JPH0774714B2 - オープンショーケースの温度制御装置 - Google Patents
オープンショーケースの温度制御装置Info
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- JPH0774714B2 JPH0774714B2 JP61274962A JP27496286A JPH0774714B2 JP H0774714 B2 JPH0774714 B2 JP H0774714B2 JP 61274962 A JP61274962 A JP 61274962A JP 27496286 A JP27496286 A JP 27496286A JP H0774714 B2 JPH0774714 B2 JP H0774714B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、冷蔵・冷凍オープンショーケースの冷凍装置
の冷媒流量を制御して温度制御を行う温度制御装置に関
する。
の冷媒流量を制御して温度制御を行う温度制御装置に関
する。
従来の冷蔵・冷凍オープンショーケースの冷凍装置は、
蒸発器を循環風路に設けており、この冷凍装置の温度制
御装置は、冷凍サイクルにおける蒸発器の入口側に設け
られる温度式膨張弁及び電磁弁の動作により冷媒流量を
制御している。
蒸発器を循環風路に設けており、この冷凍装置の温度制
御装置は、冷凍サイクルにおける蒸発器の入口側に設け
られる温度式膨張弁及び電磁弁の動作により冷媒流量を
制御している。
この温度式膨張弁は過熱度制御に用いられるもので、そ
れ自体が制御機能を有している。即ち感熱筒内の封入ガ
ス等に工夫がこらされ制御対象の過熱度一定化を行うも
のである。
れ自体が制御機能を有している。即ち感熱筒内の封入ガ
ス等に工夫がこらされ制御対象の過熱度一定化を行うも
のである。
一方、電磁弁は温度制御に用いられ、一般的な構成とし
ては被制御空間であるオープンショーケースの庫内等に
供給される冷気の温度を検知し、予め設定された温度に
対する高低関係でサーモスタットがオンオフすることに
より電磁弁の過電制御を行っている。
ては被制御空間であるオープンショーケースの庫内等に
供給される冷気の温度を検知し、予め設定された温度に
対する高低関係でサーモスタットがオンオフすることに
より電磁弁の過電制御を行っている。
この従来の装置は、四季とか昼夜等の周囲環境の変化に
よる外部負荷の変動に対応することが不十分であり、庫
内温度を最適化することは不可能であった。特に突発的
な外乱とか冷却中の異常による過大な冷却負荷に対して
適正な制御が行い難かった。
よる外部負荷の変動に対応することが不十分であり、庫
内温度を最適化することは不可能であった。特に突発的
な外乱とか冷却中の異常による過大な冷却負荷に対して
適正な制御が行い難かった。
本発明は上述の課題を解決するためになされたもので、
周囲環境の変化に対して庫内温度を最適な状態に制御で
き、しかも外乱等の影響も受け難いオープンショーケー
スの温度制御装置を提供することを目的とする。
周囲環境の変化に対して庫内温度を最適な状態に制御で
き、しかも外乱等の影響も受け難いオープンショーケー
スの温度制御装置を提供することを目的とする。
上記目的達成のため、第１発明は、電動弁又は電磁弁に
より冷媒流量を制御する冷凍装置の蒸発器を循環風路に
備えたオープンショーケースの温度制御装置において、
該オープンショーケースの庫内温度を検出する庫内温度
センサと、前記蒸発器の下流側の循環風路の冷気温度を
検出する循環冷気温度センサと、予め設定された前記オ
ープンショーケースの庫内温度設定値に基づいて庫内温
度の上下限温度を求める演算部と、前記庫内温度設定値
より所定温度低い循環冷気の温度コントロール値を初期
設定すると共に、所定時間毎に検出した庫内温度が前記
演算部から与えられた上下限温度の範囲外にあるとき前
記温度コントロール値を修正する比較修正部と、前記冷
気温度と前記温度コントロール値とを比較して前記弁の
開閉制御用信号を形成する弁制御部と、を備えたことを
特徴とし、第２発明は、第１発明において、前記庫内温
度設定値に基づいて許容温度範囲を求める演算部を備
