JP3097827U - スタンド式物干し器 - Google Patents
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Abstract
【課題】風力や気温が不十分で、自然乾燥によっては乾燥し難い時に大いに役立ち、又、“ドラム型洗濯機”タイプの電熱乾燥機の既述の如き多くの難点も大幅に改善した、温風発生部及び洗濯物を覆う保温カバーを備たスタンド式物干し器を提供する。
【解決手段】基台部に立設した支柱部と、基台部に組込んだ温風発生部と、支柱部の上部に組付けられて洗濯物を引っ掛けるハンガー部とを備えた物干し器本体と、支柱部の上端に着脱自在に取付けられて、ハンガー部に掛けた洗濯物の全体を覆う保温カバーとを備えることを特徴とする。
そして、基台部の直上に、円錐形乃至は角錐形を成して通気性を有する安全カバーを配設することにより、万一、ハンガー部から洗濯物がズリ落ちても、ヒーターを内蔵する基台部に直接触れない様にしたことも特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】基台部に立設した支柱部と、基台部に組込んだ温風発生部と、支柱部の上部に組付けられて洗濯物を引っ掛けるハンガー部とを備えた物干し器本体と、支柱部の上端に着脱自在に取付けられて、ハンガー部に掛けた洗濯物の全体を覆う保温カバーとを備えることを特徴とする。
そして、基台部の直上に、円錐形乃至は角錐形を成して通気性を有する安全カバーを配設することにより、万一、ハンガー部から洗濯物がズリ落ちても、ヒーターを内蔵する基台部に直接触れない様にしたことも特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、温風発生用の電熱ヒーター及びフアンと、ハンガー部に吊り下げた洗濯物の全体に覆い被せる様にして着脱自在に取付けられる保温カバーとを備えて、乾燥性能に優れながら電力消費量が少なく、保管・運搬時にはコンパクトに分解することも出来るスタンド式物干し器に関する。
【0002】
【従来の技術】
天気の良い日には戸外に据え置き、雨が降れば屋内でも使える様にしたスタンド式物干し器は、従来から様々なものが考えられて来た。
例えば、洋傘の骨格の様な形態を備えたハンガー部を、スタンド付きのポールに組付けたものがある。
或いは、この様なハンガー部を、ベランダの天井部の梁に吊り下げる様にしたものもある。
これ等の物干し器は、そのいずれもが、自然の風や気温に頼って洗濯物を乾かしている。
その一方で、“ドラム型洗濯機”タイプの、電熱ヒーターを用いた電熱乾燥機も普及している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
然しながら、上記の様に自然の風や気温に頼って乾燥させるタイプの、従来のスタンド式や吊下式の物干し器は、多数の洗濯物を混み合った状態でハンガーに掛けることもあって、気温の低い時や、風力が弱い時、或いは、雨天の日や、日陰で使う時には、乾きが甚だ遅い。
そして、“ドラム型洗濯機”タイプの電熱乾燥機は、高価である、電力消費量が多い、衣類同士がこすれ合って傷む、洗濯物にしわが付く、かなりの置き場所を要する等の、少なからぬ難点があった。
【0004】
そこで、本考案の目的は、風力や気温が不十分で、自然乾燥に頼っては乾燥し難い時に大いに役立ち、又、“ドラム型洗濯機”タイプの電熱乾燥機の上述の如き多くの難点もほぼ解消させた、電熱式の温風発生部及び洗濯物を覆う保温カバーを備たスタンド式物干し器を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する為の、本考案によるスタンド式物干し器は、
温風発生部を組込んだ基台部と、基台部に立設した支柱部と、支柱部の上部に組付けられて洗濯物を引っ掛けるハンガー部とを備えた物干し器本体と、
支柱部の上端に着脱自在に取付けられて、ハンガー部に掛けた洗濯物の全体を覆う保温カバーとを備えることを特徴とする。
【0006】
そして、保温カバーの頂面中央部に設けた挿通孔を通して、保温カバーの固定用の止栓又は止螺を、支柱部の頂端開口部に嵌着又螺止させる様にしたことも特徴とする。
