JPH0777542A - 負荷電流検出回路およびコイル電流検出回路 - Google Patents

負荷電流検出回路およびコイル電流検出回路

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JPH0777542A
JPH0777542A JP5162802A JP16280293A JPH0777542A JP H0777542 A JPH0777542 A JP H0777542A JP 5162802 A JP5162802 A JP 5162802A JP 16280293 A JP16280293 A JP 16280293A JP H0777542 A JPH0777542 A JP H0777542A
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JP5162802A
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Kikuo Komiyama
菊夫 小宮山
Hitoshi Kawaguchi
仁 川口
Kazushige Motoki
和茂 元木
Shiro Tanaka
資朗 田中
Yuichi Fukase
雄一 深瀬
Takahiro Hayakawa
高広 早川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2電源の2相全波回路により動作される負荷
に対して、全タイミングの負荷電流を、同一出力仕様で
検出できる回路構成の簡素な負荷電流検出回路をうる。 【構成】 2電源の2相全波回路により動作されるブラ
シレスモータに対して両方向にコイル電流が流れる回路
箇所に、電流の各方向ごとに個別にコイル電流を検出す
る2個の一方向電流検出回路12,13を、電流を電圧
に変換する電流検出抵抗11を共用して構成するととも
に、各一方向電流検出回路12,13の各出力状態をP
NPトランジスタ14,15等により所定値に満たない
負荷電流検出時と、所定値以上の負荷電流検出時とでは
変化させ、それぞれの一方向電流検出回路12,13の
各出力を合成した合成出力を検出出力として出力させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は負荷に流れる電流を制
御情報等のために検出する負荷電流検出回路に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来における電流検出回路は例えば、特
開平4ー161092号公報や実開昭57ー55294
号公報に示されているように、多くはモータ等負荷の制
御情報を得るために負荷を制御する制御回路に組込まれ
ている。前者は図10に示すように三相のコイル50へ
の通電をスイッチング手段51を介して制御する出力ド
ライブ回路52に、各コイル50に流れる電流を検出
し、過電流検出時には出力ドライブ回路52に電流制限
のための信号を出力する過電流検出回路53が設けられ
ている。過電流検出回路53は、各コイル50の直流電
源の接地端子側に接続された電流検出抵抗54の端子電
圧により、各コイル50に流れる電流を検出している。
この回路構成では電流検出抵抗54の一点一方向で、全
タイミングのコイル50に流れる電流が検出できる。
【0003】また、後者は図11に示すように、二相の
正弦波駆動によるモータ駆動回路55とコイル56との
間に電流検出抵抗57が設けられている。電流検出抵抗
57は駆動回路55の上下二段のパワートランジスタの
エミッタ共通接続点とコイル56との間に挿入され、ロ
ーパスフィルタ58とトランジスタ59,60及びダイ
オード61,62による電流制限回路とにより過電流リ
ミツターが構成されている。
【0004】図の回路構成において、オペアンプの出力
がHiで上段のトランジスタとパワートランジスタがオ
ンしている場合、コイル56の電流はパワートランジス
タから電流検出抵抗57を通り、コイル56へ流れ込
む。トランジスタ59が順方向バイアスされ、コイル5
6への電流が所定値以上になってトランジスタ59のベ
ース・エミッタ間電圧がしきい値以上になると、トラン
ジスタ59がオンしてダイオード62を通して上段トラ
ンジスタのベース電流を引くので上段のトランジスタ、
パワートランジスタはオフしかかるかオフして、コイル
56への電流が制限される。
