JPH0775128A - デジタルビデオ情報の検出、補正及び表示システム - Google Patents

デジタルビデオ情報の検出、補正及び表示システム

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JPH0775128A
JPH0775128A JP6028367A JP2836794A JPH0775128A JP H0775128 A JPH0775128 A JP H0775128A JP 6028367 A JP6028367 A JP 6028367A JP 2836794 A JP2836794 A JP 2836794A JP H0775128 A JPH0775128 A JP H0775128A
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JP
Japan
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video signal
video
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pixel
color
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Application number
JP6028367A
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English (en)
Inventor
Daniel R Mcgee
ダニエル・アール・マクジー
Matthew H Klein
マシュー・エイチ・クレイン
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HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/641Multi-purpose receivers, e.g. for auxiliary information

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 あるフォーマットで処理されるヒ゛テ゛オ信号(例えば
4:2:2フォーマット)をリーカ゛ル化し、ヒ゛テ゛オ信号の他のフォーマット
(例えばアナロク゛複合NTSCフォーマット)への変換を可能とし、
編集者にヒ゛テ゛オ信号の色のリーカ゛ル性を通知可能とし、また
定輝度色補正フ゜ロセスにソフト限界及び利得勾配を適用するこ
とにより、ヒ゛テ゛オ信号の各ヒ゜クセルを最も近いリーカ゛ル値に補
正可能とすること。 【構成】 ヒ゛テ゛オ信号のイリーカ゛ル色が強調(238)され、編集
者が容易にモニタできるヒ゛テ゛オテ゛ィスフ゜レイ(262)用の出力駆動
がもたらされる。ヒ゛テ゛オ信号の各ヒ゛テ゛オフレームには特有の固
有アト゛レスが割り当てられ、エラー検出及びモニタリンク゛が行われ
る(218)。直列又は並列で4:2:2フォーマットのヒ゛テ゛オテ゛ータを受
信するヒ゜クセル識別手段(252)が使用される。テ゛ータはアナロク゛
成分フォーマットに変換され、ヒ゛テ゛オイメーシ゛が表示されるヒ゛テ゛オテ
゛ィスフ゜レイモニタの駆動に用いられる。ヒ゜クセル選択手段(256)が
例えば、ヒ゛テ゛オテ゛ィスフ゜レイモニタに相関するマウス/トラックホ゛ール入力
を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般には、ビデオ信号の
処理に関するものであり、より詳しくはビデオ信号の検
出、補正及び表示に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオ信号の処理に際しては、多くのデ
ータフォーマットを利用して、ビデオフィールドの各ピ
クセルに関連したイメージ情報を表現することによっ
て、もとのイメージを忠実に再現することが可能にな
る。例えば、ある一般的なカラーフォーマットは、赤、
緑及び青のカラー成分を利用して色を表現する。このカ
ラーフォーマットによれば、各ピクセルの色は、もとの
イメージにおいて検出される赤(R)、緑(G)及び青
(B)の量によって表わされる(以下ではRGBフォー
マットと呼ぶ)。特定の色の表現に用いられる別つのフ
ォーマットは、それに含まれる色相(Θ)、彩度(S)
及び輝度(Y)の量によるものである(本明細書ではY
SΘフォーマットと呼ぶ)。
【0003】表1には、3つの付加的なカラーフォーマ
ットと共に、これら2つのカラーフォーマットがリスト
アップされている。
【0004】
【表1】
【0005】これら各種のカラーフォーマット間では、
一連の数学的変換が存在している。しかしながら、これ
らのカラーフォーマットの各々は、現実の世界では別様
に実施されるので、これらのフォーマット間における移
行には矛盾がある。こうした矛盾は、異なるカラーフォ
ーマットは、アナログ特性対デジタル特性、及びコンポ
ーネント(成分)信号特性対複合信号特性といった、異
なる特性を有しているという事実から生じるものであ
る。
【0006】例えば、ビデオ信号は本質的にアナログで
あり、例えば0から+0.7ボルトの範囲で変動するた
め、RGBカラーフォーマットはアナログフォーマット
である。さらに、ビデオ信号全体が3つの独立したRG
B信号経路を利用し、3つの成分に分けて送信されるの
で、RGBフォーマットは成分フォーマットである。こ
の送信フォーマットの一般的な用途は、コンピュータグ
ラフィックス装置及びコンピュータディスプレイであ
る。これは、ビデオ信号が全体として単一の信号経路に
納まって送信される、複合ビデオ信号の場合と対照する
ことができる。
【0007】YUVフォーマットは、RGBフォーマッ
トと極めてよく似たアナログ成分フォーマットである。
YUVフォーマットには、輝度(Y)成分、同相彩度成
分(U)及び直角位相成分(V)が含まれる。このフォ
ーマットは、クロミナンス(即ちカラー)情報から輝度
(即ち明るさ)情報を分離するが、ここでYは輝度を表
し、U及びVは一緒になってクロミナンスを表す。白黒
モニタはY信号だけによって駆動することができるの
で、YUVフォーマットは場合によってはRGBフォー
マットよりも好ましい。RGBとYUVフォーマット間
における変換は、次の通りである。
【0008】 Y=0.299×R+0.587×G+0.144×B U=−0.148×R−0.289×G+0.437×B 0RG
1 V=0.615×R−0.515×G−0.100×B YCrCbフォーマットは、CCIR 601/656に記載の国際規格
によって指定され、多くの場合に4:2:2フォーマッ
トと呼ばれるデジタル成分フォーマットである。概して
言えば、YCrCbの成分は、YUVのアナログ成分のデジ
タル版である。
【0009】「4:2:2」という表示は、U及びV成
分のサンプリング速度が、Y成分のサンプリング速度の
1/2になるように用いらることを表している。例え
ば、Y成分は13.5MHzでサンプリングされ、U及びV成
分は各々6.75MHzでサンプリングされる。デジタル化の
精度は、一般に10ビットである。
【0010】4:2:2フォーマットは高品質のフォー
マットと考えられており、従ってハイエンドのポストプ
ロダクションスタジオで用いられるのが好ましい。ポス
トプロダクションスタジオが別のカラーフォーマットで
受信するビデオ信号は一般に、編集を始める前に、他の
カラーフォーマットから4:2:2フォーマットへと変
形又は変換される。例えば、YUVフォーマットのアナ
ログ成分は、下記の数学的変換を利用して、4:2:2
フォーマットの成分に変換することが可能である。
【0011】 Y(4:2:2)=Y×876+64 10進 Cr=((V/1.2296)+0.5)896+64 10進 Cb=((U/0.8736)+0.5)896+64 10進 成分フォーマットとは対照的に、複合フォーマットで
は、ビデオ信号全体をエンコードして単一の信号経路に
送り込む。発信施設からのビデオ信号は、主としてアナ
ログ複合フォーマットを用いて視聴者に送られ、視聴者
側においてデコードされ、テレビ受像機で表示される。
主要なアナログ複合フォーマットには、主として北米及
び日本で用いられているNTSCと、幾つかのバージョ
ンでもってアジア及びヨーロッパで用いられているPA
Lの2つが存在する。複合NTSCフォーマットは、下
記の数学的変換を利用して、アナログ成分YUVフォー
マットから導き出すことが可能である。
【0012】 振幅=[(Y+C)×0.925+0.075]×0.714 ボルト C=V×sin(wt+0.576)+U×cos(wt+0.576) ω=3.579545 MHz 複合PALフォーマットのアナログ成分YUVフォーマ
