JPH0780376A - ビード形成方式 - Google Patents

ビード形成方式

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JPH0780376A
JPH0780376A JP22771793A JP22771793A JPH0780376A JP H0780376 A JPH0780376 A JP H0780376A JP 22771793 A JP22771793 A JP 22771793A JP 22771793 A JP22771793 A JP 22771793A JP H0780376 A JPH0780376 A JP H0780376A
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JP
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bead
shape
difference
sealing agent
sealing
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JP22771793A
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English (en)
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Masayuki Hamura
雅之 羽村
Masahiro Hatada
雅弘 畑田
Akio Nishikawa
明男 西川
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Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シーリングロボットのシール剤塗布作業によ
りビードを形成するビード形成方式に関し、所望のビー
ド形状を高い再現性で得ることができるようにする。 【構成】 ロボット制御装置10のメモリ11aには、
目標ビード形状データが格納されている。形状差分算出
手段11は、その目標ビード形状データと、レーザセン
サ3により検出された検出ビード形状データとの差分
(H2 −H1 )を算出し、吐出量変更手段12は、その
差分に基づいてシールガン3からのシール剤の吐出量を
変更する。なお、その吐出量変更はポンプ31を介して
行われる。したがって、目標ビードに近いビードを安定
して形成することができ、ビードを高い再現性で形成す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシーリングロボットのシ
ール剤塗布作業によりビードを形成するビード形成方式
に関する。
【0002】
【従来の技術】シール剤を塗布する作業を行うシーリン
グロボットは、自動車生産ライン等において用いられて
いる。このシール剤塗布は、例えば車両のボディーの継
ぎ目にスポット溶接を行った後、その継ぎ目から水や塵
埃等が侵入するのを防止するために行われ、シーリング
ロボットは、継ぎ目にさらにシール剤を塗布することに
より、ビードを形成し継ぎ目を密封してしまう。
【0003】ところで、シーリングロボットを用いてシ
ール剤塗布作業を行う場合、シーリングロボットのアー
ム先端に設けたシールガンから吐出するシール剤の吐出
量は、手作業で設定され、一度設定したら作業の途中で
その設定の変更は行われない。
【0004】一方、シール剤は、ロットの違いや、温
度、湿度等の周辺環境の変化によって、配管内での流れ
具合が異なるため、シールガンからのシール剤吐出量は
同一設定であっても変化してしまう。また、シール剤用
配管内に空気が混入した場合もシールガンからのシール
剤吐出量が変化する。さらに、シール剤用配管が破損し
たり、シール剤用配管の結合部不良などのためにシール
剤の一部が漏れた場合、その配管内の圧力はそれ程低下
しないために、配管に設けた圧力スイッチでもその漏れ
を検出できず、この場合もシールガンからのシール剤吐
出量が変化してしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、シール剤
吐出量が変化した場合でも、上述したように、シール剤
吐出量の設定変更は途中で行うことができない。このた
め、ビード形状が変化し、ビード形状に再現性がないと
いう問題点があった。
【0006】また、ビード形状そのものを直接検出して
