JPH0777177A - 容量可変スクロール型圧縮機 - Google Patents
容量可変スクロール型圧縮機Info
- Publication number
- JPH0777177A JPH0777177A JP22160793A JP22160793A JPH0777177A JP H0777177 A JPH0777177 A JP H0777177A JP 22160793 A JP22160793 A JP 22160793A JP 22160793 A JP22160793 A JP 22160793A JP H0777177 A JPH0777177 A JP H0777177A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- plate body
- bolt
- scroll member
- fixed scroll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ボルトにより固定スクロール部材を確実に固
定することができ、しかもボルトの締め付けによって固
定スクロール部材の第1の板体が変形することがないス
クロール型圧縮機を提供すること。 【構成】 ケーシング1と、第1の板体30、及び第1
の板体30の一面に形成された第1のうず巻体31を有
し、ケーシング1内に固定された固定スクロール部材3
と、固定スクロール部材3をケーシング1に固定するボ
ルト4とを含む容量可変スクロール型圧縮機において、
ケーシング1の軸方向一端内面に第1の板体30を支持
する支持体27が設けられ、支持体27にボルト4が挿
通され、ケーシング1の内周壁に形成された段部14と
第1の板体30の他面の外周縁部とが非接触の状態にあ
ることを特徴とする。
定することができ、しかもボルトの締め付けによって固
定スクロール部材の第1の板体が変形することがないス
クロール型圧縮機を提供すること。 【構成】 ケーシング1と、第1の板体30、及び第1
の板体30の一面に形成された第1のうず巻体31を有
し、ケーシング1内に固定された固定スクロール部材3
と、固定スクロール部材3をケーシング1に固定するボ
ルト4とを含む容量可変スクロール型圧縮機において、
ケーシング1の軸方向一端内面に第1の板体30を支持
する支持体27が設けられ、支持体27にボルト4が挿
通され、ケーシング1の内周壁に形成された段部14と
第1の板体30の他面の外周縁部とが非接触の状態にあ
ることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用空調装置等に
用いられる容量可変スクロール型圧縮機に関し、特に、
ケーシングと固定スクロール部材との接合部分に特徴を
有する容量可変スクロール型圧縮機に関する。
用いられる容量可変スクロール型圧縮機に関し、特に、
ケーシングと固定スクロール部材との接合部分に特徴を
有する容量可変スクロール型圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の容量可変スクロール型圧縮
機の要部の縦断面図である。
機の要部の縦断面図である。
【0003】図5を参照して、従来の容量可変スクロー
ル型圧縮機は、ケーシング1と、第1の板体30、及び
第1の板体30の一面に形成された第1のうず巻体31
を有し、ケーシング1内に固定された固定スクロール部
材3と、固定スクロール部材3をケーシング1に固定す
るボルト4とを含んでいる。
ル型圧縮機は、ケーシング1と、第1の板体30、及び
第1の板体30の一面に形成された第1のうず巻体31
を有し、ケーシング1内に固定された固定スクロール部
材3と、固定スクロール部材3をケーシング1に固定す
るボルト4とを含んでいる。
【0004】そして、従来の容量可変スクロール型圧縮
機の場合、ケーシング1の軸方向一端近傍の内周壁に段
部14が形成され、また、ケーシング1の軸方向一端内
面に隔壁15及びボルト挿通部17が形成され、これら
隔壁15とボルト挿通部17とで支持体27が構成され
ている。そして、これら段部14と支持体27とで固定
スクロール部材3の第1の板体30を軸方向で受け止め
るように成っている。また、ボルト4は、ケーシング1
のボルト挿通部17を挿通して、その先端部が、第1の
板体30と螺合するように成っている。
機の場合、ケーシング1の軸方向一端近傍の内周壁に段
部14が形成され、また、ケーシング1の軸方向一端内
面に隔壁15及びボルト挿通部17が形成され、これら
隔壁15とボルト挿通部17とで支持体27が構成され
ている。そして、これら段部14と支持体27とで固定
スクロール部材3の第1の板体30を軸方向で受け止め
るように成っている。また、ボルト4は、ケーシング1
のボルト挿通部17を挿通して、その先端部が、第1の
板体30と螺合するように成っている。