又、基台部の直上に、円錐形乃至は角錐形を成して通気性を有する安全カバーを配設することにより、万一、ハンガー部から洗濯物がズリ落ちても、ヒーターを内蔵する基台部に直接触れない様にしたことも特徴とする。
更に、支柱部の中間高さ位置に、洗濯物の小物を引っ掛ける為の補助ハンガーを着脱自在に取付けたことも特徴とする。
ハンガー部は、洋傘の骨組状に形成し、その放射状に配置されたアームの部分に、洋服掛けのフック部を掛止させたり、洗濯挟みを取付ける様にするとよい。
或いは、ハンガー部は、外周リングと複数本のスポークとを備えた車輪状に形成してもよい。
そして、ハンガー部を、支柱部に沿って上下動自在に組付けると共に、任意の高さ位置で固定させる固定手段を付設してもよい。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の具体的な構成に就いて、図面を参照しながら説明する。
先ず、図1〜図5に、本考案による第1実施例のスタンド式物干し器(以後、単に「物干し器」と言う)を示した。
物干し器は、図1に示した物干し器本体101と、図3に示した保温カバー200とから成る。
保温カバー200は、図2に示した様にハンガー部に洗濯物を吊した物干し器本体101に、図3に示した様に覆い被せて用いるものである。
【0008】
物干し器本体101の概略の構成は、図1に示した様に、温風発生部(図示略)を内蔵する基台部Aに支柱部Bを立設し、その上端部に洗濯物を引っ掛ける為のハンガー部Cを組付けている。
保温カバー200は、後述する様にして、支柱部Bの上端に着脱自在に固定される。
【0009】
次に、この実施例の物干し器の細部の構造に就いて、順次説明する。
先ず、基台部Aは、図1に示した様に、円盤形のケース状をした基盤体1に、3本の棒状脚2を着脱自在に三脚状に螺じ込んだ形態を備えている。
そして、基盤体1の内空部には、電熱ヒーターで熱せられた空気を、フアンによって吹き上げさせる様に構成した温風発生部を組込んでいる。
又、ケース状の基盤体1の下面には吸気口を、頂面には温風吹出口を設けている(図示略)。
【0010】
基盤体1には、使用中の物干し器本体101に被せた保温カバー200の中の湿度を検知する湿度センサと、検知した湿度が設定レベル以下に下がると、電熱ヒーターへの通電を断つ通電制御部を付設するとよい。
或いは、任意に設定した時間の経過後に通電を断つ、通電タイマーや、温風の温度調節用のボリューム等を設けてもよい。
【0011】
支柱部Bは、上下に2分割されたパイプ材から成り、図1に示した様に、その下側支柱3Aと上側支柱3Bとを、螺込式に着脱自在に連結させている。
下側支柱3Aの下端は、基盤体1に螺込式に着脱自在に連結されている。
【0012】
この実施例のハンガー部Cは、図1に示した様に、洋傘の骨組状に形成されており、水平向きに放射状に配置された複数本のアーム4に、図2に示した様に、衣類ハンガーHのフックを引っ掛けられる様にしている。
5は棒状のリンク部材で、アーム4を受け支えると共に、各アーム4を洋傘の骨組状に同時に展開・折畳作動させる役割を果たす。
尚、アーム4には、洗濯挟みの類を取付けてもよい。
【0013】
支柱部Bの2分割箇所には、図1に示した様に、洗濯物の小物を引っ掛ける為の補助ハンガーDを着脱自在に取付けている
この実施例の補助ハンガーDは、下側支柱3Aと上側支柱3Bと間に挿嵌状態で挟み込まれる挿嵌リング6に、平面視H形に形成されたH形アーム7を取付けた構成を備えている。
H形アーム7にも、洗濯挟みの類を垂設してもよい。
補助ハンガーDの形態は図示に限られず、適宜に設計変更しても勿論よい。
【0014】
更に、ハンガー部Cは、上側支柱3Bに沿って上下動自在に組付けると共に、任意の高さ位置で固定させる為の固定手段を付設してもよい。
例えば、図1に示した様に、上側支柱3Bには、その上下方向に所定間隔を隔てて係合孔8を設ける。
【0015】
一方、洋傘の骨組状のハンガー部Cの構成部材であって、上側支柱3Bに遊嵌されている摺動筒9には、バネ力により上側支柱3Bに向けて押圧付勢された、係合ノブ10を組付けている。
