JPH0777061A - 構造部分を冷却するための方法並びに該方法を実施するための装置 - Google Patents

構造部分を冷却するための方法並びに該方法を実施するための装置

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JPH0777061A
JPH0777061A JP6198743A JP19874394A JPH0777061A JP H0777061 A JPH0777061 A JP H0777061A JP 6198743 A JP6198743 A JP 6198743A JP 19874394 A JP19874394 A JP 19874394A JP H0777061 A JPH0777061 A JP H0777061A
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cooling
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 構造部分を冷却するための方法において、第
1冷却区分(A)における衝突冷却作用を減少させるた
めに、冷却空気供給部(5)から到来する冷却空気流を
主流とバイパス流とに分流し、主流を直接、構造部分の
外壁(2)に沿って冷却空気通路(3)に案内し、バイ
パス流を外壁(2)に接触することなしに冷却空気通路
(3)に案内し、かつ両部分流を冷却空気通路(3)の
入口において再び合流させる。 【効果】 これによって、主流による第1冷却区分にお
ける冷却と、バイパス流による第2冷却区分における冷
却とを整合させることができるようになった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は機械工学の分野、特に熱
的な機械の分野に関する。つまり本発明は、熱的に負荷
された、平板的な外壁を備えている構造部分を冷却する
ための方法であって、構造部分の第1冷却区分へ、冷却
空気供給部を通って外壁に向かって冷却空気を供給しか
つ外壁の手前で側方に変向せしめ、第2冷却区分におい
て側方に接続している冷却空気通路を介して冷却空気を
別の冷却のために、外壁に対し平行に案内する形式のも
のに関する。更に本発明は上記方法を実施するための装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例へばガスタービンの高温ガスケーシン
グ乃至タービン入口を冷却するためのこの種の方法は、
ドイツ国特許第28 36 539号明細書によって公
知である。
【0003】熱的に負荷される機械の構造部分、例へば
ガスタービンの高温ガスケーシング乃至タービン入口の
シェルには、通常冷却空気による冷却装置が設けられて
いる。その際冷却空気は(図1)、対流冷却のために、
外壁2に沿い冷却空気通路3内の構造部分1の外壁2に
対し平行に流れる。冷却空気通路3は例へば外壁2と、
外壁2を間隔を置いて取り囲んでいる、案内薄板の形状
をなした通路壁6とによって形成されている。
【0004】ガスタービンの場合冷却空気は通常圧縮機
部分から出発していて、高圧ガスケーシングを取り囲ん
でいる所謂高圧室から冷却通路3内に流入している。こ
の目的のため多くの場合、通路壁6と向い合って位置す
る制限壁4との間の冷却空気通路3の入口に、ギャップ
状の開口部が冷却空気供給部5として設けられており、
該供給部5を貫いて冷却空気が冷却空気通路3内に流れ
込んでいる。上述の幾何学的な形状に基いて冷却空気
は、冷却空気供給部5の領域内で一般に鉛直な速度成分
を有しており、そのため冷却空気は、多かれ少なかれ冷
却空気通路3の入口の前で構造部分1の外壁2に強力に
衝突し、その後で初めて、側方に出発している冷却空気
通路3に変向せしめられる。
【0005】衝突は一方では外壁2に特に効果的な衝突
冷却作用を及ぼすが、他方では衝突する冷却空気のよど
み点には全く冷却作用が発生しない。このためこの衝突
冷却作用が行われている第1冷却区分Aにおいては、構
造部分1が極めて不均一に冷却されるようになる。この
不均一な冷却によって構造部分には、一般的に不都合で
ある付加的な負荷が加わるようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、冒頭で述べた形式の冷却方法を改良して、冷却特性
の均一化を行うと共に、この方法を実施するための装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、第1冷却区
分における衝突冷却作用を減少させるために、冷却空気
供給部から到来する冷却空気流を主流とバイパス流とに
分流し、主流を直接、構造部分の外壁に沿って冷却空気
通路に案内し、バイパス流を外壁に接触することなしに
冷却空気通路に案内し、かつ両部分流を冷却空気通路の
