JPH0778192A - 画像処理方法及び装置 - Google Patents

画像処理方法及び装置

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JPH0778192A
JPH0778192A JP5162784A JP16278493A JPH0778192A JP H0778192 A JPH0778192 A JP H0778192A JP 5162784 A JP5162784 A JP 5162784A JP 16278493 A JP16278493 A JP 16278493A JP H0778192 A JPH0778192 A JP H0778192A
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JP5162784A
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Inventor
Satoshi Kondo
智 近藤
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】閉領域と与点との関係を正しく判定する。 【構成】判定の対象となる閉領域と点とを読み込んだな
ら、まずその点が閉領域の輪郭線を成す図形要素上にあ
るか判定する。輪郭線上にある場合には、それを結果と
して終了する。そうでない場合には、点を端点とする半
直線を設定し、その半直線と閉領域を成す図形要素との
交点を求める。その交点が図形要素の端点でないか、ま
たは図形よそと半直線との接点でないかを判定し、いず
れかであれば正しい判定はできないものとして、再び半
直線を設定することからやり直す。交点が妥当であるな
ら、交点の数を数え、その数に基づいて与点が閉領域の
内部か外部かを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばCAD/CAM
システム等の画像処理の方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来行なわれている画像処理において
は、閉領域と点との位置関係を判定する方法として、点
を通る半直線を想定し、その半直線と閉領域を構成する
図形要素との全交点を求め、交点の個数が奇数なら内
部、偶数なら外部と判定する方法が知られている。
【0003】また、閉領域内部の点を生成する方法とし
て、閉領域を構成する図形要素の中点等から、閉領域の
内側に、閉領域からはみ出さない程度に微小量オフセッ
トされた点を求める方法があった。また、閉領域などの
図形要素にその属性等の何らかの情報をリンクさせる場
合、オペレータが対話方式でリンクする情報とそのリン
ク先の図形要素を入力していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】及び
【作用】しかしながら、上記従来の方法で閉領域と点と
の位置関係を判定する場合、点を通る半直線が閉領域を
構成する図形要素に接してしまうケースや、図形要素の
端点が交点となるケースでは、誤った判定をしてしまう
という欠点があった。また、閉領域内部の点を生成する
場合には、オフセット量を経験的に設定していたため
に、必ずしも生成された点が閉領域内部の点であるとい
う保証がなく、また、内部であったとしてもオフセット
量が微小なために閉領域の境界付近に点が生成され、そ
の点を表示した場合判別しづらいという問題があった。
【0005】また、図形要素とそれにリンクする情報と
の入力は、対話方式でオペレータが行なっていたため、
生産性が低かった。本発明は上記従来例に鑑みて成され
たもので、閉領域と点との位置関係を正しく判定するこ
とのできる画像処理方法及び装置を提供することを第1
の目的とする。
【0006】また、閉領域内部の点を正しく生成するこ
とのできる画像処理方法及び装置を提供することを第2
の目的とする。また、図形要素とそれにリンクさせる情
報との対応付けを自動的に行なうことのできる画像処理
方法及び装置を提供することを第3の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明の画像処理方法は次のような構成から
なる。与点が閉領域を形成する図形要素上にあるかを判
定する工程と、与点を端点とする半直線を設定する工程
と、前記半直線と前記図形要素との交点を計算する計算
工程と、該計算工程により計算された交点の妥当性を判
定する判定工程と、該判定工程による判定結果と前記計
