JPH0776344A - 高耐圧缶蓋およびその製造方法 - Google Patents

高耐圧缶蓋およびその製造方法

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JPH0776344A
JPH0776344A JP22146293A JP22146293A JPH0776344A JP H0776344 A JPH0776344 A JP H0776344A JP 22146293 A JP22146293 A JP 22146293A JP 22146293 A JP22146293 A JP 22146293A JP H0776344 A JPH0776344 A JP H0776344A
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JP
Japan
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lid
counter sink
die center
center
panel
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Withdrawn
Application number
JP22146293A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Hanabusa
泰浩 花房
Hiroaki Kitagawa
広明 北川
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 缶の内圧が上昇した場合であってもバックリ
ングを生じにくい高耐圧缶蓋を提供する。 【構成】 カウンターシンク部3を折り曲げると、缶内
圧に対するカウンターシンク部3の耐力が向上する。し
たがって、缶内圧が上昇しても、カウンターシンク部3
が変形しにくくなり、バックリングが減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高耐圧缶蓋、その製造
方法、その製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の缶蓋としては、例えば、図10お
よび図11に示すステイオンタブ式の缶蓋1が広く知ら
れている。この缶蓋1は、略円盤状に形成されたパネル
部2と、このパネル部2の外周に沿って形成された、横
断面U字状のカウンターシンク部3(図11参照)と、
このカウンターシンク部3の外周に連続して形成された
カール部4と、パネル部2の中央部から外周方向に延長
されて形成されたスコア部5と、パネル部2の中央部に
リベット6によって取り付けられたステイオン式のタブ
7とから構成されている。カウンターシンク部3は、内
側壁3aと、外側壁3bとを有している。カウンターシ
ンク部3とカール部4との間には、軸線方向に対して若
干傾斜させられたチャックウォール部8が形成されてい
る。
【0003】この缶蓋1は、特公平3−16207号公
報などに示されているように、カール部4の内面を缶胴
の開口部(図示せず)に載置した状態で、巻締めによっ
て缶胴に固定されるようになっている。
【0004】ところで、こうした従来の缶蓋1において
は、缶の内圧が異常に上昇した場合に、カウンターシン
ク部3が上方に反転突出し、これによって、カウンター
シンク部3とパネル部2とが上方につの状に突出した状
態となるという、いわゆるバックリングとよばれる現象
が生じることがある。特に、内容物が炭酸飲料である飲
料缶の場合、これを夏場に車内等に放置すると、缶内温
度が異常に上昇し、バックリングを生じることがある。
すると、場合によっては、スコア部5が破断し、内容物
が漏れて車内を汚す等の問題を生じることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の事情
に鑑みてなされたもので、缶の内圧が上昇した場合であ
ってもバックリングを生じにくい高耐圧缶蓋と、その製
造方法と、その製造装置とを提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る高耐圧缶
蓋は、カウンターシンク部を、パネル部の径方向におけ
る内側または外側に折り曲げる構成とした。
【0007】請求項2に係る高耐圧缶蓋の製造方法は、
缶蓋を固定した後、缶蓋のカウンターシンク部を、略径
方向において内側または外側に押圧して、カウンターシ
ンク部を折り曲げる構成とした。
【0008】請求項3に係る高耐圧缶蓋の製造装置は、
略円筒状に構成されたダイセンターリングと、ダイセン
ターリングとの間で缶蓋の外周部近傍を挟持するパンチ
センターと、パンチセンターの下方に配置されたダイセ
ンターとを備えており、ダイセンターリングとパンチセ
ンターとを、ダイセンターに対して相対的に上下動する
構成とし、ダイセンターの上面に、缶蓋のカウンターシ
ンク部の側面に当接する傾斜面を形成する構成とした。
【0009】
【作用】カウンターシンク部を折り曲げると、缶内圧に
対するカウンターシンク部の耐力が向上する。したがっ
て、缶内圧が上昇しても、カウンターシンク部が変形し
