JPH077749A - ビデオ装置のテスト方法、装置及びビデオテスト信号 - Google Patents

ビデオ装置のテスト方法、装置及びビデオテスト信号

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JPH077749A
JPH077749A JP6040104A JP4010494A JPH077749A JP H077749 A JPH077749 A JP H077749A JP 6040104 A JP6040104 A JP 6040104A JP 4010494 A JP4010494 A JP 4010494A JP H077749 A JPH077749 A JP H077749A
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JP
Japan
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video
test
test signal
image
video display
Prior art date
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Application number
JP6040104A
Other languages
English (en)
Inventor
Richard John Bush
ジョン ブッシュ リチャード
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Sony Europe BV United Kingdom Branch
Original Assignee
Sony United Kingdom Ltd
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Publication date
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Publication of JPH077749A publication Critical patent/JPH077749A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N17/00Diagnosis, testing or measuring for television systems or their details
    • H04N17/02Diagnosis, testing or measuring for television systems or their details for colour television signals

Abstract

(57)【要約】 【目的】 テスト画像の配列を発生するための複合ビデ
オテスト信号を提供すること。 【構成】 ビデオ装置をテストするためのビデオテスト
信号が、第1及び第2縁部に沿った複数の夫々の位置の
各々の所で表示特性をテストするための画像の第1及び
第2反対縁部に沿った第1テストパターン、及び第3及
び第4縁部に沿った複数の夫々の位置の各々の所で表示
特性をテストするための画像の第3及び第4反射縁部に
沿った第2テストパターンを含む実質的に矩形のテスト
画像を規定するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ装置を試験する
ための方法及び装置及びそれに使うビデオテスト信号に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】他のタ
イプの技術にも云ことだが、ビデオ装置のパーフォーマ
ンス及びセットアップを試験することが望まれている。
【0003】放送やプロ用に使うビデオ装置の場合、一
連の厳格なテストが行なわれてきた。例えば、装置をテ
ストするために多数の標準ビデオテスト信号が適用でき
る。
【0004】従来のテスト信号は、全フィールド画像の
形をとっている。そのような画像の例としては、垂直カ
ラーバー画像、パルス及びバー画像、ペデスタル(グレ
ースケール)画像、変形段階(例えば5段階)画像、及
びマルチバースト(周波数応答)画像がある。
【0005】従来のテスト信号パターンは、或る標準に
従って独立して使われた個々のビデオ表示ユニットの複
数のパラメータを設定するために設計されていて、それ
らは一般にこの目的にとって非常に効果的である。
【0006】しかし、普通の使い方では、従来のテスト
パターンを使うビデオ表示ユニットの設定は、各ビデオ
表示ユニットの正確な設定が欠かせない場合は他のビデ
オ表示ユニットでは使われない。
【0007】従って、標準からのちょっとした違いは気
づかない。しかし、例えばビデオ・ウォールの場合のよ
うに複数のビデオ表示ユニットが近接してお互にに並べ
られているところでは、個々のビデオ表示ユニットの設
定と相互配列をテストする時に従来のテスト信号では問
題があり得る。
【0008】従来のビデオ・ウォール(ビデオの壁)に
おいては、複数のビデオ表示ユニットが2次元配列、即
ちマトリックスに配列されている。典型的には、個々の
ビデオ表示ユニットは陰極線管(CRT)モニタであ
る。
【0009】しかしながら、CRTを基礎とした背面プ
ロジェクション(投写)モニタを使うことも知られてい
る。ビデオ表示装置上の入力ビデオ画像の表示を制御す
るためには、ビデオ制御手段が準備される。
【0010】入力ビデオ画像は、異なったサブエリア
(副領域)に分割されるので個々のサブエリアはそれら
のビデオ表示ユニットの対応するものに表示される。そ
の完全な配列のビデオ表示ユニット上には完全な絵が見
られる。
【0011】幾何学的配列、ルミナンス、個々の表示ユ
ニットのコントラスト及びカラーバランス等の種々の表
示パラメータを設定して、個々のビデオ表示ユニットの
配列上に完全な絵を忠実に再生するにはかなりの困難が
ある。
【0012】一般に知られているように、例えば、テレ
ビジョン小売店で異なったテレビジョン受信機が表示さ
れていて異なって設定されている場合に妨害効果がみら
れる。
【0013】夫々のテレビジョン受像機に小さな幾何学
的配列誤差、カラーバランスの相違等があっても見る人
にとって非常に気になることがありうる。
【0014】配列誤差、色の違い等は、個々のビデオ表
示ユニットが同じ画像の異なった部分を表示するビデオ
・ウォールの場合にはもっと目立つ。
【0015】更に、個々の表示ユニットの表示パラメー
タは、温度変化やユニットの経年変化の結果時間ととも
に変わる。これらの変化は、ユニット毎に異なってい
る。
【0016】従って、配列中の複数のビデオ表示ユニッ
トの表示パラメータが最初は良く合っていたとしても、
