JP2002034049A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
く、静止画撮影時の消費電力を抑えることができ、撮影
可能な静止画画素数が同じであれば単板方式に比べて感
度または小型化の面で有利な高精細静止画撮像装置を実
現する。 【解決手段】 RおよびB用CCDに対して、G用CC
Dを水平垂直方向に1/2画素ずらして配置し、水平方
向にRGBの2倍の画素数を持ち、垂直方向に1/2画
素分ずれた位置に存在する2系統の輝度信号Y1,Y2
を求め、静止画撮影時はY1,Y2を出力し、動画撮影
時はY1だけをサンプリング周波数を落として出力す
る。この構成により、動画撮影時と静止画撮影時で画角
の変化が無く、静止画撮影時のCCD駆動周波数を動画
撮影時と同じにできるため消費電力を抑えることがで
き、CCDの画素数が少なくて済むため感度面で有利に
なる。
Description
メラ、デジタルスチルカメラなどの撮像装置に関する。
い、デジタルビデオカメラの静止画画質向上が望まれて
いる。しかし、デジタルビデオカメラはDV規格で動画出
力画素数が規定されており、NTSC方式のDV規格では水平
・垂直方向に(720×480画素)と決められているため、
静止画もこの画素数で出力する必要がある。このため、
VGA(640×480画素)相当の画質が限界であった。
撮影時はその一部の画素だけを切り出して出力、または
DV規格で規定されている画素数に縮小して出力し、静止
画撮影時は全画素を出力することで静止画画質をXGA
(1024×768画素)やSXGA(1280×960画素)相当にま
で向上させたデジタルビデオカメラが発売されている。
これらについて説明する。
はCCDから一部の画素を切り出して出力する(以下、
切り出し方式)単板撮像装置の構成図である。まず動画
撮影時について説明する。CCD1では、撮像した信号
の画面上下端の信号を垂直高速転送により切り捨て、中
央部の垂直480画素の信号だけを出力する。CCD1の出
力信号はアナログ信号処理部2、A/D変換器3を経
て、マトリクス回路4において処理され、輝度(Y)信
号および色差(C)信号となる。マトリクス回路4の出
力信号は電子ズーム回路5において画面左右端の画素が
切り捨てられ、適当な倍率でズームされて水平720画
素として出力される。静止画撮影時は、CCD1は全画
素を出力するように駆動され、必要に応じて正方画素変
換のためのズーム処理を施して出力される。
出力し、動画時は水平・垂直方向の縮小ズームを施して
出力する(以下、縮小方式)という処理も可能である。
による撮像装置では、以下のような課題がある。まず切
り出し方式では、CCD1の一部の画素だけを使うた
め、動画撮影時は静止画撮影時に比べて画角が狭くなっ
てしまう。
画素を出力するため、静止画撮影時に比べて画角が狭く
なることはないが、動画撮影時のCCD駆動周波数が高
くなり消費電力の増大を招くという課題がある。
保ったまま静止画画素数を増やすと、1画素あたりの面
積が小さくなって感度が落ち、画質が劣化するという課
題がある。
撮影時と静止画撮影時で画角変化がなく、動画撮影時の
消費電力を抑えることができ、同一光学系サイズであれ
ば感度で有利な撮像装置を実現するものである。
に本願請求項1の撮像装置は、R(赤)、G(緑)、B
(青)にそれぞれ専用の撮像素子を用いる3板方式撮像
装置であり、前記撮像素子の水平および垂直方向の画素
配列間隔をそれぞれPh、Pvとするとき、前記G用の撮像
素子を前記RおよびB用の撮像素子に対し、水平・垂直
方向にそれぞれ(Ph/2+a)、(Pv/2+b) (a,bは定
数、a<Ph/2,b<Pv/2)だけずらして配置する斜め画
素ずらし配置を行う撮像装置であって、前記R、G、B
用の撮像素子の全画素分の出力信号を記憶する第1のメ
モリ手段と、動画撮影時は前記R、G、B用の撮像素子
の出力信号を入力とし、静止画撮影時は前記第1のメモ
リ手段に記憶された全画素分の出力信号を入力とし、前