算工程による交点とに基づいて、与点の閉領域に対する
内外判定を行なう工程とを備える。
【0008】また、上記第2の目的を達成するために本
発明の画像処理方法は次のような構成からなる。閉領域
を形成する図形要素と交差する直線を生成する生成工程
と、前記生成工程により生成された直線と前記図形要素
との交点を算出する算出工程と、該算出工程による交点
に基づいて、前記閉領域内部の線分を決定する決定工程
と、また、上記第3の目的を達成するために本発明の画
像処理方法は次のような構成からなる。
【0009】位置情報を含む属性情報と閉領域とを対応
づける画像処理方法であって、前記属性情報に含まれる
位置情報の示す点の位置が、前記閉領域に含まれるか判
定する判定工程と、前記判定工程による判定結果に基づ
いて、前記閉領域と前記属性情報とを対応づける工程と
を備える。
【0010】さらに、位置情報を含む属性情報と閉領域
とを対応づける画像処理方法であって、前記属性情報に
含まれる位置情報の示す点の位置が、前記閉領域に含ま
れるか判定する判定工程と、前記判定工程による判定結
果に基づいて、前記閉領域と前記属性情報とを対応づけ
る工程と、前記判定工程による判定結果に基づいて、前
記閉領域と対応づけられない属性情報を記憶する記憶工
程とを備える。
【0011】さらに、位置情報を含む属性情報と図形要
素とを対応づける画像処理方法であって、前記属性情報
に含まれる位置情報の示す点の位置が、前記図形要素上
にあるか判定する判定工程と、前記判定工程による判定
結果に基づいて、前図形要素と前記属性情報とを対応づ
ける工程とを備える。
【0012】また、上記第1の目的を達成するために、
本発明の画像処理装置は次のような構成からなる。与点
が閉領域を形成する図形要素上にあるかを判定する手段
と、与点を端点とする半直線を設定する手段と、前記半
直線と前記図形要素との交点を計算する計算手段と、該
計算手段により計算された交点の妥当性を判定する判定
手段と、該判定手段による判定結果と前記計算手段によ
る交点とに基づいて、与点の閉領域に対する内外判定を
行なう手段とを備える。
【0013】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明の画像処理装置は次のような構成からなる。閉領
域を形成する図形要素と交差する直線を生成する生成手
段と、前記生成手段により生成された直線と前記図形要
素との交点を算出する算出手段と、該算出手段による交
点に基づいて、前記閉領域内部の線分を決定する決定手
段と、該決定手段による線分を基に、前記閉領域内部の
点を求める手段とを備える。
【0014】また、上記第3の目的を達成するために、
本発明の画像処理装置は次のような構成からなる。位置
情報を含む属性情報と閉領域とを対応づける画像処理装
置であって、前記属性情報に含まれる位置情報の示す点
の位置が、前記閉領域に含まれるか判定する判定手段
と、前記判定手段による判定結果に基づいて、前記閉領
域と前記属性情報とを対応づける手段とを備える。
【0015】さらに、位置情報を含む属性情報と閉領域
とを対応づける画像処理装置であって、前記属性情報に
含まれる位置情報の示す点の位置が、前記閉領域に含ま
れるか判定する判定手段と、前記判定手段による判定結
果に基づいて、前記閉領域と前記属性情報とを対応づけ
る手段と、前記判定手段による判定結果に基づいて、前
記閉領域と対応づけられない属性情報を記憶する記憶手
段とを備える。
【0016】さらに、位置情報を含む属性情報と図形要
素とを対応づける画像処理装置であって、前記属性情報
に含まれる位置情報の示す点の位置が、前記図形要素上
にあるか判定する判定手段と、前記判定手段による判定
結果に基づいて、前図形要素と前記属性情報とを対応づ
ける手段とを備える。
【0017】
【第1実施例】以下、本発明の第1の実施例である画像
処理装置を図を用いて説明する。図1は本実施例の装置
により閉領域と点との位置関係を判定する処理の動作を
説明するフローチャートで、オンライン判定ステップ
(S101)、方向設定ステップ(S102)、図形要
素取り出しステップ(S103)、交点計算ステップ
(S104)、交点判定ステップ(S105)、終点判
定ステップ(S106)、内外判定ステップ(S10
7)から構成される。
【0018】図2は上記フローチャートに示す動作を実
行するハードウェアの概念図であり、計算,判定等を行
なう中央処理装置1と、データやプログラムが記憶され
