JPH0775445A - Va菌根菌製剤の製造法 - Google Patents

Va菌根菌製剤の製造法

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JPH0775445A
JPH0775445A JP5226242A JP22624293A JPH0775445A JP H0775445 A JPH0775445 A JP H0775445A JP 5226242 A JP5226242 A JP 5226242A JP 22624293 A JP22624293 A JP 22624293A JP H0775445 A JPH0775445 A JP H0775445A
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JP
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mycorrhizal
calcined
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preparation
producing
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JP5226242A
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Hideo Miyamoto
秀夫 宮本
Jin Miyamoto
人 宮本
Masami Sekino
正巳 関野
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Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 胞子の生残性がよく、活性を安定して保持で
きるとともに、使用性に優れたVA菌根菌製剤を提供す
る。 【構成】 VA菌根菌に感染した植物を、焼成アタパル
ジャイト、焼成モンモリロナイト、焼成ケイソウ土、焼
成赤玉土、ゼオライト、軽石等の多孔質担体を含む培地
で栽培し、VA菌根菌が増殖した培地を、一定の距離を
隔てて平行に配置された複数のロールの間に培地を投入
し、前記ロールを回転することにより粉砕し、60重量
%以上の粉砕物の粒径が0.1〜0.7mmとなるよう
に粉砕する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VA菌根菌製剤の製造
法に関し、詳しくは、胞子密度が高く、活性を安定して
保持できるとともに、使用性に優れたVA菌根菌製剤の
製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】VA菌根菌(Vesicular Arbuscular Myc
orrhizae)は、植物に感染することにより植物と共生
し、感染植物の生長を促進したり、耐病性を向上させる
作用があることが知られている。そこで、VA菌根菌を
人工的に増殖させ、それを植物の栽培に利用するため
に、VA菌根菌接種物を製造する方法が種々提案されて
いる。 例えば、バーミキュライト、アタパルジャイト
等の担体とカルボキシメチルセルロースなどの接着物を
用いて粒状化させる方法(特開平1−165369号公
報)や、炭との混合物とする方法(特開平3−1031
24号公報)が知られている。その他、土壌(特開平3
−58715号公報等)や多孔性両イオン交換体(特開
昭63−87973号公報)を用いて、植物根とVA菌
根菌を共生、増殖させたものを接種物として用いる方法
が提案されている。
【0003】しかし、これらの従来知られている方法で
は、VA菌根菌接種物の製造中に高頻度で胞子が死滅し
たり、病原菌が混在したり、高密度のVA菌根菌接種物
が得られないなどの問題があり、実用的なVA菌根菌接
種物は得られていなかった。
【0004】そこで、このような問題を解決するため
に、焼成モンモロリロナイトを含む培地(特開平5−1
46223号公報)や焼成アタパルジャイト(特開平5
−146224号公報)でVA菌根菌感染植物を栽培
し、VA菌根菌を増殖させることによりVA菌根菌接種
物を製造する方法が開発された。この方法により、胞子
密度が高いVA菌根菌接種物が得られるようになった。
【0005】しかし、これらの方法で用いられている培
地は、粒径が2〜5mmのものが使用されており、接種
物の粒径は2〜5mmと大きく、根や土への接種物の付
着量が少ない。そのために、施用はスプーン等で量り取
りながら行い、多大な労力と時間を要する。また、培土
や圃場に直接施用し、土を撹拌することも可能である
が、均一で十分な効果を得ることが困難であり、根や土
に付着しやすいVA菌根菌接種物が望まれていた。
【0006】このような根や土に付着しやすい資材とし
ては、付着剤処理や細粒化資材があるが、前者は付着剤
処理後に病原菌等の雑菌汚染の問題があり、さらに、付
着剤処理操作が煩雑で高価であるため実用的ではない。
また、付着剤のVA菌根菌に対する影響も定かではな
い。一方、後者においては、細粒土をVA菌根菌の担体
とし、細粒土を深さの方向の界面に充填して植物を栽培
する方法(特開平3−76572)がある。これは、
0.1〜1mmの細粒土中で増殖したVA菌根菌を回収
・使用するものであるが、2〜4ヶ月の製造過程中に細
粒土が砕け、目詰まりを生ずると同時に、大変操作が煩
雑である。この状態では、酸素の供給が十分に行われず