記RおよびB用の画素信号と、前記RおよびB用の画素
信号に対し空間的に左下最近傍または右下最近傍に位置
する前記G用の画素信号とを用い、水平方向画素数が前
記G用の撮像素子の2倍である第1の輝度信号を作成
し、また、前記RおよびB用の画素信号と、前記Rおよ
びB用の画素信号に対し空間的に左上最近傍または右上
最近傍に位置する前記G用の画素信号とを用い、水平方
向画素数が前記G用の撮像素子の2倍である第2の輝度
信号を作成する輝度信号作成手段と、前記第1の輝度信
号の水平方向サンプリング周波数を所定の比に低減し、
第3の輝度信号として出力するサンプリング周波数変換
手段と、前記第1および第2の輝度信号を記憶し、第1
および第2の輝度信号を1ラインずつ交互に出力する第
2のメモリ手段と、前記サンプリング周波数変換手段の
出力信号と前記第2のメモリ手段の出力信号のうちいず
れか一方を選択して出力する選択手段とを備え、動画撮
影時は前記選択手段において前記サンプリング周波数変
換手段の出力信号を選択して出力し、静止画撮影時は前
記選択手段において前記第2のメモリ手段の出力信号を
選択して出力するとしたものである。
求項2の撮像装置は、R(赤)、G(緑)、B(青)に
それぞれ専用の撮像素子を用いる3板方式撮像装置であ
り、前記撮像素子の水平および垂直方向の画素配列間隔
をそれぞれPh、Pvとするとき、前記G用の撮像素子を前
記RおよびB用の撮像素子に対し、水平・垂直方向にそ
れぞれ(Ph/2+a)、(Pv/2+b) (a,bは定数、a<
Ph/2,b<Pv/2)だけずらして配置する斜め画素ずらし
配置を行う撮像装置であって、前記R、G、B用の撮像
素子の出力信号を入力とし、前記RおよびB用の画素信
号と、前記RおよびB用の画素信号に対し空間的に左下
最近傍または右下最近傍に位置する前記G用の画素信号
とを用い、水平方向画素数が前記G用の撮像素子の2倍
である第1の輝度信号を作成し、また、前記RおよびB
用の画素信号と、前記RおよびB用の画素信号に対し空
間的に左上最近傍または右上最近傍に位置する前記G用
の画素信号とを用い、水平方向画素数が前記G用の撮像
素子の2倍である第2の輝度信号を作成する輝度信号作
成手段と、前記第1の輝度信号の水平方向サンプリング
周波数を所定の比に低減し、第3の輝度信号として出力
するサンプリング周波数変換手段と、前記第1および第
2の輝度信号を記憶し、第1および第2の輝度信号を1
ラインずつ交互に出力するメモリ手段と、前記サンプリ
ング周波数変換手段の出力信号と前記メモリ手段の出力
信号のうちいずれか一方を選択して出力する選択手段と
を備え、動画撮影時は前記選択手段において前記サンプ
リング周波数変換手段の出力信号を選択して出力し、静
止画撮影時は前記選択手段において前記メモリ手段の出
力信号を選択して出力するとしたものである。
行った複数のCCDから読み出した信号から、空間的に
CCD垂直画素間隔の1/2だけ上下にずれた2系統の輝
度信号を作成し、静止画撮影時は2系統の輝度信号を出
力し、動画撮影時はそのうち1系統の輝度信号だけをサ
ンプリング周波数変換して出力するという作用を有す
る。
を用いて説明する。
撮像装置に係る実施の形態を示すブロック図である。C
CD1−1〜1−3は、それぞれR,G,B用インターレ
ース(飛び越し走査)CCDを示す。以下では、まず動
画撮影時の動作について説明する。また、説明の簡略化
のため、CCDは垂直画素混合をしないものとする。
B信号は、アナログ処理部2、A/D変換器3−1〜3
−3でそれぞれアナログ処理、デジタル信号への変換が
行われ、マトリクス回路4でRGB信号から2系統のY
信号および1系統のC信号に変換される。マトリクス回
路4の動作を以下に示す。
間的な位置関係を示すものである。斜め方向の画素ずら
し配置により、G信号の画素G11,G12,...は、R
およびB信号の画素R11,R12,...およびB11,B
12,...に対して、右下方向に水平垂直方向に1/2
