JPH0778049B2 - 新規なアルキレンジアミン誘導体およびグルタミン酸遮断剤 - Google Patents

新規なアルキレンジアミン誘導体およびグルタミン酸遮断剤

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JPH0778049B2
JPH0778049B2 JP62022033A JP2203387A JPH0778049B2 JP H0778049 B2 JPH0778049 B2 JP H0778049B2 JP 62022033 A JP62022033 A JP 62022033A JP 2203387 A JP2203387 A JP 2203387A JP H0778049 B2 JPH0778049 B2 JP H0778049B2
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温彦 篠崎
勝 佐藤
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弘一 箸本
敏郎 神代
光夫 真崎
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日本ケミフア株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術的分野] 本発明は、新規なアルキレンジアミン誘導体およびグル
タミン酸遮断剤に関するものである。
[発明の背景] グルタミン酸は甲殻類では興奮性神経伝達物質であると
いう説が有力である。また、グルタミン酸はほ乳類中枢
神経においても興奮性の神経伝達物質の一つの候補物質
と考えられている。
グルタミン酸のこれらの機能を抑制する遮断剤としては
グルタミン酸のγ−メチルエステルが良く知られてい
る。しかしながら、グルタミン酸のγ−メチルエステル
のグルタミン酸遮断作用は、10-2〜10-3Mの高濃度で作
用が現われる程度にすぎず、実用的なグルタミン酸遮断
剤としては充分ということはできない。
またジルチアゼム(Diltiazem)およびカロベリン(Car
oberine)がグルタミン酸の反応を抑制することも報告
されている(生体の化学、30(2):82−91、1979)
が、その作用は他の伝達物質の遮断剤、例えば、アセチ
ルコリンに対する抗コリン剤、ヒスタミンに対する抗ヒ
スタミン剤等の作用に比べ弱く、グルタミン酸遮断作用
としては、ザリガニ開鋏筋標本にグルタミン酸(1×10
-4M)を適用した際に誘発される脱分極に対して、ジル
チアゼムとカロベリンとは共に薬物濃度(2×10-4M)
でおよそ30%の抑制しか示さず、またこの作用は選択的
なものでない。
さらにまた、5−メチル−1−フェニル−2−(3−ピ
ペリジノプロピルアミノ)ヘキサン−1−オールなどの
アミノアルコールがグルタミン酸遮断作用を示すことも
報告されているが、このアミノアルコールのグルタミン
酸遮断作用も低濃度では充分とはいえない。
[発明の構成] 本発明は、特にグルタミン酸の遮断剤として有用な新規
なアルキレンジアミン誘導体もしくはその塩を提供する
ものである。
本発明の新規なアルキレンジアミン誘導体は下記の式を
有するものである。
[ただし、 R1は、炭素数3〜8の直鎖状もしくは分枝状の脂肪族炭
化水素基、炭素数5〜8の脂環式炭化水素基、アリール
基、またはアルアルキル基(アルキル基の炭素数は1〜
4)であり、 R2は、炭素数3〜11の直鎖状もしくは分枝状の脂肪族炭
化水素基、炭素数3〜11のアルコキシ基、炭素数3〜11
のエステル結合を含む脂肪族炭化水素基、炭素数3〜11
のエーテル結合を含む脂肪族炭化水素基、またはアリー
ルオキシ基であり、 mとnはそれぞれ0〜3の整数であるが、m+nは3を
超えることはない、 pは2〜6の整数であり、 qは4〜7の整数である]。
上記の式において、脂肪族炭化水素基は飽和炭化水素基
および不飽和炭化水素基のいずれであってもよいが、飽
和炭化水素基であることが好ましい。
R1は、炭素数3〜8の直鎖状もしくは分枝状のアルキル
基(例、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、あるいは2−エチルヘキシル)もしくはフェニ
ル基であることが好ましい。
R2は、炭素数4〜8の直鎖状もしくは分枝状のアルキル
基(例、ブチル、イソブチル、ペンチル、イソペンチ
ル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシ
ル)、炭素数4〜8のアルコキシ基(例、ブトキシ、イ
ソブトキシ、ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ヘ
キシルオキシ、ヘプチルオキシ、オクチルオキシ、2−
エチルヘキシルオキシ)、炭素数4〜8のエステル結合