ットからの変換も、同様にして導き出される。
【0013】ポストプロダクションスタジオにおける種
々のカラーフォーマットの典型的な利用例が、図1に示
されている。前述のように、現実の世界で実施される場
合には、あるカラーフォーマットから別のカラーフォー
マットへの変換時には、導き出される最終値に制限が加
えられる。こうした制限によって、あるカラーフォーマ
ットではリーガルな色を、別のカラーフォーマットでは
イリーガルとすることができる。
【0014】本明細書で言及する限りにおいて、「リー
ガル色」とは、所与のカラーフォーマットでもって、従
来のビデオ装置により正確に再生可能な色である。「イ
リーガル色」とは、従来のビデオ装置の色空間外にあ
り、そのビデオ装置によっては忠実に再生することがで
きない色である。
【0015】例えば、4:2:2フォーマットのYCrCb
成分の各々が10ビットワードで表現されている場合、こ
れらのワードの各々は、10進数でデジタル値0からデジ
タル値1024の範囲内にとどまらなければならない。典型
的なアナログRGBフォーマットの場合、個々のRGB
コンポーネント信号は、0から700mVの範囲内にとどま
らなければならない。アナログ複合NTSC信号は典型
的には、−142mVから785mVの範囲内にとどまらなければ
ならない(PALアナログ複合信号に関する制限は僅か
に異なる)。リーガルな4:2:2フォーマット信号を
これらのアナログフォーマットの1つに変換しても、リ
ーガルなアナログ信号が保証されるわけではない。しか
しながら、これら各種フォーマット間における変換を避
けられない場合がよくある。
【0016】例えば、ポストプロダクションスタジオの
出力フォーマットは、一般的なエンドユーザ(例えば視
聴者)の装置と両立するためにアナログ複合でなければ
ならない。ポストプロダクションスタジオによっては、
編集のためにより高品質の4:2:2デジタル成分フォ
ーマットの使用を好むところもあるので、全編集作業が
完了したならば、4:2:2フォーマットからの変換を
行わなければならない。
【0017】イリーガルなアナログ複合信号が所定の限
界(例えば、従来のビデオ装置の色空間限界)を超える
と、結果として生じるビデオ波形は歪むことになる。例
えば、785mVを超える電圧(NTSCの場合)は、しば
しばビデオテープレコーダのダイナミックレンジにスト
レスを加え、再生されるビデオ信号にクリッピングを生
じさせる。こうしたクリッピングが生じると、結果とし
て生じるビデオ信号の色は予測不能になる。
【0018】多くの場合、イリーガル色による歪みは遥
かに深刻な結果を生じ、ピクチャの全部分が意図したも
のと大幅に違ってしまうこともあり得る。例えば振幅が
100%黄のピクセルは、RGB成分フォーマットの1
00%赤及び100%緑のリーガルな値に対応する。この
ピクセルを4:2:2フォーマットに変換し、次いでN
TSC複合フォーマットに変換すると、ピーク電圧レベ
ルは935mV及び343mVとなる。935mVというのは、785mVと
いうリーガルなNTSC信号振幅をかなり上回ってお
り、NTSCフォーマットで表すことはできない。換言
すれば、100%の黄はリーガルなRGBカラーではある
が、イリーガルなNTSCカラーである。
【0019】ビデオ映像をアナログ複合フォーマットで
編集する場合、編集者が保証できるのは、所定の限界を
超える(又は未満の)信号が生じないようにすることだ
けである。しかしながら、4:2:2フォーマットによ
るポストプロダクションスタジオでの編集は、デジタル
成分フォーマットで行われるので、編集者には、変換後
のピークアナログ複合レベルがどうなるかは分からな
い。さらに、ビデオフィールドにおける個々のピクセル
の各々は異なるピークレベルを有しており、編集者が全
てを個々にトラッキングすることは不可能である。従っ
て、4:2:2フォーマットのポストプロダクションス
タジオでは、編集者が生成したか、或いは他のカラーフ
ォーマットから獲得した色を、アナログ複合フォーマッ
トで表現することができない可能性がある。
【0020】以上の問題を取り扱うために用いられる第
1の従来のアプローチは、4:2:2フォーマットによ
るビデオ信号を受け取り、ポストプロダクションスタジ
オにおける種々のモニタポイントにおいて、それをアナ
ログ複合フォーマットに変換することである。次いで伝
統的な波形モニタによってアナログ複合信号を検分し、
ピーク偏位を測定してイリーガル色が識別される。
【0021】この第1の従来のアプローチには、少なく
とも2つの欠点がある。第1に、波形モニタは、ビデオ
ディスプレイの全てのピクセルを、その発生時にリアル
タイムで表示する。NTSCの場合、毎秒約1400万のピ
クセルがある。この発生率では、編集者がビデオ信号の
波形を検分して、全てのイリーガル色を検出するのは不
可能である。第2に、この従来のアプローチは、編集者
にイリーガル色が検出されたことを知らせるだけであ
る。
【0022】第2の従来のアプローチは、米国カリフォ
ルニア州ハリウッドのEncore VideoIndustriesによる
「The Chroma Predictor」と題する文書において言及さ
れている。この文書の解説によれば、ビデオ信号の受信
は4:2:2フォーマットで行われる。イリーガルと判
定されたビデオ信号のピクセルは、リアルタイムでもっ
て4:2:2フォーマットの最も近いリーガル色に補正
され、出力においてリーガルな4:2:2フォーマット
信号と組み合わせられる。結果として、アナログ複合フ
ォーマットへの最終変換が行われた場合にリーガルであ
ることが保証される、4:2:2フォーマットの信号が
得られる。
【0023】この従来の第2の変換アプローチの重要な
特徴は、クロミナンスが低減されてイリーガル色がリー
ガルになるが、色相と輝度は一定に保たれるということ
である。例えば、任意のピクセルに関するカラーがイリ
ーガルであると判定された場合、2つのクロミナンス値
は下記のように調整される。
【0024】 Cr'=X×(Cr−512)+512 10進数 Cb'=X×(Cb−512)+512 10進数 式中、Cr', Cb'は、Cr, Cbの「リーガル化」バージョン
であり、Yは不変のままであって一定の輝度を保持して
いる。さらに、CrとCbの間の比率も不変のままであり、
一定の色相が保持される。NTSC複合入力ビデオ信号
(Vin)の場合、Xは下記のように求められる。
【0025】Vin(高)>ハード限界(高)の場合: X=[(ハード限界(高)/7.14−7.5)/92.5−Py]
/C NTSCの場合 Vin(低)<ハード限界(低)の場合: X=[(7.5−ハード限界(低)/7.14)/92.5+Py]
/C NTSCの場合 式中:Py=(Y(4:2:2)−64)/876 Pr=(Cr−64)/896−0.5 Pb=(Cb−64)/896−0.5 U=0.874×Pb V=1.23×Pr C=(U^2+V^2)^0.5 ハード限界は、ミリボルトを単位とする。
【0026】この第2のアプローチの欠点は、もとのイ
メージのコントラストが、イメージの全領域にわたって
維持されないということである。例えば、太陽のイメー
ジが、全てイリーガルと判定されるような、多くの異な
るレベルの明るさを含んでいる場合、イメージ全体が前
記の式におけるハード限界値に対してクリッピングされ
ることになる。この結果、もとのコントラストの一部ま
たは全てが除去されて、イメージに歪みを生じることに
なる。
【0027】イリーガル色を変換することによって生じ
る歪みに加えて、従来のデジタルビデオ処理システム
は、他の欠点も被りやすい。例えば、4:2:2フォー
マットによるデジタルビデオ信号の処理に用いられる従
来のシステムでは、デジタルデータエラーが含まれたビ
デオ信号のフレームに関して、これらのエラーの正確な
検出、識別及び記録を行うことができない。
【0028】従来のビデオ処理システムは単に、編集者
に対して極めて一般的な意味で、即ち最後のエラー検出
以降の時間量を識別することにより、どこでエラーが生
じたかを知らせるだけである。こうしたシステムでは、
どのビデオフレームにエラーが含まれているかは正確に
は明らかにされない。さらにこのようなシステムでは、
最後のエラー以前に他のエラーが生じたか否かは編集者
に知らされない。従って、ある時間周期にわたって生じ
るエラーが個々に注目され記録されることはない。
【0029】ポストプロダクションスタジオにおけるビ
デオ信号処理に関する別の問題は、デジタルフォーマッ
トを用いてビデオ信号をあちらこちらへ経路指定するこ
とである。このデジタル信号の経路指定によって、分析
または定性を目的としたデータの有用な表示は妨げられ