そして、この複数の係合孔8と、そのいずかに選択的に押し込まれる係合ノブ10との組み合わせによって、上記の固定手段が構成されている。
【0016】
基台部Aの直上箇所には、図5及び図6に示した様に、円錐形(或いは、角錐形)をした安全カバーEを、支柱部Bと同軸状に組付けている。
尚、図1,図2では、安全カバーEの図示を省略している。
安全カバーEは耐熱材料で作られており、基盤体1に設けた前述の温風吹出口から吹き出す温風の上昇を妨げない様に、通気性のある籠状に形成している。
【0017】
次に、保温カバー200は、図2に示した状態の使用中の物干し器本体101に、図3に示した様に覆い被せて、乾燥用の温風の無駄な散逸を防ぎ洗濯物の
乾わきを促進させると共、電力の無駄使いを防ぐ役割を果たすものである。
【0018】
この実施例の保温カバー200は、適度の通気性と良好な断熱性とを併せ備えた布製で、その形状は、図3に示した様に、周壁面11、頂面12及び底面13を備えた、円筒形の袋状に形成されている。
そして、図5示した様に、底面13には基盤体1よりは幾分大きい刳抜孔13aを設けている。
【0019】
又、周壁面11から底面13に掛けて、ジッパー付きの一条の切れ目14を設けて、保温カバー200を、この切れ目14に沿って切り開ける様にしている。
尚、周壁面11の上端側の周縁部には、ピアノ線等で作られた形状保持用リング(図示略)を縫い込んでもよい。
【0020】
更に、図3,図4に示した様に、頂面12の中央部には、保温カバー200の固定用の止栓15を挿通させる為の、鳩目付きの挿通孔16を設けている。
物干し器本体101に覆い被せた保温カバー200は、その頂面の挿通孔16に差し込んだ止栓15を、パイプ状の支柱部Bの頂端開口部b(図4参照)に緊密に嵌着させることによって、支柱部Bの上端に着脱自在に固着させることが出来る。 尚、止栓15に替えて、螺込式の止螺としてもよい。
【0021】
次に、この実施例の物干し器の使い方に就いて、その一例を説明する。
物干し器本体101は、上記の様に複数の部品を、螺止式に着脱自在に連結し合体させた構成を備えている。
その為、物干し器の保管・輸送時には、物干し器本体101を、基盤体1と、3本の棒状脚2と、下側支柱3Aと、折畳んだ状態のハンガー部Cが一体に取付けられた上側支柱3Bと、補助ハンガーDとに分解して、コンパクトにまとめることが出来る。
【0022】
この分解された複数の部品は、螺じ込み操作を行うだけで、図1に示した状態に、簡単・迅速に組立てることが出来て、工具の類は不要である。
組上がった物干し器本体101には、先ず、補助ハンガーDに、靴下等の小物を洗濯挟みを使って吊り下げたうえ、図2に示した様に、ハンガー部Cの各アーム4に、衣服を掛けた衣類ハンガーHを吊す等すればよい。
【0023】
物干し器本体101に洗濯物を掛け終えたら、保温カバー200を、切れ目14のジッパーを開いた状態にして物干し器本体101に覆い被せたうえ、ジッパーを閉ざせば、洗濯物全体が保温カバー200の中に包み込まれる(図2参照)。
そこで、頂面12の真ん中の挿通孔16を、支柱部Bの頂端開口部bに重ね合わせたうえ、図3に示した様に、止栓15を、挿通孔16を通して頂端開口部bに緊密に挿し込む。
これによって、保温カバー200を、ズレ動かない様に支柱部Bの上端にしっかり固定させることが出来て、物干し器の使用準備は完了する。
【0024】
そこで、基盤体1に設けてある電源スイッチを投入すると、電熱ヒーターとファンに通電されて、基盤体1の上面の温風吹出口から、適温に熱された乾燥用の温風が、保温カバー200の内空部に向けて、継続的に吹き込まれる。
【0025】
洗濯物は、保温カバー200で包み込むことによって、温風発生部から吹き上げられて来る温風を、暫時、このカバー内に封じ込めることが出来る。
これによって、電熱ヒーターからの発生熱の無駄な散逸が抑制されて、洗濯物への伝熱効率を顕著に高められる。
洗濯物から蒸発した水分を含んで湿った空気は、継続して吹き上がって来る温風に押しやられ、布製の保温カバー200の織り目を通して保温カバー200の外に排出される。
【0026】