【0005】従って、従来の容量可変スクロール型圧縮
機の場合、ボルト4を締め付けることによって、固定ス
クロール部材3をケーシング1の軸方向一端の方へ引き
寄せ、固定スクロール部材3の第1の板体30をケーシ
ング1の内周壁に形成した段部14、隔壁15の端面、
及びボルト挿通部17の端面に接触させ、固定スクロー
ル部材3を固定するように成っている。
機の場合、ボルト4を締め付けることによって、固定ス
クロール部材3をケーシング1の軸方向一端の方へ引き
寄せ、固定スクロール部材3の第1の板体30をケーシ
ング1の内周壁に形成した段部14、隔壁15の端面、
及びボルト挿通部17の端面に接触させ、固定スクロー
ル部材3を固定するように成っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成であると、第1の板体30とケーシング1の支
持体27とを互いに当接させ、ボルト4を締め付ける
と、ボルト4から離れたケーシング内周壁の段部14の
加工精度、即ち平行度等の影響を受け、固定スクロール
部材3の第1のうず巻体31の平行度及び垂直度が悪く
なり、また、容量可変スクロール型圧縮機の性能・耐久
性が著しく低下する問題が生じていた。更に、隔壁1
5、ボルト挿通部17で形成された中間圧力室18の軸
方向のシール性が損なわれ、容量可変の機能低下をもた
らした。
うな構成であると、第1の板体30とケーシング1の支
持体27とを互いに当接させ、ボルト4を締め付ける
と、ボルト4から離れたケーシング内周壁の段部14の
加工精度、即ち平行度等の影響を受け、固定スクロール
部材3の第1のうず巻体31の平行度及び垂直度が悪く
なり、また、容量可変スクロール型圧縮機の性能・耐久
性が著しく低下する問題が生じていた。更に、隔壁1
5、ボルト挿通部17で形成された中間圧力室18の軸
方向のシール性が損なわれ、容量可変の機能低下をもた
らした。
【0007】それ故に、本発明の課題は、ボルトにより
固定スクロール部材を確実に固定することができ、しか
もボルトの締め付けによって固定スクロール部材の第1
の板体が変形することがなく、中間圧力室のシール性が
充分保たれる容量可変スクロール型圧縮機を提供するこ
とにある。
固定スクロール部材を確実に固定することができ、しか
もボルトの締め付けによって固定スクロール部材の第1
の板体が変形することがなく、中間圧力室のシール性が
充分保たれる容量可変スクロール型圧縮機を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ケーシ
ングと、第1の板体、及び該第1の板体の一面に形成さ
れた第1のうず巻体を有し、上記ケーシング内に固定さ
れた固定スクロール部材と、該固定スクロール部材を上
記ケーシングに固定するボルトとを含む容量可変スクロ
ール型圧縮機において、上記ケーシングの軸方向一端内
面に上記第1の板体を支持する支持体が設けられ、該支
持体に上記ボルトが挿通され、上記ケーシングの内周壁
に形成された段部と上記第1の板体の他面の外周縁部と
が非接触の状態にあることを特徴とする容量可変スクロ
ール型圧縮機が得られる。
ングと、第1の板体、及び該第1の板体の一面に形成さ
れた第1のうず巻体を有し、上記ケーシング内に固定さ
れた固定スクロール部材と、該固定スクロール部材を上
記ケーシングに固定するボルトとを含む容量可変スクロ
ール型圧縮機において、上記ケーシングの軸方向一端内
面に上記第1の板体を支持する支持体が設けられ、該支
持体に上記ボルトが挿通され、上記ケーシングの内周壁
に形成された段部と上記第1の板体の他面の外周縁部と
が非接触の状態にあることを特徴とする容量可変スクロ
ール型圧縮機が得られる。
【0009】
【作用】本発明の容量可変スクロール型圧縮機の場合、
支持体で固定スクロール部材の第1の板体を軸方向で受
け止めるように成っており、そして、ケーシング内周壁
に形成された段部は、第1の板体の他面に当接しないよ
うに成っている。従って、従来の場合、第1の板体の部
分の内でケーシングの段部に当接する部分が支点とな
り、第1の板体のボルト挿通部が作用点となって、第1
の板体が変形したが、本発明の場合、第1の板体は、支
持体で受け止められ、更に支持体はボルトの近傍に配置
されているため、ボルトを強く締め付けても、第1の板
体の変形は押さえられる。また、支持体と第1の板体と
の接触面での面圧も高められ、安定した中間圧力室のシ
ール性が得られる。
支持体で固定スクロール部材の第1の板体を軸方向で受
け止めるように成っており、そして、ケーシング内周壁
に形成された段部は、第1の板体の他面に当接しないよ
うに成っている。従って、従来の場合、第1の板体の部
分の内でケーシングの段部に当接する部分が支点とな
り、第1の板体のボルト挿通部が作用点となって、第1
の板体が変形したが、本発明の場合、第1の板体は、支
