JPH077908Y2 - 乾燥器 - Google Patents

乾燥器

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JPH077908Y2
JPH077908Y2 JP2721990U JP2721990U JPH077908Y2 JP H077908 Y2 JPH077908 Y2 JP H077908Y2 JP 2721990 U JP2721990 U JP 2721990U JP 2721990 U JP2721990 U JP 2721990U JP H077908 Y2 JPH077908 Y2 JP H077908Y2
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JP
Japan
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frame portion
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dryer
fitted
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保 村川
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保 村川
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、発熱部材を内蔵する面状発熱体を起倒自在と
して、懸垂乾燥、載置乾燥を極めて容易になし得るよう
にした乾燥器に関するものである。
(従来の技術) 従来、乾燥方式としては、密閉されたボックス内にドラ
ムを設け、このドラムを回転しつつ温風を送る温風ドラ
ム方式があり、この方式が現在欧米はもちろん、日本に
おいても主流となっている。
しかし、この温風ドラム方式は、密閉されたボックス内
で被乾燥物を乾燥するため、被乾燥物から放出される水
蒸気がボックス内に滞留し、飽和すると、もうそれ以上
被乾燥物を乾燥することができないこと、ドラムを回転
して被乾燥物をドラム内で激しく移動させるため、被乾
燥物の布地が痛んだり、シワになったりすること、ドラ
ムを回転しつつ温風を送るため、騒音が大きく、夜間の
使用には適さないこと等の致命的な欠点を有する。
そこで、このような、温風ドラム方式における種々の欠
点を解消するべく、本願考案者は、従来にない新方式の
乾燥器を考案した。この乾燥器は、上、下2つの面状発
熱体を懸吊状に設け、上段の面状発熱体を水平方向に移
動可能、又、上部に設けた耳軸状突起を軸として回動可
能としたものである(実公昭62−24223号公報)。
この乾燥器は、密閉されたボックスを有しないため、被
乾燥物から放出される水蒸気は空気中に放散され、被乾
燥物を完全に乾燥することができ、被乾燥物を懸垂また
は載置して乾燥するため、被乾燥物の布地が痛んだり、
シワになったりすることもなく、面状発熱体を発熱して
被乾燥物を乾燥するため、騒音もなく、夜間の使用にも
最適である。
(考案が解決しようとする課題) 然しながら、実公昭62−24223号公報記載の乾燥器は、
前記のような数々の利点を有するものの、上下2つの面
状発熱体を有し、また、水平枠部材、垂直枠部材等の多
数構成部材からなる支持体を有するため、乾燥器全体が
いまだ大型であり、構造も複雑であり、面状発熱体を懸
吊状に設けてあるため、保持安定性が十分でなく、電力
消費量もいまだ大である等の課題を残し、主としてベラ
ンダ、浴室等で使用するものであった。
本考案は、前記乾燥器をさらに改良し、乾燥器全体を小
型とし、構造を簡単とし、面状発熱体の保持安定性を向
上し、総じて乾燥器の取扱いを容易として面状発熱体表
面の温度を常時所定温度に保持し、無駄な電力消費を防
止するとともに、異常発熱時にあっても被乾燥物を焦損
することがなく居室等における使用にも十分適する乾燥
器を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本考案の乾燥器は、両側面
上部に嵌合凹部を形成し、両側面下部に環状凸部を形成
した中空の表面板内に、発熱部材を配設するとともにサ
ーモスタットと温度ヒューズとを内装した面状発熱体
と、左側フレーム部、右側フレーム部および連結フレー
ム部とより成り、前記左側フレーム部および右側フレー
ム部の内側面上部にばねにより押圧され、前記嵌合凹部
に嵌合自在とする球状体を具備し、前記左側フレーム部
および右側フレーム部の内側面下部に前記環状凸部を嵌
入する嵌合孔を穿設し、前記右側フレーム部の正面部に
タイマー、パイロットランプおよび電源スイッチを配置
し、前記右側フレーム部の内部に電源を設置してなるフ