【0005】オペアンプの出力がLowで下段のトラン
ジスタとパワートランジスタがオンしている場合、コイ
ル56の電流はコイル56から電流検出抵抗57を通り
下段のパワートランジスタへ流れ込む。トランジスタ5
9が順方向バイアスされ、コイル56への電流が所定値
以上になってトランジスタ59のベース・エミッタ間電
圧がしきい値以上になると、トランジスタ59がオンし
てダイオード61を通して下段のトランジスタのベース
電流を引くのでトランジスタ、パワートランジスタはオ
フしかかるかオフして、コイル56への電流が制限され
る。即ち、モータの駆動電流は、コイル56を駆動する
タイミングによって方向が逆になり、両方向に流れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の負
荷電流検出回路において、特開平4ー161092号公
報に示されているものでは2電源の2相全波回路には、
全タイミングの負荷電流を検出することはできないの
で、そのままでは適用できない。また、実開昭57ー5
5294号公報に示されているものでは、その電流制限
回路の出力を、例えば前者の電流検出抵抗54に入力す
るように構成しても、過電流検出回路53は片方向の過
電流しか判定しないことになり、過電流検出回路53を
備えた既存の回路に組込んでも過電流検出回路53を適
正に機能させることができないといった課題を含んでい
る。
【0007】この発明は上記した従来の課題を解決する
ためになされたもので、その目的は、第1には2電源の
2相全波回路により動作される負荷に対して、全タイミ
ングの負荷電流を検出するとともに、その出力を合成し
て同一出力仕様にできる適用性が広く回路構成の簡素な
負荷電流検出回路を提供することであり、第2には、2
電源の2相全波回路により動作されるブラシレスモータ
駆動回路における、全タイミングのコイル電流を検出で
きる構成の簡素なコイル電流検出回路を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る負荷電流
検出回路は、2電源の2相全波回路により動作される負
荷に対して両方向に負荷電流が流れる2相全波回路の箇
所に、電流の各方向ごとに個別に負荷電流を電圧として
検出する2個の一方向電流検出回路を、それらの電流を
電圧に変換する回路要素を共通に重合させ、各一方向電
流検出回路の出力状態を所定値に満たない負荷電流検出
時と、所定値以上の負荷電流検出時とでは変化させ、そ
れぞれの各出力を合成して同一出力仕様として共通出力
端子から出力するようにしたものである。
【0009】請求項2に係るコイル電流検出回路は、直
列接続された2つの直流電源の接続中間点に2相のステ
ータコイルの一端が接続され、この2相のステータコイ
ルの他端がそれぞれスイッチング素子を介して上記直流
電源のプラス側及びマイナス側に接続され、上記スイッ
チングトランジスタを駆動回路により制御して通電の方
向を切り換えてロータを回転させるブラシレスモータ駆
動回路に対して、その直流電源の接続中間点に電流の各
方向ごとに個別にステータコイルに流れる電流を電圧と
して検出する2個の一方向電流検出回路を構成し、それ
ぞれの一方向電流検出回路の各出力を合成した合成出力
を上記駆動回路に電流制限信号として出力するようにし
たものである。
【0010】
【作用】請求項1の発明においては、電流の各方向ごと
に個別に負荷電流を電圧として検出する2個の一方向電
流検出回路の電流を電圧に変換する回路要素が共用され
ているので、電流の方向を設定する回路素子等も不要で
全体の回路構成が簡素になる。また各一方向電流検出回
路により各タイミングの負荷電流が検出され、これらの
出力は合成され同一出力仕様の検出出力として標準化さ
れることになる。
【0011】請求項2の発明においては、電流の各方向
ごとのコイル電流が2個の一方向電流検出回路により個
別に検出され、これらの出力が合成され同一出力仕様の
検出出力として標準化されて駆動回路に電流制限信号と
して出力されることになる。
【0012】
【実施例】
実施例1.この発明の一実施例としてのブラシレスモー
タ駆動回路の回路構成図を示す図1において、1は駆動
回路で、2相の相アームを構成するトランジスタ2,
3,4,5を制御する。各相アームの出力点にはそれぞ
れブラシレスモータのコイル6,7が接続されている。
8,9は直列に接続された直流電源で、その高電位側P