時間がたつにつれて、その個々のビデオ表示ユニットが
配列から流出してしまい、再度表示パラメータを整合さ
せるためにはそれらを再調整する必要がある。
【0017】従って、複数のビデオ表示装置を設定する
問題を軽減することが本発明の1つの目的である。
【0018】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の第1の
観点によれば、ビデオ装置をテストするためのビデオテ
スト信号、実質的に矩形テスト画像を定義するビデオテ
スト信号、第1及び第2エッジに沿った複数の夫々の位
置の各点で複数の表示特性をテストするためにその画像
の第1及び第2の反対側エッジに沿って定義された第1
のテストパターンを含む実質的に矩形のテスト画像、及
びそれぞれが第3及び第4エッジに沿った複数の位置の
各点で複数の表示特性をテストするためその画像の第3
及び第4の反対エッジに沿って定義された第2テストパ
ターンが準備される。
【0019】本発明のビデオテスト信号は、ユニット配
列中に個別のビデオ表示ユニットの設定を容易にする。
【0020】特に、反対側エッジに沿って対応するテス
トパターンを有するテスト画像を定義するビデオテスト
信号を準備することによって、ユニット配列の内部で垂
直方向と水平方向の両方向の隣接ビデオ表示ユニット上
のテストパターン間にやりとりがある。
【0021】このことは、隣接表示ユニット上での異な
った表示パラメータの表示の比較がすぐ隣りの表示領域
で直接行うことができることを意味している。
【0022】このテスト画像は、各コーナーに隣接し、
同じ色及び/又は輝度値を持つテスト領域を含む。その
テスト画像の各コーナーに隣接する領域が同じ表示パラ
メータを持つように並べることによって、4つのビデオ
表示ユニットの表示パラメータがそれらの夫々のコーナ
ー(角部)で合うように相互配列することが容易にな
る。
【0023】隣接表示ユニットを順次設定していけば、
各ビデオ表示ユニットの表示パラメータをそのようなユ
ニットの配列において整合させることができる。
【0024】また、第1のテストパターンは、それぞれ
の表示特性を持つ第1の一連のテスト領域を含み、第2
のテストパターンは、それぞれの表示特性を持つ第2の
一連のテスト領域を含むのが好ましい。
【0025】第1及び第3エッジ(縁部)上に第1シー
ケンスの結果として、また、第2及び第4エッジ上に第
2シーケンスの結果として配列された明瞭なテスト領域
を準備することによって、配列中のビデオ表示ユニット
の表示パラメータの設定は、隣接ビデオ表示ユニットの
対応する領域を水平方向及び垂直方向に比較することに
よって容易になる。その第1及び第2テストパターンで
同じシーケンスのテスト領域が準備できる。
【0026】本発明の好ましい実施例においては、第1
のテストパターンは、第1シーケンスのテスト領域を2
回含み、第1回目は或る順序であり、第2回目はその反
対の順序であり、第2のテストパターンは、第2テスト
シーケンスを2回含み、第1回目は或る順次であり、第
2回目はその反対の順序である。
【0027】少なくとも、テスト画像のエッジの領域に
おいては、そのテスト画像は第1及び第2垂直画像軸の
まわりに対称であり、それらの軸はテスト画像の側辺の
それぞれの対に実質的に平行である。これによって、画
像の全縁に沿った表示装置の色度パラメータを設定する
際の助けとなる。
【0028】テスト領域の各シーケンスは、その画像の
1つの縁に沿った画像の各コーナーから延びている異な
ったルミナンス(輝度)及び/又はクロミナンス(色)
値の予め定められたシーケンスのブロックを含むのが好
ましい。
【0029】各ブロックは、画像の角部の間に延びる対
角線に並べられた画像の縁に実質的に垂直な方向に延び
ている。
【0030】この配列は、隣接表示領域の間のラインの
長さをその画像の縁に平行な方向に拡大する。このこと
は、表示装置の幾何学的パラメータを設定する際の助け
となる。
【0031】本発明の好ましいビデオテスト信号におい
ては、そのテスト画像は、各コーナーから中央に向けて
延びていて、そのコーナーに隣接した第1領域と、一連
の境界領域を含む異なったルミナンス及び/又はクロミ
ナンス値の1組の準備された領域を含み、第1の領域が
第1領域に隣接し、かつ部分的にそれを囲み、残りのも
のは夫々の他の境界領域に隣接し、かつ部分的に囲んで
いる。
【0032】ビデオテスト信号の第1の好ましい実施例
においては、その第1領域は矩形であり、境界領域はL
字型である。
【0033】ビデオテスト信号の第2の好ましい例にお
いては、第1領域は4分の1円又は楕円で、境界領域は
弓形である。本発明に従うビデオテスト信号の他の例に
おいては、第1及び第2テストパターンは複数の対角線
テスト領域で規定されている。
【0034】上述の基本テストパターンに加えて、この
ビデオテスト信号はその基本テストパターン上で定義さ
れている実質的に矩形のグリッド(格子)を含むことが
できる。
【0035】このビデオテスト信号はビデオ表示ユニッ
ト上に表示するためのビデオフレームに対応するのが好
ましい。
【0036】本発明は、一つの配列のビデオ表示ユニッ
トをテストするための複合ビデオテスト信号を提供す
る。その複合テスト信号は、上に定義されたようなビデ
オテスト信号によって定義されたテスト画像に対応する
テスト画像の配列を含んでいる。
【0037】複合テスト信号を使えば、従来のビデオ・
ウォールを制御するために設けられたようなビデオ画像
を分割する回路をテストすることができる。
【0038】本発明は、更に、複数のビデオ表示ユニッ
ト、テスト画像を定義するために上記で定義したような
ビデオテスト信号を発生するためのテスト信号発生手
段、その複数のビデオ表示ユニットの各々によってテス
ト画像を表示する手段、及びビデオ表示ユニットの表示
パラメータを調整する手段を提供する。
【0039】本発明は、更に、そのビデオ表示ユニット
上に上記で定義したようなビデオテスト信号から導いた
テスト画像を表示すること、及びビデオ表示ユニットの
表示特性が整合するまで個々のビデオ表示ユニットの表
示パラメータを調整すること、を含む複数のビデオ表示
ユニットを設定する方法を提供する。
【0040】
【実施例】図1は、複数のビデオ表示ユニット14を含
むビデオ・ウォール10の形のビデオ表示装置の前面図
である。
【0041】本例16において、複数のビデオ表示ユニ
ットは4×4ユニットの配列で示してある。しかし、こ
のビデオ表示ユニットの配列はm×n配列の形で任意数
のユニットを含むことができる。但し、mとnは同じか
異なった値の整数である。
【0042】また、配列は矩形である必要はなく、特定
の応用に対して形を決める(例えば、L型)ことができ
る。図1に見られるように、ビデオ表示ユニット14