る。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、デジタルビデオデータのより有効な処理、分析及び
表示が行えるようにすることにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、あるフ
ォーマット(例えば、4:2:2フォーマット)で処理
されるビデオ信号は、他のフォーマット(例えば、アナ
ログ複合NTSCフォーマット)に変換できるように、
リーガル化される。編集者には、ビデオ信号における色
のイリーガル性を知らせることが可能である。さらに、
ビデオ信号の各ピクセルは、定輝度、定色相の色補正プ
ロセスのような色補正に、ソフト限界及び利得勾配を適
用することによって、最も近いリーガルな値に補正する
ことが可能である。本発明によれば、ビデオ信号のイリ
ーガル色を強調することによって、ビデオディスプレイ
の出力を編集者が簡単にモニタできる状態に駆動するこ
とが可能である。
【0032】本発明の代替的な特徴は、エラーを含むビ
デオ信号フレームの各々の特定の固有アドレスを記録す
ることによって行われる、エラー検出及びモニタリング
に関するものである。本発明によれば、ビデオ信号のデ
ジタルデータにおいて検出された各エラーは、そのエラ
ーの生じたフレームに対応するフレーム識別子(例えば
SMPTE時間コード)と共に記録される。このエラー
検出能力によって、編集者は、検出された全てのエラー
をその対応するフレーム識別子と共に再検討することが
可能になる。検出した全てのエラーと、関連するフレー
ム識別子を記録するエラーロギングメモリは、例えば記
録セッションを開始したり、或いはメモリが満杯になっ
た後に追加ロギングを可能にするためにクリアすること
ができる。
【0033】本発明のもう1つの特徴は、直列または並
列形態で4:2:2フォーマットのビデオデータを受信
するピクセル選択手段の利用に関するものである。この
データはアナログ成分フォーマットに変換され、ビデオ
イメージが表示されるビデオディスプレイモニタを駆動
するのに利用される。ピクセル選択手段には、例えば、
ビデオディスプレイモニタと相関したマウス/トラック
ボール入力を含めることができる。マウスを移動させる
と、その移動はデコードされ、カーソルによって成分ア
ナログビデオ信号に重ね合わせられる。内部ディスプレ
イがマウスの移動を追跡し、カーソルが現在位置してい
るビデオディスプレイモニタにおける現在の行番号及び
列番号(即ち選択されたピクセル位置)、並びにそのピ
クセルに対応する実際のビデオ信号データを表示する。
【0034】例示的な実施例の場合、本発明は、ビデオ
信号を受信するビデオ信号入力手段と、入力コマンドを
受信しこれに応じてビデオ信号処理システムに制御信号
を加えるコントローラ手段と、前記ビデオ信号のエラー
を検出し、検出した各エラーを関連するフレーム識別子
と共に記憶するモニタ手段と、前記モニタ手段から前記
ビデオ信号を受信し、前記ビデオ信号のイリーガル色情
報を検出して補正を加える検出手段と、前記ビデオディ
スプレイの所定のピクセル位置に対応する前記補正ビデ
オ信号のビデオデータを識別するピクセル識別手段と、
前記補正ビデオ信号に応答してビデオディスプレイを駆
動するディスプレイ駆動手段から構成される、ビデオ信
号を処理するためのシステムを含んだシステムに関する
ものである。
【0035】本発明は、以下の詳細な説明と添付図面を
参照することにより、さらに理解することができる。添
付図面においては、同様の構成要素には同じ参照番号が
付されている。
【0036】
【実施例】1.ビデオ信号入力 図2には、本発明による例示的なビデオ信号処理システ
ム200が示されている。このシステム200には、ビデオ信
号を受信するためのビデオ信号入力手段202が含まれて
いる。ビデオ信号入力手段には、図示のように、ビデオ
信号を並列フォーマットで受信するための並列入力204
と、ビデオ信号を直列フォーマットで受信するための直
列入力206が含まれている。
【0037】図2の実施例においては、ビデオ信号は
4:2:2ビデオフォーマットのようなデジタル成分フ
ォーマットで受信されるものとして示されている。しか
しながら当業者には明らかなように、ビデオ信号は利用
可能な任意のビデオフォーマットで受信し、システム20
0での処理に備えて、4:2:2ビデオフォーマット、
或いは他の任意の所望のビデオフォーマットに変換する
ことが可能である。例示としての図2の実施例について
は、4:2:2ビデオフォーマットを用いてビデオ信号
の処理を行うものとして説明するが、これはこのフォー
マットが、編集時に質の高い信号を得るために一般的な
ポストプロダクションスタジオで用いられているフォー
マットだからである。
【0038】例示としての図2のシステムは、ビデオ信
号の並列処理を行うように設計されている。従ってビデ
オ信号入力手段には、並列入力204又は直列入力206で受
信するビデオ信号に応答して、並列デジタル出力を発生
するための出力212が含まれている。並列入力204で受信
したビデオ信号は、システム200で直接処理することが
可能であるが、直列入力206で受信したビデオ信号は並
列フォーマットに変換しなければならない。直列並列変
換手段208が、この目的のために設けられている。
【0039】ソニーから入手可能な「直列インタフェー
ス/送信デコーダ」SBX1602Aの如き、直列信号を並列信
号に変換する装置は周知のところであり、詳細に解説す
る必要はない。このソニーの装置SBX1602Aを利用すれ
ば、システム200での処理に備えて、直列入力206で受信
する直列データストリームを並列の11ビットデータパス
(即ち10データビットと1クロックビット)に変換する
ことができる。ここで11ビットのデータパスに言及した
のは、単なる記述のためでしかない。当業者には明らか
なように、本発明によれば如何なる所望のデータパスを
利用することもできる。
【0040】システム200の直列入力及び並列入力は、
エミッタ結合論理回路(ECL)からビデオ信号を受信
するものとして示されている。典型的には、ECLは高
速信号処理を行うために用いられる。当業者には明らか
なように、図2のシステム200によって実施される信号
処理は、完全にECLコンポーネントによって、または
他の任意のデジタル技術を用いて実施することが可能で
ある。
【0041】製造コストを低下させるために、トランジ
スタトランジスタ論理回路(TTL)のような、低速で
はあるがコスト効率の高いデジタル技術を用いて、図2
のシステムのビデオ信号処理を実施することが可能であ
る。従って、例示のビデオ信号入力手段202には変換手
段210が含まれている。この変換手段210は、並列入力20
4または直列入力206で受信したビデオ信号を、第1の論
理技術(例えばECL)から第2の論理技術(例えばT
TL)に変換する。さらに、この変換手段には、変換さ
れた並列ビデオ信号を出力212において保持するDフリ
ップフロップのようなラッチを含むことが可能である。
【0042】例示的な実施例によれば、並列入力204で
受信されるビデオ信号は、27メガバイト/秒の周波数で
発生される10ビットのデータストリームとすることがで
きる。直列入力206で受信する例示的なビデオ信号は、2
70メガバイト/秒の周波数で発生される800mVのピーク
振幅を備えた波形とすることができる。出力212で生成
されるビデオ信号は、例えば27メガバイト/秒の速度で
発生される10ビットのデータストリームとすることがで
きる。
【0043】例示的な実施例によれば、ビデオ信号入力
手段は、並列入力または直列入力で受信される、比較的
低いピークビデオ信号を増幅する。この増幅によって、
減衰した信号(例えば、システム200による受信前に比
較的長いケーブルを伝送されてきた信号)を本発明に従
って処理することが可能になる。
【0044】2.エラーモニタリング及び記録 例示的な実施例によれば、図2のビデオ信号処理システ
ム200には、ビデオ信号のエラーを検出するためのモニ
タ手段214が含まれている。このモニタ手段は、出力212
からのデジタルビデオ信号を受信し、デジタルデータエ
ラーの有無に関してビデオ信号をモニタする。例示的な
実施例の場合、モニタ手段には従来のエラー検出及び処
理(EDH)装置が含まれる。
【0045】「Error Detection Checkwords and Statu
s Flags for Use in Bit-Serial Digital Interfaces f
or Television」と題する文書に記載の、提案されたS
MPTE規格RP165には、検査合計を利用して、エラー
を検出及び処理する(EDH)ための技術が解説されて
いる。EDHの目的は、ポストプロダクションスタジオ
内で信号があちらこちらへと伝えられる際に、4:2:
