JPH0777911A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0777911A
JPH0777911A JP5246454A JP24645493A JPH0777911A JP H0777911 A JPH0777911 A JP H0777911A JP 5246454 A JP5246454 A JP 5246454A JP 24645493 A JP24645493 A JP 24645493A JP H0777911 A JPH0777911 A JP H0777911A
Authority
JP
Japan
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cleaning
toner
image
image forming
cleaning unit
Prior art date
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Application number
JP5246454A
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English (en)
Inventor
Shigeru Yoshiki
吉木  茂
So Kai
創 甲斐
Yoshiko Ishii
佳子 石井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転式クリーニング装置に備えられるファー
ブラシからのトナー飛散を防止できる画像形成装置を提
供することである。 【構成】 クリーニング装置10を、円周方向に配列し
たクリーニングユニット部10C,10M,10Yで構
成する。各クリーニングユニット部10C,10M,1
0Yにはファーブラシ13C,13M,13Yが設けら
れ、クリーニング位置Kの切り替え時に、ファーブラシ
13C,13M,13Yからのトナー飛散を防止するた
めに、そのファーブラシ13C,13M,13Yにバイ
アス電圧を印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも2個の現像
器を備えた現像装置を有し、そのそれぞれの現像器によ
って、像担持体上に色の異なるトナー像をそれぞれ形成
し、その各トナー像を転写材に転写した後、像担持体上
に残留するトナーをクリーニング装置によって清掃する
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ又はファクシミリなど
の画像形成装置において、カラー式のものでは、それぞ
れ異なる色のトナーによって、像担持体に形成された各
静電潜像を色別にトナー像としてそれぞれ可視像化する
ための複数の現像器を有する現像装置を備えている。す
なわち、かかる現像装置の第1の現像器によって第1の
静電潜像を第1の色のトナーで現像し、このあと、その
トナー像を所定の転写材に転写し、次いで所定のクリー
ニング装置によって、トナー像転写後に像担持体表面に
残留付着しているトナーを清掃除去する。次いで、再び
像担持体に第2の静電潜像を形成し、これを第2の現像
器で第2の色のトナーで現像し、そのトナー像を同じ転
写材上に転写し、その転写後の像担持体をクリーニング
装置により清掃する。このような動作を少なくとも2回
行い、転写材上に所定のカラー画像を形成するのであ
る。
【0003】その際、従来は上述のクリーニング装置と
して1つのクリーニング装置を用い、全ての色のトナー
をこのクリーニング装置によって清掃して回収してい
た。ところが、この構成によると、それぞれ異なる色の
トナーが1つのクリーニング装置内で混ざり合ってしま
うので、これらを分別しなければ、各色トナーを各現像
器のところで再使用(リサイクル使用)することができ
ない。
【0004】混合トナーの分別は事実上不可能であるの
で、各色トナーをリサイクル使用できるようにするため
には、像担持体の周りに、互いに隣接するように、現像
器と同じ数の複数のクリーニング装置を配列して、その
各クリーニング装置によって、各色のトナーを個別に除
去回収する必要がある。
【0005】ところが、このようにクリーニング装置を
複数個にわたり像担持体の周りに配列すれば、その設置
のために大きなスペースを必要とし、画像形成装置が大
型化する欠点を免れない。又、像担持体の周りに配置さ
れる各種の画像形成プロセス機器のレイアウト上の自由
度を奪うことにもなる。
【0006】そこで、クリーニング装置を次のように構
成すると、一層の小型化をなし得ると共に、像担持体周
りのプロセス機器のレイアウト上の自由度を狭める不具
合を阻止できる画像形成装置を提供できる。
【0007】すなわち、クリーニング装置を、円周方向
に互いに隣接するように配列した複数のクリーニングユ
ニット部で構成すると共に、それらのクリーニングユニ
ット部を一体化し、円周中心の周りに、クリーニング装
置を回転させながら、各クリーニングユニット部をクリ
ーニング位置に置き、そのクリーニング部材によって像
担持体上の残留トナーを清掃除去するように構成する。
かように構成すれば、複数のクリーニング装置を像担持
体の周りに配列構成する必要はなくなり、画像形成装置
を小型化できるし、又、プロセス機器のレイアウト上の
自由度を狭める不具合を阻止できる。
【0008】然るに、このようなクリーニング装置を有
する画像形成装置においては、クリーニングユニット部
の非クリーニング時、例えばクリーニング装置を回転さ
せてクリーニング位置を切り替えるときなどに、そのク
