JPH077971Y2 - 多孔式逆流防止弁付シースイントロデューサー - Google Patents
多孔式逆流防止弁付シースイントロデューサーInfo
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- JPH077971Y2 JPH077971Y2 JP1989011487U JP1148789U JPH077971Y2 JP H077971 Y2 JPH077971 Y2 JP H077971Y2 JP 1989011487 U JP1989011487 U JP 1989011487U JP 1148789 U JP1148789 U JP 1148789U JP H077971 Y2 JPH077971 Y2 JP H077971Y2
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- Japan
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- hole
- valve
- sheath
- catheter
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は医学分野において血管の診断及び治療を行うカ
テーテルを複数血管内に挿入するための多孔式逆流防止
弁付シースイントロデューサーに関する。
テーテルを複数血管内に挿入するための多孔式逆流防止
弁付シースイントロデューサーに関する。
(従来の技術) 従来の血管造影法及び治療法に用いられるカテーテルを
導入するための逆流防止弁付シースイントロデューサー
は、第3図(ロ)に示す様にカテーテルを1本のみ挿入
する構成になっている。
導入するための逆流防止弁付シースイントロデューサー
は、第3図(ロ)に示す様にカテーテルを1本のみ挿入
する構成になっている。
第3図(ロ)について説明すると従来の逆流防止弁付シ
ースイントロデューサー(1′)の逆流防止弁
(2′)、コネクター部(4′)及びシース部(3′)
にカテーテル(25′)を挿入した状態の断面図を示して
いる。逆流防止弁(2′)の後端には逆流防止弁(1
5′)が装着されている。この逆流防止弁(15′)は天
然ゴム等で形成された第1弁(16′)と第2弁(23′)
とを2枚合わせてなるものである。そしてこの逆流防止
弁(15′)は、第1弁(16′)に穿設された小円孔(5
3)と第2弁(23′)に穿設された小縦孔(24′)とで
形成される1つの透孔(27′)を有している。(25′)
は逆流防止弁付シースイントロデューサーに挿通してい
るカテーテルを示している。
ースイントロデューサー(1′)の逆流防止弁
(2′)、コネクター部(4′)及びシース部(3′)
にカテーテル(25′)を挿入した状態の断面図を示して
いる。逆流防止弁(2′)の後端には逆流防止弁(1
5′)が装着されている。この逆流防止弁(15′)は天
然ゴム等で形成された第1弁(16′)と第2弁(23′)
とを2枚合わせてなるものである。そしてこの逆流防止
弁(15′)は、第1弁(16′)に穿設された小円孔(5
3)と第2弁(23′)に穿設された小縦孔(24′)とで
形成される1つの透孔(27′)を有している。(25′)
は逆流防止弁付シースイントロデューサーに挿通してい
るカテーテルを示している。
尚、この逆流防止弁(15′)は動脈の穿刺した際に、血
液が逆流するのを防ぐためのものである。
液が逆流するのを防ぐためのものである。
(考案が解決しようとする課題) 従来のイントロデューサーはカテーテルを1本のみしか
挿入できないため、繊細な血管造影像を得るために多種
類の造影剤を入れる場合、複数のカテーテルにより動脈
の複数個所を穿刺し多種類の造影剤を入れる必要があっ
た。
挿入できないため、繊細な血管造影像を得るために多種
類の造影剤を入れる場合、複数のカテーテルにより動脈
の複数個所を穿刺し多種類の造影剤を入れる必要があっ
た。
このような複数のカテーテルによる複数の動脈の穿刺は
患者の苦痛を増大させ、手技的にも繁雑になり、しばし
ば問題となっていた。
患者の苦痛を増大させ、手技的にも繁雑になり、しばし
ば問題となっていた。
また、動脈の穿刺は大量の出血を伴うので患者に負担を
与え、臨床の場で膵臓の静脈血流を造影し診断する際
に、動脈から造影剤を入れて静脈に造影剤が戻る写真を
とることが有効であるが、従来法では二カ所穿刺を行わ
なければならないために出血による患者の負担が大き
く、危険が伴うため、通常行われなかった。