(0,0)−14(3,3)はビデオ・ウォールを形成
するように積上げられる。
【0043】図1に図示されたビデオ表示ユニット14
の各々は、ハウジング22に取付けられたアクチブ・ス
クリーン領域12を有する陰極線管を含む従来の陰極線
管(CRT)モニタである。
【0044】個々のモニタは、下のものの上、隣のもの
の横に積上げられているので、アクチブ・スクリーン領
域12は、アクチブ・スクリーン領域12(0,0)−
12(3,3)の配列で形成され、これらが一緒になっ
て一枚の完全な画像を表示するのに使われる。
【0045】陰極線管はそれらのハウジング22内に取
付けられ、陰極線管のアクチブ・スクリーン領域はこれ
らの管のエッジに正しく延びていないので、ビデオ表示
ユニットにアクチブ・スクリーン領域の各隣接対は、非
アクチブ行16によって垂直方向に分けられており、非
アクチブ列18によって水平方向に分けられている。
【0046】このビデオ表示ユニットの配列は、その配
列をグランドの上方の配列を支持する台座20の上に取
付けられている。
【0047】この台座は、1つの入力ビデオ画像を複数
の副画像に分け、その入力ビデオ画像の副画像を個々の
ビデオ表示ユニットに向けるための制御電子装置を含
む。
【0048】図2は、図1のビデオ表示ウォール10の
側面を図解したものである。矢印21はその装置に対す
る正規の見る方向を表わしている。このビデオ表示ユニ
ット14(0,0)−14(3,3)は、アクチブ・ス
クリーン領域12(0,0)−12(3,3)(以下簡
単に「スクリーン」と云う)が見る方向21に面してい
るように積上げられている。
【0049】ビデオ表示ユニット14の各々は、そのユ
ニットの入力に供給されたビデオ信号の表示を制御する
ための制御回路26を含む。
【0050】制御回路24は、台座20の中に収納で
き、放送システムから、ビデオテープレコーダから、又
は類似の装置から受信され、個々のビデオ表示ユニット
14のスクリーン12上の表示装置に対する制御回路2
6(0,0)−26(3,3)に送られる別々のチャン
ネル28に与える入力ビデオ信号Vの分離を制御するの
に使われる。
【0051】図3は図2の装置のビデオ制御回路24,
26を詳しく説明するものである。このビデオ制御回路
は、入力ビデオ画像のサブ領域に対するビデオを分離し
て、ビデオ表示ユニット14のそれぞれのスクリーン1
2(0,0)−12(3,3)上にビデオを表示する制
御のため、ビデオチャンネル28を介して個々のビデオ
制御ユニット26(0,0)−26(3,3)へ供給す
るために異なったチャンネルに分離するためのビデオス
イッチ24を含む。
【0052】個々のビデオ制御ユニット26(0,0)
−26(3,3)は個々のビデオ表示ユニット14
(0,0)−14(3,3)を従来の方法で制御して、
それらのスクリーン12(0,0)−12(3,3)上
に受けるビデオ情報の表示を与える。
【0053】もし、個々のビデオ表示ユニットの各々が
全ビデオ画像を実質的に表示する解像度を持つならば
(例えば、もし入力ビデオ画像Vが625ライン信号で
各ビデオ表示ユニットが625ラインビデオを解像する
ことができれば)ビデオスイッチ24と個々のビデオ制
御ユニット26(0,0)−26(3,3)の効果は、
通常動作では、入力ビデオの各ラインが個々のビデオ表
示ユニット14のスクリーン12上の約4本の連続ライ
ン上に表示されるようにすることである。
【0054】この方法で、個々のビデオ表示ユニットの
4つの行のスクリーンは、スクリーン12(0,0)−
12(0,3),12(1,0)−12(1,3);1
2(2,0)−12(2,3);12(3,0)−12
(3,3)であって、入力ビデオ画像のほとんど全ライ
ンを表示できるであろう。
【0055】例えば、隣接群のラインである(複数の)
ラインと一群の4本のラインの最縁部を記入することに
よって結果の画像を円滑にすることができる。
【0056】通常動作においては、ビデオスイッチ24
は、個々のビデオ表示ユニットのスクリーン上に一行の
約1/4を表示するようにする。換言すると、一行(例
えば12(0,0)−12(0,3))の4つのビデオ
表示ユニットのスクリーンは一緒になって表示すべきビ
デオ情報の完全な行を可能にしている。
【0057】16ビデオ表示ユニットスクリーン12
(0,0)−12(3,3)の配列を結合することで表
示すべき入力VIに供給されたほぼ完全なビデオ画像を
可能にする。
【0058】実際には、全画像は個々のアクチブ・スク
リーン領域には通常は表示されない。なぜならば、これ
らのスクリーンの間のギャップが表示された画像に断点
を与えられるからである。
【0059】換言すると、個々のビデオ表示ユニットの
間のマージン(即、行14と列16)に対応する絵の部
分は通常は表示されないので、ビデオ表示ユニットの配
列上で知覚されるような表示された画像の全体のマッピ
ングは、全画像が単一ビデオ表示ユニットに表示された
としたら達成されるであろうものに対応する。
【0060】例えば配列上に表示されるとき、画像を横
切る対角線が階段効果を作らないためには、入力ビデオ
画像から(複数の)ビデオ表示ユニットへの正確なマッ
ピングがなされることが重要である。(1つの)対角線
がマージン領域によって形成されるブレーク(断部)の
どちらかの側に整合しているかぎりは人間は、このブレ
ークによってさほど妨げられないであろう。そしてその
ラインを連続した実体として見るであろう。図3に戻る
と、入力ビデオ信号VIは信号デコーダ(復号器)32
に入力されこの復号器は処理のために受信した信号フォ
ーマットを復号する。
【0061】典型的には、復号器32は受信した信号を
複合信号から成分形に変換する。個々のビデオ成分はデ
ィジタル化装置34でディジタル化され、そのディジタ
ル化された信号が複数のフレーム蓄積器(FS)36に
おいて蓄積される。
【0062】1つのフレーム蓄積器FSはその配列の個
々のビデオ表示ユニットの各々に対して準備されていて
る。従って、この場合には16個のフレーム蓄積器FS
(0,0)−FS(3,3)がある。
【0063】実際には、個々のフレーム蓄積器FS
(0,0)−FS(3,3)はフィールド蓄積器のタン
デム対として実施されるので第1フィールドは第1フィ
ールド蓄積器に書込まれ、前回フィールドは他のフィー
ルド蓄積器から読出される。
【0064】制御装置38は制御パス(通路)手段によ
ってフレーム蓄積器への入力ビデオ情報の書込み、及び
それらのフレーム蓄積器36からのビデオデータの読出
を制御する。なお、制御パスについては図解の明瞭性を
保つため図3には示されていない。
【0065】入力ビデオデータの各フィールドは、16
フレーム蓄積器の各々において蓄積される。フレーム蓄
