JPH0778978B2 - カセットの機能検査装置 - Google Patents

カセットの機能検査装置

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JPH0778978B2
JPH0778978B2 JP63140810A JP14081088A JPH0778978B2 JP H0778978 B2 JPH0778978 B2 JP H0778978B2 JP 63140810 A JP63140810 A JP 63140810A JP 14081088 A JP14081088 A JP 14081088A JP H0778978 B2 JPH0778978 B2 JP H0778978B2
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lever
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    • G11B23/087Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using two different reels or cores
    • G11B23/08707Details
    • G11B23/08721Brakes for tapes or tape reels

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、カセットケースに収容されたリールのブレー
キ機能を検査するカセットの機能検査装置に関するもの
である。
(従来の技術) ビデオテープカセット等のカセットにおいては、カセッ
トケースに収容されたリールが不用意に回転して該リー
ルに巻き掛けられたテープが弛み出してしまうことのな
いようにするため、カセット不使用時にはリールの回転
を阻止するブレーキレバーを備えた構造が広く採用され
ている。すなわち、リールのフランジ外周縁に、歯底円
を構成する凹部と歯先円を構成する凸部とが歯車状に交
互に形成する一方、ブレーキレバーを、リールの凹部と
当接する当接位置とリールの凸部より半径方向外方に位
置する退避位置とを取り得るように、カセットケースに
回転可能に支持せしめるとともに、当接位置に向けてス
プリング付勢するようにし、これにより、カセットを使
用するときには、カセットデッキに設けられた突上ピン
等によりブレーキレバーをスプリング付勢に抗して押圧
してこれを退避位置まで回動させ、リールを回転可能と
する一方、カセットを使用しないときには、当接位置に
向けてスプリング付勢されたブレーキレバーによりリー
ルを回転不能とするようにした構造である。
ビデオテープカセット等の製造工程においては、ブレー
キレバーが正常に動作してリールに対するブレーキ機能
を果すものであることを確認するための検査が行われる
が、この検査は、従来、検査員による目視官能検査によ
って行われており、検査効率および検査精度の点で問題
があった。このため、従来より、このブレーキ機能の検
査を自動化する試みがなされている。すなわち、ブレー
キレバーを、突上ピン等を有する押圧手段によりスプリ
ング付勢に抗して押圧し、このとき押圧手段が受ける負
荷(ブレーキレバー反力)を検出し、この検出データを
設定値と比較することによりブレーキレバーが正常に動
作しているか否かの判定を行うようにするものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記のような機能検査装置にあっては、
以下の点において問題がある。
すなわち、ブレーキレバーのブレーキ機能は、上記押圧
手段が受ける負荷(ブレーキレバーの反力の大きさ)が
所定の下限値および上限値間にあれば正常であると判定
されることとなるが、上記負荷は、押圧手段において突
上ピン等を付勢するコンプレッションスプリング等がブ
レーキレバーのスプリング付勢力とバランスしたときの
突上ピン等の変位量に置き換えられて求められるもので
あるため、第7図に示すように、上記下限値および上限
値間の幅が広いカセットの場合(例えば、ある方式のビ
デオテープカセットにおいては下限値10g、上限値70g程
度に設定するのが適当である)には、上記変位量につい