与え、臨床の場で膵臓の静脈血流を造影し診断する際
に、動脈から造影剤を入れて静脈に造影剤が戻る写真を
とることが有効であるが、従来法では二カ所穿刺を行わ
なければならないために出血による患者の負担が大き
く、危険が伴うため、通常行われなかった。
特開昭59−131366号公報や特開昭59−164067号公報には
第1の切り込みと第2の切り込みを弁体の内部の複数位
置において交差させることにより弁体に対する棒状体の
挿入位置を複数個形成し、同時に複数の棒状体を弁体に
挿通可能とするものが提案されている。しかしながら棒
状体の挿通位置が定まらず容易に挿通しにくいという欠
点がある。
第1の切り込みと第2の切り込みを弁体の内部の複数位
置において交差させることにより弁体に対する棒状体の
挿入位置を複数個形成し、同時に複数の棒状体を弁体に
挿通可能とするものが提案されている。しかしながら棒
状体の挿通位置が定まらず容易に挿通しにくいという欠
点がある。
そこで本考案は、1回の動脈穿刺で複数のカテーテルを
容易に挿入することのできる多孔式逆流防止弁付シース
イントロデューサーを提供することを目的としている。
容易に挿入することのできる多孔式逆流防止弁付シース
イントロデューサーを提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本考案は以上の課題を解決するために、逆流防止弁部、
コネクター部、シース部にダイレーターやカテーテル等
の棒状体が挿入されるシースイントロデューサーにおけ
る逆流防止弁部を棒状体が挿入される小円孔が多数形成
された第1弁とこの小円孔に対応するT字孔又は小縦孔
を形成した第2弁とを重合したもので構成してなる多孔
式逆流防止弁付シースイントロデューサーを提供するも
のである。
コネクター部、シース部にダイレーターやカテーテル等
の棒状体が挿入されるシースイントロデューサーにおけ
る逆流防止弁部を棒状体が挿入される小円孔が多数形成
された第1弁とこの小円孔に対応するT字孔又は小縦孔
を形成した第2弁とを重合したもので構成してなる多孔
式逆流防止弁付シースイントロデューサーを提供するも
のである。
(作用) 本考案は以上の構成としたもので、多孔式逆流防止弁付
シースイントロデューサーを通して、複数のカテーテル
を動脈内に挿入することが可能となる。
シースイントロデューサーを通して、複数のカテーテル
を動脈内に挿入することが可能となる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図(イ)は2孔式逆流防止弁付シースイントロデュ
ーサー(1)を示すものであり、シース部(3)にダイ
レーター(9)を挿通してなるものである。(2)は2
孔式逆流防止弁部であり、この2孔式逆流防止弁部
(2)の後端には、後述するように2孔式逆流防止弁
(15)及び(22)が装着されている。(3)はシース部
であり、エチレン・テトラフルオロエチレン共重合体等
で形成されており、適度なしなやかさと弾性を有してい
る。
ーサー(1)を示すものであり、シース部(3)にダイ
レーター(9)を挿通してなるものである。(2)は2
孔式逆流防止弁部であり、この2孔式逆流防止弁部
(2)の後端には、後述するように2孔式逆流防止弁
(15)及び(22)が装着されている。(3)はシース部
であり、エチレン・テトラフルオロエチレン共重合体等
で形成されており、適度なしなやかさと弾性を有してい
る。
シース部(3)の後端にはコネクター部(4)がインサ
ート成形法等によりシース部と一体成形化されている。
2孔式逆流防止弁部(2)とコネクター部(4)はネジ
等で係合されている。
ート成形法等によりシース部と一体成形化されている。
2孔式逆流防止弁部(2)とコネクター部(4)はネジ
等で係合されている。
2孔式逆流防止弁部(2)の側方にはチューブ(5)が
接続されており、このチューブ(5)の先端には、三方
活栓(6)が配設されている。(7)は三方活栓(6)
の流路を切り換えるレバーであって、このレバー(7)
の向いた方の流路が閉じられるようになっている。
(8)は三方活栓の保護キャップである。この三方活栓
(6)の流路は、ヘバリン等を入れ、血栓の発生を防ぐ
際に使用する。
接続されており、このチューブ(5)の先端には、三方
活栓(6)が配設されている。(7)は三方活栓(6)
の流路を切り換えるレバーであって、このレバー(7)
の向いた方の流路が閉じられるようになっている。
(8)は三方活栓の保護キャップである。この三方活栓
(6)の流路は、ヘバリン等を入れ、血栓の発生を防ぐ
