JPH0778440A - ディスクカートリッジおよびドライブ装置ならびにディスクカートリッジ連結装置 - Google Patents

ディスクカートリッジおよびドライブ装置ならびにディスクカートリッジ連結装置

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JPH0778440A
JPH0778440A JP5223749A JP22374993A JPH0778440A JP H0778440 A JPH0778440 A JP H0778440A JP 5223749 A JP5223749 A JP 5223749A JP 22374993 A JP22374993 A JP 22374993A JP H0778440 A JPH0778440 A JP H0778440A
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JP
Japan
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case
disk
disc
middle case
lock
Prior art date
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Pending
Application number
JP5223749A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Takeuchi
博之 竹内
Eiichi Hanakawa
栄一 花川
Akira Kurozuka
章 黒塚
Hironori Okazawa
裕典 岡澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化薄型化に適した、またディスクチェン
ジャーに適したディスクカートリッジとドライブ装置を
提供する。 【構成】 上ケース3と下ケース2と中ケース4とから
なり、中ケース4にディスク1が収納され、中ケース4
は上ケース3と下ケース2と張り合わして作られた間隙
の中をスライドし、ディスク1を半分以上引き出して使
用し、中ケース4の奥コーナー部にロック機構を設け、
また、中ケース4の引き出す側面側にフック形状の突起
部4fを設け、その突起部4fに中ケース4の引出レバ
ー20の先端を引っかけて中ケース4の引き出し収納を
行う。ディスクカートリッジ5の落込みがなくなるた
め、ドライブ内のデッドスペースが最小となり、ドライ
ブの小型化が可能となり、また、ディスクカートリッジ
複数枚が連結可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光でディスクに情報を
記録および再生する光ディスク装置に適したディスクカ
ートリッジおよびドライブ装置ならびにディスクカート
リッジ連結装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オーディオディスクやビデオディスク、
また、コンピュータのデータ記憶装置として、光ディス
ク装置が広く用いられているが、ディスクの記録密度の
向上に伴い、より大容量でかつ小型な光ディスク装置が
要望されている。特に、AV機器のみならず、パーソナ
ルコンピュータの小型化、ポータブル化が進み、光ディ
スク装置の、小型化、薄型化が望まれている。
【0003】一般に、光ディスク装置では、ディスクカ
ートリッジを光ディスク装置内に挿入した後、ディスク
カートリッジをスピンドルモータおよび光ピックアップ
の方向に移動して、ディスクをターンテーブルにチャッ
キングし、記録または再生可能な状態にする必要があ
る。
【0004】以下、図面を参照しながら、このような光
ディスク装置のローディング機構について説明する。図
19は従来の光ディスク装置のローディング機構の構造
を示す斜視図、図20の(a),(b) はそれぞれ従来の光デ
ィスク装置の動作を説明するための側面図である。
【0005】図19、図20において、ディスクカート
リッジ31は、光ディスク装置前面より、カートリッジ
ホルダ32内に挿入される。この時、ディスクカートリ
ッジ31に設けられたスライドシャッタ33は、カート
リッジホルダ32に組みこまれたリンク機構(図示せ
ず)によりスライドし、ディスクの記録、再生部を露出
する。カートリッジホルダ32の両側面には、4個のガ
イドローラ34があり、これらが、スライダ35の両側
面に設けられたガイド溝36に挿入されており、シャー
シ37に植設されたガイドポール38に沿って、上下に
のみ寸法Gだけ移動可能に取り付けられている。
【0006】スライダ35は、カートリッジホルダ32
を下方から挟み込むように、シャーシ37に植設された
ガイドピン39に沿って矢印E方向に寸法Hだけ摺動可
能に取りつけている。スライダ35は、シャーシ37に
対し、スライダばね40により常にE方向に引っ張ら
れ、初期状態では、スライダばね40が最も伸びた状態
で止まるように、ロックアーム(図示せず)により係止
されている。このロックアームによるロック動作は、デ
ィスクカートリッジ31の挿入により、ディスクカート
