JPH0779051A - 半導体レーザの選別方法 - Google Patents

半導体レーザの選別方法

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JPH0779051A
JPH0779051A JP6151062A JP15106294A JPH0779051A JP H0779051 A JPH0779051 A JP H0779051A JP 6151062 A JP6151062 A JP 6151062A JP 15106294 A JP15106294 A JP 15106294A JP H0779051 A JPH0779051 A JP H0779051A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用中にいわゆる突然死する可能性のある半
導体レーザを適確に予め除去できる半導体レーザの選別
方法を提供すること。 【構成】 この半導体レーザの選別方法は、半導体レー
ザにその最大定格電流の50%以上150%以下の第1
の電流を50時間以上通電する第1の過程と、第1の過
程の後、第1の電流より大きくかつ最大定格電流の12
0%以上250%以下の第2の電流を0.1秒以上通電
する第2の過程と、第2の過程の後の光出力特性を測定
し、その測定結果に応じて不良品を選別し排除する第3
の過程とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体レーザの良品・
不良品を選別する方法、特に、GaInAsを活性層と
する0.98μm前後の波長で発振する半導体レーザに
適した選別方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】GaInAsを活性層とし、0.98μ
m前後の波長で発振する半導体レーザは、Erドープ光
ファイバアンプの励起光源として実用化が望まれてい
る。そのためには、不良品を確実に排除する必要があ
る。半導体レーザの不良品を除く選別方法として、実使
用時の電流より大きめの電流を所定時間与えて初期不良
を除去するいわゆる加速試験が一般に用いられる。初期
不良の認定方法としては、例えば、加速試験前後におけ
るしきい値電流の変化に基づくものがある(特公平1−
52912号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、GaInA
sを活性層とする半導体レーザでは、通常の加速試験で
良品と判定されたものでも、通電中のある時点から急速
に劣化して破壊状態にいたる、いわゆる突然死が観測さ
れている。その時点までは、駆動電流が増加することも
なく、正常なサンプルと同じ特性に見えていたものが突
然劣化してしまうのである。GaInAs半導体レーザ
は、使用中にこのような突然死に至る可能性が高いため
に、今日においても広く使われるに至っていない。そこ
で、突然死に至る半導体レーザを、確実に不良として除
去できる選別方法が求められている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の選別方法は、通
電途中で突然死に至る半導体レーザを確実に除去するも
のであり、半導体レーザにその最大定格電流の50%以
上150%以下の第1の電流を50時間以上通電する第
1の過程と、第1の過程の後、第1の電流より大きくか
つ最大定格電流の120%以上250%以下の第2の電
流を1マイクロ秒以上通電する第2の過程と、第2の過
程の後の光出力特性を測定し、その測定結果に応じて不
良品を選別し排除する第3の過程とを備えたものであ
る。
【0005】本発明の他の選別方法は、半導体レーザに
その最大定格光出力の50%以上150%以下の第1の
光出力を50時間以上出力させる第1の過程と、第1の
過程の後、第1の光出力より大きくかつ最大定格光出力
の120%以上250%以下の第2の光出力を1マイク
ロ秒以上出力させる第2の過程と、第2の過程の後の光
出力特性を測定し、その測定結果に応じて不良品を選別
し排除する第3の過程とを備えたものである。
【0006】上記のいずれの選別方法においても、第1
の電流を通電する際、または、第1の光出力を出力させ
る際の環境温度は、室温(25℃)よりも高い温度であ
ることが望ましい。
【0007】
【作用】発明者らの研究によれば、GaInAs半導体
レーザの突然死は端面の溶融で起こっている。これは、
いわゆる端面光損傷(COD)と呼ばれており、その発
生原因は、光と端面での電流の相互作用によるものと推
測されている。光密度が一定の条件で駆動しているにも
かかわらず通電中のある時点でCODが起こるのは、通
電中にCODレベル(CODが起こる光出力値)が下が
っているからであり、これが使用中の通電条件での光出
力値まで下がったときに突然死が起こるものと考えられ
る。
【0008】本発明によれば、まず、最大定格電流より
も大きい第1の電流を所定時間通電することにより、C
ODレベルを強制的に低下させる。これによって、良品
のCODレベルと不良品のCODレベルとの差を大きく
する。良品の場合、CODレベルの低下は僅かなので、
第1の電流を通電した後であっても、CODレベルは比
較的高く維持されている。しかし、当初からCODレベ
ルが低い、あるいは、当初のCODレベルは高いがその
落ち方が大きい不良品の場合には、第1の電流を通電し
た後のCODレベルは良品のそれに比べてかなり低くな
