JPH0779736B2 - 刷掃力学習装置 - Google Patents

刷掃力学習装置

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JPH0779736B2
JPH0779736B2 JP25391288A JP25391288A JPH0779736B2 JP H0779736 B2 JPH0779736 B2 JP H0779736B2 JP 25391288 A JP25391288 A JP 25391288A JP 25391288 A JP25391288 A JP 25391288A JP H0779736 B2 JPH0779736 B2 JP H0779736B2
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浩三 長谷川
幸雄 町田
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、歯磨きをするに際しての最適刷掃力範囲を
定め、単位時間内に最適刷掃力範囲を外れた荷重値の検
出数が全検出数に対する所定の割合を越えたとき、報知
する刷掃力学習装置に関する。
(従来の技術) 従来、歯刷子が歯及び歯ぐきに強く当たり過ぎ損傷をき
たすことを防ぐことを目的とし、所定の圧力値以上の圧
力が刷子部の植毛方向にかかったときに、接触圧検出部
によって検出した後使用者にこのことを報知し、歯刷子
を歯に押し付ける力を弱くすることを促して適当な歯磨
きを行なわせる先行技術として実開昭61−77827,特開昭
61−288809,特開昭59−171505などが知られている。し
かし、これら先行技術は過大な刷掃力による為害性の防
止だけに着目し、過少な刷掃力が不充分な歯垢除去の効
果しか発揮できない点を改良しようとするものではな
い。
一方、特開昭61−22812にはマイクロプロセッサを用い
て最適圧力範囲を外れた場合、即ち過大な刷掃力と過少
な刷掃力のいずれをも検知して使用者に通報できること
が開示されている。しかしながら刷掃力を波形で表す
と、一般的には1秒間に約4回のピークが表われる程、
頻繁に刷掃力は変動する。このため最適刷掃力範囲を定
め、この範囲を外れた上限値以上又は下限値以下を検知
したとき報知するものとすると頻繁に警告音が鳴り、逆
に、真の最適刷掃力を把握しにくい結果となる。
又、歯磨きの最適刷掃力を学習によって体得する装置と
しては特公昭62−275407がある。この装置は刷掃圧及び
刷掃回数を歪ゲージで検出し、この検出出力を視覚的あ
るいは聴覚的にモニタし、正しい歯磨きの仕方を身につ
けようとするものである。しかし、この文献には、最適
刷掃力範囲の具体的指摘はなく、単に刷掃力が適正であ
れば信号音が発生し、発生音がないとき刷掃圧が適正で
ないことを示唆するのみである。又、予め設定した刷掃
力以上で歯を磨いたときにチャイムを発生させ、同時に
設定圧以上で何回歯を磨いたかをカウント記憶させるこ
とでしることができる。技術が実公昭62−190527に記載
されている。しかし、この文献では設定値を越えた刷掃
力をその都度カウントするに過ぎない。
(発明が解決しようとする課題) 上述した従来の技術はいずれも、最適刷掃力の範囲を具
体的に構築するものではなく、又所定の刷掃力の値を越
えると警告音を発生するのみで使用者にとって最適刷掃
力を学習するには難があった。
この発明は歯磨きをするに際しての最適刷掃力範囲を定
め、単位時間内に最適刷掃力範囲を外れた荷重値を一定
時間内に検出し、検出数が所定数以上又は所定の割合以
上に検出されたときに報知させることにより、最適の歯
刷圧を体得し、歯垢除去効果と、歯や歯ぐきを損傷する
為害性を低減させることのできる刷掃力学習装置を提供
することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明は刷子部と;前記刷子部に取着された軸を介し
て前記刷子部を支持する本体と;前記本体内に収納さ
れ、前記軸を介して前記刷子の植毛方向にかかる荷重を
検出する荷重検出手段と;前記荷重検出手段により検出
された検出内容を処理する演算回路と;前記演算回路が
得られた単位時間内の最適刷掃力範囲の上限値及び下限
値を越えた荷重値が、一定カウント数以上又は所定の割
合以上検出されたときに夫々対応する2種の報知を行う