ても下限値および上限値の比が6倍以上となる。したが
って、この変位量の検出を1つの検出手段によって行う
のは検出誤差が非常に大きくなってしまうことから困難
であり、このため、下限値および上限値それぞれ専用の
検出手段を設けることが必要となり、機能検査装置のコ
ストアップの原因となる。
また、次のような干渉による検出誤差の問題がある。す
なわち、第4a図に示すように、リール6のフランジ16外
周縁に形成された凹部16aには周方向に一定の幅がある
ため、ブレーキレバー24の先端爪部24aが凹部16aに当接
してリール6の回転を阻止する状態にあっても、凹部16
aの幅の分は回転方向に遊びを生ずることとなる。した
がって、ブレーキ機能の検査を行う時点において、ブレ
ーキレバー24の先端爪部24aが凹部16aのどの部分に当接
しているかということについても一定しないこととな
る。このため、第4b図に示すような位置関係で先端爪24
aが凹部16aに当接している場合には、ブレーキレバー24
を回動させたとき、その先端爪部24aがリール6の凸部1
6bのコーナ部分と干渉する現象が生じてしまい、押圧手
段が受ける負荷は本来受けるべき負荷に比して著しく大
きなものとなってしまう。また、リール6とブレーキレ
バー24の先端爪部24aが前記位置関係とならない場合
(位置的に外れている場合や形状的に干渉しない場合)
でも、ケース12に組み込まれたレリーズレバー22やブレ
ーキレバー24は一般に樹脂成形品であるため、微細なバ
リやゴミの付着等により第1回目は馴じみが悪く、動き
が不安定となる場合がある。したがって、このような場
合には、ブレーキ機能が正常であるにもかかわらず異常
であるとの誤判定を生ずることとなり、検査精度を十分
に確保することができない。
このような事態に対処するためには、突上ピン等を付勢
するコンプレッションスプリング等のバネ力を強くする
必要があるが、バネ力を強くすると、ブレーキレバー反
力の下限値の検出が一層困難となる。
なお、上記のような機能検査装置の代わりに歪ゲージ等
の荷重測定器を用いてブレーキ機能の検査を行うことも
可能であるが、この場合には上記検査装置に比して大幅
な(10倍以上の)コストアップとなってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、低コストでカセットのブレーキ機能検査における検
査精度を向上させることのできるカセットの機能検査を
提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明によるカセットの機能検査装置は、ブレーキ機能
の検査の際、ブレーキレバーに当接せしめられる突上ピ
ン等の当接部材に、該当接部材がブレーキレバーから受
ける反力の大きさに対応して軽重2段階の荷重を作用さ
せる構成とすることにより、正常なブレーキ機能を有す
ると認められるブレーキレバー反力の範囲に対応する上
記当接部材の変位量の範囲を狭く設定することができる
ようにし、もって上記目的達成を図るようにしたもので
ある。すなわち、フランジ外周縁に、歯底円を構成する
凹部と歯先円を構成する凸部とが歯車状に交互に形成さ
れたリールと、このリールの前記凹部と当接する当接位
置と該リールの前記凸部より半径方向外方に位置する退
避位置とを取り得るように、該リールを収容するケース
に回動可能に支持されるととに、前記当接位置に向けて
スプリング付勢されたブレーキレバーとを備えたカセッ
トのブレーキ機能を検査する装置であって、前記カセッ
トのブレーキ機能を検査する検査位置に向けて移動可能
な検査機本体と、この検査機本体に前記移動方向とは逆
の方向に相対変位可能に支持され、該検査機本体が前記
検査位置に向けて移動する途中で前記ブレーキレバーに
当接する当接部材と、この当接部材に対して前記移動方
向に軽荷重を作用させ、該当接部材が前記ブレーキレバ
ーに当接したとき、該当接部材に、前記ブレーキレバー
を前記スプリング付勢に抗して前記退避位置に向けて押
圧せしめる第1の載荷手段と、前記当接部材が前記ブレ
ーキレバーから反力により前記検査機本体に対して前記
移動方向とは逆の方向に所定量相対変位したとき、該当
接部材に対して前記移動方向に重荷重をを作用させる第