にくくなり、バックリングが減少する。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例に係る高耐圧缶蓋の構成を
図1に基づいて説明する。本例の説明においては、前記
した従来の缶蓋1と共通する構成については同一符号を
付して詳細についての説明を省略する。
【0011】本例の缶蓋1は、カウンターシンク部3
が、パネル部2の径方向内側に向けて折り曲げられてい
る点で、従来の缶蓋と相違している。
【0012】本例の缶蓋1によれば、缶の内圧が異常に
上昇した場合においても、カウンターシンク部3が変形
を生じにくい。したがって、バックリングを生じにく
く、その結果、スコア部5の破断等の不都合を減少させ
ることができるという利点がある。
【0013】つぎに、図2〜図9に基づいて、本例の缶
蓋1を製造するための装置について説明する。この装置
は、第1のプレスステーションAと、第2のプレスステ
ーションBとを備えている。第1のプレスステーション
Aは、図2に示されるように、円筒状に構成され、か
つ、上下動可能とされたダイセンターリング10と、こ
のダイセンターリング10の上方に、同軸で配置され、
かつ、上下動可能とされた円柱状のパンチセンター11
と、ダイセンターリング10の内部に同軸で配置され、
かつ、固定とされた円柱状のダイセンター12とを主体
として構成されている。
【0014】ダイセンターリング10の内面上部には、
カウンターシンク部3の外側壁3bの外面に当接する傾
斜面10aが、全周にわたって形成されている。パンチ
センター11の外面下部には、前記外側壁3bの内面に
当接する傾斜面11aが全周にわたって形成されてい
る。ダイセンター12の上面外周部には、凹所12aが
全周にわたって形成されている。凹所12aの中心より
若干外周側には、傾斜面12bが形成されている。
【0015】第2のプレスステーションBは、図6に示
されるように、ダイセンター12に代えて、円柱状の他
のダイセンター22が用いられた構成となっている。他
の構成は、前記第1のプレスステーションAと同様なの
で、共通する構成については同一符号を付して詳細の説
明を省略する。ダイセンター22の上面外周部には、前
記凹所12aよりも浅い凹所22aが全周にわたって形
成されている。この凹所22aの中心より外周側には、
傾斜面22bが形成されている。
【0016】つぎに、前記した装置を用いた本例の缶蓋
1の製造方法について説明する。まず、図2に示すよう
に、プレスステーションAにおけるダイセンターリング
10の内部に、従来と同様に構成されている缶蓋1を挿
入し、傾斜面10aによってチャックウォール部8の外
側壁を支持する。ついで、パンチセンター11を下降さ
せ、傾斜面11aをチャックウォール部8の内側壁に当
接させる(図3参照)。これにより、ダイセンターリン
グ10とパンチセンター11とによって、缶蓋1を挟持
して固定することができる。
【0017】つづいて、缶蓋1を挟持したダイセンター
リング10とパンチセンター11とが降下し、カウンタ
ーシンク部3の下面をダイセンター12の凹所12aの
傾斜面12bに当接させる(図4参照)。さらに前記ダ
イセンターリング10とパンチセンター11とを、缶蓋
1を挟持したまま降下させ、ダイセンター12の傾斜面
12bにカウンターシンク部3を押し付ける(図5)。
これにより、カウンターシンク部3を径方向内側に折り
曲げることができる。
【0018】つづいて、パンチセンター11を上昇させ
ると、ダイセンターリング10は、ばね力により上昇す
る。このとき、缶蓋1は、パンチセンター11とダイセ
ンターリング10とで挟持されたまま、もとの位置まで
戻る。パンチセンター11はさらに上昇して缶蓋1への
挟持を解除するので、その後に、プレスステーションA
から缶蓋1を取り出す。この缶蓋1を他のプレスステー
ションBに移送し、プレスステーションBのダイセンタ
ーリング10の内部に、缶蓋1を挿入する(図6参
照)。つづいて、プレスステーションAと同様に、パン
チセンター11を下降させて、その傾斜面11aとダイ
センターリング10の傾斜面10aとの間で缶蓋1のチ
ャックウォール部8を挟持して固定する(図7参照)。
ダイセンターリング10とパンチセンター11は、缶蓋
1を挟持したまま下降し、カウンターシンク部3の外側
壁3bを凹所22aの傾斜面22bに押し付け(図8参
照)、カウンターシンク部3を径方向内側にさらに折り
曲げる(図9)。つづいて、缶蓋1を挟持した状態でダ
イセンターリング10およびパンチセンター11が上昇
し、ダイセンターリング10は元の位置に戻る。パンチ
センター11はさらに上昇し、缶蓋1への挟持を解除す
る。その後、プレスステーションBから缶蓋1を取り出
す。このようにして、カウンターシンク部3を径方向内
側に充分に折り曲げることができる。
【0019】なお、本例の缶蓋1では、カウンターシン
ク部3を径方向内側に折り曲げる構成としたが、径方向
外側に向けて折り曲げることも可能である。この場合に
も、缶内圧に対する缶蓋1の耐力を向上させ、バックリ
ングを減少させることが可能である。
【0020】
【発明の効果】請求項1に係る高耐圧缶蓋によれば、カ
ウンターシンク部を、パネル部の径方向における内側ま
たは外側に折り曲げたので、缶蓋のバックリングを減少
させることができるという効果がある。