持体で受け止められ、更に支持体はボルトの近傍に配置
されているため、ボルトを強く締め付けても、第1の板
体の変形は押さえられる。また、支持体と第1の板体と
の接触面での面圧も高められ、安定した中間圧力室のシ
ール性が得られる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るスクロール型
圧縮機の縦断面図、図2は図1のA−A線での断面図、
図3は図1に示す固定スクロール部材の背面図、図4は
図3のB−B線での拡大断面図である。
圧縮機の縦断面図、図2は図1のA−A線での断面図、
図3は図1に示す固定スクロール部材の背面図、図4は
図3のB−B線での拡大断面図である。
【0011】図1乃至図4を参照して、この容量可変ス
クロール型圧縮機は、ケーシング1と、固定スクロール
部材3と、ボルト4と、主軸5と、可動スクロール部材
6とを有している。
クロール型圧縮機は、ケーシング1と、固定スクロール
部材3と、ボルト4と、主軸5と、可動スクロール部材
6とを有している。
【0012】ケーシング1は、略カップ状のケーシング
本体10と、このケーシング本体10の開放端を閉塞す
る略漏斗状のフロントハウジング11とから成る。この
フロントハウジング11に、主軸5が挿通され、主軸5
は、ラジアルボールベアリング12,13を介してフロ
ントハウジング11に回動自在に支持されている。ケー
シング本体10の軸方向一端近傍の内周壁には、段部1
4が形成されている。尚、この明細書において、軸方向
とは、主軸5の軸方向を言うものとする。
本体10と、このケーシング本体10の開放端を閉塞す
る略漏斗状のフロントハウジング11とから成る。この
フロントハウジング11に、主軸5が挿通され、主軸5
は、ラジアルボールベアリング12,13を介してフロ
ントハウジング11に回動自在に支持されている。ケー
シング本体10の軸方向一端近傍の内周壁には、段部1
4が形成されている。尚、この明細書において、軸方向
とは、主軸5の軸方向を言うものとする。
【0013】固定スクロール部材3は、第1の板体30
と、この第1の板体30の一面に形成された第1のうず
巻体31とから成る。第1の板体30の中央部には、吐
出口32が穿設されている。吐出口32の外側には、バ
イパス孔33が穿設されている。また、第1の板体30
には、ボルト4と螺合する雌ネジ34が形成されてい
る。
と、この第1の板体30の一面に形成された第1のうず
巻体31とから成る。第1の板体30の中央部には、吐
出口32が穿設されている。吐出口32の外側には、バ
イパス孔33が穿設されている。また、第1の板体30
には、ボルト4と螺合する雌ネジ34が形成されてい
る。
【0014】可動スクロール部材6は、第2の板体60
と、この第2の板体60の一面に形成された第2のうず
巻体61とから成る。可動スクロール部材6は、両うず
巻体31,61が互いに噛み合うように固定スクロール
部材3に組み合わされている。この噛み合いにより両う
ず巻体31,61の間に流体ポケット62が構成されて
いる。第2の板体60の他面には、ボス部63が形成さ
れている。ボス部63内には、ニードルベアリング64
を介在させてブッシュ65が回転自在に配置され、この
ブッシュ65の偏心孔66には、主軸5に偏心させて取
り付けられたクランクピン67が挿入されている。これ
により、可動スクロール部材6が主軸5に連結されてい
る。
と、この第2の板体60の一面に形成された第2のうず
巻体61とから成る。可動スクロール部材6は、両うず
巻体31,61が互いに噛み合うように固定スクロール
部材3に組み合わされている。この噛み合いにより両う
ず巻体31,61の間に流体ポケット62が構成されて
いる。第2の板体60の他面には、ボス部63が形成さ
れている。ボス部63内には、ニードルベアリング64
を介在させてブッシュ65が回転自在に配置され、この
ブッシュ65の偏心孔66には、主軸5に偏心させて取
り付けられたクランクピン67が挿入されている。これ
により、可動スクロール部材6が主軸5に連結されてい
る。
【0015】ケーシング本体10の軸方向一端の内壁に
は、隔壁15、シリンダ室16、及びボルト挿通部17
が設けられている。これらは連設され、一体と成ってお
り、また、これらの軸方向端面は、全て、軸方向と直交
する一平面上にある。隔壁15により中間圧力室18が
構成されている。中間圧室18は、第1の板体30に穿
設されたバイパス孔33に連通している。従って、中間
圧室18には、流体ポケット62内の圧縮途中のガスが
バイパス孔33を通じて供給され、この中間圧室18内
は、吸入圧と吐出圧の中間の圧力になる。シリンダ室1
6は、連通孔19により中間圧室18に連通している。
シリンダ室16内には、ベローズ弁20を内蔵したピス
トン21が摺動自在に挿入されている。このピストン2
