JPH0776339A - 内袋を配設した段ボール箱組立用ブランクおよびこのブランクを組立てた段ボール箱 - Google Patents

内袋を配設した段ボール箱組立用ブランクおよびこのブランクを組立てた段ボール箱

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JPH0776339A
JPH0776339A JP25622393A JP25622393A JPH0776339A JP H0776339 A JPH0776339 A JP H0776339A JP 25622393 A JP25622393 A JP 25622393A JP 25622393 A JP25622393 A JP 25622393A JP H0776339 A JPH0776339 A JP H0776339A
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JP
Japan
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inner bag
blank
bag
cardboard box
assembling
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JP25622393A
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English (en)
Inventor
Kimiaki Yanagisawa
公章 柳沢
Kazuo Taira
和雄 平
Yoshitake Kawai
良岳 川合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Publication of JPH0776339A publication Critical patent/JPH0776339A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 段ボール箱の組立と同時に内袋を箱内に形成
することが出来るブランクとこのブランクにより組立て
た内袋内装段ボール箱を提供する。 【構成】 所定形状に裁断し、折り線を配設した箱組立
用段ボール紙を折り畳んだブランクの箱内面となる面の
対向する側壁面の少くとも一面に箱の内面形状とほぼ同
じ形状のプラスチックフイルムで製袋した内袋を畳んだ
状態で貼着してなる、内袋を配設した段ボール箱組立用
ブランクとこのブランクを組立てた段ボール箱である。
内袋として、特定の炭酸ガス透過係数と、水蒸気透過係
数と、炭酸ガス透過係数と酸素透過係数の比、の合成樹
脂フイルムの袋を用いることも包含する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は流通時の鮮度を保持して
青果物等を包装する段ボール箱を組立てる、内袋を配設
した段ボール箱組立用ブランクとこのブランクを用いて
組立てた内袋を配設した段ボール箱に関する。本発明で
言う段ボール箱組立用ブランクとは所定形状に裁断さ
れ、折り線を配設した段ボール紙を折り畳んだ、組立て
れば段ボール箱を形成する畳んだ段ボールを言う。
【0002】
【従来の技術】青果物等の包装には使用し易さと、包装
物の保護効果の優れていることなどから段ボール箱が広
く使用されている。ところが、段ボール箱は吸湿性が大
きいので青果物等の水分が蒸散しこの水分を吸湿すると
強度が小さくなり、輸送、保存の取扱い中に破損する危
険が大きい。このような段ボールの属性のために青果物
がしおれる等品質低下を発生し、青果物の包装には必ず
しも適していない。また生鮮保持作用もない。
【0003】段ボールの吸湿性を防止するために内面に
プラスチックフイルム層を設ける内面ラミネートも試み
られたが、水分の吸湿が少くなり蒸散抑制効果はあるが
生鮮保持効果はない。また段ボールは構造上波板状の中
芯を使用するので、中芯の通孔が外気と連通するが、内
面ラミネートすると段ボール紙を通しての水分の蒸散が
