JPH0777636B2 - 表面処理設備及びその製作方法 - Google Patents

表面処理設備及びその製作方法

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JPH0777636B2
JPH0777636B2 JP12911692A JP12911692A JPH0777636B2 JP H0777636 B2 JPH0777636 B2 JP H0777636B2 JP 12911692 A JP12911692 A JP 12911692A JP 12911692 A JP12911692 A JP 12911692A JP H0777636 B2 JPH0777636 B2 JP H0777636B2
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Inventor
晃 井坂
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株式会社ケミコート
本間 唯廣
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薬液や水等の流体を使
用して脱脂、水洗、皮膜化成等の表面処理を行うのに好
適な表面処理設備及びその製作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、金属を素材とする製品の製造工
程においては、その塗装・仕上げを行う前に、前処理と
して、浸漬法やスプレー法等により薬液や水等の流体を
使用して脱脂、水洗、皮膜化成等の表面処理が行われ
る。このような、流体を使用した表面処理工程では、使
用する流体の外部への飛散あるいは漏出を防止するた
め、トンネル状あるいは家屋状のブースやプール状の液
槽等を備えた表面処理設備が用いられる。
【0003】このような表面処理設備の一例を図12に
示す。この例の表面処理設備は、スプレーゾーンとして
のトンネル状のブース100を備え、このブース100
の長手方向に沿って多数の門型状のスプレー用導管部8
2が一定間隔をあけて配設されている。そして、上記ス
プレー用導管部82は、コンベアのレール85に吊持さ
れた状態でブース100を横断するように搬送される処
理物Wに向けて、ポンプ95から圧送される処理流体を
一斉に噴射するようにされており、それにより、被処理
物Wは当該ブース100を横断する間に各スプレー用導
管部82からの処理流体を次々に受けて脱脂、水洗、皮
膜化成等のうちの所定の表面処理が施される。
【0004】この場合、スプレー用導管部82から噴射
された処理流体は、通常、ブース100の底部で集めら
れてその下部に設けられた貯留槽92に溜められ、必要
に応じてストレーナや清浄化装置により不要物が取り除
かれた後必要なら新液と混合されて再びスプレー用導管
部82に導かれて循環せしめられるようにされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の如き
表面処理設備を構成するブースや貯留槽等は、通常、鉄
板やステンレス鋼板等の金属材料から製作されるが、そ
の全長は数百メートルにも及ぶ場合があるため、それら
の構成部材は、鉄工所等の装置メーカーで予め運搬や組
み立て上の便宜が図られるように、幾つかの構成部材に
分割して製作され、それらに適宜の加工を施した後、設
置場所に運び込んで組み立てられる。
【0006】各構成部材の組み立てにあたっては、現場
でそれらの端部を突き合わせるか重ねるかして溶接によ
り接合するようにされるが、特にブースや貯留槽は液漏
れが生じないように接合面全体を全溶接するのが普通で
ある。しかしながら、上述のように各構成部材相互を溶
接により接合して組み立てた表面処理設備においては、
熟練工によって念入りに溶接作業を行っているにもかか
わらず、溶接による接合では一度で接合面間を完全にシ
ールすることが難しいので、組み立て後の試運転で水漏
れ(液漏れ)することが度々ある。このように水漏れが
生じると、一旦、水(液)を全部抜いて不良箇所を補修
した後、再び試運転を行う必要があり、不良箇所が多い
ときには試運転による水漏れ検査が繰り返されることに
なって、多大な手間と時間を要する。
【0007】また、接合面間の溶接が完璧に行われて組