報知手段を備えたことを特徴とする。
(作用) この発明の刷掃力学習装置は、刷子部を支持する本体内
に刷子部が受ける刷掃時の荷重に応動する軸を介して、
最適刷掃力範囲の上限値を越えた荷重値を検出したとき
上限接点が閉成し、下限値以下の荷重値を検出したとき
下限接点が閉成する。上記上限接点及び下限接点の閉成
により演算回路が単位時間内に、最適刷掃力範囲を定め
る上限値を越えた荷重値又は下限値以下の荷重値をカウ
ント回数値として、所定の値以上のカウント数又は所定
の割合以上検出したとき、夫々に対応する2種の報知を
行なわせる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を説明する。
第1図はこの発明の一実施例である刷掃力学習装置の外
観図であり、刷子部1が本体6に取着され、本体6の外
側の一部に電源スイッチ9が露出して設けられ、本体6
の末端にはバッテリ・キャップ15が冠されている。第2
図は第1図に示す本体6の横断面を示し、本体6内の収
納構成を示し、第3図は同じく本体6の縦断面を示して
いる。刷子部1は本体6と、ゴムパッキング2を介在さ
せ、軸4をもって連結支持される。軸4は回転軸3を支
点にして、刷子部1の刷子の植毛方向への刷子力に応動
し、スプリング16の弾発力を利用して軸4の端部が上限
接点7,下限接点8に接触可能とし演算回路,例えばマイ
クロコンピュータ10を動作させる。スプリング16と前記
軸4の一部は補助ケース5に収納され支持される。本体
6内には更に圧電ブザー11とブザー共鳴体12とが収納さ
れ、本体6の端部にはバッテリ13が納められ、オーリン
グ14を介してキャップ15は冠脱自在とされる。
上述の構成のうちマイクロコンピュータ10部分は、大概
第4図に示すような回路構成で示される。
前記軸4を介して伝達された歯磨刷掃力は上限接点7又
は下限接点8を動作させI/O回路20を介してデータ入力
としてCPU21に入力される。ROM22はプログラムが予め記
憶されCPU21からのシステム制御指令及びアドレス指定
に基づいてフローが実行される。RAM23は、所定の期間
例えば1秒間に、所定の個数のデータを例えば100個を
読み出し、比較の対象データとする。CPU21は検出され
たデータのうち刷掃力の上限値を越えた値のデータの数
が例えば100個の検出データのうち20個を越えたか又は
下限値の値以下のデータの個数が80個を越えたかどうか
を判断する。その結果をI/O回路20を介して発振回路24
に供給し、上限値オーバデータと下限値オーバデータと
によって異なる警報音を発生させる。
次にこの発明の刷掃力学習装置の動作について第5−A
図及び第5−B図を参照して説明する。動作の開始に伴
い、ステップS1で初期設定が行われる。RAM23のアドレ
ス内に記憶された例えば100個の検出データの全てを消
去する。検出データを記憶するアドレス位置を1番目に
戻し、このアドレスをカウントするためのカウント数を
100に設定する。ステップS2で検出された刷掃力が上限
値を越え上限接点7をONしたか,OFFのままかを判断す
る。上限接点7がONとなっている場合、ステップS3でA
=1とする。OFFである場合はステップS4でA=0とす
る。ステップS5では現在指定されているアドレスに記憶
されている前回の刷掃力の,上限値に達したか否かの良
否判断データである0又は1を読み出し、これをBとす
る。ステップS6ではA−Bの結果の判断を行い、その差
が1で正の場合は前のデータで刷掃力が上限値を越えて
なく、今回のデータが上限値を越えていた場合、ステッ
プS7において上限値オーバデータ数を1増やす。逆に、
その差が−1で負の場合には前のデータが上限値を越え
ていて、今回のデータが越えていなかった場合、ステッ
プS8において上限値オーバデータ数を1減らす。
次に、ステップS9で所定の時間内,例えば1秒間内に上
限オーバデータ数が設定値20よりも大か否かを判断す
る。上限値オーバデータ数が20より大の場合、ステップ
S10で高音のブザーを鳴らす。20以下の場合はステップS
11でブザーはオフとなる。その結果、ステップS12で現
在指定されているアドレスに、上限値を越えた刷掃力か
どうかの検出データの判断データA=0又はA=1を記
憶させる。このとき当該アドレスに記憶されていたデー
タは消去される。
