JPH0780444A

JPH0780444A - 浴槽水の循環保温浄化装置

Info

Publication number: JPH0780444A
Application number: JP5229287A
Authority: JP
Inventors: Takayuki Sato; 高行佐藤; Tadamatsu Takada; 忠松高田; Akira Ueda; 晃上田
Original assignee: NABESHIYOU KK; Mitsubishi Materials Corp; Nippon Dynatec KK; OKUMA SEISAKUSHO KK
Current assignee: NABESHIYOU KK; Mitsubishi Materials Corp; Nippon Dynatec KK; OKUMA SEISAKUSHO KK
Priority date: 1993-09-14
Filing date: 1993-09-14
Publication date: 1995-03-28

Abstract

(57)【要約】【目的】浴槽水の循環保温浄化装置において、浄化手
段の浄化能力および寿命を向上させるとともに、浄化手
段の目詰まりを防止し、かつ浄化手段の有する浄化能力
を充分発揮可能とする。【構成】浴槽水の流入側には、浴槽水中の浮遊物を濾
過するプレフィルター１５および糸巻きフィルター１３
が収容された支持筒１１が立設され、かつ支持筒１１の
下流側には、プレフィルター１５および糸巻きフィルタ
ー１３では濾過できない浴槽水中の夾雑物を除去する多
孔質吸着体が収容された容器１８が、その流入口１８ａ
および流出口１８ｂをそれぞれ下端部および上端部に開
口させた状態で、ポンプ２１を介して立設されている。
浴槽水は、プレフィルター１５および糸巻きフィルター
１３の作用により浮遊物が予め除去された状態で二次濾
過手段３４に流入し、多孔質吸着体により浄化される
が、二次浄化手段３４による浄化中、容器１８内の同一
平面上にある浴槽水は、その軸に沿って等速で上方に移
動する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ポンプを用いて吸引し
た浴槽水を浄化し、更に加熱、保温して浴槽内に還流さ
せる浴槽水の循環保温浄化装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】浴槽中に貯留された浴槽水を浄化して繰
り返し使用可能とすることは、浴槽水の大幅な節約のみ
ならず、浴槽水の交換や、浴槽水の汚れに伴う浴槽の掃
除等の作業を軽減するという点からも効果的である。従
って、この目的で、浴槽水をポンプ等を用いて吸引し、
これを濾過した後浴槽内に還流して浴槽水を連続的に浄
化する装置が、従来より多々開発されている。更に、上
記装置に浴槽水を加熱保温する保温手段を付加し、浴槽
水の浄化と保温とを並行して行う装置も従来より開発さ
れている。

【０００３】上記装置としては、例えば、実開昭６３−
６９９４９号公報に開示されているものがある。この装
置の構造を図２に示す。図中、符号１はポンプで、この
ポンプ１は、浴槽２内における浴槽水面Ｌより上方に設
置されている。また、符号３は筒状をなす容器で、この
容器３内には濾材４が充填されている。そして、容器３
の下端部にはポンプ１の吸入側が連結され、かつ容器３
の上端部には、一端が浴槽２内の浴槽水に浸漬された入
水パイプ５の他端が連結されている。

【０００４】一方、ポンプ１の吐出側には出水パイプ６
の一端が連結されている。この出水パイプ６には、その
高さがポンプ１より上になるまで上方に屈曲し、かつそ
の直後下方に屈曲してなる立上部６ａが形成され、かつ
出水パイプ６の他端は水面Ｌ上に開口している。

【０００５】図２の状態でポンプ１を作動させると、浴
槽２の浴槽水は入水パイプ５から容器３内に至り、容器
３内の濾材４により濾過された後、ポンプ１および立上
部６ａを経て出水パイプ６から排出される。そして、上
記工程を連続的に行い、浴槽２と上記装置との間で浴槽
水を循環させることにより、浴槽内の浴槽水が連続的に
浄化される。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】ところで、入浴に伴い
浴槽水に混入する汚れとしては、体毛、土砂、垢、ある
いは糸屑等に由来する浮遊物、あるいは汗や垢等に由来
するアンモニアを始めとする窒素化合物等様々なものが
挙げられる。しかしながら、実開昭６３−６９９４９号
公報に示す装置の場合、浴槽水の浄化が一種類の濾材４
のみによって行われるため、浴槽水の浄化方法が限定さ
れ、その結果、上記汚れの除去が不十分となる可能性が
あった。特に、濾材４に多孔質体を用いた場合には、前
記浮遊物がこの多孔質体に形成された孔を閉塞し、その
結果、濾材４の浄化能力および寿命が低下するという問
題があった。