2の載荷手段とを備えてなることを特徴とするものであ
る。
上記「第1載荷手段」および「第2の載荷手段」は、上
記所定の条件で軽荷重および重荷重をそれぞれ作用させ
ることができるものであれば、特定の構成に限定される
ものではなく、例えば、バネ,バランサ(ウエイト)等
を採用することが可能である。
(作用) 上記構成に示すカセットの機能検査装置によるブレーキ
機能検査は、次のようにして行われる。すなわち、まず
検査機本体が検査位置に向けて移動する。このとき、こ
の検査機本体に支持された当接部材も一緒に移動する
が、検査機本体が検査位置に到達する前に当接部材は、
ブレーキレバーに当接する。この当接部材は上記移動方
向とは逆の方向に相対変位可能に支持されているが、こ
の当接部材は第1の載荷手段による軽荷重が作用してい
るので、ブレーキレバーの反力が異常に小さい場合(例
えば、ブレーキレバーをスプリング付勢するブレーキバ
ネの装着忘れ等に起因する)には、当接部材はブレーキ
レバーに当接した後もこれを退避位置に向けて押圧しな
がら上記移動方向に移動する。一方、ブレーキレバーに
このような異常がなければ、当接部材は上記軽荷重より
も大きな反力をブレーキレバーから受けて検査機本体に
対して上記移動方向とは逆の方向に相対変位する。そし
て、この当接部材の相対変位量が所定値に達すると、当
接部材には、第2の載荷手段によって上記移動方向に重
荷重が作用する。
したがって、ブレーキレバーからの反力が上記軽荷重と
重荷重との間の大きさにある場合には、当接部材は、検
査機本体が検査位置まで移動したとき、上記所定量変位
した位置に静止することとなるので、上記軽荷重および
重荷重の値を適当に設定することにより、ブレーキレバ
ーのブレーキ機能が正常であるか否かを、当接部材が上
記所定量変位した位置あるいはその近傍にあるか否かを
検出することによって判定することが可能となる。
また、ブレーキレバーとリールとの干渉等の外乱により
ブレーキレバー反力が本来の反力より一時的に大きくな
ってしまう場合であっても、上記重荷重によりこれに対
抗させることができ、しかも一方、ブレーキレバー反力
の下限値の検出は、上記軽荷重による当接部材の変位に
対して行われるので、その検出精度を十分に確保するこ
とができる。
(発明の効果) したがって、本発明によれば、ブレーキレバーのブレー
キ機能の良否の判定を、当接部材の変位量が所定の狭い
範囲内にあるか否かにより行うことができるため、単一
の簡易な変位センサ等により上記判定が可能となり、機
能検査装置を低コストで構成することができる。しか
も、検査時におけるブレーキレバーとリールとの干渉等
による検出誤差は重荷重により除去することができる一
方、ブレーキレバー反力の下限値検出は軽荷重により行
われるので、ブレーキ機能の検査精度を大幅に向上させ
ることができる。
(実施例) 以下添付図面を参照しながら本発明の実施例について詳
述する。
第1図は、本発明によるカセットの機能検査装置の一実
施例を示す側面図であって、この装置により、磁気テー
プカセットたるビデオテープカセット2のブレーキ機能
を検査するようになっている。
第3図は、上記ビデオテープカセット2の構成を示す平
面図である。
ビデオテープカセット2は、1対のリールすなわち巻取
リール4および供給リール6と、これらリールに巻き掛
けられたテープ8と、係脱機構10と、これを収容するケ
ース12とを備えている。
1対のリール4,6の下側フランジ1,16の外周縁には、歯
底円を構成する凹部14a,16aと歯先円を構成する凸部14
b,16bとが歯車状に交互に形成されている。また、テー
プ8は、ケース12内の所定の走行経路を介して両リール
4,6に巻き掛けられている。
係脱機構10は、レリーズレバー22と、1対のブレーキレ
バー24と、1対のブレーキバネ26とからなっている。レ
リーズレバー22は、ケース12の底面に平行な軸を中心に
回動可能に設けられたL字形の部材であって、ケース12
の底面に形成された開口12aを通して下方から突き出さ
れる突上ピン(後述)により回動するようになってい
る。1対のブレーキレバー24は、ケース12の底面に垂直
な軸を中心に回動可能に設けられたL字形の部材であっ
て、その一端がレリーズレバー22に、その他端がリール
4,6の外周縁にそれぞれ当接可能となっている。1対の