入口において再び合流させることによって、上記課題の
方法を解決することができた。
【0008】
【発明の効果】本発明の本質は、全冷却空気を、衝突冷
却に関与する第1部分流と、衝突冷却なしで冷却空気通
路内に直接移送される第2部分流とに、選択可能に分配
することによって、第1冷却区分における冷却と第2冷
却区分における冷却とを整合させることができるように
することにある。
【0009】両区分間の特に均一な移行は、本発明の方
法の有利な実施例に基いて、到来する冷却空気流から第
1冷却区分に亘って分配されて分流された多数の小さな
部分流から主流が構成されている場合に達成可能であ
る。
【0010】本発明の方法を実施するための本発明の装
置は、(a)冷却通路の開始部から冷却空気供給部の領
域にまで、外壁に対し平行でかつこれから間隔を置いて
中間壁が配置されており、該中間壁が、冷却空気供給部
と冷却空気通路との間の空間を、主通路とこれに対して
平行に延びるバイパス通路とに分割しており、(b)主
通路は構造部分の外壁と中間壁とによって形成されてお
り、(c)バイパス通路は中間壁の外方を延びていると
いう特徴を有している。
【0011】本発明の装置の有利な第1実施例にあって
は、中間壁が冷却空気供給部の領域にまで入り込んで、
向い合って位置する冷却空気供給部の制限壁と協働して
供給開口を形成し、該開口の幅は冷却空気供給部の幅よ
りも小さいという特徴を有している。これによって第1
空気冷却区分における冷却作用を、個々の幅の選択によ
って特に簡単に決定することができる。
【0012】本発明の装置の有利な第2実施例にあって
は、中間壁内には並列状に位置する多数の孔が設けられ
ており、該孔を貫いて冷却空気が主通路内に流入可能で
あるという特徴を有している。これによって両冷却区分
間に特に均一な移行部が形成される。
【0013】本発明の装置の有利な第3実施例にあって
は、構造部分がガスタービンの熱的に負荷された部分で
あり、ガスタービンがタービン部分と、燃焼室と、燃焼
室からタービン部分に通じるタービン入口とを有してお
り、該タービン入口が高温燃焼ガスを案内しかつ内方シ
ェルと外方シェルとから形成されており、冷却される構
造部分がタービン入口の内方シェル及び又は外方シェル
であるという特徴を有している。ガスタービン内では本
発明の装置によって特に良好な冷却特性が達成可能であ
る。
【0014】この外の構成例が関係する請求項に述べら
れている。
【0015】
【実施例】次に実施例に基いて本発明を、図面に関連さ
せて詳細に述べることにする。
【0016】図1には、従来の冷却装置の特に簡略化さ
れた概略図が区分的に図示されており、この図面に基い
て本発明の基本的な問題点を説明する。出発点は熱的に
負荷される構造部分1、例へば冷却空気の流れによって
冷却されなければならないシェル又は壁部である。この
目的のため構造部分1の外方に、構造部分1の外壁2に
対し平行に延びて外壁2から離反した通路壁6が設けら
れており、該通路壁6は外壁2と協働して冷却空気通路
3を形成している。冷却空気は更に外壁2に対し平行に
冷却通路3を貫いて流れ、かつ構造部分1を対流冷却に
よって冷却している(冷却空気流は図示の矢印で示唆さ
れている)。
【0017】冷却空気通路3用の冷却空気は、図示され
ていない冷却空気源から制限壁4に沿い冷却空気供給部
5を貫いて供給される。その際供給は、冷却空気が鉛直
か又は少くとも鉛直な速度成分を以って外壁2に衝突し
て側方に偏向せしめられて、側方に接続する冷却通路3
に流入するというような通常の形式で行われている。そ
の際供給される質量流れdme/dt(図1においても
また図2乃至図4においても同じであるが、質量mの時
間的な導函数がスペースの関係から公知の形式で上方に
つけたドットによって短縮して表わされている)は、冷
却空気通路3へ出て行く質量流れdma/dtとして不
変に供給されている。
【0018】図1に図示された構造にあっては、冷却空
気供給部の幾何学的形状に伴い冷却空気供給部5に直接
向い合って位置する第1冷却区分Aにおいて極めて効果
的な冷却作用が発生し、一方冷却空気通路3の領域で一
致している隣接する第2冷却区分B内では、効果的な対
流冷却が僅か行われるだけである。この異なった冷却作
用のために構造部分1は、全体で極めて非均一に冷却さ
れるようになる。つまり第1冷却区分Aにおいては冷却
区分Bにおけるよりも明らかに低い温度になっている。
【0019】本発明は、この不均一性を簡単かつ有効に
減少し乃至はこれを除去することの可能な形式を提供し
ている。本発明の核心は、図1に対して比較可能な簡略
化された冷却装置で図示されている図2の図面に基いて
明らかにすることができる。この例では到来する冷却空
気流dme/dtが、冷却供給部5の後方で主流(dm1
/dt)とバイパス流(dm2/dt)とに分流され
る。主流は主通路11内で先づ外壁2に接触せしめら