VA菌根菌の増殖に好ましくない。さらに、雑菌汚染の
危険性が高いなどの問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記観点か
らなされたものであり、胞子の生残性がよく、活性を安
定して長期間保持できるとともに、使用性に優れたVA
菌根菌製剤を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を行った結果、VA菌根菌に
感染した植物を栽培した多孔質担体を含む培地を、60
重量%以上の粉砕物の粒径が0.1〜0.7mmとなる
ように粉砕すると、胞子密度が高く、活性を安定して保
持できるとともに、使用性に優れたVA菌根菌製剤が得
られることを見出し、さらに、この培地の粉砕を、回転
する複数のロールの間に培地を投入し、ロールを回転す
ることにより行うことが好ましいことを見出し、本発明
に至った。
【0009】すなわち本発明は、VA菌根菌に感染した
植物を、多孔質担体を含む培地で栽培し、VA菌根菌を
増殖させるVA菌根菌製剤の製造方法において、VA菌
根菌が増殖した培地を、60重量%以上の粉砕物の粒径
が0.1〜0.7mmとなるように粉砕することを特徴
とするVA菌根菌製剤の製造法である。
【0010】また、本発明の好ましい態様として、前記
VA菌根菌が増殖した培地の粉砕を、一定の距離を隔て
て平行に配置された複数のロールの間に培地を投入し、
前記ロールを回転することにより行うことを特徴とする
VA菌根菌製剤の製造法、さらに、上記製造法において
多孔質担体が、焼成アタパルジャイト、焼成モンモリロ
ナイト、焼成ケイソウ土、焼成赤玉土、ゼオライト、軽
石から選ばれることを特徴とするVA菌根菌製剤の製造
法を提供する。
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。 <1>本発明に用いるVA菌根菌、植物及び多孔質担体 (1)VA菌根菌 本発明に用いるVA菌根菌としては、植物の根に共生し
て菌根を形成し、植物の生長を促進したり、耐病性を向
上させる作用を有するものであれば特に制限はないが、
グロムス(Glomus)属、アカウロスポラ(Acaulospor
a)属、エントロフォスポラ(Entrophospora)属、スク
レロシスティス(Sclerocystis)属、スクテロスポラ
(Scutellospora)属、ギガスポラ(Gigaspora)属等に
属する微生物が挙げられる。
【0012】さらに具体的には、グロムス・ファシキュ
レータム(Glomus fasciculatum)、グロムス・モセア
エ(Glomus mosseae)、グロムス・エツニカタム(Glom
us etunicatum)、グロムス・イントララディセス(Glo
mus intraradicies)、グロムス・カレドニウム(Glomu
s caledonium)、アカウロスポラ・ラエビス(Acaulosp
ora laevis)、エントロフォスポラ・インフレケンス
(Entrophospora infrequens)、スクレロシスティス・
ダッシ(Sclerocystis dussii)、スクテロスポラ・グ
レガリア(Scutellospora gregaria)、ギガスポラ・マ
ルガリタ(Gigaspora margarita)等が挙げられ、必要
に応じて数種を混合して使用してもよい。
【0013】これらの微生物は、いずれも本発明に適用
可能であるが、これらの内ではグロムス属に属する微生
物が好適である。上記微生物は、自然界から公知の方法
(例えば、鈴木達彦、VA菌根に関する諸問題5,農業
及び園芸、第62巻,第3号,28〜33頁,1987
年)により分離したもの、あるいは器官培養した根を用
いて増殖させたもの(特公昭62−49037号公報)
などを使用することができる。
【0014】本出願人は、このようにして得られたグロ
ムス・モセアエを保管しており、本件発明の確認のため
役立て得ることを宣言する。
【0015】(2)植物 本発明に用いる植物は、VA菌根菌増殖のための宿主植
物であり、生育が速く、根がよく張り、かつVA菌根菌
が感染しやすい植物であれば特に制限されないが、具体
的にはトウモロコシ、ソルガム(ソルゴー)、メヒシ
バ、スダングラスなどのイネ科植物、ダイズ、アカクロ
ーバー、シロクローバー、マングビーン、アルファルフ
ァなどのマメ科植物、ナス、ピーマン、トマト、シシト
ウなどのナス科植物、ネギ、タマネギなどのユリ科植物
が挙げられる。以下、これらの植物を宿主植物というこ
とがある。
【0016】(3)多孔質担体 本発明に用いる多孔質担体としては、焼成アタパルジャ
イト、焼成モンモリロナイト、焼成ケイソウ土、焼成赤
玉土、ゼオライト、軽石等が挙げられる。これらは、好
ましくは200℃〜1300℃、より好ましくは300
〜1000℃で焼成したものが用いられる。また、多孔
質担体の粒径は、1〜5mmの範囲が好ましく、1.5
〜3mmがより好ましい。
【0017】<2>本発明のVA菌根菌製剤の製造法 上記VA菌根菌を植物に感染させ、これを多孔質担体を
含む培地で栽培し、VA菌根菌が増殖した培地を粉砕す
ることにより、胞子密度が高く、活性を安定して保持で
きるとともに、使用性に優れたVA菌根菌製剤が得られ
る。
【0018】VA菌根菌の植物への感染は、既知の方法
により行えばよく、例えば、5〜60℃、好ましくは1
0〜45℃、pH3〜9.5、好ましくはpH4〜7.