次に第5−B図に示すように下限接点8がONとなってい
るかOFFのままかをステップS13で判断する。刷掃力が下
限値以下であり下限接点8がONのときステップS14でC
=1とする。下限接点8がOFFのときはステップ15で刷
掃力は下限値以下ではないとしてC=0とする。ステッ
プS16では現在指定されているアドレスに記憶されてい
る刷掃力の下限値に達したか否かの良否判断データであ
る0又は1を読み出し、これをDとする。ステップS17
ではC−Dの結果の判断を行い、その差が1で正の場合
は前のデータで刷掃力が下限値以下でなく今回のデータ
が下限値以下の場合、ステップS18で下限オーバデータ
数を1増やす。逆に、その差が−1で負の場合、前のデ
ータが下限値以下であって今回のデータが下限値以下で
なかった場合、ステップS19で下限値オーバデータ数を
1減ずる。
次にステップS17で、所定時間内、例えば1秒間内に下
限オーバデータ数が設定値80よりも大か否かを判断す
る。下限値オーバデータ数が80以上であることを検出し
た場合は、低温のブザーを鳴らす。80以下の場合はステ
ップS22でブザーはオフとなる。その結果ステップS23
で、現在指定されているアドレスに下限値以下の刷掃力
かどうかの検出データの判断データC=0又はC=1を
記憶させる。このとき、当該アドレスに記憶されていた
データは消去される。次にステップS24においてアドレ
スをカウントするカウント数を1減らす。アドレスカウ
ント数が順次100番目までカウントし、刷掃力の検知デ
ータが記憶されるアドレス全てをカウントし終わったか
否かの判断をステップS25で行う。ステップS26,S27では
アドレスカウント数が0である場合、刷掃力の検出出力
を記憶するアドレスの上限値又は下限値ともに1番目に
戻し、ステップS28でこのアドレスをカウントするため
のアドレスカウント数を100に戻す。一方、アドレスカ
ウント数が0でない場合、ステップS29,S30の夫々にお
いて現在指定しているアドレス番号を上限値および下限
値ともに夫々1増やし、次の検出データの入出力するア
ドレス番号を指定する。ステップS31は上述のステップS
2からS31に至るまでの処理時間を1/100秒となるように
処理時間調整を行う。続いて、再びステップS2に戻り、
次の所定時間内の検出データのフローが実行される。
上述の実施例において、刷掃力の上限値は370gであり、
下限値は270gに設定する。370g以上の刷掃力は歯ぐきを
傷付けるおそれがあり、270g以下の刷掃力は歯垢除去効
果が少ないことが経験上知ることができた。しかしなが
ら、歯周疾患に罹患し歯ぐきのはれがひどい場合や、手
術後の敏感な歯肉状態にある場合は上述した最適刷掃力
範囲を適宜,所定の最適範囲に変更することが可能であ
る。上記した第1図乃至第3図に示した実施例において
は、前記刷掃力の上限値および下限値の検出結果は、ブ
ザーによる警報音を、例えば高周波音と低周波音の二種
の異なる音を発生させることで区別した。しかし、これ
に限らず、ランプの点灯表示部の点灯位置を異ならせる
ことによって上限値,下限値を区別したり、刷掃力を時
間の経過に従って連続的に映像化して知ることもでき
る。
第6図乃至第9図は、この発明の他の実施例として歯磨
きの刷掃力を、面積の異なる大小二種の感圧導電ゴムで
上限値と下限値とを夫々検出する歯刷子の内部構成及び
導電ゴムと接点との構成例を示す。第6図及び第7図で
第2図及び第3図と同一部分には同一符号を付して、そ
の構成の説明は省略する。軸4の一方の端部には感知部
としての感圧導電ゴムと接点とが第7図に示すような構
成で収納されている。即ち、第8図に示すように感圧導
電ゴム17の下底は下限接点18が接して設けられ、その下
面には感圧導電ゴム17の面積より大なる面積の感圧導電
ゴム19が接して設けられ、更にその下面に上限接点20が
設けられる。下限接点18及び上限接点20の夫々は、例え
ば500g/cm2の圧力で通電する感度であるとすると、刷掃
力に対応する荷重値が270g以上であることを小なる面積
の感圧導電ゴム17が感知すると下限接点18を通電する。
一方、370g以上の荷重値を大なる面積の感圧導電ゴム19
が感知すると上限接点20を通電する。下限接点18及び上
限接点20は第9図に示すように導電部21,22から取り出
された警報部に接続され、第2図,第3図の実施例と同
