JPH077661A - 撮影装置 - Google Patents

撮影装置

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JPH077661A
JPH077661A JP5146324A JP14632493A JPH077661A JP H077661 A JPH077661 A JP H077661A JP 5146324 A JP5146324 A JP 5146324A JP 14632493 A JP14632493 A JP 14632493A JP H077661 A JPH077661 A JP H077661A
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Shigeki Tsuji
繁樹 辻
Takashi Nakajima
中島  隆
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単板式あるいは2板式のCCD撮像素子を用
いたカラービデオカメラに画像処理を用いた手振れ補正
装置を組み合わせる場合、色分離処理を正しく行うこと
ができる撮影装置を得る。 【構成】 フィールドメモリに映像信号を記憶する際
に、常に奇数あるいは偶数のどちらかのアドレスから書
き込むように制御し、読み出し時に読み出し開始アドレ
スの再下位ビットを参照すれば、読み出し開始アドレス
が奇数アドレスか偶数アドレスかを判別できるように
し、これを基準にして輝度信号、色信号分離手段の動作
を制御することにより、輝度信号・色信号分離手段にお
いて各画素の色成分に応じた動作を実現することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手振れ補正装置および
画像拡大装置などを備え、フィールドメモリを用いた画
像処理を行うビデオカメラなどの撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラ搭載機能として注目
されつつある画像処理を用いた手振れ補正装置および画
像拡大装置は、1フィールド内で画像加工を行うために
フィールドメモリを必要とする。以下にその1例として
特開昭63−166370号公報に記載されている手振
れ補正装置を示す。
【0003】図5は従来のフィールドメモリ装置を含む
手振れ補正装置の全体構成を示すブロック回路図であ
る。図において、501は映像信号入力端子、502は
A/D変換器であり、映像信号入力端子501に入力さ
れた映像信号をデジタル信号に変換する。503はフィ
ールドメモリであり、A/D変換器502でデジタル信
号に変換された映像信号を1フィールド分記憶する。5
04は動きベクトル検出回路であり、A/D変換器50
2が出力する。505はメモリコントローラであり、動
きベクトル検出回路504の出力に応じて、フィールド
メモリ503の読み出しを制御する。506は補間拡大
回路であり、メモリ503から読み出された映像信号を
補間、拡大する。507はD/A変換器であり、補間回
路506の出力信号をアナログ信号に変換して出力す
る。
【0004】次に、動作について説明する。映像信号入
力端子501に入力された映像信号はA/D変換器50
2でデジタル信号に変換される。A/D変換器502の
出力はフィールドメモリ503および動きベクトル検出
回路504にそれぞれ送出される。動きベクトル検出回
路504は公知の代表点マッチング法により1フィール
ド毎の画像の動きベクトルを検出し、メモリコントロー
ラ505に出力する。
【0005】また、フィールドメモリ503にはA/D
変換器502の出力する映像信号1フィールド分が書き
込まれる。メモリコントローラ505は動きベクトル検
出回路の出力に応じてフィールドメモリ503の書き込
み読み出しを制御する。ここで、フィールドメモリ50
3にA/D変換器502の出力を書き込む際には、1フ
ィールド分全画面を書き込むが、これを読みだす際に
は、書き込み画面より小さな画面領域を読み出し、その
読み出し位置は動きベクトル検出回路504の出力する
アドレスに応じて変化させる。これにより、画振れを低
減することができる。
【0006】その原理を図により説明する。図6は画振
れ補正の原理を示す図である。図において、601はフ
ィールドメモリ603に書き込まれる画面、602aお
よび602bはフィールドメモリ603から読みだされ
る画面、603aおよび603bは画面内の被写体であ
る。あるフィールドにおいて、書き込み画面601内の
被写体603aが、画振れのためにその次のフィールド
で603bの位置に移動し、その時の動きベクトルがΔ
vだったとすれば、読み出し画面を602aの位置か
ら、602bの位置にΔvだけ移動させることにより読
み出し画面内の被写体は一定の位置に固定することがで
きる。上記の動作を1フィールド毎に繰り返すことによ
り、撮影画像に含まれる連続的な画振れを除去すること
ができる。従って、メモリコントローラ505の出力す
るフィールドメモリ503の読み出しアドレスは、その
初期値に画振れ補正動作開始時からの動きベクトルの積
算値ΣΔvを加算したものとすればよい。上記のように
して画振れを補正された映像信号は補間拡大回路506
において、入力画面のサイズに補間・拡大され、D/A
変換器507によってアナログ信号に変換されて出力さ
れる。
【0007】ところで、フィールドメモリへの映像信号
の書き込みを常に同じアドレスから行うと、画像の切り
出しを行った場合に読みだしアドレスに書き込みアドレ
