JPH0776761B2 - ローパワー湿度センサ - Google Patents

ローパワー湿度センサ

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JPH0776761B2
JPH0776761B2 JP12092689A JP12092689A JPH0776761B2 JP H0776761 B2 JPH0776761 B2 JP H0776761B2 JP 12092689 A JP12092689 A JP 12092689A JP 12092689 A JP12092689 A JP 12092689A JP H0776761 B2 JPH0776761 B2 JP H0776761B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ローパワー湿度センサに関し、更に詳しくい
えば、各種の電気機器等において湿度を検出する際に利
用されるものであり、特に、湿度センサの低消費電力
化、小型化を実現し、かつ安価でリニアリティの良好な
ローパワー湿度センサに関する。
〔従来の技術〕
従来、例えば複写機、プリンタ等の紙を取り扱う装置、
あるいはその他の湿度検出が必要な装置などにおいて
は、各種の湿度センサが用いられていた。
前記湿度センサにおける湿度センサ素子として、水分子
の吸着によりインピーダンスの変化することを利用した
湿度センサ素子が知られている。
このようなインピーダンス変化型湿度センサ素子には、
セラミック湿度センサ素子や、高分子系センサ素子があ
る。
また、インピーダンス変化素子を更に分けると、抵抗変
化(R変化)を利用したもの、静電容量変化(C変化)
を利用したもの、インピーダンス変化(Z変化)を利用
したもの、の3つに分けられる。
そして、静電容量変化型湿度センサ(高分子系センサ素
子)は、湿度の増大にともなって静電容量がほぼ同じ比
率で減少する。
また、抵抗変化型湿度センサ素子は、低湿度側では高抵
抗であり、湿度の増加にともなってその抵抗値が指数関
数的に減少すると共に、温度変化にともなって比直線的
な変化をする。
更に、インピーダンス変化型湿度センサ素子は、低湿度
側では高インピーダンスで、湿度の変化によりあまり変
化しないが、高湿度側においてインピーダンスが急激に
減少する(非直線的な変化)と共に、温度変化にともな
って非直線的な変化をする特性を有する。
上記のインピーダンス変化型湿度センサ素子を用いた湿
度センサとしては、次のようなものが知られていた。
第6図は、従来の電圧検出方式による湿度センサを示し
た図、第7図は、従来の位相比較方式による湿度センサ
を示した図である。
図において、OSCは発振器、R0は抵抗、HSはインピーダ
ンス変化型の湿度センサ素子、Dはダイオード、C0はコ
ンデンサ、OUTは出力端子、PDは位相比較器を示す。
第6図に示した電圧検出方式では、発振器OSCの交流出
力電圧が抵抗R0と湿度センサ素子HSの直列回路に印加す
る。
これにより、湿度センサ素子HSに電流が流れる。この
時、湿度の変化に応じて湿度センサ素子HSのインピーダ
ンスが変化する。
したがって、湿度センサ素子HSに流れる電流は、湿度の
変化にともなって変化することになり、コンデンサC0
端子電圧を出力端子OUTに取り出せば、湿度の検出がで
きる。
また、第7図に示した位相比較方式の湿度センサにおい
ては、湿度センサ素子HSが等価的に抵抗Rとコンデンサ
Cとの並列回路になっており、これらR及びCが湿度の
変化にともなって変化することによる電流位相の変化を
検出して湿度の検出を行うものである。
すなわち、湿度センサ素子HSの湿度変化にともなうイン
ピーダンスの変化を、位相信号に変換し、位相比較器PD
において位相比較を行って湿度信号を得るものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来のものにおいては、次のような欠点があった。
(1) インピーダンス変化型の湿度センサにおいて
は、インピーダンスの変化がリニアでないため、リニア
ライズ回路が複雑かつ高価となる。
(2) インピーダンス変化型湿度センサにおいては、
湿度特性がリニアでないため、温度補正が複雑かつ高価
となる。
(3) セラミック湿度センサ素子では、インピーダン
スが高いため、低湿度側で不安定になりやすい。
(4) 電圧検出方式の湿度センサ(第6図参照)で
は、インピーダンス変化を電圧変化に変換する際、振幅