リーニング装置が振動し、クリーニング部材に付着して
いたトナーがクリーニングユニット部外に飛散し易くな
る。
【0009】このような飛散がクリーニングユニット部
外に及ぶと、露光光学系等にトナーが付着し、この機能
に支障を来たしたりする。又、飛散トナーが像担持体や
転写材などに付着すると、画像上の地汚れなどを生じ、
画質が悪化し易くなる。更に、周辺のプロセス機器に飛
散トナーが付着すると、保全時などに保全者の手をトナ
ーで汚したりする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、回転
式のクリーニング装置に備えられるクリーニング部材か
らのトナー飛散を防止できる画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、それぞれ異なる色のトナーによって、像担
持体上に形成された静電潜像を色別にトナー像として可
視像化する複数の現像器を備えた現像装置と、前記トナ
ー像を転写材に転写する手段と、転写後に像担持体表面
に残留付着するトナーをクリーニングするクリーニング
装置とをそれぞれ具備し、前記クリーニング装置を、円
周方向に互いに隣接するように配列された複数のクリー
ニングユニット部で構成し、各クリーニングユニット部
を、それぞれ異なる色のトナーをクリーニング部材によ
ってクリーニングするクリーニングユニット部とし、且
つ、それぞれのクリーニングユニット部で除去した回収
トナーが、対応した色の現像器に戻されるように、各ク
リーニングユニット部と、各現像器との間に、トナー戻
し搬送手段を設けると共に、それらの各クリーニングユ
ニット部が、クリーニング時に、選択的にクリーニング
位置に置かれるように、前記クリーニング装置を回転可
能に構成した画像形成装置であって、前記各クリーニン
グユニット部のクリーニング部材に対し、像担持体から
除去されたトナーがそのクリーニング部材に保持された
ままとなるようなバイアス電圧を、その非クリーニング
時中の少なくとも一部の時間において印加する電圧印加
手段を設けた画像形成装置を提案する。
【0012】その際、前記電圧印加手段は、非クリーニ
ング時であって、クリーニング位置が切り替わるよう
に、クリーニング装置が回転するとき、トナーが保持さ
れるようなバイアス電圧をクリーニング部材に印加する
ものであると、効果的である。
【0013】又、前記電圧印加手段は、非クリーニング
時であって、クリーニング位置が切り替わるように、ク
リーニング装置が回転し、このうち、各クリーニング部
材が下向きとなるとき、トナーが保持されるようなバイ
アス電圧をそのクリーニング部材に印加するものである
と、効果的である。
【0014】更に、トナー戻し搬送手段は、非クリーニ
ング時中の少なくとも一部の時間においてもトナーの戻
し搬送動作を実行し、そのトナーの戻し搬送速度が、ク
リーニング時よりも非クリーニング時の方が速くなるよ
うに設定されていると、効果的である。
【0015】更に、トナー戻し搬送手段は、非クリーニ
ング時であって、クリーニング位置が切り替わるように
クリーニング装置が回転するとき、トナーの戻し搬送動
作を実行するものであると、効果的である。
【0016】更に、クリーニング部材が、像担持体のク
リーニング時に像担持体に対して摺擦しながら回転し
て、像担持体上の付着トナーを掻き取り除去するファー
ブラシより成り、該ファーブラシは、これにバイアス電
圧が印加されるとき、回転駆動されるものであると、効
果的である。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
【0018】図1は、本発明一実施例の画像形成装置の
要部のみを示す概略構成図である。
【0019】像担持体の一構成例であるドラム状の感光
体(例えば有機感光体:OPC)1は、図示矢印方向に
回転駆動されるようになっていて、その感光体1の周り
には、帯電器3やイレーサ4や複数の現像器を有する現
像装置5などが配設されている。本例では、3個の現像
器、すなわち、イエロー現像器5Y、マゼンタ現像器5
M及びシアン現像器5Cが互いに隣接するように配列さ
れた現像装置5が用いられている。感光体1と対接する
ようにして転写ドラム2が設けられ、この転写ドラム2
には、例えば普通紙より成る転写材6が先端クランパ7
によりクランプされて、周面に巻き付けられる。
【0020】画像形成時に感光体1は矢印方向に回転駆
動され、このとき帯電器3によって感光体表面が所定の
極性に一様に帯電され、感光体上の非画像領域がイレー
サ4によって除電される。かかる帯電面が露光部Xにて
像露光され、これにより感光体1上に第1の静電潜像が
形成される。
【0021】この例の画像形成装置は、アナログフルカ
ラー式のものとなっていて、図示されない原稿の画像を
所定の色分解フィルタで色分解し、例えば、最初に、そ
の色分解フィルタのレッドフィルタを通った光像が感光
体1上に結像投影される。これによって形成される潜像
が第1の静電潜像である。
【0022】この第1の静電潜像は、第1の現像器、す
なわちシアン現像器5Cによってシアン色のトナー像と
して可視像化される。以下、このトナー像を、必要に応
じて「C像」と呼ぶ(図7のタイミングチャート参
照)。かかるトナー像、すなわちC像は、矢印方向に回
転する転写ドラム2にクランプされた転写材6上に転写
チャージャ8の作用により転写される。
【0023】この転写後に感光体1上に残留付着するト
ナーは、後述する態様で、クリーニング装置10によっ
て感光体1から除去される。そして、クリーニング装置
