JP3665369B2 - 構造部分を冷却するための冷却装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、機械工学の分野、特に熱的な機械の分野に関する。つまり、本発明は、熱的に負荷された、平板的な外壁を備えている構造部分における冷却装置であって、冷却空気供給部と、外壁に対して平行に延びる冷却空気通路とが設けられており、前記構造部分を冷却するために、該構造部分の第1冷却区分へ、冷却空気供給部を通って外壁に向かって冷却空気を供給しかつ外壁の手前で側方に変向せしめ、第2冷却区分において側方に接続している冷却空気通路を介して冷却空気を別の冷却のために、外壁に対し平行に案内するものであって、この場合、第1冷却区分における衝突冷却作用を減少させるために、冷却空気供給部から到来する冷却空気流を主流とバイパス流とに分流し、主流を直接、構造部分の外壁に沿って冷却空気通路に案内し、バイパス流を外壁に接触することなしに冷却空気通路に案内し、かつ両部分流を冷却空気通路の入口において再び合流させるための、冷却通路の開始部から冷却空気供給部の領域にまで、外壁に対し平行でかつこれから間隔を置いて中間壁が設けられている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】
例へばガスタービンの高温ガスケーシング乃至タービン入口を冷却するためのこの種の方法は、ドイツ国特許第28 36 539号明細書によって公知である。
【0003】
熱的に負荷される機械の構造部分、例へばガスタービンの高温ガスケーシング乃至タービン入口のシェルには、通常冷却空気による冷却装置が設けられている。その際冷却空気は(図1)、対流冷却のために、外壁2に沿い冷却空気通路3内の構造部分1の外壁2に対し平行に流れる。冷却空気通路3は例へば外壁2と、外壁2を間隔を置いて取り囲んでいる、案内薄板の形状をなした通路壁6とによって形成されている。
【0004】
ガスタービンの場合冷却空気は通常圧縮機部分から出発していて、高圧ガスケーシングを取り囲んでいる所謂高圧室から冷却通路3内に流入している。この目的のため多くの場合、通路壁6と向い合って位置する制限壁4との間の冷却空気通路3の入口に、ギャップ状の開口部が冷却空気供給部5として設けられており、該供給部5を貫いて冷却空気が冷却空気通路3内に流れ込んでいる。上述の幾何学的な形状に基いて冷却空気は、冷却空気供給部5の領域内で一般に鉛直な速度成分を有しており、そのため冷却空気は、多かれ少なかれ冷却空気通路3の入口の前で構造部分1の外壁2に強力に衝突し、その後で初めて、側方に出発している冷却空気通路3に変向せしめられる。
【0005】
衝突は一方では外壁2に特に効果的な衝突冷却作用を及ぼすが、他方では衝突する冷却空気のよどみ点には全く冷却作用が発生しない。このためこの衝突冷却作用が行われている第1冷却区分Aにおいては、構造部分1が極めて不均一に冷却されるようになる。この不均一な冷却によって構造部分には、一般的に不都合である付加的な負荷が加わるようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明の課題は、冒頭で述べた形式の冷却装置を改良して、冷却特性の均一化を行うことができる冷却装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の構成では、
(a)中間壁が、冷却空気供給部と冷却空気通路との間の空間を、主通路とこれに対して平行に延びるバイパス通路とに分割しており、
(b)主通路は構造部分の外壁と中間壁とによって形成されており、
(c)バイパス通路は中間壁の外方を延びている
ようにした。
【0008】
【発明の効果】
本発明の本質は、全冷却空気を、衝突冷却に関与する第1部分流と、衝突冷却なしで冷却空気通路内に直接移送される第2部分流とに、選択可能に分配することによって、第1冷却区分における冷却と第2冷却区分における冷却とを整合させることができるようにすることにある。
【0011】