れ、続いて冷却空気通路3に供給されており、一方バイ
パス流は、バイパス通路8を貫き外壁2を通って冷却空
気通路3の入口に直接案内されている。このような形式
で衝突冷却の割合が減少せしめられ又はこれを全部消滅
させることができる。
【0020】冷却空気供給部5と冷却空気通路3の入口
との間の空間の配分は、有利には例へば外壁2に対し平
行でこれとは間隔を置いて配置されている中間壁7によ
って行われている。その際中間壁7は、冷却空気通路3
の開始部から冷却空気供給部5の領域にまで延びてい
て、有利な実施例では向い合って位置する制限壁4の前
方で間隔を置いて終了している。そのため主流に対して
は、冷却空気供給部5の幅Dよりも小さな幅Cを備えた
供給開口10が形成されている。通路壁6は有利には冷
却空気通路3の開始部に対して拡幅されていて、その拡
幅された領域で中間壁7にオーバラップしており、該中
間壁7の外壁2に対する間隔は有利には対応する通路壁
6の間隔よりも小さい。これによって簡単な形式で、主
流及びバイパス流を冷却空気通路3に確実に供給するこ
とができる。全冷却空気流に対する主流の大きさは、こ
の例にあっては冷却空気供給部5の幅Dに対する供給開
口10の幅Cとの比に基いて調整されていて、要求に容
易に適合可能である。
【0021】供給開口10に対し付加的に又は供給開口
10の代りに、中間壁7に分配配置された孔9が設けら
れており、該孔9を貫いて小さい部分流の形状を成した
質量流れdm3/dtが連続してバイパス通路8から主
流11内に移動している。この場合変向領域における冷
却効果の調節のためのパラメータとして、孔密度と、個
々の孔の大きさ及びピッチを利用することができる。そ
の場合は通常、薄板部分として構成されている中間壁7
がバイパス薄板又は衝突薄板として作用している。
【0022】図2の実施例にあっては、制限壁4と構造
部分1の外壁2との間で閉成された角度が90°であ
り、ひいては供給冷却空気が実用上外壁2に対し垂直に
衝突しているが、一方では本発明は、閉成された角度が
90°とは異なっている、つまり鈍角(例へば170°
まで)か又は鋭角(例へば10°まで)かのいづれかで
あるような場合がより一般的である。この両場合が図3
及び図4に暗示的に図示されている。この場合自明のこ
とではあるが、特に鈍角の場合には衝突冷却がより弱く
現われる。それは、外壁2に対し垂直な流れのそのため
の標準的な速度成分がそれに対応してより小さくなるか
らである。
【0023】特に有利なのは、本発明に基く均一化がガ
スタービンの熱的に負荷された構造部分の冷却、特に燃
焼室とタービン部分との間に配置されたタービン入口の
シェルの冷却に使用された場合である。この様に利用さ
れた場合の実施例が図5(タービン入口の外方シェル)
及び図6(タービン入口の内方シェル)に図示されてい
る。
【0024】図5に縦断面で(区分的に)図示されたタ
ービン入口13の外方部分は、冷却端部に対する構造部
分として外方シェル24を有している。外方シェル24
は、高温ガスを(図面の右側から左側に向って)燃焼室
からタービン部分内に導いている空間を外方に向って制
限している。外方シェル24は外側で案内薄板19によ
って取り囲まれ、該案内薄板19は、間隔保持体20に
よって外方シェル24に支持されていて、間隔保持体2
0によって不動にレーイングされた間隔でシェル24に
対しほぼ平行に延びている。案内薄板19と外方シェル
24の外壁22との間に冷却空気通路23が位置してお
り、該通路23を貫いて冷却空気が外方シェル24に沿
って流れている。
【0025】外方シェル24はそのタービン側の端部に
おいて内方セグメント支承体18に移行しており、該支
承体18内にはリング状の配置で、多数のシールセグメ
ント17が対応して形成された脚部分と共に支承されて
いる。別の側でシールセグメント17は、ノズル支持体
14の部分である外方のセグメント支承体15に支承さ
れており、該ノズル支持体14は、図示されていないタ
ービン部分の案内ノズルを支持している。
【0026】案内薄板19を備えた外方シェル24は、
外方でタービンの所謂高圧室12で取り囲まれており、
該高圧室12には、燃焼空気としてもまた冷却空気とし
ても使用することのできる、圧縮機部分からの圧縮空気
が存在している。冷却空気は外方シェル24を冷却する
ため高圧室12から冷却空気通路23内に流入してお
り、その際冷却空気は方向変換せしめられる。その際シ
ールセグメント17は、図1乃至図4の制限壁4の機能
を代行していて、図示の実施例では外方シェル24に対
し直角を形成している(図2に図示された位置に比較可
能)。変向領域内で冷却空気が過度に外方シェル24に
衝突しないようにするため、その位置に薄板の形状を成
した中間壁27が配置されている。中間壁27は、外方
シェルの外壁22に対し平行に、しかも案内薄板19の
