エネルギを発生するエ
ネルギ発生手段を備えている。
【0039】このようなエネルギを発生するエネルギ発
生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用いた
プリント方法、レーザ等の電磁波を照射して発熱させ、
街発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギ発生手段
を用いたプリント方法、あるいは発熱抵抗体を有する発
熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体を
吐出させるエネルギ発生手段を用いたプリント方法等が
ある。
【0040】その中でも熱エネルギによって液体を吐出
させるインクジェットプリント方法に用いられるプリン
トヘッドは、プリント用の液滴を吐出して吐出用液滴を
形成するための液体吐出口(オリフィス)を高密度に配
列することができるために高解像度のプリントをするこ
とが可能である。その中でも電気熱変換体をエネルギ発
生手段として用いたプリントヘッドは、コンパクト化も
容易であり、かつ、最近の半導体分野における技術の進
歩と信頼性の向上が著しいIC技術やマイクロ加工技術
の長所を十二分に活用でき、高密度実装化が容易で、製
造コストも安価なことから有利である。
【0041】本実施例におけるプリント媒体の排出手段
は、プラテン8上を搬送されてきたプリント媒体1を搬
送経路外に送り出す排紙ローラ20と、この排紙ローラ
20に上述の搬送ローラ2の動力(回転力)を伝達する
伝達ローラ21と、上記排紙ローラ20に対向する位置
に配置された第1の拍車22と、上記排紙ローラ20よ
りも搬送経路上流側であってプラテン8の最下流部分と
対向する位置に配置された第2の拍車23とから概略構
成されている。排紙ローラ20はプリント媒体1の搬送
経路と直交する方向に延在する中心軸(図示略)を有し
ており、その周面の一部にはゴムシート24が配置され
ている。上記伝達ローラ21の周面全体にはシート状の
ゴムが巻き付けられており、上記搬送ローラ2および排
紙ローラ20の両周面に接している。この伝達ローラ2
1は、搬送ローラ2の回転力を排紙ローラ20へ伝達す
るためのものである。第1の拍車22は、弾性を有する
軸22aに支持されており、その弾性を利用してプリン
ト媒体1の浮きを吸収する部材である。また、第1の拍
車22は、上記排紙ローラ20に従動して回転する。第
2の拍車23は、第1の拍車22に対しては千鳥配置さ
れており、図4に示すように排紙ローラ20と第1の拍
車22との間を搬送されるプリント媒体1の後端部がプ
ラテン8の表面から跳ね上がるのを防止する部材であ
る。これら排出手段の各構成要素としての排紙ローラ等
は、プリント媒体1の搬送経路に直交する方向に複数
個、配列されている。そして、排紙ローラ20、第1の
拍車22およびプラテン8のリブ8aは同一平面を共有
するように配置されており、その内、第1の拍車22と
上記リブ8aとは搬送経路に沿った一平面を共有する。
また、第1の拍車22と第2の拍車23とは搬送経路に
沿った一平面を共有していなくてもよい。
【0042】なお、上記第1の拍車22および第2の拍
車23は、共に周縁が鋭利な円板形状をなしており、使
用されるインクに対する溌水性モールド材料により形成
されている。このため、プリント媒体1のプリント面を
加圧してその浮きを押えてもプリントの品位に影響を及
ぼすことはない。
【0043】また、プリントヘッドのインク吐出ノズル
数を、例えば64ノズルから128ノズルに増やした場
合には、ピンチローラ10と第1の拍車22との搬送方
向の距離が拡大することとなり、その場合のプリント媒
体1の浮き上がりが問題となるが、第2の拍車23を設
けたことによりその問題の発生を防止でき、安定したプ
リント品位を得ることができる。
【0044】(実施例2)図5は、本発明のプリント装
置の第2の実施例の要部を拡大し一部を断面視した側面
図である。本実施例において、先の実施例と同一構成要
素については同一符号を符し、その部分の説明を省略す
る。先の実施例ではピンチローラバネとして捻りコイル
バネを用いたのに対し、本実施例では板バネを用いた点
に特徴がある。即ち、本実施例におけるピンチローラバ
ネ30は、バネホルダ13に支持された屈曲部30a
と、ピンチローラガイド7の先端部近傍に固定された上
端部30bと、リリース軸16に当接する下端部30c
とから概略構成されている。図示しないリリースレバー
を操作してリリース軸16を回動し、図5に示すよう
に、ピンチローラバネ30の下端部30cをリリース軸
16のバネ圧受部17に当接させるときは、ピンチロー
ラガイド7の先端のピンチローラ10へのピンチローラ
バネ30の圧接力は解除される。この圧接力の解除に際
しても、物理的にはピンチローラ10は搬送ローラ2と
接しており、このためプリント媒体1の搬送は行なえな
いが、プリント媒体1の搬送ローラ2からの浮きを防止
できる。一方、上記リリースレバーを復帰させてリリー
ス軸16を逆回りに回動させると、ピンチローラバネ3
0の下端部30cがリリース軸16の周面に当接すると
きは、ピンチローラ10へのピンチローラバネ30の圧
接力は最大に付与され、プリント媒体1の搬送を確実に
行なうことができる。
【0045】(実施例3)図6は、本発明のプリント装
置の第3の実施例の要部を拡大し一部を断面視した側面
図である。本実施例において、先の実施例と同一構成要
素については同一符号を符し、その部分の説明を省略す
る。先の2つの実施例では搬送ローラ2に対する圧接力
をピンチローラバネに依っていたが、本実施例ではピン