リッジ31の1つの角に押されて解除される。ロックア
ームによるロック動作が解除されると、スライダ35は
スライダばね40の引張力によりE方向にスライドし、
ガイド溝36に沿ってガイドローラ34が移動し、カー
トリッジホルダ32はシャーシ37の方向(矢印F方
向)に寸法Gだけ移動する。ディスクカートリッジ31
の降下により、ディスクは、スピンドルモータ41に設
けられたターンテーブルに乗ってチャッキングされ、光
ピックアップ42に対して記録、再生可能な距離まで接
近する。
【0007】ディスクカートリッジ31を光ディスク装
置より取り出すときは、ローディングモータ43によ
り、スライダ35が、スライダばね40の引張力に逆ら
って引き戻されてガイド溝36に沿ってガイドローラ3
4が移動し、カートリッジホルダ32は初期状態の位置
まで上昇する。これによりディスクはターンテーブルか
ら離され、ディスクカートリッジ31が取り出し可能な
状態となる。
【0008】なお、図19において、44はスピンドル
モータ41のチャッキングマグネット、45はリニアモ
ータ、46は光学ブロックである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のディスクカートリッジ31や光ディスク装
置のローディング機構では、次のような問題があった。
すなわち、ディスクカートリッジ31を一旦水平に挿入
した後、スピンドルモータ41の方向に降下させること
により、ディスクをターンテーブルに乗せ、光ピックア
ップ42で記録再生可能な状態にするため、ディスクカ
ートリッジ31が降下した後の空間は、ディスクカート
リッジ31の全面積にわたって寸法Gの厚みが空き空間
となる。この空間にはスピンドルモータ41の制御回路
など他の部品を配置することはできず、光ディスク装置
内でデッドスペースとなる。このために、光ディスク装
置の薄型化に限界が生じる。
【0010】また、このようなローディング機構ではデ
ィスクカートリッジ31が挿入されると自動的にスライ
ドシャッタ33が開くようになっているために、ディス
クカートリッジ31をドライブに挿入したまま放置する
とエラーの原因のほこりがディスクに付着するおそれが
あった。
【0011】また、このような光ディスク装置に適用す
るディスクチェンジャについて考えると、ディスクを収
納するディスクストッカを設けて、ロボットの手でスト
ッカからディスクカートリッジ31を引き出してドライ
ブに挿入するような構成となり、ストッカの手前にディ
スクカートリッジ31を運ぶ搬送メカニズムが必要とな
る。したがって、ディスクチェンジャの装置が大型にな
るし、ディスク交換スピードを上げるには困難な構造と
なる。
【0012】本発明は、上記問題を解決するもので、デ
ィスク装置内に大きなデッドスペースを作ることなく、
ディスクカートリッジのローディングを可能にし、ディ
スク装置全体の薄型化、小型化に貢献するとともに、デ
ィスク交換スピードの速いディスクチェンジャーに適し
たディスクカートリッジおよびドライブ装置ならびにデ
ィスクカートリッジ連結装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のディスクカートリッジは、略平板状でこれ
らの間に間隙部を形成した上ケースおよび下ケースと、
略平板状でディスクを配置して前記間隙部に収納された
収納位置からディスクが半分以上引き出された引出位置
までスライド自在とされるとともにディスク駆動用のド
ライブ装置のターンテーブルおよび光学ヘッドが挿入さ
れる開口部を設けた中ケースと、中ケースを収納位置に
ロックさせるロック機構と、中ケースを収納位置より引
出位置に引き出す前記ドライブ装置の引出部材に係合す
る中ケースの被係合部とを備えたものである。
【0014】また、このディスクカートリッジに設けら
れたディスクを駆動させるドライブ装置として、中ケー
スの被係合部に係合する引出部材を有し、この引出部材
を介して中ケースを収納位置より引出位置に引き出すオ
ープニング機構を備えたものである。
【0015】また、複数のディスクカートリッジ同士を
連結させるディスクカートリッジ連結装置として、各デ
ィスクカートリッジに中ケースが出退されない側面部か
ら両平板部側に跨がり切欠き部分の断面形状が略コ字状
の連結用凹部を形成し、両端部が屈曲されて断面形状が
略コ字状とされているとともに側面視して略V字形状の
連結用板ばねを、互いに隣接するディスクカートリッジ
の連結用凹部に跨がって嵌入させてディスクカートリッ
ジ同士を連結させるものである。
【0016】さらに、ディスクカートリッジの使い勝手
をよくするためのオプション機能として、中ケースに、
ディスクの種類および記録可能な領域を指定する複数の
ID識別用孔部を中ケースを引き出す方向に沿って直線
状に配列したり、また、平板部に対して隙間を介して平
行な透明板を配設し、平板部と透明板との隙間にブック
レットなどの表示部材を挿入自在に構成したものであ
る。
【0017】
【作用】上記構成において、ディスクカートリッジをロ
ーディングする際には、ディスクカートリッジをドライ
ブ内に挿入してその状態でカートリッジの位置決めを行
