JPH0776339B2 - コークス炉の天井 - Google Patents

コークス炉の天井

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JPH0776339B2
JPH0776339B2 JP50470288A JP50470288A JPH0776339B2 JP H0776339 B2 JPH0776339 B2 JP H0776339B2 JP 50470288 A JP50470288 A JP 50470288A JP 50470288 A JP50470288 A JP 50470288A JP H0776339 B2 JPH0776339 B2 JP H0776339B2
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JP
Japan
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refractory
layer
coke oven
concrete
layers
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JP50470288A
Other languages
English (en)
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JPH02504398A (ja
Inventor
ブライデンバツハ,デイーテル
オルデンゴツト,ハンス
ウイツト,ブルカルト
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RAG AG
Original Assignee
Ruhrkohle AG
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  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、耐火れんがから成り炭化室を覆う層の上に、
成形されない耐火素地から成り伸縮継ぎ目を持つ熱絶縁
層が設けられている、複数の耐火材料層から成るコーク
ス炉の天井に関する。
このようなコークス炉の天井は特公昭54−10005号公報
から公知であり、耐火れんが製の枠構造体と、各枠構造
体の枠空間内に充填されて熱絶縁層として役立つ粒状混
合物とから構成されている。この粒状混合物は、片側で
伸縮継ぎ目にあるバーミキユライト・モルタル・アスベ
スト板に対して支持されている。このコークス炉の天井
では、熱絶縁層の比較的小さい熱伝導率(0.3kcal/mh
℃)により熱損失が防止され、この層の組み立てのため
の費用節約が行なわれる。しかしこのコークス炉の天井
の欠点は、枠構造体の所で吸収せねばならない圧力及び
曲げ力のため、この枠構造体を補強せねばならず、その
ため高い材料費及び組み立て費が生ずることである。更
に伸縮継ぎ目を満たすために、アスベストを含有する板
が設けられているが、このアスベスト含有板の加工のた
めに、健康上の問題が生ずる。
通常のコークス炉の天井は、複数の耐火れんが層から成
つており、しばしば次のような構造を持つている。即ち
最も下にシリカ成形れんが、その上にシヤモツト標準れ
んが、その上に耐火軽量標準れんが、その上に絶縁標準
れんが。炉天井の最上層は赤れんがにより形成される。
耐火れんがの製造には非常に費用がかかる。多くの特殊
型があることによつて、この費用は著しく影響を受け
る。
最初にあげた種類のコークス炉の天井から出発して、本
発明の基礎になつている課題は、最初にあげたコークス
炉の天井の欠点を回避しながらこれを改良し、特に炉天
井の製造のための構造費を低減し、更に炉天井の温度を
低くし、そのガス透過率を更に低減することである。
この課題を解決するため本発明によれば、成形されない
耐火素地から成る層が、上下に設けられる異なる密度及
び熱伝導率の複数の耐火コンクリート層から形成され、
これらの耐火コンクリート層の間に、絶縁コンクリート
から形成される熱絶縁層が設けられ、耐火コンクリート
層と3つの側にある耐火れんがとの間に伸縮継ぎ目が設
けられている。
耐火コークス炉の天井は、1500℃ないし1700℃の温度に
耐える素地である。耐火性の素地(1500℃まで)及び高
耐火性の素地(1700℃以上)は、これから区別される。
耐火コンクリートは、場合によつては一層高い温度にお
いてセラミツク結合に移行するセメント水和結合をす
る、成形されない素地である。耐火コンクリートは、突
き固め素地として挿入することができる。これらの突き
固め素地は、有利なことに特殊型の製造を不必要にす
る。
耐火コンクリートは、なるべく炉天井のシヤモツトれん
が層と最上れんが層との間に使用されるのが好ましい。
この場合驚くべきことに、この炉天井の温度は比較の対
象になり得る耐火れんが製炉天井の温度より低いことが
明らかになつた。更に耐火れんが層を持つ炉天井はガス
の通過に対して非常に密であることが明らかになつた。
本発明によるコークス炉の天井の別の有利な構成は、請
求の範囲の実施態様項から明らかになる。
図面に本発明の実施例が示されている。
図面は炉の縦方向に対して直角の断面図であり、1で、
コークス炉の炭化室が示されており、この炭化室は両側
を側壁により閉じられかつ上部を炉天井により閉じられ
ている。炉は390ないし430mmの幅を持つている。炉天井
の一番下にシリカ成形れんが2が設けられている。シリ
カれんがは耐火れんがでありかつ実施例では高さ220mm
の層を形成している。シリカれんがの上にシヤモツト標
準れんが3がある。これらのシヤモツト標準れんがもや
はり耐火れんがである。しかし2層のシヤモツトれんが
を持つ在来の炉天井とは異なり、1層のシヤモツトれん
が3しか設けられていない。シヤモツトれんが製の耐火
れんがの厚さは70mmである。
炉天井は上部を赤れんが層7により閉じられる。この赤
れんが層はれんが転動層とも称せられる。
130mmの在来の厚さを持つ赤れんが層7とシヤモツトれ
んが層3との間に、種々の耐火コンクリート層が設けら
れており、この場合、下から上へ次のような構造が生ず
る。すなわち耐火軽量コンクリート、絶縁コンクリー
ト、耐火軽量コンクリートである。
下側の耐火軽量コンクリート層は厚さ200mmでかつ4で
示されており、上側の耐火軽量コンクリート層は厚さ10
0mmでかつ6で示されている。その間に、厚さ250mmの絶