ブレーキバネ26は、1対のブレーキレバー24の回動軸に
それぞれ装着されたねじりコイルバネであって、その一
端がブレーキレバー24に、その他端がケース12に立設さ
れたボスにそれぞれ係止され、これによりブレーキレバ
ー24をレリーズレバー22およびリール4,6と当接する方
向に常時スプリング付勢するようになっている。
したがって、各ブレーキレバー24は、通常の状態におい
ては、リール4,6外周縁の凹部14a,16aと当接する当接位
置(図示の位置)を取る一方、レリーズレバー22が突上
ピンにより突き上げられたときには、このレリーズレバ
ー22を介して押圧され、ブレーキバネ26によるスプリン
グ付勢に抗して回動し、リール4,6外周縁の凸部14b,16b
より半径方向外方に位置する退避位置を取るようになっ
ている。そして各リール4,6は、ブレーキレバー24が退
避位置にあるときにのみ回転が許容されるようになって
いる。(もっとも、リール4,6の凹部14a,16aのピッチ分
だけは、係合位置にあるときでも回転可能である。) 上記ビデオテープカセット2においては、係脱機構10が
正常に組み付けられている場合には、レリーズレバー22
を外部から押圧したときは、このレリーズレバーから受
ける反力(以下ブレーキレバー反力という)は、ある一
定の範囲内の大きさの力となる。したがって、このブレ
ーキレバー反力が上記範囲の下限値および上限値にある
か否かを検査することにより、ブレーキ機能の良否判定
を行うことができる。なお、ブレーキ機能阻害要因とし
ては、ブレーキバネ26の組込み忘れ、レリーズレバー22
の組込み不良(例えば、倒れた状態での組み込み)等が
考えられる。
第1図に示すように、ビデオテープカセット2のブレー
キ機能の検査はカセットの機能検査装置30によって行わ
れるが、この機能検査装置30は、ビデオテープカセット
2を所定位置に位置決めして載置する検査テーブル28の
下側に配されており、検査機本体32と、当接部材たる突
上ピン34と、第1の載荷手段たるバランサ36と、第2の
載荷手段たるバネ38とを備えてなっている。
検査機本体32、昇降可能に設けられ、ビデオテープカセ
ット2のブレーキ機能を検査する際には図示の位置(検
査位置)まで上昇するようになっている。
突上ピン34は、検査機本体32に支点32aを中心として上
下方向に回動可能に支持された略水平に延びる検査レバ
ー40の一端部に上方に延びて立設され、検査機本体32が
検査位置に向けて上昇する途中でビデオテープカセット
2のレリーズレバー22に当接するようになっている。
バランサ36は、検査レバー40の他端部に載置固定された
所定量のウエイトからなり、検査レバー40に、つねに図
示右まわりのモーメントを付与し、これにより突上ピン
34に対して上方向に軽荷重を作用させるようになってい
る。この軽荷重の大きさは、ビデオテープカセット2の
ブレーキ機能上許容しうるブレーキレバー反力下限値よ
り僅かに小さい値に設定されている。そして、バランサ
36は、この軽荷重を作用させるべく、その重量および検
査レバー40への載置位置の設定がなされている。なお、
検査レバー40は、非検査時には、図示しないストッパに
当接してバランサ36による右まわりの回動が阻止されて
静止状態を維持するようになっている。
バネ38は、上端部が検査レバー40の他端部側に設けられ
たピン40aに係止され、下端部が検査機本体32に設けら
れたピン32bに所定の隙間dをもって係止されている。
そして、このバネ38は、検査レバー40が突上ピン34から
入力される下向き荷重により上記隙間dの分だけ左まわ
りに回動したとき、突上ピン34に上方向に重荷重を作用
させるようになっている。この重荷重の大きさは、レリ
ーズレバー22に当接した突上ピン34から入力される下向
き荷重(すなわちブレーキレバー反力)が、ビデオテー
プカセット2のブレーキ機能上許容しうるブレーキレバ
ー反力上限値より僅かに小さい値となったとき、これと
等しい値で作用し始めるように設定され、さらに、この
荷重はブレーキレバー反力がそれ以上になるとその反力
の値と等しい値で作用するようになっている。このよう
な重荷重の作用特性は、バネ38の初期張力およびバネ定
数の設定を適当に行うことにより得ることができる。