っている。この状態で、さらに大きい第2の電流を瞬時
的に通電すると、不良品はほとんど破壊される。なお、
第2の電流の通電時間はごく短時間であるので、この通
電によって良品のCODレベルが低下することはほとん
どない。
【0009】第2の電流はパルス巾が1マイクロ秒以上
のパルスであれば良い。直流ではレーザ出力が熱で飽和
しCODレベルに達しないことがある。この場合パルス
電源を使うのが効果的である。なおパルス巾がこれより
短いとパルス電源が高価になる上、CODがおきにくく
なり現実的でない。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の選別方法の対象となる半導
体レーザの断面構造を示すものである。この構造を簡単
に説明する。Siドープのn型GaAs基板1上に、S
iドープのn型GaAsバッファ層2、Siドープのn
型GaInPクラッド層3、GaInAs活性層4、Z
nドープのp型GaInPクラッド層5およびZnドー
プのp型GaAsコンタクト層6がエピタキシャル成長
により形成されている。なお、GaInAs活性層4
は、GaInAs量子井戸層4aを光閉じ込め層4b,
4cで挟んだものである。p型GaAsコンタクト層6
およびp型GaInPクラッド層5は、図示のようにメ
サエッチングされ、その表面がメサの頂上部を除いてS
iN膜7で覆われている。さらに、その上にp側電極8
が形成され、GaAs基板1の裏面にn側電極9が形成
されている。ストライプの幅はメサの底部で5μmであ
り、共振器長は1mmである。端面付近は、約20μm
にわたってp側電極8およびコンタクト層6が取り除か
れて電流が流れにくくなっており、このようにすると、
CODレベルの低下を遅くすることができる。また、こ
のチップの前面には反射率5%の低反射膜、後面には反
射率90%の光反射膜が設けられている。
【0011】つぎに、この半導体レーザに対して適用す
る本発明の一実施例である選別方法を説明する。選別対
象となる半導体レーザは、その最大定格電流がたとえば
300mAであるとする。ここに、最大定格電流とは、
その半導体レーザの使用を保証し得る駆動電流の最大値
であり、設計仕様の項目の一つである。まず、50℃で
最大定格電流の91.7%に相当する275mAの第1
の電流を100時間通電する。その後、室温で、最大定
格電流の161.7%に相当する485mAの第2の電
流を数秒間通電し、これによって破壊されたものを除去
し、残りを良品と認定する。
【0012】図2および図3は、それぞれ結果として不
良品だったサンプルと、良品だったサンプルの光出力特
性図である。これらの図において、実線11、13は第
1の電流を通電する前の測定結果であり、一点鎖線1
2、14は第1の電流を通電した後の測定結果である。
いずれの測定も、駆動電流を0mAから485mAまで
連続的に変化させたものである。したがって、一点鎖線
で示す測定は、第2の電流を通電させて破壊されたもの
を不良品として除去するという本実施例の一工程に他な
らない。
【0013】良品の場合は、図3から判るように、第1
の通電の前後であまり特性が変化しない。これに対し
て、不良品の場合も、通電電流が実使用時の2〜3倍程
度のとき、すなわち、最大定格電流程度のときには、第
1の通電の前後であまり特性が変化しない。しかし、電
流が大きくなるにしたがって第1の通電後の光出力の低
下が僅かに見られるようになり、420mA付近の電流
を通電したところでCODが起こりレ−ザ発振が停止し
た。この第2の電流の通電によって破壊されたものは、
第1の通電によってCODレベルが大きく低下したか、
あるいはもともとCODレベルが低かったかのいずれか
であると推定される。したがって、このような半導体レ
ーザを、たとえば、第1の通電によってほとんど劣化し
なかったことを理由に良品と判断し、使用に供してしま
うと、使用中に突然死により破壊することが予想され
る。逆に、本実施例の選別方法を適用して破壊されなか
ったものは、その後、長時間に亘って使用しても突然死
する可能性が極めて低いことが予想される。なお、第1
の電流の通電の初めと終りにおいて、光出力が10%以
上変動したものは、その時点で不良と認定することがで
きる。また、第2の電流の通電で完全には破壊されなか
ったものの、特性劣化が顕著であったものについても不
良と認定することが望ましい。第2の電流の通電時間
は、CODレベルの低いものがCOD破壊されるのに十
分な時間ということになる。実験によれば、1マイクロ
秒以上通電すればその目的は達成される。
【0014】なお、本実施例においては、第2の電流を
485mAとしているが、この電流をさらに大きくする
ことにより、歩留まりは悪くなるが良品と判定されたも
のの平均寿命を長くすることができる。第2の電流値
は、第1の電流値と共に、保証すべき寿命と不良率に応
じて決められるべきであるが、実際には経験則からこれ
を導き出すしかない。そこで、データが十分に得られて
いない場合には、次のようにするとよい。まず、対象と
なる半導体レーザと同一の工程を経て得られたいくつか
のサンプルを用いてCODを起こす電流値を測定し、第
2の電流値をその平均値の70%に設定する。もし、サ
ンプルの半導体レーザがCODを起こさずに熱飽和で出
力が制限される場合には、最高出力を与える電流値の平
均の80%を第2の電流とする。第1の電流は第2の電
流の50%とし、第1の電流供給の際の温度および時間