い、オープニング機構の引出部材を中ケースの被係合部
に係合させて中ケースを引出し、光学ヘッドをディスク
に接近させて記録再生動作を行わせる。動作完了後は中
ケースを元の状態に収納する。このようにディスクを配
置した中ケースを収納位置よりディスクが半分以上引き
出される引出位置まで引き出す構成であるため、従来よ
りも、ドライブ装置内に大きなデッドスペースを作るこ
とがなく、ドライブ装置の薄型化および小型化を図るこ
とが可能になる。
【0018】また、ディスクカートリッジの平板部に対
向する箇所にドライブ装置のターンテーブルや光学ヘッ
ドを配置しておらず、この箇所に各種部材を配置できる
ので、複数枚のディスクカートリッジを連結用板ばねに
より連結可能であるとともに、ディスクカートリッジと
透明板の間にブックレットなどの表示部材を挿入でき、
ID識別用孔部にディスクの種類や記録可能な領域を情
報として持つことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例に係るディスクカート
リッジおよびドライブ装置ならびにディスクカートリッ
ジ連結装置について、図面を参照しながら説明する。
【0020】図1は本発明の一実施例に係るディスクカ
ートリッジの構造を示す分解斜視図である。図1におい
て、1は光ディスクや光磁気ディスクからなるディス
ク、2は下ケース、3は上ケース、4は中ケースで、上
ケース3,中ケース4,下ケース2はそれぞれ略四角平
板状とされ、これらの上ケース3,中ケース4,下ケー
ス2,ディスク1などで図2などに示すディスクカート
リッジ5が構成されている。中ケース4内にディスク1
が配置され、中ケース4は上ケース3と下ケース2とを
組み合わせて作られた間隙部に収納された収納位置(図
2参照)から、ディスク1が半分以上引き出された引出
位置(図3〜図5参照)までスライド自在とされてい
る。
【0021】図1,図4などに示すように、下ケース2
には、中ケース4が引き出される側を除く3辺部分に平
板部2aより厚い縁部2bが設けられ、これらの縁部2
bで囲まれた箇所に中ケース4が入る間隙部を設けてい
る。つまり、下ケース2における中ケース4の引き出し
側の1辺部分は中ケース4が摺動する出入口となるため
に縁部は設けられてない。上ケース3は下ケース2と同
様な構造とされている。図1における6は上ケース3と
下ケース2とを結合する固定ねじである。
【0022】中ケース4には、外周の4辺部分に平板部
4aより厚い縁部4bが設けられて補強されている。そ
して、この縁部4bと同じ高さで中ケース4の中央部側
に伸びる複数のリブ4cが形成されている。このリブ4
cは、中ケース4の剛性を上げているとともに、中ケー
ス4が収納されているときに上ケース3,下ケース2の
平板部2a,4aの内壁に摺動してこれらの平板部2
a,4aの内壁がディスク1に接触することを防止して
いる。
【0023】図4,図7などに示すように、下ケース2
および上ケース3の縁部2b,3bにおける引き出し方
向に沿う両側部の内側には凹部としての摺動溝2cが形
成されているとともに、中ケース4の縁部4bの摺動両
側部にはこれらの摺動溝2cにスライド自在に嵌入され
たスライド突起4dが形成されており、このスライド突
起4dにより中ケース4の引き出し範囲が決められてい
る。また、図8に示すように、中ケース4の両側部にお
ける引き出し側寄りの箇所には凸部を有する弾性凸片4
eが弾性変形可能に一体形成されており、中ケース4が
収納されている際に、摺動溝2cにおける中ケース4の
引き出し側寄り箇所に弾性凸片4eの凸部が係合して中
ケース4を収納位置に補助的に保持するようになってい
る。
【0024】図8などに示すように、中ケース4におけ
る引き出し側の面の両端には、被係合部としてのフック
形状の突起4fが設けられている。そして、この突起4
fに、後述するドライブ装置の引出レバー20(図9参
照)が係合するようになっているとともに、この突起4
fの根元箇所には引出レバー20を突起4f側に案内す
る傾斜面4gが形成されている。そして、中ケース4の
突起4fや傾斜面4gが露出するように下ケース2およ
び上ケース3の引き出し側手前のコーナー部は切欠かれ
ている。
【0025】また、中ケース4における引き出し方向に
対して奥側の両コーナ部は後述するロック機構7のロッ
クばね8などを避けるために切欠かれている。この切欠
き部4hに臨むように中ケース4の摺動側面の奥端部内
側には直角面4iと傾斜面4j(図7参照)とを有する
ロック突起部4kが設けられている。ロック機構7のロ
ックばね8は短冊状の板ばねの先端部を2回折り曲げて
ロック部8aを構成し、他端は1回折り曲げて固定部8
bを構成している。ロックばね8の固定部8bは湾曲形
状であり、湾曲部の膨らみが下ケース2および上ケース
3の縁部2aとロックばね取り付け用突部2dとの間の
間隙より少し大きく設定され、この間隙に固定部8bの
湾曲部を広げるように差し込まれて弾性力を持った状態
で固定され、ぐらつくことはない。このロックばね取付
用突起2dには上ケース3と下ケース2とを固定する固
定ねじ6のねじ孔が形成されている。
【0026】また、ロックばね8に近接してロック解除