チローラガイド自体に弾性部分を設け、その弾性力を利
用して上記圧接力を発生させている点に特徴がある。図
6において31は本実施例のピンチローラガイドであ
る。このモールド部材であるピンチローラガイド31に
は細長い板状の弾性部分32が一体に設けられている。
このピンチローラガイド31の弾性部分32には屈曲部
分があり、この屈曲部分において弾性部分32はバネホ
ルダ13に固定されている。また、弾性部分32の下端
部はリリース軸16の周面またはバネ圧受部17に当接
できるようになっている。従って、本実施例において
も、図示しないリリースレバーを操作してリリース軸1
6を回動し、図6に示すように、ピンチローラガイド3
1の弾性部分32の下端部がリリース軸16のバネ圧受
部17に当接するときは、ピンチローラガイド30の先
端のピンチローラ10へのピンチローラバネ30の圧接
力は解除される。この圧接力の解除に際しても、物理的
にはピンチローラ10は搬送ローラ2と接しており、こ
のためプリント媒体1の搬送は行なえないが、プリント
媒体1の搬送ローラ2からの浮きを防止できる。一方、
上記リリースレバーを復帰させてリリース軸16を逆回
りに回動させると、ピンチローラガイド31の弾性部分
32の下端部がリリース軸16の周面に当接するとき
は、ピンチローラ10へのピンチローラガイド31の弾
性部分32の圧接力は最大に付与され、プリント媒体1
の搬送を確実に行なうことができる。
【0046】本実施例においては、先の2つの実施例で
用いたピンチローラバネを使用する必要がないため、そ
の分だけコストダウンを図ることができるという効果を
奏する。
【0047】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェットプリント方式の中でも、インク吐出を行わせるた
めに利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手
段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱
エネルギによりインクの状態変化を生起させる方式のプ
リントヘッド、プリント装置において優れた効果をもた
らすものである。かかる方式によればプリントの高密度
化,高精細化が達成できるからである。
【0048】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、プリント情報に対応していて核沸騰を越え
る急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を
印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発
生せしめ、プリントヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長,収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状
の駆動信号としては、米国特許第4463359号明細
書,同第4345262号明細書に記載されているよう
なものが適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率
に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記
載されている条件を採用すると、さらに優れたプリント
を行うことができる。
【0049】プリントヘッドの構成としては、上述の各
明細書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変
換体の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書,米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基いた構成と
しても本発明の効果は有効である。すなわち、プリント
ヘッドの形態がどのようなものであっても、本発明によ
ればプリントを確実に効率よく行うことができるように
なるからである。
【0050】さらに、プリント装置がプリントできるプ
リント媒体の最大幅に対応した長さを有するフルライン
タイプのプリントヘッドに対しても本発明は有効に適用
できる。そのようなプリントヘッドとしては、複数プリ
ントヘッドの組合せによってその長さを満たす構成や、
一体的に形成された1個のプリントヘッドとしての構成
のいずれでもよい。
【0051】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定されたプリントヘッド、あるい
は装置本体に装着されることで装置本体との電気的な接
続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在
のチップタイプのプリントヘッド、あるいはプリントヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプのプリントヘッドを用いた場合にも本発明は
有効である。
【0052】また、本発明のプリント装置の構成とし
て、プリントヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段
等を付加することは本発明の効果を一層安定できるの
で、好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
プリントヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれと
は別の加熱素子或はこれらの組み合わせを用いて加熱を
行う予備加熱手段、プリントとは別の吐出を行なう予備
吐出手段を挙げることができる。
【0053】また、搭載されるプリントヘッドの種類な
いし個数についても、例えば単色のインクに対応して1
個のみが設けられたものの他、プリント色や濃度を異に
する複数のインクに対応して複数個数設けられるもので
あってもよい。すなわち、例えばプリント装置のプリン
トモードとしては黒色等の主流色のみのプリントモード
だけではなく、プリントヘッドを一体的に構成するか複
数個の組み合わせによるかいずれでもよいが、異なる色
の複色カラー、または混色によるフルカラーの各プリン
トモードの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極
めて有効である。
【0054】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用プ
リント信号付与時にインクが液状をなすものを用いても
よい。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形
状態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せ
しめることで積極的に防止するため、またはインクの蒸
発を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化
するインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギ
のプリント信号に応じた付与によってインクが液化し、
液状インクが吐出されるものや、プリント媒体に到達す
る時点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱エネ
ルギの付与によって初めて液化する性質のインクを使用
する場合も本発明は適用可能である。このような場合の
インクは、特開昭54−56847号公報あるいは特開
昭60−71260号公報に記載されるような、多孔質
シート凹部または貫通孔に液状又は固形物として保持さ
れた状態で、電気熱変換体に対して対向するような形態
としてもよい。本発明においては、上述した各インクに
対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行す
るものである。
【0055】さらに加えて、本発明インクジェットプリ
ント装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機
器の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等
と組合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファ
クシミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プリント媒体の浮き上がりを防止する当接手段としての
紙押え板のリリース動作を圧接力の調整として行なうこ
とによって、ジャムが発生した場合に必要なリリース動
作を行なっても、紙押え板がプリント媒体に接したまま
で、圧接力を解除できる。従って、上記のリリース時に
おいて誤ってキャリッジが駆動してプリントヘッドと紙
押え板との接触によってインク吐出面が破損するのを防
止することができる。また、通常のプリント時において
もインク吐出面とプリント媒体との間隔を小さく維持で
きることから、画像のきれのよい高品位の画像をプリン
トすることが可能である。
【0057】さらに、本発明では、圧接力の調整が可能
であることから、カット紙やファンホールド紙のような
連続紙の場合、各々、紙の特質等に適合した適性な圧接
力の管理を行なうことができる。特に、連続紙の場合に
おけるミシン目付近でのプリントの品位の低下を最小限
に抑えることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリント装置の第1の実施例のほぼ全
体の構成を示す概略斜視図である。
【図2】図1の矢印E方向から見た側面図である。
【図3】図1の矢印E方向から見た側面図である。
【図4】図1の矢印E方向から見た側面図である。
【図5】本発明のプリント装置の第2の実施例の要部を
拡大し一部を断面視した側面図である。
【図6】本発明のプリント装置の第3の実施例の要部を
拡大し一部を断面視した側面図である。
【図7】インクジェットプリント装置に用いられるプリ
ントヘッドからのインクの吐出方向のずれによる画像の
きれの発生について説明するための模式図である。
【図8】インクジェットプリント装置に用いられるプリ
ントヘッドからのインクの吐出速度の相違による画像の
きれの発生について説明するための模式図である。
【図9】従来のインクジェットプリント装置の構造を示
す斜視図である。
【図10】図9に示した従来のプリント装置の紙押え機
構を示す側面図である。
【符号の説明】