2フォーマットのデジタルビデオ信号の質に関してモニ
タする能力を提供することにある。
【0046】EDHは、次のようにしてエラー検出に利
用される。ビデオ信号発生源においては、各フレーム毎
にビデオデータから一連の検査合計が計算され、ビデオ
信号内の特定の場所に納められる。ビデオ信号の着局に
おいては、検査合計は再計算されて、信号源において納
められた検査合計と比較される。着局で計算された検査
合計が、信号源で計算された検査合計と異なる場合に
は、エラーが登録され報告される。
【0047】ポストプロダクションスタジオにおけるE
DHの典型的な利用には、編集者が多くの異なる信号源
から個々の部分を集め、組み合わせて、着局テープレコ
ーダで1つのテープに納める作業がある。EDH検査合
計は、全ての信号源装置に挿入され、着局テープレコー
ダでモニタされる。着局テープレコーダでエラーが検出
されたならば、編集者はエラーの生じたフレームを再記
録する。
【0048】このアプローチの問題点は、これまで編集
者は、ビデオモニタ上で着局テープレコーダの再生ヘッ
ドをモニタすることによって、エラーの有無をモニタし
ているという点である。記録シーケンスは一般に極めて
長いので、これは、編集者にとって特にストレスの多い
作業である。
【0049】検査合計を再計算し、エラーを記録するた
めの従来のエラー記録装置は、Textronix, Inc.から入
手できる。この装置の場合、編集者は定期的にエラー記
録装置をチェックし、エラーの発生を確認することがで
きる。しかしながら、エラーを有すると判定されたフレ
ームに、特別な仕方でマーキングが施される訳ではな
い。単に編集者に対し、最後のエラー検出からどの位の
時間が経過したかを伝える能力しか備えていない。
【0050】従って従来の装置は編集者に対し、極めて
一般的な意味で、即ち最後のエラーからの時間を識別す
ることにより、どこでエラーが生じたかを知らせるだけ
である。こうしたシステムでは、どのビデオフレームに
エラーが含まれているかは正確に明らかにされない。ま
た従来の装置では、最後に検出したエラーの前に他のエ
ラーが生じたか否かは編集者に対して知らされないの
で、信号源テープにおけるエラーデータの2つの領域が
編集者に伝わらない。
【0051】本発明の重要な特徴によれば、フレーム識
別子を利用して、エラーの検出されたフレームが一意的
に識別される。例示的な実施例の場合、フレーム識別子
として、一般的なビデオ信号に含まれるSMPTE時間
コードを利用することができる。SMPTE時間コード
は、特定のビデオフレームを識別する標準的な方法とし
て、テレビ産業で周知のところである。例えば、ビデオ
テープレコーダでは、SMPTE時間コードを用いて、
テープにシャトル操作を施し、指定された正確なビデオ
フレームが捕捉される。
【0052】図2のシステムのモニタ手段214が、ビデ
オ信号のフレームにおけるエラーのあるデジタルデータ
を検出すると、前述の「Error Detection Checkwords a
nd Status Flags for Use in Bit-Serial Digital Inte
rfaces for Television」と題するSMPTE RP165文
書に説明された如き従来の仕方でもって、フラグがセッ
トされる。本発明によれば、エラーのあるデジタルデー
タの検出に応答して発生されたフラグは、モニタ手段の
レジスタに記憶される。さらに、レジスタには、エラー
のあるデジタルデータが検出されたフレームに関連する
フレーム識別子(例えば、SMPTE時間コード)も記
憶される。
【0053】検出エラー全部の記録を関連するフレーム
識別子と共に保持することによって、編集者は、ビデオ
信号で生じた全エラーの完全なリストにアクセスするこ
とができる。フレーム識別子を用いることによって、編
集者はいつでも、ビデオ信号が影響された領域まで即座
に移動し、不良フレームの再記録を行うことが可能にな
る。
【0054】こうしたエラー及び関連するフレーム識別
子は、要求があれば編集者に表示することができる。編
集者はフレーム識別子を利用して、迅速かつ容易にビデ
オ信号のエラーを補正することができる。さらに、フレ
ーム識別子によって、ビデオ信号のどこにエラーがある
かに関して曖昧さがなくなるので、編集者は高い精度
で、正確に不良フレームの再記録を行うことが可能にな
る。こうしたエラー記録によって、全エラーの記録が保
証される。
【0055】図2の例示的な実施例によれば、モニタ手
段によって検出されるエラーのあるデジタルデータ及び
関連するフレーム識別子は、コントローラ手段216とし
て表示されたシステムコントローラによって記録され
る。モニタ手段214とコントローラ手段の間の通信は、
図2の実施例において色補正に利用される、検出手段21
8を介して実施される。代替実施例の場合、モニタ手段
とコントローラ手段の間で直接に通信を行うこともでき
る。
【0056】3.システムコントローラ コントローラ手段216は、キーボード270を介して編集者
の入力コマンドを受信し、これに応答してシステムに制
御信号を加える。例示的な実施例の場合、コントローラ
手段には、Motorola 68331マイクロプロセッサ及びメモ
リ(例えば、バッテリバックアップを備えたEPROM
及びRAM)を含めることができる。コントローラ手段
及び図2のシステムの他の全てのコンポーネントに対す
る電力は、電源272によって供給される。コントローラ
手段216に関連した内部メモリは、モニタ手段によって
検出されたエラー及び関連するフレーム識別子を記憶す
るロギング手段として働くことができる。
【0057】上述のように、コントローラ手段216は、
モニタ手段によってエラーのあるデジタルデータが検出
された、ビデオ信号の各ビデオフレーム毎にフレーム識
別子を記録する。コントローラ手段216には、エラーが
フレーム識別子と共に記録されるようにするため、ビデ
オ信号に何らかのエラーが検出された場合に常にフレー
ム識別子を記憶する、記録手段が含まれている。記録さ
れる全エラーをコントローラ手段216に記録するだけで
なく、各エラーの検出を反映した信号を、システム200
からバイパス250を介して送り出すことができる。さら
に、各検出エラーを利用して、可聴出力274を付勢する
ことができる。
【0058】標準的なRS422リンク217を用いて、
コントローラ手段216を遠隔制御することもできる。こ
うした遠隔制御を利用すると、単一の遠隔位置から、各
々にコントローラ手段(例えばコントローラ手段216)
を備えた複数の図2のシステムを制御し、モニタするこ
とが可能になる。例えば、1つまたは全てのコントロー
ラ手段において検出されるエラーの総数を、遠隔モニタ
することが可能になる。
【0059】コントローラ手段216はまた、検出手段218
を制御するための編集インタフェースにも相当する。こ
の検出手段は、ビデオ信号のイリーガル色を検出し、補
正を加える。
【0060】4.イリーガル色検出及び補正 検出手段218は、モニタ手段214からビデオ信号を受信す
る。代替案として、図2のシステムにモニタ手段214が
含まれていない場合には、検出手段は入力手段202から
直接にビデオ信号を受信することができる。
【0061】例示的な図2の実施例の場合、検出手段は
10ビットの、4:2:2ビデオフォーマットによるビデ
オ信号を受信する。検出手段218は、ビデオ信号のイリ
ーガル色情報を検出して補正すると同時に、補正ビデオ
信号の少なくとも一部のコントラストを、非補正ビデオ
信号のコントラストに比例した状態に保つために設けら
れている。
【0062】イリーガル色情報を補正すると同時に、依
然としてコントラストを非補正ビデオ信号のコントラス
トに比例した状態に保つために、図2の検出手段218に
は、色補正手段220と記憶手段222が含まれている。例示
的な実施例の場合、検出手段218の色補正手段220は、フ
ィールドプログラマブルロジックアレイ(FPGA)と
して構成することができる。フィールドプログラマブル
ロジックアレイを用いて、このブロックの機能に関連し
た論理回路を実現することによって、出力212から受信
したデジタルビデオ信号に対して、比較的高速なリアル
タイムの処理を施すことが可能になる。例えば、Xilinx
Corporationから入手可能なフィールドプログラマブル
ロジックアレイを用いて、デジタルビデオ信号の10ビッ
ト並列処理を実施することができる。
【0063】例示的な実施例の場合、記憶手段は、所定
の判定基準を記憶するSRAMデバイスである。このS
RAMデバイスは、コントローラ手段216からの制御信
号に応答してプログラム可能である。記憶手段222は、
ビデオ信号のリーガル色とイリーガル色を区別する制御