を含む脂肪族炭化水素基(例、ブチリルオキシプロピ
ル、イソブチリルオキシエチル、バレリルオキシエチ
ル、イソバレリルオキシエチル、カプロイルオキシエチ
ル、イソカプロイルオキシエチル)、炭素数4〜8のエ
ーテル結合を含む脂肪族炭化水素基(例、イソプロポキ
シエチル、イソブチルオキシエチル、イソプロポキシプ
ロピル、ペンチルオキシプロピル、イソペンチルオキシ
エチル)、もしくはフェノキシ基であることが好まし
い。
また、上記の式において、mは0、1または2であるこ
とが好ましく、nは0、1もしくは2であることが好ま
しく、pは2または3であることが好ましく、そしてq
は5もしくは6であることが好ましい。
本発明のアルキレンジアミン誘導体は、ピペリジン基、
ピロリジン基もしくはペルヒドロアゼピン基がその窒素
原子を介してアルキルアミンの炭素原子に結合している
化合物であり、任意の有機酸もしくは無機酸との塩とし
ても得ることができる。そのような有機酸の例として
は、シュウ酸、フマル酸、マレイン酸、クエン酸、酒石
酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸を挙げ
ることができ、また無機酸の例としては、塩酸、硫酸、
硝酸、臭化水素酸、リン酸を挙げることができる。
なお、本発明の化合物を殺昆虫剤などの農薬として用い
る場合には、任意の酸との塩にて使用することができる
が、医薬として用いる場合には生理的に許容し得る酸と
の塩として使用することが必要である。そのような酸の
例としては、塩酸、フマル酸、マレイン酸、メタンスル
ホン酸を挙げることができる。
本発明のアルキレンジアミン誘導体の例としては下記の
化合物を挙げることができる。
1−[3−[4−メチル−1−(3−メチルブチル)ペ
ンチルアミノ]プロピル]ピペリジン 1−[3−[4−メチル−1−(3−メチルブチル)ペ
ンチルアミノ]プロピル]ピロリジン 1−[3−[4−メチル−1−(3−メチルブチル)ペ
ンチルアミノ]プロピル]ペルヒドロアゼピン 1−[3−[4−メチル−1−(3−メチルブチル)ペ
ンチルアミノ]プロピル]ペルヒドロアゾシン 1−[2−[4−メチル−1−(3−メチルブチル)ペ
ンチルアミノ]エチル]ピペリジン 1−[4−[4−メチル−1−(3−メチルブチル)ペ
ンチルアミノ]ブチル]ピペリジン 1−[5−[4−メチル−1−(3−メチルブチル)ペ
ンチルアミノ]ペンチル]ピペリジン 1−[3−(1−ペンチルヘキシルアミノ)プロピル]
ピペリジン 1−[3−[4,4−ジメチル−1−(3,3−ジメチルブチ
ル)ペンチルアミノ]プロピル]ピペリジン 1−[3−[2,3−ジメチル−1−(3−メチルブチ
ル)ペンチルアミノ]プロピル]ピペリジン 1−[3−[1−(1−エチルプロピル)−4−メチル
ペンチルアミノ]プロピル]ピペリジン 1−[3−[4−メチル−1−(2−フェニルエチル)
ペンチルアミノ]プロピル]ピペリジン 1−[3−[4−メチル−1−(2−フェニルプロピ
ル)ペンチルアミノ]プロピル]ピペリジン 1−[3−[4−メチル−1−(3−フェニルプロピ
ル)ペンチルアミノ]プロピル]ピペリジン 1−[3−[5−メチル−2−(2−フェニルエチル)
ヘキシルアミノ]プロピル]ピペリジン 1−[3−(2−ベンジル−5−メチルヘキシルアミ
ノ)プロピル]ピペリジン 1−[3−(3−ベンジル−6−メチルヘプチルアミ
ノ)プロピル]ピペリジン 1−[3−(6−メチル−3−フェニルヘプチルアミ
ノ)プロピル]ピペリジン 1−[3−[1−(3−メチルブチル)ヘキシルアミ
ノ]プロピル]ピペリジン 1−[3−[4,4−ジメチル−1−(3−メチルブチ
ル)ペンチルアミノ]プロピル]ピペリジン 1−[3−(1−ベンジル−4−メチルペンチルアミ
ノ)プロピル]ピペリジン 1−[3−(4−メチル−1−フェニルペンチルアミ
ノ)プロピル]ピペリジン 1−[3−(5−メチル−2−フェニルヘキシルアミ
ノ)プロピル]ピペリジン 1−[3−(3−イソプロポキシ−1−フェニルプロピ
ルアミノ)プロピル]ピペリジン 1−[3−[2−(3−メチルブチルオキシ)−2−フ
ェニルエチルアミノ]プロピル]ピペリジン 1−[3−(2−フェノキシ−2−フェニルエチルアミ
ノ)プロピル]ピペリジン 3−フェニル−2−(3−ピペリジノプロピルアミノ)
プロピル・3−メチルブタノエート 1−[3−(1−ベンジル−4−メチルペンチルアミ
ノ)プロピル]ピロリジン 1−[3−[4−メチル−1−(2−フェニルエチル)
ペンチルアミノ]プロピル]ピペリジン 1−[3−(5−メチル−2−フェニルヘキシルアミ
ノ)プロピル]ピロリジン 1−[3−(1−ベンジル−4−メチルペンチルアミ
ノ)プロピル]ペルヒドロアゼピン 1−[2−(1−ベンジル−4−メチルペンチルアミ
ノ)エチル]ピロリジン 1−[2−(1−ベンジル−4−メチルペンチルアミ