画素分ずれている。ここで、CCD1−1〜1−3はイ
ンターレースCCDであるため、信号出力時にはG信号
の画素は、奇数フィールドではG11,G31,...のよ
うに、偶数フィールドではG21,G41,...のよう
に、垂直1画素おきに出力される。R信号、B信号につ
いても同様である。
素信号がサンプリング周波数fsで入力され、(数1)
のようにY信号の画素Y11,Y12,...を求め、これ
をY1信号としてサンプリング周波数2fsで出力す
る。
により、水平方向にGの2倍の画素数を持つY信号を得
ることができる。例として、RGB画素信号が水平76
8画素の場合、Y1信号は水平1536画素となる。こ
のとき、fs=15.75MHzとすれば、2fs=3
1.5MHzとなる。
す。入力されたRおよびB信号はそれぞれ1Hラインメ
モリ11(H:水平方向走査期間)、12およびCマト
リクス回路16に入力される。1Hラインメモリ11、
12の出力はY1用マトリクス回路15およびY2用マ
トリクス回路16に入力される。
リ13に入力され、1Hラインメモリ13の出力はY1
用マトリクス回路15およびCマトリクス回路17およ
び1Hラインメモリ14に入力される。1Hラインメモ
リ14の出力はY2用マトリクス回路16に入力され
る。このように構成することにより、Y1用マトリクス
回路15にはR31,R32,...、G31,
G32,...、B31,B32,...が、Y2用マトリク
ス回路16にはR31,R32,...、G11,
G12,...、B 31,B32,...が、C用マトリクス
回路17にはR31,R32,...、R51,
R52,...、G31,G32,...、B31,
B32,...、B51,B52,...が、それぞれ入力さ
れることになる。
各信号は、水平ズーム回路5(図にはHズームと記載)
にて、画角調整のためのズーム処理が施される。DV規
格の場合、動画撮影時のカメラ出力としては、水平72
0画素、垂直480画素のY信号を13.5MHzレート
で出力する必要がある。しかし、CCDの駆動周波数は
一般に13.5MHzとは異なるため、後述のサンプリン
グ周波数変換処理を行うことが必要になる。ここで、サ
ンプリング周波数変換後の画素数を水平720画素とす
るためには、変換前と変換後の水平画素数比をサンプリ
ング周波数変換比と等しくしておけば良いことになる。
例として、前述の水平1536画素、垂直480画素、
サンプリング周波数31.5MHzのY信号を水平72
0画素、垂直480画素、サンプリング周波数13.5
MHzのレートにする場合は、周波数比が
各信号は、サンプリング周波数変換器6において、水平
方向のサンプリング周波数が変換される。この様子を図
4に示す。図4は、サンプリング周波数変換のイメージ
を示すものである。同図は例としてサンプリング周波数
を3/7に変換する場合のイメージを示している。
Y 1,Y2,...は変換前のY信号画素を、Y1’,
Y2’,...は変換後のY信号画素を、それぞれ示
す。まず、Y1を基準とし、変換前のY信号に帯域制限
を施してY1と同じ位置に存在するY1’を求める。次に
Y3およびY4からそれぞれ1:2の距離の位置にY2’
を帯域制限と補間により求める。同様にY5およびY 6か
らそれぞれ2:1の距離の位置にY3’を帯域制限と補
間により求める。以上のことを繰り返せば、水平方向の
サンプリング周波数を3/7に下げることが可能とな
る。前述の水平1680画素、サンプリング周波数3
1.5MHzのY信号は、サンプリング周波数変換器6
により、水平720画素、サンプリング周波数13.5
MHzのY信号となって出力される。
レクタ7に入力される。セレクタ7は、動画撮影時はサ
ンプリング周波数変換器6の出力を選択し、カメラ出力
として出力する。
GB信号の空間位置を図5に示す(図2と同じ)。図5
の空間位置関係にあるRGB信号は、CCDから垂直方
向1画素おきに出力される。G信号の画素を例にとる
と、奇数フィールドでの垂直方向はG11,G31,...