え、庫内温度が許容温度範囲外のとき前記弁を全開又は
全閉することを特徴とするものである。
より冷媒流量を制御する冷凍装置の蒸発器を循環風路に
備えたオープンショーケースの温度制御装置において、
該オープンショーケースの庫内温度を検出する庫内温度
センサと、前記蒸発器の下流側の循環風路の冷気温度を
検出する循環冷気温度センサと、予め設定された前記オ
ープンショーケースの庫内温度設定値に基づいて庫内温
度の上下限温度を求める演算部と、前記庫内温度設定値
より所定温度低い循環冷気の温度コントロール値を初期
設定すると共に、所定時間毎に検出した庫内温度が前記
演算部から与えられた上下限温度の範囲外にあるとき前
記温度コントロール値を修正する比較修正部と、前記冷
気温度と前記温度コントロール値とを比較して前記弁の
開閉制御用信号を形成する弁制御部と、を備えたことを
特徴とし、第２発明は、第１発明において、前記庫内温
度設定値に基づいて許容温度範囲を求める演算部を備
え、庫内温度が許容温度範囲外のとき前記弁を全開又は
全閉することを特徴とするものである。
上記の如く構成することにより、庫内温度は、現状の庫
内温度と予め設定された庫内温度設定値との関係から修
正される循環冷気の温度コントロール値と、循環冷気温
度との比較により行われる弁の開閉制御によりコントロ
ールされる。即ち、庫内温度と蒸発器の下流側の循環風
路の冷気温度と庫内温度設定値の３者の関係からオープ
ンショーケースの冷凍装置を最適な運転状態に設定する
ことができる。
内温度と予め設定された庫内温度設定値との関係から修
正される循環冷気の温度コントロール値と、循環冷気温
度との比較により行われる弁の開閉制御によりコントロ
ールされる。即ち、庫内温度と蒸発器の下流側の循環風
路の冷気温度と庫内温度設定値の３者の関係からオープ
ンショーケースの冷凍装置を最適な運転状態に設定する
ことができる。
第１図は本発明の温度制御装置の一実施例を示したもの
であり、第２図はこの温度制御装置で制御される装置の
一つである冷凍オープンショーケースにおける庫内温度
センサ及び循環冷気温度センサの取付位置を示すもの
で、１は例えばマイクロプロセッサで構成される制御装
置であり、使用者が所望する庫内温度設定値Tsを与える
アナログ−ディジタル（以下A/Dと表記する）変換器２
と、庫内温度T1を与えるA/D変換器３と、循環風路を循
環する冷気（吹出）温度T2を与えるA/D変換器４と、電
動弁又は電磁弁（図示せず）を開閉駆動する弁駆動部５
とがそれぞれ接続されている。冷凍オープンショーケー
スは、その商品陳列棚の上部に前記庫内温度T1を検出す
る庫内温度センサ６が、蒸発器を設けた循環風路の下流
側の冷気吹出口付近に前記冷気温度T2を検出する循環冷
気温度センサ７がそれぞれ備えられている。
であり、第２図はこの温度制御装置で制御される装置の
一つである冷凍オープンショーケースにおける庫内温度
センサ及び循環冷気温度センサの取付位置を示すもの
で、１は例えばマイクロプロセッサで構成される制御装
置であり、使用者が所望する庫内温度設定値Tsを与える
アナログ−ディジタル（以下A/Dと表記する）変換器２
と、庫内温度T1を与えるA/D変換器３と、循環風路を循
環する冷気（吹出）温度T2を与えるA/D変換器４と、電
動弁又は電磁弁（図示せず）を開閉駆動する弁駆動部５
とがそれぞれ接続されている。冷凍オープンショーケー
スは、その商品陳列棚の上部に前記庫内温度T1を検出す
る庫内温度センサ６が、蒸発器を設けた循環風路の下流
側の冷気吹出口付近に前記冷気温度T2を検出する循環冷
気温度センサ７がそれぞれ備えられている。
前記制御装置１には、予め設定された前記庫内温度設定
値Tsに基づいて庫内温度の許容温度範囲を求める演算部
11aと、前記庫内温度設定値Tsに基づいて庫内温度の上
下限温度を求める演算部11bと、前記庫内温度設定値Ts
より所定温度低い循環冷気の温度コントロール値Tcを初
期設定すると共に所定時間毎に検出した庫内温度T1が前
記演算部11bから与えられた上下限温度の範囲外にある
とき温度コントロール値Tcを修正する比較修正部12と、
所定時間毎に比較修正動作を行わせると共に比較修正動
作後は一定時間次の比較修正動作を停止するタイマ13