監視するシムテムを持たないため、ビード形状が変化し
ても、その変化に適切に対処することができなかった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、所
望のビード形状を高い再現性で得ることができるビード
形成方式を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、シーリングロボットのシール剤塗布作業
によりビードを形成するビード形成方式において、前記
シーリングロボットのアーム先端からシール剤を吐出す
るシール剤吐出手段と、前記シーリングロボットのアー
ム先端に設けられ前記シール剤によって形成された前記
ビードの形状を検出するビード形状検出手段と、予め設
定されている目標ビード形状と前記ビード形状検出手段
により検出された前記ビードの実際形状との差分を算出
する形状差分算出手段と、前記差分に基づいて前記シー
ル剤吐出手段からの前記シール剤の吐出量を変更する吐
出量変更手段と、を有することを特徴とするビード形成
方式が、提供される。
【0008】
【作用】シール剤吐出手段は、例えばシーリングロボッ
トのアーム先端のシールガンとそのシールガンにシール
剤を送る供給ポンプから成り、そのアーム先端からシー
ル剤を吐出する。ビード形状検出手段は、例えばレーザ
センサであり、上記のシールガンと同様にシーリングロ
ボットのアーム先端に設けられ、シール剤塗布によって
形成されたビードの形状を検出する。形状差分算出手段
は、予め設定されている目標ビード形状とビード形状検
出手段により検出されたビードの実際形状との差分を算
出する。吐出量変更手段は、その差分に基づいてシール
剤吐出手段からのシール剤の吐出量を変更する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明のビード形成方式の全体構成を示
すブロック図である。図において、ロボット1はシーリ
ングロボットであり、このロボット1の動作はロボット
制御装置10からの指令信号によって制御される。な
お、ロボット1は多関節ロボットとして構成されている
が、ここではそのアーム先端部分のみを図示し、その他
の部位の図示は省略する。
【0010】ロボット1のアーム先端に設けられたツー
ル取り付け面1aには、レーザセンサ2及びシールガン
3が取り付けられる。シールガン3は、その先端ノズル
からシール剤を吐出して溶接対象物であるワーク5にビ
ード7を形成するためのものである。このシールガン3
からのシール剤吐出量は、ポンプ31を介してロボット
制御装置10からの指令に応じて制御される。すなわ
ち、ポンプ31はロボット制御装置10からの指令に応
じてシール剤タンク32からシール剤を吸引し、シール
ガン3に供給する。また、シールガン3の先端ノズルの
開閉動作もロボット制御装置10によって制御されてい
る。
【0011】レーザセンサ2は、例えばMIG EYE
タイプのものであり、図2(A)に示すように、ワーク
5に形成されたビード7の表面にレーザ光を振り子のよ
うに振りながら照射することにより、そのビード7の断
面形状を検出する。そのときの検出断面形状7aを図2
(B)に示す。レーザセンサ2は、この検出ビード形状
データをロボット制御装置10に送る。
【0012】図1に戻って、ロボット1は、図中矢印4
方向に進みつつワーク5に対してシール剤を塗布しビー
ド7を形成する。シールガン3とレーザセンサ2との位
置関係は、その進行方向4に対して常にシールガン3が
レーザセンサ2の前方に位置するようになっている。こ
の両者の位置関係によって、レーザセンサ2は、シール
ガン3のシール剤吐出によって形成された直後のビード
7の測定を行うことになる。
【0013】ロボット制御装置10は、プロセッサを中
心に構成されている。ロボット制御装置10のメモリ1
1aには、目標ビード形状データが格納されている。す
なわち、今回のビード形成作業における目標ビード6を
事前にロボット1に教示し、その教示によって得られた
目標ビード6の断面形状のデータが、目標ビード形状デ
ータとして予め格納されている。
【0014】形状差分算出手段11は、そのメモリ11
aの目標ビード形状データから求めた目標ビード6の断
面関S2 と、レーザセンサ3により検出された検出ビー
ド形状データから求めた実際のビード7の断面積S1
の差分(S2 −S1 )を算出する。吐出量変更手段12
は、その差分に基づいてシールガン3からのシール剤の
