JPH0776681B2 - ウォームの歯面検査装置 - Google Patents

ウォームの歯面検査装置

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JPH0776681B2
JPH0776681B2 JP1070037A JP7003789A JPH0776681B2 JP H0776681 B2 JPH0776681 B2 JP H0776681B2 JP 1070037 A JP1070037 A JP 1070037A JP 7003789 A JP7003789 A JP 7003789A JP H0776681 B2 JPH0776681 B2 JP H0776681B2
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JP
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worm
tooth surface
tooth
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worm wheel
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Inventor
泰門 堀江
守 善如寺
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株式会社三ツ葉電機製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] <産業上の利用分野> 本発明はウォームギヤに於けるウォーム歯面の凹凸を検
査する装置に関する。
<従来の技術> 従来、例えばウォームギヤの歯合部分から発生する騒音
を低減するべくウォーム歯面上に傷等による微小な突部
の有無及びその大きさを検査するには、ウォームの溝に
その形状に沿う検出ピンの先端部分を摺接させ、その状
態でウォームを低速で所定の方向に回転させると共に検
出ピンをウォームの軸線方向に移動させ、歯面上に突部
があると検出ピンが変位することを利用してその位置及
び変位量をリニアゲージ等を用いて測定する装置が用い
られていた。
しかるに、このような検査装置ではウォーム歯面上の突
部の有無及び大きさを知ることは可能であるが、形状を
把握することができず、ウォームを実際に使用した場合
の騒音等への影響を予測することができない。また、こ
の検査装置では、検出ピンを支持する位置が固定されて
いることからウォームが一方向にのみ回転する場合しか
想定されておらず、使用時に正逆転するウォームの場
合、検査装置を2つ設けるか、或いはウォームの方向を
変えて2度検査する必要がある等、その作業が煩雑にな
りがちであった。
<発明が解決しようとする課題> このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目的
は、ウォーム歯面の凹凸を容易にかつ精度良く検査でき
るウォームの歯面検査装置を提供することにある。
[発明の構成] 〈課題を解決するための手段〉 このような目的は本発明によれば、ウォーム歯面の凹凸
を検査するため装置であって、前記ウォームとの間に遊
隙を有するような歯厚の歯をもって該ウォームに歯合す
るウォームホイールと、前記ウォームホイールを回転自
在に枢支すると共に前記ウォームの軸線方向に移動可能
な支持体と、前記支持体を前記軸線方向初期位置に向け
てばね付勢する手段と、前記ウォームホーイルに所定の
回転抵抗を与える手段と、前記支持体の前記軸線方向へ
の加速度を検出する加速度センサと、前記ウォームを所
定の速度で回転させる手段とを有することを特徴とする
ウォーム歯面の検査装置を提供することにより達成され
る。
<作用> このようにすれば、例えばウォーム歯面に突部がある場
合、ウォームホイールがウォームの軸線方向に突部の形
状に応じて急激に移動することから加速度センサにて突
部の位置、大きさ及び形状を検出することができ、ウォ
ーム使用時の騒音を予測できる。また、ウォーム或いは
当該検査装置の配置を変えることなくウォームを逆転さ
せるのみで、ウォームの軸線方向両側歯面が容易に検査
でき、ウォームが正逆転する場合でも容易にウォーム使
用時の騒音を予測できる。
<実施例> 以下、本発明の好適実施例を添付の図面について詳しく
説明する。
第1図は、本発明に基づく検査装置1及び被検査体とし
てのモータ回転子2を示す。
モータ回転子2は、回転軸3の外周に嵌装されたアーマ
チュア4とコンミテータ5とを有する。アーマチュア4
は、周方向に等間隔に複数のスロット6を有し、該スロ
ットとコンミテータ5に付設されたダンク7とに銅線か
らなるワイヤが巻回されコイル8をなしている。また、
回転軸3のコンミテータ5側端部にはウォーム9が形成
されている。
一方、検査装置1は、上記した回転子2のウォーム9に
歯合するウォームホイール10と、該ウォームホイールを
枢軸10aをもって回転自在に支持する支持体11と、図示
されない固定端に固着されたベース部材13に対して支持
体11をウォーム9の軸線方向に平行移動可能に支持する