と、冷気温度T2と温度コントロール値Tcとを比較して電
動弁又は電磁弁の開閉制御用信号を形成する弁制御部14
とをそれぞれ備えている。
値Tsに基づいて庫内温度の許容温度範囲を求める演算部
11aと、前記庫内温度設定値Tsに基づいて庫内温度の上
下限温度を求める演算部11bと、前記庫内温度設定値Ts
より所定温度低い循環冷気の温度コントロール値Tcを初
期設定すると共に所定時間毎に検出した庫内温度T1が前
記演算部11bから与えられた上下限温度の範囲外にある
とき温度コントロール値Tcを修正する比較修正部12と、
所定時間毎に比較修正動作を行わせると共に比較修正動
作後は一定時間次の比較修正動作を停止するタイマ13
と、冷気温度T2と温度コントロール値Tcとを比較して電
動弁又は電磁弁の開閉制御用信号を形成する弁制御部14
とをそれぞれ備えている。
前記演算部11aは、A/D変換器２を介して与えられる庫内
温度設定値Tsを中心にして、別個に与えられる庫内温度
設定値Tsの許容範囲温度値±Δd1を用いて演算すること
により、比較修正部12に与えるべき許容最高温度「Ts＋
Δd1」，庫内温度設定値Ts,許容最低温度「Ts−Δd1」
の各信号を形成する。前記演算部11bは、A/D変換器２を
介して与えられる庫内温度設定値Tsを中心にして、別個
に与えられる庫内温度設定値Tsの上下限温度値±Δd2を
用いて演算することにより、比較修正部12に与えるべき
上限温度「Ts＋Δd2」，庫内温度設定値Ts,下限温度「T
s−Δd2」の各信号を形成する。尚、許容温度範囲は、
上下限温度よりも範囲が広く、Δd1とΔd2とは、Δd1＞
Δd2の関係にある。
温度設定値Tsを中心にして、別個に与えられる庫内温度
設定値Tsの許容範囲温度値±Δd1を用いて演算すること
により、比較修正部12に与えるべき許容最高温度「Ts＋
Δd1」，庫内温度設定値Ts,許容最低温度「Ts−Δd1」
の各信号を形成する。前記演算部11bは、A/D変換器２を
介して与えられる庫内温度設定値Tsを中心にして、別個
に与えられる庫内温度設定値Tsの上下限温度値±Δd2を
用いて演算することにより、比較修正部12に与えるべき
上限温度「Ts＋Δd2」，庫内温度設定値Ts,下限温度「T
s−Δd2」の各信号を形成する。尚、許容温度範囲は、
上下限温度よりも範囲が広く、Δd1とΔd2とは、Δd1＞
Δd2の関係にある。
比較修正部12は、タイマ13からの時間信号に基いて動作
するもので、演算部11aからの前記各信号及び演算部11b
からの前記各信号とA/D変換器３からの庫内温度T1の信
号とに応じて制御信号Ｓ及び温度コントロール値Tcを形
成し、弁制御部14に与える。該弁制御部14は、冷気温度
T2と温度コントロール値Tcとを比較して電動弁又は電磁
弁の開閉制御用信号を形成し、弁駆動部５を駆動する。
するもので、演算部11aからの前記各信号及び演算部11b
からの前記各信号とA/D変換器３からの庫内温度T1の信
号とに応じて制御信号Ｓ及び温度コントロール値Tcを形
成し、弁制御部14に与える。該弁制御部14は、冷気温度
T2と温度コントロール値Tcとを比較して電動弁又は電磁
弁の開閉制御用信号を形成し、弁駆動部５を駆動する。
前記制御信号Ｓは、始動時に庫内温度T1が許容温度範囲
外、つまり許容最高温度「Ts＋Δd1」以上又は許容最低
温度「Ts−Δd1」以下のときに、A/D変換器４からの冷
気温度T2の信号が如何なる値であるかに拘らず、電動弁
又は電磁弁を全開又は全閉して温度制御又は過熱度制御
を行うためのものである。
外、つまり許容最高温度「Ts＋Δd1」以上又は許容最低
温度「Ts−Δd1」以下のときに、A/D変換器４からの冷
気温度T2の信号が如何なる値であるかに拘らず、電動弁
又は電磁弁を全開又は全閉して温度制御又は過熱度制御
を行うためのものである。
前記循環冷気の温度コントロール値Tcは、始動後に庫内
温度T1が許容温度範囲内、つまり許容最高温度「Ts＋Δ
d1」と許容最低温度「Ts−Δd1」の範囲内に入ったとき
に、冷気温度T2と比較して温度制御又は過熱度制御を行
うためのものであり、初期設定時には、庫内温度設定値
Tsから所定温度Td例えば６℃低い値を温度コントロール