み立て完了時に全く水漏れが生じないように接合できた
としても、溶接による接合は通常極めて高温で行われる
ため、接合部周辺は酸化物で覆われている。そのため、
被酸化層との間に電位差が生じ、腐食へと進行すること
が多く、設備の稼働後幾日かを過ぎたとき腐食によって
水漏れが発生する場合がある。それを避けるべく、無酸
化溶接を行ったとしても、被溶接母材と溶接溶材とは組
成が異なるので、程度は緩くなるものの電位差が生じる
のは避けられず、この場合も腐食が発生するおそれはあ
る。
【0008】上述のように、複数の構成部材を溶接によ
り接合して表面処理設備を製作した場合には水漏れが発
生し易いという問題があるが、それに加えて、溶接によ
る接合作業、特に、天井が塞がれたブース等を組み立て
る作業は、高電圧,火花,発生ガス等が隣接ないし充満
する劣悪な環境もとで長時間、肉体を酷使することにな
り、作業そのものが大変であるという問題もある。
【0009】かかる点に鑑み本発明は、従来の表面処理
設備に関する上述のような問題を解消すべく、複数の構
成部材を接合して組み立てられるようになされたもと
で、水漏れ等を生じる接合不良を確実に低減できるとと
もに、各構成部材の接合を容易にしかも劣悪な作業環境
を招来することなく行えるようにされた表面処理設備及
びその製作方法を提供すること目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本願の発明者等が鋭意研究を行ったところ、各構成
部材相互間の接合を溶接に代えて、合成樹脂や合成ゴム
等を素材とする耐水性を有する接着剤でシールして接合
することが最も効果的であることを見い出し、本願の発
明を完成するに至った。
【0011】本発明の主眼とするところは、各構成部材
の接合面間を溶接ではなく、耐水性を有する接着剤で接
着してシールすることにある。即ち、本発明に係る表面
処理設備は、予め所定の形状に製作された複数の構成部
材を接合することにより組み立てられるようにされ、上
記複数の構成部材の隣合う接合面間が耐水性を有する接
着剤によりシールされていることを特徴とするものであ
る。
【0012】また、本発明に係る表面処理設備の製作方
法は、接合されるべき一方の構成部材における接合面及
び他方の構成部材における接合面のうちの一方もしくは
両方に耐水性を有する接着剤を塗布し、それらの接合面
同士を上記接着剤を介在させた状態で突き合わせるかも
しくは重ね合わせ、この突き合わせもしくは重ね合わせ
られた接合面同士を、バイスプライヤ、万力型挟持具、
もしくはばね式挟持具等の締付具で挟圧保持したもとで
それらの間に介在せしめられた上記接着剤を硬化させる
ことによって接合することを特徴としている。
【0013】さらに、本発明に係る他の製作方法は、上
記と同様にして突き合わせもしくは重ね合わせられた接
合面同士を、ボルト等の締結具で締め付けて接合するこ
とを特徴としている。
【0014】本発明に用いられる接着剤としては、耐水
性に加えて、耐薬品性,常用環境下での耐熱性を備え、
かつ、充分な接合強度が得られるものを選定することが
望ましく、このような条件を満たす接着剤としては、合
成樹脂もしくは合成ゴム等を素材とする、例えば、酢酸
ビニルエマルジョン系,αオレフィン系,変性アクリル
系,共重合エマルジョン系,変成ゴムラテックス系,ク
ロロプレン系合成ゴム,ニトリル系合成ゴム,ユリア
系,フェノール系,レゾルシノール系,ポリウレタン
系,エポキシ系,アクリル系,シリコン系,弗素系等の
ものが挙げられる。
【0015】この種の接着剤は、一液型のものと硬化剤
併用のものがあるが、通常、硬化(固化)するまでの乾
燥時間は24時間以内のものが多く、一般に耐水性は非
常に良好である。また、耐薬品性も良好で脱脂、水洗、
皮膜化成等の表面処理に使用される薬品類ではほとんど
劣化しない。例えば、シリコンコンパウンドは、耐水性
及び耐薬品性が非常に強く、表面処理に使用される脱脂
剤や皮膜剤等の薬品類では全く劣化しない。また、接着
強度を特に要求される部位の接着には変性アクリル系ハ
ードロックタイプが推奨される。
【0016】さらに、表面処理工程では、通常、5〜1
00°Cの温度範囲内で処理条件が設定されるが、上記
シリコンコンパウンド等の接着剤は、200°C程度以
下であれば全く性質が劣化せず、問題なく使用できる。