5の条件で行われる。
【0019】このようにしてVA菌根菌を感染させた植
物を栽培するのに使用する培地は、多孔質担体を含む培
地であり、前記多孔質担体の1種又は2種以上をそのま
ま、あるいはピートモス、炭、バーミキュライト等の他
の培地成分、さらに緩効性肥料等と混合して用いてもよ
い。尚、他の培地成分の混合割合は、通常70容積%以
下、好ましくは50容積%以下である。
【0020】VA菌根菌を感染させた宿主植物を、上記
の培地を用いて栽培すると、宿主植物の生育に伴ってV
A菌根菌が増殖する。栽培は、通常の条件で行えばよ
く、温度は通常5〜60℃であり、必要に応じて肥料や
水を施せばよい。通常2〜5カ月程度栽培し、宿主植物
が十分に生育したところで水や肥料の供給を絶ち、暫く
放置するとVA菌根菌は胞子を形成する。
【0021】本発明は、上記のようにしてVA菌根菌胞
子が形成した培地を一定の粒度に粉砕することに特徴が
ある。粉砕により培地が細粒化されるために、使用性が
よく、しかも胞子の生残性がよく保存安定性の優れたV
A菌根菌製剤が得られる。
【0022】培地を粉砕する前に、培地から宿主植物の
根を取り除き、乾燥させておくことが好ましい。粉砕
は、中砕機等を用いて、粉砕後の培地の粒径が0.1〜
0.7mmのものが総量の60重量%以上、好ましくは
70重量%以上となるように行う。
【0023】上記条件で培地を粉砕するには、各々が一
定の距離を隔てて平行に配置された複数のロールの間に
培地を投入し、このロールを回転させることにより行う
ことが好ましい。このようにして粉砕する装置は、一般
にロールクラッシャと呼ばれており、熱や静電気が発生
せず、粉末を生じることが少なく、均一な粒子を得るこ
とが可能である。ロールとしては、表面が平坦な平ロー
ル、あるいは表面に凹凸が設けられた歯付ロールがある
が、本発明においては、少なくとも一方が歯付ロールで
あることが好ましい。また、歯付ロールの歯としては、
山形(断面が連続した三角形形状)のものが好ましく、
このようなロールを用いた粉砕方式は、架砕方式とも呼
ばれている。
【0024】架砕方式により原料を粉砕する場合、粉砕
物の粒度は、ロール表面に設けられた山と山との幅(ピ
ッチ)、ロールの段数、ロール間の間隔(クリアラン
ス)により調整することができるので、使用する培地や
VA菌根菌の種類に応じて、適宜条件を設定すればよ
い。
【0025】好ましいロール段数は、2段以上特に2〜
3段であり、ピッチとクリアランスは、同一であっても
異なっていてもよく、好ましいピッチとクリアランスは
1段目が1〜2.5mm、2段目が0.6〜1.2m
m、3段目が0.3〜0.7mmである。
【0026】本発明に適用できる市販のロールクラッシ
ャとしては、日本グラニュレーター社製のロールグラニ
ュレーター等が挙げられる。そのロールの一部断面図を
図1に示す。
【0027】尚、上記のようにして得られたVA菌根菌
製剤を、篩い等を用いて分粒し、粒径が0.1〜0.7
mmの粒子を集めると、より一層使用性のよいVA菌根
菌製剤が得られる。
【0028】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。 <1>VA菌根菌製剤の製造 粒径が1.5〜3mmの焼成アタパルジャイト1kg
に、1gの緩効性肥料(花と野菜の肥料:三井東圧社
製)を混合し、培地とした。この培地をプラスチック5
号鉢に入れ、上面より3cm下の層にグロムス・モセア
エの胞子を鉢当たり200個接種した。さらに上面から
1cmの層にスダングラスの種子を鉢当たり5粒接種
し、最低温度を25℃に保った温室にて3ヶ月間栽培し
た。潅水は、培地の様子を見ながら適宜行った。また、
1区当たりの鉢数は10とした。
【0029】3ヶ月後に潅水を停止し、18℃の恒温室
で2週間放置後、根と培地を分離した。培地はさらに2
日間通風乾燥を行った。乾燥させたVA菌根菌培養物
を、ロールクラッシャ(ロールグラニュレーターGRN
1531型:日本グラニュレーター社製)を用いて粉砕
した。得られた細粒化VA菌根菌製剤の粒度分布は、こ
れを0.1、0.3、0.5、0.7、1.0mmの篩
いに通し、各々の画分の重量を測定することにより求め
た。
【0030】また、比較例として、上記と同様にして得
られた乾燥VA菌根菌接種物を、微粉砕機であるサンプ
ルミル(不二パウダル製、比較例1)およびプレマック
ス(中央化工機商事製、比較例2)を用いて粉砕し、V
A菌根菌製剤を得た。尚、サンプルミルは、スイングハ
ンマーによる衝撃式微粉砕機であり、プレマックスは、
一方が固定され他方が回転する2枚のディスクの間に投
入された原料を、ディスク相互の圧縮、剪断作用によっ
て粉砕するものである。各粉砕機での粉砕条件を表1
に、各粉砕物の粒度分布を表2に示す。
【0031】
【表1】 注1) ロールのピッチ 1段目:1.5mm 2段目:1.0mm 3段目:0.6mm
【0032】
【表2】
【0033】<2>実施例及び比較例で得られたVA菌
根菌製剤の評価 上記で得られた各VA菌根菌製剤について、製剤後の胞
子の生残性、及び保存安定性を調べた。
【0034】製剤直後および室温保存3ヶ月後の各々の
細粒化VA菌根菌製剤を、完熟腐葉土(臭化メチルで殺
菌したもの)と1:1(容積比)で混合し、4×4×4
cmの小室が49個連結しているプラスチックポットに
詰め、トマト(品種:桃太郎)を1粒ずつ播種し、20
〜30℃に保たれた温室内で4週間栽培した。各VA菌
根菌製剤につき、5ポット栽培を行った。その後、苗を
回収し、細粒化VA菌根菌製剤と腐葉土を水で根から丁
寧に洗い落し、根部を切り取って、VA菌根菌の感染率
を以下のようにして求めた。
【0035】切り取った根部の水を切り、ビーカーに入
れ、10%KOHで1時間弱く沸騰させながら煮た。根
が着色している場合は、10%KOHを水ですすいで除
去した後、10倍に薄めた過酸化水素(約3%)液で5
分間脱色し、さらに水洗した。
【0036】さらに、下記に示す組成を有するラクトフ
ェノール−トリパンブルー染色液に根を浸し、5〜30
分間弱く沸騰させて染色した。 石炭酸(フェノール) 200ml 蒸留水 200ml 乳酸 200ml グリセリン 400ml トリパンブルー 1g 合計 1000ml
【0037】次に、染色した根を水洗し、1cm間隔の
グリッド付シャーレの上に載せ、実体顕微鏡で観察し、
グリッド上の100箇所の升目の内、染色した箇所の割
合(%)を感染率とした。
【0038】各製剤5ポットずつについて求めた感染率
の平均値を、表3に示した。
【0039】
【表3】 以上の結果から、本発明の方法により製造されるVA菌
根菌製剤は、粉砕後の胞子の生残性がよく、保存安定性
も格段に優れていることが明らかである。また、VA菌
根菌製剤の粒径は0.1〜0.7mmのものが多く、湿
った根や土への付着量が多く、施用が容易であり、使用
性に優れている。
【0040】
【発明の効果】本発明により、胞子密度が高く、保存安
定性に優れたVA菌根菌製剤が得られる。また、本発明
により得られるVA菌根菌製剤の粒径は0.1〜0.7
mmのものが多く、湿った根や土への付着性がよく、施
用が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ロールクラッシャのロールの一例を示す一部
断面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:645)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 VA菌根菌に感染した植物を、多孔質担
    体を含む培地で栽培し、VA菌根菌を増殖させるVA菌
    根菌製剤の製造方法において、 VA菌根菌が増殖した培地を、60重量%以上の粉砕物
    の粒径が0.1〜0.7mmとなるように粉砕すること
    を特徴とするVA菌根菌製剤の製造法。
  2. 【請求項2】 前記VA菌根菌が増殖した培地の粉砕
    を、平行に配置された複数のロールの間に培地を投入
    し、前記ロールを回転することにより行うことを特徴と
    する請求項1記載のVA菌根菌製剤の製造法。
  3. 【請求項3】 前記ロールが、断面が連続した三角形形
    状の歯を有する歯付ロールであることを特徴とする請求
    項1記載のVA菌根菌製剤の製造法。
  4. 【請求項4】 前記多孔質担体が、焼成アタパルジャイ
    ト、焼成モンモリロナイト、焼成ケイソウ土、焼成赤玉
    土、ゼオライト、軽石から選ばれることを特徴とする請
    求項1又は2記載のVA菌根菌製剤の製造法。
JP5226242A 1993-09-10 1993-09-10 Va菌根菌製剤の製造法 Pending JPH0775445A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008120968A1 (en) * 2007-04-03 2008-10-09 Malaysian Agri Hi-Tech Sdn Bhd A plant root system improving composition
WO2010064513A1 (ja) * 2008-12-01 2010-06-10 クミアイ化学工業株式会社 農薬粒状水和剤組成物の製造方法

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