スが追いつく場合が発生する。これを防止する方法とし
ては特開平2−109474号公報に示された画像メモ
リ装置の制御方法などがある。
【0008】すなわち、フィールドメモリに書き込まれ
ている第1フィールドの映像信号読みだし領域が決定す
れば、続く第2フィールドの映像信号の書き込み開始行
アドレスを第1フィールドの読みだし終了行アドレスの
次のアドレス以降に設定する。また、行アドレス制御に
おいて、最大行アドレスと最小行アドレスが連続したリ
ング状に扱うようにする。たとえば、行アドレスが0か
ら303までのフィールドメモリを使用した場合には、
カウント値が303までくると0にクリアされるような
行アドレスカウンタを使用すればよい。
【0009】図7は従来の手振れ補正装置におけるフィ
ールドメモリの行アドレス制御のタイミングチャートで
ある。図において、縦軸は行アドレス、横軸は時間、実
線は書き込み行アドレス、点線は読み出し行アドレスを
それぞれ示し、書き込まれた画像の縦・横とも1/2の
領域を読みだしている。図より、この方式を用いれば書
き込み行アドレスと読み出し行アドレスが競合すること
を防止できることが分かる。
【0010】以上述べたような手振れ補正装置をビデオ
カメラに組み込めば、手持ち撮影でも安定した撮影が実
現できて便利である。現在、家庭用ビデオカメラとして
主流になっているものは、CCD撮像素子を用いた単板
式カラービデオカメラである。その全体構成の一例を示
すブロック回路図を図8に示す。図において、1はレン
ズであり、光学像を結像する。2は色分離フィルタであ
り、レンズ1が結像した光学像を4種類の色成分に分離
する。3はCCD撮像素子であり、レンズ1が結像し、
色フィルタ2によって色成分別に分離された光学像を電
気信号に変換する。4はA/D変換器であり、CCD固
体撮像素子からの映像信号をデジタル信号に変換する。
8は奇数画素ラッチ回路であり、A/D変換器4が出力
する奇数列めの画素のデータをラッチする。9は偶数画
素ラッチ回路であり、A/D変換器4が出力する偶数列
めの画素のデータをラッチする。
【0011】10は加算器であり、第1の奇数画素ラッ
チ回路8の出力する奇数列めの画素のデータと、偶数画
素ラッチ回路9が出力する偶数列めの画素のデータを加
算し、輝度信号成分を得る。11は減算回路であり、奇
数画素ラッチ回路8の出力信号から偶数画素ラッチ回路
9の出力信号を減算し、線順次色差信号を得る。12は
輝度信号ラッチ回路であり、加算器10の出力信号をラ
ッチする。13は色差線順次信号ラッチ回路であり、減
算回路11の出力信号を2画素期間ラッチする。14は
1H遅延回路であり、減算器11の出力する線順次色差
信号を1水平期間遅延する。15は色差線順次−同時変
換回路であり、色差線順次信号ラッチ回路13の出力信
号と、1H遅延回路14の出力信号から第1の色差信号
2R−Gを選択する2R−G選択スイッチ16および第
2の色差信号2B−Gを選択する2B−G選択スイッチ
17からなる。
【0012】21は第1のD/Aコンバータであり、輝
度信号ラッチ回路12の出力信号をアナログ信号に変換
する。22は第2のD/Aコンバータであり、色差線順
次−同時変換回路15の2R−G選択スイッチ16の出
力信号をアナログ信号に変換する。23は第3のD/A
コンバータで色差線順次−同時変換回路15の2B−G
選択スイッチ17の出力信号をアナログ信号に変換す
る。824は基準信号発生回路であり、CCD撮像素子
3、奇数画素ラッチ回路8、偶数画素ラッチ回路9、色
差線順次−同時変換回路15をそれぞれ制御する信号を
発生する。31はCCDドライバであり、基準信号発生
回路24の出力信号に応じてCCD撮像素子3の動作を
制御する。
【0013】次に、動作について説明する。レンズ1に
よって結像された光学像は、色分離フィルタ2によっ
て、4種類の色成分に分離される。図9は従来の撮影装
置の色分離フィルタのフィルタ構成を示す図である。フ
ィルタはCCD撮像素子のフォトダイオードの配列に応
じたマトリックス構造となっており、奇数行、奇数列の
フィルタはマゼンダ透過フィルタ、奇数行、偶数列のフ
ィルタはグリーン透過フィルタ、4の倍数−2行、奇数
列のフィルタはシアン透過フィルタ、4の倍数−2行、
偶数列のフィルタはイエロー透過フィルタ、4の倍数
行、奇数列のフィルタはイエロー透過フィルタ、4の倍
数行偶数列のフィルタはシアン透過フィルタである。
【0014】色分離フィルタ2によって4種類の色成分
に分離された光学像はCCD撮像素子によって電気信号
に変換される。図10はCCD撮像素子の構成を示す図
であり。図において、1001はフォトダイオードであ
り、垂直方向と水平方向の2次元に配列され、色分離フ
ィルタ2を透過した光線量に応じた電荷を発生する。1
002は垂直転送CCDであり、ホトダイオード100
1の発生した電荷を蓄積し、CCDドライバ31からの
垂直転送クロックに応じて垂直方向に電荷を掃き出す。
1003は水平転送CCDであり、垂直転送クロックに
よって垂直転送CCDから掃き出された電荷をCCDド
ライバ31からの水平転送クロックに応じて水平方向に
掃き出し、映像信号として出力する。
【0015】CCD撮像素子3では、奇数フィールドで
は2n−1行目と2n行目(但しn=1、2、3)の電
荷を加算して映像信号1ラインとし、また、偶数フィー
ルドでは2n行目と2n+1行目の電荷を加算して映像
信号1ラインとして読み出す。ここで、色分離フィルタ
2のフィルタ配列は図9に示した通りであるから、奇数