際に使用する。
第1図(ロ)は2孔式逆流防止弁部(2)にダイレータ
ー(9)を挿通した状態を示す断面図である。
ー(9)を挿通した状態を示す断面図である。
第2図は2孔式逆流防止弁部(2)の正面図であり、第
1弁(11)の第1小円孔または第2小円孔(19)のどち
らかに、ダイレーター(9)を挿入する。
1弁(11)の第1小円孔または第2小円孔(19)のどち
らかに、ダイレーター(9)を挿入する。
第2図の楕円状突起(14)は第1弁(11)からはずれな
い様にするための押さえである。
い様にするための押さえである。
第3図(イ)は本考案の2孔式逆流防止弁付シースイン
トロデューサー(1)の2孔式逆流防止弁部(2)、コ
ネクター部(4)及びシース部(3)にカテーテル(2
5)と(26)を挿入した状態の断面図を示している。
トロデューサー(1)の2孔式逆流防止弁部(2)、コ
ネクター部(4)及びシース部(3)にカテーテル(2
5)と(26)を挿入した状態の断面図を示している。
第3図(イ)において2孔式逆流防止弁部(2)の後端
には、2孔式逆流防止弁(15)及び(22)が装着されて
いる。この2孔式逆流防止弁(15)は天然ゴム及び合成
ゴム等で形成された第1弁(16)と第2弁(17)とを二
枚合わせてなるものである。
には、2孔式逆流防止弁(15)及び(22)が装着されて
いる。この2孔式逆流防止弁(15)は天然ゴム及び合成
ゴム等で形成された第1弁(16)と第2弁(17)とを二
枚合わせてなるものである。
そしてこの2孔式逆流防止弁(15)は、第1弁(16)に
穿設された第1小円孔(18)、第2小円孔(19)と第2
弁(17)に穿設された第1T字孔(20)、第2小T字孔
(21)とで形成され第1透孔(27)と第2透孔(28)の
二つの透孔を有している。
穿設された第1小円孔(18)、第2小円孔(19)と第2
弁(17)に穿設された第1T字孔(20)、第2小T字孔
(21)とで形成され第1透孔(27)と第2透孔(28)の
二つの透孔を有している。
また、(22)は他の2孔式逆流防止弁を示す実施例であ
り、第1弁(16)に穿設された第1小円孔(18)、第2
小円孔(19)と第2弁(23)に穿設された小縦孔(23)
とで形成される第1透孔(27)と第2透孔(28)の二つ
の透孔を有している。
り、第1弁(16)に穿設された第1小円孔(18)、第2
小円孔(19)と第2弁(23)に穿設された小縦孔(23)
とで形成される第1透孔(27)と第2透孔(28)の二つ
の透孔を有している。
尚、(25)及び(26)は2孔式逆流防止弁付シースイン
トロデューサーに挿通している二個のカテーテルを示し
ている。
トロデューサーに挿通している二個のカテーテルを示し
ている。
第4図に示すものは、穿刺針(29)であって、外針部
(30)穿刺針本体部(31)及び内針部(32)からなるも
のであり、穿刺針(29)はステンレス等で形成されてい
る。
(30)穿刺針本体部(31)及び内針部(32)からなるも
のであり、穿刺針(29)はステンレス等で形成されてい
る。
内針部(32)は外針部(30)に挿入できるようになって
おり、内針部(32)の先端(38)は外針部(30)の先端
(39)よりも少し内側に入っている。
おり、内針部(32)の先端(38)は外針部(30)の先端
(39)よりも少し内側に入っている。
第5図(イ)は直線型ガイドワイヤ(33)を示すもので
あり、スプリングによって弾性的に形成されている。第
5図(ロ)はJ型ガイドワイヤ(34)であり、直線ワイ
ヤ部(35)と屈曲ワイヤ部(36)からなるものであり、
直線ワイヤ部(35)及び屈曲ワイヤ部(36)はスプリン
グによって弾性的に形成されている。第6図に示すもの
は、ダイレーター(9)であって、ダイレーター(9)
は中空パイプ状のもので形成されており、その後端には
ダイレーター本体(10)が取りつけられている。
あり、スプリングによって弾性的に形成されている。第
5図(ロ)はJ型ガイドワイヤ(34)であり、直線ワイ
ヤ部(35)と屈曲ワイヤ部(36)からなるものであり、
直線ワイヤ部(35)及び屈曲ワイヤ部(36)はスプリン
グによって弾性的に形成されている。第6図に示すもの
は、ダイレーター(9)であって、ダイレーター(9)
は中空パイプ状のもので形成されており、その後端には
ダイレーター本体(10)が取りつけられている。
このダイレーター本体(10)を介してダイレーター
(9)内にガイドワイヤ等を挿通できるようになってい
る。
(9)内にガイドワイヤ等を挿通できるようになってい