と共にその初期位置に向けて弾発付勢する1対の板ばね
12と、ウォーム9の軸線方向への支持体11の加速度を検
出するために、支持体11からこの軸線方向に延出するア
ーム11aに設けられた加速度センサ14と、回転子2を保
持した状態で低速回転させる定速回転装置15とを有して
いる。加速度センサ14及び定速回転装置15は、両者から
の出力に基づきウォーム9を検査するべく図示されない
処理ユニットに接続されている。
ここで、第2図に良く示すように、ウォームホイール10
の歯10bは、ウォーム9に歯合した状態で遊隙を有する
歯厚Wとなっており、そのためウォーム9の互いに対向
する歯面9aと歯面9bとの間にて歯10bがウォーム9の軸
線方向に移動し得るようになっている。また、ウォーム
ホイール10は、支持体11から枢軸10aを介して所定の回
転抵抗を受けるようになっている。
以下に本実施例の作動要領を説明する。まず、モータ回
転子2を定速回転装置15により第1図に示す矢印Aの方
向に所定の速度で回転させると、ウォームホイール10は
矢印Bの方向に回転する。このときに、第2図の実線に
示すように、ウォーム9の歯面9aに突部が殆どなく比較
的滑らかであると支持体11は殆ど移動することなくウォ
ームホイール10のみが所定の速度で回転する。従って加
速度センサ14には何も検出されない。一方、第2図に想
像線に示すように歯面9aに突部16があると、その部分に
ウォームホイール10の歯10bが乗上げ、ウォームホイー
ル10の回転速度を急激に早めようとするが、支持体11に
対してウォームホイール10が所定の回転抵抗を有してい
ることから該ホイールは急激には回転加速しない。する
と、支持体11が板ばね12の付勢力に抗してウォームホイ
ール10と共に矢印Cの方向に移動することとなる。ま
た、突部16をウォームホイール10が乗越える際には、板
ばね12の付勢力により支持体11が矢印Dの方向に戻るこ
ととなる。この突部16による支持体11の矢印C及び矢印
D方向への動きを加速度センサ14により検出し、その時
の定速回転装置15からの回転位置出力値と共に突部16の
位置、大きさ及び形状を分析することができる。
ウォーム9の歯面9aの背面側歯面9bを検査するには、モ
ータ回転子2を逆転させ(矢印Aと相反する方向)、上
記と同様の要領で検査すれば良い。
尚、実際にはモータ回転子2を使用時の回転速度に回転
させることにより、歯面9a、9b上の突部に起因する騒音
を好適に予測することができる。
[発明の効果] このように本発明によれば、例えばウォーム歯面に突部
がある場合、ウォームホイールがウォームの軸線方向に
突部の形状に応じて急激に移動することから加速度セン
サにて突部の位置、大きさ及び形状を検出することがで
き、ウォーム使用時の騒音を予測できる。また、配置を
変えることなくウォームを逆転させるのみで、ウォーム
の軸線方向両側歯面が容易に検査でき、ウォームが正逆
転する場合でも容易にウォーム使用時の予測できること
からウォームの歯面を検査する作業に於ける信頼性及び
作業容易性が向上するため、その効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に基づくウォームの歯面検査装置の構
成及び使用状態を示す斜視図である。 第2図は、第1図の部分拡大側面図である。 1……ウォーム歯面検査装置 2……モータ回転子、3……回転軸 4……アーマチュア、5……コンミテータ 6……スロット、7……タング 8……コイル、9……ウォーム 9a、9b……歯面、10……ウォームホイール 10a……枢軸、10b……歯 11……支持体、11a……アーム 12……板ばね、13……ベース部材 14……加速度センサ、15……定速回転装置 16……突部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウォーム歯面の凹凸を検査するため装置で
    あって、 前記ウォームとの間に遊隙を有するような歯厚の歯をも
    って該ウォームに歯合するウォームホイールと、 前記ウォームホイールを回転自在に枢支すると共に前記
    ウォームの軸線方向に移動可能な支持体と、 前記ウォームホイールの歯面が前記ウォームの歯面に追
    従するように前記支持体を前記ウォームの軸線方向に向
    けてばね付勢する手段と、 前記ウォームホイールに所定の回転抵抗を与える手段
    と、 前記支持体の前記ウォームの軸線方向への加速度を検出
    する加速度センサと、 前記ウォームを所定の速度で回転させる手段とを有する
    ことを特徴とするウォーム歯面の検査装置。
JP1070037A 1989-03-22 1989-03-22 ウォームの歯面検査装置 Expired - Fee Related JPH0776681B2 (ja)

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JPH02248801A JPH02248801A (ja) 1990-10-04
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