JPH0780622A - 鋳造装置の給湯スリーブ用シール構造 - Google Patents
鋳造装置の給湯スリーブ用シール構造Info
- Publication number
- JPH0780622A JPH0780622A JP5228998A JP22899893A JPH0780622A JP H0780622 A JPH0780622 A JP H0780622A JP 5228998 A JP5228998 A JP 5228998A JP 22899893 A JP22899893 A JP 22899893A JP H0780622 A JPH0780622 A JP H0780622A
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- Japan
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- molten metal
- supply sleeve
- hot water
- water supply
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Abstract
を抑制して、鋳造品の品質を向上させる。 【構成】 本発明に係る給湯スリーブ用シール構造は、
キャビティと連通する部位に形成された金型11の組付
孔11hに対し、キャビティに溶湯を導く給湯スリーブ
20の組付筒部22を、シール材32を介して嵌合結合
させることにより、給湯スリーブ20と鋳型との間をシ
ールする給湯スリーブ用シール構造において、給湯スリ
ーブ20の組付筒部22の外側面22rに設けられた傾
斜と、鋳型の組付孔11hの側壁面に設けられた傾斜と
は、両者間のクリアランスが組付筒部22の先端におい
て最小となるように設定されている。このため、給湯ス
リーブ20の組付筒部22と鋳型の組付孔11hとの間
に配置されるシール材32は、キャビティ側で最も圧縮
されて溶湯に接触する端面の面積が小さくなる。これに
よって、鋳造時に前記シール材32の端面で発生するバ
リが抑制される。
Description
部位に形成された鋳型の組付孔に対し、前記キャビティ
に溶湯を導く給湯スリーブの組付筒部を、シール材を介
して嵌合結合させることにより、前記給湯スリーブと前
記鋳型との間をシールする鋳造装置の給湯スリーブ用シ
ール構造に関する。
されており(特願平4−157051号)、その概要が
図3〜図5に示されている。図3(B)に示されるよう
に、鋳造装置は、溶湯を貯留する保持炉(図示されてい
ない)と、その保持炉の上に配置される金型1とを備え
ており、前記保持炉からの溶湯が給湯スリーブ2によっ
て金型1のキャビティ1kに導かれるようになってい
る。前記給湯スリーブ2は、その上部斜視図が図3
(A)に示されるように、略筒状の部材であり、その上
端部にテーパ面2rを備える組付筒部2tが形成されて
いる。一方、前記金型1には、キャビティ1kと連通す
る部位にテーパ面を備える円錐台形状の組付孔1hが形
成されており、その組付孔1hに、前記給湯スリーブ2
の組付筒部2tが筒状のシール材3a及び円板状のシー
ル材3bを介して嵌合されるようになっている。ここ
で、前記給湯スリーブ2の組付筒部2tに形成されたテ
ーパ面2rのテーパ角と、前記金型1の組付孔1hのテ
ーパ角とは等しく設定されており、両テーパ面の間には
シール材3aを挟むのに適当なクリアランスが設けられ
ている。
た従来のシール構造によると、前記給湯スリーブ2から
キャビティ1kに溶湯が充填される際に、その溶湯がシ
ール材3aのキャビティ1k側の端面(上端面)に直接
接触する。そして、鋳造毎にこれが繰り返し行われてい
るうちにシール材3aの耐久性がなくなり、図4に示さ
れるように、シール材3aの上端面から溶湯が浸入して
この位置にバリ4が形成される。前記バリは、キャビテ
ィ1kの内部に突出するように形成されるため、製品の
形状に悪影響を及ぼす。したがって、このバリを防止す
る必要があるが、そのためには、前記シール材3aが溶
湯に接触する部分の面積、即ち、シール材3aの上端面
の面積を極力小さくすることが有効である。このため、
給湯スリーブ2の組付筒部2tと、金型1の組付孔1h
との間のクリアランスを小さくすることが考えられる。
しかしながら、図5に示されるように、クリアランスを
小さくすると、シール材3aが潰れ限界に達してそれ以
上収縮せず、給湯スリーブ2の組付筒部2tが金型1の
組付孔1hに完全に納まらなくなる。この結果、金型1