ノ)エチル]ピペリジン 1−[2−[4−メチル−1−(3−メチルブチル)ペ
ンチルアミノ]エチル]ペルヒドロアゼピン 上記の各化合物と塩酸、フマル酸、マレイン酸、シュウ
酸などの酸との塩 本発明のアルキレンジアミン誘導体は新規化合物であ
り、たとえば、下記の方法により既知化合物から合成す
ることができる。
(1)R1−(CH2−CH(R2)−(CH2−NH2に相
当するアミンと に相当するハロゲン化物とを反応させる方法。
(2)R1−(CH2−CH(R2)−(CH2n-1COOHに相
当するカルボン酸又はカルボン酸の反応性誘導体と に相当するアミンとを反応させることによって で表わされる化合物を得たのち、これを還元する方法。
これらの製造方法の具体例は本明細書中の後の部分に合
成例として記載する。各合成例に記載されていない化合
物についても、同様な方法を利用して製造することがで
きる。
本発明のアルキレンジアミン誘導体を医薬品として用い
る場合には、通常の医薬品投与に際して利用される組成
物として各種の形態(例、粉末、顆粒、錠剤、注射薬、
座薬)にて使用される。
本発明のアルキレンジアミン誘導体を神経疾患治療薬と
して用いる場合の投与量は、注射剤では1日0.1mg〜50m
g、経口投与では1日1mg〜500mgの範囲の量であるが年
令、症状等により増減することができる。
また、本発明のアルキレンジアミン誘導体を昆虫類など
の害虫駆除に用いる場合には、そのまま水で希釈して使
用するか、または農薬補助剤を用いて農薬製造分野にお
いて一般的に行われている方法により種々の形態にして
使用することができる。また、実際の使用に際しては、
直接そのまま使用するか、または水で所望濃度に希釈し
て使用することができる。農薬補助剤としては例えば希
釈剤(例、溶媒、増量剤、担体)、界面活性剤(例、乳
化剤、分散剤)、安定剤、固着剤を挙げることができ
る。
[発明の効果] 本発明のアルキレンジアミン誘導体は、特にグルタミン
酸遮断剤として有用であり、既知のグルタミン酸のγ−
メチルエステル、ジルチアゼムおよびカロベリンなどの
グルタミン酸遮断剤のグルタミン酸遮断作用に比べ10倍
〜100倍以上作用が強い。また、既知の5−メチル−1
−フェニル−2−(3−ピペリジノプロピルアミノ)ヘ
キサン−1−オールなどのアミノアルコールに比較して
も顕著に強いグルタミン酸遮断作用を示す。
なお、本発明のアルキレンジアミン誘導体は急性毒性お
よび亜急性毒性のいずれも低いため、グルタミン酸遮断
剤として実用上好ましい。
また、ほ乳類の脳内にグルタミン酸を注入すると、けい
れん様症状を呈することが知られているから、グルタミ
ン酸遮断剤である本発明のアルキレンジアミン誘導体
は、神経系のバランスの崩れや筋パルスの異常亢進など
に起因する神経疾患治療薬として有用である。一方、神
経筋接合部においてグルタミン酸が興奮性神経伝達物質
として働いている昆虫類に対しては、神経筋接合部を遮
断し昆虫の活動を減弱させることから農薬として有用で
ある。
次に本発明のアルキレンジアミン誘導体の合成例を示
す。
[合成例1] 1−[3−(5−メチル−2−フェニルヘキシルアミ
ノ)プロピル]ピペリジン i)5−メチル−2−フェニルヘキサン酸(2.47g)と
塩化チオニル(1.43g)との混合物を室温で27時間撹拌
したのち、過剰の塩化チオニルを40℃以下で減圧下留去
した。残渣のベンゼン(5ml)溶液を、別に調製した1
−(3−アミノプロピル)ピペリジン(1.42g)のクロ
ロホルム(50ml)溶液と1N−水酸化ナトリウム水溶液
(50ml)との混合物に氷冷下にて激しく撹拌しながら15
分間で滴下した。氷冷下で30分間、次いで室温で40分間
撹拌した後、有機層を分取し、これを水及び飽和食塩水
で洗浄した。次いで、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、減圧下にて溶媒を留去して、5−メチル−2−フ
ェニル−N−(3−ピペリジノプロピル)ヘキサンアミ
ドを粘稠な油状物として3.0g(収率:90.9%)得た。
3300,2930,2850,2800,2750,1640,1540,1460,1440 NMR(CDCl3)δ(ppm): 0.85(6H,d) 1.0〜1.9(13H,m) 1.9〜2.4(6H,m) 3.0〜3.4(3H,m) 7.0〜7.4(6H,m) ii)上記化合物(3.0g)のエーテル(80ml)溶液に水素
化リチウムアルミニウム(0.69gを加えて20時間加熱還
流した。この反応混合物に氷冷下にて飽和硫酸ナトリウ
ム水溶液を滴下して過剰の還元剤を分解させた後、デカ
ンテーションにより不溶物を除去した。有機層を無水硫
酸ナトリウムで乾燥した後減圧下にて溶媒を留去し、油