また、上記接着剤は通常、常温で硬化するので、加温等
の特別の処置が不要であり、硬化状態においても弾性を
有しているので構成部材の熱膨張や変形等にも対応でき
る。
【0017】本発明の表面処理設備において使用される
構成部材の好ましい形態としては、矩形状の板体部とそ
の端部から折り曲がる折曲接合面部とからなっているも
のが挙げられる。かかる構成部材が用いられる場合にお
いては、折曲接合面同士または折曲接合面部と接合され
るべき相手の構成部材の接合面とが、それらの間に耐水
性を有する接着剤が介在せしめられた状態で、挟持式締
付具もしくは締結具により締め付けられて接合されてい
る構造のものが好ましい態様として挙げられる。
【0018】なお、通常では、各構成部材の接合面に上
述の如くの接着剤を塗布して接合するだけで、充分な接
合強度が得られるとともに接合部相互間が確実にシール
されるが、より安全を図るべく、それらの継ぎ目部分に
補助板を当てがうことが好ましい。補助板を使用した本
発明に係る表面処理設備の接合部の構造としては、一対
の構成部材における一方の一端部分と他方の一端部分と
が耐水性を有する接着剤が介在せしめられた状態で重ね
合わせられ、その接着剤でシールされた構成部材の重ね
合わせ部分を覆うように補助板が、その一端側が一方の
構成部材に固着されるとともに他端側が他方の構成部材
の一端部分の上に耐水性を有する接着剤が介在せしめら
れた状態で配され、この補助板の他端側に、上記他方の
構成部材の一端部分を上記一方の構成部材の一端部分側
に向けて押圧するようにボルト等のねじ部材がねじ込ま
れてなるもの、あるいは、一対の構成部材が、それぞれ
板体部とその端部から折り曲がる折曲接合面部とからな
っていて、それらの折曲接合面部同士間に接着剤が介在
せしめられるとともに、その折曲接合面部の外周を覆う
ように断面コ字形のキャップ部材(補助板)が耐水性を
有する接着剤が介在せしめられた状態で冠着されてな
る、いわゆるダブルシール構造のもの、等が好ましい態
様として例示される。
【0019】さらに、例えば、折曲接合面部相互を耐水
性を有する接着剤で接合する場合においては、その折曲
接合面部の継ぎ目部分の板体部側を覆うように補助板を
耐水性を有する接着剤で隣合う構成部材に跨がらせて貼
着することが好ましい。
【0020】この場合、補助板の貼着にあたっては、接
着剤が乾燥して硬化するまでの間、補助板を押さえ付け
ておくことが望ましい。そのため、補助板押し付け用の
治具が必要となるのであって、本発明に係る表面処理設
備では、隣合う構成部材の継ぎ目部分を挟んで対向する
ように上記隣合う構成部材にそれぞれ固着される対をな
す係止具と、この係止具に掛止される掛止部が両側に設
けられた掛止アームと、この掛止アームに螺合せしめら
れ、上記隣合う構成部材の継ぎ目部分を覆うように接着
剤を介して対向配置された補助板を上記構成部材側に押
し付けるようにねじ込まれる押しボルトとを具備するも
のが好ましい補助板押し付け用の治具として挙げられ
る。
【0021】一方、本発明の表面処理設備は、特に金属
素材,金属製品の表面処理に適用するのに好適ではある
が、被処理物の材質は金属に限られることはなく、例え
ば、樹脂成形品、木質製品等にも適用でき、また、被処
理物の形状も板状体のみならず立体物、網状体、棒状体
等でもよい。また、表面処理としては、薬液、水、水溶
液、塗料、油等の液体の他、ガス、蒸気等の処理流体を
被処理物に吹きつけて、あるいはその処理流体中に被処
理物を浸漬ないし通過させて何らかの処理を施すもので
あれば特に限定されず、脱脂、洗浄、皮膜化成、塗装の
各処理の他、例えば、被処理物の外表面に、潤滑性、耐
蝕性、耐熱性、耐摩耗性、耐酸性、耐熱性、美観等を付
与するための表面処理設備に適用可能である。
【0022】さらに、本発明の表面処理設備に用いられ
る構成部材や補助板は、強度や加工性,耐熱性等の観点
から通常では鋼板等の金属板を板金加工したものを用い
ればよいが、使用できる構成部材は、必ずしも金属製の
ものに限定される訳ではなく、例えば、合成樹脂素材や
複合素材等を使用してもよい。
【0023】
【作用】上述の如くの構成とされる本発明の表面処理設
備においては、構成部材の各接合面間が耐水性を有する
接着剤により接合されると同時にシールされる。そのた
め、それら接合面間が水密構造となるとともに、必要充