ところで、温風発生部への通電中の知らないうちに、洗濯物が何等かのはずみで、ハンガー部Cや補助ハンガーDからズレ落ちてしまう恐れも、無しとしない。
その様な場合に備えて、電熱ヒーターを収めた基盤体1の直上には、図5に示した様に、通気性のある円錐形の安全カバーEを配設している。
【0027】
その為、万一、上記の様に洗濯物がズレ落ちても、その下側に位置してかなり熱くなっている基盤体1に引っ掛かることなく、安全カバーEの円錐形斜面に沿って、基盤体1の外周りに滑り落ちてしまう。
従って、熱されている基盤体1に引っ掛かった洗濯物が、過熱されて燃え出す恐れを未然に防ぐことが出来る。
【0028】
時間の経過に連れて、保温カバー200内の湿度が設定レベル以下に下がったことを、付設の湿度センサが検知すると、この検知信号に基づいて温風発生部への通電が断たれ、同時に、音やランプによる乾燥終了のシグナルを発する。
通電タイマーを用いた場合には、設定時間が経過すると温風発生部への通電が断たれる。
【0029】
次に、図6に、物干し器本体の別の実施例を示した。
この実施例の物干し器本体102が、上記実施例の物干し器本体101と異なる点は、ハンガー部Cの構造に就いてだけである。
即ち、この実施例のハンガー部Cは、外周リング21と、複数本のスポーク22とを備えた車輪状に形成されている。
そして、外周リング21に、衣類ハンガーHを引っ掛けられる様にしている。
【0030】
【考案の効果】
以上の説明によって明らかな様に、本考案によるスタンド式物干し器は、既存品に比べて、以下に列挙した如き実用上のより優れた多くの長所を備えている。
(a) 基台部に組込んだ温風発生部から吹き上げられる温風によって、気温の低い時や湿度の高い時でも、迅速に洗濯物を乾かすことが出来る。
(b) 物干し器本体に、保温カバーを覆い被せることによって、洗濯物への伝熱効率を顕著に高められる。
(c) その分、電熱ヒーターとフアンとを備えた温風発生部の電力消費量を目立って節減出来る。
(d) 支柱部に取付けたハンガー部及び補助ハンガーによって、保温カバー内の限られた空間に多量の洗濯物を効率的に収められる。
(e) 保温カバーは、ズレ動かない様に、支柱部の上端に簡単・迅速に固定出来、又、取外せる。
(f) 乾燥中に、万一、洗濯物が何らかのはずみでハンガーからズレ落ちても、基盤体の直上に配設した円錐形の安全カバーによって、洗濯物がヒーターを内蔵する基盤体に引っ掛かる恐れを無くせる。
(g) ハンガー部は、その高さ位置を任意に変えられ、又、補助ハンガーは脱・着出来るので、使い勝手がよい。
(h)物干し器本体は、複数の部品を互いに螺止連結して組立られており、洋傘の骨組状に形成したハンガー部、及び保温カバーは折畳めるので、保管・輸送時には、極めてコンパクトにまとめられる。
(i)“ドラム型洗濯機”タイプの電熱乾燥機に比べて、遙かに安く提供出来、電力消費量も少なく、衣類同士がこすれ合って傷むことも無く、洗濯物にしわが付かない。又、設置スペースの確保に困ることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すもので、組立済みの物干し器本体の斜視図である。
【図2】同上、物干し器本体のハンガー部に洗濯物を掛けた状態の斜視図である。
【図3】同上、図2に示した状態の物干し器本体に、保温カバーを覆い被せた状態の斜視図である。
【図4】同上、覆い被せた保温カバーを、支柱部の上端に固定させる機構を説明した部分斜視図である。
【図5】同上、安全カバーの配設状態を示した部分斜視図である。
【図6】ハンガー部の構造が異なる、別の実施例としての物干し器本体に就いての、図2相当図である。
【符号の説明】
101,102 物干し器本体
200 保温カバー
A 基台部
B 支柱部
C ハンガー部
D 補助ハンガー
E 安全カバー
H 衣類ハンガー
1 基盤体
2 棒状脚
3A 下側支柱
3B 上側支柱
4 アーム
5 リンク部材
6 挿嵌リング
7 H形アーム
8 係合孔
9 摺動筒
10 係合ノブ
11 周壁面
12 頂面
13 底面
14 切れ目
15 止栓
16 挿通孔
21 周縁リング
22 スポーク
b 頂端開口部