様に二種の異なる警報音を発生させる。
次に第6図及び第7図に示す実施例の動作は第10−A図
及び第10−B図を参照して説明される。第10−A図に示
すフローチャートはステップS1からステップS12までは
第5−A図に示したフローチャートと同一であり、その
説明は省略する。
第10−A図のステップS12で、現在指定されているアド
レスに、上限値を越えた刷掃力かどうかの検出データの
判断データA=0又はA=1を記憶させた後、第10−B
図のステップS13′で示すように、刷掃力に対応する荷
重値が270g以下であるか否か即ち下限接点18がオンかオ
フかの判断を行なう。下限接点18がオフとなっている場
合はステップS14′でC=1とする。下限接点18がオン
の場合はステップS15′でC=0とする。以後のステッ
プS16からステップS31までのフローチャートは第5−B
図で示したと同様であり、その説明は省略する。第11図
及び第12図に示す実施例は刷掃力の感知部としてストレ
インゲージを用いた例を示し、第14−A図及び第14−B
図は刷掃力の上限値及び下限値を予め固定の設定値とし
た場合の動作を示すフローチャートであり、第17−A図
及び第17−B図は上限値及び下限値を可変の設定値とす
ることのできる場合のフローチャートを示している。
第11図及び第12図において、軸4の端部に弾性体23を接
し、この弾性体23を介して歯刷子部分から伝達された刷
掃力はストレインゲージ26で検出される。ストレインゲ
ージ26自体の抵抗値は固有の値に定まらないので、補正
する必要がある。このため補正用半固定抵抗20が設けら
れる。この実施例において刷掃力の上限値及び下限値を
任意に設定スイッチにより設定することのできる制御部
25をワンボードマイクロコンピータ又はワンチップマイ
クロコンピータで構成し、本体6内に収納することもで
きる。この実施例の回路構成をブロックダイアグラムで
示すと第13図に示され、上限値及び下限値は設定スイッ
チ29の操作によってI/O回路20に入力され、任意に設定
されることと、ストレインゲージ26で検出された刷掃力
に相当する荷重値を示す出力に直線性を持たせるため補
正回路27及びA/D変換回路28を設けることを除いては第
4図に示す回路構成と同一であり、その説明は省略す
る。この実施例の動作は第14−A図及び第14−B図で示
すフローチャートで示される。
第14−A図においてステップS32,S33,S34,ST35,ST36の
フロー及び第14−B図においてステップS37のフローを
除いて他のフローは第5−A図及び第5−B図に置ける
ステップと同一ステップ番号を付して、その説明は省略
する。
入力された加圧力はステップS32でストレインゲージ26
で検出された加圧力が何gfであるかを確認する。ステッ
プS33では検出された加圧力が30gf以下であるか否かを
判断する。加圧力が30gf以下である場合には、ステップ
S34で高音ブザーをオフとし、ステップS35で低音ブザー
をオフとする。一方、加圧力が370gf以上であるか否か
をステップS36で判断し、370gf以上であればステップS3
でA=1とし、370gf以上でなければステップS4でA=
0とする。第14−B図に示すように加圧力が270gf以下
であるか否かをステップS37で判断し、270gf以下であれ
ばステップS14でC=1とし、270gf以下でなければステ
ップS15でC=0とする。この実施例においても単位時
間内に刷掃力の上限値及び下限値を越えたカウント回数
を検出することにより二種の警報を発生させることがで
きる。
次に第15図,第16図及び第17−A図,第17−B図を参照
して、最適刷掃力範囲の上限値及び下限値を任意に設定
できる実施例について説明する。
第15図及び第16図は刷子力1を取り付けた本体6を制御
部本体40にコード32を接続されることを示している。コ
ード32はブッシュ31によって本体40に支持され、本体40
の内部でリード線33を介してストレインゲージ26に接続
される。制御部本体40は内部構成の説明は省略するが、
刷掃力上限値設定スイッチ41,刷掃力下限値設定スイッ
チ42,上限値感度設定スイッチ43,下限値感度設定スイッ
チ44及び時間に係る感度設定スイッチ45が夫々設けられ
る。これら所望の設定スイッスチを操作することによっ
て任意の値に設定可能である。その他本体40には電源ス