吐出量を変更する。その吐出量変更はポンプ31を介し
て行われる。上記の形状差分算出手段11及び吐出量変
更手段12は、プロセッサがROMに格納された本発明
に係るプログラムに従って実行するソフトウェアによる
機能である。
【0015】図3は本発明のビード形成方式において差
分が上限値を越える場合の手順説明図であり、(A)、
(B)、(C)及び(D)はその手順の各段階を示す。
図3(A)において、ロボット1は、矢印4a方向に進
みつつ、シールガン3からシール剤を吐出しワーク5上
にビード71及び72を形成する。レーザセンサ2は、
形成された直後のビード71の断面形状を検出する。ロ
ボット制御装置10は、予め設定されている目標ビード
形状データ(目標ビードの断面積)と、レーザセンサ2
からの検出ビード形状データ(検出ビードの断面積)と
の差分を算出し、その差分が予め設定しておいた上限値
または下限値を越えているか否かを判別する。差分が上
限を越えているときはシール剤の吐出量が少ない場合に
相当し、下限を越えているときはシール剤の吐出量が多
すぎる場合に相当する。
【0016】図3(A)の場合、a地点においてシール
剤が吐出されずにビードが形成されていないため、差分
は上限を越えることになる。その判別結果により、ロボ
ット1は直ちに停止すると共にシール剤の塗布を中止
し、現在位置であるa地点をデータとして保存する。こ
のとき、シールガン3は、すでにb地点まで進んでい
る。そこで、図3(B)に示すようにさらに矢印4b方
向に進み、レーザセンサ2を用いてa地点からb地点ま
での塗布状況を検出する。この場合は、c地点とb地点
の間でビード72が形成されており、レーザセンサ2
は、そのビード72の開始点であるc地点をデータとし
て保存する。
【0017】次に、図3(C)に示すように、差分が上
限値を越えたことを検出した地点であるa地点に、シー
ルガン3が位置するように、矢印4c方向に沿って戻
る。続いて、図3(D)に示すように、a地点から再度
矢印4d方向に進みつつシール剤を塗布し、a地点とc
地点との間にビード74を形成し、さらにb地点以降に
ビード73を形成する。
【0018】上記の例では、a地点からc地点まではシ
ール剤が塗布されていないが、少量のシール剤が塗布さ
れている場合でも、差分が上限値を越えることがある。
その場合は、その差分データの大きさに応じてシール剤
の吐出量を変更し、その変更した吐出量でa地点からc
地点までのビード形成を行う。この吐出量変更によって
目標とするビード形状が得られる。
【0019】図4は図3(A)においてa地点以降にビ
ードが存在しない場合の手順説明図であり、(E)、
(F)及び(G)はその手順の各段階を示している。図
4(E)は、上記の図3(A)の場合と同様に、a地点
においてビードが形成されていないため、差分が上限を
越えた場合であり、この場合は、ロボット1は直ちに停
止すると共にシール剤の塗布を中止し、現在位置である
a地点をデータとして保存し、さらに矢印4e方向に進
み、レーザセンサ2を用いてa地点からb地点までの塗
布状況を検出する。この場合は、a地点以降にビードは
検出されず、ロボット1は、図4(F)に示すように、
シールガン3がa地点に位置するように、矢印4fに沿
って戻る。次に、図4(G)に示すように、a地点から
再度矢印4g方向に進みつつシール剤を塗布し、a地点
とb地点との間にビード75を形成し、さらにb地点以
降にビード76を形成する。
【0020】このように、形成されるビードを直接検出
し、その検出ビード形状データと目標ビード形状データ
とを比較し、差分が上限値を越えている場合は、差分に
応じてシール剤吐出量を変更したり再塗布を行うように
した。このため、目標ビードに近いビードを安定して形
成することができ、所望のビード形状を高い再現性で得
ることができる。
【0021】図5は差分が下限値を越える場合の手順説
明図であり、(A)、(B)及び(C)はその手順の各
段階を示す。図5(A)において、ロボット1は、矢印
4h方向に進みつつ、シールガン3からシール剤を吐出
しワーク5上にビード77を形成する。レーザセンサ2
は、形成された直後のビード77の断面形状を検出し、
その結果ロボット制御装置10は、ビード77aにおい
て差分が下限値を越えたことを検出する。この場合は、
ロボット1は図5(B)に示すように、そのまま一定期
間矢印4i方向に進みつつ引き続きビード77を形成す
る。その一定期間経過後も、差分が下限値を越えなけれ