【考案の属する技術分野】
本考案は、温風発生用の電熱ヒーター及びフアンと、ハンガー部に吊り下げた洗濯物の全体に覆い被せる様にして着脱自在に取付けられる保温カバーとを備えて、乾燥性能に優れながら電力消費量が少なく、保管・運搬時にはコンパクトに分解することも出来るスタンド式物干し器に関する。
【0002】
【従来の技術】
天気の良い日には戸外に据え置き、雨が降れば屋内でも使える様にしたスタンド式物干し器は、従来から様々なものが考えられて来た。
例えば、洋傘の骨格の様な形態を備えたハンガー部を、スタンド付きのポールに組付けたものがある。
或いは、この様なハンガー部を、ベランダの天井部の梁に吊り下げる様にしたものもある。
これ等の物干し器は、そのいずれもが、自然の風や気温に頼って洗濯物を乾かしている。
その一方で、“ドラム型洗濯機”タイプの、電熱ヒーターを用いた電熱乾燥機も普及している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
然しながら、上記の様に自然の風や気温に頼って乾燥させるタイプの、従来のスタンド式や吊下式の物干し器は、多数の洗濯物を混み合った状態でハンガーに掛けることもあって、気温の低い時や、風力が弱い時、或いは、雨天の日や、日陰で使う時には、乾きが甚だ遅い。
そして、“ドラム型洗濯機”タイプの電熱乾燥機は、高価である、電力消費量が多い、衣類同士がこすれ合って傷む、洗濯物にしわが付く、かなりの置き場所を要する等の、少なからぬ難点があった。
【0004】
そこで、本考案の目的は、風力や気温が不十分で、自然乾燥に頼っては乾燥し難い時に大いに役立ち、又、“ドラム型洗濯機”タイプの電熱乾燥機の上述の如き多くの難点もほぼ解消させた、電熱式の温風発生部及び洗濯物を覆う保温カバーを備たスタンド式物干し器を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する為の、本考案によるスタンド式物干し器は、
温風発生部を組込んだ基台部と、基台部に立設した支柱部と、支柱部の上部に組付けられて洗濯物を引っ掛けるハンガー部とを備えた物干し器本体と、
支柱部の上端に着脱自在に取付けられて、ハンガー部に掛けた洗濯物の全体を覆う保温カバーとを備えることを特徴とする。
【0006】
そして、保温カバーの頂面中央部に設けた挿通孔を通して、保温カバーの固定用の止栓又は止螺を、支柱部の頂端開口部に嵌着又螺止させる様にしたことも特徴とする。
又、基台部の直上に、円錐形乃至は角錐形を成して通気性を有する安全カバーを配設することにより、万一、ハンガー部から洗濯物がズリ落ちても、ヒーターを内蔵する基台部に直接触れない様にしたことも特徴とする。
更に、支柱部の中間高さ位置に、洗濯物の小物を引っ掛ける為の補助ハンガーを着脱自在に取付けたことも特徴とする。
ハンガー部は、洋傘の骨組状に形成し、その放射状に配置されたアームの部分に、洋服掛けのフック部を掛止させたり、洗濯挟みを取付ける様にするとよい。
或いは、ハンガー部は、外周リングと複数本のスポークとを備えた車輪状に形成してもよい。
そして、ハンガー部を、支柱部に沿って上下動自在に組付けると共に、任意の高さ位置で固定させる固定手段を付設してもよい。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の具体的な構成に就いて、図面を参照しながら説明する。
先ず、図1〜図5に、本考案による第1実施例のスタンド式物干し器(以後、単に「物干し器」と言う)を示した。
物干し器は、図1に示した物干し器本体101と、図3に示した保温カバー200とから成る。
保温カバー200は、図2に示した様にハンガー部に洗濯物を吊した物干し器本体101に、図3に示した様に覆い被せて用いるものである。
【0008】
物干し器本体101の概略の構成は、図1に示した様に、温風発生部(図示略)を内蔵する基台部Aに支柱部Bを立設し、その上端部に洗濯物を引っ掛ける為のハンガー部Cを組付けている。
保温カバー200は、後述する様にして、支柱部Bの上端に着脱自在に固定される。
【0009】
次に、この実施例の物干し器の細部の構造に就いて、順次説明する。