フィールドにおいて奇数ラインの奇数画素はマゼンダ+
シアン、奇数ラインの偶数画素はグリーン+イエロー、
偶数ラインの奇数画素はマゼンダ+イエロー、偶数ライ
ンの偶数画素はグリーン+シアンの色成分を持つ。同様
にして偶数フィールドの奇数ライン奇数画素はシアン+
マゼンダ、奇数ライン偶数画素はイエロー+グリーン、
偶数ライン奇数画素はイエロー+マゼンダ、偶数ライン
偶数画素はシアン+グリーンの色成分を持つ。
【0016】個体撮像素子3の出力する映像信号の奇数
画素は奇数画素ラッチ回路8に、偶数画素は偶数画素ラ
ッチ回路9にそれぞれラッチされる。加算器10では奇
数画素ラッチ回路8の出力する奇数画素データと、偶数
画素ラッチ回路9の出力する偶数画素のデータを加算す
る。このとき、奇数フィールドにおける奇数ラインの色
成分はマゼンダ+シアン+グリーン+イエローとなり、
これはRGB(レッド、グリーン、ブルー)表示をすれ
ば2R+3G+2Bとなって輝度信号に相当する。
【0017】また、偶数ラインの色成分もマゼンダ+イ
エロー+グリーン+シアンとなり、輝度信号となる。同
様にして、偶数フィールドにおいても奇数ライン、偶数
ラインとも輝度信号になり、加算器10の出力は映像信
号の輝度成分となる。また、減算器11では奇数画素ラ
ッチ回路8の出力する奇数画素のデータから偶数画素ラ
ッチ回路9の出力する偶数画素のデータを減算する。こ
のとき、奇数フィールドの奇数ラインでは(マゼンダ+
シアン)−(グリーン+イエロー)となり、これは2B
−Gに相当する。また、偶数ラインでは(マゼンダ+イ
エロー)−(グリーン+シアン)となり、2R−Gとな
る。
【0018】同様にして、偶数フィールドの奇数ライン
では(シアン+マゼンダ)−(イエロー+グリーン)で
2B−Gに、偶数ラインでは(イエロー+マゼンダ)−
(シアン+グリーン)で2R−Gになる。したがって、
減算器11の出力信号は2種類の色差信号がライン毎に
交互に現れることになる。
【0019】さらに、減算器11の出力信号は色差線順
次信号ラッチ回路13を経由して1H遅延回路14と、
色線順次−同時変換回路15に送出される。また、1H
遅延回路14は、色差線順次信号ラッチ回路13の出力
信号をちょうど1水平期間遅延するので、奇数ラインの
時は2R−Gを、偶数ラインの時は2B−Gをそれぞれ
出力する。色線順次−同時変換回路15では色差線順次
信号ラッチ回路13の出力と1H遅延回路14の出力を
ライン毎に交互に切り替える2R−G選択スイッチ16
と2B−G選択スイッチ17からなっており、2R−G
選択スイッチ16は奇数ラインでは1H遅延回路14の
出力を、偶数ラインでは色差線順次信号ラッチ回路13
の出力をそれぞれ選択し、常に2R−Gを出力する。
【0020】一方、2B−G選択スイッチ17は奇数ラ
インでは色差線順次信号ラッチ回路13の出力を、偶数
ラインでは1H遅延回路14の出力をそれぞれ選択し、
常に2B−Gを出力する。このようにして、色差線順次
−同時変換回路15では線順次に現れる色差信号を同時
信号に変換する。
【0021】さらに、加算器10の出力する輝度信号は
輝度信号ラッチ回路12を経由して第1のD/A変換器
21によってアナログ信号に変換され、同様にして2R
−G選択スイッチ16の出力する色差信号2R−Gは第
2のD/A変換器22で、2B−G選択スイッチの出力
する色差信号2B−Gは第3のD/A変換器23によっ
てそれぞれアナログ信号に変換される。なお、CCD撮
像素子の動作タイミング、奇数画素ラッチ回路8と偶数
画素ラッチ回路9のラッチタイミング、色差線順次−同
時変換回路15の切り替えタイミングはすべて基準信号
発生回路824によって制御する。上記のようにして、
レンズ1によって結像された光学像を映像信号に変換す
ることができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記のような単板式カ
ラービデオカメラに手振れ補正装置を組み合わせる場
合、輝度信号+色差信号×2の所にフィールドメモリを
設けるよりも、輝度信号と色信号が複合化されているC
CD出力と輝度・色分離処理の間にフィールドメモリを
設ければメモリ容量が少なく済むメリットがある。しか
し、手振れ補正装置では、フィールドメモリにおいて読
み出し位置を変化させる性質上、奇数画素ラッチ回路
8、偶数画素ラッチ回路9および色差線順次−同時変換
回路15において基準信号発生回路の発生する正規のタ
イミングと、画素データの持つ色成分との関係(以下、
色位相という)が保証できなり、正常な色処理が行えな
くなるといった問題点があった。
【0023】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、単板式あるいは2板式のCCD撮
像素子を用いたカラービデオカメラに画像処理を用いた
手振れ装置を組み合わせる場合、色分離を正しく行うこ
とができる撮影装置を得ることを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明に係る撮影装置
は、CCD撮像素子からの輝度・色複合映像信号1フィ
ールド以上の記憶容量を持ち、そのアドレス構成は行ア
ドレスを映像信号が構成する画像の垂直方向のライン
に、列アドレスを水平方向の画素にそれぞれ対応させた
メモリ手段と、常に前記メモリ手段の偶数アドレスある
いは奇数アドレスから映像信号の書き込むよう制御する
書き込み制御手段と、前記メモリ手段の任意のアドレス
から映像信号の読み出すよう制御する読み出し制御手段
と、前記メモリ手段の映像信号から画素毎の演算処理に