の順で、偶数フィールドでの垂直方向はG21,
G41,...の順で出力される。R信号、B信号につい
ても同様である。つまり、1フィールド期間ではCCD
の全画素データを出力できないため2フィールド期間か
けて出力する必要がある。そこで、これらのRGB信号
は2フィールド期間かけてCCD1−1〜1−3から出
力され、第1のメモリ手段8に入力される。この結果、
第1のメモリ手段8にはRGBの全画素分のデータが蓄
積される。
間位置を再現するようにRGB信号が出力される。G信
号の画素を例にとると、垂直方向はG11,G21,
G31,...の順で出力される。R信号、B信号につい
ても同様である。第1のメモリ手段8の出力は、マトリ
クス回路4に入力される。
8からのRGB画素信号がサンプリング周波数fsで入
力され、G信号の画素G21,G22,...と、Rおよび
B信号の画素R21,R22,...およびB21,
B22,...から、(数5)のようにY信号の画素
Y11,Y12,...を求め、これをY1信号としてサン
プリング周波数2fsで出力する。
と、RおよびB信号の画素R21,R2 2,...およびB
21,B22,...から(数6)のようにY信号の画素Y
11,Y12,...を求め、これをY2信号としてサンプ
リング周波数2fsで出力する。
す。以上のようにY信号の画素を求めることにより、水
平方向にGの2倍の画素数を持つY信号を得ることがで
き、Y1,Y2信号を併せると垂直方向にもGの2倍の
画素数を持つY信号が得られることになる。例として、
RGB画素信号が水平768画素、垂直480画素の場
合、Y1およびY2信号は共に水平1536画素、垂直
480画素、となり、Y1とY2を併せると水平153
6画素、垂直960画素のY信号となる。このとき、f
s=15.75MHzとすれば、2fs=31.5MH
zとなる。
み求める。人間の視覚特性からC信号はそれほど高い帯
域を必要としないため1系統で充分である。Cの空間位
置はGと同じ位置となるが図5の簡略化のため図示して
いない。
5に入力され、正方画素変換される。ここで、正方画素
変換について説明する。一般に、デジタルスチルカメラ
用のCCDでは水平および垂直方向の画素間隔が等しく
なっている(正方画素配列)が、ビデオカメラ用のCC
Dでは異なった間隔になっており、これをそのままパソ
コンの画面に出力すると、縦または横に延びた画像にな
ってしまうため、電子的に水平方向にズーム処理を行
い、YおよびC信号の水平垂直方向の画素間隔を揃え
る、つまり水平垂直の画素数の比を4:3にすることが
必要になる。水平1536画素、垂直960画素のY信
号を考えた場合、水平方向に約0.83倍の水平ズームを施
すことにより、水平1280画素、垂直960画素の正
方画素データが得られる。
手段9に入力される。第2のメモリ手段9では、ズーム
回路5の出力を蓄積する。この結果、第2のメモリ手段
9には、正方画素変換後のY,C信号、つまり水平12
80画素、垂直480画素のY1,Y2,C信号が得ら
れる。
空間的に上に位置するY2信号から出力が開始され、以
後Y1信号、Y2信号を1ラインずつ交互に出力するこ
とで、垂直960画素分のY信号を出力し、セレクタ7
に入力される。第2のメモリ手段9からのC信号出力
は、インターレース補正回路10に入力される。
80画素のC信号を垂直方向に補間し、垂直960画素
のC信号として出力する。インターレース補正回路の内
部構成を図6に示す。入力されたC信号は1Hラインメ
モリ21、加算器22、セレクタ24に入力される。1
Hラインメモリ21で1H期間遅延されたC信号は、加
算器22で入力C信号と加算され、除算手段23で1/
2のゲインがかけられた後、セレクタ24に入力され
る。セレクタ24は、1H期間毎に入力C信号または除
算手段23の出力信号の一方を選択して出力する。イン
ターレース補正回路10の出力はセレクタ7に入力され