状物を得た。このものをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(クロロホルム−メタノール)で精製し、標題の
化合物2.6gを得た。
2925,2800,1460,1120 NMR(CDCl3)δ(ppm): 0.8(6H,d) 0.97〜1.80(13H,m) 1.90〜3.0(11H,m) 7.0〜7.4(5H,m) 上記の遊離塩基のエタノール溶液に二当量のフマル酸を
加えて溶解させた後、減圧下にて濃縮乾固し、残渣をエ
タノールから再結晶して標題の化合物のニフマル酸塩を
得た。
mp:189〜191℃(分解) [合成例2] 1−[3−(1−ペンチルヘキシルアミノ)プロピル]
ピペリジン i)6−ウンデカノン(5.11g)のエタノール(20ml)
溶液に塩酸ヒドロキシルアミン(3.47g)の水(6ml)溶
液と水酸化カリウム(4.77g)の水(6ml)溶液を加えて
3時間加熱還流した。反応混合物を氷−水(150ml)中
に注ぎ込み、2N−塩酸で酸性とした後、ベンゼンで抽出
した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、減圧下溶媒留去し
て6−ウンデカノンオキシムを淡黄色固体として5.57g
(定量的)得た。
NMR(CDCl3)δ(ppm): 0.76〜1.12(6H,m) 1.16〜1.76(12H,m) 2.04〜2.52(4H,m) 8.90(1H,ブロード) ii)上記化合物(1.86g)のエタノール(140ml)溶液に
2N−水酸化ナトリウム水溶液(140ml)を加え、次にラ
ネー合金(10.7g)を一度に加えた。この混合物を1時
間撹拌した後、これを濾過し、水とエタノールとにより
順次洗浄した。濾液と洗液とを合わせて、これを水で希
釈し、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で
洗浄し、減圧下にて溶媒を留去して淡黄色油状物を得
た。この油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム−メタノール)で精製し、6−ウンデカ
ンアミンを無色油状物として1.00g(収率:58.5%)得
た。
NMR(CDCl3)δ(ppm): 0.72〜1.04(6H,m) 1.04〜1.54(18H,m) 2.64(1H,m) iii)上記化合物(0.85g)と1−(3−クロロプロピ
ル)ピペリジン(0.80g)との混合物を窒素雰囲気下に
て110〜120℃で3時間加熱した。反応混合物を冷却した
後、これをエタノールに溶解させ、次いで濃塩酸(0.41
ml)を加えた。しばらく撹拌したのち酢酸エチルを加え
て放置した。析出した結晶を濾取し、酢酸エチルで洗浄
した後、乾燥して、粗結晶640mgを得た。このものをエ
タノール−酢酸エチルから再結晶して標題の化合物の二
塩酸塩を白色結晶として540mg(収率:29.5%)得た。
mp:233〜235℃ 3380,2940,2850,2720,1595,1455 NMR(CDCl3)δ(ppm): (遊離塩基として) 0.74〜1.04(6H,m) 1.12〜1.84(25H,m) 2.16〜2.72(9H,m) [合成例3] 1−[3−[4−メチル−1−(3−メチルブチル)ペ
ンチルアミノ]プロピル]ピペリジン i)ギ酸エチルにイソアミルマグネシウムブロミドを反
応させて得た2,8−ジメチルノナン−5−オールを更に
さらし粉で酸化して得た2,8−ジメチルノナン−5−オ
ン(沸点:103〜105℃/19mmHg)(5.11g)のエタノール
(20ml)溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン(3.47g)の
水(6ml)溶液と水酸化カリウム(4.77g)の水(6ml)
溶液を加えて3時間加熱還流した。反応混合物を氷−水
(150ml)中に注ぎ込み、2N−塩酸で酸性とし、ベンゼ
ンで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した後減圧下で溶媒を留去して2,8−
ジメチルノナン−5−オンオキシムを淡褐色油状物とし
て5.21g(収率:93.7%)得た。
NMR(CDCl3)δ(ppm): 0.90(6H,d) 0.92(6H,d) 1.14〜1.83(6H,m) 2.02〜2.45(4H,m) ii)上記化合物(2.78g)のエタノール(60ml)溶液
に、2N−水酸化ナトリウム(60ml)を加え、次にラネー
合金(4.32g)を一度に加えた。3時間撹拌した後、反
応混合物を濾過し、エタノールと水で順次洗浄した。濾
液と洗液を合わせて、これを水で希釈し、クロロホルム
で抽出した。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥した
後、減圧下にて溶媒を留去して2,8−ジメチルノナン−
5−アミンの粗体を得た。このものからシュウ酸塩とし
て単離した。さらに水酸化ナトリウム水溶液と処理して
遊離塩基を得た。
NMR(CDCl3)δ(ppm): 0.88(12H,d) 1.0〜1.7(12H,m) 2.56(1H,m) iii)上記化合物(1.55g)と1−(3−クロロプロピ
ル)ピペリジンとの混合物を窒素雰囲気下にて120℃で
3.5時間加熱した。反応混合物を冷却した後、これをエ
タノール(10ml)に溶解し、濃塩酸(0.75ml)と酢酸エ
チルを加えて全量を100mlとした。析出した結晶を濾取
し、水酸化ナトリウム水溶液で処理してクロロホルムで
抽出した。得られた油状物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(クロロホルム−メタノール)で精製し標題
の化合物を油状物として得た。
NMR(CDCl3)δ(ppm): 0.89(12H,d) 1.0〜1.86(19H,m) 2.08〜2.72(9H,m) 上記の遊離塩基のエタノール溶液に少過剰の6N塩酸−エ
タノールを加えて濃縮乾固し、残渣をエタノール−酢酸
エチルから再結晶して標題の化合物の二塩酸塩を白色針
状晶として得た。
mp:249〜250℃(分解) 3370,2940,1595,1455 [合成例4] 3−フェニル−2−(3−ピペリジノプロピルアミノ)
プロピル 3−メチルブタノエート i)2−アミノ−3−フェニルプロパン−1−オール
(2.27g)と1−(3−クロロプロピル)ピペリジン
(2.43g)との混合物を窒素雰囲気下にて110℃で3時間
加熱した。反応混合物をエタノール(20ml)に加熱溶解
させた後、6N塩酸−エタノール(2.5ml)を加えた。2
時間静置した後、析出した結晶を濾取し、エタノールで
洗浄後乾燥して3−フェニル−2−(3−ピペリジノプ
ロピルアミノ)プロパン−1−オール二塩酸塩を結晶物
として3.94g(収率:75%)得た。遊離塩基は水酸化ナト
リウム水溶液と処理し、クロロホルムで抽出して、白色
結晶として得られた。
3275,3080,2940,2875,2750,1480,1470,1450,1440,1350,
1305,1125,1100,1050,1025,990,970,930,890,870,860,8
15,780,740,700 NMR(CDCl3)δ(ppm): 1.00〜1.78(8H,m) 1.78〜3.04(13H,m) 3.14〜3.70(2H,m) ii)上記塩酸塩(1.75g)をクロロホルム(20ml)と1N
−水酸化ナトリウム水溶液(18ml)との混合物に加えて
撹拌し、澄明になったところで氷冷し、これにベンジル
オキシカルボニルクロリド(1.11g)を10分間で滴下し
た。混合物を氷冷下で40分間攪拌した後、有機層を分取
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留
去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム−メタノール)で精製し、2−[N−ベ
ンジルオキシカルボニル−N−(3−ピペリジノプロピ
ルアミノ]−3−フェニルプロパン−1−オールを淡黄
色油状物として1.15g(収率:56%)得た。
3400,3030,2930,2850,1790,1470,1450,1415,1350,1270,
1250,1235,1035,750,695 iii)上記化合物(1.15g)とトリエチルアミン(0.37
g)との塩化メチレン(10ml)溶液にイソ吉草酸クロリ
ド(0.41g)の塩化メチレン(10ml)溶液を氷冷下で30
分間かけて滴下した。さらに氷冷下にて1時間撹拌した
後、反応混合物をエーテルで抽出した。この抽出液を
水、炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で順次洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留
去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム−メタノール)で精製して、2−[N−
ベンジルオキシカルボニル−N−(3−ピペリジノプロ
ピル)アミノ]−3−フェニルプロピル 3−メチルブ
タノエートを黄色油状物として1.24g(収率:89%)得
た。
2950,2925,1730,1695,1490,1465,1450,1410,1345,1290,
1250,1190,1165,1115,750,695 NMR(CDCl3)δ(ppm): 0.93(6H,d) 1.10〜1.92(9H,m) 1.92〜2.40(8H,m) 2.60〜3.28(4H,m) 3.90〜4.40(3H,m) 5.11(2H,m) 6.90〜7.40(10H,m) iv)上記化合物(1.24g)のエタノール(10ml)溶液に
5%パラジウム−炭素(0.1g)を加えて46時間、常温で
常圧水素による接触還元を行なった。反応混合物を濾過
し、濾液を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール)
で精製して標題の化合物を無色油状物として259mg(収
率:28%)得た。
2930,1730,1490,1465,1450,1365,1345,1290,1250,1180,
1165,1120,740,695 NMR(CDCl3)δ(ppm): 0.97(6H,d) 1.20〜1.80(10H,m) 1.92〜2.46(8H,m) 2.48〜3.16(5H,m) 4.06(2H,d) 7.00〜7.40(5H,m) 上記遊離塩基(259mg)をアセトン(20ml)に溶解さ
せ、6N塩酸−エタノール(0.25ml)を加えた。析出した
結晶を濾取し、アセトンで洗浄した後、乾燥して標題の
化合物の二塩酸塩を白色結晶として0.25g(収率:81%)
得た。
mp:189〜190℃(分解) 3330,2950,2750,2700,1735,1600,1500,1465,1425,1295,
1190,1165,1120,990,740,700 [合成例5] 1−[3−[4,4−ジメチル−1−(3,3−ジメチルブ
ル)ベンチルアミノ]プロピル]ピペリジン 文献(Tetrahedron Lett.,26,6361(1985).)に記載
の方法に従って3,3−ジメチル−1−ブテンより得た2,
2,8,8−テトラメチルノナン−5−オン(沸点:88℃/7mm
Hg、2.36g)及び1−(3−アミノプロピル)ピペリジ
ン(1.69g)をメタノール(60ml)に溶解し、1N塩酸−
メタノール(11.9ml)を加えた。この溶液に氷例撹拌
下、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(1.50g)を5分間
かけて加え、室温で1日撹拌した。溶媒を留去し残留物
に酢酸エチルと水を加え、2N−塩酸で抽出した。水層を
2N水酸化ナトリウム水溶液で塩基性としエーテルで抽出
した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。減圧下溶媒留去し、残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノー
ル)で精製し、標題の化合物を無色油状物として2.11g
(収率:54.6%)得た。
NMR(CDCl3)δ: 0.88(18H,s) 1.01〜1.81(17H,m) 2.02〜2.68(9H,m) 2950,2870,2810,1465,1365,1130 上記化合物(1.66g)のエタノール(20ml)溶液に6N塩
酸−エタノールの過剰量を加えて減圧下濃縮乾固し、残
留物をメタノール−アセトンンから再結晶して標題化合
物の二塩酸塩を白色結晶として1.46g(収率:71.9%)得
た。
mp:282〜284℃(分解) 3370,2950,2900,2870,2550,1475,1365 [合成例6−25] 上記の合成例に準じた製法により、下記化合物を製造し
た。
合成例6:1−[3−(1−ベンジル−4−メチルペンチ
ルアミノ)プロピル]ピペリジン・二塩酸塩;融点228
−231℃(分解) 合成例7:1−[3−(4−メチル−1−フェニルペンチ
ルアミノ)プロピル]ピペリジン・二塩酸塩;融点211
−215℃(分解) 合成例8:1−[3−(3−イソプロポキシ−1−フェニ
ルプロピルアミノ)プロピル]ピペリジン・二塩酸塩;
融点199−201℃(分解) 合成例9:1−{3−[2−(3−メチルブチルオキシ)
−2−フェニルエチルアミノ]プロピル}ピペリジン・
二塩酸塩;融点198−199℃(分解) 合成例10:1−[3−(2−フェノキシ−2−フェニルエ
チルアミノ)プロピル]ピペリジン・二塩酸塩;融点24
3−244℃(分解) 合成例11:1−[3−[4−メチル−1−(2−フェニル
エチル)ペンチルアミノ]プロピル]ピペリジン・二塩
酸塩;融点220−223℃(分解) 合成例12:1−[3−(3−ベンジル−6−メチルヘプチ
ルアミノ)プロピル]ピペリジン・二塩酸塩;融点229
−233℃(分解) 合成例13:1−[3−(2−ベンジル−5−メチルヘキシ
ルアミノ)プロピル]ピペリジン・二塩酸塩;融点228
−230℃(分解) 合成例14:1−[3−[4−メチル−1−(3−フェニル
プロピル)ペンチルアミノ]プロピル]ピペリジン・二
塩酸塩;融点181−181.5℃(分解) 合成例15:1−[3−[2,3−ジメチル−1−(3−メチ
ルブチル)ペンチルアミノ]プロピル]ピペリジン・二
フマル酸塩;融点179−181℃(分解) 合成例16:1−[3−[1−(1−エチルプロピル)−4
−メチルペンチルアミノ]プロピル]ピペリジン・二塩
酸塩;融点210−212℃(分解) 合成例17:1−[3−(6−メチル−3−フェニルヘプチ
ルアミノ]プロピル]ピペリジン・二フマル酸塩;融点
173−176℃(分解) 合成例18:1−[3−[1−(3−メチルブチル)ヘキシ
ルアミノ]プロピル]ピペリジン・二塩酸塩;融点233
−236℃(分解) 合成例19:1−[3−[4,4−ジメチル−1−(3−メチ
ルブチル)ペンチルアミノ]プロピル]ピペリジン・二
塩酸塩;融点256−263℃(分解) 合成例20:1−[3−[4−メチル−1−(3−メチルブ
チル)ペンチルアミノ]プロピル]ピロリジン・二塩酸
塩;融点248−250℃(分解) 合成例21:1−[3−[4−メチル−1−(3−メチルブ
チル)ペンチルアミノ]プロピル]ペルヒドロアゼピン
・二塩酸塩;融点220−226℃(分解) 合成例22:1−[3−[4−メチル−1−(3−メチルブ
チル)ペンチルアミノ]プロピル]ペルヒドロアゾシン
・二塩酸塩;融点196−198℃(分解) 合成例23:1−[2−[4−メチル−1−(3−メチルブ
チル)ペンチルアミノ]エチル]ピペリジン・二塩酸
塩;融点261−263℃(分解) 合成例24:1−[4−[4−メチル−2−(3−メチルブ
チル)ペンチルアミノ]ブチル]ピペリジン・二塩酸
塩;融点263−266℃(分解) 合成例25:1−[5−[4−メチル−1−(3−メチルブ
チル)ペンチルアミノ]ペンチル]ピペリジン・二塩酸
塩;融点225−227℃(分解) [参考例1]ザリガニ神経筋接合部におけるグルタミン
酸遮断作用 Ishidaら[J.Physiol.,298,301−319(1980)]及びShi
nozakiら[Comp.Biochem.Phyaiol,70c,49−58(198
1)]の方法に従ってグルタミン酸遮断作用の評価を行
なった。すなわち、ザリガニ第一歩脚の開鋏筋を実験材
料として用い、下記の実験を行なった。
神経筋標本を液槽中に固定して、ザリガニ用生理溶液
[組成:NaCl(195mM)、CaCl2(18mM)、KCl(5.4m
M)、トリス・マレイン酸バッファー(pH7.5、10mM)、
グルコース(11mM)]で21±1℃に潅流(一定流速)
し、3M−KCl溶液を満たしたガラス微小電極を筋繊維中
央に挿入し、筋細胞膜電位の変化を細胞内記録した。
被験物質のグルタミン酸遮断作用は、L−グルタミン酸
(10-4M)を潅流適用して誘発される脱分極に対する被
験物質薬液(前記合成例で得た化合物、濃度2×10
-5M)の5分間前処置によるL−グルタミン酸誘発脱分
極の抑制率として求めた。得られた結果を第1表に示
す。
[参考例2]ザリガニ神経筋接合部におけるグルタミン
酸遮断作用(低濃度) 上記合成例3の化合物(1−[3−[4−メチル−1−
(3−メチルブチル)ペンチルアミノ]プロピル]ピペ
リジン)および公知の5−メチル−1−フェニル−2−
(3−ピペリジノプロピルアミノ)ヘキサン−1−オー
ルを被験物質として被検物質薬液の濃度を2×10-5Mか
ら、濃度2×10-7Mに変えた以外は上記参考例1と同様
にしてザリガニ神経筋接合部におけるグルタミン酸遮断
作用を測定した。
得られた結果を第2表に示す。
[参考例3]ザリガニ神経筋接合部におけるグルタミン
酸遮断作用(持続性) 参考例2の実験終了後、それぞれの化合物について実験
した神経筋標本を、そのまま液槽中に固定して、液槽中
にザリガニ用生理溶液のみを40分間循環させた。
その結果、5−メチル−1−フェニル−2−(3−ピペ
リジノプロピルアミノ)ヘキサン−1−オールを適用し
た神経筋標本ではグルタミン酸遮断作用の回復が確認さ
れたが、本発明に従う合成例3の化合物(1−[3−
[4−メチル−1−(3−メチルブチル)ペンチルアミ
ノ]プロピル]ピペリジン)を適用した神経筋標本でグ
ルタミン酸遮断作用の回復が見られなかった。すなわ
ち、本発明のアルキレンジアミン誘導体はグルタミン酸
遮断作用の持続性が高いことが確認された。
[参考例4]急性毒性 上記合成例2の化合物(1−[3−(1−ペンチルヘキ
シルアミノ)プロピル]ピペリジン)および合成例3の
化合物(1−[3−[4−メチル−1−(3−メチルブ
チル)ペンチルアミノ]プロピル]ピペリジン)につい
て常法に従って急性毒性の試験を行なったところ、それ
ぞれLD50で23.3mg/kgおよび29.5mg/kgであった。一方、
公知の5−メチル−1−フェニル−2−(3−ピペリジ
ノプロピルアミノ)ヘキサン−1−オールは13.6mg/kg
であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/40 AAC 31/445 AAA 31/55 (72)発明者 真崎 光夫 千葉県千葉市真砂5−11−6