【０００７】また、浴槽水の浄化中、浴槽水は容器３の
上端部から容器３内に入り、ポンプ１の作用により容器
３の下端部から排出されるため、浄化中容器３内には上
方から下方に向かう浴槽水の流れが形成される。従っ
て、この流れおよび重力の作用により濾材４が容器３内
の下方に圧縮されて目詰まりを起こしやすくなる他、濾
材４内における浴槽水の流れに偏りが生じ、濾材４の一
部分のみで集中的に浄化が行われる結果、濾材４の浄化
能力が充分発揮されなくなるという問題もあった。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は上記事情に鑑み
てなされたもので、浴槽水を吸入する入水口と、吸入さ
れた浴槽水を順次浄化する一次浄化手段および二次浄化
手段と、浄化された浴槽水を加熱保温する保温手段と、
加熱保温された浴槽水を排出する出水口と、前記浴槽水
を前記入水口から吸入させ、かつ前記出水口から排出さ
せるポンプとを有し、特に、前記一次浄化手段が、その
流入口および流出口をそれぞれ上端部および下端部に開
口させた状態で立設された第一の容器を有し、かつこの
第一の容器内には、前記浴槽水中の浮遊物を濾過する濾
過手段が収容されるとともに、前記二次浄化手段が、そ
の流入口および流出口をそれぞれ下端部および上端部に
開口させた状態で立設された第二の容器を有し、かつこ
の第二の容器内には、前記濾過手段で濾過できない前記
浴槽水中の夾雑物を吸着する多孔質吸着体が収容されて
いることを特徴とする循環保温浄化装置である。

【０００９】更に、前記第二の容器内に、前記多孔質吸
着体とともに、前記浴槽水中の細菌を殺菌する殺菌手段
等を収容してもよい。

【００１０】

【作用】本発明に係る浴槽水の循環保温浄化装置におい
ては、浴槽水が、濾過手段を有する一次浄化手段と、多
孔質吸着体を有する二次浄化手段により順次浄化される
ため、浄化方法の多様化を図ることが可能である。しか
も、浴槽水が、一次浄化手段の作用により浮遊物が予め
除去された状態で二次浄化手段に流入するため、前記多
孔質吸着体に形成された孔が前記浮遊物により閉塞され
ることはない。

【００１１】また、特に、第二の容器が、その流入口お
よび流出口をそれぞれ下端部および上端部に開口させた
状態で立設されているため、浴槽水の浄化中、前記第二
の容器内の同一平面上にある浴槽水は前記第二の容器の
軸に沿って等速で上昇する。従って、前記第二の容器内
の多孔質吸着体が下方に圧縮することはなく、かつ浴槽
水の浄化も、前記多孔質吸着体の全面で均一に行われ
る。

【００１２】更に、前記第二の容器内に、前記多孔質吸
着体とともに殺菌手段等を収容することにより、浄化方
法の更なる多様化を図ることも可能である。

【００１３】

【実施例】以下、図面に基づき、本発明の実施例につい
て更に詳しく説明する。本発明に係る浴槽水の循環保温
浄化装置の構造の例を図１に示す。図中符号１０は装置
全体を覆うカバーで、このカバー１０は、箱状をなす本
体１０ａと、本体１０ａの上端面に載置された上蓋１０
ｂとから概略構成されている。また、本体１０ａ内には
円筒状をなす支持筒１１，１２がそれぞれ上方から挿入
され、かつ支持筒１１，１２の上端は、有底円筒状をな
す蓋１１ｃ，１２ｃによりそれぞれ上方から塞がれてい
る。

【００１４】符号１１で示す支持筒（第一の容器）の下
端面中央部には、支持筒１１と同軸をなす円筒状の流出
口１１ａが支持筒１１と一体的に設けられている。そし
て、支持筒１１内には、支持筒１１より若干小径の円筒
状をなす糸巻きフィルター（濾過手段）１３が、その中
央部に設けられた中空部１３ａを、その下端にて流出口
１１ａに径合させた状態で、空間Ｓ₁を介して支持筒１
１と同軸をなすよう着脱自在に立設されている。本実施
例の場合、糸巻きフィルター１３は、主にミクロンオー
ダーの浮遊物をその補集対象としている。

【００１５】糸巻きフィルター１３の上端は、中空部１
３ａに上方から径合された押え板１４により閉鎖されて
おり、押え板１４の上方には、円盤状をなすプレフィル
ター（濾過手段）１５が着脱自在に載置されている。こ
こで、プレフィルター１５の外径は支持筒１１の内面と
同径とされ、その結果、支持筒１１はその上端部にてプ
レフィルター１５により閉鎖されている。また、本実施
例の場合、プレフィルター１５は、糸巻きフィルター１
３の補集対象より大型の浮遊物をその補集対象としてい
る。