値Tcとする。この値は温度コントロール値Tcの下限値で
ある。
温度T1が許容温度範囲内、つまり許容最高温度「Ts＋Δ
d1」と許容最低温度「Ts−Δd1」の範囲内に入ったとき
に、冷気温度T2と比較して温度制御又は過熱度制御を行
うためのものであり、初期設定時には、庫内温度設定値
Tsから所定温度Td例えば６℃低い値を温度コントロール
値Tcとする。この値は温度コントロール値Tcの下限値で
ある。
即ち、前記制御信号Ｓ及び温度コントロール値Tcは、弁
制御部14に与えられて弁駆動部５に与える信号を形成す
るために用いられるもので、制御信号Ｓは始動当初に用
いられて冷気温度T2と比較されることなく電動弁又は電
磁弁を全開又は全閉し、温度コントロール値Tcは始動後
の庫内温度T1が許容温度範囲内に入ると用いられて冷気
温度T2と比較され、その差に応じた信号が弁駆動部５に
与えられ、弁駆動部５がこの信号に応じて冷凍サイクル
における電動弁又は電磁弁を開閉制御して冷媒流量を加
減する。
制御部14に与えられて弁駆動部５に与える信号を形成す
るために用いられるもので、制御信号Ｓは始動当初に用
いられて冷気温度T2と比較されることなく電動弁又は電
磁弁を全開又は全閉し、温度コントロール値Tcは始動後
の庫内温度T1が許容温度範囲内に入ると用いられて冷気
温度T2と比較され、その差に応じた信号が弁駆動部５に
与えられ、弁駆動部５がこの信号に応じて冷凍サイクル
における電動弁又は電磁弁を開閉制御して冷媒流量を加
減する。
前記制御装置１は、タイマ13により所定時間毎、例えば
１分毎にA/D変換器３から与えられる庫内温度T1（T1は
所定時間内、例えば１分間に２回以上A/D変換器３から
与えられる温度の平均値を利用してもよい。）が、上限
温度「Ts＋Δd2」以上か、下限温度「Ts−Δd2」以下か
を判断し、下限温度「Ts−Δd2」以下のときには前記温
度コントロール値Tcを１℃上げ、上限温度「Ts＋Δd2」
以上のときには温度コントロール値Tcを１℃下げる。た
だし、温度コントロール値Tcが既に下限値である場合は
修正は行わない。以後１分経過毎にこの温度コントロー
ル値Tc修正のための動作が行われる。
１分毎にA/D変換器３から与えられる庫内温度T1（T1は
所定時間内、例えば１分間に２回以上A/D変換器３から
与えられる温度の平均値を利用してもよい。）が、上限
温度「Ts＋Δd2」以上か、下限温度「Ts−Δd2」以下か
を判断し、下限温度「Ts−Δd2」以下のときには前記温
度コントロール値Tcを１℃上げ、上限温度「Ts＋Δd2」
以上のときには温度コントロール値Tcを１℃下げる。た
だし、温度コントロール値Tcが既に下限値である場合は
修正は行わない。以後１分経過毎にこの温度コントロー
ル値Tc修正のための動作が行われる。
第３図は第１図に示した制御装置１における温度制御の
フローチャートを示し、第４図は循環冷気の温度コント
ロール値Tcの比較修正動作のフローチャートを示してい
る。
フローチャートを示し、第４図は循環冷気の温度コント
ロール値Tcの比較修正動作のフローチャートを示してい
る。
まず、第３図の温度制御では、庫内温度T1の取込みを最
初に行い（ステップS1）、庫内温度T1が庫内温度設定値
Tsに対し所定範囲、つまり許容温度範囲「Ts±Δd1」の
範囲内に有るか否かを判断する（ステップS2）。この結
果、庫内温度T1がTs−Δd1＜T1＜Ts＋Δd1の範囲にある
ときは、冷気温度T2を取込み（ステップS3）、この冷気
温度T2を温度コントロール値Tcと比較し（ステップS
4）、T2≦Tcであれば温度制御か過熱度制御かを判断し
て（ステップS5）、温度制御中であれば冷気温度T2を取
込み（ステップS3）に戻り、過熱度制御であれば現時点
の弁開度をストアして（ステップS6）電動弁又は電磁弁
を全閉し（ステップS7）、その後は温度制御を行う。一
方、T2≧Tcであれば温度制御か過熱度制御かを判断し
（ステップS8）、過熱度制御であれば冷気温度T2取込み
（ステップS3）に戻り、温度制御中であれば電動弁又は
電磁弁を全閉にした直前のストア開度まで戻し（ステッ
プS9）、その後は過熱度制御を行う。