一定の交流電圧を得るために回路が複雑かつ高価とな
る。
(5) セラミック湿度センサ素子等は、直流電圧を印
加すると、素子劣化があるため、交流駆動をしなければ
ならず、そのために回路が複雑かつ高価となる。
(6) 回路が複雑になると、電力消費も増大し、発熱
の影響がある。
このため、温度補正が困難であり、高価で大型の湿度セ
ンサとなる。
本発明は、このような従来の欠点を解消し、インピーダ
ンス変化型の湿度センサを低消費電力化し、小型で安価
なものにすると共に、湿度変化に対しても安定で、かつ
リニアな特性の湿度センサが得られるようにすることを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明は次のようにしたも
のである。
(1) 湿度の変化を周波数の変化に変換して、湿度信
号を取り出す湿度センサとするために、発振器と、湿度
センサ素子回路とから成る湿度−周波数変換回路を設け
る。
そして、C−MOSゲートICによって構成した同相ゲート
と逆相ゲートとの直列回路の両端に、ゲート保護用の抵
抗と、時定数回路を構成する抵抗との直列回路を接続
し、 前記同相ゲートと逆相ゲートの接続点と、前記2つの抵
抗の接続点との間にコンデンサを接続して上記発振器を
構成する。
また、上記湿度センサ素子回路を、インピーダンス変化
型(抵抗変化型を含む)の湿度センサ素子(セラミック
素子、あるいは高分子系素子)と、前記素子の高湿度側
補償用の抵抗と、直流分阻止用のコンデンサとの直列回
路で構成し、 前記湿度センサ素子回路を、時定数回路を構成する上記
抵抗と並列に接続する。
このような構成により、湿度変化を周波数の変化として
出力信号を取り出し、湿度の検出を行うことにより、ロ
ーパワー(低消費電力化)の湿度センサを得る。
(2) このようなローパワー湿度センサにおいて、湿
度−周波数変換回路の出力側に、周波数−電圧変換回路
を設け、電圧信号として湿度信号を取り出す。
前記周波数−電圧変換回路としては、コンデンサと抵抗
から成る微分回路を用いる。
そして、微分回路のコンデンサとして、例えばセラミッ
クコンデンサのように、温度上昇により、容量が小さく
なる特性のものを用いる。
すなわち、温度変化にともなうインピーダンスの変化
が、湿度センサ素子と、微分回路のコンデンサとで逆の
変化をするように選定する。
このようにすると、湿度センサ素子の温度変化にともな
う周波数の変化を、微分回路のコンデンサにより補償で
きる。
(3) 上記(2)のローパワー湿度センサにおいて、
周波数−電圧変換回路の出力側に、出力電圧をリニアラ
イズするための非直線素子から成るリニアライズ回路を
接続する。
(4) 上記(3)のローパワー湿度センサにおいて、
リニアライズ回路に、動作点を任意に設定するためのバ
イアス電源を接続し、広範囲にわたるリニアライズを容
易にできるように構成する。
〔作用〕
上記のように構成したので、次のような作用がある。
上記(1)のように構成すると、湿度の変化により湿度
センサ素子のインピーダンスが変化するが、このインピ
ーダンスの変化は、発振回路の時定数の変化となり、発
振出力が変化する。
この場合、湿度が高くなると、湿度センサ素子のインピ
ーダンス(等価抵抗分)が小さくなり、発振周波数が高
くなる。
この周波数の変化を、例えば電圧の変化に変換すれば、
湿度の検出ができることになる。
また、発振回路には、C−MOSゲートICで構成したゲー
トを使用しているため、消費電力が極めて少なくなり、
ローパワーの湿度センサが得られる。
上記(2)のように構成すると、周波数信号を電圧信号
に変換して湿度検出ができるだけでなく、同一の回路に
おいて、湿度センサ素子の温度補償ができるものであ
る。
上記(3)及び(4)のように構成すると、出力電圧が
リニアライズされ、低湿度側から高湿度側にわたる広範
囲の湿度変化に対して、リニアな出力電圧特性となる。
したがって、湿度補償が十分にされ、しかもリニアな特
性で、ローパワー、かつ小型の湿度センサが得られる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図乃至第5図を参照しなが
ら説明する。
第1図は湿度センサの湿度−周波数変換回路を示した図
である。
図において、1は湿度−周波数変換回路、6は発振器、
7は湿度センサ素子回路、R1〜R3は抵抗、C1、C2はコン
デンサ、HSはインピーダンス変化型(抵抗変化型を含
む)湿度センサ素子(セラミック湿度センサ素子)8及