【００１６】更に、支持筒１１のプレフィルター１５上
方には流入口１１ｂが支持筒１１と一体的に設けられ、
支持筒１１は、この流入口１１ｂを介して、図示しない
入水口から延びる入水パイプ１６と連結されている。そ
して、これら支持筒１１、糸巻きフィルター１３および
プレフィルター１５とから、一次浄化手段１７が概略構
成されている。

【００１７】一方、符号１２で示す支持筒の下端面中央
部には、支持筒１２と同軸をなす円筒状の連結部１２ａ
が、支持筒１２と一体的に設けられている。また、支持
筒１２内には、支持筒１２より若干小径の円柱状をなす
容器（第二の容器）１８が、その下端中央部に設けられ
た流入口１８ａを連結部１２ａに径合させた状態で、空
間Ｓ₂を介して支持筒１２と同軸をなすよう立設されて
いる。

【００１８】更に、容器１８の下端および長手方向中央
部には、それぞれ円盤状をなす整流板３０，３１が水平
に設置され、その結果、容器１８は、符号３１で示す整
流板により上室３２および下室３３の二つの分室に分割
されている。この整流板１８は、流入口１８ａ側から流
入した浴槽水を上方に均一に浸出させるためのものであ
る。また、上室３２および下室３３には、表面に微細な
孔が多数形成され、この孔に、例えばアンモニア等、糸
巻きフィルター１３およびプレフィルター１５では濾過
できない浴槽水中の夾雑物を吸着させる多孔質吸着体
と、浴槽水中の細菌を殺菌する殺菌手段が、単独または
混合された状態でそれぞれ収容されている。

【００１９】本実施例の場合、上室３２には殺菌手段
が、また、下室３３には前記多孔質吸着体がそれぞれ充
填、収容される。そして、これら容器１８、多孔質吸着
体および殺菌手段とから、二次浄化手段３４が概略構成
されている。

【００２０】ここで、前記多孔質吸着体としては、ゼオ
ライト、軽石、珪藻土、アロフェンから選択される少な
くとも１種類の鉱物が用いられる。本実施例の場合、前
記多孔質吸着体にはゼオライトの一種であるクリノブチ
ライトを用いた。また、前記殺菌手段としては、銀を含
有する鉱物または、例えば珪藻土、雲母、アパタイト、
アルミナ焼結体等の鉱物と銀との混合物、あるいは銀が
混練された不織布等が用いられる。本実施例において
は、銀と石英および斜長石との混合物を用いた。

【００２１】容器１８の上端部には、側方に開口する流
出口１８ｂが形成され、支持筒１２下端面の、連結部１
２ａと隣接する位置には、円筒状の連結部１２ｂが、支
持筒１２と一体的に設けられている。そして、支持筒１
２は、この連結部１２ｂを介して、図示しない出水口に
延びる出水パイプ１９と連結されている。この出水パイ
プ１９中には、アルミ合金製のブロック内に電熱線等の
発熱体を埋設したヒーター（保温手段）２０が設置さ
れ、このヒーター２０内に浴槽水を挿通させることによ
り、浴槽水を所定温度に加／保温することができる。

【００２２】更に、本体１０ａ底部の、支持筒１１，１
２に挟まれる位置には、ポンプ２１が設置されている。
このポンプ２１の下端部にはそれぞれ吸入口２１ａと吐
出口２１ｂが形成され、吸入口２１ａおよび吐出口２１
ｂには、それぞれ支持筒１１の流出口１１ａと支持筒１
２の連結部１２ａとが、それぞれ管路２２，２３を介し
て連結されている。

【００２３】次いで、上記構成を有する浴槽水の循環保
温浄化装置の動作について以下に説明する。まず、支持
筒１１，１２およびポンプ２１内に、ポンプ２１内への
空気の流入によるポンプ２１の空転を防止するための呼
び水を導入しておく。この状態で、前記入水口を浴槽内
の浴槽水に浸漬し、かつ前記出水口を浴槽上に開口させ
てポンプ２１を作動させると、浴槽内の浴槽水が、入水
パイプ１６および流入口１１ｂを介して支持筒１１の上
端部内に流入する。流入した浴槽水はプレフィルター１
５上に至り、まずプレフィルター１５にて体毛、土砂、
垢、あるいは糸屑等比較的大型の浮遊物が補集、濾過さ
れる。