積器FS(0,0)−FS(3,3)からのビデオデー
タはそれぞれのビデオバス28を介してビデオ表示ユニ
ット14(0,0)−14(3,3)の制御回路26
(0,0)−26(3,3)に読出される。
【0066】読出されたデータの挿入は(上述のとお
り)、当業者に明らかなとおり従来の仕方でこの段階で
準備することができる。
【0067】今の場合、16個のビデオ表示ユニットが
あるので、ビデオ表示ユニットの各々に対するフレーム
蓄積器から読出されるデータは、一般に各フレーム蓄積
器に蓄積された情報の1/16に相当し、少なくとも1
6個のビデオ表示ユニットにわたる完全画像の表示のた
めの通常動作においてはそうである。
【0068】特定のビデオ表示ユニットに対するフレー
ム蓄積器から読出されたビデオデータは、その配列の中
のそのビデオ表示ユニットの位置に対応する。
【0069】従って、例えば、上部左手のモニタ14の
アクチブ表示スクリーン14(0,0)に対しては、入
力ビデオ画像の上部左手16番目に一般に対応するフレ
ーム蓄積器FS(0,0)からのビデオデータの部分が
読出される。実際には、読出されるデータは、個々の表
示ユニットの間のマージン領域、要求される陰極線管の
過走査の度合、及び非線形の補正を考慮するため、入力
ビデオ画像の上部左手の16分の1にかっきり対応する
ことはない。
【0070】よく知られているように、実際にCRT上
に表示されるテレビジョン画像の量は、入力ビデオ画像
の全領域よりも幾分少ないのが普通である。
【0071】これは直線性効果を回避するためであり、
一般に画像の末端でのノイズの問題を避けるためであ
る。制御装置38はフレーム蓄積器FS(0,0)−F
S(3,3)におけるデータの蓄積及びそれらフレーム
蓄積器からのデータの読出を制御する。
【0072】それらのフレーム蓄積器からのデータ読出
しの正確な制御は、制御装置38に接続された入力キー
ボード39の手段によって、配列の目的で従来の仕方で
調整することができる。
【0073】それに代えて、又はそれに加えて、個々の
ビデオ表示ユニットの制御回路によって遂行できる。配
列の制御は、表示された画像が変化したと見えるように
ビデオ表示ユニット上の制御装置を使うか遠隔制御装置
を使って実行できる。
【0074】ビデオスイッチ24の正常動作は上に述
べ、入力画像の1/16が各ビデオ表示ユニットに向け
られているが、従来のビデオ・ウォールは多くの異なっ
たモードで動作させることができる。
【0075】このように、例えば、入力画像はビデオ表
示装置のサブセットにのみ表示すればよい。例えばそれ
はデータをフレーム蓄積器から選択的に読んで来ること
により、ビデオ表示ユニットの各々に表示される。
【0076】後述するように、個々の表示ユニットの表
示パラメータの間のテストの目的で、ウォール(壁)内
のビデオ表示ユニットの各々の上に単一入力画像の全体
が表示される動作モードが使える。
【0077】それに代えて、複合テスト信号が発生で
き、この信号が制御回路24によってスプリットされ、
個々のビデオ表示ユニットに送られる。
【0078】図4は、4×4の投射型モニタを定義する
上下左右の関係で積上げられた複数の背面フロジェクシ
ョン・ビデオモニタ15(0,0)−15(3,3)か
ら形成された従来のビデオ・ウォール40の他の例を示
す前面図である。
【0079】そのような背面フロジェクション・モニタ
のアクチブ・スクリーン領域12(0,0)−12
(3,3)は、モニタのまっすぐ端部までは延びていな
いが、従来のCRT管よりもモニタの前面の大きさに例
えて相対的に大きくなっている。
【0080】これは前面プロジェクション・スクリーン
はベーゼルによって装置内に支えられているからであ
る。図4に図解されたような配列においてモニタが組立
てられるとき、通常黒く塗られた取付ベーゼルは、水平
ライン16と垂直ライン18を含む黒格子として複合画
像に現われる。
【0081】CRTビデオ表示ウォールについて云え
ば、ビデオ信号をそれぞれのモニタに分けるための制御
電子装置に使うことのできる台座20上にモニタを支持
するためにビデオ・プロジェクションモニタを使うとき
にはそれはありきたりのことである。この制御用電子装
置は実質的に図3に図示したものと同じにできる。
【0082】図5は、図4のビデオ・ウォール40等の
ビデオ・ウォール上に単一入力画像IIを表示すること
を表す。通常動作において、ビデオ・ウォールの16個
のビデオ表示ユニット15(0,0)−15(3,3)
の各々はそのスクリーン12(0,0)−12(3,
3)上の入力ビデオ画像の対応する1/16を表示す
る。
【0083】そのようなサブ画像を使えば、個々のビデ
オ表示ユニットの設定は、再生された画像が原入力画像
にできるだけ忠実になるように非常に厳格でなければな
らない。
【0084】隣接ビデオ表示ユニットの幾何学的パラメ
ータに非常に軽微な不正確があっても、個々のビデオ表
示スクリーンの間の境界を横切る連続であるべきライン
の配列誤差となる。
【0085】同様にして、隣接ビデオ表示ユニットの輝
度、コントラスト又は色再生の小さな相違でも非常に注
目をひくであろう。従って、設定する必要のあるビデオ
表示ユニットのパラメータは幾何学的要素及び色度(即
ち、輝度、コントラスト及び色設定)を含む。
【0086】これらのパラメータを調整するための制御
は典型的には、各ビデオ表示ユニット及び/又は遠隔制
御ユニットについて行なわれる。しかし、それらは例え
ば制御コンソールの所に集中して準備することもでき
る。
【0087】ビデオ表示ウォールの全体にわたって表示
品質が一様であるためには、個々の表示ユニット上の各
画像は少なくとも隣りの縁に沿って、好ましくは全面像
にわたって各隣接画像が整合しなければならない。
【0088】そのような調節をするには、ビデオ表示ユ
ニットの可変パラメータを試験するテストパラメータが
要求される。例えば、色度をテストするにはビデオ表示
ユニットの動作領域を黒から白へ横切るテスト信号が必
要である。
【0089】従来、個々のビデオ表示ユニットを設定す
るためには、線形又は階段的に黒から白へ変わる輝度レ
ベルを含む、或る形式のグレースケール又はカラーバー
・テスト信号が使われている。
【0090】典型的には、図6に示すような可変光度の
一連のグレースケール・バーが使われる。色の濃さの程
度の違いで異なった輝度値を表わしている。
【0091】図6は輝度が増す順で一例のバー0〜5を
表わしたものである。バー0,1,2,3,4及び5は
図7に示すように0%,20%,40%,60%,80
%及び100%輝度である。
【0092】換言すると、バー0はビデオ表示ユニット
に対する黒レベルであり、バー5はビデオ表示ユニット
に対する白レベルであり、バー1〜4でそれらの値の間