先ず、基台部Aは、図1に示した様に、円盤形のケース状をした基盤体1に、3本の棒状脚2を着脱自在に三脚状に螺じ込んだ形態を備えている。
そして、基盤体1の内空部には、電熱ヒーターで熱せられた空気を、フアンによって吹き上げさせる様に構成した温風発生部を組込んでいる。
又、ケース状の基盤体1の下面には吸気口を、頂面には温風吹出口を設けている(図示略)。
【0010】
基盤体1には、使用中の物干し器本体101に被せた保温カバー200の中の湿度を検知する湿度センサと、検知した湿度が設定レベル以下に下がると、電熱ヒーターへの通電を断つ通電制御部を付設するとよい。
或いは、任意に設定した時間の経過後に通電を断つ、通電タイマーや、温風の温度調節用のボリューム等を設けてもよい。
【0011】
支柱部Bは、上下に2分割されたパイプ材から成り、図1に示した様に、その下側支柱3Aと上側支柱3Bとを、螺込式に着脱自在に連結させている。
下側支柱3Aの下端は、基盤体1に螺込式に着脱自在に連結されている。
【0012】
この実施例のハンガー部Cは、図1に示した様に、洋傘の骨組状に形成されており、水平向きに放射状に配置された複数本のアーム4に、図2に示した様に、衣類ハンガーHのフックを引っ掛けられる様にしている。
5は棒状のリンク部材で、アーム4を受け支えると共に、各アーム4を洋傘の骨組状に同時に展開・折畳作動させる役割を果たす。
尚、アーム4には、洗濯挟みの類を取付けてもよい。
【0013】
支柱部Bの2分割箇所には、図1に示した様に、洗濯物の小物を引っ掛ける為の補助ハンガーDを着脱自在に取付けている
この実施例の補助ハンガーDは、下側支柱3Aと上側支柱3Bと間に挿嵌状態で挟み込まれる挿嵌リング6に、平面視H形に形成されたH形アーム7を取付けた構成を備えている。
H形アーム7にも、洗濯挟みの類を垂設してもよい。
補助ハンガーDの形態は図示に限られず、適宜に設計変更しても勿論よい。
【0014】
更に、ハンガー部Cは、上側支柱3Bに沿って上下動自在に組付けると共に、任意の高さ位置で固定させる為の固定手段を付設してもよい。
例えば、図1に示した様に、上側支柱3Bには、その上下方向に所定間隔を隔てて係合孔8を設ける。
【0015】
一方、洋傘の骨組状のハンガー部Cの構成部材であって、上側支柱3Bに遊嵌されている摺動筒9には、バネ力により上側支柱3Bに向けて押圧付勢された、係合ノブ10を組付けている。
そして、この複数の係合孔8と、そのいずかに選択的に押し込まれる係合ノブ10との組み合わせによって、上記の固定手段が構成されている。
【0016】
基台部Aの直上箇所には、図5及び図6に示した様に、円錐形(或いは、角錐形)をした安全カバーEを、支柱部Bと同軸状に組付けている。
尚、図1,図2では、安全カバーEの図示を省略している。
安全カバーEは耐熱材料で作られており、基盤体1に設けた前述の温風吹出口から吹き出す温風の上昇を妨げない様に、通気性のある籠状に形成している。
【0017】
次に、保温カバー200は、図2に示した状態の使用中の物干し器本体101に、図3に示した様に覆い被せて、乾燥用の温風の無駄な散逸を防ぎ洗濯物の
乾わきを促進させると共、電力の無駄使いを防ぐ役割を果たすものである。
【0018】
この実施例の保温カバー200は、適度の通気性と良好な断熱性とを併せ備えた布製で、その形状は、図3に示した様に、周壁面11、頂面12及び底面13を備えた、円筒形の袋状に形成されている。
そして、図5示した様に、底面13には基盤体1よりは幾分大きい刳抜孔13aを設けている。
【0019】
又、周壁面11から底面13に掛けて、ジッパー付きの一条の切れ目14を設けて、保温カバー200を、この切れ目14に沿って切り開ける様にしている。
尚、周壁面11の上端側の周縁部には、ピアノ線等で作られた形状保持用リング(図示略)を縫い込んでもよい。
【0020】
更に、図3,図4に示した様に、頂面12の中央部には、保温カバー200の固定用の止栓15を挿通させる為の、鳩目付きの挿通孔16を設けている。
