JPH077613Y2 - 往復摺動軸受け装置 - Google Patents

往復摺動軸受け装置

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JPH077613Y2
JPH077613Y2 JP1988141561U JP14156188U JPH077613Y2 JP H077613 Y2 JPH077613 Y2 JP H077613Y2 JP 1988141561 U JP1988141561 U JP 1988141561U JP 14156188 U JP14156188 U JP 14156188U JP H077613 Y2 JPH077613 Y2 JP H077613Y2
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JP
Japan
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rod
bush
bearing device
reciprocating sliding
sliding bearing
Prior art date
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Application number
JP1988141561U
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JPH02110718U (ja
Inventor
邦彦 高崎
Original Assignee
太陽鉄工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、往復摺動軸受け装置に関し、例えば油圧シリ
ンダのロッドの軸受け装置として用いられる。
〔従来の技術〕
従来より、油圧シリンダやショックアブゾーバなどにお
いて、往復移動するロッドが貫通するエンドカバーに、
当該ロッドを摺動可能に支持するとともにシリンダ室内
の圧油が外部へ漏れないようにシリンダ室の一端を密封
するための往復摺動軸受け装置が設けられている。
従来の往復摺動軸受け装置21は、第3図に示すように、
パッキン溝23、及びパッキン溝23に連続するブシュ穴24
を有した軸受け本体22と、パッキン溝23に装着されたロ
ッドパッキン25と、ブシュ穴24に圧入されたロッドブシ
ュ26とから構成されている。
この往復摺動軸受け装置21は、ロッドブシュ26によって
ロッド27を往復摺動可能に支持し、ロッドパッキン25に
よって軸受け本体22とロッド27との間を密封する。ロッ
ド27とロッドブシュ26との間には微小な間隙Gがあり、
通常、この間隙Gには油膜が張っている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上述の往復摺動軸受け装置21では、ロッド27
が収縮方向(第3図の矢印B方向)に移動するときに、
ロッド27とブシュ26との間隙Gにある油膜が、その粘性
によってロッド27とともに移動してシリンダ室28内へ引
き込まれ、そのため、パッキン溝23内が負圧になってロ
ッドパッキン25のリップが開いて外部の空気を吸い込む
という問題があった。
この問題は、ロッド27が高速で移動する場合に発生し易
く、最近の高速油圧シリンダやショックアブゾーバなど
において特に問題となっていた。
本考案は、上述の問題に鑑み、ロッドの収縮方向への移
動によって空気を吸い込むことのない往復摺動軸受け装
置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る装置は、上述の課題を解決するため、パッ
キン溝及び該パッキン溝に連続するブシュ穴を有した軸
受け本体と、前記パッキン溝に装着されたロッドパッキ
ンと、前記ブシュ穴に圧入されたロッドブシュとからな
り、液体で満たされたシリンダ室の一端を密封するため
の往復摺動軸受け装置であり、前記ブシュ穴と前記ロッ
ドブシュとの間に、前記ブシュ穴の内周面又は前記ロッ
ドブシュの外周面に形成された軸方向の溝からなり、前
記パッキン溝へ前記液体を流入させるための、前記シリ
ンダ室に開口した連通穴が設けられてなる。
〔作用〕
ロッドが収縮方向(入側)に摺動移動する際、ロッドと
ロッドブシュとの間の間隙にある油などの液体がロッド
とともに移動した場合に、パッキン溝内へは液体で満た
されたシリンダ室から連通穴を介して液体が補給され、
パッキン溝内が負圧になることがない。
連通穴は、ブシュ穴の内周面又はロッドブシュの外周面
に形成された軸方向の溝からなるから、加工の困難な細
長い穴をドリルなどで明ける必要がなく、加工が容易で
ある。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は、本考案に係る往復摺動軸受け装置1の断面正
面図、第2図は第1図の往復摺動軸受け装置1のII−II
線断面矢視図である。
往復摺動軸受け装置1は、パッキン溝3及びパッキン溝
3に連続するブシュ穴4を有した軸受け本体2、パッキ
ン溝3に装着されたU型のロッドパッキン5、及び、ブ
シュ穴4に圧入された銅合金や焼結金属などからなるロ
ッドブシュ6から構成され、ブシュ穴4とロッドブシュ
6との間には、ブシュ穴4の内周面に形成された軸方向
の溝4aからなる連通穴7が設けられている。
軸受け本体2は、油圧シリンダの内部空間の一端を密封
するエンドカバーとして用いられており、軸受け本体2
の内方は油で満たされたシリンダ室9である。
このように構成された往復摺動軸受け装置1は、ロッド
8が収縮方向(第1図の矢印A方向)に摺動移動する場
合において、ロッド8とロッドブシュ6との間の間隙G
にある油膜がロッド8とともに移動した場合に、パッキ
ン溝3内へはシリンダ室9から連通穴7を介して油が流
入し、パッキン溝3内が負圧になることがない。
連通穴7は、ブシュ穴4の内周面に形成された軸方向の
溝4aからなるから、加工の困難な細長い穴をドリルなど
で明ける必要がなく、加工が容易である。
上述の実施例においては、ブシュ穴4の内周面に溝4aを
形成し、これを連通穴7としたが、ロッドブシュ6の外
周面に溝を形成してこれを連通穴7としてもよい。ま
た、ブシュ穴4及びロッドブシュ6の両方に溝を形成し
て連通穴としてもよい。連通穴7の形状は、円形、半円
形、三角形、四角形、長方形、その他の形状とすること
ができる。軸受け本体2のロッドパッキン5よりも外方
に、ダストワイパを設けてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によると、ロッドの収縮方向への移動によって空
を吸い込むことのない往復摺動軸受け装置を提供するこ
とができる。
しかも、そのための加工が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る往復摺動軸受け装置の断面正面
図、第2図は第1図の往復摺動軸受け装置のII−II線断
面矢視図、第3図は従来の往復摺動軸受け装置の断面正
面図である。 1……往復摺動軸受け装置、2……軸受け本体、3……
パッキン溝、4……ブシュ穴、4a……溝、5……ロッド
パッキン、6……ロッドブシュ、7……連通穴、9……
シリンダ室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パッキン溝及び該パッキン溝に連続するブ
    シュ穴を有した軸受け本体と、前記パッキン溝に装着さ
    れたロッドパッキンと、前記ブシュ穴に圧入されたロッ
    ドブシュとからなり、液体で満たされたシリンダ室の一
    端を密封するための往復摺動軸受け装置において、 前記ブシュ穴と前記ロッドブシュとの間に、前記ブシュ
    穴の内周面又は前記ロッドブシュの外周面に形成された
    軸方向の溝からなり、前記パッキン溝へ前記液体を流入
    させるための、前記シリンダ室に開口した連通穴が設け
    られ、 てなることを特徴とする往復摺動軸受け装置。
JP1988141561U 1988-10-28 1988-10-28 往復摺動軸受け装置 Expired - Lifetime JPH077613Y2 (ja)

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JPH02110718U JPH02110718U (ja) 1990-09-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2644453B2 (ja) * 1994-09-09 1997-08-25 株式会社平和製作所 摺動軸の潤滑装置
JP4976365B2 (ja) * 2008-12-18 2012-07-18 シーケーディ株式会社 空圧装置

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