分な接合強度が確保され、接合不良が生じ難くされて水
漏れ等の不具合の発生が効果的に防止される。それに加
えて、溶接による接合のような熱酸化を受けないので構
成部材が腐食し難く、従って、設備の耐久性が向上する
とともに、メンテナンス等が楽になる。
【0024】また、本発明の製作方法においては、各構
成部材の接合面に接着剤を塗布してそれらを挟持式締付
具あるいは締結具で締め付けるだけで接合されるので、
接合−組み立て作業が容易であるとともに、溶接による
接合のように劣悪な作業環境を招来することがなく、規
模の大小にかかわらず設備を効率的にかつ快適な環境の
もとで製作でき、それによって施工期間を短縮できる。
【0025】さらに、接合面間を耐水性を有する接着剤
を介在させた状態で挟持式締付具または締結具で締め付
けることにより、接合面間の密着性が高められ、接合強
度が一層増大する。しかも、接着剤として弾性を有する
ものを選定することにより、構成部材の衝撃や膨張によ
る歪みを吸収できるという利点も得られる。一方、補助
板を接合部に耐水性を有する接着剤を介在させた状態で
当てがったり、補助板を耐水性を有する接着剤を介在さ
せた状態で継ぎ目部分に貼着することにより、シール性
が一層向上し、信頼性が増す。また、補助板の貼着に押
し付け用の治具を用いることで、組み付け作業が確実か
つ容易に行え、作業効率が向上する。
【0026】
【実施例】以下に添付の図を参照して本発明を実施例に
ついて詳細に説明する。図1〜図5は本発明に係る表面
処理設備の一実施例の部分構成及び製作手順を示し、こ
の例に用いられる構成部材10は、前述した図6に示さ
れる如くの表面処理設備におけるブース(100)を形
成するものとする。
【0027】図1〜図3に示される2つの構成部材1
0,10は、同一形状とされており、それぞれステンレ
ス鋼板に板金加工を施して製作したもので、矩形の平坦
な板体部11とその上下端及び左右端から略垂直に折り
曲がる4面の折曲接合面部12からなる箱形形状とされ
ており、各折曲接合面部12にはボルト挿通用の3個の
透孔14が所定間隔をあけて形成されている。
【0028】かかる隣合う構成部材10を接合するにあ
たっては、まず、それぞれの折曲接合面部12,12の
うちの一方もしくは両方に耐水性を有する接着剤15、
例えばシリコンコンパウンドを塗布し、それらの折曲接
合面部12同士を上記接着剤15を介在させた状態で突
き合わせ、突き合わせられた折曲接合面部12,12に
形成された3つの透孔14にそれぞれボルト16をワッ
シャ17を入れた状態で挿通し、挿通されたボルト16
にナット19を螺合させて締め付ける。それにより、折
曲接合面部12,12で接着剤15が挟まれるように押
圧され、折曲接合面部12,12間が接着剤15でシー
ルされて接合される。
【0029】同様にして、上記2つの構成部材10の上
下及び左右に他の構成部材10を順次必要に応じて接合
していくことにより、例えば、トンネル状のブースが組
み立てられる(後述する図5も参照)。そして、本例で
は、上述のように折曲接合面部12,12間を接着剤1
5でシールしてボルト−ナットで締め付けて接合するだ
けでなく、接着剤15でシールされた隣合う構成部材1
0の継ぎ目部分(折曲接合面部12,12間)を覆うよ
うに補助板20が上記のものと同じ接着剤15で当該隣
合う構成部材10に跨がって貼着される。この場合、補
助板20の裏面側に接着剤15を塗布して構成部材10
の継ぎ目部分に被せ、接着剤15が乾燥して硬化するま
での間、図2及び図3に示される如くの治具30で補助
板20を構成部材10側に押し付けておくようにされ
る。
【0030】補助板20の押し付け用の治具20は、隣
合う構成部材10の継ぎ目部分を挟んで対向するように
上記隣合う構成部材10にそれぞれ固着される、固着部
25C,立上部25b,及び係止部25aからなる断面
コ字状の係止具25と、この係止具25の係止部25a
に掛止される掛止部35cが両側に設けられた掛止アー
ム35と、この掛止アーム35とそれに固着されたナッ
ト36とに螺合せしめられる押しボルト33とを具備し
ている。
【0031】かかる治具20を用いて補助板20を貼着
する際には、係止具25に掛止アーム35の掛止部35
cを引っ掛けたもとで、隣合う構成部材10の継ぎ目部
分を覆うように接着剤15を介して被せられれた補助板