び9は、C−MOSゲートICで作られたゲートを示す。
湿度変化を周波数の変化に変換するには、図示の発振器
6に湿度センサ素子回路7を接続し、全体として、湿度
変化に応じて発振周波数f0を変化させる発振器として動
作させる。
そのために、発振器6として図示のものを用いる。すな
わち、同相ゲート8と逆相ゲート9との直列回路の両端
に、抵抗R1とR2との直列回路を接続し、前記ゲート8及
び9の接続点と、前記抵抗R1及びR2の接続点間にコンデ
ンサC1を接続して発振器6を構成する。
この発振器6において、抵抗R1は、同相ゲート8に高電
圧が印加するのを防止するために設けられたゲート保護
用の抵抗である。
抵抗R2とコンデンサC1とは、発振周波数f0を決定するCR
時定数用のものである。
ゲート8及び9は上記のように、C−MOSゲートICで構
成されており、図示しない電源に接続されている。この
ような構成の発振器6は次のような原理で発振をする。
先ず、電源投入時は、コンデンサC1の電荷はないから、
a点はローレベルの「0」であり、b点はハイレベルの
「1」である。
このため、c点はb点と同じ「1」であるから、c→d
→aの方向で電流が流れコンデンサC1が所定の時定数
(C1R2で決定される)で充電を開始する。したがって、
d点の電位は上昇し、所定の電圧に達すると、e点がハ
イレベルの「1」となる。
e点が「1」になると、a点も「1」となりb点が
「0」となる。この変化によりコンデンサC1は、上記の
場合とは逆方向に充電され、d点の電位が下がる。
d点が所定値まで下がると、e点が「0」となり、a点
が「0」、b点が「1」となり、以後、同様な動作を繰
り返し発振が継続する。
このような発振の周波数は、時定数C1R2によって決ま
り、ほぼ矩形波の発振出力が取り出せる。
上記発振回路6を構成する抵抗R2と並列に接続された湿
度センサ素子回路7は、湿度センサ素子HSと抵抗R3とコ
ンデンサC2とを直列に接続したものである。
湿度センサ素子HSをセラミック湿度センサ素子で構成し
た場合、直流駆動すると素子劣化があるため、コンデン
サC2により直流分が湿度センサ素子HSに印加しないよう
にしている。
また、上記湿度センサ素子HSは、等価的に抵抗Rとコン
デンサCとの並列回路となっている。
そして、抵抗Rは、低湿度側で極めて高く、Cは極めて
小さいが、高湿度になると、Rは指数関数的に減少し、
Cは逆に急激な増加をする。
このような湿度センサ素子HSにおける等価的なR及びC
の変化を補償するために、湿度センサ素子HSと直列に抵
抗R3を接続する。
今、湿度センサ素子HSの等価抵抗と、抵抗R2及びR3を含
めた全合成抵抗をR0とすると、発振器6の発振周波数f0
は、時定数τ=C1R0によって決定され、 となる。この式でC1を一定とすれば、 となり、湿度の変化によってR0が変化することになるか
ら結局、湿度の変化に応じた周波数の発振出力が取り出
せることになり、湿度−周波数変換ができるものであ
る。
第2図は、湿度センサの湿度−周波数−変圧変換回路を
示した図であり、第2図と同符号は同一のものを示す。
図において、C3はコンデンサ、R4は抵抗、2は周波数−
電圧変換回路を示す。周波数−電圧変換回路2は、コン
デンサC3と抵抗R4から成る微分回路で構成され、コンデ
ンサC3としては、セラミックコンデンサ、あるいはセラ
ミックコンデンサと同等の温度特性、すなわち、温度の
上昇にともなって容量が小さくなる特性のコンデンサを
用いる。
湿度−周波数変換回路1については上記のとおりであ
り、ほぼ矩形波で、湿度変化に応じた周波数f0の発振出
力を出す。
この矩形波出力は、コンデンサC3と抵抗R4から成る微分
回路で微分され、出力電圧v0を得る。
ところで、セラミック湿度センサ素子のようなインピー
ダンス変化型(抵抗変化型を含む)湿度センサ素子HS
は、温度が上昇すると、インピーダンスが小さくなる。
この変化により、発振周波数f0が大きくなるから、仮り
にコンデンサC3と抵抗R4が温度変化で変わらないとすれ
ば、微分回路の出力電圧v0は増大することになる。
しかし、上記のように、コンデンサC3は温度が高くなる
と、その容量が小さくなるものを使用する。
このため、発振周波数f0が大きくなった場合、コンデン
サC3の容量が小さくなり、微分される幅が狭くなる。
したがって、出力電圧v0は増大することなく、湿度セン
サ素子HSの温度変化による変化分を補正する。
すなわち、微分回路のコンデンサC3を、温度上昇により