10によりクリーニングされた感光体1は、図示してい
ない除電器により除電作用を受ける。
【0024】引き続き、上述したところと全く同様にし
て、感光体1上に第2の静電潜像が形成される。例え
ば、色分解フィルタのグリーンフィルタを通った光像が
感光体1上に結像投影される。これによって形成される
潜像が第2の静電潜像であり、この第2静電潜像は、第
2の現像器、すなわちマゼンタ現像器5Mによりマゼン
タ色のトナー像として可視像化される。以下、このトナ
ー像を、必要に応じて「M像」と呼ぶ。かかるM像が、
回転する転写ドラム2に巻き付けられた転写材6上に、
シアン色のトナー像の上から重ねて転写される。転写後
の感光体1は上述したところと同様にクリーニング装置
10によりクリーニングされ、除電される。
【0025】引き続き、同様にして、感光体1上に第3
の静電潜像が形成される。すなわち、色分解フィルタの
ブルーフィルタを通った光像が感光体1上に結像投影さ
れる。これによって形成されるのが第3静電潜像であ
り、この第3静電潜像は、第3の現像器、すなわちイエ
ロー現像器5Yによりイエロー色のトナー像として可視
像化される。以下、このトナー像を、必要に応じて「Y
像」と呼ぶ。かかるY像が、転写ドラム2上の転写材6
上に、先に重ねたトナー像の上から重ね転写される。転
写後、感光体1は上述したところと同様にクリーニング
装置10によりクリーニングされ、除電される。このよ
うにして転写材6上には、その同一の位置に3色のトナ
ー像が重ねて転写され、カラー画像が形成される。
【0026】このように全ての色のトナー像の転写を終
えたあと、転写ドラム2上の転写材6は、図示していな
い分離チャージャの作用と分離爪9の作用によって剥が
され、搬送ベルト11によって図示していない定着装置
へ送られ、ここでカラー画像が転写材6上に定着され
る。
【0027】上述のようにアナログ方式で静電潜像を形
成する代りに、レーザなどを用いるディジタル方式で静
電潜像を形成することもできる。
【0028】上述のように、現像装置5の複数の現像器
5Y,5M,5Cは、それぞれ異なる色のトナーによっ
て、感光体1上に形成された静電潜像を色別にトナー像
として可視像化する用をなす。各現像器では、トナーと
キャリアを有する二成分系現像剤、又はキャリアを有さ
ない一成分系現像剤などが用いられる。転写チャージャ
8は、感光体上のトナー像を転写材に転写する手段の一
例を構成する。
【0029】感光体1と対向するように設けられたクリ
ーニング装置10は、転写後に、感光体1の表面に残留
付着するトナーをクリーニングするものであるが、かか
るクリーニング装置10を図2に拡大して示す。
【0030】クリーニング装置10は、円周方向に互い
に隣接するように配列された複数のクリーニングユニッ
ト部で構成され、本例では、シアン・クリーニングユニ
ット部10Cと、マゼンタ・クリーニングユニット部1
0Mと、イエロー・クリーニングユニット部10Yの3
つのクリーニングユニット部で構成されている。シアン
・クリーニングユニット部10Cは、感光体1上に残留
するシアン色のトナーを清掃するものであり、又、マゼ
ンタ・クリーニングユニット部10Mは感光体1上のマ
ゼンタ色の残留トナーを清掃する。同様にイエロー・ク
リーニングユニット部10Yは感光体1上のイエロー色
の残留トナーを清掃して除去するものである。
【0031】図2から判るように、3つのクリーニング
ユニット部10C,10M,10Yは、その各要素が点
対称状に配置された実質的に同一の構造を有しているの
で、複数のクリーニングユニット部のうち、便宜上、シ
アン・クリーニングユニット部10Cを抽出して、この
構成について説明する。他のクリーニングユニット部1
0M,10Yにおける、シアン・クリーニングユニット
部10Cと同一の部分については、シアン・クリーニン
グユニット部10Cの各要素に付した符号「C」の代り
に、それぞれ「M」と「Y」の符号を付しておく。
【0032】シアン・クリーニングユニット部10C
は、クリーニング部材の一例であるファーブラシ13
C、バイアスローラ14C、トナー掻き取りブレード1
5C、トナー回収スクリュー部材17C及びケース部1
8C等で構成されている。
【0033】図2に示す状態で、シアン・クリーニング
ユニット部10Cが感光体1に対向するクリーニング位
置Kに位置している。この状態で、そのファーブラシ1
3Cが感光体1の表面に対して摺擦しながら図示矢印方
向に回転駆動されるようになっていて、この回転時に感
光体1の表面に付着している、転写に寄与しなかったシ
アン色の残留トナーを掻き取って除去する。
【0034】クリーニング時には、ファーブラシ13C
が回転駆動されると共に、スイッチ21が入って、バイ
アス電圧電源20により負極性のバイアス電圧が印加さ
れ、感光体1上に残留付着している、正極性に帯電した
トナーTがファーブラシ13Cに静電的に引き寄せられ
つつ、かかるトナーが感光体表面より除去される。な
お、トナーTが負極性に帯電したものである場合は、フ
ァーブラシ13Cには正極性のバイアス電圧が印加され
る。
【0035】バイアスローラ14Cはファーブラシ13
Cと摺擦するように図示矢印方向に回転駆動されるよう
になっていて、このローラにはファーブラシに印加され
るバイアス電圧よりも高いバイアス電圧が図示していな
いバイアス電圧電源により印加されるようになってい
る。そして、バイアスローラ14Cの回転時に、同ロー
ラは、ファーブラシ13Cに付着したトナーを静電的に
引き寄せて、その周面上に付着させる。なお、図示して
いないが、ファーブラシ13M,13Yにも、同様なバ