情報に相当する、所定の判定基準を記憶する。この所定
の判定基準は、ビデオ信号の所望の出力フォーマットに
基づいて、編集者によってプログラムされる。
【0064】例えば、所望の最終フォーマットが、アナ
ログ複合フォーマットの場合、所定の判定基準は、4:
2:2フォーマットによるビデオ信号のカラー限界を構
成する。このカラー限界によって、4:2:2フォーマ
ットによるビデオ信号中において、リーガルなアナログ
複合信号に変換できないカラーが識別される。イリーガ
ル色を検出するためのビデオ信号の分析は、ピクセル毎
に実施される。
【0065】本発明の重要な特徴によれば、色補正手段
220はイリーガル色を含むビデオ信号のピクセルを識別
し、ビデオ信号のカラーを選択的にリーガル化する。さ
らに、色補正手段220は3ビットのマークを生成し、所
定の判定基準に基づいて、イリーガル色情報を含むピク
セルをラベル付けする。
【0066】非補正ビデオ信号のコントラストを保つた
めに、記憶手段に記憶された所定の判定基準を用いてイ
リーガル色/リーガル色の区別が行われ、ソフト限界及
び利得勾配を利用してイリーガル色の補正が行われる。
デジタルビデオ信号の各ピクセルに関するY, Cr, Cbの
個々の成分を利用して、各ピクセル毎に、対応するピー
クアナログ複合値が計算される。これらの計算値が、
「ハード限界」として(即ち編集者により選択された出
力フォーマットに関して)編集者が指定した値の範囲外
(即ち超過又は未満)である場合には、特定のピクセル
がイリーガルであるとみなされる。
【0067】例えば、下記の場合にピクセルはイリーガ
ルであり、強調されねばならない: Vin(高)>ハード限界(高) 又は Vin(低)<ハー
ド限界(低) 式中、 Vin(高)=[(Py+C)×0.925+0.075]×
0.714 ボルト Vin(低)=[(Py−C)×0.925+0.075]×0.714 ボ
ルト NTSCの場合 Vin(高)=(Py+C)×0.7 ボルト Vin(低)=(Py−C)×0.7 ボルト PAL
の場合 であり、 Py=(Y(4:2:2)−64)/876 Pr=(Cr−64)/896−0.5 Pb=(Cb−64)/896−0.5 U=0.874×Pb V=1.23×Pr C=[U^2+V^
2]^0.5 コントローラ手段216は、NTSCとPALの両方につ
いて同時にハード限界を記憶することができる。
【0068】図3には、本発明に従ってハード限界並び
にソフト限界及び利得勾配を利用した、検出手段218の
ための例示的な制御方法が示されている。検出手段が受
信したビデオ信号に関する複合値はVinで表示され、検
出手段の出力で生じたビデオ信号に関する複合値はVout
で表示されている。Vout=Vinの関係は、ソフト限界に
達するまで維持されるだけである。ソフト限界を超える
と、VinとVoutの関係は利得勾配の値によって決まる。
【0069】図4に示すように、利得勾配=1の場合、
Vout=Vinの関係はVin=>ハード限界になるまで維持さ
れる。ハード限界を超えると、Voutはハード限界値に維
持される。しかしながら利得勾配を1未満にすれば、ソ
フト限界からハード限界への移行は平滑化される。利得
勾配の値がより小さくなると、ソフト限界からハード限
界へのVoutの移行は遅くなる。
【0070】利得勾配が1未満であると、より高電圧の
複合ビデオ信号が効率的に圧縮される。補正ビデオ信号
のコントラストを非補正ビデオ信号のコントラストと
「比例した」状態に保つということは、ビデオ信号をリ
ーガル化する場合に、検出手段がもとのイメージのコン
トラストを保存することができるということである。こ
の意味で、「比例した」という用語は、少なくとも1つ
のソフト限界を設定して利得勾配が1.0未満になるよう
にする、もとのビデオ信号の少なくとも一部に関する圧
縮を示している。従って利得勾配値は、ハード限界にク
リッピングされる非補正ビデオ信号のイリーガル色の数
を減少又は除去するように選択することができる。
【0071】例示的な実施例によれば、VinとVoutとの
関係は、区分的に線形な仕方で実現される。例えば図5
には、例示的な実施例において用いられるVinの種々の
線形領域が示されている。Xの値は、次のようになるよ
うに求められる。 Cr'=X×(Cr−512)+512 10進 Cb'=X×(Cb−512)+512 10進 式中、Cr'及びCb'は、Cr及びCbの調整された値である。
【0072】下記の式を用いることによって、B1からB6
の値が得られる。
【0073】
【数1】
【0074】B1からB6に関するこれらの式は、Xの7つ
の領域と7つの値を表している。Xの値は、Vinが位置
する領域に基づいている。これらの領域は、次のように
表される。
【0075】 領域1:Vin<B1 領域2:B1<=Vin<B2 領域3:B2<=Vin<B3 領域4:B3<=Vin<B4 領域5:B4<=Vin<B5 領域6:B5<=Vin<B6 領域7:B6<=Vin X1からX7の値はNTSCの場合に下記のように求め
られ、ここでハード及びソフト限界はミリボルト単位で
ある。
【0076】 HARD(low)=ハード限界(低) HARD(high)=ハー
ド限界(高) SOFT(low)=ソフト限界(低) SOFT(high)=ソフ
ト限界(高) S(low)=利得勾配(低) S(high)=利得勾
配(高)
【0077】
【数2】
【0078】検出手段にはさらに、補正ビデオ信号をエ
ラー検出情報と共にエンコードするためのビデオデータ
エンコード手段224も含まれている。ビデオデータエン
コード手段224は、色補正手段220から補正ビデオ信号を
受信する。ビデオデータエンコード手段は次いで、新た
なエラー処理データを再計算する。新たなエラー処理デ
ータは例えば、SMPTE RP165文書に基づいて検査合
計として計算し、補正ビデオ信号にエンコードすること
ができる。この場合にエンコードされた情報は、補正ビ
デオ信号を受信するシステムにより、ビデオ信号の正確
さを検証するために利用されることができる。この補正
ビデオ信号は、エンコードされた新たなエラー処理デー
タと共に、システム200の出力インタフェースに送るこ
とができる。
【0079】5.出力インタフェース 出力インタフェースは図2のシステムにおいて、検出手
段から並列または直列フォーマットで補正ビデオ信号を
出力するために設けられた、出力手段226として表され
ている。出力手段226には、検出手段218からデジタル並
列フォーマットで補正ビデオ信号を受信するための入力
228が含まれている。出力手段226にはさらに、検出手段
218からシステム200の出力端子に補正ビデオ信号を送る
ための並列出力230が含まれている。出力手段226にはさ
らに、直列出力232が含まれている。
【0080】直列出力は、並列直列変換器を介して、検
出手段の並列出力を直列信号に変換する変換手段234に
よって生成される。並列直列変換器は例えば、ソニーか
ら入手可能な「直列インタフェース/送信エンコーダ」
SBX1601Aとして構成することができる。このソニーのSB
X1601A装置を利用して、システム200からの出力に備え
て、入力228で受信した並列データストリームを直列デ
ータパスに変換することができる。図2のビデオ信号処
理システム200にはまた、直列デジタルビデオデータを
入力手段202から出力手段226に直接に経路指定するため
のバイパスループを含めることもできる。
【0081】さらに、出力手段226には、並列出力230ま
たは直列出力232に経路指定されたビデオ信号を、ある
デジタル論理技術(例えば図2のTTL技術)から別の
論理技術(例えばECL)に変換するための論理変換手
段236が含まれている。入力手段の変換手段210の場合と
同様に、図2のシステムに示された変換手段236は、T
TLからECLへの例示的な変換を行う。しかしながら
当業者には明らかなように、図2のシステムに対しては
任意のデジタル論理技術を利用することができ、また図
2のシステムからの出力に備えて、そのように利用され
るデジタル論理技術を他の任意のデジタル論理技術に変
換することができる。さらに出力手段226には、ビデオ
信号出力を図2のシステムに接続された任意の長さのケ
ーブル上での伝送に適した振幅へと駆動するのに必要
な、任意の増幅器を含めることができる。
【0082】検出手段によって生成される補正ビデオ信
号は、出力手段226を介して図2のシステムから直接に
出力することができるが、本発明の例示的な実施例には
さらに、ビデオ信号のイリーガルなピクセルを強調し
て、編集者に表示する能力も備わっている。例示的な実
施例の場合、コントラスト維持のために調整を受けるリ
ーガルなピクセルは強調されない。
【0083】6.イリーガル色の強調 本発明の代替実施例において、強調手段238は検出手段
の出力を受信し、イリーガル色情報を含むとして検出手
段によって識別されラベル付けされた、ビデオ信号のピ
クセルを強調することができる。編集者は、種々の強調
スタイルの中から選択を行うことができる。例えば、ハ
ード限界(高)を超えるピーク値を有するピクセルは明
るい赤にし、ハード限界(低)未満のピーク値を有する
ピクセルは明るい緑にすることができる。代替案とし
て、イリーガルなピクセルを効果的に強調するために、
ハード限界(高)とハード限界(低)の間のリーガルな
値が全て、2分の1の輝度を有するようにすることがで
きる。もちろん、他の多くの強調技術または選択を利用
することができる。
【0084】例示的な実施例において、強調手段238に
は、検出手段からのビデオ信号をアナログビデオフォー
マットに変換するための変換手段240が含まれている。
当業者には明らかなように、ビデオ信号が、その信号が
検出手段から受信されたビデオフォーマット(例えばデ
ジタルビデオフォーマット)で強調される場合には、変
換手段を省略することができる。例示的な図2のシステ
ムの場合、変換手段240は、4:2:2フォーマットに
よるデジタルビデオ信号を、RGB成分フォーマットま
たはYCrCb成分フォーマットのような、所望の表示フォ
ーマットに変換する。変換手段240は、Xilinx Corporat
ionから入手可能なFPGAのような、従来のフィール
ドプログラマブルロジックアレイとすることができる。
【0085】変換手段240によって生成される変換ビデ
オ信号は、イリーガル色を有するものとして識別された
ビデオ信号のピクセルにマーキングを施すための、ピク
セルマーキング手段242に入力される。マーキングされ
たピクセルは次いで、変換手段240から受信したアナロ
グ成分ビデオ信号と組み合わせられる。例示的な実施例
の場合、ピクセルマーキング手段は、色補正手段に関し
て説明したXilinxのデバイスのような、フィールドプロ
グラマブルロジックアレイを利用して構成することがで
きる。
【0086】例示的な図2のシステムに従ってイリーガ
ル色を強調するために、ピクセルマーキング手段242
は、ピクセル毎のベースでもって、イリーガル色を有す
るものとして検出されたピクセルの各々を識別する、検
出手段からの3ビット入力を受信する。検出手段からの
マーク入力が、特定のピクセルが検出手段218によって
補正されたことを示している場合、ピクセルマーキング
手段242は変換手段からの出力信号の各ピクセルを強調
する。ピクセルを強調する正確な方法は、コントローラ
手段216のユーザインタフェースを介して編集者が選択
することができる。例えば、編集者が全ての補正ピクセ
ルを緑にすることを望んだ場合には、検出手段からのマ
ークに関連し、変換手段240から出力される各ピクセル
は、緑色に変換されることになる。結果として、ピクセ
ルマーキング手段242からの出力は再生ビデオ信号とな
り、その場合に全てのピクセルは、そのピクセル位置に
おける元の色がイリーガルであると判定されない限り、
その補正色を含むことになる。後者の、元の色がイリー
ガルと判定される場合には、検出手段によりイリーガル
色を含むと判定された全てのピクセル位置は緑色とな
る。
【0087】強調手段238の強調機能は、コントローラ
手段216によって選択的に制御し、ターンオンまたはタ
ーンオフすることができる。強調機能がターンオンされ
ている場合は、上述のようにして強調手段238から出力
が生成される。強調機能がターンオフされると、強調手
段からの出力は単なるビデオ信号となり、全てのピクセ
ル位置において、検出手段218によって決定された補正
カラーが含まれる。この後者の場合には、強調手段から
生成されるビデオ信号には何の強調も含まれない。
【0088】強調機能が付勢されるか否かを問わず、補
正ビデオ信号によって生成される出力は、ディスプレイ
駆動装置を介してビデオディスプレイモニタを駆動する
のに利用することができる。
【0089】7.ディスプレイ駆動装置 図2のビデオ信号処理システム200にはさらに、補正ビ
デオ信号に応答してビデオディスプレイを駆動するため
のディスプレイ駆動手段244が含まれている。このディ
スプレイ駆動手段には、NTSCフォーマットやPAL
フォーマットのようなアナログ複合フォーマットで、検
出手段218からの補正ビデオ信号を出力するための第1
の出力手段246が含まれている。第1の出力手段246は、
4:2:2フォーマットによるデジタルビデオ信号をア
ナログ複合信号に変換する、従来形の任意の装置とする
ことができる。
【0090】ディスプレイ駆動手段244にはさらに、検
出手段からの補正ビデオ信号を成分フォーマットで出力
するための、第2の出力手段248が含まれている。この
第2の出力手段248は強調手段から補正ビデオ信号を受
信するものであり、コントローラ手段216を介した編集
者の選択に基づいて、このビデオ信号には前述の強調情
報を選択的に含めることができる。この第2の出力手段
には、ビデオディスプレイモニタを駆動するための三重
デジタルアナログ変換器が含まれている。例えば、三重
デジタルアナログ変換器からの出力を用いて、アナログ
成分モニタを直接に駆動することが可能になる。
【0091】ディスプレイ駆動手段は、システム200か
ら成分出力と複合出力の両方を生じることができるの
で、編集者がシステム200によって受信されたビデオ信
号をモニタする融通性が大きくなる。例えば、第1の出
力手段246から生成される複合ビデオ信号を利用するこ
とによって複合モニタを駆動し、及び/又はオシロスコ
ープを駆動してアナログ複合波形の特性をモニタするこ
ともできる。成分出力を利用することによって、ビデオ
ディスプレイモニタを駆動して強調手段238によって強
調されたピクセルを検査し、及び/又は成分モニタを駆
動することもできる。図2のシステムの場合、システム
自体のフロントパネルにはビデオディスプレイモニタは
設けられていないが、当業者には明らかなように、こう
したビデオディスプレイモニタを図示のシステムに組み
込むことができる。さらに、当業者には明らかなよう
に、ディスプレイ駆動手段には、補正ビデオ信号の所望
の出力フォーマットを実現するのに必要な任意の手段を
含めることができる。
【0092】かくして、図2のビデオ信号処理システム
200は、ビデオディスプレイモニタを駆動して、イリー
ガル色を強調し、また編集者がビデオピクチャの問題が
どこにあるかを簡単に確認できるようにすることができ
る。編集者は、問題が実際に存在するビデオイメージ中
の位置において、はるかに簡単にイリーガル色の問題を
補正することができる。さらに、図2のビデオ信号処理
システムによりソフト限界及び利得勾配を用いることに
よって、最終イメージにおいてイリーガル色をどのよう
に修正するかに関して、編集者による追加制御を行うこ
とが可能になる。利得勾配を1未満の値とすることによ
り、イリーガル色を含むイメージのコントラストを維持
し、もとのイメージの再生を改善することが可能にな
る。
【0093】8.ピクセル識別 本発明のさらにもう1つの態様によれば、図2のビデオ
信号処理システム200はさらに、ピクセル識別手段252を
含むように構成することができる。このピクセル識別手
段によって、編集者は迅速、簡単且つ正確に、デジタル
ビデオ信号の分析を行うことが可能になる。アナログビ
デオ信号とは異なり、デジタルビデオ信号は、生デジタ
ル波形を調べても簡単には分析することができない。ア
ナログビデオ信号情報の分析は単に、オシロスコープを
ビデオケーブルに接続し、アナログ波形を測定するだけ
の問題でしかない。ビデオ情報のノイズ、歪みその他の
問題は、簡単に検出することができる。
【0094】しかしながら、図2のシステムの4:2:
2デジタルビデオフォーマットの場合、ビデオ信号はデ
ジタルデータとしてあちらこちらに経路指定される。こ
のデータは直列化して同軸ケーブルで伝送されるか、あ
るいは10ビットの並列形式で伝送される。ビデオ情報は
デジタル化されるので、オシロスコープで信号を検分し
ても、どんな情報が含まれているかを洞察するのは容易
ではない。オシロスコープが、アナログデータの場合と
同様に、デジタルデータについても歪み測定ができると
しても、デジタルデータを分析する場合には、これらの
測定の最終結果ははるかに不明瞭である。
【0095】デジタルビデオ信号の意味のある情報表示
を困難にする重大な要素は、デジタルデータが、受信機
において精巧なイコライザによって処理されるというこ
とである。これらのイコライザは、オシロスコープが測
定する可能性があるのと同じ効果を中和するように設計
されている。このため、伝送ケーブルで行われる測定か
ら実際の最終挙動を推論するのは、どうみても困難であ
る。
【0096】デジタルビデオ信号の場合、ビデオ情報は
離散的情報パケットを構成するピクセルに量子化され
る。例示的な図2のシステムの場合、各ピクセルは、3
つの10ビットデータワードによって表される。従って、
信号源位置と着局位置の両方におけるデジタルビデオ信
号の個々のピクセルの意味のある分析によって、アナロ
グ信号からは検出できなかった、編集者が経験しうる困
難性に関する洞察を行うことが可能になる。
【0097】デジタルデータの分析に、論理分析器が用
いられたこともあるが、それらはこの状況には適合しな
い。論理分析器でデジタルビデオ信号のデジタルデータ
を単に調べるだけでは、極めて有用な形式のビデオ情報
は得られない。例えば、元のイメージのどの部分を見て
いるのかを正確に明らかにするのは困難である。また論
理分析器では、データは1と0の形でしか提示されな
い。かなりの努力をしなければ、これをより有用な情報
に変換することはできない。
【0098】ピクセル識別手段252は、ビデオディスプ
レイモニタ上の所定のピクセル位置に対応する、補正ビ
デオ信号のビデオデータを識別することができる。ピク
セル識別手段252には、ビデオディスプレイモニタの所
定のピクセル位置を選択するために、編集者によって制
御されるピクセル選択手段254が含まれている。ピクセ
ル選択手段254には、編集者がグリッドの上を選択的に
移動させることが可能な、マウスまたはトラックボール
のような器具256が含まれる。このグリッドは、ビデオ
ディスプレイモニタ上のピクセル位置と相関した位置を
備えている。ピクセル識別手段にはさらに、器具256の
移動に応答して、器具256の移動とビデオディスプレイ
モニタのピクセル位置を相関させるためのデコード手段
258が含まれている。
【0099】器具256からのデコード出力は、コントロ
ーラ手段216に入力される。コントローラ手段216は、器
具256のデコードされた移動を利用して、グラフィック
スコントローラ260を制御することができる。強調手段2
38のピクセルマーキング手段242を利用して、グラフィ
ックスコントローラ260によって発生される識別子に重
ね合わせることができる。例えば、補正手段220によっ
て生成される補正ビデオ信号に、カーソルを重ね合わせ
ることができる。かくして、編集者が器具256をグリッ
ド上で選択的に移動させると、カーソルが、ディスプレ
イ駆動手段244によって駆動されるビデオディスプレイ
モニタ上において、対応した仕方で同時に移動するよう
に見える。これにより編集者は、ビデオディスプレイモ
ニタに表示されている特定のピクセル位置を迅速に選択
することが可能になる。
【0100】引き続き、選択ピクセルに関連したビデオ
データを編集者に表示することが可能になる。このため
に、ピクセル識別手段252には、ユーザが器具256を介し
て選択した所定のピクセル位置に対応するビデオデータ
を表示するためのディスプレイ手段262が含まれてい
る。かくして、編集者が器具256の移動を介してビデオ
ディスプレイモニタの所定のピクセル位置までカーソル
を移動させると、その特定のピクセル位置に関連したビ
デオデータが、ディスプレイ手段262を介して編集者に
出力される。ディスプレイ手段262には、ピクセルデー
タをプリントアウトするための、例えば2行40文字の真
空蛍光ディスプレイを含めることができる。このピクセ
ルデータは、強調手段に含まれるビデオ信号からアクセ
スされ、コントローラ手段216によりデコード手段258の
バッファに通され、ディスプレイ手段262まで送られ
る。
【0101】編集者は、選択ピクセルと関連したデータ
が、任意の数のフォーマットをなすように選択すること
ができる。例えば図2のシステムの場合、編集者は、下
記の5つのフォーマットの1つを選択することができ
る。
【0102】(a)YCrCb(10ビット) データはその10進表現に変換され、3つのデータフィー
ルドY, Cr, Cbに表示される。
【0103】(b)YCrCb(8ビット) まずデータの2つの最下位ビットが取り除かれ、次いで
データは10進表現に変換され、3つのデータフィールド
Y, Cr, Cbに表示される。
【0104】(c)RGB データは下記の式を用いて変換され、3つのデータフィ
ールドR, G, Bに表示される。 R=Py−1.14×V G=Py−0.581×V−0.394×U B=Py+2.028×U 式中、Py=(Y(4:2:2)−64)/876 Pr=(Cr−64)/896−0.5 Pb=(Cb−64)/896−0.5 U=0.874×Pb V=1.23×Pr C=[U^2+V^2]^0.5 (d)NTSC用複合Max(最大)/Min(最小)及びPA
L用複合Max/Minデータは下記の式を用いて変換され、
2つのデータフィールド、即ち複合Max及び複合Minに表
示される。 Max=[(Py+C)×0.925+0.075]×0.714 ボルト Min=[(Py−C)×0.925+0.075]×0.714 ボルト
NTSCの場合 Max=(Py+C)×0.7 ボルト Min=(Py−C)×0.7 ボルト
PALの場合 式中、Py=(Y(4:2:2)−64)/876 Pr=(Cr−64)/896−0.5 Pb=(Cb−64)/896−0.5 U=0.874×Pb V=1.23×Pr C=[U^2+V^2]^0.5 (e)ベクトルフォーマット クロマ振幅=C×0.7 ボルト クロマ位相=tan-1(V/U) 式中、Py=(Y(4:2:2)−64)/876 Pr=(Cr−64)/896−0.5 Pb=(Cb−64)/896−0.5 U=0.874×Pb V=1.23×Pr C=[U^2+V^2]^0.5 ピクセル識別手段は、PAL又はNTSC信号をデコー
ドすることができる。
【0105】ビデオディスプレイモニタに実際のビデオ
イメージを表示し、マウス/トラックボールのような器
具を用いて、任意の特定のピクセルを指定することによ
って、編集者はデジタルデータストリームにどんな情報
が含まれているかを正確に確かめることができる。この
情報は、編集者が精通しているフォーマットを用いて変
換され、独立したディスプレイ手段262により編集者に
提示される。これにより編集者は、伝送されている内容
についてより深い洞察を行うことが可能になる。
【0106】YCrCbフォーマットによって、編集者は、
ビデオデータストリームへのエンコード時にデータを調
べることが可能になる。従って、システム性能のある種
の側面について検討することが可能になる。例えば、10
進で254(8ビット)を超えるアクティブなビデオイメ
ージのY値は同期に備えて保存され、アクティブビデオ
領域に現れてはならない。かくしてこれらの値を編集者
が識別し、補正することができる。さらに、ほとんどの
編集者が精通しているRGB及びベクトルフォーマット
を利用して、ビデオディスプレイモニタ上のビデオ信号
の特定の領域に関してカラー整合をとることができる。
【0107】ビデオイメージが4:2:2フォーマット
から複合アナログフォーマットに変換される場合に、複
合Max/Minフォーマットを用いて、特定のピクセルの振
幅が大きすぎるか、小さすぎるかの判定を下すことがで
きる。振幅が大きすぎるか、小さすぎる場合、イリーガ
ル色またはピクチャの歪みを生じることになる。
【0108】当業者には明らかなように、本発明は、そ
の思想または本質的な特性から逸脱することなしに、他
の特定の形態で実施することができる。従って、ここに
開示の実施例は、全ての点において例示のためのもので
あり、制限的なものではない。本発明の範囲は、以上の
記述によってではなく、特許請求の範囲によって規定さ
れるものであり、その意味内容及び範囲に含まれる全て
の変更、並びにその均等物が包含されることが意図され
ている。
【0109】以下に本発明の種々の構成要件の組み合わ
せからなる実施態様を例示する。 1.ビデオ信号を受信するビデオ信号入力手段と、入力
コマンドを受信し、これに応じてシステムに制御信号を
加えるコントローラ手段と、前記ビデオ信号のエラーを
検出し、検出された各エラーを関連するフレーム識別子
と共に記憶するモニタ手段と、前記モニタ手段から前記
ビデオ信号を受信し、前記ビデオ信号のイリーガル色情
報を検出し補正する検出手段と、ビデオディスプレイの
所定のピクセル位置に対応する、前記補正ビデオ信号の
ビデオデータを識別するピクセル識別手段と、及び前記
補正ビデオ信号に応答して前記ビデオディスプレイを駆
動するディスプレイ駆動手段とからなる、ビデオ信号処
理システム。
【0110】2.前記ビデオ信号入力手段がさらに、前
記ビデオ信号を直列フォーマットで受信する直列入力
と、前記ビデオ信号を並列フォーマットで受信する並列
入力と、前記直列入力又は前記並列入力の何れかで受信