る磁気ディスクやメモリ等の記憶装置2と、データやプ
ログラム等を読み込む磁気テープ装置やネットワーク装
置等の情報読み込み装置3とから構成される。次に、動
作について説明する。
【0019】ここで、図1のフローチャートの全ステッ
プでの計算,判定等の処理は、図2に示す中央処理装置
1で行なうものとする。まず、ステップS101では、
図2に示す記憶装置2あるいは情報読み込み装置3か
ら、閉領域を構成する図形要素データと、判定対象の点
(与点と呼ぶ)の座標を読み込み、与点が閉領域を構成
する図形要素のいずれかの線上にあるか(オンラインと
なっているか)をチェックし、オンラインとなっている
場合は、判定結果をオンラインであるとし、全体の処理
を終了する。図3はオンラインとなる例を示したもので
(a)は与点Pが図形要素Eにオンラインとなっている
例、(b)は与点Pが図形要素E1,E2に共にオンラ
インとなっている例である。本ステップを最初に行なう
理由は以下による。
【0020】(1)図3(b)のように、図形要素の端
点と与点が一致する場合、ステップS102で与点を端
点とする半直線をどのような方向を設定しても、ステッ
プS105の判定では、半直線と図形要素との交点が図
形要素の端点に一致するため、その交点が妥当でないと
判定され、ステップS102〜ステップS105の間で
無限ループとなってしまうのを防ぐ。
【0021】(2)ステップS107にてオンラインの
考慮が不要になり、その分ステップS107の処理を簡
素化できる。ステップS102では、与点からの半直線
の方向を設定する。この与点からの半直線を単に半直線
と呼ぶ。本ステップは、ステップS105で妥当でない
とされた場合には繰り返し実行され、ステップS105
で妥当であるとされるまで繰り返される。ステップS1
05で妥当でないと判定されるのは半直線の方向が原因
であるため、本ステップでは実行されるたびに異なる方
向を設定することが必要になる。その方法としては、基
準線と半直線とで挟まれる、半直線の方向を示す角度と
して、初期の角度θと増分値Δθを定めておいて、n回
目の本ステップの実行では、方向を示す角度をθ+Δθ
×(n−1)とする方法や、乱数を利用して毎回ランダ
ムに角度を求め、それを方向を示す角度として半直線を
設定する方法などがある。
【0022】ステップS103では、ステップS101
で読み込まれた閉領域を構成する図形要素のうち、未処
理のもの一つを取出す。ステップS104では、ステッ
プS102で設定された半直線と、ステップS103で
取出された図形要素との交点を計算し、その交点を記憶
装置2に記憶し、その図形要素を処理済みとする。
【0023】ステップS105では、ステップS104
で求められた交点の妥当性を判定する。妥当でないと判
定するのは、以下の条件がいずれかを満たすときであ
る。 (1)交点が図形要素の端点に一致する。 (2)交点が図形要素と半直線との接点となる(図形要
素と半直線が接する)。
【0024】これらいずれかを満たす場合、ステップS
107で誤った判定結果を生じてしまうことになるが、
本ステップで交点の妥当性を検査することにより、それ
を防止することができる。図4(a),(b)は各々上
記条件(1),(2)に相当する例である。本ステップ
で妥当でないと判定された場合は、全ての図形要素を未
処理とし、ステップS102へ戻り、半直線方向を求め
直す。
【0025】ステップS106では、閉領域を構成する
全ての図形要素が処理されたかを判定し、未処理のもの
があればステップS103へ戻り、全て処理されている
場合はステップS107へ進む。ステップS107で
は、ステップS104で記憶されている交点の個数をカ
ウントし、それが奇数なら与点は閉領域内部、偶数(0
も含む)なら外部と判定する。図5(a)は、本ステッ
プにより、与点Pからの半直線と閉領域との交点は1つ
(奇数)のため閉領域内部と判定される例であり、図5
(b)は、交点が2つ(偶数)のため閉領域外部と判定
される例を示す。また、図5(c)は従来の方式では交
点は1つ(奇数)のため、与点Pは閉領域内部であると
誤った判定をしてしまう例を示している。しかし、本実
施例では、ステップS105にて、この交点は半直線と
図形要素Eとの接点であるゆえ妥当でないと判定される
ことにより、本ステップにはこのような状況のデータは
渡らないため、誤った判定をすることはない。また、閉
領域を成す図形要素の端点に交点Pがある場合にそれが
排除されるのは、その点が他の図形要素の端点である可
能性があり、その場合には本来半直線と1点で交差して