物干し器本体101に覆い被せた保温カバー200は、その頂面の挿通孔16に差し込んだ止栓15を、パイプ状の支柱部Bの頂端開口部b(図4参照)に緊密に嵌着させることによって、支柱部Bの上端に着脱自在に固着させることが出来る。 尚、止栓15に替えて、螺込式の止螺としてもよい。
【0021】
次に、この実施例の物干し器の使い方に就いて、その一例を説明する。
物干し器本体101は、上記の様に複数の部品を、螺止式に着脱自在に連結し合体させた構成を備えている。
その為、物干し器の保管・輸送時には、物干し器本体101を、基盤体1と、3本の棒状脚2と、下側支柱3Aと、折畳んだ状態のハンガー部Cが一体に取付けられた上側支柱3Bと、補助ハンガーDとに分解して、コンパクトにまとめることが出来る。
【0022】
この分解された複数の部品は、螺じ込み操作を行うだけで、図1に示した状態に、簡単・迅速に組立てることが出来て、工具の類は不要である。
組上がった物干し器本体101には、先ず、補助ハンガーDに、靴下等の小物を洗濯挟みを使って吊り下げたうえ、図2に示した様に、ハンガー部Cの各アーム4に、衣服を掛けた衣類ハンガーHを吊す等すればよい。
【0023】
物干し器本体101に洗濯物を掛け終えたら、保温カバー200を、切れ目14のジッパーを開いた状態にして物干し器本体101に覆い被せたうえ、ジッパーを閉ざせば、洗濯物全体が保温カバー200の中に包み込まれる(図2参照)。
そこで、頂面12の真ん中の挿通孔16を、支柱部Bの頂端開口部bに重ね合わせたうえ、図3に示した様に、止栓15を、挿通孔16を通して頂端開口部bに緊密に挿し込む。
これによって、保温カバー200を、ズレ動かない様に支柱部Bの上端にしっかり固定させることが出来て、物干し器の使用準備は完了する。
【0024】
そこで、基盤体1に設けてある電源スイッチを投入すると、電熱ヒーターとファンに通電されて、基盤体1の上面の温風吹出口から、適温に熱された乾燥用の温風が、保温カバー200の内空部に向けて、継続的に吹き込まれる。
【0025】
洗濯物は、保温カバー200で包み込むことによって、温風発生部から吹き上げられて来る温風を、暫時、このカバー内に封じ込めることが出来る。
これによって、電熱ヒーターからの発生熱の無駄な散逸が抑制されて、洗濯物への伝熱効率を顕著に高められる。
洗濯物から蒸発した水分を含んで湿った空気は、継続して吹き上がって来る温風に押しやられ、布製の保温カバー200の織り目を通して保温カバー200の外に排出される。
【0026】
ところで、温風発生部への通電中の知らないうちに、洗濯物が何等かのはずみで、ハンガー部Cや補助ハンガーDからズレ落ちてしまう恐れも、無しとしない。
その様な場合に備えて、電熱ヒーターを収めた基盤体1の直上には、図5に示した様に、通気性のある円錐形の安全カバーEを配設している。
【0027】
その為、万一、上記の様に洗濯物がズレ落ちても、その下側に位置してかなり熱くなっている基盤体1に引っ掛かることなく、安全カバーEの円錐形斜面に沿って、基盤体1の外周りに滑り落ちてしまう。
従って、熱されている基盤体1に引っ掛かった洗濯物が、過熱されて燃え出す恐れを未然に防ぐことが出来る。
【0028】
時間の経過に連れて、保温カバー200内の湿度が設定レベル以下に下がったことを、付設の湿度センサが検知すると、この検知信号に基づいて温風発生部への通電が断たれ、同時に、音やランプによる乾燥終了のシグナルを発する。
通電タイマーを用いた場合には、設定時間が経過すると温風発生部への通電が断たれる。
【0029】
次に、図6に、物干し器本体の別の実施例を示した。
この実施例の物干し器本体102が、上記実施例の物干し器本体101と異なる点は、ハンガー部Cの構造に就いてだけである。
即ち、この実施例のハンガー部Cは、外周リング21と、複数本のスポーク22とを備えた車輪状に形成されている。
そして、外周リング21に、衣類ハンガーHを引っ掛けられる様にしている。
【0030】
【考案の効果】
以上の説明によって明らかな様に、本考案によるスタンド式物干し器は、既存品に比べて、以下に列挙した如き実用上のより優れた多くの長所を備えている。
(a) 基台部に組込んだ温風発生部から吹き上げられる温風によって、気温の低い時や湿度の高い時でも、迅速に洗濯物を乾かすことが出来る。