ばビード77aのような部分は一時的に生じたものとし
て、ビード形成の作業を継続して行う。一方、図5
(C)に示す場合のように、その後も差分が下限値を越
えるときは、シール剤吐出量が異常に多いと判別してロ
ボット1を停止すると共にアラームを出力する。
【0022】このように、形成されるビードを直接検出
してその検出ビード形状データと目標ビード形状データ
とを比較し、差分が一時的に下限値を越えた場合は、そ
のまま塗布を継続するようにした。すなわち、シール剤
吐出量が一時的に多くなってもそのビード形状には特に
問題はないので、塗布を中止したりしない。したがっ
て、作業効率が低下するようなこともなく、適切にその
状態に対応することができる。
【0023】また、差分が一定期間にわたって下限値を
越えた場合は、シール剤吐出量が異常に多いとしてアラ
ームを出力するようにしたので、ビードが目標ビードよ
り大きなものとなってしまうことを未然に防止すること
ができる。また、シール剤吐出異常を迅速に知ることが
でき、その事態に的確に対処することができる。
【0024】図6、図7及び図8は、上記図3、図4及
び図5に示したビード形成の手順を実行するためのフロ
ーチャートである。図中Sに続く数字はステップ番号を
表す。 〔S1〕シール剤を塗布する。 〔S2〕レーザセンサ2を用いて塗布直後のビードの断
面形状を測定(検出)する。 〔S3〕測定した断面形状と目標ビードの断面形状との
ギャップ(差分)を次式(1)に従って計算する。
【0025】
【数1】差分=目標ビードの断面積−検出ビードの断面
積・・(1) 〔S4〕差分が予め設定した上限値または下限値を越え
ているか否かを判別する。越えていないときはそのまま
本プログラムを終了し、越えていれば次のステップS5
に進む。 〔S5〕上限値を越えたのか下限値を越えたのかを判別
し、上限値を越えていればシール剤吐出量が足りないと
して図7のステップS6に、下限値を越えていれば図8
のステップS12にそれぞれ進む。 〔S6〕現在位置であるa地点をデータとして保存す
る。 〔S7〕塗布を中止し、現在のシールガン3の先端ノズ
ル位置であるb地点まで、レーザセンサ2を用いて断面
形状を測定する。 〔S8〕a地点からb地点までにビードが存在したか否
かを判別する。ビードが存在していればステップS9
に、ビードが存在していなければステップS11にそれ
ぞれ進む。 〔S9〕存在したビードの始めの位置であるc地点をデ
ータとして保存する。 〔S10〕a地点に戻り、c地点まで塗布した後b地点
まで移動し、塗布を継続する。 〔S11〕a地点とb地点との間にビードが存在しない
場合であり、a地点に戻りそのa地点から塗布を継続す
る。 〔S12〕現在位置であるa地点をデータとして保存す
る。 〔S13〕そのまま一定期間塗布を継続する。 〔S14〕差分が下限値を越えたのは一時的なものであ
るか否かを判別する。一時的であった場合、すなわち一
定期間経過しても下限値を越えないときは、そのまま本
プログラムを終了する。一時的でない場合、すなわち一
定期間内に所定回数以上下限値を越えるときは、ステッ
プS15に進む。 〔S15〕シール剤吐出量が異常に多くなる等のシステ
ム障害が発生したとみなし、アラームを出力する。
【0026】図9はビード形成時における障害を診断す
る場合の手順説明図であり、(A)及び(B)はその手
順の各段階を示している。図9(A)において、ワーク
5上にビード78が形成され、a地点においてシール剤
が吐出されずビードが形成されなかったとする。この状
態は、ロボット1が矢印4j方向に進んで図9(B)に
示すように、レーザセンサ2がa地点に達したとき検出
され、その場合は、上記の図3及び図4において示した
ように、現在までの塗布状況を検出すると共にa地点に
戻り、再度塗布を行う。この再塗布が正常に行われない
ときは、図9(A)と図9(B)を繰り返し実行するこ
とになる。その繰り返しが所定回数以上になったとき
は、シール剤の吐出が正常に行われていないと判別して
アラームを出力する。その際にシールガン3とポンプ3
1との間のシール剤用配管に設けた圧力スイッチが正常
であるか否かを判別し、正常であれば、シール剤用配管
または配管結合部等からシール剤の一部が漏れていると
みなす。また、圧力スイッチが正常でなく配管内圧力が
異常に高いときは、シール剤用配管やシールガン3の先
端ノズルのつまりが原因であるとみなす。
【0027】このように、形成されるビードを直接検出