の成形面1eと給湯スリーブ2の上端面2eとの間にレ
ベル差yが生じ、鋳造後この部分にリング状の凝固片が
残ってしまうという問題がある。本発明の技術的課題
は、給湯スリーブの組付筒部と金型の組付孔との間のク
リアランスを前記組付筒部の先端において最小にし、そ
の他の部分である程度大きくすることにより、シール材
の上端面の面積、即ち、シール材が溶湯に接触する部分
の面積を小さくするとともに、シール材が潰れ限界に達
しないようにして、シール材の部分にバリや凝固片が生
じないようにするものである。
特徴を有する鋳造装置の給湯スリーブ用シール構造によ
って解決される。即ち、本発明に係る鋳造装置の給湯ス
リーブ用シール構造は、キャビティと連通する部位に形
成された鋳型の組付孔に対し、前記キャビティに溶湯を
導く給湯スリーブの組付筒部を、シール材を介して嵌合
結合させることにより、前記給湯スリーブと前記鋳型と
の間をシールする鋳造装置の給湯スリーブ用シール構造
において、前記給湯スリーブの組付筒部の外側面に設け
られた傾斜と、前記鋳型の組付孔の側壁面に設けられた
傾斜とは、両者間のクリアランスが前記組付筒部の先端
において最小となるように設定されている。
側面に設けられた傾斜と、鋳型の組付孔の側壁面に設け
られた傾斜とは、両者間のクリアランスが組付筒部の先
端において最小となるように設定されている。したがっ
て、前記クリアランスは組付筒部の先端から根元部に近
づくにつれて大きくなる。このため、給湯スリーブの組
付筒部と鋳型の組付孔との間に配置されるシール材は、
組付筒部の先端において潰れ限界近くまで圧縮されたと
しても、根元部の近傍においては潰れ限界まで十分に余
裕があり、先端におけるシール材の圧縮分は根元部近傍
で吸収されることになる。したがって、組付筒部の先端
における前記クリアランスを、従来よりも、大幅に小さ
くしてもシール材は全体的には潰れ限界に達することが
なくなる。このため、無理なく組付筒部の先端における
クリアランスを小さくすることができ、溶湯に接触する
シール材の端面の面積を小さくすることができる。この
結果、鋳造時に前記シール材の端面で発生するバリが抑
制される。また、前記シール材は、全体的には潰れ限界
に達することがないために、給湯スリーブの組付筒部と
鋳型の組付孔との嵌合に不具合が生じることがない。こ
のため、シール材の部分にリング状の凝固片等が残るこ
ともなくなる。
施例に係る鋳造装置の給湯スリーブ用シール構造の説明
を行う。ここで、図1は、給湯スリーブ20のシール構
造を表す断面図および要部詳細図であり、図2は、給湯
スリーブ20を使用した鋳造装置10の断面図を表して
いる。前記鋳造装置10は、溶湯を貯留する保持炉14
と、その保持炉14の上に配置される金型11を備えて
いる。前記保持炉14は、上蓋14uを備えており、こ
の上蓋14uの下面に溶湯通路を形成するストーク18
の上端面が接続されている。さらに、前記保持炉14の
上蓋14uと前記金型11の下板11dとの間には、複
数の略筒状の給湯スリーブ20が縦方向に装着されてい
る。そして、それらの給湯スリーブ20によって前記保
持炉14からストーク18によって導かれた溶湯が金型
11のキャビティ11kまで導かれるようになってい
る。
示されるように、上端部にテーパ面22rを備える第1
組付筒部22が形成されている。そして、その第1組付
筒部22が、略筒状の第1シール材32を介して、前記
金型11の下板11dに形成された円錐台形状の第1組
付孔11hに嵌合されるようになっている。ここで、第
1組付筒部22のテーパ面22rのテーパ角は、図1
(B)に示されるように、円錐台形状の第1組付孔11
hのテーパ角よりも角度βだけ小さく設定されている。
このため、給湯スリーブ20の第1組付筒部22が前記
金型11の下板11dに形成された第1組付孔11hに
嵌合された状態で、第1組付筒部22のテーパ面22r
と第1組付孔11hの側壁面との間のクリアランスは、
第1組付筒部22の上端において最小(寸法α)とな
り、その第1組付筒部22の上端から根元部に近づくに
つれて徐々に大きくなっている。即ち、前記クリアラン
スはキャビティ11k側で最小になり、金型11の外側
に近づくにつれて大きくなる。
は、テーパ面24rを備える第2組付筒部24が形成さ
れており、その第2組付筒部24が、略筒状の第2シー
ル材34を介して、保持炉14の上蓋14uに形成され
た円錐台形状の第2組付孔14hに嵌合されている。
ブ20の第1組付筒部22と金型11の第1組付孔11
hとの間のクリアランスは、金型11内のキャビティ1