S+と低電位側PS−との間に上記相アームの4個のト
ランジスタ2,3,4,5がHブリッジを構成して接続
されている。直流電源8,9の中点PSGには、両方向
電流検出回路10を介して各コイル6,7の共通接続点
が接続されている。
【0013】両方向電流検出回路10は負荷電流検出回
路或いはコイル電流検出回路であり、コイル側の電流通
過端子aと中点PSG側の電流通過端子bとの間にこの
間を流れる両方向の電流を電圧に変換する電流検出抵抗
11を備え、この電流検出抵抗11を共用して、各方向
ごとに個別に電流を検出する2個の一方向電流検出回路
12,13が並列に構成されたものである。各一方向電
流検出回路12,13は、共通の電流検出抵抗11と、
それぞれ一つずつのPNPトランジスタ14,15によ
り構成され、各PNPトランジスタ14,15は、それ
ぞれベース・エミッタ間に電流検出抵抗11が挿入され
る形態に構成され、一方のベースは電流検出抵抗11の
コイル側の電流通過端子a側に接続され、他方のベース
は、電流検出抵抗11の中点PSG側の電流通過端子b
側に接続されている。各PNPトランジスタ14,15
のコレクタはそれぞれ出力端子cに接続され、この出力
端子cは駆動回路1に接続されている。
【0014】上記構成のブラシレスモータ駆動回路は2
電源の2相全波回路であり、コイル電流は中点PSGで
は全タイミングで流れるが、高電位側PS+では、高電
位側PS+から中点PSGへの電流のみが流れ、低電位
側PS−では、逆に中点PSGから低電位側PS−への
電流のみが流れる。
【0015】駆動回路1により各相アームのトランジス
タ2,3,4,5が順次導通されることにより、コイル
6,7に通電されブラシレスモータが回転する。即ち、
トランジスタ2だけがオンされると、コイル6に高電位
側PS+から中点PSGに向かって電流が流れる。次に
トランジスタ3だけがオンされると、コイル7に高電位
側PS+から中点PSGに向かって電流が流れる。続い
てトランジスタ4だけがオンされると、コイル6に中点
PSGから低電位側PS−に向かって電流が流れる。さ
らにトランジスタ5だけがオンされると、コイル7に中
点PSGから低電位側PS−に向かって電流が流れる。
以降この繰り返しによりブラシレスモータは回転する。
なお、通電切替えタイミングを決めるためのロータ位置
の検出は、ホール素子等による位置センサ方式やコイル
の逆起電圧を検出するなどによるセンサレス方式により
行なわれる。
【0016】上述のようなコイル6,7への通電によ
り、両方向電流検出回路10には電流通過端子aから電
流通過端子bへと、電流通過端子bから電流通過端子a
への通電が交互に繰り返されることになる。電流通過端
子aから電流通過端子bへの電流は電流検出抵抗11に
より一方の一方向電流検出回路12により検出され、電
流通過端子bから電流通過端子aへの電流は電流検出抵
抗11により他方の一方向電流検出回路13により検出
される。即ち、電流通過端子aから電流通過端子bへの
電流は電流検出抵抗11を通り、その電圧降下が小さい
うちは各PNPトランジスタ14,15は共にオフして
いる。電流が所定値を越えると、電圧降下がPNPトラ
ンジスタ14の動作電圧を越えるためPNPトランジス
タ14はオンする。この時、PNPトランジスタ15は
ベースがエミッタより高電位になり逆バイアスされるの
でオフ状態である。電流通過端子bから電流通過端子a
への電流も、上記動作と同様にしてもう一方の一方向電
流検出回路13により検出される。
【0017】従って、両方向電流検出回路10の出力端
子cには、電流が所定値以下の場合いずれのPNPトラ
ンジスタ14,15もオフしているため出力はないが、
電流が所定値を越えPNPトランジスタ14,15のい
ずれか一つがオンすると、検出出力として電流流出能力
が生じる。即ち、電流の各方向ごとのコイル電流が2個
の一方向電流検出回路12,13により個別に検出さ
れ、これらの出力が合成され同一出力仕様の検出出力と
して標準化されて出力端子cから駆動回路1に電流制限
信号等として帰還されることになる。駆動回路1は、こ
の出力を受け、トランジスタ2,3,4,5を制御しコ
イル6,7への電流を制限したり、カットオフしたりし
て過電流を防止する処理等を行なう。
【0018】なお、上記実施例1では電流検出抵抗11
を共用して各一方向電流検出回路12,13を構成した
が、図2に示すように各一方向電流検出回路12,13