20に押しボルト33の先端に設けられた押圧ヘッド3
2を押し当て、ハンドル37を回転させて押しボルト3
3を上記構成部材10側にねじ込み、補助板20に対す
る押圧力が適当なものになったら押しボルト33に螺合
せしめられたナット31を締め付けてその状態を保持す
るようにされる。
【0032】そして、この状態で一定期間が過ぎると接
着剤15が乾燥して硬化し、構成部材10の継ぎ目部分
が上記接着剤15で完全にシールされるとともに、補助
板20が構成部材10に確実に貼着される。なお、上記
治具30の係止具25は、図3に示される如くに溶接に
より構成部材10に固着してもよいし、図4に示される
如くに即乾性の接着剤27、例えば変性アクリル系ハー
ドロックタイプの接着剤等で固着してもよく、補助板2
0の貼着後はそのまま固着していてもよいし、邪魔にな
る場合には取り除いてもよい。
【0033】上述の如くにして折曲接合面部12,12
がシールされて接合され、かつ、構成部材10の継ぎ目
部分に補助板20が接着剤15で貼着された状態の4枚
の構成部材10の集合体を図5に示す。この図からわか
るように、補助板20は、各構成部材10の継ぎ目部分
を隙間なく覆い得るように、使用される構成部材10の
形状や組み立てられるブース等の表面処理設備の全体形
状に合わせて予めその寸法形状を設定しておくことが望
ましい。なお、補助板20は、この例では鋼板が用いら
れるが、合成樹脂板等を使用しても差し支えない。
【0034】また、構成部材10の形状は上述のような
矩形状のものに限られることはなく、適宜の形状のもの
を採用でき、各構成部材が同一形状である必要もない。
上述の如くの構成が採られたもとでは、構成部材10の
各折曲接合面部12,12が耐水性を有する接着剤15
により接合されると同時にシールされるので、それら接
合面間が確実に密封せしめられて水密構造となる。その
ため、必要充分な接合強度が確保されるとともに、接合
不良が生じ難くされて水漏れ等の不具合の発生が効果的
に防止される。それに加えて、溶接による接合のような
熱酸化を受けないので構成部材が腐食し難く、従って、
設備の耐久性が向上するとともに、メンテナンス等が楽
になる。
【0035】また、本発明の製作方法においては、各構
成部材10の折曲接合面部12に接着剤15を塗布して
それらをボルト16等の締結具で締め付けるだけで接合
されるので、接合−組み立て作業が容易であるととも
に、溶接による接合のように劣悪な作業環境を招来する
ことがなく、規模の大小にかかわらず設備を効率的にか
つ快適な環境のもとで製作でき、それにより施工期間を
短縮できる。
【0036】さらに、接合部はボルト16等の締結具で
締め付けられているので、接合面間の密着性が高められ
て接合強度が一層増大せしめられる。しかも、接着剤と
して弾性を有するものを選定することにより、構成部材
の衝撃や膨張による歪みを吸収できるという利点も得ら
れる。一方、補助板20を継ぎ目部分に貼着することに
より、シール性が一層向上し、信頼性が増す。また、補
助板20の貼着に押し付け用の治具30を用いること
で、組み付け作業が確実かつ容易に行え、作業効率が向
上する。
【0037】図6,図8,図9,図10及び図11は、
それぞれ本発明の表面処理設備の他の実施例の主要部を
示しており、以下においては、上述した例の各部に対応
する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略な
いし簡略化し、相違点を重点的に述べる。図6に示され
る例は、例えば側壁を形成する一対の構成部材10,1
0の折曲接合面部12,12を接着剤15を介在させた
状態で突き合わせ、この突き合わせられた接合面同士
を、バイスプライヤ(ハンドバイスとも称される)80
で締め付けて挟圧保持し、この状態で上記接着剤15を
硬化させることによって接合したものである。
【0038】バイスプライヤ80は、図7をも参照すれ
ばよくわかるように、一対の挟持部72,73と、一方
が挟持部72にピンで軸支され、他方が挟持部73に連
設されるとともに挟持部72にピンで軸支された一対の
グリップ74,75と、挟持部72とグリップ75との
間に縮装されてグリップ75を常時グリップ74側へ付
勢するコイルスプリング76と、グリップ74とグリッ
プ75との離間距離を調整できるように基端部がグリッ