イアス電圧電源によって、トナーを静電的に引き寄せる
ためのバイアス電圧が印加される。
【0036】バイアスローラ14Cに付着したトナー
は、トナー掻き取りブレード15Cによって掻き落とさ
れ、トナー回収スクリュー部材17Cによってケース部
18C外に搬送される。この搬送されたシアントナー
は、これを所定の回収容器(不図示)に排出するように
構成することも可能であるが、本例では後述するよう
に、トナー戻し搬送手段によって図1のシアン現像器5
Cの方に送られるように構成されている。
【0037】なお、シアン・クリーニングユニット部1
0Cのケース部18Cにはトナー逆流防止板19Cが固
定され、この防止板19Cと、これに固定されたトナー
掻き取りブレード15Cとは、後述する如くクリーニン
グ装置10が回転するのに伴って、クリーニングユニッ
ト部内を移動しようとするトナーをせき止める。このせ
き止め作用によって、バイアスローラ14Cよりも上流
側のファーブラシ部分にトナーが入り込むことが阻止さ
れ、クリーニングユニット部10Cの外部に回収トナー
がこぼれ出ることが防止される。
【0038】図2に示すように、クリーニング装置10
の周りにはカバー31が設けられ、このカバー31は、
クリーニング装置の外にトナーがこぼれ出した場合、画
像形成装置内部に、そのトナーが飛散するのを防止する
機能を達成する。
【0039】ここで、各クリーニングユニット部と、各
現像器との間には、トナー戻し搬送手段がそれぞれ設け
られている。ここでも、シアン・クリーニングユニット
部10Cに対応するトナー戻し搬送手段について説明す
る。
【0040】図6に示すように、クリーニング装置10
のシアン・クリーニングユニット部10C(図5)の奥
側の部位からトナー排出管22Cが延び出ており、トナ
ー回収スクリュー部材17C(図2)によって奥側に送
られたシアン回収トナーは、そのトナー排出管22Cを
通って、ホッパ23C内に入る。図5に示すように、ホ
ッパ23Cと、シアン現像器5Cとの間にはトナー搬送
管24Cが接続され、この内部にはトナー搬送スクリュ
ー部材25Cが挿設されている。
【0041】シアン・クリーニングユニット部10Cで
回収されたシアントナーは、ホッパ23C内に入り、ト
ナー搬送スクリュー部材25Cの回転作動により、トナ
ー搬送管24C内を送られ、シアン現像器5C内に入れ
られて再使用される。
【0042】ここで、シアン現像器5C(図1)が作動
しているとき、クリーニング位置を占めたシアン・クリ
ーニングユニット部10Cが同期して作動し、上述のよ
うに感光体1上のシアン像の残留トナーをクリーニング
する。シアン・クリーニングユニット部10Cによるク
リーニング動作を終了すると、図示されないクリーニン
グ装置回転駆動手段によって、図2に示したクリーニン
グ装置10がその中心軸125の軸心のまわりを反時計
方向に120°だけ回転するようになっている。これに
より、マゼンタ・クリーニングユニット部10Mがクリ
ーニング位置Kに置かれる。すなわち、ファーブラシ1
3Mがクリーニング位置Kに来るのである。
【0043】この状態で、前述のように感光体1上に残
留したマゼンタ色のトナーが、シアントナーの場合と同
様に、マゼンタ・クリーニングユニット部10Mによっ
てクリーニングされて回収される。この回収されたマゼ
ンタトナーは、図6に示すホッパ23M内に入り、トナ
ー搬送管24M内をトナー搬送スクリュー部材25Mに
よって送られ、マゼンタ現像器5M(図5)に戻されて
再使用される。
【0044】更に、マゼンタ・クリーニングユニット部
10Mによるクリーニングを終了すると、クリーニング
装置10が、更に、反時計方向に120°だけ回転し、
イエロー・クリーニングユニット部10Yがクリーニン
グ位置Kに置かれる。この状態で、感光体1上に残留す
るイエロー色のトナーが、イエロー・クリーニングユニ
ット部10Yの方に回収される。この回収されたイエロ
ートナーは、図6に示すホッパ23Y内に入り、トナー
搬送管24Y内をトナー搬送スクリュー部材25Yによ
って送られ、イエロー現像器5Y(図5)に戻されて再
使用される。
【0045】トナー回収スクリュー部材17C,17
M,17Y(図2)や、トナー排出管22C,22M,
22Y(図6)や、ホッパ23C,23M,23Y(図
6)や、トナー搬送スクリュー部材25C,25M,2
5Y(図6)等は、トナー戻し搬送手段を構成する。
【0046】このように、各クリーニングユニット部で
除去した回収トナーが、対応した色の現像器に戻され、
それぞれの現像器のところで、それぞれの現像に供され
る。
【0047】上述の如く、本例の画像形成装置は、クリ
ーニング装置10の各クリーニングユニット部10C,
10M,10Yが、それぞれ異なる色のトナーをファー
ブラシ13C,13M,13Yより成るクリーニング部
材によってクリーニングするクリーニングユニット部と
して構成され、且つそれぞれのクリーニングユニット部
10C,10M,10Yで除去された回収トナーが、対
応した色の現像器5C,5M,5Yに戻されるように、
各クリーニングユニット部10C,10M,10Yと、
各現像器5C,5M,5Yとの間に、トナー戻し搬送手
段が設けられ、それらの各クリーニングユニット部が、
クリーニング時に、選択的にクリーニング位置Kに置か
れるように、クリーニング装置が回転可能に構成される
ものとなっている。
【0048】クリーニングユニット部の切り替えは、互
いに隣り合う同士のクリーニングユニット部の位置を変
えるのみで済ますことができるので、クリーニングユニ
ット部切り替え時におけるクリーニング装置の動きを最
小のものとすることができる。
【0049】ここで、クリーニング装置10における各
クリーニングユニット部10C,10M,10Yの待機
時である非クリーニング時において、各ファーブラシ1
3C,13M,13Yの回転を停止させ、それらのブラ
シにバイアス電圧を印加しないようにしても、感光体1
のクリーニング動作を行うことは可能である。ところ
が、このようにすると、この非クリーニング時にクリー
ニング位置の切り替えなどが行われるので、このとき、
クリーニング装置が振動したりして、停止しているファ
ーブラシ13C,13M,13Yに付着していたトナー
がファーブラシ外に飛散するおそれがある。
【0050】このような飛散がクリーニングユニット部
外に及ぶと、露光光学系等にトナーが付着し、この機能
に支障を来たしたりする。又、飛散トナーが像担持体や
転写材などに付着すると、画像上の地汚れなどを生じ、
画質が悪化し易くなる。更に、周辺のプロセス機器に飛
散トナーが付着すると、保全時などに、保全者の手をト
ナーで汚したりする。
【0051】本例の画像形成装置の特徴とするところ
は、各クリーニングユニット部のクリーニング部材、す
なわちそのファーブラシに対し、感光体から除去された
トナーが、そのファーブラシに保持されたままとなるよ
うなバイアス電圧を、その非クリーニング時中の少なく
とも一部の時間において印加する電圧印加手段を設けた
点にある。本例では、各クリーニングユニット部10
C,10M,10Yにそれぞれ付設されたバイアス電圧
電源20とスイッチ21(図2)が、電圧印加手段とし
ての働きをなす。
【0052】例えば、それぞれの色の残留トナーを除去
する感光体クリーニング工程の後に、各ファーブラシへ
のバイアス電圧を引き続いて印加する。この間で、クリ
ーニングユニット部の切り替えなどが行われるのである
が、この際、バイアス電圧を印加するのである。その切
り替えの間は、非クリーニング時間のうちの一つの時間
範囲に入る。
【0053】上記切り替え時にも、図2に示したスイッ
チ21を入れたままにし、バイアス電圧電源20によ
り、ファーブラシ13Cに対して、所定のバイアス電圧
の印加を続けるのである。このようにすれば、ファーブ
ラシ13Cに付着しているトナーは、クリーニング位置
の切り替え時などにおいても、静電的にファーブラシ1
3Cに保持させられるので、そのトナーがファーブラシ
外に飛散するのを阻止できる。
【0054】このように、バイアス電圧の印加により、
除去したトナーを保持させたままにするファーブラシを
用いることにより、クリーニングユニット部のクリーニ
ング位置の切り替え時などに、クリーニング装置が振動
したりしても、ファーブラシからのトナー飛散を抑える
ことができるのである。トナーの飛散を抑えることによ
って、前述したような一連の不具合の発生を防止でき
る。
【0055】ここで図7は、各現像器や各クリーニング
ユニット部などの作動タイミングの一例を示す図であ
る。
【0056】この図において、「Cファーブラシバイア
ス」と言うのは、図2に示したファーブラシ13Cに、
バイアス電圧電源20によりバイアス電圧を印加するこ
とである。「Mファーブラシバイアス」と「Yファーブ
ラシバイアス」も同様に、その各ファーブラシ13M,
13Yにバイアス電圧をそれぞれ印加することである。
ファーブラシ13Cには、C像作像開始時点から、最後
のクリーニングユニット部の切り替え終了時点まで、バ
イアス電圧の印加が続けられる。このようにすれば、各
クリーニングユニット部の切り替え時に、ファーブラシ
13Cからのトナー飛散を防止することができる。
【0057】他のファーブラシ13M,13Y(図2)
についても、同様な時間範囲でバイアス電圧を印加すれ
ば、各クリーニングユニット部の切り替え時における、
それらのファーブラシからのトナー飛散を防止すること
ができる。
【0058】各ファーブラシに対してバイアス電圧を印
加し続けると同時に、各ファーブラシの回転を、図7に
「Cファーブラシ回転」、「Mファーブラシ回転」及び
「Yファーブラシ回転」として示したように、C像の作
像開始時から、最後のクリーニングユニット部の切り替
えが終了するまで、続けるようにしても良い。すなわ
ち、非クリーニング時であるクリーニングユニット部の
切り替え時にも、各ファーブラシをクリーニング時と同
じ方向に回転させるのである。
【0059】例えば、図2に示したファーブラシ13C
を回転させずに、クリーニング位置の切り替えを行う
と、感光体1の表面上にトナーが残る場合がある。クリ
ーニング位置の切り替えをファーブラシ13Cが回転し
たままで行えば、感光体1上にトナーが残るのを防止で
きる。
【0060】その際、ファーブラシに対して、前述の如
くバイアス電圧を印加しながら該ブラシを回転駆動する
ことが望ましい。このようにすれば、非クリーニング時
にファーブラシを回転させても、これに付着したトナー
が飛び散る不具合を阻止できる。ファーブラシに付着し
たトナーがバイアスローラ14C側に引き込まれる傾向
となって、一層、ファーブラシからの、クリーニングユ
ニット部外へのトナー飛散防止効果を高めることができ
るのである。
【0061】又、図7に示した例では、各クリーニング
ユニット部がクリーニング動作を行わずに停止している
非クリーニング時にも、そのファーブラシにバイアス電
圧を印加し、かつこれを回転させているので、そのファ
ーブラシからのトナー飛散をより確実に防止できる。
【0062】図8は、各現像器や各クリーニングユニッ
ト部などの作動タイミングの別の例を示す図である。
【0063】ファーブラシ13Cに着目するに、C像作
像開始時点から初めのクリーニングユニット部の切り替
え終了時まで、そのブラシに対してバイアス電圧を印加
する。このあと、第2回目と第3回目とのクリーニング
ユニット部切り替え時に、バイアス電圧を印加する。他
のファーブラシ13M,13Yに対しても、それぞれ時
間差はあるが、同様なタイミングでバイアス電圧を印加
する。いずれにしても、クリーニング位置の切り替え時
には、必ず各ファーブラシに対してバイアス電圧の印加
が行われるので、各ファーブラシからのトナー飛散を防
止できる。
【0064】同様なタイミングで、各ファーブラシにつ
いて回転制御することにより、クリーニング位置の切り
替え時などにおいて、感光体1上にトナーが残ったりす
るのを防止できる。
【0065】上述の如く、図7及び図8の例では、クリ
ーニング装置10が回転してクリーニング位置の切り替
えが行われるとき、全てのクリーニングユニット部のフ
ァーブラシにバイアス電圧が印加され、その印加に同期
して全てのファーブラシが回転駆動される。このよう
に、電圧印加手段が、非クリーニング時であって、クリ
ーニング位置が切り替わるように、クリーニング装置が
回転するとき、トナーが保持されるようなバイアス電圧
をファーブラシに印加することにより、クリーニング装
置回転時のトナーの飛散を確実に防止できるのである。
【0066】ここで、図3は、シアン・クリーニングユ
ニット部10Cのファーブラシ13Cがクリーニング位
置Kに置かれているときのクリーニング装置を示し、こ
の位置では、ファーブラシ13Cは感光体1と対向し、
且つ、下向きとなっている。このような態勢で、クリー
ニング位置の切り替えは、クリーニング装置10が反時
計方向に120°回転して行われる。これによって、次
のマゼンタ・クリーニングユニット部10Mのファーブ
ラシ13Mがクリーニング位置Kに置かれる。なお、こ
の図には、各クリーニングユニット部のケース部に回収
されたトナー26が示されている。
【0067】図4は、この間におけるクリーニング装置
の回転中途状態を示し、ファーブラシ13CがHで示す
水平位置を過ぎると、このファーブラシ13Cは下向き
から上向き態勢に変換する。すなわち、クリーニング装
置10が図3から図4の位置まで回転する間は、ファー
ブラシ13Cが下向きとなるのである。
【0068】かかる回転の間では、ファーブラシ13C
に付着したトナーが重力で落下して飛散し易くなり、感
光体1上に、その落下トナーが再付着し易くなり、又、
感光体の周りにもそのトナーが飛散し易くなる。勿論、
他のファーブラシの、クリーニング位置からの切り替え
時においても、同様なる不具合を生じるおそれがある。
【0069】そこで、非クリーニング時であって、クリ
ーニング位置が切り替わるように、クリーニング装置が
回転し、このうち、各ファーブラシが下向きとなるとき
に、各ファーブラシに対して、トナーが保持されるよう
なバイアス電圧を電圧印加手段によって印加することに
より、そのようなトナーの飛散を防止することができ
る。
【0070】図9はかような点を考慮したタイミングチ
ャートであり、例えばファーブラシ13Cに着目する
に、感光体のクリーニングを終了してt時間(ファーブ
ラシが下向きとなる範囲の時間)だけ、ファーブラシへ
のバイアス電圧の印加を続行する。この他、図3に示し
たファーブラシ13Mについても、クリーニング位置の
切り替えに伴って、直ちにファーブラシ13Mが下向き
となるので、このときにもバイアス電圧を印加する。フ
ァーブラシ13Yについても、同様なタイミングでバイ
アス電圧を印加する。
【0071】このようにすることで、各クリーニングユ
ニットが感光体と対向する下向き状態となったとき、フ
ァーブラシからの、感光体に向けてのトナー飛散を効果
的に防止することができる。又、同じタイミングで各フ
ァーブラシを回転させることにより、各クリーニングユ
ニット部が下向きとなったときに、ファーブラシに付着
したトナーをバイアスローラ側に引き込ませるようにす
ることができ、ファーブラシからのトナー飛散防止効果
を更に高めることができる。
【0072】図7乃至図9に示した実施例では、全て、
ファーブラシが、これにバイアス電圧を印加されると
き、回転駆動されるものとなっていて、これによって前
述の如くトナーの飛散を確実に防止できる。
【0073】ところで、トナー戻し搬送手段が、非クリ
ーニング時中の少なくとも一部の時間においてもトナー
の戻し搬送動作を実行し、そのトナーの戻し搬送速度
が、クリーニング時よりも非クリーニング時の方が速く
なるように設定すると、トナーの飛散をより効果的に防
止することができる。
【0074】図10はその一例を示し、各現像器や各ク
リーニングユニット部のトナー回収スクリュー部材17
C,17M,17Y(図2)などの作動タイミングの一
例を示す図である。今、トナー回収スクリュー部材17
Cについて着目するに、感光体クリーニング時(C像作
像時間も含む)の、その回転速度に対して、クリーニン
グユニット部切り替え時の回転速度を速くする。すなわ
ち、非クリーニング時のトナーの戻し搬送速度を速くす
るのである。このようにすれば、素速く、回収トナーを
現像器の方に戻すことができ、回収トナーがクリーニン
グユニット部内で一杯になるのを防止でき、トナーの飛
散を阻止できる。この場合、図6に示したトナー搬送ス
クリュー部材25C,25M,25Yについても速くす
る。
【0075】上述のようにトナー戻し搬送手段が、非ク
リーニング時であって、クリーニング位置が切り替わる
ようにクリーニング装置が回転するとき、トナー戻し搬
送動作を実行するようにし、その速度がクリーニング時
よりも非クリーニング時の方が速くなるようにすれば、
クリーニング装置10が図3の位置から図4の位置に回
転する間で、トナー搬送スクリュー部材の回転速度が、
今までよりも速くなり、この間で、図4に示したクリー
ニングユニット部10Cのケース部18C内のトナー2
6を無くすようにすることもできる。
【0076】すなわち、図3の状態から図4の状態に至
るまで、トナー回収スクリュー部材17Cのまわりにト
ナー26が存在するので、そのスクリュー部材17Cと
トナー搬送スクリュー部材25Cの回転速度を高めるこ
とによって、効率的に回収トナー26を搬送できる。ク
リーニングユニット部10Cが図4に示した位置を過ぎ
れば、トナー回収スクリュー部材17Cのまわりにトナ
ー26が存在しなくなるので、この時点でトナー回収ス
クリュー17Cやトナー搬送スクリュー部材25Cを止
める。これによりトナー回収スクリュー部材やトナー搬
送スクリュー部材を無駄に回転させる必要がなくなる。
【0077】上述したところから判るように、非クリー
ニング時に、トナー戻し搬送手段がクリーニングユニッ
ト部内の回収トナーを搬送可能な状態にあるときに、こ
のトナー戻し搬送手段によって回収トナーを搬送する
と、効率よくその排出動作を実行できるのである。すな
わち、図3に例示した如く、クリーニング位置に存する
シアン・クリーニングユニット部10Cが図4に示した
位置まで所定角度回転する間に、回収トナーを搬送す
る。
【0078】これに対し、クリーニングユニット部が非
クリーニング位置で停止しているときにも、トナー戻し
搬送手段によって回収トナーを搬送することもできる。
例えばマゼンタ・クリーニングユニット部10Mが、図
3に示した非クリーニング位置にあるとき、トナー回収
スクリュー部材17Mを回転駆動して、該トナーを排出
させるのである。
【0079】上述した各実施例において、クリーニング
部材(ファーブラシ)にバイアス電圧を印加する各構成
は、クリーニング部材がファーブラシ以外のもの、例え
ばクリーニングブレードなどから成るときにも同様に適
用できるものである。
【0080】又、本発明は、像担持体としてドラム状感
光体を用いるものの他、ベルト状や、その他の構成の担
持体を用いるものにも適用することができ、又、複数の
現像器を周方向に配列し、これを回転させて各現像器に
より現像動作を行う回転型の現像装置を用いた画像形成
装置にも適用できる。
【0081】又、本発明は、現像器を少なくとも2つ有
する現像装置を用いる画像形成装置に適用できるもので
あって、クリーニング装置のクリーニングユニット部
は、その現像器の数に対応する数だけ設けられる。例え
ば、図1に示した現像器に、像担持体上の静電潜像を黒
色のトナーで現像するブラック現像器を有する現像装置
を用いることもでき、この場合にはクリーニング装置の
クリーニングユニット部は4個設けられる。
【0082】図示した実施例は、クリーニングユニット
部が3個の場合であるが、その数が変った場合には、そ
の数に対応させて前述した各実施例の構成を変えるべき
は当然であり、その詳細は自明であるため、その説明は
省略する。
【0083】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、円周方
向に配列される複数のクリーニングユニット部をもつク
リーニング装置を有する画像形成装置において、クリー
ニング位置を切り替えたりする非クリーニング時におい
て、各クリーニングユニット部に設けられるファーブラ
シからのトナー飛散を防止することができ、その飛散に
よって生じる、画像上の地肌汚れや、画像形成装置内の
トナーによる汚れなどの発生を防止することができる。
【0084】請求項2に記載の構成によれば、クリーニ
ング位置が切り替わるように、クリーニング装置が回転
するとき、ファーブラシからのトナー飛散を防止するこ
とができ、このような機能を、クリーニング時のバイア
ス電圧をそのまま印加するだけで達成することができ
る。
【0085】請求項3に記載の構成によれば、各クリー
ニングユニット部が下向きとなるときに、ファーブラシ
からのトナー飛散を効果的に防止することができる。
【0086】請求項4及び5に記載の構成によれば、各
クリーニングユニット部で回収したトナーを素速く現像
器の方に戻すことができ、回収トナーがクリーニングユ
ニット部内で一杯になってしまうのを防止し、トナーの
飛散を効果的に阻止することができる。又、各クリーニ
ングユニット部の容器を小さくし、クリーニング装置を
小型に構成することも可能となる。
【0087】請求項6に記載の構成によれば、クリーニ
ングユニット部外へのトナー飛散防止効果を更に高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の画像形成装置の要部のみを示
す概略構成図である。
【図2】同上画像形成装置に具備されるクリーニング装
置を拡大して示した断面図である。
【図3】同上クリーニング装置の各クリーニングユニッ
ト部に、回収トナーが滞留している状態を示す断面図で
ある。
【図4】同上クリーニング装置の、クリーニング位置切
り替え時の中途状態を示す断面図である。
【図5】クリーニング装置によって回収されたトナーを
現像器に戻すためのトナー戻し構成部を示す図である。
【図6】同上戻し構成部の一部を示す図である。
【図7】各現像器や、各クリーニングユニット部などの
作動タイミングの一例を示す図である。
【図8】各現像器や、各クリーニングユニット部などの