第2図は、ブレーキレバー反力と突上ピン34の検査機本
体32に対する相対変位量との関係を示すグラフである。
図中、変位量Dは、検査レバー40が隙間d分だけ左まわ
りに回動したときの突上ピン34の相対変位量を示すもの
である。
第1図に示すように、検査レバー40の他端部には、略水
平方向に延びるドグ42が取り付けられ、一方、検査機本
体32にはこのドグ42の位置を検出するフォトセンサ44が
取り付けられている。そして、このフォトセンサ44は、
検査レバー40が、図示の状態からバネ38とピン32bとが
当接するまで左まわりに所定量回動して静止した位置
(すなわち突上ピン34の変位量がDとなる位置)または
この位置の近傍にあるとき、ドグ42により位置検出用ス
ポットビームが遮光されて位置検出信号を出力するよう
になっている。
次に、本実施例の作用について説明する。
カセットの機能検査装置30によるブレーキ機能検査は次
のようにしてなされる。
まず、第1図に示すように、検査機本体32を検査位置に
向けて上昇させる。このとき、突上ピン34も一緒に上昇
してその途中でレリーズレバー22に当接する。突上ピン
34にはバランサ36により上向きの軽荷重が作用している
が、ビデオテープカセット2のブレーキ機能が正常であ
れば、突上ピン34はレリーズレバー22から上記軽荷重を
超える反力(ブレーキレバー反力下限値以上の反力)を
受けるので、検査レバー40は検査機本体32の上昇に伴っ
て左まわりに回動する。しかし、ビデオテープカセット
2にブレーキバネ26の装着忘れ等によるブレーキ機能の
異常があれば、レリーズレバー22からの反力は大幅に小
さくなるので、突上ピン34はレリーズレバー22を押し上
げながら上昇し、検査機本体32が検査位置まで上昇した
状態においても、第1図に示すように検査レバー40は回
動しない。したがって、この場合には、ドグ42も所定位
置まで変位しないのでフォトセンサ44からの位置検出信
号が得られず、ブレーキ機能NGの判定がなされる。
一方、突上ピン34がレリーズレバー32の反力により下方
に相対変位した場合であっても、その反力の大きさがブ
レーキレバー反力上限値を超える場合には、検査レバー
40の回動量は隙間dの分を超えることとなる。すなわ
ち、ブレーキレバー反力上限値はバネ38の初期張力より
僅かに大きいので、上記反力によりバネ38に伸びを生ず
ることとなる。そして、この伸びがブレーキレバー反力
上限値に対応する大きさを超えるようになると、検査レ
バー40の回動量が過大となってドグ42が所定位置を超え
て変位するため、フォトセンサ44からの位置検出信号が
得られず、ブレーキ機能NGの判定がなされる。
なお、この場合、第4aおよび4b図に示すようなブレーキ
レバー24とリール4,6との干渉、あるいはケース12とレ
リーズレバー22あるいはブレーキレバー24との馴じみ不
良等の外乱に起因して、レリーズレバー22の反力が一時
的に本来の反力(ブレーキバネ26のスプリング付勢力に
よる反力)より著しく大きくなることがあるが、重荷重
を作用させるバネ38のバネ力によりこの過大な反力に対
抗することができる。すなわち、第2図において、バネ
38のバネ力は、突上ピン34とレリーズレバー22との当接
により、初期張力T1でまず対抗し、その後、検査機本体
32の上昇に伴うレリーズレバー22の反力増大により1点
鎖線で示す張力T2まで上昇し、ここでレリーズレバー22
の反力(図中破線で示す)にうち勝って上記外乱を解消
し、そして、そのバネ力で突上ピン34を変位Dの位置ま
で復帰させる。これにより、フォトセンサ44からの位置
検出信号が得られ、ブレーキ機能OKの判定がなされる。
なお、図中「最大変位」とは、検査機本体32が検査位置
まで上昇したとき、突上ピン34がこれに対して下方に相
対変位しうる最大値を示すものである。
以上詳述したように、本実施例によれば、ブレーキ機能
検査の際、バランサ36およびバネ38により、ブレーキレ
バー反力の大きさに対応して突上ピン34に軽重2段階の
荷重を作用させるようになっており、しかも、軽荷重は
ブレーキレバー反力下限値に対応して設定され、重荷重
はブレーキレバー反力上限値に対応して設定されるとと
もに突上ピン34が所定量変位してから作用するようにな