より輝度信号と色信号を分離し、前記メモリ手段の書き
込みアドレスを2進表示した場合の最下位ビットによっ
て前記演算処理を制御する輝度信号・色信号分離手段と
を備えたものである。
【0025】また、前記CCD撮像素子からの輝度・色
複合映像信号は、色成分として2通りの異なる色差信号
がライン毎に交互に現れる色差線順次方式である場合
に、前記輝度信号・色信号分離手段の出力する色信号を
1水平期間保持する1ライン遅延手段の出力と前記輝度
信号・色信号分離手段の出力を前記メモリ手段の読み出
し開始行アドレスの最下位ビットを基準として選択し、
前記2通りの色差信号を同時化して出力する順次−同時
変換手段を備えたものである。
【0026】また、書き込み制御手段および読み出し制
御手段は前記メモリ手段の行アドレスの最大値が最小値
と連続したリング状になるように動作し、前記読み出し
制御手段が読み出す第1のフィールドの読み出し終了列
アドレスの次のアドレス以降から、連続する第2のフィ
ールドの映像信号を書き込むように構成したものであ
る。
【0027】
【作用】本発明における撮影装置は、フィールドメモリ
に映像信号を記憶する際に、常に奇数あるいは偶数のど
ちらかのアドレスから書き込むように制御し、読み出し
時に読み出し開始アドレスの最下位ビットを参照すれ
ば、読み出し開始アドレスが奇数アドレスか偶数アドレ
スかを判別できるようにし、これを基準にして輝度、色
信号分離手段の動作を制御することにより、輝度信号・
色信号分離手段において色位相に応じた動作を実現する
ことが出来る。
【0028】また、前記CCD撮像素子からの輝度・色
複合映像信号が色成分として2通りの異なる色差信号が
ライン毎に交互に現れる色差線順次方式である場合、輝
度信号・色信号分離手段の出力する線順次色差信号を1
ライン遅延手段により遅延された1ライン前の線順次色
差信号と前記輝度信号・色信号分離手段の出力と前記1
ライン遅延手段の出力信号を各色差信号毎に選択出力す
る色差線順次−同時変換手段の動作を前記メモリ手段の
読み出し開始行アドレスの最下位ビットを基準として制
御することにより、フィールドメモリの読み出し開始行
アドレスの変化による色位相の変化に応じた動作を実現
することが出来る。
【0029】また、フィールドメモリでの書き込みアド
レスと読みだしアドレスの競合を防止するために書き込
み制御手段および読み出し制御手段を前記メモリ手段の
行アドレスがその最大値が最小値と連続したリング状に
なるように動作させ、前記読み出し制御手段が読み出す
第1のフィールドの読み出し終了列アドレスの次のアド
レス以降から連続する第2のフィールドの映像信号を書
き込むように構成した場合は、読みだし終了行アドレス
に応じて書き込み開始行アドレスも変化するが、書き込
み開始アドレスを常に奇数あるいは偶数アドレスになる
よう制御し、読みだし開始行アドレスの最下位ビットを
基準として色差線順次−同時変換手段の動作を制御し、
フィールドメモリから読み出される映像信号の垂直方向
の色位相に応じた処理を実現することができる。
【0030】
【実施例】実施例1.図1は本発明の一実施例による撮
影装置の全体構成を示すブロック図である。図におい
て、1は光学像を結像するレンズである。2は色フィル
タであり、レンズ1が結像した光学像を4種類の色成分
に分ける。3はCCD固体撮像素子であり、レンズm3
01が結像し、色フィルタ2によって色成分別に分離さ
れた光学像を電気信号に変換する。4はA/D変換器で
あり、CCD固体撮像素子からの映像信号をデジタル信
号に変換する。5はフィールドメモリであり、A/D変
換器4の出力するデジタル化された映像信号1フィール
ドを書き込み、読み出す。6は動き検出回路で映像信号
が構成する画像の1フィールド毎の動きを検出する。7
はメモリコントローラであり、フィールドメモリの書き
込みを制御し、また、動き検出回路6の検出出力に応じ
て画像の揺れを補正するようにフィールドメモリの読み
出しを制御する。8は奇数画素ラッチ回路であり、フィ
ールドメモリ5の出力信号のうち奇数画素のデータをラ
ッチする。9は偶数画素ラッチ回路であり、フィールド
メモリ5の出力信号のうち偶数画素のデータをラッチす
る。10は加算器であり、奇数画素ラッチ回路8の出力
する奇数画素のデータと偶数画素ラッチ回路9の出力す
る偶数画素のデータを加算する。
【0031】11は減算器であり、奇数画素ラッチ回路
8の出力する奇数画素のデータから偶数画素ラッチ回路
9の出力する偶数画素のデータを減算する。12は輝度
信号ラッチ回路であり、加算器10の出力信号を2画素
期間ラッチする。13は色差線順次信号ラッチ回路であ
り、減算器11の出力信号を2画素期間ラッチする。1
4は1H遅延回路であり、色差線順次信号ラッチ回路1
3の出力を1水平期間遅延する。15は色差線順次−同
時変換回路であり、色差線順次信号ラッチ回路13の出
力信号と、1H遅延回路14の出力信号を選択出力する
2R−G選択スイッチ16および2B−G選択スイッチ
17からなる。18は第1の電子ズーム回路であり、輝
度信号ラッチ回路12の出力する信号を所定の倍率で拡
大する。19は第2の電子ズーム回路であり、色差線順
次−同時変換回路15の2R−G選択スイッチ16の出
力信号を所定の倍率で拡大する。20は第3の電子ズー
ム回路であり、色差線順次−同時変換回路15の2B−
G選択スイッチ17の出力信号を所定の倍率で拡大す
る。21は第1のD/A変換器であり、第1の電子ズー
ム回路18の出力信号をアナログ信号に変換する。22