なくなるため中芯通孔の構造上の通気性だけでは蒸散効
果が不足し、箱内の湿度が高くなり、過湿状態となって
カビの発生が多くなる欠点がある。そのため青果物をプ
ラスチックのフイルムで形成した袋に入れてから段ボー
ル箱に収納することが普通であった。しかしながら、こ
のように2種の包装材を用意し二度にわけて包装するこ
とは包装作業工程の増加となるのと包装物を一定形状に
し、内容量を一定にするのがかなり困難であるため作業
効率が悪い問題がある。内袋を予め段ボール箱に配設し
ておくためには段ボール箱組立時に袋を内設することに
なり段ボールのブランクの他に袋を別に用意しなければ
ならず、箱の組立と同時に内袋を配設することが出来な
いだけでなく、内袋に傷を付け破れる危険が大きい欠点
がある。
【0004】そのため、組立てた段ボール箱内に発泡樹
脂よりなる包装体を入れて一緒に組立てる段ボール箱が
提案された。この畳んだ二重箱を引き起せば二重の箱と
なり発泡樹脂が断熱作用を奏するのである。発泡樹脂よ
りなる包装体はある程度の姿勢維持性があるのでこのよ
うな構造とすることが出来る。しかしながら断熱作用の
ため内容物の予冷を効果的に施すのが困難であり、また
不透明なため市場等で品質チェックを開封せずに行うの
が不可能である欠点がある。また、発泡樹脂よりなる包
装体は炭酸ガス透過係数、酸素透過係数、水蒸気透過係
数が青果物の生鮮保存を行う範囲にないので生鮮保存効
果は全くない。さらにこの提案の包装箱は、発泡樹脂よ
りなる包装体を例えば発泡用ポリスチロールビーズを用
いた発泡成形により作成しなければならないこと、発泡
スチロール中箱は強度を付与するためと保冷効果を持た
せるため3mm程度の厚みが必要であるので段ボール箱
の収容体積が減少すること、開口部の密封封止が困難で
あること、保冷以外の生鮮維持効果を奏することは出来
ないこと、使用後の不要となった箱の廃棄量が多くなる
ことなど多くの欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は一回の組立で
プラスチックフイルムの内袋を配設した箱が組立てられ
る、プラスチックの内袋を配設した段ボール組立用のブ
ランクと、このブランクにより組立てられた段ボール箱
を提供する。箱を組立てる段ボールブランクの所定位置
に、広げると内袋となる折り畳まれた袋が配置されてい
るので一回の段ボール組立により内袋も広げられ同時に
形成されるので極めて簡単に内袋を配設した段ボールと
なり、二重包装の手間がかからない大きな利点がある。
また内袋は畳んでブランクの中に配置されるのでブラン
クの体積を大きくすることはなく、傷つく危険もない。
【0006】
【課題を解決した手段】本発明は、 「1. 所定形状に裁断し、折り線を配設した箱組立用
段ボール紙を折り畳んだブランクの箱内面となる面の対
向する側壁面の少くとも一面に箱の内面形状とほぼ同じ
形状のプラスチックフイルムで製袋した内袋を畳んだ状
態で貼着してなる、内袋を配設した段ボール箱組立用ブ
ランク。 2. 内袋が箱内面の対向側壁となる両側壁に貼着され
た、1項に記載された内袋を配設した段ボール箱組立用
ブランク。 3. 内袋が畳んだ状態で部分的に貼着された、1項ま
たは2項に記載された内袋を配設した段ボール箱組立用
ブランク。 4. 箱内面の対向側壁面となる面と底面との折り線に
沿って内袋の測壁と底の折り線部分を合せて貼着した、
1項ないし3項のいずれか1項に記載された内袋を配設
した段ボール箱組立用ブランク。 5. 内袋が膜厚10μm〜30μmの薄膜袋である、
1項ないし4項のいずれか1項に記載された内袋を配設
した段ボール箱組立用ブランク。 6. 段ボール紙の一面に1乃至複数個の直径10mm
〜40mmの通気孔を配置した、1項ないし5項のいず
れか1項に記載された内袋を配設した段ボール箱組立用
ブランク。 7. 内袋が、27℃における炭酸ガス透過係数Pco
が、 15×10−10cm(STP)cm/(cm
s.cmHg) 以上でかつ、炭酸ガス透過係数Pcoと酸素透過係数
Poの比が4.2以上であり、水蒸気透過係数PH
Oが 80×10−9cm(STP)cm/(cm.s.