容量の小さくなるセラミックコンデンサ等を用いること
により、インピーダンス変化型の湿度センサ素子に対す
る温度補償ができることになる。
第3図は、リニアライズ回路を付加した湿度センサの1
例を示した図であり、第1図〜第2図と同符号は同一の
ものを示す。
図において、1は湿度−周波数変換回路、2は周波数−
電圧変換回路、3は波形整形回路、4はローパスフィル
タ、5はリニアライズ回路を示す。
また、R6は抵抗、Dはダイオードを示す。リニアライズ
回路5は、図示のように、抵抗R6とダイオードDとの直
列回路を出力側に設けたものである。
このリニアライズ回路5は、湿度−周波数変換回路の発
振周波数f0が、上記合成抵抗R0に対して、 の関係で変化する(非直線的変化)ことにより、湿度セ
ンサの出力電圧が非直線的な変化をするのを補正して、
リニアリティを改善するためのものである。
すなわち、湿度−周波数変換回路1の出力周波数f0は、
湿度の変化にともなって非直線的に変化(湿度の増加に
より指数関数的に減少)するが、この非直線的な変化
と、ダイオードの電圧に対する電流の変化が前記非直線
的な変化と逆の関係で変化することに着目して補正を行
うものである。
上記f0は、湿度が低湿度側から高湿度側に移ると非直線
的に大きくなりその結果、出力端子OUTの出力電圧はf0
の変化に応じて大きくなる。
この時、ダイオードDに印加する電圧が小さければ電流
はあまり流れないが、電圧が増加すると、急激に電流が
増大し、この変化がf0の非直線な変化と逆の関係で非直
線的な変化をする。
このため、ダイオードDの端子間電圧の変化が上記f0
変化を補正し、出力端子OUTの電圧は、リニアライズさ
れ、低湿度側から高湿度側にわたる全湿度変化領域でリ
ニアリティの良い特性が得られる。なお、リニアライズ
回路は、ダイオードでなくとも、他の非直線素子を用い
てもよい。
第4図は、第3図に示したリニアライズ回路に、バイア
ス電源を付加した湿度センサの例を示した図であり、第
1図乃至第3図と同符号は同一のものを示す。
図において、1は湿度−周波数変換回路、2は周波数−
電圧変換回路、3は波形整形回路、4はローパスフィル
タ、5はリニアライズ回路、OUTは出力端子を示す。
また、HSは湿度センサ素子、R1〜R7は抵抗、C1〜C4はコ
ンデンサ、Dはダイオード、TBはバイアス電源端子、8
〜10はC−MOSゲート回路を示す。
この例では、リニアライズ回路5において、ダイオード
Dと抵抗R6との接続点に抵抗R7を接続し、端子TBにバイ
アス電源を接続する。
端子TBに印加する電圧を変化させると、ダイオードDに
印加する電圧が変化し、流れる電流が変化する。
これを利用して、リニアライズすべき動作点を可変とす
るものであり、容易にリニアライズができるものであ
る。
したがって、湿度センサ素子HSを変えた場合に、リニア
ライズの動作点を任意に、且つ容易に設定できる。
第5図は、上記実施例における実施例を示した図であ
る。
図において、横軸は相対湿度RH%を示し、縦軸は湿度セ
ンサの出力電圧〔mV〕、及び、湿度センサ素子のインピ
ーダンス〔Ω〕を示す。なお、実測に用いた湿度センサ
は、#1、#2、#3の3つである。
インピーダンス変化型湿度センサ素子のインピーダンス
Zは、湿度が高くなると図示のように小さくなる。
このようなインピーダンスの変化に対して、湿度センサ
の出力電圧は、極めて直線性の良好な特性が得られた。
また、湿度を一定の70%に維持し、温度を変化させた実
測例としては次のような第1表のデータを得た。
このデータから明らかなように、広範囲の温度変化に対
して、その出力電圧はほとんど一定であり、十分良好な
温度補償ができている。
なお、上記の実施例では、抵抗変化型を含むインピーダ
ンス変化型湿度センサ素子として、セラミック湿度セン
サ素子の例について説明したが、本発明はこのような素
子だけでなく、高分子系湿度センサ素子でも使用可能で
ある。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば次のような効果が
ある。
(1) 湿度−周波数変換回路に、C−MOSゲートICを
用い、本発明のような構成にしたので、消費電力が極め
て少なくなり、また、回路構成も簡単で安価な湿度セン
サとなる。
(2) 周波数−電圧変換回路により、特別な回路を設
けなくても、湿度センサ素子の温度補償が簡単にでき
る。
(3) 簡単な回路により、出力電圧のリニアリティを