る。
第7図はカテーテル(39)を示すものであり、カテーテ
ル(39)の後端部にはカテーテル本体(40)が接続され
ている。カテーテル本体(40)の後端には二方活栓(4
1)が配設されており、カテーテル本体(40)と二方活
栓(41)はネジ等で係合されている。(42)は二方活栓
(41)の流路を切り換えるレバーであって、このレバー
(42)により二方活栓の開閉が行われる。
ル(39)の後端部にはカテーテル本体(40)が接続され
ている。カテーテル本体(40)の後端には二方活栓(4
1)が配設されており、カテーテル本体(40)と二方活
栓(41)はネジ等で係合されている。(42)は二方活栓
(41)の流路を切り換えるレバーであって、このレバー
(42)により二方活栓の開閉が行われる。
本考案に使用するカテーテル(39)は通常のカテーテル
でもよいが、任意の血管へ挿入するためにポリエチレ
ン、ナイロン及びポリウレタン等から形成された外径3F
r〜3.5Fr(7Fr=約2.3mm)の細管カテーテルを使用する
ことが望ましい。
でもよいが、任意の血管へ挿入するためにポリエチレ
ン、ナイロン及びポリウレタン等から形成された外径3F
r〜3.5Fr(7Fr=約2.3mm)の細管カテーテルを使用する
ことが望ましい。
次に、以上のような用具を使用して複数のカテーテルを
血管に挿入する方法について第8図を基に説明する。
血管に挿入する方法について第8図を基に説明する。
穿刺部を皮膚消毒(インジンで行い、ハイボアルコー
ルで除精した後、滅菌布をかける)し、次に穿刺部分を
局所麻酔(1%または0.5%キシロカインやオムニカイ
ン)する。
ルで除精した後、滅菌布をかける)し、次に穿刺部分を
局所麻酔(1%または0.5%キシロカインやオムニカイ
ン)する。
鼠径靭帯の1〜2cm尾側の拍動がよく触る部位で動脈
の正中を目標とし、穿刺針(29)により約45度の角度を
つけて穿刺する。
の正中を目標とし、穿刺針(29)により約45度の角度を
つけて穿刺する。
(イ図参照) 内針部(32)を抜去の後、徐々に外針部(30)を引き
抜き、血液の噴出を確認する。(ロ図参照) 直線型ガイドワイヤ(33)またはJ型ガイドワイヤ
(34)を挿入し、透視下で大動脈分枝部より上方に先端
を進め、外針部を抜去する。直線型ガイドワイヤ(33)
またはJ型ガイドワイヤ(34)のみ動脈内に挿入されて
いる。(ハ図参照) 2孔式逆流防止弁付シースイントロデューサーを直線
型ガイドワイヤ(33)またはJ型ガイドワイヤ(34)に
沿って、動脈内に挿入する。この際、2孔式逆流防止弁
付シースイントロデューサーを押すだけでなく、回転を
加えると容易なことが多い。(ニ図参照) 直線型ガイドワイヤ(33)またはJ型ガイドワイヤ
(34)を抜去し、2本のカテーテルを1本ずつ動脈内に
挿入する。(ホ図参照) 次に第9図(イ)は膵臓付近の欠陥造影を行うために、
本考案の2孔式逆流防止弁付シースイントロデューサー
(47)を動脈に穿入した図であり、腹部大動脈(43)よ
り分岐する総腸骨動脈の有総腸骨動脈(44)へ経時的に
2孔式逆流防止弁付シースイントロデューサー(47)を
穿入し、カテーテル(25)は2孔式逆流防止付シースイ
ントロデューサー(47)を介して上腸間膜動脈(51)へ
挿入されており、カテーテル(26)は腹腔動脈(48)へ
挿入されている状態を示している。
抜き、血液の噴出を確認する。(ロ図参照) 直線型ガイドワイヤ(33)またはJ型ガイドワイヤ
(34)を挿入し、透視下で大動脈分枝部より上方に先端
を進め、外針部を抜去する。直線型ガイドワイヤ(33)
またはJ型ガイドワイヤ(34)のみ動脈内に挿入されて
いる。(ハ図参照) 2孔式逆流防止弁付シースイントロデューサーを直線
型ガイドワイヤ(33)またはJ型ガイドワイヤ(34)に
沿って、動脈内に挿入する。この際、2孔式逆流防止弁
付シースイントロデューサーを押すだけでなく、回転を
加えると容易なことが多い。(ニ図参照) 直線型ガイドワイヤ(33)またはJ型ガイドワイヤ
(34)を抜去し、2本のカテーテルを1本ずつ動脈内に
挿入する。(ホ図参照) 次に第9図(イ)は膵臓付近の欠陥造影を行うために、
本考案の2孔式逆流防止弁付シースイントロデューサー
(47)を動脈に穿入した図であり、腹部大動脈(43)よ
り分岐する総腸骨動脈の有総腸骨動脈(44)へ経時的に
2孔式逆流防止弁付シースイントロデューサー(47)を
穿入し、カテーテル(25)は2孔式逆流防止付シースイ
ントロデューサー(47)を介して上腸間膜動脈(51)へ