cmHg) 以下である合成樹脂フイルムを用いて形成した袋であ
る、1項ないし6項のいずれか1項に記載された内袋を
配設した段ボール箱組立用ブランク。 8. 1項ないし7項のいずれか1項に記載された段ボ
ール箱用ブランクを組立てた段ボール箱の少くとも内袋
を貼着した面の対向面に、内袋の対向面を貼着した、内
袋を配設した段ボール箱。」に関する。
【0007】
【作用】本発明の第1の作用は、所定形状に裁断し、折
り線を設けた箱組立用段ボール紙を畳んだブランクの段
ボール箱の内面の側壁となる面の少くとも一面に箱の内
面形状とほぼ同じ形状が形成可能なプラスチックフイル
ムで形成した内袋を畳んだ状態で貼着したことにより奏
される。内袋は対向する側面をブランクの段ボール箱の
内側の側面となる対向面の両面に夫々貼着することが好
ましい。このような構造としたブランクを箱に組立てる
と同時に箱の内面にはほぼ同形状の内袋が自動的に形成
される。内袋の一側面のみをブランクの段ボール箱の内
側の一側面に貼着した場合は段ボール箱を組立てた後、
内袋の貼着した面の対向面を段ボール側面に貼着して箱
とほぼ同形状の内袋を形成する。いずれの場合も必要に
応じて箱を組立てた後、内袋の全側面を段ボールの全側
面に貼着することも出来る。従って、内袋を内装した段
ボール箱を1つの資材で同時に形成することが出来るの
で、別に内袋を形成する必要は全くない。しかも一操作
で箱を完成することが出来るので作業性も極めて良好で
ある。内袋は全面貼着しても良いが、数ヶ所部分的に貼
着すれば充分である。
【0008】本発明の第2の作用は内袋となる畳まれた
袋の側壁と底の境界の折り線を、ブランクの段ボール箱
の内面となる面の側壁と底の境界線に沿って、貼着する
ことにより奏される。このように貼着することにより組
立てたとき内袋の底は箱の底に密着することになる。袋
の底が箱の底に密着し、段ボールの底で支えられ、壁部
も段ボールの壁で支えられるので内袋には荷重がかから
ないから、10μm〜30μmの薄い袋が使用出来、省
資源となると同時に廃棄物の量が少くなる。
【0009】本発明の第3の作用は、段ボールの面に通
気孔を配設したことによる通気作用である。すなわち、
青果物の流通に際して青果物の老化防止のための呼吸抑
制の手段としての予冷が行われるが、通気孔の配設によ
り、内袋による密封効果と予冷効果のバランスをほど良
く維持することを可能ならしめている。また、青果物か
ら蒸散され内袋を通過した水分は段ボールの通気孔から
排出されるので段ボールに吸湿されず、強度低下を防ぐ
ことが出来る。通気孔は直径10mm〜40mmが好ま
しく、箱の側面や蓋面に設けるのが好ましい。
【0010】第4の作用は、内袋の貼着により奏され
る。段ボール箱を組立た時、内袋の貼着された面と対向
する面を段ボールの対向側面に貼着すると内袋の姿勢維
持性が良好となり、包装物を収納する作業が容易とな
る。全面を貼着してもよいが部分的貼着でも充分効果は
奏される。
【0011】貼着は両面粘着テープ、ホットメルト接着
剤などが好適に使用されるが、内面ラミネート段ボール
を用いた場合は熱溶着法も利用出来る。内袋はTダイ
法、インフレーション法などで成形されたプラスチック
フイルムで段ボール箱の寸法に沿った袋を製袋して製造
する。内袋として用いるフイルムを構成する樹脂とし
て、低密度ポリエチレンあるいはエチレン、α−オレフ
ィン、酢酸ビニル、アクリル酸、メタアクリル酸などを
構成成分とする樹脂、すなわちエチレン・α−オレフィ
ン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン
・アクリル酸共重合体、エチレン・メタアクリル酸共重
合体、更にはポリスチレン、スチレン・ブタジエン共重
合体などがあげられる。また、これらの樹脂の透過性な
どの特性を改良する目的で、上記以外の樹脂、シリコー
ン樹脂等をグラフト変性したり、ブレンドして用いる場
合もある。
【0012】この他 27℃における炭酸ガス透過係数
Pcoが、 15×10−10cm(STP)cm/(cm
s.cmHg) 以上でかつ、炭酸ガス透過係数Pcoと酸素透過係数
Poの比が4.2以上であり、水蒸気透過係数PH
Oが 80×10−9cm(STP)cm/(cm.s.
cmHg) 以下である合成樹脂フイルムを使用すると保存雰囲気の
呼吸により生成した炭酸ガスを外部にできるだけ多く放
出し、外部から適度の酸素を保存雰囲気中に導入して保
存雰囲気を上記の範囲にバランスさせることにより青果
物を休眠状態に成して鮮度を保持するので生鮮保存出来
る効果が奏される。
【0013】この透過特性の要件を満足する樹脂層は単
独の合成樹脂で形成することもできるが、上記の性質を
異にする要件をそれぞれ独立に満足する必要から複数の
合成樹脂で構成するのが望ましい。その様な合成樹脂の
代表例としてはエチレンと炭素数3ないし12のα−オ
レフィン共重合体、例えばエチレン−ブテン−1共重合
体、エチレン−ヘキセン−1共重合体、エチレン−4−
メチルペンテン−1共重合体及びエチレン−オクテン−
1共重合体等をあげることができ、これらの樹脂から選
ばれた少なくとも2種以上のブレンドとして用いるのが
好ましい。またこれらのエチレンと炭素数3ないし12
のα−オレフィン共重合体と低密度ポリエチリンのブレ
ンド物も使用することができる。特に高い炭酸ガス透過
係数を得るには、α−オレフィンの共重合比が比較的高
い低密度エチレン−α−オレフィン共重合体あるいは、
α−オレフィンの共重合比が高いいわゆる超低密度エチ
レン−α−オレフィン共重合体を主成分として用いるの
が好ましく、また、高い選択性透過比を得るには、上記
の樹脂群のうち異なるモノマーより構成される少なくと
も2種類以上の樹脂、例えば低密度ポリエチリンとエチ
レン−ヘキセン−1共重合体、エチレン−ブテン−1共
重合体とエチレン−ヘキセン−1共重合体等の組み合わ
せを選択して用いるのが好ましい。
【0014】また、本発明の透過特性の要件を満足する
合成樹脂フイルムを得るための別の方法として、上記樹
脂単独あるいは複数の樹脂のブレンドをベースポリマー
としてこれに対して、エチレン−酢酸ビニル共重合体
(EVA)、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン
−メチルメタアクリレート共重合体等のエチレン共重合
体、エチレン又はα−オレフィン−プロピレン−非共役
ジエンターポリマー、あるいはスチレン/ブタジエン
ブロック共重合体、スチレン/イソプレン ブロック共
重合体の水素添加物等の樹脂をブレンドして用いること
もできる。これらの樹脂を単独樹脂として用いると、本
発明の透過性の要件の全てを満たすのが困難であるこ
と、折り曲げ加工によりクラッチ、割れが生じ易くなる
傾向があるため、上記のベースポリマーに対して90:
10ないし50:50のブレンド比にして用いる必要が
ある。
【0015】このように繰返単位の異なる樹脂をブレン
ドすることで炭酸ガスと酸素の選択透過比が大きくなる
という詳細な理由は不明であるが、本発明者は分子運動
性の異なる分子鎖が異なった濃度で存在する領域があ
り、その領域での両者のガスの透過性が分子鎖濃度に依
存して変化するためであると考えている。
【0016】これらの樹脂層には、それ自体公知の処方
に従ってフェノール系、有機硫黄系、有機窒素系、有機
リン系等の酸化防止剤乃至は熱安定性剤や、金属石ケン
や他の脂肪酸エステルなど脂肪酸誘導体等の滑剤、防曇
剤や、帯電防止剤、炭酸カルシウム、ホワイトカーボ
ン、チタンホワイト、炭酸マグネシウム、ケイ酸マグネ
シウム、カーボンブラック、各種クレイ、天然乃至合成
ゼオライト等の無機物系充填剤或いは他の着色料等の配
合剤をそれ自体公知の配合比で配合することができる。
特に、このフイルムに防曇剤を添加することで、内容品
の呼吸により生成する水分が原因の内袋内面側の曇りが
防止でき、流通時の品質確認が容易に行える。
【0017】内袋フイルムの厚みは、使用する樹脂の種
類やその物理的強度により、また、包装対象となる青果
物の種類、内容量、予冷の有無、流通時の温度、市場で
の保管条件等を考慮して適切に設定する必要があるが、
一般的には5〜80μm程度、好ましくは10〜50μ
m、更に好ましくは15〜30μmが適切である。ま
た、内袋に使用する樹脂のメルトインデックス(M1)
には、特に制限ないが、例えばM1値が0.1〜10g
/10分(JIS K6760に準拠)程度のものを使
用するのが好ましい。内袋フイルムは単層あるいは多層
の樹脂層から成り、多層の場合、ヒートシール性、製袋
性、剛性など各種機能を分担した樹脂層の選択が可能
で、一般的には共押出し成形によるのが好ましい。製膜
にはインフレーション成形、Tダイ成形など公知の方法
が使用され、前者の場合にはインラインにて製袋するこ
ともできる。更に製膜後のフイルムに外面印刷を施すこ
ともできる。
【0018】本発明の段ボールとしては、従来から一般
に用いられている段ボール(例えばJIS等で定められ
た)が用いられる。また、もちろん、内面側に樹脂被覆
した段ボールなどの特殊段ボールも用いられる。外面に
は、グラビア、フレキソ、シルクスクリーン等のそれ自
体公知の印刷法により印刷も施され得る。
【0019】本発明の段ボール箱の使用に際してそれ自
体公知の青果物の鮮度保持に有効な手段を併用すること
ができる。例えば、青果物のエチレン、アルデヒド等の
発生ガスに耐してはガス吸着剤、水分制御に保湿剤や吸
湿剤、あるいは脱酸素剤、炭酸ガス除去剤なども鮮度保
持により一層の効果を示す場合がある。これらの補助剤
は、内袋もしくは段ボールと内袋の間に別の袋物に入れ
た状態で使用するが、場合により、ライナーにコートし
たり、ライナー抄紙の際にパルプに含浸あるいは混抄し
たり、あるいは、また内袋樹脂中に混合するなどの方法
でも有効である。
【0020】内容品を充填した後の段ボール函の封緘に
は、それ自体公知封緘方法、ステッチャー、テープによ
るIシール、Hシール等が用いられる。内袋に傷を付け
ない点でテープによる方法が望ましい。
【0021】内袋について説明する。内袋としては、平
袋、ガセット袋、逆舟底形がセット袋等が使用される。
これ等の袋はチューブ状フイルムや通常のフイルムより
自動製袋することが容易である。内袋としてはブランク
との貼着が容易で、箱に組立てたときに箱内壁に沿い、
余剰のフイルムが少く、内容量の減少を生じないように
引きつった部分の少い形が好ましい。図面により内袋を
説明する。
【0022】図1は平袋を示す。1は通常のフイルムで
作られた袋であり、2はヒートシール部である。ヒート
シールはフラットのシール部でも良く、溶断によりシー
ルしてもよい。チューブを用いる場合は底部だけヒート
シールすればよい。3は開口である。
【0023】図2はガセット袋を示す。1は袋、2はヒ
ートシール部、3は開口であり、4はフイルムを袋の内
方に折り込んだ部分でこの部分は4枚のフイルムが重な
っている。
【0024】図3は図2のガセット袋をA−B線で切断
した断面を示す。袋の両側部はフイルムが内方により折
り込まれ4枚重なっていることがわかる。ガセット袋は
この部分が開き段ボール箱内面に沿った内袋が形成され
る。
【0025】図4は逆舟底形のガセット袋を示す。1は
袋、2はヒートシール部、3は開口、4はフイルムを袋
の内方に折り込んだ部分でこの部分は4枚のフイルムが
重なった状態となっている。
【0026】図5は図4の袋をC−D線で切断した断面
を示す。袋の底部はフイルムが袋の内方に折り込まれ4
枚重なっていることがわかる。この逆舟底形ガセット袋
はこの部分が開き底部となる。次に内袋を貼合したブラ
ンクについて説明する。
【0027】図6はブランクを形成する前の展開段ボー
ルを示す。6は段ボール箱の側壁を形成する部分であ
る。この6に連結する5は底と蓋を形成するフラップで
ある7はスリットであってフラップを分けている。8は
側壁を連結する継ぎしろであって、各部分には折目9が
設けられている。一般に段ボールブランクは、このよう
な展開段ボールの継ぎしろ(ジョイント)部分をホット
メルト接着剤などで接合し折り畳むことにより形成され
る。図7、8はこの折り畳まれたブランクの断面を表わ
している。段ボールの折り畳み形状、つまりブランク形
状は段ボール箱への内容物充填作業性と関係する。通常
は図7の形状が一般的で、これに適した製箱機が多く市
販されている。この場合、図の矢印a、bに示すように
ブランクが箱に組立てられる際には対向する側面(例え
ばa、b)が平行に移動するため、内袋の寸法に余裕が
必要となる。これには図4の逆舟底形のガセット袋が適
しており、平袋の場合は余剰フイルムが多く必要とな
る。7はスリットである。一方、図8のような折り畳み
形状のブランクでは、対向する測面(a、b)の横方向
の移動がなく、内袋の開く方向がブランクの開く方向と
一致するため、内袋の形の制約が比較的少ない。ブラン
クと折り畳んだ内袋の貼合した状態を図面により説明す
る。
【0028】図9は逆舟底形のガセット袋を貼合する途
中の状態を示す、太い線10で囲まれた部分が内袋であ
る。内袋は貼合部11により段ボールに貼合されてい
る。そして、内袋の舟底の頂点である12を、段ボール
の側壁と底面の境界の折り目の位置を調製することで箱
を組立てたときに内袋の底と箱の底面に密着することが
できる。
【0029】図10は、図9の展開段ボールを折り畳ん
だブランクを長さ方向に沿って切断した図であり、図9
の状態より更に必要に応じて箱の側壁面と内袋の側壁面
とを貼合し、継ぎしろを接合して形成されたもので、内
袋1が挾まれていることがわかる。
【0030】図11と図12は、図8に示す折り畳み形
状のブランクに対して平袋を用いた場合を示す。なお、
図9と図11には折り畳んだとき内袋を貼合する右側フ
ラップの貼着ヶ所が点線で示されている。ブランクへの
内袋の貼合は任意の手順にて行なうことができるが、こ
こに示したように、展開段ボールに内袋を貼合した上で
ジョイントを接合する方法、また逆にジョイントを接合
したブランクに内袋を挿入する方法などがある。このよ
うに内袋を貼合して折り畳んだ状態でブランクは取扱わ
れる。そして段ボール箱に組立てると同時に内袋が形成
される。必要あれば内袋の数ヶ所を箱内面に貼合すれば
内袋を配置した段ボール箱となり、ただちに包装に使用
することが出来る。内袋の密封方法としては、従来より
プラスチックフイルム袋の密封に用いられている公知の
方法が適用される。すなわち、ヒートシール、溶断シー
ル、開口部を絞った上でゴムやひもなどで結束密封する
方法、あるいは粘着テープによる結束密封する方法など
がある。また、青果物の性状によっては単に開口部を折
り畳むこともできる。
【0031】
【実施例】次に実施例により本発明を具体的に説明す
る。
【0032】実施例1 坪量220g/mの内外ライナー、及び坪量180g
/mの中芯を使用して、コルゲーターマシンによりA
段用段ボール板紙を得た。この板紙について、通常の型
抜きを行い、JIS 1507に定められたA−1形段
ボール(図6):内寸長さL=282、幅W=184、
高さD=112mm)展開板を作成した。一方、別に超
低密度LLDPE(密度ρ=0.905)とLLDPE
(密度ρ=0.920)のブレンドから成る厚み20μ
mのインフレーションフイルムを作成し、これにより図
4、5に示した開口部幅47cm、長さ29.5cm、
底部折り込み幅9.5cmのガセット袋を得た。そし
て、このガセット袋を、図9、10)に示すように、展
開板にEVA系ホットメルト接着剤により貼着し、次い
で継ぎしろをホットメルト接着剤を用いて接合し折り畳
んでブランクとした。
【0033】比較例1 実施例1と同一形状の通常段ボールを用いた。
【0034】比較例2 内ライナーとして30μmの低密度ポリエチレン(ρ=
0.918)を押出しラミネーションしたものを使用し
た段ボールを作成した。
【0035】比較試験 これらの段ボールブランクを組立底部フラップを粘着テ
ープでI字シールした後、9月末に収穫した後5℃で2
ケ月間貯蔵したカボス(大分1号)を各々2Kg詰め、
本発明1では内袋の開口部を絞った上で幅5mmの粘着
テープで結束密封した上で、上部フラップを粘着テープ
でI字シールした。これら各々の条件で20ケースずつ
(各40Kg、個体数480〜510個の割合)、大分
より東京まで混載便にて輸送した後、室温に保管し、充
填後10日のカボスの品質評価を行った。結果を表1に
示す。これによると、通常段ボール(比較例1)では、
水分蒸散による重量減が著しく、ライナー原紙、中芯の
吸湿による強度変化もあり、混載による扱いの悪さが原
因の箱の変形が多数認められた。また、黄化やしおれヘ
タ落ちによる不良が多数認められた。また、内面ポリラ
ミ段ボール(比較例2)では、蒸散抑制による重量減は
抑制できたものの、ガス雰囲気制御(CA)が不充分な
ため黄化して加えて過湿による腐敗不良が多数発生し実
用性は全くなかった。これに対し本発明では、重量減が
少く緑色維持が充分で貯蔵後の品質低下が殆ど無い状態
での流通が可能であった。また、内袋に防曇剤を練り込
み防曇性を付加したことで、結露が目立たず、充分市場
性を有する外観特性であった。なお、内袋のフイルムの
27℃でのガス透過性は、Pco 17×10−10
cm(STP)cm/(cm.s.cmHg)、P
coとPoの比が4.9、水蒸気透過係数PH
が18.4×10−9cm(STP)cm/(c
.s.cmHg)であった。
【0036】
【表1】
【0037】実施例2 実施例1と同一の段ボール板紙より、A−1形段ボール
(内寸長さL=394、幅W=294、高さD=150
mm)展開板を作成した。この時、長さ面、幅面に予冷
孔として直径20mmの穴を合計10ヶ所打ち抜いた。
一方、実施例1と同じ材質の樹脂から成る厚み15μ
m、折り径700mmのチューブ状フイルムをインフレ
ーション成膜し、更に折り込み幅片側15cmの図2、
3に示す、横形ガセット袋を作製した。このフイルムを
上記展開板に図11、12)に示すようにEVA系ホッ
トメルト接着剤により貼着し、次いで継ぎしろをホット
メルト接着剤を用いて接合し折り畳んで段ボールブラン
クを得た。なお、側壁の折り畳み性を良くするため、展
開板作製時に幅面中央に沿って折れ目線を打ち抜きと同
時に入れた。
【0038】実施例3 実施例1と同一材質の厚みの50μmのフイルムを用い
て実施例2と同一形状の段ボール箱とした。
【0039】比較例3 厚さ3mmの発泡倍率30倍のLDPE発泡シートを用
いて実施例2と同一形状の内袋よりブランクを作製し
た。 比較例4 通常段ボールを用いた。
【0040】比較試験 これらの段ボールブランクを組み立て底部フラップを粘
着テープでI字シールした上で、6月初旬に収穫のブロ
ッコリー(緑嶺、収穫時の品温30℃)を各々12ケ
(約4Kg)詰め、内袋を使用したものは、その開口部
を軽く絞った上で幅5mmの粘着テープで固定した後、
上部フラップを粘着テープによりI字シールした。次い
で、8℃で40分間真空予冷を施し、品温を確認するこ
とにより各包装仕様での予冷効果を見た上で、予冷無し
の場合も含め、保冷トラックにて北九州〜東京間の輸送
を行い、更に室温(約25℃)にて1日放置した上で流
通後の品質検査を行った。各試験条件において10ケー
スずつ、ブロッコリーの個体数として120ケずつにお
いて、流通後の品質として、充填時の総重量を基準にし
た重量減少率(%)、総数120に対する良品率、不良
品率(%)を評価した。不良品としては、花らいが黄化
したもの、茎切口が褐変したものを主に、その他とし
て、花らいの腐敗、変色、茎切口の水侵症状、葉柄切口
の黒変などの項目を評価し、実に異臭の発生状態を嗅覚
にて評価した。結果を表2に示す。それぞれの包装条件
における予冷の効果については、予冷直後の品温で判断
出来る。通常段ボールでは、ほぼ予冷条件に等しい品温
となっているのに対して、内袋を使用しているものは、
内袋の厚みなどその断熱性を反映した品温になってい
る。すなわち、比較的膜厚の薄い本発明では、予冷効果
がほぼ満足される程度得られているが、発泡シートでは
品温を実質的に低下させることが出来ない。流通後のブ
ロッコリーの品質について見ると、本発明では、CA効
果による呼吸抑制が作用した結果、黄化がなく、また重
量減少率をわずかであった。また、実施例3では予冷の
有無により茎褐変の割合が異なり、異臭の発生にも違い
があり、良品率の差が大きい予冷の効果が明確であっ
た。これに対し、発泡シート製内袋では、シートのガス
透過性が著しく低いのを反映し、呼吸障害に伴い、茎の
褐変、水侵症状が著しく、激しい異臭を発生した。ま
た、通常段ボールでは、呼吸抑制が出来ないため花らい
の黄化が著しく、水分蒸散多くしおれが多数あった。
【0041】
【表2】
【0042】
【発明の効果】本発明により組立てた段ボール箱は、流
通時の包装物、特に青果物の鮮度を維持することが出来
る。そして充填し易く、取扱い易い効果がある。更に、
ブランクに内袋が配設されているので箱に組立てると内
袋が自動的に箱内に形成され、一工程で内袋を配設した
段ボール箱を形成することが出来る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】内袋の説明図である。
【図2】他の内袋の説明図である。
【図3】図の内袋をA−B線で切断した断面図である。
【図4】他の内袋の説明図である。
【図5】図4の内袋をC−D線で切断した断面図であ
る。
【図6】段ボール紙を裁断して展開した段ボールの平面
図である。
【図7】折り畳んだブランクの説明図である。
【図8】他の畳み方をしたブランクの説明図である。
【図9】展開した段ボールに内袋を貼着したところを示
す説明図である。
【図10】図9の段ボールを折り畳んだブランクの説明
図である。
【図11】展開した段ボールの他の位置に内袋を貼着し
たところを示す説明図である。
【図12】図11の段ボールを折り畳んだブランクの説
明図である。
【符号の説明】
1 内袋 2 シール部 3 内口 4 フイルム折り込み部 5 段ボール箱のフラップ 6 段ボール箱の側壁 7 スリット 8 継ぎしろ 9 折り目 10 内袋周辺 11 貼着部 12 内袋の底部境界 a ブランクの一面 b ブランクの他の一面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定形状に裁断し、折り線を配設した箱
    組立用段ボール紙を折り畳んだブランクの箱内面となる
    面の対向する側壁面の少くとも一面に箱の内面形状とほ
    ぼ同じ形状のプラスチックフイルムで製袋した内袋を畳
    んだ状態で貼着してなる、内袋を配設した段ボール箱組
    立用ブランク。
  2. 【請求項2】 内袋が箱内面の対向側壁となる両側壁に
    貼着された、請求項1に記載された内袋を配設した段ボ
    ール箱組立用ブランク。
  3. 【請求項3】 内袋が畳んだ状態で部分的に貼着され
    た、請求項1または2に記載された内袋を配設した段ボ
    ール箱組立用ブランク。
  4. 【請求項4】 箱内面の対向側壁面となる面と底面との
    折り線に沿って内袋の側壁と底の折り線部分を合せて貼
    着した、請求項1ないし3のいずれか1項に記載された
    内袋を配設した段ボール箱組立用ブランク。
  5. 【請求項5】 内袋が膜厚10μm〜30μmの薄膜袋
    である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載された
    内袋を配設した段ボール箱組立用ブランク。
  6. 【請求項6】 段ボール紙の一面に1乃至複数個の直径
    10mm〜40mmの通気孔を配置した、請求項1ない
    し5のいずれか1項に記載された内袋を配設した段ボー
    ル箱組立用ブランク。
  7. 【請求項7】 内袋が、27℃における炭酸ガス透過係
    数Pcoが、 15×10−10cm(STP)cm/(cm
    s.cmHg) 以上でかつ、炭酸ガス透過係数Pcoと酸素透過係数
    Poの比が4.2以上であり、水蒸気透過係数PH
    Oが 80×10−9cm(STP)cm/(cm.s.
    cmHg) 以下である合成樹脂フイルムを用いて形成した袋であ
    る、請求項1ないし6のいずれか1項に記載された内袋
    を配設した段ボール箱組立用ブランク。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか1項に記載
    された段ボール箱用ブランクを組立てた段ボール箱の少
    くとも内袋を貼着した面の対向面に、内袋の対向面を貼
    着した、内袋を配設した段ボール箱。
JP25622393A 1993-09-08 1993-09-08 内袋を配設した段ボール箱組立用ブランクおよびこのブランクを組立てた段ボール箱 Pending JPH0776339A (ja)

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