は第2のD/A変換器であり、第2の電子ズーム回路1
9の出力信号をアナログ信号に変換する。
【0032】23は第3のD/A変換器であり、第3の
電子ズーム回路20の出力信号をアナログ信号に変換す
る。24は基準信号発生回路であり、CCD撮像素子
3、奇数画素ラッチ回路8、偶数画素ラッチ回路9、輝
度信号ラッチ回路12、色差線順次信号ラッチ回路1
3、色差線順次−同時変換回路15などの動作を制御す
る。25は画素選択制御回路であり、基準信号発生回路
24の発生する奇数画素ラッチイネーブル信号と、偶数
画素ラッチイネーブル信号をメモリコントローラ7の出
力する読み出し開始列アドレスの最下位ビットに応じて
選択し、奇数画素ラッチ回路8および偶数画素ラッチ回
路9のイネーブル端子に出力する。28は色差信号選択
制御回路であり、基準信号発生回路24の発生する色差
信号選択信号をメモリコントローラ7の出力する読み出
し開始行アドレスの最下位ビットによって正転・反転を
切り替えて色差線順次−同時変換回路15に出力する。
31はCCDドライバであり、基準信号発生回路24の
出力信号に応じてCCD撮像素子3の制御信号を発生す
る。
【0033】次に動作について説明する。レンズ1によ
って結像された光学像は色分離フィルタ2によって4種
類の色成分に分離される。色分離フィルタ2のフィルタ
配列は、従来例で図9に示したものと同じである。色分
離フィルタ2を経由した光学像はCCD撮像素子3によ
って映像信号に変換され、A/D変換器4によってデジ
タル信号に変換される。ここまでの処理は従来例と同じ
である。
【0034】A/D変換器4によってデジタル信号に変
換された映像信号は、フィールドメモリ5に書き込まれ
る。このフィールドメモリの最小行アドレスは1、最小
列アドレスも1である。フィールドメモリには映像信号
の垂直有効期間のみ書き込むこととし、書き込みを開始
する行アドレスは、従来例に示したように前フィールド
の画像の読み出し終了行アドレスの次のアドレス以降と
するが、このとき書き込み開始アドレスを常に奇数アド
レスとなるようにメモリコントローラ7で制御する。
【0035】すなわち、書き込み開始行アドレスを読み
出し終了行アドレスが奇数であった場合には読み出し終
了行アドレス+2、偶数であった場合には読み出し終了
行アドレス+1として垂直有効ラインの先頭ラインから
書き込んでゆく。また、水平方向のアドレス制御ではC
CD撮像素子からの各ラインにおける映像信号の先頭
(1列め)の画素がフィールドメモリの1列になるよう
に書き込んでゆく。一方、フィールドメモリの読み出し
アドレスは、図5に示した従来例と同様に動きベクトル
検出回路6が検出したフィールドごとの画像全体の動き
ベクトルに応じて変化する。
【0036】ここで、動きベクトル検出回路6およびメ
モリコントローラ7における動きベクトル演算とフィー
ルドメモリ5の制御のアルゴリズムを図2に示す。処理
201および202は電源投入時あるいはシステムリセ
ット直後などに行われる処理を表し、フィールドメモリ
5書き込み開始アドレスの初期値を所定のアドレスに設
定する。次に、処理203においてフィールドメモリの
読み出しおよび書き込み制御信号を出力する(初期状態
では書き込み制御のみ)。次に、処理204で1フィー
ルド間の画像全体の動きベクトルを演算する。次に、処
理205において、処理204の結果と、フィールドメ
モリ上での画像記録アドレスから読み出し開始行アドレ
ス、列アドレスおよび読み出し終了行アドレスを演算す
る。次に、処理206によって処理は2系統に分岐され
る。すなわち、処理205によって演算された読み出し
終了行アドレスが偶数ならば処理207へ、奇数ならば
処理208へ処理が分岐される。
【0037】フィールドメモリの読み出し終了行アドレ
スが偶数であった場合、処理207によって次フィール
ドにおける書き込み開始行アドレスは読み出し終了行ア
ドレスに+2した値に決定され、一方、読み出し終了行
アドレスが奇数であった場合に書き込み開始行アドレス
は処理208によって読み出し終了アドレスに+1した
値に決定される。続いて処理203に戻り、以後1フィ
ールドごとに処理203から207あるいは208が繰
り返される。なお、処理203は各フィールド有効領域
の直前に行われ、処理205から207あるいは208
は垂直ブランキング期間に行われる。
【0038】図8に示した従来例のようにフィールドメ
モリ5での処理がない場合には奇数画素ラッチ回路8お
よび偶数画素ラッチ回路9に到達する映像信号の色位相
は基準信号発生回路24が発生する各種基準信号に対し
て常に一定であった。しかし、この実施例では、フィー
ルドメモリの読み出しアドレスは動きベクトル検出回路
6の検出出力に応じて変化するためフィールドメモリか
ら出力される映像信号の色位相はCCD撮像素子3から
出力されたものとは異なっている。
【0039】そのため、CCD撮像素子3の映像信号の
色位相と同期した信号によって制御される奇数画素ラッ
チ回路8、偶数画素ラッチ回路9および色差線順次−同
時変換回路15において正常な処理が出来なくなる。同
一フィールド内の色位相は、ラインおよび画素が奇数で
あるか偶数であるかによってのみ決まるので、正常な映
像信号処理のためには対象としているラインおよび画素
が奇数であるか偶数であるか分かればよい。
【0040】この実施例では、書き込み開始行アドレス
も書き込み開始列アドレスも常に奇数アドレスとなって
いるためアドレスの最下位ビットからそのアドレスが奇
数か偶数かを知ることが出来る。さらに、CCD撮像素