本発明の冷却装置の有利な第1実施例にあっては、中間壁が冷却空気供給部の領域にまで入り込んで、向い合って位置する冷却空気供給部の制限壁と協働して供給開口を形成し、該開口の幅は冷却空気供給部の幅よりも小さいという特徴を有している。これによって第1空気冷却区分における冷却作用を、個々の幅の選択によって特に簡単に決定することができる。
【0012】
本発明の冷却装置の有利な第2実施例にあっては、中間壁内には並列状に位置する多数の孔が設けられており、該孔を貫いて冷却空気が主通路内に流入可能であるという特徴を有している。これによって両冷却区分間に特に均一な移行部が形成される。
【0013】
本発明の冷却装置の有利な第3実施例にあっては、構造部分がガスタービンの熱的に負荷された部分であり、ガスタービンがタービン部分と、燃焼室と、燃焼室からタービン部分に通じるタービン入口とを有しており、該タービン入口が高温燃焼ガスを案内しかつ内方シェルと外方シェルとから形成されており、冷却される構造部分がタービン入口の内方シェル及び又は外方シェルであるという特徴を有している。ガスタービン内では本発明の冷却装置によって特に良好な冷却特性が達成可能である。
【0014】
この外の構成例が関係する請求項に述べられている。
【0015】
【実施例】
次に実施例に基いて本発明を、図面に関連させて詳細に述べることにする。
【0016】
図1には、従来の冷却装置の特に簡略化された概略図が区分的に図示されており、この図面に基いて本発明の基本的な問題点を説明する。出発点は熱的に負荷される構造部分1、例へば冷却空気の流れによって冷却されなければならないシェル又は壁部である。この目的のため構造部分1の外方に、構造部分1の外壁2に対し平行に延びて外壁2から離反した通路壁6が設けられており、該通路壁6は外壁2と協働して冷却空気通路3を形成している。冷却空気は更に外壁2に対し平行に冷却通路3を貫いて流れ、かつ構造部分1を対流冷却によって冷却している(冷却空気流は図示の矢印で示唆されている)。
【0017】
冷却空気通路3用の冷却空気は、図示されていない冷却空気源から制限壁4に沿い冷却空気供給部5を貫いて供給される。その際供給は、冷却空気が鉛直か又は少くとも鉛直な速度成分を以って外壁2に衝突して側方に偏向せしめられて、側方に接続する冷却通路3に流入するというような通常の形式で行われている。その際供給される質量流れdme/dt(図1においてもまた図2乃至図4においても同じであるが、質量mの時間的な導函数がスペースの関係から公知の形式で上方につけたドットによって短縮して表わされている)は、冷却空気通路3へ出て行く質量流れdma/dtとして不変に供給されている。
【0018】
図1に図示された構造にあっては、冷却空気供給部の幾何学的形状に伴い冷却空気供給部5に直接向い合って位置する第1冷却区分Aにおいて極めて効果的な冷却作用が発生し、一方冷却空気通路3の領域で一致している隣接する第2冷却区分B内では、効果的な対流冷却が僅か行われるだけである。この異なった冷却作用のために構造部分1は、全体で極めて非均一に冷却されるようになる。つまり第1冷却区分Aにおいては冷却区分Bにおけるよりも明らかに低い温度になっている。
【0019】
本発明は、この不均一性を簡単かつ有効に減少し乃至はこれを除去することの可能な形式を提供している。本発明の核心は、図1に対して比較可能な簡略化された冷却装置で図示されている図2の図面に基いて明らかにすることができる。この例では到来する冷却空気流dme/dtが、冷却供給部5の後方で主流(dm1/dt)とバイパス流(dm2/dt)とに分流される。主流は主通路11内で先づ外壁2に接触せしめられ、続いて冷却空気通路3に供給されており、一方バイパス流は、バイパス通路8を貫き外壁2を通って冷却空気通路3の入口に直接案内されている。このような形式で衝突冷却の割合が減少せしめられ又はこれを全部消滅させることができる。
【0020】
冷却空気供給部5と冷却空気通路3の入口との間の空間の配分は、有利には例へば外壁2に対し平行でこれとは間隔を置いて配置されている中間壁7によって行われている。その際中間壁7は、冷却空気通路3の開始部から冷却空気供給部5の領域にまで延びていて、有利な実施例では向い合って位置する制限壁4の前方で間隔を置いて終了している。そのため主流に対しては、冷却空気供給部5の幅Dよりも小さな幅Cを備えた供給開口10が形成されている。通路壁6は有利には冷却空気通路3の開始部に対して拡幅されていて、その拡幅された領域で中間壁7にオーバラップしており、該中間壁7の外壁2に対する間隔は有利には対応する通路壁6の間隔よりも小さい。これによって簡単な形式で、主流及びバイパス流を冷却空気通路3に確実に供給することができる。全冷却空気流に対する主流の大きさは、この例にあっては冷却空気供給部5の幅Dに対する供給開口10の幅Cとの比に基いて調整されていて、要求に容易に適合可能である。
【0021】
供給開口10に対し付加的に又は供給開口10の代りに、中間壁7に分配配置された孔9が設けられており、該孔9を貫いて小さい部分流の形状を成した質量流れdm3/dtが連続してバイパス通路8から主流11内に移動している。この場合変向領域における冷却効果の調節のためのパラメータとして、孔密度と、個々の孔の大きさ及びピッチを利用することができる。その場合は通常、薄板部分として構成されている中間壁7がバイパス薄板又は衝突薄板として作用している。
【0022】
図2の実施例にあっては、制限壁4と構造部分1の外壁2との間で閉成された角度が90°であり、ひいては供給冷却空気が実用上外壁2に対し垂直に衝突しているが、一方では本発明は、閉成された角度が90°とは異なっている、つまり鈍角(例へば170°まで)か又は鋭角(例へば10°まで)かのいづれかであるような場合がより一般的である。この両場合が図3及び図4に暗示的に図示されている。この場合自明のことではあるが、特に鈍角の場合には衝突冷却がより弱く現われる。それは、外壁2に対し垂直な流れのそのための標準的な速度成分がそれに対応してより小さくなるからである。
【0023】
特に有利なのは、本発明に基く均一化がガスタービンの熱的に負荷された構造部分の冷却、特に燃焼室とタービン部分との間に配置されたタービン入口のシェルの冷却に使用された場合である。この様に利用された場合の実施例が図5(タービン入口の外方シェル)及び図6(タービン入口の内方シェル)に図示されている。
【0024】
図5に縦断面で(区分的に)図示されたタービン入口13の外方部分は、冷却端部に対する構造部分として外方シェル24を有している。外方シェル24は、高温ガスを(図面の右側から左側に向って)燃焼室からタービン部分内に導いている空間を外方に向って制限している。外方シェル24は外側で案内薄板19によって取り囲まれ、該案内薄板19は、間隔保持体20によって外方シェル24に支持されていて、間隔保持体20によって不動にレーイングされた間隔でシェル24に対しほぼ平行に延びている。案内薄板19と外方シェル24の外壁22との間に冷却空気通路23が位置しており、該通路23を貫いて冷却空気が外方シェル24に沿って流れている。
【0025】
外方シェル24はそのタービン側の端部において内方セグメント支承体18に移行しており、該支承体18内にはリング状の配置で、多数のシールセグメント17が対応して形成された脚部分と共に支承されている。別の側でシールセグメント17は、ノズル支持体14の部分である外方のセグメント支承体15に支承されており、該ノズル支持体14は、図示されていないタービン部分の案内ノズルを支持している。
【0026】
案内薄板19を備えた外方シェル24は、外方でタービンの所謂高圧室12で取り囲まれており、該高圧室12には、燃焼空気としてもまた冷却空気としても使用することのできる、圧縮機部分からの圧縮空気が存在している。冷却空気は外方シェル24を冷却するため高圧室12から冷却空気通路23内に流入しており、その際冷却空気は方向変換せしめられる。その際シールセグメント17は、図1乃至図4の制限壁4の機能を代行していて、図示の実施例では外方シェル24に対し直角を形成している(図2に図示された位置に比較可能)。変向領域内で冷却空気が過度に外方シェル24に衝突しないようにするため、その位置に薄板の形状を成した中間壁27が配置されている。中間壁27は、外方シェルの外壁22に対し平行に、しかも案内薄板19の間隔よりも小さな間隔で延びている。中間壁27は同じ様に間隔保持体21によって外方シェル24に支持されていて、中間壁27自体と外壁22との間で主通路26を規定している。
【0027】
中間壁27はその一方の端部において向い合って位置するシールセグメント17に完全には到達していないので、図2乃至図4の供給開口10に対応するその位置のギャップを貫通して冷却空気が主通路26内に流入することができる。中間壁27は他方の端部において冷却空気通路23の開口にまで達しており、そのため中間壁27と案内薄板19の開始部との間に短かなバイパス通路16が形成されるようになっている。中間壁27のこの領域における安定した固定は、その他の薄板が舌状板25を介して結合されている薄板の終端区分が、上方に折り曲げられかつ案内薄板19の開始部と協働して間隔保持体20に固定されることによって達成可能である。中間壁27はこの実施例の場合その外に、均等に配分された孔28を有しており、該孔28を貫通して冷却空気が小さい部分流で主通路26に到達可能である。
【0028】
本発明の原理をタービン入口の内方シェルに利用した場合の実施例が図6に図示されている。内方シェル29がタービンケーシング39を取り囲んでいる。タービンケーシング内には通路状の冷却空気供給部40が設けられており、該供給部40を貫いて冷却空気が内方シェル29の外壁35上に流れ込むようになっている。本来の冷却はこの場合も、内方シェル29と内方シェル29を間隔を置いて取り囲んでいる案内薄板37とによって形成されている冷却空気通路36内で行われる。変向領域における衝突冷却を減少させるため、この場合も薄板から成る中間壁32が役立っており、該中間壁32は有利には内方シェル29に対し平行に延びていて、内方シェル29との間隔が案内薄板37のそれよりも小さな間隔を有している。中間壁32及び案内薄板37は共に、間隔保持体30,33乃至38を介して内方シェル29に支持されている。
【0029】
中間壁32は、一方では主通路31を制限しており、他方では短かいバイパス通路34を形成し乍ら案内薄板37にオーバラップしている。この実施例では中間壁32内に孔が設けられていないけれども、変向領域における冷却を強化するため、付加的に容易に孔を設けることができる。
【0030】
外部から到来する冷却空気を構造部分表面に対し平行に延びる冷却空気通路内で変向させる必要がある場合に冷却の均一化を達成するには、全体として本発明によって有効な手段を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1冷却区分における卓越した衝突冷却部と第2冷却区分における純対流冷却部とを備えた、従来の空気冷却装置の概略図である。
【図2】冷却空気の鉛直な衝突部と穿孔された中間壁とを備えた、本発明の装置の第1実施例の概略図である。
【図3】変向角が90°よりも大きい場合の、図2に比較可能な概略図である。
【図4】変向角が90°よりも小さい場合の、図2に比較可能な概略図である。
【図5】ガスタービンのタービン入口の外方シェルに本発明の冷却装置を取り付けた実施例の縦断面図である。
【図6】ガスタービンのタービン入口の内方シェルに本発明の冷却装置を取り付けた実施例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 構造部分
2 外壁
3 冷却空気通路
4 制限壁
5 冷却空気供給部
6 通路壁
7 中間壁
8 バイパス通路
9 孔
10 供給開口
11 主通路
12 高圧室
13 タービン入口
14 羽根支持体
15 セグメント支持体
16 バイパス通路
17 シールセグメント
18 セグメント支承体
19 案内薄板
20,21 間隔保持体
22 外壁
23 冷却空気通路
24 外方シェル
25 舌状板
26 主通路
27 中間壁
28 孔
29 内方シェル
30 間隔保持体
31 バイパス通路
32 中間壁
33 間隔保持体
34 バイパス通路
35 外壁
36 冷却空気通路
37 案内薄板
38 間隔保持体
39 タービンケーシング
40 冷却空気供給部
A,B 冷却区分
C,D 幅
dma/dt 質量流(出口)
dme/dt 質量流(入口)
dm1/dt 質量流(主通路)
dm2/dt 質量流(バイパス)
dm3/dt 質量流(孔)
Claims (10)
- 熱的に負荷された、平板的な外壁(2)を備えている構造部分(1)における冷却装置であって、冷却空気供給部(5)と、外壁(2)に対して平行に延びる冷却空気通路(3)とが設けられており、前記構造部分(1)を冷却するために、該構造部分(1)の第1冷却区分(A)へ、冷却空気供給部(5)を通って外壁(2)に向かって冷却空気を供給しかつ外壁(2)の手前で側方に変向せしめ、第2冷却区分(B)において側方に接続している冷却空気通路(3)を介して冷却空気を別の冷却のために、外壁(2)に対し平行に案内するものであって、この場合、第1冷却区分(A)における衝突冷却作用を減少させるために、冷却空気供給部(5)から到来する冷却空気流を主流とバイパス流とに分流し、主流を直接、構造部分(1)の外壁(2)に沿って冷却空気通路(3)に案内し、バイパス流を外壁(2)に接触することなしに冷却空気通路(3)に案内し、かつ両部分流を冷却空気通路(3)の入口において再び合流させるための、冷却通路(3)の開始部から冷却空気供給部(5)の領域にまで、外壁(2)に対し平行でかつこれから間隔を置いて中間壁(7)が設けられている形式のものにおいて、
(a)該中間壁(7)が、冷却空気供給部(5)と冷却空気通路(3)との間の空間を、主通路(11)とこれに対して平行に延びるバイパス通路(8)とに分割しており、
(b)主通路(11)は構造部分(1)の外壁(2)と中間壁(7)とによって形成されており、
(c)バイパス通路(8)は中間壁(7)の外方を延びている
ことを特徴とする、冷却装置。 - 中間壁(7)が冷却空気供給部(5)の領域にまで入り込んで、向い合って位置する冷却空気供給部(5)の制限壁(4)と協働して供給開口(10)を形成し、該開口(10)の幅(C)は冷却空気供給部(5)の幅(D)よりも小さいことを特徴とする、請求項1記載の冷却装置。
- 主通路(11)における冷却空気質量流れとバイパス通路(8)における冷却空気質量流れとの比が、もっぱら供給開口(10)の幅(C)によって調節可能であることを特徴とする、請求項2記載の冷却装置。
- 中間壁(7)内には並列状に位置する多数の孔(9)が設けられており、該孔(9)を貫いて冷却空気が主通路(11)内に流入可能であることを特徴とする、請求項1又は2記載の冷却装置。
- 構造部分(1)の外壁(2)と中間壁(7)と間の間隔が、外壁(2)と通路壁(6)との間の間隔よりも小さいことを特徴とする、請求項1から4までのいづれか1項記載の冷却装置。
- 通路壁(6)と中間壁(7)とが互いにオーバラップしていることを特徴とする、請求項1から5までのいづれか1項記載の冷却装置。
- 構造部分(1)がガスタービンの熱的に負荷された部分であることを特徴とする、請求項1から6までのいづれか1項記載の冷却装置。
- ガスタービンがタービン部分と、燃焼室と、燃焼室からタービン部分に通じるタービン入口(13)とを有しており、該タービン入口(13)が高温燃焼ガスを案内しかつ内方シェル(29)と外方シェル(24)とから形成されており、冷却される構造部分(1)がタービン入口(13)の内方シェル(29)及び又は外方シェル(24)であることを特徴とする、請求項7記載の冷却装置。
- 冷却通路(23乃至36)を形成するための通路壁として案内薄板(19乃至37)が設けられており、該案内薄板(19,37)は、間隔保持体(20乃至38)によって外方シェル(24)乃至内方シェル(29)の外壁(22乃至35)に支持されていることを特徴とする、請求項8記載の冷却装置。
- 中間壁(27乃至32)が同じ様に薄板から成り、該薄板は間隔保持体(21乃至30,31)によって外方シェル(24)乃至内方シェル(29)の外壁(22乃至35)に支持されていることを特徴とする、請求項9記載の冷却装置。
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