プ74にピンで軸支され先端部がグリップ75の長手方
向に沿って摺接するようにされた調整レバー77と、一
対の挟持部72,73の挟持厚み(離間距離)を調整す
べくグリップ75の後端に螺入されてその先端で調整レ
バー77の先端部を係止する調整ねじ66と、カム状の
押圧凸部79aが設けられた基端部がピンでグリップ7
4に軸支され、上記押圧凸部79aで調整レバー77を
回動させるようにされた解除用グリップ79と、からな
っている。
【0039】このバイスプライヤ80による締め付け作
業は、調整ねじ66のねじ込み量を適当に調整したもと
で、突き合わせられた折曲接合面部12,12を一対の
挟持部72,73で挟んでグリップ74,75を握るこ
とにより行われ、それによって、図6に示される如く
に、一対の挟持部72,73で折曲接合面部12,12
が接着剤15を介在させた状態で締め付けられて挟圧保
持され、折曲接合面部12,12間の密着性が高められ
て接合強度が一層増大せしめられ、上述の例と略同様な
作用効果が得られる。
【0040】なお、バイスプライヤ80は、接着剤15
が硬化した後通常は取り除くがそのまま折曲接合面部1
2,12を挟圧保持した状態にしておいてもよい。バイ
スプライヤ80を取り除く際には、解除用グリップ79
をグリップ75側へ握ればよく、それにより、解除用グ
リップ79の押圧凸部79aで調整レバー77が押圧さ
れて回動し、一対の挟持部72,73が開いて挟圧保持
状態が解除されるとともに、調整レバー77の基端部が
グリップ74の係止凸部67に係止されて図7に示され
る如くの状態となる。
【0041】図8に示される例は、一対の構成部材1
0,10の折曲接合面部12,12を接着剤15を介在
させた状態で突き合わせ、この突き合わせられた接合面
同士を、万力型挟持具(シャコマンとも呼ぶ)40で締
め付けて挟圧保持し、この状態で上記接着剤15を硬化
させることによって接合したものである。万力型挟持具
40による締め付け作業は、突き合わせられた折曲接合
面部12,12をコ字形の固定側挟持部42と可動側挟
持部43とで挟んでハンドル45を回して螺挿部材42
を折曲接合面部12,12側にねじ込むことによりなさ
れる。
【0042】このように、万力型挟持具によって折曲接
合面部12,12が接着剤15を介在させた状態で締め
付けられることにより、折曲接合面部12,12間の密
着性が高められて接合強度が一層増大せしめられ、上述
の例と略同様な作用効果が得られる。図9は、天井壁を
形成する構成部材10と側壁を構成する構成部材10と
の接合部分を示している。この例の天井壁を形成する構
成部材10の一端側は7の字状に折り曲げられて折曲接
合面部12が形成されており、この折曲接合面部12と
側壁を構成する構成部材10の折曲接合面部12とを接
着剤15を介在させた状態で突き合わせ、この突き合わ
せられた接合面同士を、ばね式挟持具50で締め付けて
挟圧保持し、この状態で上記接着剤15を硬化させるこ
とによって接合したものである。ばね式挟持具50は、
C字形曲面部分の弾性を利用してその両端に設けられた
平坦な挟持部51,52を折曲接合面部12,12に圧
接させる構造とされており、挟持部51,52に設けら
れたグリップ53を引っ張って挟持部51,52を開い
た状態で折曲接合面部12,12を挟み込み、それによ
って折曲接合面部12,12を締め付けて挟圧保持する
ようになっている。
【0043】このように、ばね式挟持具50によって折
曲接合面部12,12が接着剤15を介在させた状態で
締め付けられることにより、折曲接合面部12,12間
の密着性が高められて接合強度が一層増大せしめられ、
上述の例と略同様な作用効果が得られる。図10に示さ
れる例は、第1(下側)の構成部材10の一端側に形成
された接合面部12と第2(上側)の構成部材10の一
端側に形成された接合面部12とを耐水性を有する接着
剤15を介在させた状態で重ね合わせ、その接着剤15
でシールされた構成部材10,10の重ね合わせ部分を
覆うように補助板60を配したもので、補助板60は、
その一端側が下側構成部材10にスポット溶接により固
着されるとともに、他端側がL字形に折曲されて上側構
成部材10の接合面部12に、耐水性を有する接着剤1
5が介在せしめられた状態で載せられている。そして、
この補助板60の他端側に、ナット65がスポット溶接