いるものが、2点で交差していると判定してしまいかね
ない為である。図5(d)の例では、交点が3つ(偶
数)と判定されてしまい与点Pは閉領域の内部と判定さ
れてしまっていた。本実施例ではこのような状態を排除
しているため誤判定されることはない。
【0026】上記の手順で与点が閉鎖領域内にあるか領
域外にあるか境界線上にあるかを判定することで、与点
と閉鎖領域との位置関係を正しく判定することができ
る。
【0027】
【第2実施例】以下、本発明の第2の実施例である画像
処理装置により閉領域内部の点を生成する処理を図を用
いて説明する。図6は、本実施例の装置の動作を説明す
るフローチャートで、直線生成ステップ(S201)、
交点計算ステップ(S202)、区間選択ステップ(S
203)、内点生成ステップ(S204)、交点判定ス
テップ(S205)から構成される。
【0028】図2は、上記フローチャートに示す動作を
実行するハードウェアの概念図であり、計算,判定等を
行なう中央処理装置1と、磁気ディスクやメモリ等の記
憶装置2と、データやプログラム等を読み込む磁気テー
プ装置やネットワーク装置等の情報読み込み装置3とか
ら構成される。次に、動作について説明する。
【0029】ここで、図6の全ステップでの計算,判定
等の処理は、図2に示す中央処理装置1で行なうものと
する。ステップS201では、図2に示す記憶装置2あ
るいは情報読み込み装置3から、閉領域を構成する図形
要素データを読み込み、閉領域に少なくとも2か所交差
する直線を、以下の手順で求める。
【0030】(1)閉領域71に外接する矩形72を求
める(図7)。 (2)矩形の2本の縦の線分上(端点を除く)に、各々
任意の点P1,P2を求める(図8)。 (3)点P1,P2をとおる直線73を求める(図
9)。 ここで、(2)にて端点を除くとあるのは、図10に示
すように、端点を通過する場合は、1か所だけで閉領域
に交差し得るからである。なお、矩形の縦の2線分では
なく、横の2線分を用いても、同様の手順で直線を求め
ることができる。
【0031】ステップS202では、ステップS201
で求めた直線73と、閉領域71を構成する線分や円弧
などの図形要素との交点を全て求める。ステップS20
5では、ステップS202で得られた交点の妥当性を判
定する。判定方法は第1図ステップS105と同様であ
り、その結果妥当でないと判定された場合は、ステップ
S201へ戻り、点P1,P2を求め直すことにより直
線の再設定を行う。ステップS203では、ステップS
202で求められた交点群を、ステップS201で求め
た点P1に近い順に並べる。図11はその様子を示した
もので、点P1に近い順からQ1,Q2,Q3,Q4と
している。
【0032】これらの交点において、奇数番目の交点と
偶数番目の交点で定義される直線上の区間が閉領域の内
部であることは、よく知られている原理である。本ステ
ップではそれを利用し、隣接する2交点により挟まれる
区間のうちから、奇数番目の交点と偶数番目の交点との
なす区間を1つ選択する。ここでは、最終的に生成する
閉領域の内部の点を、閉領域内のできるだけ広い場所に
作成するため、複数ある区間の中から、最も距離の長い
区間を選択するものとする。図12は、図11に示す交
点群より、閉領域内部の区間Q1−Q2,Q3−Q4が
得られ、距離の長い区間Q1−Q2が選択されたことを
示している。
【0033】ステップS204では、ステップS203
で選択された区間内に、点を生成し、図2に示す記憶装
置2あるいは情報読み込み装置3へ出力する。ここで
は、生成する点は区間の中点とする。図13に生成され
た点の様子を示す。上記の手順で生成された点は、正し
く閉領域の内部にあるうえ、閉領域の境界から十分離れ
た位置に生成できる。
【0034】
【第3実施例】以下、本発明の第3の実施例である画像
処理装置により閉領域とその属性情報とを対応づける処
理を図を用いて説明する。図14は、本実施例の装置の
動作を説明するフローチャートで、属性情報取り出しス
テップ(S141)、閉領域取り出しステップ(S14
2)、内外判定ステップ(S143)、属性情報設定ス
テップ(S144)、次の閉領域の有無を判定するステ
ップ(S145)、次の属性情報の有無を判定するステ
ップ(S146)から構成される。
【0035】図2は、上記フローチャート図に示す動作
を実行するハードウェアの概念図であり、計算,判定等
を行なう中央処理装置1と、磁気ディスクやメモリ等の
記憶装置2と、データやプログラム等を読み込む磁気テ