レバー9が配設されている。このロック解除レバー9は
短冊状レバー部9aの一端に解除用突起9bが設けられ
た形状とされ、上ケース3および下ケース2に形成され
た孔部2eから解除用突起9bが突出された姿勢で上ケ
ース3と下ケース2との間で摺動自在とされている。こ
のロック解除レバー9の端辺はロックばね8に当接され
ている。ここで、上ケース3および下ケース2における
孔部2eが設けられた外面箇所は湾曲形状に切欠かれて
なる解除用溝部5aが形成され、この解除用溝部5aか
ら解除用突起9bが突出されている。解除用溝部5a側
よりロック解除レバー9が押されると、ロックばね8は
その弾性のために図7において仮想線で示す位置まで後
退してロック突起部4kから離間されて中ケース4のロ
ック状態が解除されるようになっている。ロック解除レ
バー9を押さない限りロックばね8は後退しないので、
ロック部8aがロック突起部4kに引っかかって中ケー
ス4は引き出されることがない。ロック解除レバー9は
ディスクカートリッジ5の両サイドに1つずつ設けられ
ており、これらのロック解除レバー9を同時に押さない
かぎり中ケース4は引き出されることがないので誤操作
を防止でき、安全である。
【0027】さらに、中ケース4の中央部にはドライブ
装置のターンテーブル12および光学ヘッド11(図
4,図5参照)が挿入されるように略前方後円墳形状に
切欠かれて開口部4mが形成されている。また、10は
ディスク押さえばねであり、一端は中ケース4に固定さ
れており、中ケース4とディスク押さえばね10との間
にディスク1が挟み込まれる構造になっている(図3、
図10参照)。
【0028】ディスクカートリッジ5を横方向から挿入
すると、ディスクカートリッジ5は、ドライブ装置に設
けられたロック解除爪がディスクカートリッジ5の解除
用溝部5aに当接する位置まで移動され、ロック解除爪
がロック解除レバー9の解除用突起9bを押すとともに
ディスクカートリッジ5の位置を保持するようになって
いる。解除用突起9bが押されることにより、ロックば
ね8がロック突起部4kから離間されてロックが解除さ
れた状態(図7において仮想線で示す状態)になるが、
この時には、図8に示すように、摺動溝2cに弾性凸片
4eが係合して中ケース4は収納位置に補助的に保持さ
れ、軽いロック状態となる。この場合には、軽い力で中
ケース4は引き出し可能である。
【0029】中ケース4が引き出されると、ここでは図
示していないが、ドライブ装置におけるスピンドルモー
タおよび光ピックアップ、トラバースが乗せられたベー
ス台などが上昇してディスク1はクランプされて記録再
生が行われる。
【0030】上ケース3および下ケース2から引き出さ
れたディスク1への記録再生が終了すると、中ケース4
は再び上ケース3および下ケース2内に収納されて待機
状態になる。この状態では解除用突起9bが押されてい
てロックばね8は解除の位置にあるが、上記と同様に軽
いロック状態であり、再度記録再生する場合はそのまま
軽く中ケース4を引き出せば良い。
【0031】一方、ディスクカートリッジ5をドライブ
装置より外に取り出すとロックばね8はその弾性力で元
の状態(図7において実線で示す状態)に戻るため、ロ
ックばね8のロック部8aと中ケース4のロック突起部
4kが噛み合って中ケース4を強固に引っ張っても引き
出せない状態となる。
【0032】なお、上記実施例においては、中ケース4
に凸部を有する弾性凸片4eを設け、中ケース4が収納
されている際に、摺動溝2cにおける中ケース4の引き
出し側寄り箇所に弾性凸片4eの凸部が係合して中ケー
ス4を収納位置に補助的に保持する構成を述べたが、中
ケース4に凹部を設けるとともに上ケース3や下ケース
2に凸部を設けて、中ケース4が収納されている際にこ
れらの凹部と凸部とが係合するように配置して、中ケー
ス4を収納位置に補助的に保持してもよい。
【0033】図9は中ケース4を引き出すためのドライ
ブ装置のオープニング機構を示す図である。図9におい
て、20は引出部材としての中ケース4の引出レバー、
21は扇状ギヤ、22はモーター、23はモーター22
の中心軸に取り付けられた小ギヤ、24はドライブ装置
の外形である。扇状ギヤ21、モーター22、小ギヤ2
3は中ケース4の下方に設置され、引出レバー20は中
ケース4の上方に設置されている。
【0034】次に、中ケース4を引き出すオープニング
機構の原理について説明する。ディスクカートリッジ5
はドライブ装置に横方向(図9においては左側)から挿
入されて中ケース4の突起4fが位置bにくるまでスラ
イドし、その位置で静止する。なお、位置aは中ケース
4の突起4fが位置bまで移動する少し前の位置で、デ
ィスクカートリッジ5がドライブ装置内をスライドして
いる途中の状態を示し、中ケース4は引出レバー20に
接触しようとしている。中ケース4の突起4fが位置a
の状態からディスクカートリッジ5を右にスライドさせ
ていくと中ケース4の突起4fの根元部の傾斜面4gに
引出レバー20が接触する。接触した状態からさらにデ
ィスクカートリッジ5が右に移動して位置bまでスライ
ドしていくと、引出レバー20の先端部は傾斜面4gに
沿って移動して突起4fで形成される凹部にはまり込
む。
【0035】中ケース4の突起4fが位置bにある時、
引出レバー20は中ケース4の突起4fに引っかかった
状態になっている。ここで、モーター22が駆動状態に
なり、小ギヤ23を回転させ、小ギヤ23にかみ合って
いる扇状ギヤ21を扇状ギヤ21の中心軸21a回りに
回転させる。扇状ギヤ21と引出レバー20は中心軸2
1aで連結されているので、扇状ギヤ21の回転に合わ
せて引出レバー20も回転する。この場合、引出レバー
20の回転方向が時計回りになるようにモーター22が
回転される。
【0036】引出レバー20は3回折り曲げたトライア
ングル形状部分を有し、先端から中心軸21aの距離を
可変可能なばね構造になっている。したがって、引出レ
バー20が回転して位置bから位置cに移動するにつれ
て、引出レバー20はその先端から中心軸21aまでの
距離を短くし、また位置cを通過して位置dに移動する
につれて、引出レバー20はその先端から中心軸21a
までの距離を元の状態に戻していく。
【0037】また、中ケース4を収納し、ディスクカー
トリッジ5を送り出すときは、上記動作と逆の操作が行
われる。図10は、ディスク押さえばね解除機構を示
し、図4のA−A断面の拡大図である。図10の(a) は
中ケース4が上ケース3および下ケース2に収納されて
いる状態を示し、ディスク押さえばね10と中ケース4
の平板部4aとの間にディスク1が保持されている。図
10の(b) は中ケース4が上ケース3および下ケース2
からドライブ装置のターンテーブル12の上まで引き出
された状態を示し、この状態の時もディスク押さえばね
10と中ケース4の平板部4aとの間にディスク1が保
持されている。図10の(c) はターンテーブル12が上
方に移動してターンテーブル12の中心軸13がディス
ク押さえばね8を持ち上げた状態を示す。ターンテーブ
ル12の中心軸13の先端はピンポイント形状になって
いる。ターンテーブル12によりディスク1は保持され
るが、中心軸13の先端によりディスク押さえばね8が
持ち上げられ、この結果、ディスク1はディスク押さえ
ばね10とも中ケース4とも接触せず、ターンテーブル
12の回転力のみ受ける。また、中心軸13の先端がピ
ンポイント形状になっているため、中心軸13とディス
ク押さえばね10との摩擦は小さくなり、ターンテーブ
ル12の回転に支障を生じることもない。
【0038】この際、ディスクカートリッジを落し込む
従来のような動作は行わず、ターンテーブル12を上昇
させるだけであり、また、ここでは示していないがドラ
イブ装置の光学ヘッドおよび磁気ヘッドも上昇させる。
これらの光学ヘッドおよび磁気ヘッドを上昇させる領域
は、中ケース4を引き出した領域内に収められている。
したがって、光学ヘッドおよび磁気ヘッドなどの上下動
によるドライブ装置内のデッドスペースが最小におさま
り、電気回路部の取り付けスペースが確保されドライブ
の小型化薄型化が図れる。
【0039】ここで、図4における11は磁気ヘッド一
体型の光学ヘッドで、この光学ヘッド11はディスク1
(この場合は光磁気ディスク)の下方位置で駆動する構
造になっている。このように光学ヘッド11に磁気ヘッ
ドを設けたドライブ構造にしている理由は、従来の磁界
変調方式の光磁気ディスク装置は、光磁気ディスクを挟
むように光学ヘッドと磁気ヘッドとを配置した構成であ
り、両方のヘッドをアクセス時に駆動させるために、光
磁気ディスクの両面側に駆動機構が必要となり、機器の
小型化を妨げる欠点があったからである。このように磁
気ヘッド一体型の光学ヘッド11を用いた構成によっ
て、光磁気ディスクの片面側だけに駆動機構を配設すれ
ばよいため、従来よりも光磁気ディスク装置を小型化薄
型化することができる。
【0040】また、図11に示すような磁気ヘッド用デ
ィスク押さえばね14を用いてもよい。このディスク押
さえばね14は、基本的な機能は先に示したディスク押
さえばね10の機能と同一であるが、高透磁性材料から
構成され、磁気ヘッドが通過する領域を覆う範囲で高透
磁率のディスク押さえばね14が存在するようになって
いる。このようにディスク1の片面側に磁気ヘッド(光
学ヘッド11)を配置し、他方の面側に高透磁率のディ
スク押さえばね14を配置することにより、磁気ヘッド
(光学ヘッド11)と磁気ヘッド用のディスク押さえば
ね14との間に磁気回路を構成し、ディスク面上での垂
直磁界を強くすることができ、光磁気ディスクへの記録
を容易にすることが可能となる。
【0041】また、図8などに示すように、中ケース4
には、この中ケース4を引き出す方向に複数のID識別
用孔部4nが直線状に配置され、このID識別用孔部4
nは、ディスク1の種類および記録可能な領域を指定す
るために形成されており、中ケース1が引き出された時
に露出するようになっている。これに対応してドライブ
装置には図4,図5に示すようにID識別用孔部4nが
通過する位置に検出器としての反射型の光センサ19が
配置されている。この実施例の場合は、中ケース1を引
き出す方向に2列でID識別用孔部4nが形成されてい
るので反射型の光センサ19は2個使用されている。
【0042】このID識別用孔部4nを検出する原理に
ついて説明する。中ケース4は、フック形状の突起4f
に引出レバー20の先端を引っかけることにより、引き
出し収納を行う。引出レバー20が、中ケース4を引き
出す方向に動き始める瞬間に光センサ19を駆動状態に
し、中ケース4を引き出す。光センサ19の光は、中ケ
ース4に照射しない領域、中ケース4の平板部4aで反
射する領域、中ケース4のID識別用孔部4nで透過ま
たは乱反射する領域の3領域がある。中ケース4を引き
出す場合、光センサ19の光が中ケース4に照射しない
領域から中ケース4の平板部4aで反射する領域に入っ
た瞬間、光センサ19で検知する信号に変化が生じる。
その変化信号をトリガー信号とする。また、光センサ1
9からの光が中ケース4の平板部4aで反射する領域に
入った瞬間からID識別用孔部4nの最後の孔(図4に
おいてはID識別用孔部4nの最左列の孔)を読み終わ
る瞬間までは、中ケース4の引き出し速度を一定速度に
しておくことにより、どの位置のID識別用孔部4nが
空いているか検知することができる。
【0043】この機構を利用することにより、ディスク
1の種類や記録可能な領域をID識別用孔部4nに2ビ
ット情報および4ビット情報として割り当てることが可
能(本実施例の場合、引き出し方向に2個と4個の孔が
空いているため)であり、ディスク引き出し時にディス
ク情報を検知することが可能である。
【0044】次に、複数のディスクカートリッジ同士を
連結させるディスクカートリッジ連結装置について図1
2〜図17を参照しながら説明する。各ディスクカート
リッジ5には側面部から両平板部側に跨がって切欠か
れ、切欠き部分の断面形状が略コ字状の連結用凹部5b
が形成されている。図示しないが、連結用凹部5bの上
下面には湾曲形状の窪みがさらに形成されている。そし
て、両端部が屈曲されて断面形状が略コ字状とされてい
るとともに側面視して略V字形状の連結用板ばね15
が、互いの平板部同士が対向するように積み重ねられた
ディスクカートリッジ5の連結用凹部5bに跨がって嵌
入されている。
【0045】つまり、連結用板ばね15は、縦方向の長
さL1がディスクカートリッジの厚みt(図2参照)の
ほぼ2倍であり、横方向の長さL2はディスクカートリ
ッジのコの字形状の溝幅L3と同一であり、各先端部に
湾曲形状の折り曲げ部15a、15b、15cを有して
いる。そして、この折り曲げ部15a、15b、15c
が連結用凹部5bに設けられている湾曲形状の窪みにか
み合う構成になっている。なお、連結用凹部5bに形成
されている窪みや折り曲げ部15a、15b、15cの
形状をV溝形状としてもよい。
【0046】ここで、図14〜図17においては、ディ
スクカートリッジ5を4枚重ね合わせ、ディスクカート
リッジ5の連結用凹部5bに連結用板ばね15をディス
クカートリッジ5の厚みtずつずらして嵌め込み、ディ
スクカートリッジ5を4枚連結した場合を示す。本実施
例ではディスクカートリッジ5を4枚連結した場合を示
したが、この機構は原理的には、無限枚数のディスクカ
ートリッジ5を連結可能である。
【0047】図18は本実施例のディスクカートリッジ
5の片面に透明板16を設けた図である。ディスクカー
トリッジ5と透明板16との間には間隙が設けられてお
り、曲名またはファイル名などが書かれたブックレット
17がその間隙に着脱可能になっている。また、ブック
レット17がディスクカートリッジ5と透明板16の間
に収納されている状態から取り出したい場合は、透明板
16に設けられた切り欠き16aからブックレットの一
部をつかんで取り出すことが可能である。18は背表紙
である。
【0048】本実施例では、ディスクカートリッジ5が
1枚である場合について説明したが、図14〜図17に
示す連結したディスクカートリッジ5についても適用可
能である。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ディスク
カートリッジとして、略平板状でこれらの間に間隙部を
形成した上ケースおよび下ケースと、略平板状でディス
クを配置して前記間隙部に収納された収納位置からディ
スクが半分以上引き出された引出位置までスライド自在
とされるとともにディスク駆動用のドライブ装置のター
ンテーブルおよび光学ヘッドが挿入される開口部を設け
た中ケースと、中ケースを収納位置にロックさせるロッ
ク機構と、中ケースを収納位置より引出位置に引き出す
前記ドライブ装置の引出部材に係合する中ケースの被係
合部とを備えることにより、ディスクを配置した中ケー
スを収納位置よりディスクが半分以上引き出される引出
位置まで引き出し、光学ヘッドをディスクに接近させて
使用する構成であるので、従来技術のようなディスクカ
ートリッジの落し込みによるデットスペースではなく、
光ピックアップ部の上下動によるデッドスペースで最小
に収まり、電気回路部の取り付けスペースが確保されて
ドライブ装置の小型化薄型化が図れる。
【0050】また、ディスクカートリッジとして、さら
に、上ケースおよび下ケースは略四角平板状で3辺部分
にその平板部より厚い縁部を有し、中ケースは略四角平
板状で外周部分にその平板部より厚い縁部を有する構造
とすることにより、強度的にも優れたものとなる。
【0051】また、ロック機構として、一端が上ケース
または下ケースの少なくとも一方に固定され他端がフッ
ク状に折り曲げられた板状のロックばねと、中ケースに
形成され、直角面および傾斜面を有して中ケースが収納
位置にある場合に前記ロックばねに係合するロック突起
部とを設けた構造を採用できるが、この機構はディスク
カートリッジの厚みと同等の厚みで製作することが可能
で、小型化薄型化に最適な構造である。また、このディ
スクカートリッジをドライブ装置より取り出すとロック
ばねが中ケースのロック突起部とかみ合うため、強固な
力で引っ張ってもディスクは引き抜くことはできない。
また、従来のカートリッジのような強度の弱い窓カバー
もなく隙間も殆どなくすことができるので、単品でのハ
ンドリングに最良である。また従来のディスクカートリ
ッジのような光ヘッドの挿入窓を設けなくてもよいた
め、ディスクカートリッジの表面に透明板を取り付ける
ことにより、ディスクカートリッジと透明板の間にブッ
クレットなどを自由に挿入することができ、従来保護ケ
ース内にディスクカートリッジを入れて販売していたの
が、保護ケースなしの状態で販売可能となり、コスト減
に貢献する。
【0052】さらに、ディスクカートリッジ内にID識
別用孔部を設けることにより、ディスク引き出し時にデ
ィスクの種類や記録可能な領域を検知可能である。さら
に、ディスクカートリッジにコの字形状の連結用凹部を
設け、この連結用凹部に連結用金具を嵌め込むことによ
り、複数枚のディスクカートリッジを連結可能であり、
小空間でディスク交換スピードの速いディスクチェンジ
ャーに最適の構造となる。
【0053】さらに、本発明のディスクカートリッジは
1枚使用のディスクドライブおよび複数枚の使用のチェ
ンジャーの内部でディスクを上下ケース内に収納した待
機状態をも作ることができるのでドライブあるいはチェ
ンジャに挿入状態のまま放置してもエラーの原因のほこ
りがディスクに付着することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るディスクカートリッジ
の構造を示す分解斜視図
【図2】同ディスクカートリッジの中ケース収納時の斜
視図
【図3】同ディスクカートリッジの中ケース引出時の斜
視図
【図4】同ディスクカートリッジの平面図
【図5】図4のA−A線で切断したディスクカートリッ
ジの断面図
【図6】(a) は図4のB−B線で切断したディスクカー
トリッジの断面図 (b) は図4のC−C線から見たディスクカートリッジの
矢視図 (c) は図4のD−D線から見たディスクカートリッジの
矢視図
【図7】同ディスクカートリッジの要部拡大平面図
【図8】同ディスクカートリッジの要部拡大平面図
【図9】同ディスクカートリッジおよびドライブ装置の
平面図
【図10】(a) 〜(c) はそれぞれディスク押さえばね解
除機構を説明するための断面図
【図11】本発明の他の実施例に係るディスクカートリ
ッジの平面図
【図12】本発明の実施例に係るディスクカートリッジ
の平面図
【図13】本発明の実施例に係る連結用金具の斜視図
【図14】本発明の実施例に係る連結したディスクカー
トリッジの斜視図
【図15】同連結したディスクカートリッジの斜視図
【図16】同連結したディスクカートリッジの正面図
【図17】同連結したディスクカートリッジの側面図
【図18】本発明の他の実施例に係るディスクカートリ
ッジの斜視図
【図19】従来のディスクカートリッジとディスクロー
ディング機構の斜視図
【図20】従来のディスクローディング機構の斜視図
【符号の説明】
1 ディスク 2 下ケース 2a,3a,4a 平板部 2b,3b,4b 縁部 2c 摺動溝(凹部) 3 上ケース 4 中ケース 4c リブ 4d スライド突起 4e 弾性凸片(凸部) 4f 突起(被係合部) 4g 傾斜面 4i 直角面 4j 傾斜面 4k ロック突起部 4n ID識別用孔部 4m 開口部 5 ディスクカートリッジ 5a 解除用溝部 5b 連結用凹部 7 ロック機構 8 ロックばね 9 ロック解除レバー 10,14 ディスク押さえばね 11 光学ヘッド 12 ターンテーブル 13 中心軸 15 連結用板ばね(連結用金
具) 15a、15b、15c 折り曲げ部 16 透明板 17 ブックレット(表示部材) 19 光センサ(光検出器) 20 引出レバー(引出部材) 21a 中心軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡澤 裕典 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略平板状でこれらの間に間隙部を形成し
    た上ケースおよび下ケースと、略平板状でディスクを配
    置して前記間隙部に収納された収納位置からディスクが
    半分以上引き出された引出位置までスライド自在とされ
    るとともにディスク駆動用のドライブ装置のターンテー
    ブルおよび光学ヘッドが挿入される開口部を設けた中ケ
    ースと、中ケースを収納位置にロックさせるロック機構