挿入されており、カテーテル(26)は腹腔動脈(48)へ
挿入されている状態を示している。
第9図(ロ)は従来の逆流防止弁付シースイントロデュ
ーサーを2本別個に動脈へ穿入した図である。カテーテ
ル(25′)は逆流防止弁付シースイントロデューサー
(49)を介して上腸間膜動脈(51′)へ挿入されてお
り、もう一方のカテーテル(26′)は逆流防止弁付シー
スイントロデューサー(50)を介して腹腔動脈(48′)
へ挿入されている状態を示している。
ーサーを2本別個に動脈へ穿入した図である。カテーテ
ル(25′)は逆流防止弁付シースイントロデューサー
(49)を介して上腸間膜動脈(51′)へ挿入されてお
り、もう一方のカテーテル(26′)は逆流防止弁付シー
スイントロデューサー(50)を介して腹腔動脈(48′)
へ挿入されている状態を示している。
尚、本考案の多孔式逆流防止弁付シースイントロデュー
サーは実施例のように2孔式逆流防止弁付シースイント
ロデューサーがよいが、2孔式以上の多孔式の逆流防止
弁付シースイントロデューサーも同様の効果を有するの
で適時使用する。
サーは実施例のように2孔式逆流防止弁付シースイント
ロデューサーがよいが、2孔式以上の多孔式の逆流防止
弁付シースイントロデューサーも同様の効果を有するの
で適時使用する。
以上、本考案によれば、1回の動脈の穿刺により複数の
カテーテルを挿入することができるため、患者に与える
苦痛が少なく、手技が簡素になり、動脈の穿刺による出
血が1カ所ですむため、患者に与える負担が少なくな
り、より繊細な造影像を得る手技が可能となる等の絶大
な効果を生じる。
カテーテルを挿入することができるため、患者に与える
苦痛が少なく、手技が簡素になり、動脈の穿刺による出
血が1カ所ですむため、患者に与える負担が少なくな
り、より繊細な造影像を得る手技が可能となる等の絶大
な効果を生じる。
しかして逆流防止弁部は小円孔が多数形成された第1弁
とこの小円孔に対応するT字孔または小縦孔を形成した
第2弁とを重合したもので形成されているから棒状体を
小円孔とT字孔又は小縦孔とで密着状態で挿通可能であ
り、弁体からの液体の洩れが防止されるのは勿論のこ
と、第1弁における小円孔の位置が明確であるのでダイ
レーターやカテーテル等の棒状体の挿入が容易であり、
一方の端面にのみ形成される第1の切込みとその他方の
端面にのみ形成される第2の切り込みとを設けてこれら
第1の切込みと第2の切込切り込みを内部において交差
させたものを複数形成したもののように一方の端面から
内部の交差位置がみづらいものに比べれば容易に挿入で
きる。
とこの小円孔に対応するT字孔または小縦孔を形成した
第2弁とを重合したもので形成されているから棒状体を
小円孔とT字孔又は小縦孔とで密着状態で挿通可能であ
り、弁体からの液体の洩れが防止されるのは勿論のこ
と、第1弁における小円孔の位置が明確であるのでダイ
レーターやカテーテル等の棒状体の挿入が容易であり、
一方の端面にのみ形成される第1の切込みとその他方の
端面にのみ形成される第2の切り込みとを設けてこれら
第1の切込みと第2の切込切り込みを内部において交差
させたものを複数形成したもののように一方の端面から
内部の交差位置がみづらいものに比べれば容易に挿入で
きる。
又本案の弁は2つの弁を重合して形成するものであって
1つの弁に左右から切込みを形成するものに比べれば容
易に弁が破損しない。
1つの弁に左右から切込みを形成するものに比べれば容
易に弁が破損しない。
第1図(イ)は2孔式逆流防止弁付シースイントロデュ
ーサーの側面図 第1図(ロ)2孔式逆流防止弁部、コネクター部及びシ
ース部にダイレーターを挿通した状態を示す断面図 第2図は2孔式逆流防止弁部の正面図 第3図(イ)は本考案の2孔式逆流防止弁部、コネクタ
ー部及びシース部にカテーテルを挿入した状態の断面図 第3図(ロ)は従来の逆流防止弁部、コネクター部およ
びシース部にカテーテルを挿入した状態の断面図 第4図は穿刺針の側面図 第5図(イ)は直線型ガイドワイヤの側面図 第5図(ロ)はJ型ガイドワイヤ側面図 第6図はダイレーターの側面図 第7図はカテーテルの側面図 第8図(イ)〜(ホ)は本考案の使用説明図 第9図(イ)は本考案の2孔式逆流防止弁付シースイン
トロデューサーを動脈に穿入した時の状態図 第9図(ロ)は従来の逆流防止付シースイントデューサ
ーを動脈へ穿入した時の状態図である。 1……2孔式逆流防止弁付シースイントデューサー 2……2孔式逆流防止弁部 3……シース部 9……ダイレーター 15……2孔式逆流防止弁 25……カテーテル 26……カテーテル