作動タイミングの別の例を示す図である。
【図9】各現像器や、各クリーニングユニット部などの
作動タイミングの更に別の例を示す図である。
【図10】各現像器や、各クリーニングユニット部のト
ナー回収スクリュー部材などの作動タイミングの一例を
示す図である。
【符号の説明】
1 像担持体としての感光体 5 現像装置 5C 現像器 5M 現像器 5Y 現像器 6 転写材 8 転写手段としての転写チャージャ 10 クリーニング装置 10C クリーニングユニット部 10M クリーニングユニット部 10Y クリーニングユニット部 13C ファーブラシ 13M ファーブラシ 13Y ファーブラシ 26 トナー K クリーニング位置 T トナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 6605−2H G03G 21/00 326 2107−2H 372

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ異なる色のトナーによって、像
    担持体上に形成された静電潜像を色別にトナー像として
    可視像化する複数の現像器を備えた現像装置と、前記ト
    ナー像を転写材に転写する手段と、転写後に像担持体表
    面に残留付着するトナーをクリーニングするクリーニン
    グ装置とをそれぞれ具備し、前記クリーニング装置を、
    円周方向に互いに隣接するように配列された複数のクリ
    ーニングユニット部で構成し、各クリーニングユニット
    部を、それぞれ異なる色のトナーをクリーニング部材に
    よってクリーニングするクリーニングユニット部とし、
    且つ、それぞれのクリーニングユニット部で除去した回
    収トナーが、対応した色の現像器に戻されるように、各
    クリーニングユニット部と、各現像器との間に、トナー
    戻し搬送手段を設けると共に、それらの各クリーニング
    ユニット部が、クリーニング時に、選択的にクリーニン
    グ位置に置かれるように、前記クリーニング装置を回転
    可能に構成した画像形成装置であって、前記各クリーニ
    ングユニット部のクリーニング部材に対し、像担持体か
    ら除去されたトナーがそのクリーニング部材に保持され
    たままとなるようなバイアス電圧を、その非クリーニン
    グ時中の少なくとも一部の時間において印加する電圧印
    加手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記電圧印加手段は、非クリーニング時
    であって、クリーニング位置が切り替わるように、クリ
    ーニング装置が回転するとき、トナーが保持されるよう
    なバイアス電圧をクリーニング部材に印加するものであ
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記電圧印加手段は、非クリーニング時
    であって、クリーニング位置が切り替わるように、クリ
    ーニング装置が回転し、このうち、各クリーニング部材
    が下向きとなるとき、トナーが保持されるようなバイア
    ス電圧をそのクリーニング部材に印加するものである請
    求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 トナー戻し搬送手段は、非クリーニング
    時中の少なくとも一部の時間においてもトナーの戻し搬
    送動作を実行し、そのトナーの戻し搬送速度が、クリー
    ニング時よりも非クリーニング時の方が速くなるように
    設定されている請求項1乃至3のいずれかに記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 トナー戻し搬送手段は、非クリーニング
    時であって、クリーニング位置が切り替わるようにクリ
    ーニング装置が回転するとき、トナーの戻し搬送動作を
    実行する請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 クリーニング部材が、像担持体のクリー
    ニング時に像担持体に対して摺擦しながら回転して、像
    担持体上の付着トナーを掻き取り除去するファーブラシ
    より成り、該ファーブラシは、これにバイアス電圧が印
    加されるとき、回転駆動されるものである請求項1乃至
    5のいずれかに記載の画像形成装置。
JP5246454A 1993-09-07 1993-09-07 画像形成装置 Pending JPH0777911A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010072152A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、トナー回収方法、及びコンピュータプログラム
JP2010175811A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置トナーリサイクル機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010072152A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、トナー回収方法、及びコンピュータプログラム
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