してその検出ビード形状データと目標ビード形状データ
とを比較し、同一地点において繰り返し差分が上限値を
越えた場合は、シール剤の吐出が正常でないとしてアラ
ームを出力するようにした。このため、ビードが目標ビ
ードに対して小さいものとなってしまうことを未然に防
止することができる。また、図3の例で説明したときと
同様に、シール剤吐出の異常を迅速に知ることができ、
その異常に的確に対処することができる。
【0028】図10及び図11は図9に示した障害診断
を実行するためのフローチャートである。 〔S21〕塗布を開始する。 〔S22〕差分がa地点において上限値を越えたことを
検出。 〔S23〕図3及び図4において示した手順に従い、a
地点から再塗布を行う。 〔S24〕再び、差分が上限値を越えたことを検出す
る。 〔S25〕現在の位置はa地点と同じ位置であるか否か
を判別する。a地点と同じであればステップS26に進
み、そうでなければステップS22に戻る。 〔S26〕a地点において所定回数以上再塗布を繰り返
し行ったか否かを判別する。所定回数以上行ったときは
ステップS27に進み、そうでなければステップS23
に戻る。 〔S27〕塗布を中止する。 〔S28〕圧力スイッチが正常範囲内で動作しているか
否かを判別する。正常範囲内であれば、ステップS29
に、そうでなければステップS30にそれぞれ進む。 〔S29〕シール剤用配管やその配管結合部等からのシ
ール剤の漏れであると判別して、アラームを出力する。 〔S30〕シール剤用配管やシールガンの先端ノズルの
つまりと判別して、アラームを出力する。
【0029】図12はビード形成時における障害診断の
他の例を示す図であり、(A)及び(B)はその手順の
各段階を示している。図12(A)において、先ずワー
ク5上のビード79、81、82、83及び85は最初
の塗布によって形成されたビードであり、ビード80、
82及び84は再度の塗布時に形成されたビードであ
る。そして、ロボット1がさらに矢印4k方向に進み、
図12(B)に示すように、レーザセンサ2がビード8
5の最終端に達すると、その地点でシール剤が塗布され
ていないことを再度検出する。この場合は、図3及び図
4において示した手順に従い、再塗布が行われるが、こ
の再塗布の回数が一定区間または一定期間内に所定回数
以上行われた場合は、塗布を中止しアラームを出力す
る。
【0030】このため、目標ビードに対して小さなビー
ドが散在したり、ビード自体が形成されていない部分が
散在したりすることを未然に防止することができる。ま
た、図4や図9の例で説明したときと同様に、シール剤
吐出の異常を迅速に知ることができ、その異常に的確に
対処することができる。
【0031】図13は図12に示した障害診断を実行す
るためのフローチャートである。 〔S31〕塗布を開始する。 〔S32〕差分が上限値を越えたことを検出。 〔S33〕図3及び図4において示した手順に従い、再
塗布を行う。 〔S34〕一定期間内において、所定回数以上再塗布を
行ったか否かを判別する。所定回数以上行ったときはス
テップS35に進み、そうでなければステップS32に
戻る。 〔S35〕塗布を中止し、アラームを出力する。
【0032】上記の説明では、レーザセンサ2を用いて
ビードの断面積を検出するようにしたが、レーザセンサ
2に通常の測長タイプのものを用いてビードの断面高さ
を検出するように構成してもよい。この場合の差分は、
目標ビードの断面高さから検出ビードの断面高さを差し
引いたものとなる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、予め設
定された目標ビード形状と、実際に形成されたビードを
検出して得られた検出ビード形状とを比較し、その差分
に基づいてシール剤の吐出量を変更するようにした。し
たがって、目標ビードに近いビードを安定して形成する
ことができ、ビードを高い再現性で形成することができ
る。
【0034】また、差分が予め設定した上限値または下
限値を越えるとの判別結果が同一の塗布箇所、所定区間
または所定期間において所定回数以上得られたときアラ
ーム信号を出力するようにしたので、目標ビードと大き
く異なるビードが形成されることを未然に防止すること
ができると共に、シール剤吐出異常を迅速に知ることが
でき、その事態に的確に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビード形成方式の全体構成を示すブロ
ック図である。