ープ装置やネットワーク装置等の情報読み込み装置3と
から構成される。次に、動作について説明する。
【0036】ここで、図14の全ステップでの計算,判
定等の処理は、図2に示す中央処理装置1で行なうもの
とする。ステップS141では、記憶装置2、または情
報読み込み装置3から、未処理の属性情報を1つ取り出
す。属性情報は、位置情報と属性データから成る。位置
情報は座標値で表現され、属性データの内容は任意とす
る。図15に属性情報の概念図を示す。
【0037】ステップS142では、記憶装置2または
情報読み込み装置3上の閉領域群から1つの閉領域を取
り出す。ここで、閉領域群の説明を図16を用いて行
う。閉領域群とは、複数の閉領域から構成される。閉領
域とは、1つの外周閉図形と0〜n個の内周閉図形で囲
まれたエリアをいう。その例を示したのが図16(a)
であり、外周閉図形L1と内周閉図形L2,L3で構成
された閉領域を表している。図16(b)は、閉領域群
の例を示したもので、A,B,Cの3つの閉領域から構
成されている。
【0038】ステップS143では、ステップS141
で取り出された属性情報のもつ位置情報より、その位置
情報で表される点の、ステップS142で取り出された
閉領域に対する内外判定を行い、点が閉領域の内部と判
定された場合にはステップS144へ、内部でないと判
定された場合にはステップS145へ進む。内外判定の
方式には、図17に示すように、判定する点から半直線
を作成し、その半直線と閉領域を構成する全ての図形要
素との交点を求め、交点の個数が奇数個なら内部、偶数
なら外部とする方法などが知られているが、第1の実施
例として説明した方法で行なえば良い。。
【0039】ステップS144では、属性情報と、ステ
ップS143で属性情報のもつ位置情報を内部に含むと
判定された閉領域の対応付けを行い、記憶装置2あるい
は情報読み込み装置3へ出力する。図18にその対応付
けされた様子を概念図で示す。ここでは、閉領域1つに
対しては複数個の属性情報が付くものとしてある。本ス
テップ終了後は、ステップS146へ進む。
【0040】ステップS145では、未処理の閉領域が
存在するか判定し、存在する場合はステップS142へ
戻る。存在しない場合は、処理中の属性情報を含む閉領
域はないものとして、ステップS146へ進む。ステッ
プS146では、未処理の属性情報が存在するか判定
し、存在する場合はステップS141へ戻り、存在しな
い場合はすべての処理が終了したものとする。
【0041】上記手順により、属性情報に位置情報をも
たせ、その位置情報で与えられる点と閉領域との位置関
係を判定することにより、属性情報と閉領域とを対応づ
けることができる。このため、オペレータが対話方式で
入力しなくとも、属性を付する位置さえ与えておけば自
動的に対応付けを行なえる。
【0042】
【第4実施例】以下、本発明の実施例である画像処理装
置により閉領域とその属性情報とを対応づける処理を図
を用いて説明する。図19は、本実施例の動作を説明す
るフローチャートで、属性情報取り出しステップ(S1
91)、閉領域取り出しステップ(S192)、内外判
定ステップ(S193)、属性情報設定ステップ(S1
94)、次の閉領域の有無を判定するステップ(S19
5)、次の属性情報の有無を判定するステップ(S19
6)、設定できなかった属性情報を記憶するステップ
(S197)から構成される。
【0043】図2は、上記フローチャート図に示す動作
を実行するハードウェアの概念図であり、計算,判定等
を行なう中央処理装置1と、磁気ディスクやメモリ等の
記憶装置2と、データやプログラム等を読み込む磁気テ
ープ装置やネットワーク装置等の情報読み込み装置3と
から構成される。次に、動作について説明する。
【0044】ここで、図19の全ステップでの計算,判
定等の処理は、図2に示す中央処理装置1で行なうもの
とする。ステップS191では、記憶装置2、または情
報読み込み装置3から、未処理の属性情報を1つ取り出
す。属性情報は、位置情報と属性データから成る。位置
情報は座標値で表現され、属性データの内容は任意とす
る。図15に属性情報の概念図を示す。
【0045】ステップS192では、記憶装置2または
情報読み込み装置3上の閉領域群から1つの閉領域を取
り出す。ここで、閉領域群とは、複数の閉領域から構成
されるもので、第3実施例で説明したとおりである。。
ステップS193では、ステップS191で取り出され
た属性情報のもつ位置情報より、その座標値で表される