子3の出力する映像信号の奇数ラインを奇数行アドレス
に、偶数ラインを偶数アドレスに、奇数画素を奇数列ア
ドレスに、偶数画素を偶数列アドレスにそれぞれ対応さ
せて書き込んでいるので、アドレスの最下位ビットは映
像信号のラインおよび画素の奇数・偶数を表すことにな
る。従って、読み出し開始アドレスの最下位ビットを参
照すれば、先頭に読み出されるラインや画素がCCD撮
像素子から出力されるときに奇数番目であるか偶数番目
であるかを知ることが出来る。
【0041】フィールドメモリから出力された映像信号
は、奇数画素ラッチ回路8と偶数画素ラッチ回路9によ
って奇数画素と偶数画素に分離される。奇数画素ラッチ
回路8および偶数画素ラッチ回路9は、システムクロッ
クの立ち上がりエッジが“H”のときシステムクロック
の立ち上がりエッジにおいて入力データDの値をラッチ
するよう構成されている。奇数画素ラッチ回路8および
偶数画素ラッチ回路9の出力信号は加算器10で加算さ
れた後、輝度信号ラッチ回路12に、減算器11で減算
された後、色差線順次信号ラッチ回路13にそれぞれ送
出され基準信号発生回路24が発生する所定のタイミン
グでラッチされる。
【0042】そのため、フィールドメモリの出力映像信
号の色位相が変化しても、輝度信号ラッチ回路12およ
び色差線順次信号ラッチ回路13の入力には正しい組み
合わせの加算、減算処理が行われた映像信号が所定のタ
イミングで現れる必要がある。本発明では画素選択制御
回路25によって奇数画素ラッチ回路8および偶数画素
ラッチ回路9のラッチイネーブル信号の位相をフィール
ドメモリ5の読み出しアドレスに応じて変化させること
で、この問題を解決している。
【0043】画素選択制御回路25は基準信号発生回路
24の出力する2系統のラッチイネーブル信号を選択す
る2R−G選択スイッチ26と2B−G選択スイッチ2
7から構成されている。基準信号発生回路24からの画
素ラッチイネーブル信号のうち、従来例における奇数画
素ラッチイネーブル信号を第1の画素ラッチイネーブル
信号、偶数画素ラッチイネーブル信号を第2の画素ラッ
チイネーブル信号とする。
【0044】フィールドメモリ5に記録された映像信号
は奇数画素が奇数アドレスに割り当てられている。した
がって、読み出し開始列アドレスが奇数のフィールドメ
モリの出力映像信号の色位相は従来例と場合と同じにな
るので第1の画素ラッチイネーブル信号を奇数画素ラッ
チ回路のイネーブルに、第2の画素ラッチイネーブル信
号を偶数画素ラッチ回路のイネーブルにそれぞれ接続す
ればよい。
【0045】一方、読み出し開始列アドレスが偶数アド
レスの場合には、フィールドメモリの出力映像信号の色
位相は従来例の反転となるので第1の画素ラッチイネー
ブル信号を偶数画素ラッチ回路のイネーブルに、第2の
画素ラッチイネーブル信号を奇数画素ラッチ回路のイネ
ーブルにそれぞれ接続すればよい
【0046】図3は図1におけるフィールドメモリの奇
数列アドレスから映像信号を読み出した場合のタイミン
グチャートである。図3(a)は読み出し開始列アドレ
スが奇数であった場合のタイミングチャート、図3
(b)は読み出し開始列アドレスが偶数であった場合の
タイミングチャートである。色位相の変化に従って奇数
画素ラッチイネーブル信号と偶数画素ラッチイネーブル
信号の位相をそれぞれ反転することで輝度信号ラッチ回
路12および色差線順次信号ラッチ回路13の出力には
正しい組み合わせの信号が現れていることが分かる。
【0047】さらに、色差線順次信号ラッチ回路13の
出力信号は1H遅延回路14と色差線順次−同時変換回
路15によって、線順次信号から同時信号に変換され
る。このとき、2R−G選択スイッチ16の出力には色
差信号2R−Gが、2B−G選択スイッチ17には色差
信号2B−Gが常に現れるように色差線順次−同時変換
回路15の2R−G選択スイッチ16と2B−G選択ス
イッチ17の切り替えタイミングも読み出し開始行アド
レスに応じて変化させる。
【0048】すなわち、読み出し開始行アドレスが奇数
であれば、垂直方向の色位相は図4に示した従来例と同
じになるので基準信号発生回路24からのライン選択信
号により色差線順次−同時変換回路15を制御し、読み
出し開始行アドレスが偶数であれば基準信号発生回路2
4からのライン選択信号を反転させた信号により色差線
順次−同時変換回路15を制御する。
【0049】色差信号選択制御回路28は基準信号発生
回路24からのライン選択信号の論理を反転するインバ
ータと、メモリコントローラ7の出力する読み出し開始
行アドレスの最下位ビットが“H”のとき前記基準信号
発生回路24からのライン選択信号を選択出力し、読み
出し開始行アドレスの最下位ビットが“L”のときは前
記インバータの出力を選択する論理選択スイッチから構
成されており、上記の動作を実現している。
【0050】また、輝度信号ラッチ回路12の出力信号
は第1の電子ズーム回路18によって、もとの画面サイ
ズまで拡大され、第1のD/A変換器によってアナログ
信号に変換される。さらに、色差線順次−同時変換回路
15の2R−G選択スイッチ16および2B−G選択ス
イッチ17の出力信号はそれぞれ第2の電子ズーム回路
19および第3の電子ズーム回路20によってもとの画
面サイズに拡大され、第2のD/A変換器22および第
3のD/A変換器によってアナログ信号に変換される。
【0051】なお、色分離フィルタのフィルタ配列は図
3に示したものに限らず別の組み合わせでもかまわな
い。
【0052】また、実施例1では、書き込み開始行アド