のグレースケールにおける階段的遷移を表わしている。
【0093】本例において6本のバーを選んだのは単に
図解の目的のためであり、従来のテスト信号においては
他の数のバーも使えることを当業者は理解するであろ
う。
【0094】更に、このグレースケールに加えて、色情
報を含んでもよい。例えば、黒、青、赤、マゼンタ、
緑、シアン、黄、及び白の色を表示するのに8本のバー
0〜7を使ってもよい。
【0095】しかし、多くの応用において、カラーバラ
ンスが正確でないと色合いに目立った変化が起きやすい
のでビデオ表示ユニットの色バランスを設定するために
単色テストパターンが充分でなければならない。
【0096】しかし、図6に示された例に見られるよう
な従来のテスト信号は単一ビデオ表示ユニットを設定す
るために設計されている。もしそのような信号がビデオ
・ウォールの各ユニットに個別に印加されると、結果は
図8に示すとおりになる。
【0097】従って、水平境界HB1,HB2及びHB
3を横切って可変パラメータの整合が達成できる。しか
し、これらの境界を横切る連続性がないので縦方向境界
VB1,VB2及びVB3を横切って可変表示パラメー
タがテストされることはできない。本発明は、これらの
問題を克服することを探索するものである。
【0098】図9は、本発明に従うテスト信号に対応す
るテスト画像の第1の例を表わしている。このビデオテ
スト信号の例は、上方水平縁UHE、その上方水平縁に
平行の下方水平縁LHE及び(それらの)水平縁に垂直
の左手垂直縁LVEと右手垂直縁を持つ実質的矩形画像
を規定する。
【0099】図9に示したビデオテスト画像は画像の各
コーナーからその中心に向けて延びる異なった輝度値を
持つ一連の領域A0〜A5を含む。第1領域A0は各隣
接コーナーで規定される。
【0100】一連の境界領域A1〜A5は、画像Cの中
央に向かって延びている。第1境界領域A1は第1領域
A0に隣接しそれを囲み、残りの境界領域(A2−A
5)はそれぞれ他の境界領域(A1−A4)に隣接し、
それらを囲んでいる。
【0101】図9に図示されているように、第1領域A
0は実質的に矩形であり境界領域(A1−A5)はL字
型である。領域A0〜A5はテスト画像の各縁に沿っ
て、それぞれの表示特性を持つ一連のテスト領域を含む
テストパターンを定義する。
【0102】それぞれの領域における異なった濃淡は異
なった表示特性(この場合光度)を示している。この例
に使われた特定のテストパターンは、画像の各縁に沿っ
て、一連のテスト領域(A)、1順序(A0−A5)に
おける第1回及び反対順序(A5−A0)における第2
回を繰り返す。
【0103】この例において、左手及び右手垂直縁LV
E及びRVEの間に並列に、かつ集中して配置された垂
直軸VAの回りに対称である。
【0104】それは、上方及び下方水平縁UHE及びL
HEの間に並列に集中配置された水平軸のまわりにも対
称である。
【0105】このように、一連のバーと云うよりもむし
ろ、図9の好ましいテスト信号に対応する画像が、その
ビデオ画像のコーナーの各々から放射状に広がる一連の
領域を表わす。
【0106】領域A0,A1,A2,A3,A4及びA
5は、それぞれ、0%,20%,40%,60%,80
%及び100%レベルにある輝度値を持つ領域を表わし
ている。他の数の領域も使うことができる。また、その
領域は付加的又は代替的にカラースケールを準備するこ
ともできる。
【0107】例えば、8つの領域A0,A1,A2,A
3,A4,A5,A6及びA7を使えば、ルミナンス及
び黒、青、赤、マゼンタ、緑、シアン、黄及び白を規定
するそれぞれの領域を持つカラースケールを準備するこ
とができる。しかし、図6のテスト信号に比べて、図9
のビデオテスト信号は画像の各縁に沿って複数の表示特
性をテストすることができるようにする。
【0108】図10は、図9のテスト信号を4×4ビデ
オ・ウォールにおける各ビデオ表示ユニットに適用する
ことを表わしている。
【0109】隣接ビデオ表示ユニットの表示パラメータ
の調整の良い対照は、それらの隣接ユニット上の類似の
テスト領域を配置することにより水平方向及び垂直方向
の両方において容易になすことができる。
【0110】特に、各個別画像の4つの角全部に同じ色
又はグレースケール(輝度)値が配置されているので、
各コーナーで合う4つのビデオ表示ユニットの設定が容
易に比較されることに注意されたい。
【0111】垂直方向及び水平方向に隣接表示ユニット
の色、輝度及びコントラスト設定ができるようにする
(上述のとおり、正しい色バランスをテストするために
単色テスト信号が使える)とともに、図9のビデオテス
ト信号は、隣接ビデオ表示ユニットの幾何学的パラメー
タの比較及び配列を容易にする。
【0112】隣接ビデオ表示ユニットの幾何学的配列に
小さな相違があっても、テスト信号パターンの隣接テス
ト領域の間のミスマッチから明らかであろう。
【0113】図11は、本発明に従うビデオテスト信号
に対するテスト画像の第3の例の白黒表現であり、矩形
領域A0と各角部から放射状に延びる1組のL型領域よ
りもむしろ、そのテスト画像はその画像の各コーナーの
円CA0の1/4によって形成された第1領域、及びそ
の画像の中心C及び中心領域CA5に向けて放射状に延
びた一連のアーク形領域CA1−CA4を含む。
【0114】図9の例について云えば、(それらの)領
域の濃淡は異なった表示特性(カラー及び/又は輝度
値)を表わす。実質的に直線で囲まれたグリッドRG
は、隣接ビデオ表示ユニットの相互幾何学的配列を助け
るための円形テストパターン上に重畳できる。
【0115】4つのビデオ表示ユニットがそれぞれの角
部で合うとき、隣接ユニットの4つの1/4円は完全な
円を形成するように接がれるべきである。このビデオ表
示ユニットの間の境界を横切る円形パターンを作ること
がそれらのユニットの幾何学的配列をテストする良き手
助けとなる。
【0116】人間の目は円形姿態の歪に対してそれが小
さくても非常に敏感に感じる。前記各角部で同じ色及び
/又は輝度を持つ画像の角部に円形パターン及び重畳格
子を使うことによって、そのユニットの幾何学的配列の
特定の有効テストを行うことができる。
【0117】それぞれの色領域の異なった色及び/又は
輝度パラメータは、ユニットの色度配列の良好なテスト
を提供する。
【0118】図12及び13は、本発明のビデオテスト
信号から導かれたテスト画像の他の2つの例を示す。前
述の図におけるように、それぞれの領域の異なった濃淡
は異なった表示パラメータ(色及び/又は輝度値)を表
わす。
【0119】図12のテスト画像は、各水平縁部の近く
に、第1の整合テストパターンを、各垂直縁部の近く
に、第2の整合テストパターンを提供し、図13のテス
ト画像も同様である。
【0120】図12及び13に示されたテスト画像パタ