間隔よりも小さな間隔で延びている。中間壁27は同じ
様に間隔保持体21によって外方シェル24に支持され
ていて、中間壁27自体と外壁22との間で主通路26
を規定している。
【0027】中間壁27はその一方の端部において向い
合って位置するシールセグメント17に完全には到達し
ていないので、図2乃至図4の供給開口10に対応する
その位置のギャップを貫通して冷却空気が主通路26内
に流入することができる。中間壁27は他方の端部にお
いて冷却空気通路23の開口にまで達しており、そのた
め中間壁27と案内薄板19の開始部との間に短かなバ
イパス通路16が形成されるようになっている。中間壁
27のこの領域における安定した固定は、その他の薄板
が舌状板25を介して結合されている薄板の終端区分
が、上方に折り曲げられかつ案内薄板19の開始部と協
働して間隔保持体20に固定されることによって達成可
能である。中間壁27はこの実施例の場合その外に、均
等に配分された孔28を有しており、該孔28を貫通し
て冷却空気が小さい部分流で主通路26に到達可能であ
る。
【0028】本発明の原理をタービン入口の内方シェル
に利用した場合の実施例が図6に図示されている。内方
シェル29がタービンケーシング39を取り囲んでい
る。タービンケーシング内には通路状の冷却空気供給部
40が設けられており、該供給部40を貫いて冷却空気
が内方シェル29の外壁35上に流れ込むようになって
いる。本来の冷却はこの場合も、内方シェル29と内方
シェル29を間隔を置いて取り囲んでいる案内薄板37
とによって形成されている冷却空気通路36内で行われ
る。変向領域における衝突冷却を減少させるため、この
場合も薄板から成る中間壁32が役立っており、該中間
壁32は有利には内方シェル29に対し平行に延びてい
て、内方シェル29との間隔が案内薄板37のそれより
も小さな間隔を有している。中間壁32及び案内薄板3
7は共に、間隔保持体30,33乃至38を介して内方
シェル29に支持されている。
【0029】中間壁32は、一方では主通路31を制限
しており、他方では短かいバイパス通路34を形成し乍
ら案内薄板37にオーバラップしている。この実施例で
は中間壁32内に孔が設けられていないけれども、変向
領域における冷却を強化するため、付加的に容易に孔を
設けることができる。
【0030】外部から到来する冷却空気を構造部分表面
に対し平行に延びる冷却空気通路内で変向させる必要が
ある場合に冷却の均一化を達成するには、全体として本
発明によって有効な手段を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1冷却区分における卓越した衝突冷却部と第
2冷却区分における純対流冷却部とを備えた、従来の空
気冷却装置の概略図である。
【図2】冷却空気の鉛直な衝突部と穿孔された中間壁と
を備えた、本発明の装置の第1実施例の概略図である。
【図3】変向角が90°よりも大きい場合の、図2に比
較可能な概略図である。
【図4】変向角が90°よりも小さい場合の、図2に比
較可能な概略図である。
【図5】ガスタービンのタービン入口の外方シェルに本
発明の冷却装置を取り付けた実施例の縦断面図である。
【図6】ガスタービンのタービン入口の内方シェルに本
発明の冷却装置を取り付けた実施例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 構造部分 2 外壁 3 冷却空気通路 4 制限壁 5 冷却空気供給部 6 通路壁 7 中間壁 8 バイパス通路 9 孔 10 供給開口 11 主通路 12 高圧室 13 タービン入口 14 羽根支持体 15 セグメント支持体 16 バイパス通路 17 シールセグメント 18 セグメント支承体 19 案内薄板 20,21 間隔保持体 22 外壁 23 冷却空気通路 24 外方シェル 25 舌状板 26 主通路 27 中間壁 28 孔 29 内方シェル 30 間隔保持体 31 バイパス通路 32 中間壁 33 間隔保持体 34 バイパス通路 35 外壁 36 冷却空気通路 37 案内薄板 38 間隔保持体 39 タービンケーシング 40 冷却空気供給部 A,B 冷却区分 C,D 幅 dma/dt 質量流(出口) dme/dt 質量流(入口) dm1/dt 質量流(主通路) dm2/dt 質量流(バイパス) dm3/dt 質量流(孔)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱的に負荷された、平板的な外壁(2)
    を備えている構造部分(1)を冷却するための方法であ
    って、構造部分(1)の第1冷却区分(A)へ、冷却空
    気供給部(5)を通って外壁(2)に向かって冷却空気
    を供給しかつ外壁の手前で側方に変向せしめ、第2冷却
    区分(B)において側方に接続している冷却空気通路
    (3)を介して冷却空気を別の冷却のために、外壁
    (2)に対し平行に案内する形式のものにおいて、 第1冷却区分(A)における衝突冷却作用を減少させる
    ために、冷却空気供給部(5)から到来する冷却空気流
    を主流とバイパス流とに分流し、主流を直接、構造部分
    の外壁(2)に沿って冷却空気通路(3)に案内し、バ
    イパス流を外壁(2)に接触することなしに冷却空気通
    路(3)に案内し、かつ両部分流を冷却空気通路(3)
    の入口において再び合流させることを特徴とする、構造
    部分を冷却するための方法。
  2. 【請求項2】 主流を、関連する個々の流れとして到来
    する冷却空気流から分流せしめることを特徴とする、請
    求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 到来する冷却空気流から第1冷却区分に
    亘って分配されて分流された多数の小さな部分流から主
    流が構成されていることを特徴とする、請求項1記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 (a)冷却通路(3)の開始部から冷却
    空気供給部(5)の領域にまで、外壁(2)に対し平行
    でかつこれから間隔を置いて中間壁(7)が配置されて
    おり、該中間壁(7)が、冷却空気供給部(5)と冷却
    空気通路(3)との間の空間を、主通路(11)とこれ
    に対して平行に延びるバイパス通路(8)とに分割して
    おり、(b)主通路(11)は構造部分(1)の外壁
    (2)と中間壁(7)とによって形成されており、
    (c)バイパス通路(8)は中間壁(7)の外方を延び
    ていることを特徴とする、請求項1に記載の方法を実施
    するための装置。
  5. 【請求項5】 中間壁(7)が冷却空気供給部(5)の
    領域にまで入り込んで、向い合って位置する冷却空気供
    給部(5)の制限壁(4)と協働して供給開口(10)
    を形成し、該開口(10)の幅(C)は冷却空気供給部
    (5)の幅(D)よりも小さいことを特徴とする、請求
    項4記載の装置。
  6. 【請求項6】 主通路(11)における冷却空気質量流
    れとバイパス通路(8)における冷却空気質量流れとの
    比が、もっぱら供給開口(10)の幅(C)によって調
    節可能であることを特徴とする、請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】 中間壁(7)内には並列状に位置する多
    数の孔(9)が設けられており、該孔(9)を貫いて冷
    却空気が主通路(11)内に流入可能であることを特徴
    とする、請求項4又は5記載の装置。
  8. 【請求項8】 構造部分(1)の外壁(2)と中間壁
    (7)と間の間隔が、外壁(2)と通路壁(6)との間
    の間隔よりも小さいことを特徴とする、請求項4から7
    までのいづれか1項記載の装置。
  9. 【請求項9】 通路壁(6)と中間壁(7)とが互いに
    オーバラップしていることを特徴とする、請求項4から
    8までのいづれか1項記載の装置。
  10. 【請求項10】 構造部分(1)がガスタービンの熱的
    に負荷された部分であることを特徴とする、請求項4か
    ら9までのいづれか1項記載の装置。
  11. 【請求項11】 ガスタービンがタービン部分と、燃焼
    室と、燃焼室からタービン部分に通じるタービン入口
    (13)とを有しており、該タービン入口(13)が高
    温燃焼ガスを案内しかつ内方シェル(29)と外方シェ
    ル(24)とから形成されており、冷却される構造部分
    (1)がタービン入口(13)の内方シェル(29)及
    び又は外方シェル(24)であることを特徴とする、請
    求項10記載の装置。
  12. 【請求項12】 冷却通路(23乃至36)を形成する
    ための通路壁として案内薄板(19乃至37)が設けら
    れており、該案内薄板(19,37)は、間隔保持体
    (20乃至38)によって外方シェル(24)乃至内方
    シェル(29)の外壁(22乃至35)に支持されてい
    ることを特徴とする、請求項11記載の装置。
  13. 【請求項13】 中間壁(27乃至32)が同じ様に薄
    板から成り、該薄板は間隔保持体(21乃至30,3
    1)によって外方シェル(24)乃至内方シェル(2
    9)の外壁(22乃至35)に支持されていることを特
    徴とする、請求項12記載の装置。
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