【００２４】プレフィルター１５にて濾過された浴槽水
はプレフィルター１５内に充満した後、重力およびポン
プ２１の作用によりプレフィルター１５の下端面から浸
出する。浸出した浴槽水は空間Ｓ₁内に充満し、充満し
た浴槽水の内圧およびポンプ２１の作用により、漸次糸
巻きフィルター１３の外周面から径方向内方へと移動
し、糸巻きフィルター１３の内周面から中空部１３ａへ
と流入する。その結果、浴槽水内におけるミクロンオー
ダーの浮遊物は、糸巻きフィルター１３の外周面および
糸巻きフィルター１３内にて補集され、中空部１３ａに
は、浮遊物を殆ど含まない浴槽水が流入する。

【００２５】中空部１３ａに流入した浴槽水は、ポンプ
２１の作用により、流出口１１ａ、管路２２、および吸
入口２１ａを経てポンプ２１内に至り、更に吐出口２１
ｂ、管路２３、連結部１２ａ、および流入口１８ａを経
て容器１８内に流入する。そして、整流板３０，３１に
よる整流作用を受け、かつ下室３３内に収容された多孔
質吸着体内および上室３２内に収容された前記分解手段
と殺菌手段との混合物内を順次通過しつつ容器１８内を
上昇する。

【００２６】すると、浴槽水中のアンモニアがまず前記
多孔質吸着体の表面に形成された孔内に吸着されて除去
され、次いで、浴槽水中のび細菌が、殺菌手段から溶出
する銀イオンの作用により殺菌される。その結果、流出
口１８ｂからは、浮遊物に加え、雑菌や溶存窒素化合物
を殆ど含まない清浄な浴槽水が漸次空間Ｓ₂内にオーバ
ーフローされる。

【００２７】流出口１８ｂからオーバーフローされた浴
槽水は、重力およびポンプ２１の作用により空間Ｓ₂か
ら連結部１２ｂを経て漸次出水パイプ１９内に流入し、
出水パイプ１９中に設けられたヒーター２０内を挿通す
ることにより所定温度に加熱保温された後、前記出水口
から浴槽内に回収される。

【００２８】そして、上記工程を連続的に行い、浴槽と
上記装置との間で浴槽水を循環させることにより、浴槽
内の浴槽水を常時清浄かつ所定温度に保つことができ
る。従って、浴槽水の交換頻度が著しく低減され、その
結果、浴槽水が大幅に節約されるとともに、浴槽水の交
換および浴槽水の汚れに伴う浴槽の掃除という煩わしい
作業が著しく軽減される。

【００２９】更に、本発明に係る浴槽水の循環保温浄化
装置においては、浴槽水が、濾過手段を有する一次浄化
手段１７と、前記多孔質吸着体や殺菌手段を有する二次
浄化手段３４により順次浄化されるため、浄化方法が多
様化され、その結果、浴槽水を確実に浄化することがで
きる。しかも、浴槽水が、一次浄化手段１７の作用によ
り浮遊物が予め除去された状態で二次浄化手段３４に流
入するため、この浮遊物が、前記多孔質吸着体に形成さ
れた孔を閉塞することはなく、その結果、前記多孔質吸
着体の浄化能力および寿命が向上するという効果が得ら
れる。

【００３０】また、二次浄化手段３４を構成する容器１
８が、その流入口１８ａおよび流出口１８ｂをそれぞれ
下端部および上端部に開口させた状態で立設されている
ため、浴槽水の浄化中、容器１８内の同一平面上にある
浴槽水は容器１８の軸に沿って等速で上昇する。従っ
て、容器１８内に収容された前記多孔質吸着体や殺菌手
段が水流により下方に圧縮することはなく、かつ浴槽水
の浄化も、前記多孔質吸着体や殺菌手段の全面で均一に
行われる。

【００３１】その結果、前記多孔質吸着体や殺菌手段等
の目詰まりが防止される他、前記多孔質吸着体や殺菌手
段等の有する浄化能力を充分発揮することができるとい
う効果が得られる。

【００３２】なお、上記実施例では、容器１８を整流板
３１により上室３２および下室３３の二つの分室に分割
し、かつ上室３２に殺菌手段を、下室３３に多孔質吸着
体をそれぞれ収容したが、必要に応じ、容器１８を更に
多数の分室に分割し、そのそれぞれに、前記多孔質吸着
体および殺菌手段を単独または混合し収容してもよく、
また分室を形成しなくともよい。更に、それらを分室に
収容する順序および混合して用いる場合の混合比は、こ
れら多孔質吸着体または殺菌手段の性能に応じ、任意に
設定可能である。