初に行い（ステップS1）、庫内温度T1が庫内温度設定値
Tsに対し所定範囲、つまり許容温度範囲「Ts±Δd1」の
範囲内に有るか否かを判断する（ステップS2）。この結
果、庫内温度T1がTs−Δd1＜T1＜Ts＋Δd1の範囲にある
ときは、冷気温度T2を取込み（ステップS3）、この冷気
温度T2を温度コントロール値Tcと比較し（ステップS
4）、T2≦Tcであれば温度制御か過熱度制御かを判断し
て（ステップS5）、温度制御中であれば冷気温度T2を取
込み（ステップS3）に戻り、過熱度制御であれば現時点
の弁開度をストアして（ステップS6）電動弁又は電磁弁
を全閉し（ステップS7）、その後は温度制御を行う。一
方、T2≧Tcであれば温度制御か過熱度制御かを判断し
（ステップS8）、過熱度制御であれば冷気温度T2取込み
（ステップS3）に戻り、温度制御中であれば電動弁又は
電磁弁を全閉にした直前のストア開度まで戻し（ステッ
プS9）、その後は過熱度制御を行う。
また、ステップS2において、庫内温度T1がT1≦Ts−Δd1
のときは、前記ステップS5乃至ステップS7を行い、T1≧
Ts＋Δd1のときは、ステップS8及びステップS9を行う。
のときは、前記ステップS5乃至ステップS7を行い、T1≧
Ts＋Δd1のときは、ステップS8及びステップS9を行う。
次に、第４図の循環冷気の温度コントロール値Tcの比較
修正動作では、まず、庫内温度T1、庫内温度設定値Tsを
順次取込み（ステップS11、S12）、予め求めておいた上
下限温度「Ts±Δd2」と庫内温度T1とを比較する（ステ
ップS13）。
修正動作では、まず、庫内温度T1、庫内温度設定値Tsを
順次取込み（ステップS11、S12）、予め求めておいた上
下限温度「Ts±Δd2」と庫内温度T1とを比較する（ステ
ップS13）。
庫内温度T1がこの上下限温度の範囲内であれば庫内温度
T1の取込み（ステップS11）に戻る。T1≦Ts−Δd2のと
きは、タイマ13がタイムアップしたか否かを判断し（ス
テップS14）、タイムアップしていなければ庫内温度T1
の取込み（ステップS11）に戻り、タイムアップしたと
きは温度コントロール値Tcに１℃を加算し（ステップS1
5）、次いでタイマ13をリセットする（ステップS16）。
また、T1≧Ts＋Δdt2のときは、タイマ13がタイムアッ
プしたか否かを判断し（ステップS17）、タイムアップ
していなければ庫内温度T1の取込み（ステップS11）に
戻り、タイムアップしたときはTc−１℃≧Ts−Tdを判断
し（ステップS18）、不成立ならば庫内温度T1の取込み
（ステップS11）に戻り、成立ならば温度コントロール
値Tcから１℃減算し（ステップS19）、次いでタイマ13
をリセットする（ステップS20）。
T1の取込み（ステップS11）に戻る。T1≦Ts−Δd2のと
きは、タイマ13がタイムアップしたか否かを判断し（ス
テップS14）、タイムアップしていなければ庫内温度T1
の取込み（ステップS11）に戻り、タイムアップしたと
きは温度コントロール値Tcに１℃を加算し（ステップS1
5）、次いでタイマ13をリセットする（ステップS16）。
また、T1≧Ts＋Δdt2のときは、タイマ13がタイムアッ
プしたか否かを判断し（ステップS17）、タイムアップ
していなければ庫内温度T1の取込み（ステップS11）に
戻り、タイムアップしたときはTc−１℃≧Ts−Tdを判断
し（ステップS18）、不成立ならば庫内温度T1の取込み
（ステップS11）に戻り、成立ならば温度コントロール
値Tcから１℃減算し（ステップS19）、次いでタイマ13
をリセットする（ステップS20）。
第５図は、庫内温度T1の変化が上下限温度「Ts±Δd2」
を超えたときの温度コントロール値Tcの修正の様子を示
したもので、温度コントロール値Tcは時点t1,t2,t3の３
回修正され、修正量は庫内温度T1が下限温度「Ts−Δ
d2」以下である時点t1,t2においてそれぞれ＋１℃、庫
内温度T1が上限温度「Ts＋Δd2」以上である時点t3にお
いて−１℃である。この比較修正動作は一旦行なわれる
と一定時間、例えば５分間は停止する。
を超えたときの温度コントロール値Tcの修正の様子を示
したもので、温度コントロール値Tcは時点t1,t2,t3の３