を個別に逆並列に構成してもよい。この場合、各一方向
電流検出回路12,13はそれぞれ、逆阻止ダイオード
16,17と電流検出抵抗11a,11bとPNPトラ
ンジスタ14,15で構成される。但し、一方向電流検
出回路12,13を逆直列に構成すれば、一方向電流検
出回路12,13を逆阻止ダイオード16,17無しで
構成することもできる。また、各一方向電流検出回路1
2,13のPNPトランジスタ14,15をNPNトラ
ンジスタで構成してもよい。この場合の出力端子cの出
力は電流流入能力になる。勿論、各一方向電流検出回路
12,13のPNPトランジスタ14,15又はNPN
トランジスタを電圧制御素子であるFETで構成し、応
答性を良くすることもできる。
【0019】実施例2.図3は両方向電流検出回路の他
の実施例を示す回路構成図で、実施例1における両方向
電流検出回路10と基本的には同じである。従って、実
施例1と同一部分は図に共通の符号を付しその説明は省
略する。
【0020】この両方向電流検出回路18も実施例1の
ものと同様に2つの一方向電流検出回路19,20によ
り構成されている。各一方向電流検出回路19,20
は、共通の電流検出抵抗11とコンパレータ21,22
を主体として構成されている。即ち、図3において2
1,22はNPNトランジスタオープンコレクタ仕様の
コンパレータである。23,24はコンパレータ21に
対する第1の比較電圧Vref1を作るための分圧抵抗
で、25,26はコンパレータ22に対する第2の比較
電圧Vref2を作るための分圧抵抗である。コンパレ
ータ21と直列抵抗の分圧抵抗23,24とは直流電源
8,9の高電位側PS+と電流通過端子bの間に接続さ
れ、コンパレータ22と直列抵抗の分圧抵抗25,26
とは電流通過端子bと直流電源の低電位側PS−の間に
接続されている。27はコンパレータ21の保護ダイオ
ードで、コンパレータ22の出力がオンになったときコ
ンパレータ21の出力が電流通過端子b側より低電位に
バイアスされるのを防止する。
【0021】上記構成の両方向電流検出回路18では、
一方の一方向電流検出回路19が電流通過端子aから電
流通過端子bへの電流を、他方の一方向電流検出回路2
0が電流通過端子bから電流通過端子aへの電流をそれ
ぞれ検出する。即ち、電流通過端子aから電流通過端子
bへの電流は電流検出抵抗11により電圧に変換され、
その電圧が第1の比較電圧Vref1より小さいと、コ
ンパレータ21の出力はオープン状態で、比較電圧Vr
ef1を越えるとオンし、電流通過端子bの電位に電流
を引き込む。また、電流通過端子bから電流通過端子a
への電流は電流検出抵抗11により電圧に変換され、そ
の電圧が第2の比較電圧Vref2より小さいと、コン
パレータ22の出力はオープン状態で、比較電圧Vre
f2を越えるとオンし、低電位側PS−電位に電流を引
き込む。これにより、出力端子cにはコイル電流等の負
荷電流が所定値を越えて流れると、合成検出出力として
電流流入能力が生じ、実施例1に示したものと同様に電
流制限信号等として駆動回路等に出力させ、過電流を防
止する処理等を施させることができる。このようにコン
パレータ21,22で構成することにより、検出精度及
び温度特性を良くすることができる。なお、比較電圧V
ref1と比較電圧Vref2は特に必要がなければ同
一でよい。
【0022】実施例3.図4は両方向電流検出回路のさ
らに他の実施例を示す回路構成図で、実施例2における
両方向電流検出回路18と基本的には同じである。従っ
て、実施例2と同一部分は図に共通の符号を付しその説
明は省略する。この両方向電流検出回路18は、各一方
向電流検出回路19,20のコンパレータ21,22の
電源をともに直流電源8,9の高電位側PS+と低電位
側PS−とから取った構成で、その他の構成は実施例2
のものと同じである。各コンパレータ21,22のアー
ス側電源がともに低電位側PS−であるため前例の保護
ダイオード27は不要になる。その他の動作は実施例2
のものと同じである。ただし、前例ではその回路構成か
らコンパレータ21,22は電源電圧まで入力可能なも
のである必要があるが、この実施例ではコンパレータ2
1,22は中点PSGの電位の両側付近が入力範囲にな
るためコンパレータ21,22の選定の制約が少なくな
る利点がある。
【0023】実施例4.図5は両方向電流検出回路の他
の実施例を示すブラシレスモータの駆動回路の回路構成
