JPH0778575A - 投射型陰極線管 - Google Patents
投射型陰極線管Info
- Publication number
- JPH0778575A JPH0778575A JP22440793A JP22440793A JPH0778575A JP H0778575 A JPH0778575 A JP H0778575A JP 22440793 A JP22440793 A JP 22440793A JP 22440793 A JP22440793 A JP 22440793A JP H0778575 A JPH0778575 A JP H0778575A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pole
- ray tube
- cathode ray
- magnets
- projection type
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】付加的な台形歪み補正用回路を不要とし、消費
電力を軽減することが可能な投射型陰極線管を提供す
る。 【構成】投射型陰極線管において、該陰極線管のネック
部３ａ近傍に、Ｎ極とＳ極の磁石を２組設ける。
電力を軽減することが可能な投射型陰極線管を提供す
る。 【構成】投射型陰極線管において、該陰極線管のネック
部３ａ近傍に、Ｎ極とＳ極の磁石を２組設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、投射型陰極線管に係
り、特にスクリーン上のラスターの台形歪みを補正した
投射型陰極線管に関するものである。
り、特にスクリーン上のラスターの台形歪みを補正した
投射型陰極線管に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】投射型陰極線管のディスプレイは、ビデ
オ・プロジェクタ又はプロジェクション・テレビと呼ば
れ、大型表示としてよく知られている。
オ・プロジェクタ又はプロジェクション・テレビと呼ば
れ、大型表示としてよく知られている。
【０００３】図５は、従来の投射型陰極線管を示す模式
図であり、この投射型陰極線管（ＣＲＴ）１はガラスか
らなるファンネル２とネック管３の間の部位に（特にネ
ック部３ａ）に、ネック管３内に配設された電子銃（図
示せず）から放出された電子ビームを偏向させるため、
電磁偏向コイルを配した主偏向ヨーク５と、歪み補正用
偏向ヨーク６が設けられている。
図であり、この投射型陰極線管（ＣＲＴ）１はガラスか
らなるファンネル２とネック管３の間の部位に（特にネ
ック部３ａ）に、ネック管３内に配設された電子銃（図
示せず）から放出された電子ビームを偏向させるため、
電磁偏向コイルを配した主偏向ヨーク５と、歪み補正用
偏向ヨーク６が設けられている。
【０００４】従来図５に示した投射型陰極線管におい
て、スクリーン上のラスターの台形歪みを、図６に示す
ように４本の電子ビーム８のうちの２本を台形状に移動
することによって補正を行っていた。図６中、９は台形
歪み補正後の電子ビームを示す。この投射型陰極線管１
内の電子ビームについてラスターの台形歪み補正を行う
には、従来図５に示した歪み補正用偏向ヨーク６に、の
こぎり波電流を追加して行っていた。
て、スクリーン上のラスターの台形歪みを、図６に示す
ように４本の電子ビーム８のうちの２本を台形状に移動
することによって補正を行っていた。図６中、９は台形
歪み補正後の電子ビームを示す。この投射型陰極線管１
内の電子ビームについてラスターの台形歪み補正を行う
には、従来図５に示した歪み補正用偏向ヨーク６に、の
こぎり波電流を追加して行っていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の投射型陰極線管におけるラスターの台形歪み補正は、
図５の歪み補正用偏向ヨーク６にのこぎり波電流（電
圧）を別途与えることにより行っていた。
の投射型陰極線管におけるラスターの台形歪み補正は、
図５の歪み補正用偏向ヨーク６にのこぎり波電流（電
圧）を別途与えることにより行っていた。
【０００６】しかしながら、歪み補正用偏向ヨーク６に
のこぎり波電流を与えるためには、その歪み補正用偏向
ヨーク６へ、通常の垂直偏向回路及び水平偏向回路（同
期回路）の他にドライブ回路を付加したり、歪み補正用
偏向ヨーク６に流す電流も増大させる必要があった。そ
のため、陰極線管の偏向回路容積が大きくなり、装置が
ますます大型化することになる。しかも、付加的なドラ
イブ回路の増設により、プロジェクション・テレビとし
ての使用消費電力も大きくなり、不経済となっていた。
のこぎり波電流を与えるためには、その歪み補正用偏向
ヨーク６へ、通常の垂直偏向回路及び水平偏向回路（同
期回路）の他にドライブ回路を付加したり、歪み補正用
偏向ヨーク６に流す電流も増大させる必要があった。そ
のため、陰極線管の偏向回路容積が大きくなり、装置が
ますます大型化することになる。しかも、付加的なドラ
イブ回路の増設により、プロジェクション・テレビとし
ての使用消費電力も大きくなり、不経済となっていた。