した前記ビデオ信号に応じて、前記ビデオ信号を並列出
力として生成する出力と、及び前記直列入力又は前記並
列入力で受信した前記ビデオ信号を第1の論理技術から
第2の論理技術へと変換する手段とを含む、上記1のシ
ステム。
【0111】3.前記コントローラ手段がさらに、前記
モニタ手段からの検出されたエラー及び関連するフレー
ム識別子を、前記エラーがフレーム識別子と共に記録さ
れ編集者によりアクセス可能となるよう記録する手段を
含む、上記1のシステム。
【0112】4.前記検出手段がさらに、所定の判定基
準に基づき前記ビデオ信号のリーガル色をイリーガル色
から区別する所定の制御情報を記憶する記憶手段と、及
び前記所定の判定基準に応じてイリーガル色を含む前記
ビデオ信号のピクセルを識別し、前記ビデオ信号の色を
選択的にリーガル化すると同時に、補正ビデオ信号の少
なくとも一部のコントラストを非補正ビデオ信号のコン
トラストに比例して維持する色補正手段を含む、上記1
のシステム。
【0113】5.前記記憶手段が、前記所定の判定基準
を記憶するSRAMデバイスを含み、前記SRAMデバ
イスが前記制御信号に応じてプログラム可能である、上
記4のシステム。
【0114】6.前記検出手段がさらに、前記補正ビデ
オ信号をエラー検出情報と共にエンコードするビデオデ
ータエンコード手段を含む、上記4のシステム。
【0115】7.前記検出手段から前記補正ビデオ信号
を直列フォーマット又は並列フォーマットで出力する出
力手段をさらに含み、前記出力手段がさらに、前記補正
ビデオ信号を前記検出手段から直列フォーマットで受信
する入力と、前記補正ビデオ信号を並列フォーマットで
出力する並列出力と、前記補正ビデオ信号を直列フォー
マットで出力する直列出力と、及び前記検出手段から受
信した前記補正ビデオ信号を1つのデジタル論理技術か
ら別のデジタル論理技術へと変換する手段とを含む、上
記1のシステム。
【0116】8.イリーガル色が検出されたピクセルを
強調する強調手段をさらに含み、前記強調手段がさら
に、イリーガル色を有するとして識別された前記ビデオ
信号のピクセルをマーキングする手段を含む、上記1の
システム。
【0117】9.前記ディスプレイ駆動手段がさらに、
イリーガル色が識別されたピクセルを選択的に強調する
ことにより、前記補正ビデオ信号を出力する出力手段を
含む、上記1のシステム。
【0118】10.前記出力手段がさらに、前記補正ビデ
オ信号をアナログフォーマットに変換するデジタルアナ
ログ変換器を含む、上記9のシステム。
【0119】11.前記ピクセル識別手段がさらに、前記
ビデオディスプレイの前記所定のピクセル位置を選択す
るピクセル選択手段と、及び前記所定のピクセル位置に
対応する前記ビデオデータを表示するディスプレイ手段
を含む、上記1のシステム。
【0120】12.前記ピクセル識別手段がさらに、前記
ピクセル選択手段の動きに応じて、前記ピクセル選択手
段の動きをビデオディスプレイのピクセル位置に相関さ
せるデコード手段を含む、上記11のシステム。
【0121】13.前記ピクセル選択手段が、ビデオディ
スプレイのピクセル位置に相関したグリッド位置を有す
るグリッド上で選択的に移動可能な器具である、上記12
のシステム。
【0122】14.ビデオ信号を受信するビデオ信号入力
手段と、入力コマンドを受信し、これに応じて制御信号
をもたらすコントローラ手段と、及び前記ビデオ信号の
エラーを検出し、検出された各エラーを関連するフレー
ム識別子と共に記憶するモニタ手段とからなる、ビデオ
信号処理装置。
【0123】15.前記コントローラ手段がさらに、前記
モニタ手段からの検出されたエラー及び関連するフレー
ム識別子を、前記エラーがフレーム識別子と共に記録さ
れ編集者によりアクセス可能となるよう記録する手段を
含む、上記14の装置。
【0124】16.ビデオ信号を受信するビデオ信号入力
手段と、入力コマンドを受信し、これに応じて制御信号
をもたらすコントローラ手段と、及び前記ビデオ信号入
力手段から前記ビデオ信号を受信し、前記ビデオ信号の
イリーガル色情報を検出し補正すると同時に、補正ビデ
オ信号の少なくとも一部のコントラストを非補正ビデオ
信号のコントラストに比例して維持する検出手段とから
なる、ビデオ信号処理装置。
【0125】17.イリーガル色が検出されたピクセルを
強調する強調手段をさらに含み、前記強調手段がさら
に、イリーガル色を有するとして識別された前記ビデオ
信号のピクセルをマーキングする手段を含む、上記16の
装置。
【0126】18.ビデオ信号を受信するビデオ信号入力
手段と、入力コマンドを受信し、これに応じて制御信号
をもたらすコントローラ手段と、前記ビデオ信号入力手
段から前記ビデオ信号を受信し、前記ビデオ信号のイリ
ーガル色情報を検出し補正する検出手段と、及びイリー
ガル色が識別された前記補正ビデオ信号のピクセルを強
調する強調手段とからなる、ビデオ信号処理装置。
【0127】19.前記強調手段がさらに、イリーガル色
を有するとして識別された前記補正ビデオ信号のピクセ
ルをマーキングする手段を含む、上記18の装置。
【0128】20.ビデオ信号を受信するビデオ信号入力
手段と、入力コマンドを受信し、これに応じて制御信号
をもたらすコントローラ手段と、ビデオディスプレイの
所定のピクセル位置を選択するピクセル選択手段と、及
び前記所定のピクセル位置に対応するビデオデータを表
示するディスプレイ手段とからなる、ビデオ信号処理装
置。
【0129】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、あるフォー
マット(例えば4:2:2フォーマット)で処理される
ビデオ信号は、他のフォーマット(例えばアナログ複合
NTSCフォーマット)に変換できるようにリーガル化
される。そしてビデオ信号における色のイリーガル性
は、編集者に対して通知可能である。ビデオ信号の各ピ
クセルは、定輝度定色相の色補正にソフト限界及び利得
勾配を適用することによって、最も近いリーガルな値に
補正される。そしてビデオ信号のイリーガル色は強調可
能であり、ビデオディスプレイの出力を編集者が簡単に
モニタできる状態に駆動できる。かくしてデジタルビデ
オデータのより有効な処理、分析及び表示が行えるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】4:2:2のポストプロダクションスタジオで
用いられる例示的なビデオ信号フォーマットを示す図で
ある。
【図2】本発明の例示的な実施例によるビデオ信号処理
システムのブロック図である。
【図3】図2の実施例に基づいて利用可能な、例示的な
ソフト限界及びハード限界を表したグラフである。
【図4】例示的な図2の実施例において、イリーガル色
を調整するための例示的なハード限界、ソフト限界及び
利得勾配を示すグラフである。
【図5】例示的な図2の実施例に基づく、例示的なハー
ド限界及びソフト限界の区分的実施を示す図である。
【符号の説明】
200 ビデオ信号処理システム 202 ビデオ信号入力手段 204 並列入力 206 直列入力 208 直列並列変換器 210 変換手段 212 出力 214 モニタ手段 216 コントローラ手段 218 検出手段 220 色補正手段 222 記憶手段 224 ビデオデータエンコード手段 226 出力手段 228 入力 230 並列出力 232 直列出力 234 並列直列変換器 236 変換手段 238 強調手段 240 変換手段 244 ディスプレイ駆動手段 246 第1の出力手段 248 第2の出力手段 250 バイパス 252 ピクセル識別手段 254 ピクセル選択手段 256 器具 258 デコード手段 260 グラフィックスコントローラ 262 ディスプレイ手段 270 キーボード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビデオ信号を受信するビデオ信号入力手段
    と、 入力コマンドを受信し、これに応じてシステムに制御信
    号を加えるコントローラ手段と、 前記ビデオ信号のエラーを検出し、検出された各エラー
    を関連するフレーム識別子と共に記憶するモニタ手段
    と、 前記モニタ手段から前記ビデオ信号を受信し、前記ビデ
    オ信号のイリーガル色情報を検出し補正する検出手段
    と、 ビデオディスプレイの所定のピクセル位置に対応する、
    前記補正ビデオ信号のビデオデータを識別するピクセル
    識別手段と、及び前記補正ビデオ信号に応答して前記ビ
    デオディスプレイを駆動するディスプレイ駆動手段とか
    らなる、ビデオ信号処理システム。
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