回修正され、修正量は庫内温度T1が下限温度「Ts−Δ
d2」以下である時点t1,t2においてそれぞれ＋１℃、庫
内温度T1が上限温度「Ts＋Δd2」以上である時点t3にお
いて−１℃である。この比較修正動作は一旦行なわれる
と一定時間、例えば５分間は停止する。
つまり、予め設定された庫内温度設定値Tsは固定値であ
るのに対し、冷気温度T2をコントロールするための基準
となる循環冷気の温度コントロール値Tcは、そのときの
庫内温度T1の状態により上下に変化する。また、このと
き、上下に変化した温度コントロール値Tcを中心に、実
際の冷気が供給されているが、第５図では冷気温度T2の
動きは省略されている。
るのに対し、冷気温度T2をコントロールするための基準
となる循環冷気の温度コントロール値Tcは、そのときの
庫内温度T1の状態により上下に変化する。また、このと
き、上下に変化した温度コントロール値Tcを中心に、実
際の冷気が供給されているが、第５図では冷気温度T2の
動きは省略されている。
第６図は、第３図のステップ４において、循環冷気の温
度コントロール値Tcに上下差±Δd3（例えば±0.5℃）
を設定した場合の冷気温度T2との大小比較によって得ら
れる電動弁又は電磁弁の動作状態を示したものである。
この場合、点a,bでは電動弁又は電磁弁は開度をストア
されて全閉になり、点ａ′,b′では点a,bの時にストア
された開度まで戻される。
度コントロール値Tcに上下差±Δd3（例えば±0.5℃）
を設定した場合の冷気温度T2との大小比較によって得ら
れる電動弁又は電磁弁の動作状態を示したものである。
この場合、点a,bでは電動弁又は電磁弁は開度をストア
されて全閉になり、点ａ′,b′では点a,bの時にストア
された開度まで戻される。
以上説明したように、本発明の電動弁又は電磁弁により
冷媒流量を制御する冷凍装置の蒸発器を循環風路に備え
たオープンショーケースの温度制御装置は、オープンシ
ョーケースの庫内温度を検出する庫内温度センサと、前
記蒸発器の下流側の循環風路の冷気温度を検出する循環
冷気温度センサと、予め設定された前記オープンショー
ケースの庫内温度設定値に基づいて庫内温度の上下限温
度を求める演算部と、前記庫内温度設定値より所定温度
低い循環冷気の温度コントロール値を初期設定すると共
に、所定時間毎に検出した庫内温度が前記演算部から与
えられた上下限温度の範囲外にあるとき前記温度コント
ロール値を修正する比較修正部と、前記冷気温度と前記
温度コントロール値とを比較して前記弁の開閉制御用信
号を形成する弁制御部とを備えたので、従来庫内温度設
定値のみで行っていた冷凍装置の温度制御基準を、現状
の庫内温度と蒸発器の下流側の循環風路の冷気温度と予
め設定された庫内温度設定値との３者の関係から修正し
た温度コントロール値としたから、周囲環境がいかに変
化しても追随することができ、庫内温度を最適な状態に
保つことができる。
冷媒流量を制御する冷凍装置の蒸発器を循環風路に備え
たオープンショーケースの温度制御装置は、オープンシ
ョーケースの庫内温度を検出する庫内温度センサと、前
記蒸発器の下流側の循環風路の冷気温度を検出する循環
冷気温度センサと、予め設定された前記オープンショー
ケースの庫内温度設定値に基づいて庫内温度の上下限温
度を求める演算部と、前記庫内温度設定値より所定温度
低い循環冷気の温度コントロール値を初期設定すると共
に、所定時間毎に検出した庫内温度が前記演算部から与
えられた上下限温度の範囲外にあるとき前記温度コント
ロール値を修正する比較修正部と、前記冷気温度と前記
温度コントロール値とを比較して前記弁の開閉制御用信
号を形成する弁制御部とを備えたので、従来庫内温度設
定値のみで行っていた冷凍装置の温度制御基準を、現状
の庫内温度と蒸発器の下流側の循環風路の冷気温度と予
め設定された庫内温度設定値との３者の関係から修正し
た温度コントロール値としたから、周囲環境がいかに変
化しても追随することができ、庫内温度を最適な状態に
保つことができる。
即ち、現状の庫内温度と冷気温度とを検知し、庫内温度
と庫内温度設定値とを比較して温度制御の基準となる循
環冷気の温度コントロール値を演算修正し、この温度コ