ーサーの側面図 第1図(ロ)2孔式逆流防止弁部、コネクター部及びシ
ース部にダイレーターを挿通した状態を示す断面図 第2図は2孔式逆流防止弁部の正面図 第3図(イ)は本考案の2孔式逆流防止弁部、コネクタ
ー部及びシース部にカテーテルを挿入した状態の断面図 第3図(ロ)は従来の逆流防止弁部、コネクター部およ
びシース部にカテーテルを挿入した状態の断面図 第4図は穿刺針の側面図 第5図(イ)は直線型ガイドワイヤの側面図 第5図(ロ)はJ型ガイドワイヤ側面図 第6図はダイレーターの側面図 第7図はカテーテルの側面図 第8図(イ)〜(ホ)は本考案の使用説明図 第9図(イ)は本考案の2孔式逆流防止弁付シースイン
トロデューサーを動脈に穿入した時の状態図 第9図(ロ)は従来の逆流防止付シースイントデューサ
ーを動脈へ穿入した時の状態図である。 1……2孔式逆流防止弁付シースイントデューサー 2……2孔式逆流防止弁部 3……シース部 9……ダイレーター 15……2孔式逆流防止弁 25……カテーテル 26……カテーテル
Claims (1)
- 【請求項1】逆流防止弁部、コネクター部、シース部に
ダイレーターやカテーテル等の棒状体が挿入されるシー
スイントロデューサーにおける逆流防止弁部を棒状体が
挿入される小円孔が多数形成された第1弁と、この小円
孔に対応するT字孔又は小縦孔を形成した第2弁とを重
合したもので構成してなる多孔式逆流防止弁付シースイ
ントロデューサー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989011487U JPH077971Y2 (ja) | 1989-02-03 | 1989-02-03 | 多孔式逆流防止弁付シースイントロデューサー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989011487U JPH077971Y2 (ja) | 1989-02-03 | 1989-02-03 | 多孔式逆流防止弁付シースイントロデューサー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0315533U JPH0315533U (ja) | 1991-02-15 |
JPH077971Y2 true JPH077971Y2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=31515008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989011487U Expired - Lifetime JPH077971Y2 (ja) | 1989-02-03 | 1989-02-03 | 多孔式逆流防止弁付シースイントロデューサー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077971Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61166877A (ja) * | 1985-01-17 | 1986-07-28 | Sumitomo Chem Co Ltd | 水膨潤性止水材 |
JP7481429B2 (ja) * | 2020-03-09 | 2024-05-10 | テルモ株式会社 | 留置カテーテル、医療用弁及びカテーテル組立体 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59164067A (ja) * | 1983-03-07 | 1984-09-17 | テルモ株式会社 | バル−ンカテ−テル |
JPS59131366A (ja) * | 1983-10-22 | 1984-07-28 | テルモ株式会社 | 弁体付連結具 |
-
1989
- 1989-02-03 JP JP1989011487U patent/JPH077971Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0315533U (ja) | 1991-02-15 |
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Date | Code | Title | Description |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |