JPH077692B2 - 内燃機関用スパークプラグ - Google Patents

内燃機関用スパークプラグ

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JPH077692B2
JPH077692B2 JP22742688A JP22742688A JPH077692B2 JP H077692 B2 JPH077692 B2 JP H077692B2 JP 22742688 A JP22742688 A JP 22742688A JP 22742688 A JP22742688 A JP 22742688A JP H077692 B2 JPH077692 B2 JP H077692B2
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JP
Japan
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combustion engine
internal combustion
center electrode
spark plug
conductive ceramic
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JP22742688A
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崇文 大島
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NGK Spark Plug Co Ltd
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NGK Spark Plug Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、内燃機関に使用されるスパークプラグの電
極に関する。
(従来の技術) 従来、内燃機関に使用されるスパークプラグの中心電極
は、予め絶縁体先端部の火花放電部として白金系の貴金
属を同時焼成すると共に、その絶縁体内部で、例えばNi
80%−Cr20%、コバール等の金属の棒体を前記火花放電
部の白金と溶接するものや、導電性セラミックの焼結体
よりなるものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のものにおいて、内燃機関に使
用されるスパークプラグの中心電極が、絶縁体内部でコ
バール等の金属の棒体の先端に白金を溶接するものであ
る場合、コバール等の金属の棒体の先端と白金との溶接
を絶縁体内部で行うから安定した溶接による接合強度を
得ることができないので、溶接した白金部分がフラッシ
ュオーバー熱や振動等による劣化を受けやすくなり、甚
だしいときは脱落等を起こして内燃機関に損傷を与える
ことがある。また、中心電極が導電性セラミックの焼結
体よりなるものの場合には、導電性セラミック自体の有
する固有抵抗値が著しく小さいから、雑音防止効果を十
分に発揮することができず、従来の抵抗体を絶縁体内部
に配設する必要があった。そこで、この発明は上記従来
のもののもつ欠点を改善するものであり、簡単な構造と
することによって製造工程の簡素化を図ろうとするもの
である。
(課題を解決するための手段) そのために先端の火花放電部を融点1500℃以上の貴金属
と、二珪化モリブデン粉末に絶縁性を有するセラミック
粉末(Al2O3、Zr2O3或は3Al2O3・2SiO2等)を添加し、混
合した導電性セラミック焼結体とを接合することによっ
て中心電極とし、この中心電極を未焼成の絶縁体の先端
側の軸孔に配して一体に同時に焼成し、更には、その中
心電極を構成する導電性セラミック焼結体の固有抵抗値
を10Ω・cm〜10kΩ・cmとしてなるものである。
(作用) 上記構成を具えるので、二珪化モリブデン(MOSi2
(通常、炉の発熱体に用いられ、高温酸化雰囲気に対し
て安定であり、劣化も少ない)等の導電性セラミック焼
結体中に、絶縁性を有するセラミック粉末(Al2O3、Zr2O
3或は3Al2O3・2SiO2等)が、その添加量を制御して混合
されているから、中心電極が必要とする固有抵抗値を十
分に確保することができると共に、従来構造上組み込ま
れていた抵抗体を省略することができて、簡単な構造と
することが可能となるものである。
(実施例) この発明を図に示す実施例により更に説明する。(1)
は、この発明の実施例である内燃機関用スパークプラグ
であり、この内燃機関用スパークプラグ(1)は、先端
に融点1500℃以上の貴金属、例えば白金、イリジウム又
は白金−イリジウム合金等の貴金属(8)を火花放電部
として接合する二珪化モリブデン等からなる導電性セラ
ミック焼結体(7)によって構成される中心電極
(6)、この中心電極(6)を軸孔内に一体焼成してな
る絶縁体(2)、ネジ部(4)を有する主体金具(3)
及び外側電極(5)からなるものである。そして、上記
導電性セラミック焼結体(7)よりなる中心電極(6)
は、アルミナと同程度の線膨張係数(7.0〜8.0×10-6
を有する導電性セラミックである二珪化モリブデンの粉
末に絶縁性を有するるAl2O3、Zr2O3或は3Al2O3・2SiO
2(ムライト)等の粉末5wt%〜50wt%を混合、完全に分
散した上、バインダーを添加、混練し、これを押出成形
して、真空雰囲気下で焼成することによって構成するも
のであり、その先端をテーパー加工した後、融点1500℃
以上の貴金属ワイヤー(例えば、Pt−20Ir、100Irワイ
ヤー)(8)を電気抵抗溶接によって接合してなるもの
である。したがって、その中心電極(6)を構成する導
電性セラミック焼結体(7)の固有抵抗値を絶縁性を有
するセラミックの添加によって制御し、固有抵抗値を10
Ω・cm〜10kΩ・cmとし、雑音防止等に必要な抵抗値(1
kΩ・cm〜5kΩ・cm程度)を簡単に得ることができるの
で、従来中心電極とともに絶縁体軸孔内に収容する抵抗
体を省略することができるものである。なお、(10)は
端子電極であり、導電性ガラスシール(9)と共に、絶
縁体(2)内に加熱、封着される。
また、添加する上記Al2O3粉末は粒径1μm以下あるい
は、分散後低温焼結性に優れているものが好ましい。
(発明の効果) 以上のとおり、二珪化モリブデンに絶縁性を有するセラ
ミックを混合することによって、固有抵抗値を一定値内
に制御する導電性セラミックの中心電極とするから、構
造上必要であった抵抗体を省略することができ、火花放
電部により近い中心電極に抵抗を持たせてあるから雑音
防止効果が向上し、更に、中心電極径を細くできるので
ネジ径M12以下の小型プラグにおいて絶縁体の肉厚を厚
くし、絶縁体貫通による破壊に対し有効となる等の優れ
た効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例である内燃機関用スパーク
プラグの部分断面図、第2図は、その要部拡大断面図で
ある。 1……内燃機関用スパークプラグ、2……絶縁体、3…
…主体金具、4……ネジ部、5……外側電極、6……中
心電極、7……導電性セラミック焼結体、8……白金
(火花放電部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端の火花放電部を融点1500℃以上の貴金
    属と、二珪化モリブデン粉末に絶縁性を有するセラミッ
    ク粉末を添加し混合した導電性セラミック焼結体とを接
    合することによって中心電極とし、この中心電極を未焼
    成の絶縁体の先端側の軸孔に配して一体に同時に焼成し
    てなる内燃機関用スパークプラグ。
  2. 【請求項2】中心電極を構成する導電性セラミック焼結
    体の固有抵抗値が10Ω・cm〜10kΩ・cmである請求項
    (1)記載の内燃機関用スパークプラグ。
JP22742688A 1988-09-13 1988-09-13 内燃機関用スパークプラグ Expired - Lifetime JPH077692B2 (ja)

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JP6171794B2 (ja) * 2013-09-26 2017-08-02 株式会社デンソー 内燃機関用のスパークプラグ

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