補償でき、広範囲の湿度変化にわたって十分にリニアな
湿度信号が取り出せる。
(4) 回路に流れる電流が極めて少なく、例えば100
μA以下にできるため、回路の発熱が極めて少なくでき
る。
また、回路構成が簡単で小型化できるため、湿度センサ
素子と、信号処理回路とを一体化できる。
(5) 上記(4)の理由により、温度特性の補正が有
効に働き、良好な特性の湿度信号が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は、本発明の実施例を示した図であ
り、 第1図は湿度センサの湿度−周波数変換回路を示した
図、 第2図は湿度センサの湿度−周波数−電圧変換回路を示
した図、 第3図はリニアライズ回路を付加した湿度センサの回路
図、 第4図はバイアス可変のリニアライズ回路を付加した湿
度センサの回路図、 第5図は上記実施例の実測例を示した図、 第6図は従来の電圧検出方式による湿度センサを示した
図、 第7図は従来の位相比較方式による湿度センサを示した
図である。 1……湿度−周波数変換回路 2……周波数−電圧変換回路 3……波形整形回路 4……ローパスフィルタ 5……リニアライズ回路 6……発振器 7……湿度センサ素子回路 8……正相ゲート 9……逆相ゲート HS……湿度センサ素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土田 敦子 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−75954(JP,A) 特開 昭64−75953(JP,A) 特開 昭62−17649(JP,A) 特開 昭56−36046(JP,A) 実開 昭59−12047(JP,U)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発振器(6)、及び前記発振器(6)に接
    続された湿度センサ素子回路(7)からなり、湿度の変
    化を周波数の変化に変換する湿度−周波数変換回路
    (1)と、 前記湿度−周波数変換回路(1)から出力される周波数
    信号を電圧信号に変換する周波数−電圧変換回路(2)
    と、 前記周波数−電圧変換回路(2)から出力される電圧信
    号をリニアライズするリニアライズ回路(5)を備え、 前記発振器(6)を、同相ゲート(8)と逆相ゲート
    (9)との直列回路の両端に、ゲート保護用の抵抗
    (R1)と、時定数回路を構成する抵抗(R2)との直列回
    路を接続し、前記ゲート(8)及び(9)の接続点と、
    前記抵抗(R1)及び(R2)の接続点との間にコンデンサ
    (C1)を接続した構成とし、 前記湿度センサ素子回路(7)を、インピーダンス変化
    型(抵抗変化型を含む)の湿度センサ素子(HS)と、前
    記湿度センサ素子(HS)の高湿度側補正用の抵抗(R3
    と、直流分阻止用のコンデンサ(C2)との直列回路で構
    成し、 前記湿度センサ素子回路(7)を、前記時定数回路を構
    成する抵抗(R2)と並列に接続したことを特徴とするロ
    ーパワー湿度センサ。
  2. 【請求項2】請求項(1)に記載のローパワー湿度セン
    サにおいて、 湿度−周波数変換回路(1)の出力側に、コンデンサ
    (C3)と抵抗(R4)から成る微分回路で構成した周波数
    −電圧変換回路(2)を設け、これにより周波数信号を
    電圧信号に変換すると共に、前記微分回路のコンデンサ
    (C3)として、温度上昇により容量の小さくなるコンデ
    ンサを用い、湿度センサ素子(HS)の温度変化にともな
    う周波数の変化を、前記コンデンサ(C3)で補償するこ
    とを特徴とするローパワー湿度センサ。
  3. 【請求項3】請求項(2)に記載のローパワー湿度セン
    サにおいて、 周波数−電圧変換回路(2)の出力側に、出力電圧をリ
    ニアライズするための非直線素子から成るリニアライズ
    回路(5)を接続したことを特徴とするローパワー湿度
    センサ。
  4. 【請求項4】請求項(3)の記載のローパワー湿度セン
    サにおいて、 リニアライズ回路(5)に、動作点を任意に設定するた
    めのバイアス電源を接続したことを特徴とするローパワ
    ー湿度センサ。
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