ーンの例は、ビデオ表示ユニットの配列上に表示された
とき、ダイヤモンド形の全体パターンを提供する。
【0121】再度、ビデオ表示ユニットの各縁部に沿っ
たテストパターンは、その画像の各角部における同じ表
示パラメータ(色及び/又は輝度)を使って、隣接ビデ
オ表示ユニットの隣接縁上に相対物(counterpart)パタ
ーンで並べるべきである。
【0122】好ましくは、このテスト信号パターンはイ
ンタレースされたビデオの主として2つのフィールドか
ら成るビデオフレームを規定する。それは、一般目的ビ
デオ信号発生器又は専用発生器によって電子的に発生す
ることができる。
【0123】この発生器は、例えば、ビデオテスト信号
を出力するための適正なアドレス指定手段を有する固体
蓄積装置にすることができる。このビデオテスト信号は
ビデオカメラ、スキャンナー等によってテストカードか
らも捕らえることができる。
【0124】発生されたビデオテスト信号は、表示のた
めに直接適用することもできれば、後で使うために従来
のビデオテープレコーダ又は他の適正な蓄積手段に蓄積
することもできる。
【0125】このように、テスト信号は適正な記録媒体
上に電気信号、磁気信号又は光学的信号として蓄積で
き、テスト画像を発生するための電気信号として再生す
ることができる。
【0126】特に、このテスト信号パターンは各ビデオ
表示ユニットの制御回路26に内部的に蓄積されること
ができ、テストモードにおいて表示ユニットのスクリー
ン上に出力することができる。
【0127】ビデオ表示ユニットのテストモードにおけ
るこの場合、その個々のビデオ表示ユニットが内部的に
発生されたテスト信号を使うように配列されているが、
制御回路24はテスト画像の表示を同期させるための同
期信号を発生するために使われる。
【0128】この技術分野で良く知られているように、
この目的のために好適なビデオ画像メモリ及び制御回路
を準備することができる。
【0129】その代わりに、ビデオ・ウォールの個々の
ビデオ表示ユニット上に表示のための図2及び3に図示
された制御電子装置24,26を介してビデオテスト信
号を印加することができる。この場合、そのビデオ・ウ
ォール・システムの全体の動作をテストすることが可能
である。
【0130】そのビデオ・ウォールの個々のビデオ表示
ユニットをテストする方法は次のステップを含む、即
ち、そのビデオ・ウォールのビデオ表示ユニットの各々
上に本発明に従うビデオテスト信号を表示すること;ビ
デオ・ウォール全体にわたって表示の望ましい一様性が
達成されるまで個々の表示ユニットの表示パラメータを
調整すること。
【0131】上述の例において、テスト信号がビデオ表
示ユニットの多くの表示パラメータをテストするパター
ンを表わしているが、このテスト信号パターンは各ビデ
オ表示ユニットの選択された表示パラメータをテストす
ることのみに選んでもよい。
【0132】従って、例えば、図14は簡略化されたテ
ストパターンを示し、ビデオ表示ユニットの色度及び幾
何学的配列をテストするための2つの異なった輝度値を
備えた領域を含むだけである。
【0133】そのようなユニットの配列におけるビデオ
表示ユニットをテストする上述の方法においては、個々
のテスト信号はテスト画像を発生するために各ビデオ表
示ユニットに印加される。
【0134】しかし、それに代えて、制御回路24に複
合テスト信号を適用することもできる。この複合テスト
信号は分割されてそれらのユニットの配列におけるそれ
ぞれのビデオ表示ユニットに適用するための複数のテス
ト信号を発生する。
【0135】図15は、複合テスト信号から発生される
ことができるそのような複合テスト画像を示す。そこ
で、図5に示す手法を使って、この複合テスト信号は制
御回路24によって分割されて、図15の垂直一点鎖線
VSと水平一点鎖線HSによって表わされたようなサブ
画像にされ、そのようなユニットの配列におけるユニッ
トのスクリーン上に表示するため制御回路26に印加さ
れる。
【0136】この複合テスト信号は、図15に図示した
ような複合画像の発生に限られるものではなく、上述の
テスト画像のいずれの発生にも適用でき、事実、本発明
に従う必要な特性を有するどんなテスト信号の発生にも
適用できる。
【0137】個々のテスト信号について云えるように、
この複合テスト信号は一般目的信号発生器、又は専用発
生器によって電気的に発生することができ、制御回路2
4に対するビデオ入力VIとして直接に印加するか、中
間ビデオ蓄積手段から供給することもできる。それに代
えて、この複合ビデオ信号は制御回路24に対して内部
的に発生することもできる。
【0138】複合テスト信号を使えば、個々の表示ユニ
ットをテストするだけでなく、制御回路24もテストで
きる。
【0139】上述の実施例においては、静的テスト信号
がこのビデオ表示ユニットに適用される。しかし、この
ビデオ表示ユニットに適用されたテスト信号は不連続間
隔で変えるように並べることができるので、テスト領域
の各々に表示された表示パラメータは変えることができ
る。
【0140】このように、例えば、夫々のテスト領域に
グレースケールが表示されている場合は、どの特定の領
域に表示されたグレースケール値も白から黒へ又はその
逆の周期で並べられ、又はランダムな順序で並べること
ができる。
【0141】1つのビデオ表示ユニットに与えられた変
化はその配列の他のビデオ表示ユニットに同時に印加さ
れる。従って、表示ユニットの全縁部上の異なった色度
値を比較すること、及びビデオ表示ユニットのダイナミ
ック(動)特性をテストすることも可能である。
【0142】そのようなダイナミックテスト動作は複合
テスト信号を使って行うのが好ましく、この信号は個々
のビデオ表示ユニットに印加される前に分割されるので
変化のタイミングは同期される。
【0143】この変化するテスト信号は、どんな適正な
方法で与えられてもよく、例えば、ビデオテープの上に
一連のテスト信号を記録し、制御回路24の入力VIの
所でそのビデオテープの再生をすることによって与えら
れる。
【0144】本発明の特定の実施例について説明してき
たが、本発明の精神及び範囲を逸脱しない範囲で多くの
付加及び/又は改変が可能である。
【0145】例えば、上述の例において、テスト領域の
パターンは水平及び垂直軸のまわりに対称であるが、こ
のことは必ずしも必要ではない。
【0146】しかし、このビデオテスト信号はテスト画
像を発生すべきであり、その画像は第1ビデオ表示ユニ
ット及びそのようなユニットの配列におけるその第1ビ
デオ表示ユニットを囲む(複数の)ビデオ表示ユニット
に表示されたとき、周囲のビデオ表示ユニットの隣接縁
部に沿ったテスト領域のパターンに並べられた第1ビデ
オ表示ユニットの縁に沿った1パターンのテスト領域を