により固着されるとともに、上側構成部材10の接合面
部12を下側構成部材10の接合面部12側に向けて押
圧するようにボルト64が上記ナット65及び補助板6
0を通じてねじ込まれている。
【0044】このようにされることにより、ボルト64
によって接合面部12,12が接着剤15を介在させた
状態で締め付けられるので、折曲接合面部12,12間
の密着性が高められて接合強度が一層増大せしめられ、
上述の例と略同様な作用効果が得られる。図11に示さ
れる例は、一対の構成部材10,10の折曲接合面部1
2,12同士間に接合強度の高い、例えばアクリル系ハ
ードロックタイプの接着剤15が介在せしめられるとと
もに、その折曲接合面部12,12の外周を覆うように
断面コ字形のキャップ部材(補助板)70が耐水性を有
する接着剤27が介在せしめられた状態で冠着されてな
る、いわゆるダブルシール構造のものである。
【0045】この例のものは、折曲接合面部12,12
間は接合強度を重視し、折曲接合面部12,12とキャ
ップ部材70との間は耐水性を重視して、そこに用いら
れる接着剤が選定されており、それら2つの部材間にお
ける接着剤15,27が共働して、折曲接合面部12,
12の接合強度とシール性を確保するようになってい
る。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明による表面処理設備によれば、構成部材の各接合面間
が耐水性を有する接着剤によりシールされるので、接合
不良が生じ難くされて水漏れ等の不具合を効果的に抑制
でき、さらに、溶接による接合のような熱酸化を受けな
いので構成部材が腐食し難くでき、その結果、設備の耐
久性を向上させることができるとともにメンテナンス等
も楽に行うことができる。
【0047】また、本発明の製作方法によれば、各構成
部材の接合面に接着剤を塗布してそれらをボルト等の締
結具で締め付けるだけで接合されるので、接合−組み立
て作業が容易となるとともに、溶接による接合のように
劣悪な作業環境を招来することがなく、規模の大小にか
かわらず設備を効率的にかつ快適な環境のもとで短期間
で製作できる。
【0048】さらに、接合面間を耐水性を有する接着剤
を介在させた状態で締付具または締結具で締め付けるこ
とにより、接合面間の密着性がより高められ、接合強度
が一層増大する。しかも、接着剤として弾性を有するも
のを選定することにより、構成部材の衝撃や膨張による
歪みを吸収できるという利点も得られる。一方、補助板
を接合部に耐水性を有する接着剤を介在させた状態で当
てがったり、補助板を耐水性を有する接着剤を介在させ
た状態で継ぎ目部分に貼着することにより、シール性が
一層向上し、信頼性が増す。また、補助板の貼着に押し
付け用の治具を用いることで、組み付け作業が確実かつ
容易に行え、作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面処理設備の第1実施例の主要
部部分及び製作手順の説明に供される分解斜視図。
【図2】第1実施例の製作状態及び手順の説明に供され
る斜視図。
【図3】第1実施例の製作状態及び手順の一例の説明に
供される部分断面図。
【図4】第1実施例の製作状態及び手順の他の例の説明
に供される部分断面図。
【図5】第1実施例の表面処理設備の一部を示す斜視
図。
【図6】第2実施例の主要部部分の説明に供される断面
図。
【図7】第2実施例に用いられるバイスプライヤを示す
側面図。
【図8】第3実施例の主要部部分の説明に供される断面
図。
【図9】第4実施例の主要部部分の説明に供される断面
図。
【図10】第5実施例の主要部部分の説明に供される断
面図。
【図11】第6実施例の主要部部分の説明に供される断
面図。
【図12】従来より使用されている表面処理設備の一般
的な例を示す概略斜視図。
【符号の説明】
10 構成部材 11 板体部 12 折曲接合面部 15 接着剤 16 ボルト 20 補助板 25 係止具 27 接着剤 30 補助板押し付け用の治具 35 掛止アーム 40 万力型挟持具 50 ばね式挟持具 60 補助板 64 ボルト 70 キャップ部材 80 バイスプライヤ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め所定の形状に製作された複数の構成