っているので、ブレーキ機能が正常か否かの判定を、突
上ピン34が上記所定量変位した位置またはその位置近傍
にあるか否か(すなわち、所定の狭い変位量範囲内にあ
るか否か)によって行うことができる。したがって、ブ
レーキ機能の良否判定を精度よくしかも簡易に行うこと
ができる。すなわち、従来に比して特に下限値側の判定
精度が大幅に向上し、また単一のフォトセンサにより位
置検出を行うことができる。また、重荷重を作用させる
バネ38により、ブレーキレバー24とリール4,6との干渉
等の外乱が除去されるため、係脱機構10が正常に動作す
るか否かを正確に把握することができ、これによりブレ
ーキ機能の検査精度を一層向上させることができる。
上記実施例において軽荷重を作用させる第1の載荷手段
としてバランサ36を用いたが、このバランサ36に代えて
第5図に示すようなバネ46を用いるようにしてもよい。
このバネ46は、同図に示すように、上端部が検査レバー
40のピン40bに、下端部が検査機本体32のピン32cにそれ
ぞれ係止されてなり、第6図のグラフに示すように、ブ
レーキレバー反力下限値より僅かに小さい初期張力を有
し、それ以上の引張荷重に対して伸びを生じ、この伸び
量がdになったとき(すなわち突上ピン34の変位量がD
になったとき)、ブレーキレバー反力下限値より僅かに
大きいバネ力を生ずるように、そのバネ定数が設定され
ている。
このバネ46を用いた場合には、第6図に示すように、上
記実施例に比してブレーキレバー反力下限値近傍の傾き
がやや緩くなるほかは、上記実施例と同等の作用効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるカセットの機能検査装置の一実施
例を示す側面図、 第2図は第1図に示す実施例の作用を示すグラフ、 第3図は第1図に示す実施例の装置により機能検査され
るビデオテープカセットを示す平面図、 第4aおよび4b図は第1図に示す実施例の作用を示す、第
3図のIV部詳細図、 第5および6図は他の実施例を示す、第1図および2図
と同様の図、 第7図は従来例を示す、第2図と同様の図である。 2……ビデオテープカセット(カセット) 4,6……リール、10……係脱機構 12……ケース、16……下側フランジ 16a……凹部、16b……凸部 22……レリーズレバー、24……ブレーキレバー 26……ブレーキバネ、30……機能検査装置 32……検査機本体 34……突上ピン(当接部材) 36……バランサ(第1の載荷手段) 38……バネ(第2の載荷手段) 40……検査レバー、42……ドグ 44……フォトセンサ 46……バネ(第1の載荷手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フランジ外周縁に、歯底円を構成する凹部
    と歯先円を構成する凸部とが歯車状に交互に形成された
    リールと、このリールの前記凹部と当接する当接位置と
    該リールの前記凸部より半径方向外方に位置する退避位
    置とを取り得るように、該リールを収容するケースに回
    動可能に支持されるとともに、前記当接位置に向けてス
    プリング付勢されたブレーキレバーとを備えたカセット
    のブレーキ機能を検査する装置であって、 前記カセットのブレーキ機能を検査する検査位置に向け
    て移動可能な検査機本体と、 この検査機本体に前記移動方向とは逆の方向に相対変位
    可能に支持され、該検査機本体が前記検査位置に向けて
    移動する途中で前記ブレーキレバーに当接する当接部材
    と、 この当接部材に対して前記移動方向に軽荷重を作用さ
    せ、該当接部材が前記ブレーキレバーに当接したとき、
    該当接部材に、前記ブレーキレバーを前記スプリング付
    勢に抗して前記退避位置に向けて押圧せしめる第1の載
    荷手段と、 前記当接部材が前記ブレーキレバーから反力により前記
    検査機本体に対して前記移動方向とは逆の方向に所定量
    相対変位したとき、該当接部材に対して前記移動方向に
    重荷重を作用させる第2の載荷手段とを備えてなること
    を特徴とするカセットの機能検査装置。
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