有する。
【0147】もし同じ表示パラメータ(色及び/又は輝
度)が各画像の各コーナーに表示されれば、これは、4
つの隣接ビデオ表示ユニットの色度パラメータを調整す
る特に効果的な方法を提供する。何故ならば、同じ色度
値がこれらのユニットの各々について表示されるべきだ
からである。
【0148】上述の例においてテスト領域の間の階段的
遷移が与えられるが、そのビデオテスト信号は表示パラ
メータにおける鋸歯状又はスライディング変化を発生す
るように配列することができる。
【0149】しかしそのような場合には、ビデオ表示ユ
ニットの幾何学的配列を助けるために基本的テストパタ
ーン上に格子が表示されるのが好ましい。実際のとこ
ろ、図12の例に対して直線的格子の重畳が示されてい
るだけであるが、そのような格子は本発明の他のどんな
例にも含めることができる。
【0150】上述の例においては、隣接表示領域の輝度
は白から黒に順次増していくので、各画像の角部には黒
が表示される(図13は例外)が、必ずしもこうしなく
てもよい。
【0151】表示パラメータ(色及び/又は輝度)は、
そのビデオ表示ユニットの縁部に沿ってどんな順序でで
も準備できる。特に、そのテスト画像の角部に黒又は白
が表示される必要はない。
【0152】そこには、どんな色及び/又は輝度値も表
示されることができる。しかし、上述のとおり、テスト
画像の各角部には同じ色を表示されるべきである。
【0153】本発明は、上述の特定の画像に制限される
ものではないことを理解できるであろう。例えば、図1
1に示したような円形テスト領域の代わりに楕円形テス
ト領域も発生できる。
【0154】図12及び13に示された例において、図
示した特定の形と云うよりもむしろ、それらのダイヤモ
ンド領域の各角部において90゜で対応する(複数の)
ダイヤモンド領域が採用される。事実、この特定の例に
対する他の多くの改変及び/又は代替が考えられる。
【0155】本発明は標準テレビジョンフォーマットで
テスト画像を作るためのビデオテスト信号を図示してい
るが、そのようなテスト領域は高品位テレビジョンの割
合に合わせて準備することもでき、また、テストすべき
特定のビデオ表示ユニットに要求される他のどんな割合
ででも準備することができる。
【0156】本発明は、インタレース・テレビジョン画
像の表示に限らず、他のラスター走査応用、例えばコン
ピュータで発生する画像に対しても、インタレースされ
ていてもいなくても同等に応用することができる。
【0157】本発明のビデオテスト信号は、ビデオ・ウ
ォール等のビデオ表示ユニットの配列における個々のビ
デオ表示ユニットを設定するために特に設計されている
が、それはビデオ表示ユニットが近接していると見られ
る状況、例えばテレビジョン・スタジオ制御ルームにお
いてビデオ表示ユニットを設定するためにも使えること
を理解できるであろう。
【0158】事実、本発明によるビデオテスト信号は単
一ビデオ表示ユニットを設定するために使うことができ
る。
【0159】本発明は、CRTによるもの、表示パネル
によるもの、他のどんなビデオ表示技術であろうとも、
どんなビデオ技術におけるビデオ表示ユニットのテスト
にも応用できることを理解されたい。
【0160】
【発明の効果】本発明の装置及びビデオテスト信号を使
えば、複数のビデオ表示装置を上下左右に並べたビデオ
・ウォール(映像の壁)において、個々の表示装置を調
整する作業を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CRTビデオ表示ユニットの配列を含む従来の
ビデオ表示装置の前面図である。
【図2】ビデオ制御構造をブロック形式で図解した図1
の装置の側面図である。
【図3】図2のビデオ制御構造を詳しく図解したブロッ
ク図である。
【図4】投射型ビデオ表示装置の配列を含む従来のビデ
オ表示装置の例の正面図である。
【図5】複数の個々のビデオ表示ユニットを含むビデオ
・ウォール上に画像の表示を行なったところを示す線図
である。
【図6】従来のテスト画像の表現を示す。
【図7】図6のテスト画像の夫々のバーの輝度値を示
す。
【図8】ビデオ・ウォールにおける複数のビデオ表示ユ
ニット上に図6に図解したようなテスト画像を表示した
ところを示す。
【図9】本発明に従ったビデオテスト信号から導かれた
テスト画像の第1の例を白黒で表現したものである。
【図10】ビデオ・ウォールの複数のビデオ表示ユニッ
ト上に図9のテスト画像の表示を行ったところを示す。
【図11】本発明に従ってビデオテスト信号から導いた
テスト画像の第2の例の白黒表現を示す。
【図12】本発明に従ってビデオテスト信号から導いた
テスト画像の第3の例を白黒表現で示す。
【図13】本発明に従ってビデオテスト信号から導いた
テスト画像の第4の例を白黒表現で示す。
【図14】本発明に従うビデオテスト信号に対する簡単
化されたテスト画像の例を示す。
【図15】複合ビデオ信号から導かれた複合テスト画像
の白黒表現である。
【符号の説明】
12(0,0)−12(3,3) アクチブ・スクリー
ン領域 16 水平ライン 18 垂直ライン 20 台座

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオ装置をテストするためのビデオテ
    スト信号であって、該ビデオテスト信号が実質的に矩形
    テスト画像を規定し、該実質的に矩形テスト画像が、第
    1及び第2縁部に沿って複数のそれぞれの位置の各々に
    おける複数の表示特性をテストするための前記画像の第
    1及び第2の反対縁部に沿って規定された第1テストパ
    ターンを含み、第3及び第4縁部に沿って複数のそれぞ
    れの位置の各々における複数の表示特性をテストするた
    めの前記画像の第3及び第4の反対縁部に沿って規定さ
    れた第2テストパターンを含むビデオテスト信号。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のビデオテスト信号にお
    いて、前記テスト画像が、各角部に隣接して、同じ色及
    び/又は輝度値を有するテスト領域を含むビデオテスト
    信号。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のビデオテスト信号にお
    いて、前記第1テストパターンがそれぞれの表示特性を
    備えたテスト領域の第1シーケンスを含み、前記第2テ
    ストパターンがそれぞれの表示特性を有するテスト領域
    の第2シーケンスを含む、ビデオテスト信号。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のビデオテスト信号にお
    いて、前記第1テストパターンが2度繰返しテスト領域