(b) 物干し器本体に、保温カバーを覆い被せることによって、洗濯物への伝熱効率を顕著に高められる。
(c) その分、電熱ヒーターとフアンとを備えた温風発生部の電力消費量を目立って節減出来る。
(d) 支柱部に取付けたハンガー部及び補助ハンガーによって、保温カバー内の限られた空間に多量の洗濯物を効率的に収められる。
(e) 保温カバーは、ズレ動かない様に、支柱部の上端に簡単・迅速に固定出来、又、取外せる。
(f) 乾燥中に、万一、洗濯物が何らかのはずみでハンガーからズレ落ちても、基盤体の直上に配設した円錐形の安全カバーによって、洗濯物がヒーターを内蔵する基盤体に引っ掛かる恐れを無くせる。
(g) ハンガー部は、その高さ位置を任意に変えられ、又、補助ハンガーは脱・着出来るので、使い勝手がよい。
(h)物干し器本体は、複数の部品を互いに螺止連結して組立られており、洋傘の骨組状に形成したハンガー部、及び保温カバーは折畳めるので、保管・輸送時には、極めてコンパクトにまとめられる。
(i)“ドラム型洗濯機”タイプの電熱乾燥機に比べて、遙かに安く提供出来、電力消費量も少なく、衣類同士がこすれ合って傷むことも無く、洗濯物にしわが付かない。又、設置スペースの確保に困ることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すもので、組立済みの物干し器本体の斜視図である。
【図2】同上、物干し器本体のハンガー部に洗濯物を掛けた状態の斜視図である。
【図3】同上、図2に示した状態の物干し器本体に、保温カバーを覆い被せた状態の斜視図である。
【図4】同上、覆い被せた保温カバーを、支柱部の上端に固定させる機構を説明した部分斜視図である。
【図5】同上、安全カバーの配設状態を示した部分斜視図である。
【図6】ハンガー部の構造が異なる、別の実施例としての物干し器本体に就いての、図2相当図である。
【符号の説明】
101,102 物干し器本体
200 保温カバー
A 基台部
B 支柱部
C ハンガー部
D 補助ハンガー
E 安全カバー
H 衣類ハンガー
1 基盤体
2 棒状脚
3A 下側支柱
3B 上側支柱
4 アーム
5 リンク部材
6 挿嵌リング
7 H形アーム
8 係合孔
9 摺動筒
10 係合ノブ
11 周壁面
12 頂面
13 底面
14 切れ目
15 止栓
16 挿通孔
21 周縁リング
22 スポーク
b 頂端開口部
Claims (7)
- 温風発生部が組込まれた基台部と、基台部に立設した支柱部と、支柱部の上部に組付けられて洗濯物を引っ掛けるハンガー部とを備えた物干し器本体と、
支柱部の上端に着脱自在に取付けられて、ハンガー部に掛けた洗濯物の全体を覆う保温カバーとを備えることを特徴とするスタンド式物干し器。 - 保温カバーの頂面中央部に設けた挿通孔を通して、保温カバーの固定用の止栓又は止螺を、支柱部の頂端開口部に嵌着又螺止させる様にしたことを特徴とする請求項1記載のスタンド式物干し器。
- 基台部の直上に、円錐形乃至は角錐形を成して通気性を有する安全カバーを配設することにより、万一、ハンガー部から洗濯物がズリ落ちても、ヒーターを内蔵する基台部に直接触れない様にしたことを特徴とする請求項1記載のスタンド式物干し器。
- 支柱部の中間高さ位置に、洗濯物の小物を引っ掛ける為の補助ハンガーを着脱自在に取付けたことを特徴とする請求項1記載のスタンド式物干し器。
- ハンガー部を、洋傘の骨組状に形成し、その放射状に配置されたアームの部分に、洋服掛けのフック部を掛止させたり、洗濯挟みを取付ける様にしたことを特徴とする請求項1記載のスタンド式物干し器。
- ハンガー部は、外周リングと複数本のスポークとを備えた車輪状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のスタンド式物干し器。
- ハンガー部を、支柱部に沿って上下動自在に組付けると共に、任意の高さ位置で固定させる固定手段を付設したことを特徴とする請求項1記載のスタンド式物干し器。
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