イッスチ46,電源ランプ47,リセットスイッチ48及びスピ
ーカ49などが設けられている。
次に最適刷掃力範囲を可変にでき上限値及び下限値を設
定可能とする実施例の動作を第17−A図及び第17−B図
を参照して説明する。尚第14−A図及び第14−B図に示
すフローチャートにおけると同一のステップには同一ス
テップ番号を付してその説明は省略する。
ステップS41において夫々対応する設定スイッチを操作
することによって加圧力の上限値及び下限値,夫々の上
限感度設定値及び下限感度設定値を設定条件として読み
込み設定する。この場合感度の上限値の設定とは高音ブ
ザーを鳴らす基準となる上限値を越えたデータのカウン
ト値の設定であり感度の下限値の設定とは低音ブザーを
鳴らす基準となる下限値以下のデータのカウント値の設
定のことをいう。又時間に関する感度とは加圧力確認の
インターバルの設定のことをいう。次にステップS42で
は、ステップS32で確認した加圧力が、上限設定値より
大きいか否か判断する。大きい場合はステップS3でA=
1とし、大きくない場合はステップS4でA=0とする。
ステップS43では、検出された上限値を越えたオーバデ
ータ数が上限感度設定値より大きいか否かの判断を行
う。大きいと判断された場合はステップS10で高音ブザ
ーを鳴らし、大きくないと判断された場合はステップS2
2で高音ブザーは止められる。一方、ステップS32で確認
された加圧力がステップS41で読み込んだ下限設定値よ
り小さいか否かの判断をステップS44で行なう。小さい
と判断された場合にはステップS14でC=1とし、小さ
くないと判断された場合にはステップS15でC=0とさ
れる。ステップS45では検出された下限値以下のデータ
のカウント数が下限感度設定値より大きいか否かの判断
を行う。大きいと判断された場合はステップS21で低音
ブザーを鳴らし、大きくないと判断された場合にはステ
ップS22で低音ブザーは止められる。上述したステップS
1からステップS46に至る迄の処理時間がステップS41で
読み込んだ加圧力確認のための設定インターバルとなる
よう、このステップS46で時間に係る感度設定の調整が
行われる。
[発明の効果] 以上のべたように、この発明の刷掃力学習装置は刷掃力
に相当する加重を検出する手段としてスプリング,感圧
導電ゴム,ストレインゲージ及びこれらと上下接点等を
設け、マイクロコンピュータなどより成る、演算回路で
所定の時間間隔内の、最適刷掃力範囲の上限値及び下限
値を越えた加重値が一定のカウント数を越えたときに、
夫々対応する二種の警報音を発生させることによって、
歯刷子を使っている者に歯ぐきを傷付けず、しかも歯垢
を効率よく取り除く最適刷掃力を歯刷子を使いながら体
得でき学習効果の著しい刷掃力学習装置を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例である刷掃力学習装置の外
観斜視図; 第2図の本体6部の横断面図; 第3図は第1図の本体6部の縦断面図; 第4図は第2図及び第3図に示す実施例のブロック回路
図; 第5−A図及び第5−B図は第1図乃至第4図に示す実
施例の動作を説明するフローチャート; 第6図は、この発明の他の実施例である刷掃力学習装置
の横断面図; 第7図は同実施例の縦断面図; 第8図は第6図及び第7図に示す実施例に使用される刷
掃力感知部としての感圧導電ゴムと接点との構成例を示
す断面図; 第9図は下限接点18に取り付けられ警報部に接続される
導電部を示す第8図の平面図; 第10−A図及び第10−B図は、第6図及び第7図に示す
実施例の動作を説明するためのフローチャート; 第11図はこの発明の更に他の実施例である刷掃力学習装
置の横断面図; 第12図は同実施例の縦断面図; 第13図は第11図及び第12図に示す実施例のブロック回路
図; 第14−A図及び第14−B図は第11図,第12図及び第13図
に示す実施例の動作を説明するためのフローチャート; 第15図はこの発明の更に他の実施例を説明する刷掃力学
習装置の外観斜視図; 第16図は第15図に示す歯刷子の本体の内部構成及び制御
部との接続状態を示す図;及び 第17−A図及び第17−B図は第15図及び第16図に示す実
施例の動作を説明するフローチャートを示す。 1…刷子部、6…本体、16,17,19,23…荷重検出手段、2