1は、コイルスプリング22により、第1の板体30か
ら離れる方向に付勢されている。このコイルスプリング
22の一端部は、第1の板体30に形成されたスプリン
グ収納穴35内に嵌入している。このスプリング収納穴
35は、連通孔36を介して吸入室23に連通してい
る。従って、シリンダ室16は、スプリング収納穴35
及び連通孔36を介して吸入室23に連通している。ま
た、シリンダ室16は、連通路24,25を通じて吐出
室26に連通しており、ピストン21の背面には、吐出
圧に略等しい圧力が掛かる。このピストン21の背圧
は、ベローズ弁20が吸入圧に応じて開閉することによ
り調節され、この背圧に応じてピストン21は連通孔1
9を開閉し、連通孔19の開度に応じて流体ポケット6
2から吸入室23へのバイパス量が制御される。この結
果、吸入圧に応じた吐出容量の制御が自動的に行われる
ように成っている。
は、隔壁15、シリンダ室16、及びボルト挿通部17
が設けられている。これらは連設され、一体と成ってお
り、また、これらの軸方向端面は、全て、軸方向と直交
する一平面上にある。隔壁15により中間圧力室18が
構成されている。中間圧室18は、第1の板体30に穿
設されたバイパス孔33に連通している。従って、中間
圧室18には、流体ポケット62内の圧縮途中のガスが
バイパス孔33を通じて供給され、この中間圧室18内
は、吸入圧と吐出圧の中間の圧力になる。シリンダ室1
6は、連通孔19により中間圧室18に連通している。
シリンダ室16内には、ベローズ弁20を内蔵したピス
トン21が摺動自在に挿入されている。このピストン2
1は、コイルスプリング22により、第1の板体30か
ら離れる方向に付勢されている。このコイルスプリング
22の一端部は、第1の板体30に形成されたスプリン
グ収納穴35内に嵌入している。このスプリング収納穴
35は、連通孔36を介して吸入室23に連通してい
る。従って、シリンダ室16は、スプリング収納穴35
及び連通孔36を介して吸入室23に連通している。ま
た、シリンダ室16は、連通路24,25を通じて吐出
室26に連通しており、ピストン21の背面には、吐出
圧に略等しい圧力が掛かる。このピストン21の背圧
は、ベローズ弁20が吸入圧に応じて開閉することによ
り調節され、この背圧に応じてピストン21は連通孔1
9を開閉し、連通孔19の開度に応じて流体ポケット6
2から吸入室23へのバイパス量が制御される。この結
果、吸入圧に応じた吐出容量の制御が自動的に行われる
ように成っている。
【0016】ボルト挿通部17には、ボルト4が挿通さ
れている。このボルト4の先端部を第1の板体30に形
成された雌ネジ34に螺合することにより、固定スクロ
ール部材3は、隔壁15、シリンダ室16、及びボルト
挿通部17上に固定される。即ち、これら隔壁15、シ
リンダ室16、及びボルト挿通部17で、固定スクロー
ル部材3の第1の板体30を軸方向で支持する支持体2
7が構成されている。一方、固定スクロール部材3の第
1の板体30の他面(うず巻体31が設けられている面
の反対側面)の外周縁部が、ケーシング1の内周壁に形
成された段部14に当接しないようにする為に、第1の
板体30の他面の外周縁部には、リング状に切欠き37
が形成されている。このように、第1の板体30の他面
は、支持体27の軸方向端面にしか当接しないので、ボ
ルト4を強く締め付けても、これが変形するようなこと
は無い。
れている。このボルト4の先端部を第1の板体30に形
成された雌ネジ34に螺合することにより、固定スクロ
ール部材3は、隔壁15、シリンダ室16、及びボルト
挿通部17上に固定される。即ち、これら隔壁15、シ
リンダ室16、及びボルト挿通部17で、固定スクロー
ル部材3の第1の板体30を軸方向で支持する支持体2
7が構成されている。一方、固定スクロール部材3の第
1の板体30の他面(うず巻体31が設けられている面
の反対側面)の外周縁部が、ケーシング1の内周壁に形
成された段部14に当接しないようにする為に、第1の
板体30の他面の外周縁部には、リング状に切欠き37
が形成されている。このように、第1の板体30の他面
は、支持体27の軸方向端面にしか当接しないので、ボ
ルト4を強く締め付けても、これが変形するようなこと
は無い。
【0017】
【発明の効果】本発明の容量可変スクロール型圧縮機
は、固定スクロール部材をケーシングに固定するために
ボルトを強く締め付けても、固定スクロール部材の第1
の板体が変形することがない。従って、第1の板体の変
形による第1のうず巻体の平行度及び垂直度の低下を防
止することができ、更には支持体と第1の板体との接触
面圧を高められ、安定した中間圧力室のシール性が得ら
れる。この結果、容量可変スクロール型圧縮機の性能、
耐久性を100%発揮させることができる。
は、固定スクロール部材をケーシングに固定するために