    を持つ第1シーケンスであって第1回目が或る順序で、
    第2回目が反対順序で並べられており、前記第2テスト
    パターンが第2テストシーケンスを2度繰返したもので
    第1回目は或る順序で、第2回目は反対順序で並べられ
    た、ビデオテスト信号。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のビデオテスト信号にお
    いて、少なくとも前記テスト画像の前記縁部の領域にお
    いて、前記テスト画像が前記テスト画像のそれぞれの対
    の側に実質的に平行な第1及び第2縦方向画像軸のまわ
    りに対称である、ビデオテスト信号。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載のビデオテスト信号にお
    いて、各シーケンスのテスト領域が前記テスト画像に沿
    って前記テスト画像の各角部から延びる異なった輝度及
    び/又は色値の予め定められたシーケンスのブロックを
    含む、ビデオテスト信号。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のビデオテスト信号にお
    いて、各ブロックが、前記テストパターンが前記テスト
    画像の角部の間に延びる対角線にそろえられている前記
    テスト画像の前記縁部に実質的に垂直な方向に延びてい
    る、ビデオテスト信号。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のビデオテスト信号にお
    いて、前記テスト画像が、各角部からその中心に向けて
    延びる一連の境界領域と前記角部に隣接する第1領域を
    含む異なった輝度及び/又は色値でなる1組の領域を含
    み、その第1の領域が前記第1領域に隣接し、それを部
    分的に囲み、残りの領域が前記他のそれぞれの境界領域
    に隣接しそれを部分的に囲んでなる、ビデオテスト信
    号。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のビデオテスト信号にお
    いて、第1領域が実質的に矩形であり、前記境界領域が
    L形である、ビデオテスト信号。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載のビデオテスト信号に
    おいて、前記第1領域が4分の1円又は楕円で形成さ
    れ、前記境界領域が弓(アーク)形である、ビデオテス
    ト信号。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載のビデオテスト信号に
    おいて、前記第1及び第2テストパターンが複数の対角
    線テスト領域で規定されている、ビデオテスト信号。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載のビデオテスト信号に
    おいて、前記実質的に矩形の画像が実質的に直線的格子
    パターンを含む、ビデオテスト信号。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載のビデオテスト信号で
    あって、ビデオフレームに対応する、ビデオテスト信
    号。
  14. 【請求項14】 ビデオ表示ユニットの配列をテストす
    るための複合ビデオテスト信号であって、該複合テスト
    信号が請求項1によるビデオテスト信号によって規定さ
    れた前記テスト画像に対応するテスト画像の配列を含む
    複合テスト画像を規定する、複合ビデオテスト信号。
  15. 【請求項15】 複数のビデオ表示ユニットと、テスト
    画像を規定するための請求項1によるビデオテスト信号
    を発生するためのテスト信号発生手段と、前記複数のビ
    デオ表示ユニットの各々によって前記テスト画像を表示
    するための手段と、ビデオ表示ユニットの表示パラメー
    タを調整するための手段を含むビデオシステム。
  16. 【請求項16】 前記ビデオ表示ユニットの各々によっ
    て前記テスト画像の表示のための、請求項1によるビデ
    オテスト信号を分配するためのビデオ制御手段を含む請
    求項15に記載のビデオシステム。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載のビデオシステムに
    おいて、前記テスト信号発生手段が各ビデオ表示ユニッ
    トに統合されていて、前記ビデオシステムが、各ビデオ
    表示ユニットによって前記テスト画像の前記表示に同期
    するように、各ビデオ表示ユニットに同期信号を供給す
    るビデオ制御手段を含む、ビデオシステム。
  18. 【請求項18】 複数のビデオ表示ユニットと、複合画
    像を規定するための、請求項14による複合ビデオテス
    ト信号を発生するための複合テスト信号発生手段と、前
    記複合テスト信号を構成するテスト信号であって、その
    各々が請求項1によるビデオテスト信号によって規定さ
    れたテスト画像に対応するテスト画像を規定する構成テ
    スト信号に分割し、それらの構成テスト信号を前記テス
    ト画像の表示のための夫々のビデオ表示ユニットに印加
    するための手段と、前記ビデオ表示ユニットの表示パラ
    メータを調整するための手段とを含むビデオシステム。
  19. 【請求項19】 前記ビデオ表示ユニットの各々に請求
    項1によるビデオテスト信号から導かれたテスト画像を
    表示すること、及び前記ビデオ表示ユニットが整合され
    るまで前記個々のビデオ表示ユニットの表示パラメータ
    を調節することを含む複数のビデオ表示ユニットを設定
    する方法。
  20. 【請求項20】 前記ビデオ表示ユニットの各々に請求
    項14による複合ビデオテスト信号から導かれたテスト
    画像を表示すること、及び前記ビデオ表示ユニットの表
    示特性の整合がとれるまで前記個々のビデオ表示ユニッ
    トの表示パラメータを調整すること、を含む複数のビデ
    オ表示ユニットを設定する方法。
  21. 【請求項21】 異なった表示パラメータを有するテス
    ト画像を直列に印加することを含む請求項19による方
    法。
JP6040104A 1993-03-10 1994-03-10 ビデオ装置のテスト方法、装置及びビデオテスト信号 Pending JPH077749A (ja)

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