はそれぞれ50℃および100時間とする。
【0015】このように本実施例によれば、第1の通電
による加速劣化処理を行っても検出しにくかった不良品
を適確に除去することができる。
【0016】なお、上記実施例では、第2の電流を室温
で通電しているが、より低温でこれを行えば、光出力が
大きくなるため、光出力を変えずに第2の電流値を低く
設定することができる。第2の電流値を低くできれば、
安価な電流供給装置の利用が期待できる。また、上記実
施例は、選別を適用しようとする複数のサンプルに対し
て、第2電流値を1つ定め、これを対象となる全てのサ
ンプルに適用するものであるが、その値は選別される半
導体レーザに応じて適宜選択すればよい。また、第2電
流値を固定する代わりに、光出力が所望の値に固定する
ように第2の電流を通電してもよい。すなわち、最大定
格光出力の120%以上250%以下の光出力(例え
ば、130mWの光出力)が得られるように第2の電流
を通電させてもよい。第1の電流についても同様に、電
流で規定せず、光出力で規定してもよい。ここに、最大
定格光出力とは、その半導体レーザの使用を保証し得る
光出力の最大値であり、設計仕様の項目の一つである。
【0017】発明者らの実験によれば、第1の電流を最
大定格電流の50%〜150%の範囲で50時間以上通
電し、第2の電流を第1の電流よりも大きいことを条件
に、最大定格電流の120%〜250%の範囲で0.1
秒以上通電すれば、不良品の除去に対して十分な効果が
得られた。またパルス巾が1マイクロ秒以上のパルス電
流を用いても効果が得られた。
【0018】ここで、第1の電流の値およびその通電時
間について実験結果とともに考察する。図1に示す構造
の半導体レーザ(最大定格電流が300mA)を、コー
ティングせずに銅のヒートシンク上に基板1側を下にし
て金錫を用いて実装した。コーティングしたほうがCO
Dレベルの低下率が低くなるので、この実験例のように
アンコートデバイスを用いると、一層厳しい条件で試験
することになる。25℃および50℃で電流を500m
Aまで流して特性を測り、初期的な不良品(しきい値が
極めて高いものなど)を除いた。これらのサンプルを7
−8個ずつの9つのグループに分けて50℃で第1の通
電を行った。ある時間後にサンプルへの通電を停止し、
50℃で第2の電流である500mAまでの電流を短時
間通電することにより、その電流−光出力特性を測っ
た。第1の電流と通電時間は以下の通りである。
【0019】 電流(mA) 通電時間(時間) 275 100 275 400 275 1033 350 50 350 300 この通電によってCODレベルが低下するため、通電前
には500mA流しても正常に動作していたデバイスが
COD破壊をおこすようになった。このCODレベルの
ワイブル分布をとり、特性CODレベルを求めた。ここ
に、特性CODレベルとは、サンプル全体の1/e(e
は自然対数の底)個のデバイスがその値以上となるレベ
ルを言う。換言すれば、全てのサンプルに特性CODレ
ベルの出力となるように動作電流を与えたときに、全体
の(1−1/e)個のデバイスがCOD破壊を起こす。
なお、ワイブル分布のm値は約13であった。
【0020】その結果を図4に示す。図4は横軸に通電
時間をとり、縦軸に特性CODレベルをとっている。こ
の通電を行う前の特性CODレベルは、104mW以上
であった。この数値はつぎのような考え方から導かれて
いる。すなわち、通電前においては、500mA以下の
電流で劣化するものはほとんどなく、500mAのとき
の出力の平均が104mWであったからである。なお、
500mAよりもさらに大きな通電電流を与えることが
できれば、通電前の特性CODレベルをより正確に特定
できるが、今回の測定に用いた装置は、500mAが通
電電流の上限であったため、104mW以上であること
しか判らなかった。
【0021】このようなサンプルに第1の電流を与える
と、その電流値が275mAの場合も、350mAの場
合も、通電の最初の50時間以内にCODレベルが大き
く低下する。そして、その特性CODレベルは、いずれ
の通電電流においても88mWとなった。50時間経過
後の特性CODレベルは、電流値に応じてほぼ一定の率
で緩やかに低下してゆく。
【0022】このデータから特性CODレベルの低下率
の電流依存性が求まる。低下率が電流値のα乗に比例す
るとすると、αは約10であった。すなわち、 log(dPcod /dt)=α・log(I)−24.8 ただし、Pcod は特性COD(mW)、tは時間(時
間)、Iは電流(mA)、log は自然対数である。
【0023】つぎに、第2の電流について考察する。こ
の実験に用いたサンプルデバイスでは、50℃において
50mWの光出力を得るための電流は200mAであっ
た。このときの特性CODレベルの低下率は、2.0×
10-4mW/hと推定された。これらのデータから、た
とえば50℃において50mWの光出力でこの半導体レ
ーザを使用した場合に10万時間(約10年)以内にC
OD破壊をおこす確率を見積もることができる。本実験
では1.71%という値が得られた。室温で半導体レー
ザを使用すればCODレベルの低下率は50℃の場合よ
り低いと考えられるので、1.71%という値は最悪値
に近いと考えられる。したがって、アンコートデバイス
の50mW出力に対応するような条件(あるいはそれよ
り緩い条件)で使用する場合には、1.71%より大き