レーム部とより成り、前記表面板の環状凸部を左側フレ
ーム部および右側フレーム部の前記嵌合孔に嵌入し、面
状発熱体を鉛直状態又は水平状態に起倒自在としたこと
を特徴とする乾燥器である。
(作用) 面状発熱体を起立させ、表面体の嵌合凹部とフレームに
備えた球状体とを嵌合させれば、面状発熱体は鉛直状態
となり、タオル、布等の被乾燥物を面状発熱体に懸垂し
て乾燥させることができる。
又、面状発熱体を前方に引けば、嵌合凹部と球状体との
嵌合ははずれ、表面板の環状凸部を軸として前方下方に
回動させ、表面板の正面下部を連結フレーム部の上面に
当接させれば、面状発熱体は水平状態となり、靴、手袋
等の被乾燥物を面状発熱体に載置して乾燥させることが
できる。
一方、鉛直、水平いずれの状態にあっても、常時サーモ
スタットにより面状発熱体表面は所定温度に保持され、
無駄な電力消費を防止するとともに、異常発熱時には、
温度ヒューズが切断され、電流を遮断し、面状発熱体の
異常発熱を防止し、被乾燥物の焦損を防止する。
(実施例) 本考案の実施例について図面を参照して説明する。
本考案の乾燥器1は第1図乃至第3図に示すように、面
状発熱体2とこれを支持するフレーム3とからなる。
面状発熱体2は、アルミニウム製の中空の表面板4に発
熱部材5を内蔵してある。
表面板4の両側面上部には嵌合凹部6を形成してあり、
両側面下部には環状凸部7を形成してある。
発熱部材5は合成樹脂被覆電熱線であって、第1図に示
すように、表面板4内に屈曲して配置し、表面板4表面
を均一に加熱するようにしてある。発熱部材5の両端は
前記表面板4の一方の環状凸部6を通って、表面板4外
に引き出してある。又、表面板4の正面略中央部にサー
モスタット8および温度ヒューズ9を内装し、常時発熱
部材5の温度を設定値に維持し、表面板4の温度を所定
温度に保持し、無駄な電力消費を防止するとともに、異
常電流が流れた場合にも、温度ヒューズ9が切断され
て、電流を遮断し、表面板4の異常加熱を防止するよう
になっている。
フレーム3は、左側フレーム部10、右側フレーム部11お
よび連結フレーム部12からなり、底部に脚部13を有す
る。
左側フレーム部10および右側フレーム部11の内側面上部
には小孔14を穿設し、この小孔14にばね15を嵌装し、こ
のばね15の先端に球状体16を当接し、前記表面板4の嵌
合凹部6にこの球状体16を嵌合自在としてある。
又、左側フレーム部10および右側フレーム部11の内側面
下部には、嵌合孔17を穿設し、この嵌合孔17に前記表面
板4の環状凸部7を嵌入してある。
従って、発熱部材5の両端は、一方の環状凸部7、嵌合
孔17を通って右側フレーム部11内に引き入れられ、右側
フレーム部11内に設置された電源17に接続されている。
このため、発熱部材5が乾燥器取扱い時に邪魔をするこ
とがない。
右側フレーム部11の正面部にはタイマー19、パイロット
ランプ20、電源スイッチ21が配設されている。タイマー
19は面状発熱体2の発熱時間を所望の時間に設定するた
めのものであり、パイロットランプ20は面状発熱体2へ
の通電時には点灯し、通電停止時には消燈し、使用者に
通電の有無を知らせるものであり、電源スイッチ21は電
源の入切をするものである。
さらに、右側フレーム部11の外側面より接続コード22を
引き出してある。
本考案の乾燥器1は以上のような構成となっており、第
1図に示すように、面状発熱体2を起立状態させ、表面
板4の嵌合凹部6とフレーム3に備えた球状体16とを嵌
合させれば、表面板4の嵌合凹部6はばね15の弾力によ
り球状体16から圧力を受け、面状発熱体2は鉛直状態に
保持される。この場合には、タオル、布等の被乾燥物を
面状発熱体2に懸垂して乾燥させることができる。
一方、面状発熱体2をやや強く前方に引けば、嵌合凹部
6と球状体16との嵌合ははずれ、環状凸部7を軸として
面状発熱体2は前方下方に回動し、表面板4の正面下部
を連結フレーム部12の上面に当接させれば、第2図に示
すように、面状発熱体2は水平状態に安定保持される。
この場合には、靴、手袋等の懸垂し得ない被乾燥物を面
状発熱体2に載置して乾燥させることができる。
そして、いずれの状態にあっても、常時サーモスタット
8により面状発熱体2表面を所定温度に保持し、無駄な
電力消費を防止するとともに、異常発熱時には、温度ヒ
ューズ9が切断され、電流を遮断するから、面状発熱体
2が異常発熱することはなく、被乾燥物を焦損すること
を防止する。
(考案の効果) 本考案の乾燥器は、乾燥器全体が小型であり構造は簡単
であり、面状発熱体の保持安定性も良好であり、面状発
熱体の鉛直状態、水平状態の切換えも面状発熱体を把持
して前方又は後方に回動するだけなので極めて容易であ