る。
手段9の出力およびインターレース補正回路10の出力
を選択し、カメラ出力として出力する。この結果、カメ
ラ出力は水平1280画素、垂直960画素のY,C信
号となる。
静止画撮影時で画角の変化がなく、静止画撮影時のCC
D駆動周波数を動画撮影時と等しくでき、Y1信号とY
2信号を並列処理するためサンプリング周波数も動画撮
影時と等しくでき、消費電力を抑えることが可能にな
る。さらに、動画時に不必要なY2信号処理系のクロッ
クを止めることにより、更なる電力低減が可能になる。
また、同一静止画画素数を得るために必要なCCD画素
数が単板方式に比べて1/4で済むため、同一光学系サ
イズであれば画素面積を単板方式の4倍まで高めること
ができ、感度面でも有利である。逆に、感度を同じにし
た場合は、光学系サイズを小さくできるため、装置の小
型化が可能になる。
にインターレースCCDを垂直画素混合駆動しないもの
として説明したが、奇数フィールドでは(G11,
G21)、(G31,G41)、...のように、偶数フィー
ルドでは(G21,G31)、(G41,G51)、...のよ
うに、垂直画素混合駆動する場合も同様に成り立つ。
メモリ手段は別個である必要はなく、1つのメモリ手段
の異なる領域を使うようにしてもよい。
Dを使う場合は1V期間(V:垂直方向走査期間)以内
に全画素を出力することができず、2Vかけて出力する
ことになる。このため、静止画撮影時には1V目と2V
目で出力される画素信号レベルに差が生じないよう、C
CDから画素を出力する2V期間はCCDを遮光する必
要があり、絞りをシャッター代わりに使うなどの必要が
生じる。しかし、機械的なシャッターを用いることは連
写速度の面で不利である。そこで、次のような構成が考
えられる。
の撮像装置に係る実施の形態を示すブロック図である。
CCD1−1〜1−3は、R,G,B用プログレッシブ
(順次走査)CCDである。CCD1−1〜1−3の出
力信号はアナログ処理部2、A/D変換器3−1〜3−
3でそれぞれアナログ処理、デジタル信号への変換が行
われ、マトリクス回路4に入力される。
関係のRGB信号から(数5)、(数6)に基づいてY
1信号およびY2信号が、(数7)に基づいてC信号が
それぞれ作成され出力される。マトリクス回路4の構成
は図3に示すようになり、構成および動作は実施の形態
1と全く同様であるため説明を省略する。CCD1−1
〜1−3はプログレッシブCCDであるから、CCDか
ら出力されたG信号の画素はRおよびB信号の画素に対
して水平垂直方向に1/2画素のずれとなるので、CC
D1−1〜1−3からの出力を一旦メモリ手段を介して
マトリクス回路に入力する必要は無い。また、1V期間
で全画素が出力されるため、CCDを遮光する必要がな
く、シャッター機構が不要になる。この時、Y1,Y2
信号の空間位置は図5と全く同じである。また、C信号
の空間位置も図5のG信号と同じになるため、実施の形
態1と同様の理由で図示していない。
5に入力され、実施の形態1の場合と同様に動画撮影時
は画角合わせのための、静止画撮影時は正方画素変換の
ための水平ズーム処理がなされる。水平ズーム回路5の
出力は、サンプリング周波数変換器6およびメモリ手段
9に入力される。
形態1の場合と同様に、動画撮影時のサンプリング周波
数変換が行われる。
3の画素数を水平768画素、垂直異480画素、駆動
周波数を31.5MHzとすると、マトリクス回路4の
出力は水平1536画素、サンプリング周波数63MH
z、水平ズーム回路5の出力は水平1680画素、サン
プリング周波数63MHzとなり、サンプリング周波数
変換器6の出力は水平720画素、サンプリング周波数
27MHzのプログレッシブ映像出力が得られることに
なる。
変換を行う水平ズーム回路5の出力を蓄積する。この結
果、メモリ手段9には、正方画素変換後のY,C信号、
つまり水平1280画素、垂直480画素のY1,Y