ボルトを強く締め付けても、固定スクロール部材の第1
の板体が変形することがない。従って、第1の板体の変
形による第1のうず巻体の平行度及び垂直度の低下を防
止することができ、更には支持体と第1の板体との接触
面圧を高められ、安定した中間圧力室のシール性が得ら
れる。この結果、容量可変スクロール型圧縮機の性能、
耐久性を100%発揮させることができる。
【図1】図1は本発明の一実施例に係るスクロール型圧
縮機の縦断面図である。
縮機の縦断面図である。
【図2】図2は図1のA−A線での断面図である。
【図3】図3は図1に示す固定スクロール部材の背面図
である。
である。
【図4】図4は図3のB−B線での断面図である。
【図5】図5は従来のスクロール型圧縮機の要部の縦断
面図である。
面図である。
1 ケーシング 3 固定スクロール部材 4 ボルト 14 段部 27 支持体 30 第1の板体 31 第1のうず巻体
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
Claims (2)
- 【請求項1】 ケーシングと、第1の板体、及び該第1
の板体の一面に形成された第1のうず巻体を有し、上記
ケーシング内に固定された固定スクロール部材と、該固
定スクロール部材を上記ケーシングに固定するボルトと
を含む容量可変スクロール型圧縮機において、上記ケー
シングの軸方向一端内面に上記第1の板体を支持する支
持体が設けられ、該支持体に上記ボルトが挿通され、上
記ケーシングの内周壁に形成された段部と上記第1の板
体の他面の外周縁部とが非接触の状態にあることを特徴
とする容量可変スクロール型圧縮機。 - 【請求項2】 上記支持体が、上記ケーシングの軸方向
一端内面に形成された隔壁、シリンダ室、及びボルト挿
通部で構成されていることを特徴とする請求項1記載の
容量可変スクロール型圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22160793A JPH0777177A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 容量可変スクロール型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22160793A JPH0777177A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 容量可変スクロール型圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0777177A true JPH0777177A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=16769409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22160793A Pending JPH0777177A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 容量可変スクロール型圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0777177A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10578106B2 (en) | 2014-12-12 | 2020-03-03 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Compressor |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03145587A (ja) * | 1989-10-31 | 1991-06-20 | Sanden Corp | 容量可変型スクロール型圧縮機 |
-
1993
- 1993-09-07 JP JP22160793A patent/JPH0777177A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03145587A (ja) * | 1989-10-31 | 1991-06-20 | Sanden Corp | 容量可変型スクロール型圧縮機 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10578106B2 (en) | 2014-12-12 | 2020-03-03 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Compressor |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19961001 |