レス、書き込み開始列アドレスとも奇数アドレスとした
が、これを偶数アドレスとしてもかまわない。
【0053】また、実施例1では、単板式カラービデオ
カメラについて説明したが、類似の画素演算を行う必要
のある2板式カラービデオカメラ等にも応用することが
できる。
【0054】
【発明の効果】本発明の撮影装置は、上記のように構成
されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0055】フィールドメモリに映像信号を書き込む際
に常に奇数あるいは偶数のどちらかのアドレスから書き
込むように制御することで、読み出し時に読み出し開始
アドレスの最下位ビットを参照すれば読み出し開始アド
レスが偶数アドレスか奇数アドレスかを判別できるよう
にし、これを基準にして輝度信号・色信号分離手段の動
作を制御することにより、フィールドメモリにおける画
像の切り出し操作によって色位相が変化しても正しい演
算処理を行うことが出来る。
【0056】また、CCD撮像素子の出力信号の色信号
成分が2通りの異なる色差信号が交互に現れる色差線順
次方式である場合に、輝度信号・色信号分離手段の出力
する色差信号を1水平期間遅延する1ライン遅延手段
と、輝度信号・色信号分離手段の出力と1ライン遅延手
段の出力を選択して色差信号を同時化する色差線順次−
同時変換手段の選択動作をフィールドメモリの読み出し
開始行アドレスの最下位ビットを基準として制御するこ
とにより、フィールドメモリにおける読み出し開始行ア
ドレスに応じて垂直色位相が変化しても正しく色差線順
次−同時変換処理を行うことが出来る。
【0057】また、書き込み制御手段および読み出し制
御手段は前記メモリ手段の行アドレスがその最大値が最
小値と連続したリング状になるように動作し、前記読み
出し制御手段が読み出す第1のフィールドの読み出し終
了行アドレスの次のアドレス以降から、連続する第2の
フィールドの映像信号を書き込むようにすることにより
読み出しアドレスと書き込みアドレスが競合することを
防止するシステムにおいて、書き込み行アドレスが変化
することによって垂直色位相が変化しても正しく色差線
順次−同時変換処理を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による撮影装置の全体構成を
示すブロック回路図である。
【図2】図1の動きベクトル検出回路およびメモリコン
トローラにおける処理のアルゴリズムを示すフローチャ
ートである。
【図3】図1におけるフィールドメモリの奇数列アドレ
スから映像信号を読み出した場合のタイミングチャート
である。
【図4】図1におけるフィールドメモリの偶数列アドレ
スから映像信号を読み出した場合のタイミングチャート
である。
【図5】従来のフィールドメモリ装置を含む手揺れ補正
装置の全体構成を示すブロック回路図である。
【図6】画揺れ補正の原理を示す図である。
【図7】従来の手揺れ補正装置におけるフィールドメモ
リの行アドレス制御のタイミングチャートである。
【図8】従来のCCD撮像素子を使用した撮影装置の全
体構成を示すブロック回路図である。
【図9】従来の撮影装置の色分離フィルタのフィルタ構
成を示す図である。
【図10】CCD撮像素子の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 レンズ 2 色分離フィルタ 3 CCD撮像素子 4 A/D変換器 5 フィールドメモリ 6 動きベクトル検出回路 7 メモリコントローラ 8 奇数画素ラッチ回路 9 偶数画素ラッチ回路 10 加算器 11 減算器 12 輝度信号ラッチ回路 13 色差信号ラッチ回路 14 1H遅延回路 15 色差線順次−同時変換回路 16 2R−G選択スイッチ 17 2B−G選択スイッチ 18 第1の電子ズーム回路 19 第2の電子ズーム回路 20 第3の電子ズーム回路 21 第1のD/A変換器 22 第2のD/A変換器 23 第3のD/A変換器 24 基準信号発生回路 25 画素選択制御回路 26 第1のスイッチ 27 第2のスイッチ 28 色差信号選択制御回路 29 インバータ 30 論理選択スイッチ 31 CCDドライバ
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】その原理を図により説明する。図6は画振
れ補正の原理を示す図である。図において、601はフ
ィールドメモリ503に書き込まれる画面、602aお
よび602bはフィールドメモリ503から読みだされ
る画面、603aおよび603bは画面内の被写体であ
る。あるフィールドにおいて、書き込み画面601内の
被写体603aが、画振れのためにその次のフィールド
で603bの位置に移動し、その時の動きベクトルがΔ
vだったとすれば、読み出し画面を602aの位置か
ら、602bの位置にΔvだけ移動させることにより読
み出し画面内の被写体は一定の位置に固定することがで
きる。上記の動作を1フィールド毎に繰り返すことによ
り、撮影画像に含まれる連続的な画振れを除去すること
ができる。従って、メモリコントローラ505の出力す
るフィールドメモリ503の読み出しアドレスは、その
初期値に画振れ補正動作開始時からの動きベクトルの積
算値ΣΔvを加算したものとすればよい。上記のように
して画振れを補正された映像信号は補間拡大回路506
において、入力画面のサイズに補間・拡大され、D/A
変換器507によってアナログ信号に変換されて出力さ
れる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】