点の、ステップS192で取り出された閉領域に対する
内外判定を行い、点が閉領域の内部と判定された場合に
はステップS194へ、閉領域を構成する線分や円弧な
どの図形要素にオンラインと判定された場合にはステッ
プS197へ、外部と判定された場合にはステップS1
95へ進む。内外判定の方法は、第3実施例で説明した
とおりである。なお、図20(a)には、点がオンライ
ンとなる例を示した。オンラインとなる場合は、その点
を含む閉領域は特定できなくなるため、その属性情報は
設定できなかったものとみなす。
【0046】ステップS194では、属性情報と、ステ
ップS193で属性情報のもつ位置情報を内部に含むと
判定された閉領域の対応づけを行い、記憶装置2あるい
は情報読み込み装置3へ出力する。その対応づけされた
様子の概念図が図18である。ここでは、閉領域1つに
対しては複数個の属性情報が付くものとしてある。本ス
テップ終了後は、ステップS196へ進む。
【0047】ステップS195では、未処理の閉領域が
存在するか判定し、存在する場合はステップS192へ
戻る。存在しない場合は、処理中の属性情報を含む閉領
域はないものとして、ステップS197へ進む。図20
(b)に属性情報を含む閉領域が存在しない場合の例を
示す。ステップS196では、未処理の属性情報が存在
するか判定し、存在する場合はステップS191へ戻
り、存在しない場合はすべての処理が終了したものとす
る。
【0048】ステップS197では、設定できなかった
属性情報を、記憶装置2あるいは情報読み込み装置3へ
出力する。図21にその例を示す。ここでは、オンライ
ンのため設定できなかったのか、あるいは、その属性情
報を内包する閉領域が存在しなかったため設定できなか
ったのかを識別できるフラグを用いているが、これはス
テップS193から本ステップへ進んだのか、あるいは
ステップS195から本ステップへ進んだのかを区別す
る情報を記憶装置2等を利用して記憶しておくことによ
り可能となる。
【0049】上記の手順により、属性情報が持つ位置情
報と、その属性情報を内包する閉領域を判定することに
より、属性情報と閉領域とを自動的に対応づけることが
できる。また、対応づけられない情報を別途記憶してお
くことで、後で修正することも容易となる。
【0050】
【第5実施例】以下、本発明の実施例である画像処理装
置により図形要素とそれに対応する属性情報とを対応づ
ける処理を図を用いて説明する。図22は本実施例の装
置の動作を説明するフローチャートで、属性情報取り出
しステップ(S221)、図形要素取り出しステップ
(S222)、オンライン判定ステップ(S223)、
属性情報設定ステップ(S224)、次の図形要素の有
無を判定するステップ(S225)、次の属性情報の有
無を判定するステップ(S226)から構成される。
【0051】図2は、上記フローチャート図に示す動作
を実行するハードウェアの概念図であり、計算,判定等
を行なう中央処理装置1と、磁気ディスクやメモリ等の
記憶装置2と、データやプログラム等を読み込む磁気テ
ープ装置やネットワーク装置等の情報読み込み装置3と
から構成される。次に、動作について説明する。
【0052】ここで、図22の全ステップでの計算,判
定等の処理は、図2に示す中央処理装置1で行なうもの
とする。ステップS221では、記憶装置2、または情
報読み込み装置3から、未処理の属性情報を1つ取り出
す。属性情報は、位置情報と属性データから成る。位置
情報は座標値で表現され、属性データの内容は任意とす
る。図3に属性情報の概念図を示す。
【0053】ステップS222では、記憶装置2または
情報読み込み装置3上の線分や円弧などの集まりである
図形要素群から1つの図形要素を取り出す。ステップS
223では、ステップS221で取り出された属性情報
のもつ位置情報より、その座標値で表される点の、ステ
ップS222で取り出された図形要素に対するオンライ
ン判定を行い、点が図形要素にオンラインと判定された
場合にはステップS224へ、オンラインでないと判定
された場合にはステップS225へ進む。オンラインの
判定の方式には、図23に示すように、判定する点と図
形要素との距離dを求め、距離があらかじめ設定されて
いる許容値ε以内ならオンラインとみなす方法がある。
【0054】ステップS224では、属性情報と、ステ
ップS223で属性情報のもつ位置情報をオンラインと
する判定された図形要素の対応付けを行い、記憶装置2
あるいは情報読み込み装置3へ出力する。図24にその
対応付けされた様子を概念図で示す。ここでは、図形要
素1つに対しては複数個の属性情報が付くものとしてあ
る。本ステップ終了後は、ステップS226へ進む。
【0055】ステップS225では、未処理の図形要素
が存在するか判定し、存在する場合はステップS222
へ戻る。存在しない場合は、処理中の属性情報をオンラ
インとする図形要素はないものとして、ステップS22
6へ進む。ステップS226では、未処理の属性情報が
存在するか判定し、存在する場合はステップS221へ
戻り、存在しない場合はすべての処理が終了したものと
する。
【0056】上記の手順により、オペレータが対話方式
で入力しなくとも、図形要素とその属性情報とを自動的
に対応づけることができる。尚、本発明は、複数の機器
から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から
成る装置に適用しても良い。また、本発明はシステム或
は装置にプログラムを供給することによって達成される
場合にも適用できることは言うまでもない。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像処理
方法及び装置は、閉領域と点との位置関係を正しく判定
することができ、また、閉領域内部の点を正しく生成す
ることができ、また、図形要素とそれにリンクさせる情
報との対応付けを自動的に行なうことができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図2】実施例の画像処理装置のハードウェアの概念図
である。
【図3】与点が閉領域にオンラインと判定される例を示
した図である。
【図4】ステップS4で求められた交点が妥当でないと
判定される例を示した図である。
【図5】与点が閉領域の内部、外部と判定される例、及
び従来方式では誤った判定を行なう例を示した図であ
る。
【図6】第2実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】閉領域に内接する矩形の例を示した図である。
【図8】矩形の縦の2つの線分の各々の線分上に2点を
求めた例を示した図である。
【図9】点P1,P2をとおる直線を求めた様子を示し
た図である。
【図10】点P1,P2をとおる直線を求めたときに不
都合が生じる例を示す図である。
【図11】直線と閉領域を成す図形要素との交点を並べ
た様子を示す図である。
【図12】閉領域の内部の点を生成するために選ばれた
区間を示す図である。
【図13】生成された閉領域内部の点を示す図である。
【図14】第3実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図15】属性情報の概念図である。
【図16】閉領域群及び閉領域の例を示す図である。
【図17】閉領域と点の内外判定の例を示す図である。
【図18】属性情報と閉領域との対応付けの概念を示す
図である。
【図19】第4実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図20】設定できない属性情報の例を示す図である。
【図21】設定できなかった属性情報を出力した例を示
す図である。
【図22】第5実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図23】オンラインの判定の仕方を示す例の図であ
る。
【図24】属性情報と図形要素の対応付けの概念を示し
た図である。
【符号の説明】
1 中央処理装置、 2 記憶装置、 3 情報読み込み装置である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】与点が閉領域を形成する図形要素上にある
    かを判定する工程と、 与点を端点とする半直線を設定する工程と、 前記半直線と前記図形要素との交点を計算する計算工程
    と、 該計算工程により計算された交点の妥当性を判定する判
    定工程と、 該判定工程による判定結果と前記計算工程による交点と
    に基づいて、与点の閉領域に対する内外判定を行なう工
    程と、を備えることを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】閉領域を形成する図形要素と交差する直線
    を生成する生成工程と、 前記生成工程により生成された直線と前記図形要素との
    交点を算出する算出工程と、 該算出工程による交点に基づいて、前記閉領域内部の線