2,C信号が得られる。
に上に位置するY2信号から出力が開始され、以後Y1
信号、Y2信号を1ラインずつ交互に出力することで、
垂直960画素分のY信号を出力し、セレクタ7に入力
される。第2のメモリ手段9からのC信号出力は、イン
ターレース補正回路10に入力される。
形態1と同様に垂直480画素のC信号を垂直方向に補
間し、垂直960画素のC信号として出力し、セレクタ
7に入力される。インターレース補正回路10の構成は
図6に示すようになり、構成および動作は実施の形態1
と全く同様であるため、説明を省略する。
の出力およびインターレース補正回路10の出力を選択
し、カメラ出力として出力する。この結果、カメラ出力
は水平1280画素、垂直960画素のY,C信号とな
る。
シャッター機構などのCCD遮光手段を用いること無く
CCD全画素データを使った静止画撮影が可能になり、
連写速度を格段に向上させることが可能になる。さら
に、動画撮影時には高画質なプログレッシブ動画出力が
得られる。
は、説明の都合上、RおよびB用CCDの画素に対し
て、G用CCDの画素は水平垂直方向に1/2画素ずら
して配置しているものとしたが、実際には光学系の色収
差などの影響により、CCD受光面上での物理的な1/
2画素の空間位置と、光学的な1/2画素の空間位置は
必ずしも一致するとは限らない。従って、RおよびB用
CCDの画素に対するG用CCDの画素の水平垂直方向
のずらし量は物理的な1/2画素ではなく、光学的な1
/2画素である。
CDに対してG用CCDを水平垂直方向にずらして配置
し、水平方向にRGBの2倍の画素数を持ち、垂直方向
に1/2画素ずれた位置にある2系統のY信号を並列処
理によって作成し、静止画撮影時は2系統のY信号を、
動画撮影時は1系統のY信号だけをサンプリング周波数
を変換して出力することにより、動画撮影時と静止画撮
影時で画角の変化が無く、静止画撮影時のCCD駆動周
波数を動画撮影時と等しくすることができ、消費電力を
抑えることが可能になる。また、同一静止画画素数を得
るためのCCD画素数が単板に比べて1/4で済むた
め、同一光学系サイズであれば感度面で有利である。逆
に、感度を同じにした場合は、光学系サイズを小さくで
きるため、装置の小型化が可能になる。
CDとすることで、CCDの遮光手段を不要にすること
ができ、これにより静止画連写速度を向上できるという
効果も得られる。
示すブロック図
時の画素の空間位置関係を示す模式図
模式図
影時の画素の空間位置関係を示す模式図
図
示すブロック図
換手段) 7 セレクタ(選択手段) 8 第1のメモリ手段 9 第2のメモリ手段 10 インターレース補正回路
Claims (5)
- 【請求項1】 R(赤)、G(緑)、B(青)にそれぞ
れ専用の撮像素子を用いる3板方式撮像装置であり、前
記撮像素子の水平および垂直方向の画素配列間隔をそれ
ぞれPh、Pvとするとき、前記G用の撮像素子を前記Rお
よびB用の撮像素子に対し、水平・垂直方向にそれぞれ
(Ph/2+a)、(Pv/2+b) (a,bは定数、a<Ph/2,
b<Pv/2)だけずらして配置する斜め画素ずらし配置を
行う撮像装置であって、 前記R、G、B用の撮像素子の全画素分の出力信号を記
憶する第1のメモリ手段と、 動画撮影時は前記R、G、B用の撮像素子の出力信号を
入力とし、静止画撮影時は前記第1のメモリ手段に記憶
された全画素分の出力信号を入力とし、 前記RおよびB用の画素信号と、前記RおよびB用の画
素信号に対し空間的に左下最近傍または右下最近傍に位
置する前記G用の画素信号とを用い、水平方向画素数が
前記G用の撮像素子の2倍である第1の輝度信号を作成
し、 また、前記RおよびB用の画素信号と、前記RおよびB
用の画素信号に対し空間的に左上最近傍または右上最近
傍に位置する前記G用の画素信号とを用い、水平方向画
素数が前記G用の撮像素子の2倍である第2の輝度信号