り、被乾燥物を適切な状態で乾燥させることができる。
又、面状発熱体内にサーモスタット、温度ヒューズを内
装したから、常時、所定温度で被乾燥物を乾燥し得、無
駄な電力消費を防止するとともに、異常発熱時には、即
座に電流を遮断し、面状発熱体は異常発熱することはな
いので、被乾燥物を焦損することはない。
従って、居室、寝室等における使用に最適であり、夜間
においても十分安心して使用することができ、就寝前に
被乾燥物を面状発熱体に懸垂または載置し、タイマーを
設定しておけば、翌朝被乾燥物は完全に乾燥しており、
即着用することができる。また、本乾燥器は壁面に密着
して載置することができ、持運びも便利であり、取扱い
が極めて容易である。さらには、乾燥器としてのみなら
ず、保温、暖房器として、被乾燥物の放出する水蒸気に
より、加湿器として使用することもでき、通電停止時に
おいては、ハンガーとして使用することもできるという
数々の機能を有するものである。
さらに、表面板をアルミニウム製としてあるから、昼
間、窓際において使用すれば、太陽熱を良好に吸収し、
併用乾燥ができるため、被乾燥物をより早く乾燥するこ
とができるとともに、電力消費量をさらに少くすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は乾燥器の正面図、第2図は同・側面図、第3図
は同・組立状態を示す説明図である。 1…乾燥器、2…面状発熱体、3…フレーム、4…表面
板、5…発熱部材、6…嵌合凹部、7…環状凸部、8…
サーモスタット、9…温度ヒューズ、10…左側フレーム
部、11…右側フレーム部、12…連結フレーム部、15…ば
ね、16…球状体、17…嵌合孔、18…電源、19…タイマ
ー、20…パイロットランプ、21…電源スイッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側面上部に嵌合凹部を形成し、両側面下
    部に環状凸部を形成した中空の表面板内に、発熱部材を
    配設するとともにサーモスタットと温度ヒューズとを内
    装した面状発熱体と、左側フレーム部、右側フレーム部
    および連結フレーム部とより成り、前記左側フレーム部
    および右側フレーム部の内側面上部にばねにより押圧さ
    れ、前記嵌合凹部に嵌合自在とする球状体を具備し、前
    記左側フレーム部および右側フレーム部の内側面下部に
    前記環状凸部を嵌入する嵌合孔を穿設し、前記右側フレ
    ーム部の正面部にタイマー、パイロットランプおよび電
    源スイッチを配置し、前記右側フレーム部の内部に電源
    を設置してなるフレーム部とより成り、前記表面板の環
    状凸部を左側フレーム部および右側フレーム部の前記嵌
    合孔に嵌入し、面状発熱体を鉛直状態又は水平状態に起
    倒自在としたことを特徴とする乾燥器。
JP2721990U 1990-03-19 1990-03-19 乾燥器 Expired - Lifetime JPH077908Y2 (ja)

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JP2721990U JPH077908Y2 (ja) 1990-03-19 1990-03-19 乾燥器

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JP2721990U JPH077908Y2 (ja) 1990-03-19 1990-03-19 乾燥器

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Publication Number Publication Date
JPH03119394U JPH03119394U (ja) 1991-12-09
JPH077908Y2 true JPH077908Y2 (ja) 1995-03-01

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ID=31530085

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JP2721990U Expired - Lifetime JPH077908Y2 (ja) 1990-03-19 1990-03-19 乾燥器

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JP5179977B2 (ja) * 2008-07-08 2013-04-10 東京瓦斯株式会社 布団乾燥装置

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