    分を決定する決定工程と、 該決定工程による線分を基に、前記閉領域内部の点を求
    める工程と、を備えることを特徴とする画像処理方法。
  3. 【請求項3】位置情報を含む属性情報と閉領域とを対応
    づける画像処理方法であって、 前記属性情報に含まれる位置情報の示す点の位置が、前
    記閉領域に含まれるか判定する判定工程と、 前記判定工程による判定結果に基づいて、前記閉領域と
    前記属性情報とを対応づける工程と、を備えることを特
    徴とする画像処理方法。
  4. 【請求項4】位置情報を含む属性情報と閉領域とを対応
    づける画像処理方法であって、 前記属性情報に含まれる位置情報の示す点の位置が、前
    記閉領域に含まれるか判定する判定工程と、 前記判定工程による判定結果に基づいて、前記閉領域と
    前記属性情報とを対応づける工程と、 前記判定工程による判定結果に基づいて、前記閉領域と
    対応づけられない属性情報を記憶する記憶工程と、を備
    えることを特徴とする画像処理方法。
  5. 【請求項5】位置情報を含む属性情報と図形要素とを対
    応づける画像処理方法であって、 前記属性情報に含まれる位置情報の示す点の位置が、前
    記図形要素上にあるか判定する判定工程と、 前記判定工程による判定結果に基づいて、前図形要素と
    前記属性情報とを対応づける工程と、を備えることを特
    徴とする画像処理方法。
  6. 【請求項6】与点が閉領域を形成する図形要素上にある
    かを判定する手段と、 与点を端点とする半直線を設定する手段と、 前記半直線と前記図形要素との交点を計算する計算手段
    と、 該計算手段により計算された交点の妥当性を判定する判
    定手段と、 該判定手段による判定結果と前記計算手段による交点と
    に基づいて、与点の閉領域に対する内外判定を行なう手
    段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】閉領域を形成する図形要素と交差する直線
    を生成する生成手段と、 前記生成手段により生成された直線と前記図形要素との
    交点を算出する算出手段と、 該算出手段による交点に基づいて、前記閉領域内部の線
    分を決定する決定手段と、 該決定手段による線分を基に、前記閉領域内部の点を求
    める手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】位置情報を含む属性情報と閉領域とを対応
    づける画像処理装置であって、 前記属性情報に含まれる位置情報の示す点の位置が、前
    記閉領域に含まれるか判定する判定手段と、 前記判定手段による判定結果に基づいて、前記閉領域と
    前記属性情報とを対応づける手段と、を備えることを特
    徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】位置情報を含む属性情報と閉領域とを対応
    づける画像処理装置であって、 前記属性情報に含まれる位置情報の示す点の位置が、前
    記閉領域に含まれるか判定する判定手段と、 前記判定手段による判定結果に基づいて、前記閉領域と
    前記属性情報とを対応づける手段と、 前記判定手段による判定結果に基づいて、前記閉領域と
    対応づけられない属性情報を記憶する記憶手段と、を備
    えることを特徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】位置情報を含む属性情報と図形要素とを
    対応づける画像処理装置であって、 前記属性情報に含まれる位置情報の示す点の位置が、前
    記図形要素上にあるか判定する判定手段と、 前記判定手段による判定結果に基づいて、前図形要素と
    前記属性情報とを対応づける手段と、を備えることを特
    徴とする画像処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08180209A (ja) * 1994-12-27 1996-07-12 Canon Inc 3次元上領域における領域内外の点の抽出方法及び装置、及び同一曲線上の点の並び順判定方法及び装置
JPH10261093A (ja) * 1997-03-21 1998-09-29 Ricoh Co Ltd 画像処理方法、装置および記憶媒体

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