1…演算回路、24,11,12…報知手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池本 健二 富山県富山市牛島本町2―3―26 キタノ 製作株式会社内 (72)発明者 長谷川 浩三 東京都目黒区洗足2―27―9 (72)発明者 町田 幸雄 東京都東久留米市中央町4―7―1 (56)参考文献 特開 昭59−171505(JP,A) 特開 昭61−22812(JP,A) 実開 昭61−77827(JP,U) 実開 昭61−288809(JP,U) 特公 昭62−275407(JP,B2) 実公 昭62−190527(JP,Y2)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】刷子部と;前記刷子部に取着された軸を介
    して前記刷子部を支持する本体と;前記本体内に収納さ
    れ、前記軸を介して前記刷子の植毛方向にかかる荷重を
    検出する荷重検出手段と、前記荷重検出手段により検出
    された検出内容を処理する演算回路と、前記演算回路で
    得られた単位時間内の全検出データのうち最適刷掃力範
    囲の上限値又は下限値を外れた荷重値が全検出数に対す
    る所定の割合を越えたとき対応する2種の報知を行う報
    知手段を備えたことを特徴とする刷掃力学習装置。
  2. 【請求項2】前記荷重検出手段は、前記刷子部が受ける
    刷掃時の荷重に応動する軸と;前記刷子部が受ける荷重
    を前記軸を介して受け荷重方向と同方向に弾発力が働く
    弾性体と;前記最適刷掃力範囲の荷重の上限値を越えた
    ときに前記軸端が前記弾性体の弾発力に抗して接触する
    上限接点と;同荷重の下限値より小さい荷重値を検出し
    たときに前記軸端が前記弾性体の弾発力によって接触す
    る下限接点とより成る請求項第1項記載の刷掃力学習装
    置。
  3. 【請求項3】前記荷重検出手段は、前記刷子部が受ける
    刷掃時の荷重に応動する軸と;前記刷子部が受ける荷重
    を前記軸を介して受け、前記最適刷掃力範囲のうち下限
    の荷重値以上の荷重が接触圧としてかかると導通する第
    1の感圧導電ゴム及びこの第1感圧導電ゴムの下面に接
    しこの導通時に通電する下限接点と;前記最適刷掃力範
    囲のうち上限の荷重値以上の荷重が接触圧としてかかる
    と導通する、前記第1の感圧導電ゴムの面積より大きい
    面積の第2の感圧導電ゴム及びこの第2の感圧導電ゴム
    の下面に接し、この導通時に通電する上限接点とより成
    る請求項第1項記載の刷掃力学習装置。
  4. 【請求項4】前記荷重検出手段は、前記刷子部が受ける
    刷掃時の荷重に応動する軸と;前記刷子部が受ける荷重
    を前記軸を介して受け、前記荷重値を検出するストレイ
    ンゲージとより成る請求項第1項記載の刷掃力学習装
    置。
  5. 【請求項5】前記演算回路は、前記最適刷掃力範囲のう
    ち荷重の上限値を越えた検出荷重値及び下限値以下の検
    出荷重値の検出数が夫々,単位時間内において所定の間
    隔で検出した全検出数と比較し、所定の比率以上又は以
    下のときに出力し、夫々対応する2種の報知を行なわ
    せ、且つ前記単位時間内の荷重値の検出は、新らたな1
    個の荷重値の読み取り毎に最古の1個の荷重値を削除す
    る請求項第1項記載の刷掃力学習装置。
  6. 【請求項6】前記演算回路は、更に荷重設定回路を含
    み、前記荷重検出手段で検出した荷重値の検出数と、前
    記荷重設定回路で設定した最適刷掃力範囲の上限感度設
    定値又は下限感度設定値とを比較し前記上限感度設定値
    より大きい荷重値の検出数又は前記下限感度設定値より
    小さい荷重値の検出数を検出したとき、この演算回路か
    ら出力を得て夫々に対応する2種の報知を行なわせる請
    求項第1項記載の刷掃力学習装置。
  7. 【請求項7】前記演算回路で得られる最適刷掃力範囲の
    上限値は370gであり、下限値は270gであることを特徴と
    する請求項第1項記載の刷掃力学習装置。
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