    部材を接合することにより組み立てられるようにされた
    表面処理設備において、上記複数の構成部材の隣合う接
    合面間が耐水性を有する接着剤によりシールされている
    ことを特徴する表面処理設備。
  2. 【請求項2】 接合されるべき一方の構成部材における
    接合面及び他方の構成部材における接合面のうちの一方
    もしくは両方に耐水性を有する接着剤を塗布し、それら
    の接合面同士を上記接着剤を介在させた状態で突き合わ
    せるかもしくは重ね合わせ、この突き合わせもしくは重
    ね合わせられた接合面同士を、バイスプライヤ、万力型
    挟持具、もしくはばね式挟持具等の挟持式締付具で挟圧
    保持したもとでそれらの間に介在せしめられた上記接着
    剤を硬化させることによって接合することを特徴とす
    る、請求項1記載の表面処理設備の製作方法。
  3. 【請求項3】 接合されるべき一方の構成部材における
    接合面及び他方の構成部材における接合面のうちの一方
    もしくは両方に耐水性を有する接着剤を塗布し、それら
    の接合面同士を上記接着剤を介在させた状態で突き合わ
    せるかもしくは重ね合わせ、この突き合わせもしくは重
    ね合わせられた接合面同士をボルト等の締結具で締め付
    けて接合することを特徴とする、請求項1記載の表面処
    理設備の製作方法。
  4. 【請求項4】 構成部材の少なくとも一つが、矩形状の
    板体部とその端部から折り曲がる折曲接合面部とからな
    っている、請求項1記載の表面処理設備。
  5. 【請求項5】 接合されるべき一対の構成部材のうちの
    少なくとも一方が、矩形状の板体部とその端部から折り
    曲がる折曲接合面部とからなっていて、この折曲接合面
    部と接合されるべき相手の構成部材の接合面とが、それ
    らの間に耐水性を有する接着剤が介在せしめられた状態
    で、挟持式締付具もしくは締結具により締め付けられて
    接合されている、請求項1記載の表面処理設備。
  6. 【請求項6】 接着剤でシールされた隣合う構成部材の
    継ぎ目部分を覆うように補助板が上記隣合う構成部材に
    跨がって耐水性を有する接着剤で貼着されている、請求
    項1記載の表面処理設備。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の表面処理設備における補
    助板の貼着に用いられる治具であって、隣合う構成部材
    の継ぎ目部分を挟んで対向するように上記隣合う構成部
    材にそれぞれ固着される対をなす係止具と、この係止具
    に掛止される掛止部が両側に設けられた掛止アームと、
    この掛止アームに螺合せしめられ、上記隣合う構成部材
    の継ぎ目部分を覆うように接着剤を介して対向配置され
    た補助板を上記構成部材側に押し付けるようにねじ込ま
    れる押しボルトとを具備して構成される補助板押し付け
    用の治具。
  8. 【請求項8】 接合されるべき一対の構成部材における
    一方の一端部分と他方の一端部分とが耐水性を有する接
    着剤が介在せしめられた状態で重ね合わせられ、その接
    着剤でシールされた構成部材の重ね合わせ部分を覆うよ
    うに補助板が、その一端側が一方の構成部材に固着され
    るとともに他端側が他方の構成部材の一端部分の上に耐
    水性を有する接着剤が介在せしめられた状態で配され、
    この補助板の他端側に、上記他方の構成部材の一端部分
    を上記一方の構成部材の一端部分側に向けて押圧するよ
    うにボルト等のねじ部材がねじ込まれている、請求項1
    記載の表面処理設備。
  9. 【請求項9】 接合されるべき一対の構成部材が、それ
    ぞれ板体部とその端部から折り曲がる折曲接合面部とか
    らなっていて、それらの折曲接合面部同士間に接着剤が
    介在せしめられるとともに、その折曲接合面部の外周を
    覆うように断面コ字形のキャップ部材が耐水性を有する
    接着剤が介在せしめられた状態で冠着されている、請求
    項1記載の表面処理設備。
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