【図2】レーザセンサによる断面形状検出の説明図であ
る。
【図3】本発明のビード形成方式において差分が上限値
を越える場合の手順説明図であり、(A)、(B)、
(C)及び(D)はその手順の各段階を示す。
【図4】図3(A)においてa地点以降にビードが存在
しない場合の手順説明図であり、(E)、(F)及び
(G)はその手順の各段階を示している。
【図5】差分が下限値を越える場合の手順説明図であ
り、(A)、(B)及び(C)はその手順の各段階を示
す。
【図6】図3、図4及び図5に示したビード形成の手順
を実行するためのフローチャートである。
【図7】図3、図4及び図5に示したビード形成の手順
を実行するためのフローチャートである。
【図8】図3、図4及び図5に示したビード形成の手順
を実行するためのフローチャートである。
【図9】ビード形成時における障害を診断する場合の手
順説明図であり、(A)及び(B)はその手順の各段階
を示している。
【図10】図9に示した障害診断を実行するためのフロ
ーチャートである。
【図11】図9に示した障害診断を実行するためのフロ
ーチャートである。
【図12】ビード形成時における障害診断の他の例を示
す図であり、(A)及び(B)はその手順の各段階を示
している。
【図13】図12に示した障害診断を実行するためのフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 ロボット 2 レーザセンサ 3 シールガン 5 ワーク 6 目標ビード 7,71〜85 実際に形成されたビード 10 ロボット制御装置 11 形状差分算出手段 11a メモリ 12 吐出量変更手段 31 ポンプ 32 シール剤タンク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シーリングロボットのシール剤塗布作業
    によりビードを形成するビード形成方式において、 前記シーリングロボットのアーム先端からシール剤を吐
    出するシール剤吐出手段と、 前記シーリングロボットのアーム先端に設けられ前記シ
    ール剤によって形成された前記ビードの形状を検出する
    ビード形状検出手段と、 予め設定されている目標ビード形状と前記ビード形状検
    出手段により検出された前記ビードの実際形状との差分
    を算出する形状差分算出手段と、 前記差分に基づいて前記シール剤吐出手段からの前記シ
    ール剤の吐出量を変更する吐出量変更手段と、 を有することを特徴とするビード形成方式。
  2. 【請求項2】 前記差分は前記目標ビードの断面形状に
    おける断面積もしくは断面高さから前記ビードの実際の
    断面形状における断面積もしくは断面高さを減算したも
    のであることを特徴とする請求項1記載のビード形成方
    式。
  3. 【請求項3】 前記差分が予め設定した上限値または下
    限値を越えたとき前記シーリングロボットの現在位置を
    読み取りかつ現在までのシール剤塗布状況を前記ビード
    形状検出手段を用いて検出し認識する塗布状況認識手段
    を有し、前記吐出量変更手段は前記吐出量を前記差分に
    基づいて変更すると共に前記塗布状況認識手段からの塗
    布状況に関する情報に応じて前記吐出量を変更すること
    を特徴とする請求項1記載のビード形成方式。
  4. 【請求項4】 シーリングロボットによるシール剤塗布
    作業における障害診断を行う障害診断方式において、 前記シーリングロボットのアーム先端からシール剤を吐
    出するシール剤吐出手段と、 前記シーリングロボットのアーム先端に設けられ前記シ
    ール剤によって形成された前記ビードの形状を検出する
    ビード形状検出手段と、 予め設定されている目標ビード形状と前記ビード形状検
    出手段により検出された前記ビードの実際形状との差分
    を算出する形状差分算出手段と、 前記差分が予め設定した上限値または下限値を越えると
    の判別結果が同一の塗布箇所、所定区間または所定期間
    において所定回数以上得られたときアラーム信号を出力
    するアラーム出力手段と、 を有することを特徴とするビード形成方式。
JP22771793A 1993-09-14 1993-09-14 ビード形成方式 Pending JPH0780376A (ja)

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