ントロール値と冷気温度とを比較し、その差に応じた信
号で冷媒流量を制御する弁を制御するので、この弁制御
によって、庫内への外気の流入や周囲環境の急激な変化
に速やかに対処でき、しかも、ナイトカバー使用時の負
荷の低減に自動的に対応できる。
と庫内温度設定値とを比較して温度制御の基準となる循
環冷気の温度コントロール値を演算修正し、この温度コ
ントロール値と冷気温度とを比較し、その差に応じた信
号で冷媒流量を制御する弁を制御するので、この弁制御
によって、庫内への外気の流入や周囲環境の急激な変化
に速やかに対処でき、しかも、ナイトカバー使用時の負
荷の低減に自動的に対応できる。
また、前記庫内温度設定値に基づいて許容温度範囲を求
める演算部を備え、庫内温度が許容温度範囲外のとき前
記弁を全開又は全閉することにより、庫内温度が許容温
度範囲外のときに、速やかに庫内温度を許容温度範囲内
に制御できる。
める演算部を備え、庫内温度が許容温度範囲外のとき前
記弁を全開又は全閉することにより、庫内温度が許容温
度範囲外のときに、速やかに庫内温度を許容温度範囲内
に制御できる。
第１図は本発明の一実施例の構成を示すブロック線図、
第２図は冷凍ショーケースにおける温度センサの設定位
置の説明図、第３図は第１図に示した制御装置における
温度制御のフローチャート、第４図は同じく循環冷気の
温度コントロール値の比較修正動作のフローチャート、
第５図は第１図の比較修正部による温度コントロール値
の修正動作の説明図、第６図は温度コントロール値に上
下差を設定した場合の電動弁又は電磁弁の開閉動作の説
明図である。 １……制御装置、2,3,4……A/D変換器、５……弁駆動
部、６……庫内温度センサ、７……循環冷気温度セン
サ、11a,11b……演算部、12……比較修正部、13……タ
イマ13、14……弁制御部、T1……庫内温度、T2……循環
冷気温度、Tc……循環冷気の温度コントロール値、Ts…
…庫内温度設定値、Ts±Δd1……許容温度範囲、Ts±Δ
d2……上下限温度
第２図は冷凍ショーケースにおける温度センサの設定位
置の説明図、第３図は第１図に示した制御装置における
温度制御のフローチャート、第４図は同じく循環冷気の
温度コントロール値の比較修正動作のフローチャート、
第５図は第１図の比較修正部による温度コントロール値
の修正動作の説明図、第６図は温度コントロール値に上
下差を設定した場合の電動弁又は電磁弁の開閉動作の説
明図である。 １……制御装置、2,3,4……A/D変換器、５……弁駆動
部、６……庫内温度センサ、７……循環冷気温度セン
サ、11a,11b……演算部、12……比較修正部、13……タ
イマ13、14……弁制御部、T1……庫内温度、T2……循環
冷気温度、Tc……循環冷気の温度コントロール値、Ts…
…庫内温度設定値、Ts±Δd1……許容温度範囲、Ts±Δ
d2……上下限温度
Claims (3)
- 【請求項１】電動弁又は電磁弁により冷媒流量を制御す
る冷凍装置の蒸発器を循環風路に備えたオープンショー
ケースの温度制御装置において、 該オープンショーケースの庫内温度を検出する庫内温度
センサと、 前記蒸発器の下流側の循環風路の冷気温度を検出する循
環冷気温度センサと、 予め設定された前記オープンショーケースの庫内温度設
定値に基づいて庫内温度の上下限温度を求める演算部
と、 前記庫内温度設定値より所定温度低い循環冷気の温度コ
ントロール値を初期設定すると共に、所定時間毎に検出
した庫内温度が前記演算部から与えられた上下限温度の
範囲外にあるとき前記温度コントロール値を修正する比
較修正部と、 前記冷気温度と前記温度コントロール値とを比較して前
記弁の開閉制御用信号を形成する弁制御部と、 を備えたことを特徴とするオープンショーケースの温度
制御装置。 - 【請求項２】電動弁又は電磁弁により冷媒流量を制御す
る冷凍装置の蒸発器を循環風路に備えたオープンショー
ケースの温度制御装置において、 該オープンショーケースの庫内温度を検出する庫内温度
センサと、 前記蒸発器の下流側の循環風路の冷気温度を検出する循
環冷気温度センサと、 予め設定された前記オープンショーケースの庫内温度設
定値に基づいて、庫内温度の上下限温度及び該上下限温