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式を有するアルキレンジアミン誘導体
    もしくはその塩: [ただし、 R1は、炭素数3〜8の直鎖状もしくは分枝状の脂肪族炭
    化水素基、炭素数5〜8の脂環式炭化水素基、アリール
    基、またはアルアルキル基(アルキル基の炭素数は1〜
    4)であり、 R2は、炭素数3〜11の直鎖状もしくは分枝状の脂肪族炭
    化水素基、炭素数3〜11のアルコキシ基、炭素数3〜11
    のエステル結合を含む脂肪族炭化水素基、炭素数3〜11
    のエーテル結合を含む脂肪族炭化水素基、またはアリー
    ルオキシ基であり、 mとnはそれぞれ0〜3の整数であるが、m+nは3を
    超えることはない、 pは2〜6の整数であり、 qは4〜7の整数である]。
  2. 【請求項2】R1が炭素数3〜8の直鎖状もしくは分枝状
    のアルキル基もしくはフェニル基であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のアルキレンジアミン誘導
    体もしくはその塩。
  3. 【請求項3】R2が、炭素数4〜8の直鎖状もしくは分枝
    状のアルキル基、炭素数4〜8のアルコキシ基、炭素数
    4〜8のエステル結合を含む脂肪族炭化水素基、炭素数
    4〜8のエーテル結合を含む脂肪族炭化水素基もしくは
    フェノキシ基であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のアルキレンジアミン誘導体もしくはその塩。
  4. 【請求項4】mが0、1もしくは2であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のアルキレンジアミン誘
    導体もしくはその塩。
  5. 【請求項5】nが0、1もしくは2であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のアルキレンジアミン誘
    導体もしくはその塩。
  6. 【請求項6】pが2もしくは3であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のアルキレンジアミン誘導体
    もしくはその塩。
  7. 【請求項7】qが5もしくは6であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のアルキレンジアミン誘導体
    もしくはその塩。
  8. 【請求項8】下記式を有するアルキレンジアミン誘導体
    もしくはその塩: [ただし、 R1は、炭素数3〜8の直鎖状もしくは分枝状の脂肪族炭
    化水素基、炭素数5〜8の脂環式炭化水素基、アリール
    基、またはアルアルキル基(アルキル基の炭素数は1〜
    4)であり、 R2は、炭素数3〜11の直鎖状もしくは分枝状の脂肪族炭
    化水素基、炭素数3〜11のアルコキシ基、炭素数3〜11
    のエステル結合を含む脂肪族炭化水素基、炭素数3〜11
    のエーテル結合を含む脂肪族炭化水素基、またはアリー
    ルオキシ基であり、 mとnはそれぞれ0〜3の整数であるが、m+nは3を
    超えることはない、 pは2〜6の整数であり、 qは4〜7の整数である]。 を有効成分として含むグルタミン酸遮断剤。
  9. 【請求項9】R1が、炭素数3〜8の直鎖状もしくは分枝
    状のアルキル基もしくはフェニル基であることを特徴と
    する特許請求の範囲第8項記載のグルタミン酸遮断剤。
  10. 【請求項10】R2が、炭素数4〜8の直鎖状もしくは分
    枝状のアルキル基、炭素数4〜8のアルコキシ基、炭素
    数4〜8のエステル結合を含む脂肪族炭化水素基、炭素
    数4〜8のエーテル結合を含む脂肪族炭化水素基もしく
    はフェノキシ基であることを特徴とする特許請求の範囲
    第8項記載のグルタミン酸遮断剤。
  11. 【請求項11】mが0、1もしくは2であることを特徴
    とする特許請求の範囲第8項記載のグルタミン酸遮断
    剤。
  12. 【請求項12】nが0、1もしくは2であることを特徴
    とする特許請求の範囲第8項記載のグルタミン酸遮断
    剤。
  13. 【請求項13】pが2もしくは3であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第8項記載のグルタミン酸遮断剤。
  14. 【請求項14】qが5もしくは6であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第8項記載のグルタミン酸遮断剤。
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