な割合、たとえば5%がCOD破壊を起こすように第2
の電流を選んでやることにより残ったデバイスの信頼性
を保証することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体レ
ーザの選別方法を用いれば、使用中にいわゆる突然死す
る半導体レーザを予め適確に除去することができる。換
言すれば、本発明の選別方法が適用された後に残った半
導体レーザは、長期に亘って安定に動作する確率が非常
に高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の選別方法が適用される半導体レーザの
一例を示す断面図。
【図2】本発明の一実施例である選別方法で不良品と判
定されたものの光出力特性を示す図。
【図3】本発明の一実施例である選別方法で良品と判定
されたものの光出力特性を示す図。
【図4】第1の電流の通電時間と特性CODレベルとの
関係に関する実験結果を示すグラフ。
【符号の説明】
11…第1の電流を通電する前の不良品の光出力特性、
12…第1の電流を通電した後の不良品の光出力特性、
13…第1の電流を通電する前の良品の光出力特性、1
4…第1の電流を通電した後の良品の光出力特性。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザにその最大定格電流の50
    %以上150%以下の第1の電流を50時間以上通電す
    る第1の過程と、 前記第1の過程の後、前記第1の電流より大きくかつ前
    記最大定格電流の120%以上250%以下の第2の電
    流を1マイクロ秒以上通電する第2の過程と、 前記第2の過程の後の光出力特性を測定し、その測定結
    果に応じて不良品を選別し排除する第3の過程と、 を備えた半導体レーザの選別方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体レーザの選別方
    法において、 前記第2の過程の通電を行った際に、その通電電流と光
    出力との関係を測定し、その測定結果を前記第3の過程
    における測定すべき光出力特性として用いることを特徴
    とする半導体レーザの選別方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の半導体レーザの選別方
    法において、 前記第3の過程は、予め定められた電流を半導体レーザ
    に通電し、その時の光出力値が予め定められた値よりも
    小さいときにその半導体レーザが不良品であると判定し
    排除するものであることを特徴とする半導体レーザの選
    別方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の半導体レーザの選別方
    法において、 前記第1の過程における環境温度を室温(25℃)より
    も高い温度とすることを特徴とする半導体レーザの選別
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の半導体レーザの選別方
    法において、 前記第2の過程における環境温度を前記第1の過程にお
    ける環境温度よりも低くすることを特徴とする半導体レ
    ーザの選別方法。
  6. 【請求項6】 半導体レーザにその最大定格光出力の5
    0%以上150%以下の第1の光出力を50時間以上出
    力させる第1の過程と、 前記第1の過程の後、前記第1の光出力より大きくかつ
    前記最大定格光出力の120%以上250%以下の第2
    の光出力を1マイクロ秒以上出力させる第2の過程と、 前記第2の過程の後の光出力特性を測定し、その測定結
    果に応じて不良品を選別し排除する第3の過程と、 を備えた半導体レーザの選別方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の半導体レーザの選別方
    法において、 前記第2の過程で前記第2の光出力を出力させた際に、
    そのとき通電電流と光出力との関係を測定し、その測定
    結果を前記第3の過程における測定すべき光出力特性と
    して用いることを特徴とする半導体レーザの選別方法。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の半導体レーザの選別方
    法において、 前記第3の過程は、予め定められた電流を半導体レーザ
    に通電し、その時の光出力値が予め定められた値よりも
    小さいときにその半導体レーザが不良品であると判定し
    排除するものであることを特徴とする半導体レーザの選
    別方法。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の半導体レーザの選別方
    法において、 前記第1の過程における環境温度を室温(25℃)より
    も高い温度とすることを特徴とする半導体レーザの選別
    方法。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載の半導体レーザの選別
    方法において、 前記第2の過程における環境温度を前記第1の過程にお
    ける環境温度よりも低くすることを特徴とする半導体レ
    ーザの選別方法。
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