度よりも範囲が広い許容温度範囲を求める演算部と、 前記庫内温度設定値より所定温度低い循環冷気の温度コ
ントロール値を初期設定すると共に、所定時間毎に検出
した庫内温度が前記演算部から与えられた上下限温度の
範囲外にあるとき前記温度コントロール値を修正し、庫
内温度が許容温度範囲外のとき前記弁を全開又は全閉さ
せる制御信号を形成する比較修正部と、 前記制御信号に基づいてあるいは前記冷気温度と前記温
度コントロール値との比較に基づいて前記弁の開閉制御
用信号を形成する弁制御部と、 を備えたことを特徴とするオープンショーケースの温度
制御装置。 - 【請求項３】前記比較修正部は、所定時間毎に比較修正
動作を行わせると共に比較修正動作後は一定時間次の比
較修正動作を停止するタイマを備えていることを特徴と
する特許請求の範囲第１項又は第２項記載のオープンシ
ョーケースの温度制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61274962A JPH0774714B2 (ja) | 1986-11-18 | 1986-11-18 | オープンショーケースの温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61274962A JPH0774714B2 (ja) | 1986-11-18 | 1986-11-18 | オープンショーケースの温度制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63129278A JPS63129278A (ja) | 1988-06-01 |
| JPH0774714B2 true JPH0774714B2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=17548995
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61274962A Expired - Lifetime JPH0774714B2 (ja) | 1986-11-18 | 1986-11-18 | オープンショーケースの温度制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0774714B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5188464A (en) * | 1991-12-10 | 1993-02-23 | Aaron Nancy A | Hand-held bar code printer for envelopes and labels |
| JP4583672B2 (ja) * | 2001-08-03 | 2010-11-17 | ホシザキ電機株式会社 | 冷却装置のための運転制御装置 |
| JP4568184B2 (ja) * | 2005-07-07 | 2010-10-27 | 三洋電機株式会社 | ショーケースの制御装置及びショーケースの集中制御装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| LU65414A1 (ja) * | 1972-05-24 | 1973-12-04 | ||
| US4621502A (en) * | 1985-01-11 | 1986-11-11 | Tyler Refrigeration Corporation | Electronic temperature control for refrigeration system |
-
1986
- 1986-11-18 JP JP61274962A patent/JPH0774714B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63129278A (ja) | 1988-06-01 |
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Legal Events
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