【実施例】実施例1.図1は本発明の一実施例による撮
影装置の全体構成を示すブロック図である。図におい
て、1は光学像を結像するレンズである。2は色フィル
タであり、レンズ1が結像した光学像を4種類の色成分
に分ける。3はCCD固体撮像素子であり、レンズm3
01が結像し、色フィルタ2によって色成分別に分離さ
れた光学像を電気信号に変換する。4はA/D変換器で
あり、CCD固体撮像素子からの映像信号をデジタル信
号に変換する。5はフィールドメモリであり、A/D変
換器4の出力するデジタル化された映像信号1フィール
ドを書き込み、読み出す。6は動きベクトル検出回路で
映像信号が構成する画像の1フィールド毎の動きベクト
を検出する。7はメモリコントローラであり、フィー
ルドメモリの書き込みを制御し、また、動きベクトル
出回路6の検出出力に応じて画像の揺れを補正するよう
にフィールドメモリの読み出しを制御する。8は奇数画
素ラッチ回路であり、フィールドメモリ5の出力信号の
うち奇数画素のデータをラッチする。9は偶数画素ラッ
チ回路であり、フィールドメモリ5の出力信号のうち偶
数画素のデータをラッチする。10は加算器であり、奇
数画素ラッチ回路8の出力する奇数画素のデータと偶数
画素ラッチ回路9の出力する偶数画素のデータを加算す
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】ここで、動きベクトル検出回路6およびメ
モリコントローラ7における動きベクトル演算とフィー
ルドメモリ5の制御のアルゴリズムを図2に示す。処理
201および202は電源投入時あるいはシステムリセ
ット直後などに行われる処理を表し、フィールドメモリ
5書き込み開始アドレスの初期値を所定のアドレスに設
定する。次に、処理203においてフィールドメモリの
読み出しおよび書き込み制御信号を出力する(初期状態
では書き込み制御のみ)。次に、処理204で1フィー
ルド間の画像全体の動きベクトルを演算する。次に、処
理205において、処理204の結果と、フィールドメ
モリ上での画像記録アドレスから読み出し開始行アドレ
ス、列アドレスおよび読み出し終了行アドレスを演算す
る。次に、処理206によって処理は2系統に分岐され
る。すなわち、処理205によって演算された読み出し
終了行アドレスが奇数ならば処理207へ、偶数ならば
処理208へ処理が分岐される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】フィールドメモリの読み出し終了行アドレ
スが奇数であった場合、処理207によって次フィール
ドにおける書き込み開始行アドレスは読み出し終了行ア
ドレスに+2した値に決定され、一方、読み出し終了行
アドレスが偶数であった場合に書き込み開始行アドレス
は処理208によって読み出し終了アドレスに+1した
値に決定される。続いて処理203に戻り、以後1フィ
ールドごとに処理203から207あるいは208が繰
り返される。なお、処理203は各フィールド有効領域
の直前に行われ、処理205から207あるいは208
は垂直ブランキング期間に行われる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CCD撮像素子からの輝度・色複合映像
    信号1フィールド以上の記憶容量を持ち、そのアドレス
    構成は行アドレスを映像信号が構成する画像の垂直方向
    のラインに、列アドレスを水平方向の画素にそれぞれ対
    応させたメモリ手段と、常に前記メモリ手段の偶数アド
    レスあるいは奇数アドレスから映像信号の書き込むよう
    制御する書き込み制御手段と、前記メモリ手段の任意の
    アドレスから映像信号の読み出すよう制御する読み出し
    制御手段と、前記メモリ手段の映像信号から画素毎の演
    算処理により輝度信号と色信号を分離し、前記メモリ手
    段の読み出し行アドレスあるいは列アドレスを2進表示
    した場合の最下位ビットによって前記演算処理を制御す
    る輝度信号・色信号分離手段とを備えたことを特徴とす
    る撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記CCD撮像素子からの輝度・色複合
    映像信号は、色成分として2通りの異なる色差信号がラ
    イン毎に交互に現れる色差線順次方式であり、前記輝度
    信号・色信号分離手段の出力する色信号を1水平期間保
    持する1ライン遅延手段と、前記輝度信号・色信号分離
    手段の出力と前記1ライン遅延手段の出力信号を前記メ
    モリ手段の読み出し開始行アドレスの最下位ビットを基
    準として選択し、前記2通りの色差信号を同時化して出
    力する順次−同時変換手段とを備えたことを特徴とする
    請求項1記載の撮影装置。
  3. 【請求項3】 書き込み制御手段および読み出し制御手
    段は前記メモリ手段の行アドレスがその最大値が最小値
    と連続したリング状になるように動作し、前記読み出し
    制御手段が読み出す第1のフィールドの読み出し終了列
    アドレスの次のアドレス以降から、連続する第2のフィ
    ールドの映像信号を書き込むように動作することを特徴
    とする請求項1記載の撮影装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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