JP2788589B2 - ブラシレスモータの駆動回路 - Google Patents

ブラシレスモータの駆動回路

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JP2788589B2
JP2788589B2 JP5167471A JP16747193A JP2788589B2 JP 2788589 B2 JP2788589 B2 JP 2788589B2 JP 5167471 A JP5167471 A JP 5167471A JP 16747193 A JP16747193 A JP 16747193A JP 2788589 B2 JP2788589 B2 JP 2788589B2
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diode
coil
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速人 内藤
幸信 栗田
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Nidec Sankyo Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラシレスモータの駆
動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブラシレスモータの駆動回路につ
いては種々の提案がなされており、例えば特開昭61−
85092号公報記載の回路が知られている。この回路
においては駆動コイルの中点電圧の検出がなされてお
り、その具体的構成を示したのが図3である。同図にお
いて、符号Q1 〜Q6 は駆動回路を構成するパワートラ
ンジスタをそれぞれ示しており、トランジスタQ1 〜Q
3 の各コレクタはVcc電源に、トランジスタQ4 〜Q6
の各エミッタは電流検出抵抗Rs を介してグランドにそ
れぞれ接続されている。トランジスタQ1 のエミッタは
トランジスタQ4 のコレクタに、トランジスタQ2 のエ
ミッタはトランジスタQ5 のコレクタに、トランジスタ
3 のエミッタはトランジスタQ6 のコレクタにそれぞ
れ接続されており、トランジスタQ1 〜Q6 の各ベース
には図示されないプリドライバを介して120゜ソフト
スイッチング信号が加えられるようになっている。
【0003】トランジスタQ1 のエミッタとトランジス
タQ4 のコレクタとの交点には駆動コイルLU の出力端
が、トランジスタQ2 のエミッタとトランジスタQ5
コレクタとの交点には駆動コイルLV の出力端が、トラ
ンジスタQ3 のエミッタとトランジスタQ6 のコレクタ
との交点には駆動コイルLW の出力端がそれぞれ接続さ
れており、駆動コイルLU ,LV ,LW の他方の端子同
士はそれぞれ結線された状態となっている。
【0004】上記駆動回路には駆動コイルLU ,LV
W の中点電圧を検出するための回路が接続されてい
る。これは同種のダイオードD1 ,D4 、D2 ,D5
3 ,D6 をそれぞれ直列接続してダイオード対D14
25,D36とし、これらダイオード対D14,D25,D36
を並列接続したダイオード群DA に一対の直列抵抗
1,R2 (R1 =R2 )を並列接続し、各直列接続さ
れたダイオードD1 ,D4 、D2 ,D5 、D3 ,D6
交点を上記各駆動コイルLU ,LV ,LW の出力端にそ
れぞれ接続すると共に、直列抵抗R1 ,R2 の交点から
出力線を引き出したものである。
【0005】従って、パワートランジスタQ1 〜Q6
各ベースに120゜ソフトスイッチング信号が加えられ
ると、駆動コイルLU ,LV ,LW に駆動電流が流れ、
図示されない磁極を有する回転子が回転するようになっ
ている。コイル中点電圧検出回路においては、3相コイ
ル端電圧の最大値と最小値がダイオードD4 〜D6 ,D
1 〜D3 の各1個のダイオードの導通によりそれぞれ検
出されており、これら最大値と最小値は分圧抵抗R1
2 により1/2に分圧され、分圧抵抗R1 ,R2 の交
点から引き出された出力線からコイルの中点電圧Vc
得られるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、駆動コイル
U ,LV ,LW に通電するためのコイル出力電圧波形
振幅をVM 、ダイオード1個の順方向導通電圧をVF
すると、駆動コイルLU,LV ,LW の中点電圧Vc
得るには、コイル出力電圧波形振幅VM はダイオード2
個分の順方向導通電圧(2VF )以上が必要となる(図
4(a)参照)。すなわち、ダイオード1個の順方向導
通電圧VF を、例えば0.6Vとするとコイル出力電圧
波形振幅VM は1.2V以上でなくてはならない。
【0007】しかしながら、モータをゆっくり回す場合
にはVM を小さくするので、VM <2VF という事態が
生じることがあり、このような状態になると、全てのダ
イオードD1 〜D6 が不導通状態となり、コイル中点電
圧Vc が検出できなくなってしまう(図4(b)参
照)。このように、コイル中点電圧Vc が検出できなく
なると、コイル出力電圧波形が乱れ、モータ駆動回路全
体が不安定な状態となり、最悪の場合には発振等の致命
的欠陥を生じ、モータ性能が低下するという問題があ
る。
【0008】そこで本発明は、コイル出力電圧が小さく
されても安定したコイル中点電圧の検出がなされ、モー
タ性能が向上されるブラシレスモータの駆動回路を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のブラシレスモー
タの駆動回路は、上記目的を達成するために、正負方向
に往復通電されるm相の駆動コイルを有する固定子と、
磁極を有する回転子と、直列接続されたダイオード対を