を作成する輝度信号作成手段と、 前記第1の輝度信号の水平方向サンプリング周波数を所
定の比に低減し、第3の輝度信号として出力するサンプ
リング周波数変換手段と、 前記第1および第2の輝度信号を記憶し、第1および第
2の輝度信号を1ラインずつ交互に出力する第2のメモ
リ手段と、 前記サンプリング周波数変換手段の出力信号と前記第2
のメモリ手段の出力信号のうちいずれか一方を選択して
出力する選択手段とを備え、 動画撮影時は前記選択手段において前記サンプリング周
波数変換手段の出力信号を選択して出力し、静止画撮影
時は前記選択手段において前記第2のメモリ手段の出力
信号を選択して出力することを特徴とする撮像装置。 - 【請求項2】 R(赤)、G(緑)、B(青)にそれぞ
れ専用の撮像素子を用いる3板方式撮像装置であり、前
記撮像素子の水平および垂直方向の画素配列間隔をそれ
ぞれPh、Pvとするとき、前記G用の撮像素子を前記Rお
よびB用の撮像素子に対し、水平・垂直方向にそれぞれ
(Ph/2+a)、(Pv/2+b) (a,bは定数、a<Ph/2,
b<Pv/2)だけずらして配置する斜め画素ずらし配置を
行う撮像装置であって、 前記R、G、B用の撮像素子の出力信号を入力とし、前
記RおよびB用の画素信号と、前記RおよびB用の画素
信号に対し空間的に左下最近傍または右下最近傍に位置
する前記G用の画素信号とを用い、水平方向画素数が前
記G用の撮像素子の2倍である第1の輝度信号を作成
し、 また、前記RおよびB用の画素信号と、前記RおよびB
用の画素信号に対し空間的に左上最近傍または右上最近
傍に位置する前記G用の画素信号とを用い、水平方向画
素数が前記G用の撮像素子の2倍である第2の輝度信号
を作成する輝度信号作成手段と、 前記第1の輝度信号の水平方向サンプリング周波数を所
定の比に低減し、第3の輝度信号として出力するサンプ
リング周波数変換手段と、 前記第1および第2の輝度信号を記憶し、第1および第
2の輝度信号を1ラインずつ交互に出力するメモリ手段
と、 前記サンプリング周波数変換手段の出力信号と前記メモ
リ手段の出力信号のうちいずれか一方を選択して出力す
る選択手段とを備え、 動画撮影時は前記選択手段において前記サンプリング周
波数変換手段の出力信号を選択して出力し、静止画撮影
時は前記選択手段において前記メモリ手段の出力信号を
選択して出力することを特徴とする撮像装置。 - 【請求項3】撮像素子はインターレース走査駆動をする
とした請求項1に記載の撮像装置。 - 【請求項4】撮像素子はプログレッシブ走査駆動をする
とした請求項2に記載の撮像装置。 - 【請求項5】前記G用の撮像素子を前記RおよびB用の
撮像素子に対し、水平・垂直方向にそれぞれPh/2、Pv/2
だけずらして配置するとした請求項1から請求項4のい
ずれかに記載の撮像装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8054353B2 (en) | 2006-03-01 | 2011-11-08 | Sony Corporation | Camera system for processing luminance and color signals using added pixel and adding sync signals |
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US8054353B2 (en) | 2006-03-01 | 2011-11-08 | Sony Corporation | Camera system for processing luminance and color signals using added pixel and adding sync signals |
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