【０００７】そこで本発明は上記課題を考慮して、付加
的な台形歪み補正用回路を不要とし、消費電力を軽減す
ることが可能な投射型陰極線管を提供することを目的と
する。
的な台形歪み補正用回路を不要とし、消費電力を軽減す
ることが可能な投射型陰極線管を提供することを目的と
する。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれ
ば、投射型陰極線管において、該陰極線管のネック部近
傍に、Ｎ極とＳ極の磁石を２組設けることを特徴とする
投射型陰極線管によって解決される。
ば、投射型陰極線管において、該陰極線管のネック部近
傍に、Ｎ極とＳ極の磁石を２組設けることを特徴とする
投射型陰極線管によって解決される。
【０００９】本発明では、前記各Ｎ極とＳ極はそれぞれ
独立して前記陰極線管のネック部の円周に沿って回動可
能であることが好ましい。
独立して前記陰極線管のネック部の円周に沿って回動可
能であることが好ましい。
【００１０】また本発明では、前記Ｎ極とＳ極の磁石を
前記陰極線管のネック部の円周に沿って回動させること
によって、歪みを補正し得るように構成することが好ま
しい。
前記陰極線管のネック部の円周に沿って回動させること
によって、歪みを補正し得るように構成することが好ま
しい。
【００１１】更に本発明では、前記Ｎ極とＳ極からなる
４重極を、前記陰極線管のネック部近傍に設けられた主
偏向ヨークと歪み補正用ヨークとの間に設けることが好
ましい。
４重極を、前記陰極線管のネック部近傍に設けられた主
偏向ヨークと歪み補正用ヨークとの間に設けることが好
ましい。
【００１２】
【作用】本発明によれば、投射型陰極線管１０のネック
部３ａ近傍にＮ極とＳ極の磁石（台形歪み補正用磁石）
１２を２組設けているため、スクリーン上に台形状のラ
スター歪みを生じる４本の電子ビーム８のうちの２本を
所定方向に所定量（距離）だけ移動させることが可能で
あり、ラスターの台形歪みを補正することができる。
部３ａ近傍にＮ極とＳ極の磁石（台形歪み補正用磁石）
１２を２組設けているため、スクリーン上に台形状のラ
スター歪みを生じる４本の電子ビーム８のうちの２本を
所定方向に所定量（距離）だけ移動させることが可能で
あり、ラスターの台形歪みを補正することができる。
【００１３】本発明では、ラスターの台形歪みを補正す
るため、ラスターを形成する４本の電子ビーム８のうち
２本を移動させれば良いため、それに対応させてＮ極、
Ｓ極の磁石を２組設けている。
るため、ラスターを形成する４本の電子ビーム８のうち
２本を移動させれば良いため、それに対応させてＮ極、
Ｓ極の磁石を２組設けている。
【００１４】すなわち、１組のＮ極、Ｓ極によって図３
に示すように１本の電子ビームを右上へそして残りの１
組のＮ極、Ｓ極によって他の１本の電子ビームを右下へ
移動させることによってラスターの台形歪み補正が可能
となる。
に示すように１本の電子ビームを右上へそして残りの１
組のＮ極、Ｓ極によって他の１本の電子ビームを右下へ
移動させることによってラスターの台形歪み補正が可能
となる。
【００１５】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は本発明に係る投射型陰極線管の一実施例を
示す模式図である。
する。図１は本発明に係る投射型陰極線管の一実施例を
示す模式図である。
【００１６】図１において、本実施例の投射型陰極線管
１０は図５に示した従来の投射型陰極線管１の主偏向ヨ
ーク５と歪み補正用偏向ヨーク６との間に、特に台形歪
み補正用磁石１２を設けた構造をとる。この台形歪み補
正用磁石１２は、図２に４重極磁石１２として具体的に
示すように、Ｎ極、Ｓ極対の磁石をリング状に２組、ド
ーナツ状に重ねて並べて陰極線管のネック部３ａあるい
はネック管３に設ける。
１０は図５に示した従来の投射型陰極線管１の主偏向ヨ
ーク５と歪み補正用偏向ヨーク６との間に、特に台形歪
み補正用磁石１２を設けた構造をとる。この台形歪み補
正用磁石１２は、図２に４重極磁石１２として具体的に
示すように、Ｎ極、Ｓ極対の磁石をリング状に２組、ド
ーナツ状に重ねて並べて陰極線管のネック部３ａあるい
はネック管３に設ける。
【００１７】図２（ｂ）に特に、４重極磁石１２を分解
して示すように、（ａ1）（ａ2）のＮ，Ｓ二重極と（ｂ
1）（ｂ2）のＮ，Ｓ二重極の各対の磁石により各１本ず
つの電子ビーム８が図３に破線で示すように、Ａの位置
からＡ′へ、またＢの位置からＢ′へ移動して台形歪み
を補正している。
して示すように、（ａ1）（ａ2）のＮ，Ｓ二重極と（ｂ
1）（ｂ2）のＮ，Ｓ二重極の各対の磁石により各１本ず
つの電子ビーム８が図３に破線で示すように、Ａの位置
からＡ′へ、またＢの位置からＢ′へ移動して台形歪み
を補正している。
【００１８】このような電子ビームの移動は、図４に示
すように各磁石によって作られた磁界１４によりローレ
ンツ力１３を受けることによって行われる。図４では電
子ビーム８がローレンツ力１３により破線で示した８ａ
の位置に移動される。これらのローレンツ力１３を与え