縁コンクリート層5が存在する。
耐火軽量コンクリート層は次のような仕様を持つてい
る。
Al2O3含有量:26.6% SiO2含有量:45.7% Fe2O3含有量:8.7% 前焼成の際の常温曲げ強さ:1000℃において17kp/cm2 1100℃において26kp/cm2 熱伝導率: 600℃において0.41kcal/mh℃ 800℃において0.40 〃 1000℃において0.43 〃 耐火性:SK8 1295℃ 最高使用温度:1100℃ 絶縁コンクリート層は次のような仕様を持つている。
Al2O3含有量:26.8% SiO2含有量:33.2% Fe2O3含有量:11.9% 前焼成110℃における低温圧縮強度:10kp/cm2 熱伝導率:400℃において0.15kcal/mh℃ 600℃において0.17 〃 800℃において0.19 〃 耐火性:SK7 1270℃ 最高使用温度:1020℃ 耐火コンクリートの範囲とその他の耐火れんがとの間に
10mmの伸縮継ぎ目が設けられている。この伸縮継ぎ目は
シリカ繊維材料(セラミツクフエルト3/4インチ)で満
たされておりかつガス流出の際にあとから詰め込まれ得
る。シリカ層は8で示されている。さらに、伸縮継ぎ目
の水平範囲に金属箔9、実施例では厚さ0.3mmのアルミ
箔、が存在する。このような伸縮継ぎ目は、れんが積み
の温度上昇の際に伸び損傷が発生しないことを保証す
る。さらに、アルミ箔からはガス流出に対するかなりの
絶縁効果及び密封効果が出る。
組み立ての際に、炉壁は普通に構成されかつ炭化室被覆
れんがはいつものようにはめ込まれる。さらに、シヤモ
ツト標準れんが3が設けられる。これらの小さい加熱壁
(のぞき穴通路壁)はシヤモツト成形れんが又は既製構
成部材から成る。炭化室軸線の方向にある装入穴直立筒
の間及び頭部レベルの間、並びに炉団軸線の方向にある
加熱壁の間の空いている区域へ、耐火コンクリートが層
状に取り付けられる。これは、素地を突き固めることに
よつて行なわれる。下側層の耐火軽量コンクリート4は
約55℃の加熱温度において挿入される。他方、絶縁コン
クリート5及び上側層の耐火軽量コンクリート6は約90
0℃の加熱温度において挿入される。すべての耐火コン
クリート層は挿入後少なくとも30時間乾燥される。挿入
の温度及びその他のパラメータは、下部構造に用いられ
るシリカ材料の伸び特性によつて決定的に決められる。
炭化室への最初の装入の少し前に、炉天井はれんが転動
層の挿入により閉じられる。
従来技術でれんが積みされた天井と比べて、本発明によ
る天井の組み立ての際は費用の約50%の節約ができる。
さらに、炉天井及び炉天井表面における温度が明らかに
一層低くなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−93789(JP,A) 特開 昭58−141285(JP,A) 特開 昭50−145900(JP,A) 特開 昭53−99208(JP,A) 特公 昭54−10005(JP,B2)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耐火れんがから成り炭化室を覆う層(2,
    3)の上に、成形されない耐火素地から成り伸縮継ぎ目
    (8)を持つ熱絶縁層が設けられている、コークス炉の
    天井において、成形されない耐火素地から成る層が、上
    下に設けられる異なる密度及び熱伝導率の複数の耐火コ
    ンクリート層(4,6)から形成され、これらの耐火コン
    クリート層(4,6)の間に、絶縁コンクリート(5)か
    ら形成される熱絶縁層(5)が設けられ、耐火コンクリ
    ート層と3つの側にある耐火れんがとの間に伸縮継ぎ目
    (8)が設けられていることを特徴とする、複数の耐火
    材料層から成るコークス炉の天井。
  2. 【請求項2】耐火コンクリートが、25ないし28%のAl2O
    3含有量、30ないし50%のSiO2含有量及び8ないし12%
    のFe2O3含有量を持つていることを特徴とする、請求項
    1に記載のコークス炉の天井。
  3. 【請求項3】伸縮継ぎ目(8)がシリカ繊維材料製の層
    (8)で満たされていることを特徴とする、請求項1に
    記載のコークス炉の天井。
  4. 【請求項4】伸縮継ぎ目にアルミニウムから成る金属箔
    (9)が設けられていることを特徴とする、請求項1に
    記載のコークス炉の天井。
  5. 【請求項5】異なる耐火コンクリート層の挿入及び後処
    理が、フリユー温度に応じて行なわれることを特徴とす
    る、請求項1ないし4のうち1つに記載のコークス炉の
    天井。
  6. 【請求項6】下側の耐火コンクリート層(4)が50ない
    し60℃の加熱温度で突き固められることを特徴とする、
    請求項5に記載のコークス炉の天井。
  7. 【請求項7】耐火コンクリート層の上側層又は中間にあ
    る絶縁コンクリート層(5)が850ないし950℃の温度で
    突き固められることを特徴とする、請求項5に記載のコ
    ークス炉の天井。
JP50470288A 1988-05-24 1988-05-24 コークス炉の天井 Expired - Lifetime JPH0776339B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/EP1988/000461 WO1988009361A1 (en) 1987-05-21 1988-05-24 Coke oven cover

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02504398A JPH02504398A (ja) 1990-12-13
JPH0776339B2 true JPH0776339B2 (ja) 1995-08-16

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ID=8165280

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Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02504398A (ja) 1990-12-13

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