【0021】請求項2に係る高耐圧缶蓋によれば、缶蓋
を固定した後、缶蓋のカウンターシンク部を、径方向に
おいて内側または外側に押圧して、カウンターシンク部
の側壁を折り曲げる構成としているので、バックリング
を生じにくい缶蓋を得ることができるという効果があ
る。
【0022】請求項3に係る高耐圧缶蓋の製造装置は、
略円筒状に構成されたダイセンターリングと、ダイセン
ターリングとの間で缶蓋の外周部近傍を挟持するパンチ
センターと、パンチセンターの下方に配置されたダイセ
ンターとを備えており、ダイセンターリングとパンチセ
ンターとを、ダイセンターに対して相対的に上下動する
構成とし、ダイセンターの上面に、缶蓋のカウンターシ
ンク部の側面に当接する傾斜面を形成する構成としたの
で、この傾斜面を缶蓋のカウンターシンク部に押し付け
ることにより、カウンターシンク部を折り曲げることが
でき、したがって、バックリングを生じにくい缶蓋を製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る缶蓋の要部の拡大断面
図である。
【図2】本発明の一実施例に係る缶蓋の製造装置の要部
の断面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る缶蓋の製造装置の要部
の断面図である。
【図4】本発明の一実施例に係る缶蓋の製造装置の要部
の断面図である。
【図5】本発明の一実施例に係る缶蓋の製造装置の要部
の断面図である。
【図6】本発明の一実施例に係る缶蓋の製造装置の要部
の断面図である。
【図7】本発明の一実施例に係る缶蓋の製造装置の要部
の断面図である。
【図8】本発明の一実施例に係る缶蓋の製造装置の要部
の断面図である。
【図9】本発明の一実施例に係る缶蓋の製造装置の要部
の断面図である。
【図10】従来の缶蓋の平面図である。
【図11】図10のY−Y線に沿う要部拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
A 第1のプレスステーション B 第2のプレスステーション 1 缶蓋 2 パネル部 3 カウンターシンク部 10 ダイセンターリング 12 ダイセンター 12b ダイセンターの傾斜面 22 他のダイセンター 22b 他のダイセンターの傾斜面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円盤状に形成されたパネル部と、この
    パネル部の外周に沿って形成された、横断面略U字状の
    カウンターシンク部とを備え、このカウンターシンク部
    は、前記パネル部の径方向における内側または外側に折
    り曲げられていることを特徴とする高耐圧缶蓋。
  2. 【請求項2】 缶蓋を固定した後、前記缶蓋のカウンタ
    ーシンク部を、径方向において内側または外側に向けて
    押圧し、カウンターシンク部を折り曲げることを特徴と
    する高耐圧缶蓋の製造方法。
  3. 【請求項3】 略円筒状に構成されたダイセンターリン
    グと、前記ダイセンターリングとの間で缶蓋の外周部近
    傍を挟持するパンチセンターと、前記パンチセンターの
    下方に配置されたダイセンターとを備え、前記ダイセン
    ターリングとパンチセンターとは、前記ダイセンターに
    対して相対的に上下動する構成とされており、前記ダイ
    センターの上面には、缶蓋のカウンターシンク部の側面
    に当接する傾斜面が形成されていることを特徴とする高
    耐圧缶蓋の製造装置。
JP22146293A 1993-09-06 1993-09-06 高耐圧缶蓋およびその製造方法 Withdrawn JPH0776344A (ja)

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JP22146293A JPH0776344A (ja) 1993-09-06 1993-09-06 高耐圧缶蓋およびその製造方法

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JPH0776344A true JPH0776344A (ja) 1995-03-20

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0785037A1 (en) * 1996-01-22 1997-07-23 Ball Corporation Method and apparatus for producing container body end countersink
JP2008264880A (ja) * 2008-08-11 2008-11-06 Universal Seikan Kk 缶蓋

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EP0785037A1 (en) * 1996-01-22 1997-07-23 Ball Corporation Method and apparatus for producing container body end countersink
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