【００３３】

【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る浴槽水
の循環保温浄化装置を用いることにより、浴槽水が大幅
に節約されるとともに、浴槽水の交換および浴槽水の汚
れに伴う浴槽の掃除という煩わしい作業が著しく軽減さ
れる。

【００３４】更に、浴槽水が、濾過手段を有する一次浄
化手段と、多孔質吸着体を有する二次浄化手段により順
次浄化されるため、浴槽水が多様な浄化手段で浄化さ
れ、浄化後の浴槽水がより清浄となる。しかも、浴槽水
が、一次浄化手段の作用により浮遊物が予め除去された
状態で二次浄化手段に流入するため、特に二次浄化手段
の浄化能力および寿命が向上する。

【００３５】更にまた、浄化中、二次浄化手段内の同一
平面上にある浴槽水がその軸に沿って等速で上方に流れ
るため、二次浄化手段の目詰まりが防止される他、二次
浄化手段の有する浄化能力を充分発揮することができる
という効果もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る浴槽水の循環保温浄化装置の構造
の例を示す一部断面図である。

【図２】従来の浴槽水の循環浄化装置の構造の例を示す
一部断面図である。

【符号の説明】

１，２１ポンプ２浴槽３，１８容器４濾材５，１６入水パイプ６，１９出水パイプ６ａ立上部１０カバー１０ａ本体１０ｂ上蓋１１，１２支持筒１１ａ，１８ｂ流出口１１ｂ，１８ａ流入口１１ｃ，１２ｃ蓋１２ａ，１２ｂ連結部１３糸巻きフィルター１３ａ中空部１４押え板１５プレフィルター１７一次浄化手段２０ヒーター２２，２３管路３０，３１整流板３２上室３３下室３４二次濾過手段Ｓ₁，Ｓ₂ 空間Ｌ浴槽水の水面

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｃ０２Ｆ 1/50 ５２０Ｌ 9045−4Ｄ５３１Ｅ 9045−4Ｄ５４０Ｆ 9045−4Ｄ５５０Ｂ 9045−4Ｄ５６０Ｂ 9045−4ＤＦ２４Ｈ 9/00 Ｗ // Ａ４７Ｋ 3/00 Ｚ 7150−2Ｄ (72)発明者佐藤高行埼玉県川口市西川口６丁目18番１号日本ダイナテック株式会社内 (72)発明者高田忠松埼玉県草加市住吉１丁目７番７号株式会社大熊製作所内 (72)発明者上田晃埼玉県大宮市北袋町１丁目297番地三菱マテリアル株式会社中央研究所内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】浴槽水を吸入する入水口と、吸入された
浴槽水を順次浄化する一次浄化手段および二次浄化手段
と、浄化された浴槽水を加熱保温する保温手段と、加熱
保温された浴槽水を排出する出水口と、前記浴槽水を前
記入水口から吸入させ、かつ前記出水口から排出させる
ポンプとを有し、前記一次浄化手段が、その流入口および流出口をそれぞ
れ上端部および下端部に開口させた状態で立設された第
一の容器を有し、かつこの第一の容器内には、前記浴槽
水中の浮遊物を濾過する濾過手段が収容されるととも
に、前記二次浄化手段が、その流入口および流出口をそ
れぞれ下端部および上端部に開口させた状態で立設され
た第二の容器を有し、かつこの第二の容器内には、前記
濾過手段で濾過できない前記浴槽水中の夾雑物を吸着す
る多孔質吸着体が収容されていることを特徴とする浴槽
水の循環保温浄化装置。
【請求項２】前記第二の容器内に、前記多孔質吸着体
とともに、前記浴槽水中の細菌を殺菌する殺菌手段が収
容されていることを特徴とする請求項１記載の浴槽水の
循環保温浄化装置。
【請求項３】前記第二の容器が、前記流入口側から流
入した浴槽水を前記流出口側に均一に浸出させる整流板
を介して上下に複数の分室に分割され、かつそれら分室
には、前記多孔質吸着体および前記殺菌手段が、単独ま
たは混合された状態でそれぞれ収容されていることを特
徴とする請求項１または２記載の浴槽水の循環保温浄化
装置。
【請求項４】前記多孔質吸着体として、ゼオライト、
軽石、珪藻土、アロフェンから選択される少なくとも１
種類の鉱物が用いられていることを特徴とする請求項
１，２または３記載の浴槽水の循環保温浄化装置。
【請求項５】前記殺菌手段が銀を含有することを特徴
とする請求項２または３記載の浴槽水の循環保温浄化装
置。