1 プリント媒体1 2 搬送ローラ 3 キャリッジ 4 プリントヘッド 4a インク吐出面 5 シャーシ 6 ペーパーパン 7 ピンチローラガイド 8 プラテン 8a リブ 9 紙ガイド部 10 ピンチローラ 11 ピンチローラホルダ 12 ピンチローラガイド固定部 13 バネホルダ 14 ピンチローラバネ14 14a 一端 14b 他端 15 リリース軸ガイド 16 リリース軸 17 バネ圧受部 18 第1のガイド部材 19 第2のガイド部材 20 排紙ローラ 21 伝達ローラ 22 第1の拍車 23 第2の拍車 24 ゴムシート 30 ピンチローラバネ 30a 屈曲部 30b 上端部 30c 下端部 31 ピンチローラガイド 32 弾性部分 50 プリントヘッド 50a インク吐出面 51 プリント媒体 52 挿入口 53 搬送ローラ 54 紙押え板 54a 軸受け部 54b 長腕部 54c 短腕部 55 キャリッジ 56 リードスクリュ 57 ピンチローラ 58 リリース軸 59 圧接バネ 59a 一端 60 シャーシ 61 リリースレバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 勉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小池 寧 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 片柳 純 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント媒体上に画像信号に応じてプリ
    ントを行うプリント手段に向けて前記プリント媒体を搬
    送する搬送手段と、該搬送手段側に前記プリント媒体を
    押す当接手段と、該当接手段に、前記プリント媒体を前
    記搬送手段に押し付ける圧接力を付与する圧接力付与手
    段と、前記当接手段による当接を維持しかつ該圧接力付
    与手段により前記当接手段に付与される圧接力を調整す
    る圧接力調整手段とを含むことを特徴とするプリント装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプリント装置において、
    前記圧接力調整手段は、該圧接力を解除するポジション
    と該解除ポジションから徐々に圧接力を増大させてゆく
    加圧ポジションとを選択する機構を含むものであること
    を特徴とするプリント装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のプリント装置において、
    前記圧接力調整手段は、切り欠かれた部分を有する回動
    自在の軸に前記圧接力付与手段を当接させ、前記軸の回
    動に伴って前記軸の周面と前記軸の切欠部とのいずれか
    に当接位置を変更させて前記解除ポジションまたは前記
    加圧ポジションを得る解除加圧機構を有することを特徴
    とするプリント装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のプ
    リント装置において、前記圧接力付与手段は、捻りコイ
    ルバネであることを特徴とするプリント装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかに記載のプ
    リント装置において、前記圧接力付与手段は、板バネで
    あることを特徴とするプリント装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし3のいずれかに記載のプ
    リント装置において、前記圧接力付与手段は、前記当接
    手段と一体成型された弾性部材であることを特徴とする
    プリント装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載のプ
    リント装置において、前記当接手段の当接部分に前記搬
    送手段の回転に従動するピンチローラをさらに含むこと
    を特徴とするプリント装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載のプ
    リント装置において、前記プリント手段はインク吐出面
    からインクを吐出してプリントを行うインクジェットプ
    リント方式のプリントヘッドを有するものであることを
    特徴とするプリント装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のプリント装置において、
    前記プリントヘッドは前記インクを吐出するために利用
    されるエネルギを発生する素子として、前記インクに膜
    沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する電気熱変換体を
    有することを特徴とするプリント装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    プリント装置において、前記プリントヘッドのインク吐
    出面が64個を越えるノズルを有するものであることを
    特徴とするプリント装置。
JP23332293A 1993-09-20 1993-09-20 プリント装置 Pending JPH0781165A (ja)

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JP23332293A JPH0781165A (ja) 1993-09-20 1993-09-20 プリント装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005349779A (ja) * 2004-06-14 2005-12-22 Canon Inc 記録装置

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JP2005349779A (ja) * 2004-06-14 2005-12-22 Canon Inc 記録装置

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