る磁界１４は図２に示した４重極磁石１２を陰極線管１
０のネック部円周に沿って回動させ、各Ｎ，Ｓ極の位置
を変化させることにより磁界の強さを変化させることが
できる。結果として、所定の電子ビームの移動量と方向
を任意に指定することができる。
すように各磁石によって作られた磁界１４によりローレ
ンツ力１３を受けることによって行われる。図４では電
子ビーム８がローレンツ力１３により破線で示した８ａ
の位置に移動される。これらのローレンツ力１３を与え
る磁界１４は図２に示した４重極磁石１２を陰極線管１
０のネック部円周に沿って回動させ、各Ｎ，Ｓ極の位置
を変化させることにより磁界の強さを変化させることが
できる。結果として、所定の電子ビームの移動量と方向
を任意に指定することができる。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
Ｎ極とＳ極の磁石を２組、陰極線管の所定位置に設ける
ことによって、従来追加的に設けられていたのこぎり波
電流用のドライブ回路を不要とすることができる。従っ
て、偏向回路容積や消費電力を軽減することができる。
Ｎ極とＳ極の磁石を２組、陰極線管の所定位置に設ける
ことによって、従来追加的に設けられていたのこぎり波
電流用のドライブ回路を不要とすることができる。従っ
て、偏向回路容積や消費電力を軽減することができる。
【図１】本発明に係る投射型陰極線管の一実施例模式図
である。
である。
【図２】本発明に係る４重極磁石斜視図である。
【図３】本発明に係る４重極磁石による台形歪みの補正
説明図である。
説明図である。
【図４】ローレンツ力による電子ビーム移動説明図であ
る。
る。
【図５】従来の投射型陰極線管の模式図である。
【図６】ラスターの台形歪み補正説明図である。
１，１０ 投射型陰極線管 ２ ファンネル ３ ネック管 ３ａ ネック部 ５ 主偏向ヨーク ６ 歪み補正用偏向ヨーク ８ 電子ビーム ９，９ａ 台形歪み補正後の電子ビーム １２ 台形歪み補正用磁石（４重極磁石） １３ ローレンツ力 １４ 磁界
Claims (4)
- 【請求項１】 投射型陰極線管において、該陰極線管の
ネック部近傍に、Ｎ極とＳ極の磁石を２組設けることを
特徴とする投射型陰極線管。 - 【請求項２】 前記各Ｎ極とＳ極はそれぞれ独立して前
記陰極線管のネック部の円周に沿って回動可能であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の投射型陰極
線管。 - 【請求項３】 前記Ｎ極とＳ極の磁石を前記陰極線管の
ネック部の円周に沿って回動させることによって、歪み
を補正し得るように構成したことを特徴とする請求項１
又は２記載の投射型陰極線管。 - 【請求項４】 前記Ｎ極とＳ極からなる４重極を、前記
陰極線管のネック部近傍に設けられた主偏向ヨークと歪
み補正用ヨークとの間に設けることを特徴とする請求項
１〜３のいずれか一つに記載の投射型陰極線管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22440793A JPH0778575A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 投射型陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22440793A JPH0778575A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 投射型陰極線管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0778575A true JPH0778575A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=16813286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22440793A Pending JPH0778575A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 投射型陰極線管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0778575A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1333426C (zh) * | 2002-07-08 | 2007-08-22 | 株式会社日立显示器 | 投射式阴极射线管装置 |
-
1993
- 1993-09-09 JP JP22440793A patent/JPH0778575A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1333426C (zh) * | 2002-07-08 | 2007-08-22 | 株式会社日立显示器 | 投射式阴极射线管装置 |
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