1k側で最小になり、金型11の外側に近づくにつれて
大きくなる。したがって、第1組付筒部22と第1組付
孔11hとの間に配置される第1シール材32は、キャ
ビティ11k側で潰れ限界近くまで圧縮されたとして
も、金型11の外側近傍においては潰れ限界まで余裕が
あるために、キャビティ11k側における圧縮分は金型
11の外側近傍で吸収されることになる。したがって、
キャビティ11k側における前記クリアランスを、従来
よりも、大幅に小さくしても第1シール材32は全体的
に潰れ限界に達することがなくなる。このため、前記ク
リアランスをキャビティ11k側で無理なく小さくする
ことができ、溶湯に接触する第1シール材32の端面の
面積を小さくすることができる。したがって、鋳造時に
第1シール材32の部分で発生するバリが抑制される。
また、前記第1シール材32は全体的に潰れ限界に達す
ることがないために、給湯スリーブ20の第1組付筒部
22と金型11の第1組付孔11hとの嵌合が良好に行
われ、第1シール材32の部分に嵌合不良に起因したリ
ング状の凝固片等が残ることもない。
部の先端で、その組付筒部と鋳型の組付孔とのクリアラ
ンスを小さくできるために、溶湯に接触するシール材の
端面の面積が小さくなり、バリの発生が抑制される。ま
た、前記クリアランスを小さくしても給湯スリーブの組
付筒部と鋳型の組付孔の嵌合に不具合が生じないため
に、シール材の部分に凝固片等が残ることはない。この
ため、鋳造製品の品質が向上する。
ブ用シール構造を表す断面図および要部詳細図である。
た鋳造装置の断面図である。
ある。
ある。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 キャビティと連通する部位に形成された
鋳型の組付孔に対し、前記キャビティに溶湯を導く給湯
スリーブの組付筒部を、シール材を介して嵌合結合させ
ることにより、前記給湯スリーブと前記鋳型との間をシ
ールする鋳造装置の給湯スリーブ用シール構造におい
て、 前記給湯スリーブの組付筒部の外側面に設けられた傾斜
と、前記鋳型の組付孔の側壁面に設けられた傾斜とは、
両者間のクリアランスが前記組付筒部の先端において最
小となるように設定されていることを特徴とする鋳造装
置の給湯スリーブ用シール構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5228998A JPH0780622A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 鋳造装置の給湯スリーブ用シール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5228998A JPH0780622A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 鋳造装置の給湯スリーブ用シール構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0780622A true JPH0780622A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16885161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5228998A Pending JPH0780622A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 鋳造装置の給湯スリーブ用シール構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0780622A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103878343A (zh) * | 2014-04-14 | 2014-06-25 | 苏州明志科技有限公司 | 用于低压倾转铸造的自密封浇注弯管 |
-
1993
- 1993-09-14 JP JP5228998A patent/JPH0780622A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103878343A (zh) * | 2014-04-14 | 2014-06-25 | 苏州明志科技有限公司 | 用于低压倾转铸造的自密封浇注弯管 |
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