前記駆動コイルと同数対並列接続したダイオード群と、
各直列接続したダイオードの交点に接続された各駆動コ
イルの出力端と、前記ダイオード群に並列接続された一
対の直列抵抗と、を備え、前記直列抵抗の交点からコイ
ル中点電圧を得るブラシレスモータの駆動回路であっ
て、前記ダイオード群のアノードコモンとカソードコモ
ンの少なくとも一方に、電流源を接続したことを特徴と
している。
【0010】
【作用】このような手段におけるブラシレスモータの駆
動回路によれば、ダイオード群のアノードコモンとカソ
ードコモンの少なくとも一方に設けられた電流源は、コ
イル出力電圧波形振幅が小さくされて、(コイル出力電
圧波形振幅)<2×(ダイオード1個の順方向導通電
圧)とされても、各ダイオードに電流を供給し、各ダイ
オードを導通状態とするよう働く。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例を示すブラシレスモータ
の駆動回路の構成図であり、従来技術で説明したのと同
一なものに対しては同一符号を付し、ここでの説明は省
略する。この実施例の駆動回路が従来技術のそれと違う
点は、コイル中点電圧検出回路におけるダイオード群D
A のアノードコモン点aとVcc電源との間に定電流源I
1 を、カソードコモン点bとグランドとの間に定電流源
2 (I1 =I2 )をそれぞれ接続した点である。
【0012】従って、コイル出力電圧波形振幅VM <ダ
イオード2個分の順方向導通電圧(2VF )の場合に
は、図2(b)に等価的に示されるように、ダイオード
3 (D1 ,D2 )には定電流源I1 の定電流が、ダイ
オードD4 (D5 ,D6 )には定電流源I2 の定電流が
それぞれ供給されており、従って各ダイオードD1 〜D
6 は導通すべきタイミングで必ず導通状態となってい
て、安定したコイル中点電圧Vc の検出が可能となって
いる。
【0013】また、コイル出力電圧波形振幅VM ≧ダイ
オード2個分の順方向導通電圧(2VF )の場合には、
図2(a)に等価的に示されるようになり、勿論各ダイ
オードD1 〜D6 は導通すべきタイミングでは導通状態
であり、従来の動作も損なわれないようになっている。
【0014】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのはいうまでもなく、例え
ば、上記実施例においては、安定したコイル中点電圧V
c を検出すべく定電流源I1 ,I2 を設けているが、こ
の定電流源I1 ,I2 に代えて抵抗を接続し変動電流源
としても良く、さらに抵抗以外の変動電流源とすること
も可能である。
【0015】また、コイル中点電圧検出回路におけるダ
イオードD1 〜D6 は同種のダイオードであればなんで
も良く、例えばショットキバリアダイオードやダイオー
ド接続のトランジスタ等でも良い。
【0016】また、上記実施例においては、定電流源I
1 ,I2 をダイオード群DA のアノードコモン点aとカ
ソードコモン点bにそれぞれ接続しているが、定電流源
1,I2 を何れか一方にのみ設けるようにしても本発
明効果が妨げられるものではない。
【0017】さらにまた、上記実施例においては、3相
のブラシレスモータに対する適用例が述べられている
が、3相以外のブラシレスモータにも適用可能である。
しかしながらそのような場合には、駆動コイル及び直列
接続されたダイオード対のそれぞれの個数はモータの相
数分となるというのはいうまでもない。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように本発明のブラシレスモ
ータの駆動回路によれば、コイル中点電圧検出回路にお
けるダイオード群のアノードコモンとカソードコモンの
少なくとも一方に、電流源を接続するようにしたので、
コイル出力電圧波形振幅が小さくされて、(コイル出力
電圧波形振幅)<2×(ダイオード1個の順方向導通電
圧)とされても、各ダイオードには電流源から電流が供
給されて導通すべきタイミングでは導通状態となってお
り、従って安定したコイル中点電圧の検出が可能となっ
て、モータ性能の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブラシレスモータの駆
動回路の構成図である。
【図2】図1のパワートランジスタQ1 ,Q6 がオンし
ている状態の等価回路図である。
【図3】従来技術を示すブラシレスモータの駆動回路の
構成図である。
【図4】図3のパワートランジスタQ1 ,Q6 がオンし
ている状態の等価回路図である。
【符号の説明】
a ダイオード群のアノードコモン b ダイオード群のカソードコモン D1 〜D6 ダイオード D14,D25,D36 ダイオード対 DA ダイオード群 I1 ,I2 電流源 LU ,LV ,LW 駆動コイル R1 ,R2 抵抗 Vc コイル中点電圧

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正負方向に往復通電されるm相の駆動コ
    イルを有する固定子と、磁極を有する回転子と、直列接
    続されたダイオード対を前記駆動コイルと同数対並列接
    続したダイオード群と、各直列接続したダイオードの交
    点に接続された各駆動コイルの出力端と、前記ダイオー
    ド群に並列接続された一対の直列抵抗と、を備え、前記
    直列抵抗の交点からコイル中点電圧を得るブラシレスモ
    ータの駆動回路であって、 前記ダイオード群のアノードコモンとカソードコモンの
    少なくとも一方に、電流源を接続したことを特徴とする
    ブラシレスモータの駆動回路。
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