    と、中ケースを収納位置より引出位置に引き出す前記ド
    ライブ装置の引出部材に係合する中ケースの被係合部と
    を備えたディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 上ケースおよび下ケースは略四角平板状
    で3辺部分にその平板部より厚い縁部を有し、中ケース
    は略四角平板状で外周部分にその平板部より厚い縁部を
    有する請求項1記載のディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 ロック機構には、一端が上ケースまたは
    下ケースの少なくとも一方に固定され他端がフック状に
    折り曲げられた板状のロックばねと、中ケースに形成さ
    れ、直角面および傾斜面を有して中ケースが収納位置に
    ある場合に前記ロックばねに係合するロック突起部とが
    設けられた請求項1記載のディスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 上ケースおよび下ケースに摺動自在に配
    置され、端部がロックばねに当接可能で、ロックばねを
    押し込む方向に摺動されることによりロックばねを押圧
    してロック突起部から離間させて中ケースのロック状態
    を解除させるロック解除レバーを設けた請求項3記載の
    ディスクカートリッジ。
  5. 【請求項5】 中ケースの引き出し側の面に被係合部と
    してのフック形状の突起が形成され、この突起の根元部
    に引出部材を突起側に案内する傾斜面が形成された請求
    項1記載のディスクカートリッジ。
  6. 【請求項6】 中ケースにおける上ケースおよび下ケー
    スに対してスライドする面に凸部または凹部を形成し、
    上ケースまたは下ケースの少なくとも一方に、前記中ケ
    ースの凸部または凹部に係合する凹部または凸部を形成
    し、これらの凸部と凹部との係合動作により中ケースを
    収納位置に保持する補助ロック機構を設けた請求項1記
    載のディスクカートリッジ。
  7. 【請求項7】 ディスクの中央部に当接してディスクを
    平板部側に押圧するディスク押さえばねが中ケース内に
    設けられた請求項1記載のディスクカートリッジ。
  8. 【請求項8】 ディスク押さえばねが、平板部を平面視
    して磁気記録ヘッドの通過する軌跡を覆う範囲で配設さ
    れ、高透磁率体より形成された請求項7記載のディスク
    カートリッジ。
  9. 【請求項9】 中ケースに、ディスクの種類および記録
    可能な領域を指定するための複数のID識別用孔部を中
    ケースを引き出す方向に沿って直線状に配列した請求項
    1記載のディスクカートリッジ。
  10. 【請求項10】 隙間を介して平板部と平行に透明板を
    配設し、平板部と透明板との隙間に表示部材を挿入自在
    とした請求項1記載のディスクカートリッジ。
  11. 【請求項11】 請求項1記載のディスクカートリッジ
    に設けられたディスクを駆動させるドライブ装置であっ
    て、中ケースの被係合部に係合する引出部材を有し、こ
    の引出部材を介して中ケースを収納位置より引出位置に
    引き出すオープニング機構を備えたドライブ装置。
  12. 【請求項12】 引出部材は一端で回転自在に支持さ
    れ、この引出部材の一端の回転中心から他端までの距離
    が伸縮可能なばね構造を有する請求項11記載のドライ
    ブ装置。
  13. 【請求項13】 請求項7記載のディスクカートリッジ
    に設けられたディスクを駆動させるドライブ装置であっ
    て、ディスクを回転させるターンテーブルの中心軸の先
    端をピンポイント形状に形成し、ディスクの読み込み時
    または書き込み時にこのピンポイント部によりディスク
    押さえばねを押し上げて、ディスク押さえばねをディス
    クから離反させるドライブ装置。
  14. 【請求項14】 請求項9記載のディスクカートリッジ
    に設けられたディスクを駆動させるドライブ装置であっ
    て、中ケースを引き出す方向に沿って直線状に配列した
    ID識別用孔部を検出する検出器を前記配列方向の1列
    につき1個ずつ設けたドライブ装置。
  15. 【請求項15】 請求項1記載の複数のディスクカート
    リッジ同士を互いの平板部同士が対向するように連結さ
    せるディスクカートリッジ連結装置であって、各ディス
    クカートリッジに中ケースが出退されない側面部から両
    平板部側に跨がり切欠き部分の断面形状が略コ字状の連
    結用凹部を形成し、両端部が屈曲されて断面形状が略コ
    字状とされているとともに側面視して略V字形状の連結
    用板金具を、互いに隣接するディスクカートリッジの連
    結用凹部に跨がって嵌入させてディスクカートリッジ同
    士を連結させるディスクカートリッジ連結装置。
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