図で、実施例1における両方向電流検出回路10を、個
別な一方向電流検出回路28,29により構成し、それ
らの出力を合成して出力端子cから出力するようにした
ものである。なお、実施例1と同一部分は図に共通の符
号を付しその説明は省略する。
【0024】即ち、高電位側PS+から中点PSGへの
電流を高電位側PS+側に設けた一方向電流検出回路2
8により検出し、中点PSGから低電位側PS−への電
流を中点PSG側に設けた一方向電流検出回路29によ
り検出してこれらの出力を合成するようにしたものであ
る。高電位側PS+側の一方向電流検出回路28は、P
NPトランジスタ30と電流検出抵抗31とにより構成
されている。もう一方の一方向電流検出回路29は、N
PNトランジスタ32と電流検出抵抗33とにより構成
されている。34はPNPトランジスタで、そのコレク
タはPNPトランジスタ30のコレクタに接続され、ベ
ースは抵抗35を介してNPNトランジスタ32のコレ
クタに接続されている。
【0025】上記構成のブラシレスモータ駆動回路にお
いて、高電位側PS+から中点PSGに流れる電流は、
電流検出抵抗31により電圧に変換される。電流が所定
値以下であればPNPトランジスタ30はオフ状態で、
この電流が所定値を越えると動作して電流流出能力を生
じる。この電流は電流検出抵抗33にも流れるが、NP
Nトランジスタ32のベース・エミッタ間を逆バイアス
することになるのでNPNトランジスタ32はオフ状態
である。中点PSGから低電位側PS−に流れる電流
は、電流検出抵抗33により電圧に変換される。この電
流が所定値以下であればNPNトランジスタ32はオフ
状態で、電流が所定値を越えると動作して、PNPトラ
ンジスタ34を動作させ電流流出能力を生じる。各一方
向電流検出回路28,29の出力は合成され同一出力仕
様の検出出力として標準化されて出力端子cから駆動回
路1に電流制限信号等として帰還されることになる。駆
動回路1は、この出力を受け、トランジスタ2,3,
4,5を制御しコイル6,7への電流を制限したり、カ
ットオフしたりして過電流を防止する処理等を行なう。
この実施例は、高電位側PS+と中点PSG側の2点で
電流検出を行なうものであるため、ブラシレスモータ駆
動回路の相アームのシート故障時やスイッチング時の重
なりによるアーム貫通電流も検出することができる。
【0026】なお、図6に示すように高電位側PS+か
ら中点PSGへの電流を中点PSG側に設けた一方向電
流検出回路28により検出し、中点PSGから低電位側
PS−への電流を低電位側PS−側に設けた一方向電流
検出回路29により検出してこれらの出力を合成するよ
うにしてもよい。この場合、先のPNPトランジスタ3
4はNPNトランジスタ36となる。また、図7に示す
ように高電位側PS+から中点PSGへの電流を高電位
側PS+側に設けた一方向電流検出回路28により検出
し、中点PSGから低電位側PS−への電流を低電位側
PS−側に設けた一方向電流検出回路29により検出し
てこれらの出力を合成するようにしてもよい。
【0027】実施例5.図8と図9は両方向電流検出回
路の他の実施例を示すブラシレスモータの駆動回路の回
路構成図で、図5,図6により示した実施例4における
中点PSG側の一方向電流検出回路29と28を、電流
検出抵抗37とPNPトランジスタ38又はNPNトラ
ンジスタ39とにより構成し、その出力端子をダイオー
ド40を介して他の一方向電流検出回路28,29の出
力端子に接続したものである。これにより実施例4のも
のの抵抗35やPNPトランジスタ34、NPNトラン
ジスタ36を省略でき、回路構成が簡素になる。その他
の機能は実施例4のものと同様であり、説明は省略す
る。
【0028】以上のように各実施例とも、その両方向電
流検出回路10,18は2電源の2相全波回路の全タイ
ミングの負荷電流を検出することができるとともに、各
一方向電流検出回路12,13,19,20,28,2
9の出力を合成して同一出力仕様に標準化して出力する
ので、過電流検出回路等を備えた既存の回路に組込むこ
とも容易であり適用性が広く回路構成も簡素である特徴
を備えている。
【0029】
【発明の効果】以上実施例による説明からも明らかなよ
うに請求項1の発明によれば、2電源の2相全波回路に
おいて、電流の各方向ごとに個別に負荷電流を電圧とし
て検出する2個の一方向電流検出回路の電流を電圧に変
換する回路要素が共用されているので、電流の方向を設
定する回路素子等も不要で全体の回路構成が簡素になる
うえ、各一方向電流検出回路により各タイミングの負荷
電流が検出され、これらの出力が合成され同一出力仕様
の検出出力として標準化されるので、集積回路等による
過電流検出回路等を備えた既存の回路にも集積回路等を
無駄にすることなく容易に適用することができる。
【0030】請求項2の発明によれば、2電源の2相全
波回路により駆動されるブラシレスモータに対して、電
流の各方向ごとのコイル電流が2個の一方向電流検出回
路により個別に検出され、これらの出力が合成され同一
出力仕様の検出出力として標準化されて駆動回路に電流
制限信号として出力されるので、全てのタイミングでの
過電流を簡素な回路構成で補足することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブラシレスモータ駆
動回路の回路構成図である。
【図2】この発明の他の実施例を示す両方向電流検出回
路の回路構成図である。
【図3】この発明の他の実施例を示す両方向電流検出回
路の回路構成図である。
【図4】この発明の他の実施例を示す両方向電流検出回
路の回路構成図である。
【図5】この発明の他の実施例を示すブラシレスモータ
駆動回路の回路構成図である。
【図6】この発明の他の実施例を示すブラシレスモータ
駆動回路の回路構成図である。
【図7】この発明の他の実施例を示すブラシレスモータ
駆動回路の回路構成図である。
【図8】この発明の他の実施例を示すブラシレスモータ
駆動回路の回路構成図である。
【図9】この発明の他の実施例を示すブラシレスモータ
駆動回路の回路構成図である。
【図10】従来のブラシレスモータの駆動回路の回路構
成図である。
【図11】従来の他のブラシレスモータの駆動回路の回
路構成図である。
【符号の説明】
1 駆動回路 6 コイル 7 コイル 8 直流電源 9 直流電源 11 電流検出抵抗 12 一方向電流検出回路 13 一方向電流検出回路 14 PNPトランジスタ 15 PNPトランジスタ 19 一方向電流検出回路 20 一方向電流検出回路 28 一方向電流検出回路 29 一方向電流検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 資朗 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 深瀬 雄一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 早川 高広 岐阜県中津川市手賀野下巾3番40号 三菱 電機エンジニアリング株式会社名古屋事業 所中津川支所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2電源の2相全波回路により動作される
    負荷に対して両方向に負荷電流が流れる上記2相全波回
    路の箇所に、電流の各方向ごとに個別に負荷電流を電圧
    として検出する2個の一方向電流検出回路を、それらの
    電流を電圧に変換する回路要素を共用するように構成す
    るとともに、これらの各一方向電流検出回路の各出力状
    態を所定値に満たない負荷電流検出時と、所定値以上の
    負荷電流検出時とでは変化させ、それぞれの上記一方向
    電流検出回路の各出力を合成した合成出力を検出出力と
    したことを特徴とする負荷電流検出回路。
  2. 【請求項2】 直列接続された2つの直流電源の接続中
    間点に2相のステータコイルの一端が接続され、この2
    相のステータコイルの他端がそれぞれスイッチング素子
    を介して上記直流電源のプラス側及びマイナス側に接続
    され、上記スイッチングトランジスタを駆動回路により
    制御して通電の方向を切り換えてロータを回転させるブ
    ラシレスモータ駆動回路に対して、前記直流電源の接続
    中間点に電流の各方向ごとに個別にステータコイルに流
    れる電流を電圧として検出する2個の一方向電流検出回
    路を構成するとともに、それぞれの上記一方向電流検出
    回路の各出力を合成した合成出力を上記駆動回路に電流
    制限信号として出力するようにしたことを特徴とするコ
    イル電流検出回路。
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