JPH0774528A - ハニカムサンドイッチレドーム - Google Patents
ハニカムサンドイッチレドームInfo
- Publication number
- JPH0774528A JPH0774528A JP5237164A JP23716493A JPH0774528A JP H0774528 A JPH0774528 A JP H0774528A JP 5237164 A JP5237164 A JP 5237164A JP 23716493 A JP23716493 A JP 23716493A JP H0774528 A JPH0774528 A JP H0774528A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radome
- moisture
- antenna
- honeycomb
- laminated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アンテナを収容するハニカムコア構造のレド
ームにおいて、レドームの内部およびレドームの積層構
造体のスキン内部への湿気の侵入を防ぎアンテナを湿気
から防ぐとともに、レドームを長寿命化させる。 【構成】 湿気の透過が非常に少ない合成樹脂フィルム
5と、ハニカムコアの内側に設けた複数のガラス繊維で
作られた織布7とを、樹脂を用いて同時に積層し、ハニ
カムコア3の両面に配置した構造を特徴としている。
ームにおいて、レドームの内部およびレドームの積層構
造体のスキン内部への湿気の侵入を防ぎアンテナを湿気
から防ぐとともに、レドームを長寿命化させる。 【構成】 湿気の透過が非常に少ない合成樹脂フィルム
5と、ハニカムコアの内側に設けた複数のガラス繊維で
作られた織布7とを、樹脂を用いて同時に積層し、ハニ
カムコア3の両面に配置した構造を特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンテナを保護するレ
ドームの構造に関する。
ドームの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のレドームの構造はガラス繊
維で作られた織布に樹脂を含浸し積層する単板構造及び
図3に示すようにハニカムコア3の両面にガラス繊維で
作られた織布7に樹脂を含浸した層4を積層するサンド
イッチ構造が用いられていた。
維で作られた織布に樹脂を含浸し積層する単板構造及び
図3に示すようにハニカムコア3の両面にガラス繊維で
作られた織布7に樹脂を含浸した層4を積層するサンド
イッチ構造が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した構造のレドー
ムの場合には、アンテナから送受信される電波の周波数
が数GHzから数十GHzへと高くなるに従い、ハニカ
ムコアの厚さ、ガラス繊維の積層枚数を減らさないと電
波の透過損失が増える傾向がある。
ムの場合には、アンテナから送受信される電波の周波数
が数GHzから数十GHzへと高くなるに従い、ハニカ
ムコアの厚さ、ガラス繊維の積層枚数を減らさないと電
波の透過損失が増える傾向がある。
【0004】このためハニカムコアの厚さ、ガラス繊維
の積層枚数を減らした場合レドームの機械的強度が低下
するとともに、レドームが吸湿しやすくなるという問題
点があった。
の積層枚数を減らした場合レドームの機械的強度が低下
するとともに、レドームが吸湿しやすくなるという問題
点があった。
【0005】従来この吸湿の防止並びに耐侯性改善の観
点から図3に示すとおりレドーム外面に塗装膜6が施さ
れていたが、塗装膜が経年変化して剥れた場合に、湿気
がハニカムコア内部及びハニカムをとりまくガラス繊維
に浸入し、電波透過性能が低下するとともにレドーム内
を乾燥状態に維持できないという問題点があった。
点から図3に示すとおりレドーム外面に塗装膜6が施さ
れていたが、塗装膜が経年変化して剥れた場合に、湿気
がハニカムコア内部及びハニカムをとりまくガラス繊維
に浸入し、電波透過性能が低下するとともにレドーム内
を乾燥状態に維持できないという問題点があった。
【0006】本発明の目的はレドームの内部及びレドー
ムの積層構造体のスキン内部への湿気の浸入を防ぎアン
テナを湿気から防ぐと共にレドームの長寿命を図ること
にある。
ムの積層構造体のスキン内部への湿気の浸入を防ぎアン
テナを湿気から防ぐと共にレドームの長寿命を図ること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はアンテナを収容
し保護するハニカムサンドイッチレドームにおいて、ハ
ニカムコアの両面にガラス繊維でつくられた複数の織布
の強化プラスチック層を設け、その外側に湿気の透過性
の小さい合成樹脂フィルム層を積層してなる構造を特徴
とするハニカムサンドイッチレドームである。
し保護するハニカムサンドイッチレドームにおいて、ハ
ニカムコアの両面にガラス繊維でつくられた複数の織布
の強化プラスチック層を設け、その外側に湿気の透過性
の小さい合成樹脂フィルム層を積層してなる構造を特徴
とするハニカムサンドイッチレドームである。
【0008】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0009】図1はアンテナを収納したレドームの側面
図を示し、図2は図1のA部を拡大した縦断面図であ
り、本発明の一実施例のレドーム積層構造を示す。
図を示し、図2は図1のA部を拡大した縦断面図であ
り、本発明の一実施例のレドーム積層構造を示す。
【0010】図2に示すようにレドーム2は、その中に
アンテナ1を収納し、風、雨、雪等の自然環境条件から
保護するとともにアンテナ1が送受信する電波を少ない
損失で透過させている。
アンテナ1を収納し、風、雨、雪等の自然環境条件から
保護するとともにアンテナ1が送受信する電波を少ない
損失で透過させている。
【0011】本発明のレドーム構造は、図2に示すよう
に、中央にハニカムコア3を配置し、その両面にガラス
繊維強化プラスチック4を配置しており、外面は塗装膜
6で覆われている。
に、中央にハニカムコア3を配置し、その両面にガラス
繊維強化プラスチック4を配置しており、外面は塗装膜
6で覆われている。
【0012】ガラス繊維強化プラスチック4はガラス繊
維で作られた織布7を樹脂、例えばエポキシ樹脂により
積層してあり、それと共に湿気の透過が非常に少ない合
成樹脂フィルム5をその両面に積層した構造となってい
る。
維で作られた織布7を樹脂、例えばエポキシ樹脂により
積層してあり、それと共に湿気の透過が非常に少ない合
成樹脂フィルム5をその両面に積層した構造となってい
る。
【0013】従来レドーム1外部又は内部からの湿気
は、塗装膜6でしゃ断されていたが、塗装膜6が経年変
化し剥離した場合に、湿気がガラス繊維強化プラスチッ
ク4を通って、ハニカムコア3に達し凝結して水滴とな
り電波透過性能が低下し、レドーム2の寿命が短かくな
る可能性があった。
は、塗装膜6でしゃ断されていたが、塗装膜6が経年変
化し剥離した場合に、湿気がガラス繊維強化プラスチッ
ク4を通って、ハニカムコア3に達し凝結して水滴とな
り電波透過性能が低下し、レドーム2の寿命が短かくな
る可能性があった。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明のレドーム
は、湿気の透過が非常に少ない合成樹脂フィルムをガラ
ス繊維強化プラスチックのスキンの中に積層することに
より、湿気をレドームのスキン内部に浸入させることが
ないため電波透過性能の低下がなくガラス繊維を剥離さ
せることがないのでレドームの寿命が長くなる。
は、湿気の透過が非常に少ない合成樹脂フィルムをガラ
ス繊維強化プラスチックのスキンの中に積層することに
より、湿気をレドームのスキン内部に浸入させることが
ないため電波透過性能の低下がなくガラス繊維を剥離さ
せることがないのでレドームの寿命が長くなる。
【0015】さらにレドーム内部に湿気を浸入させない
ためレドーム内の空気を乾燥状態に保持でき、収納して
いるアンテナを湿気から保護できる。
ためレドーム内の空気を乾燥状態に保持でき、収納して
いるアンテナを湿気から保護できる。
【図1】アンテナを収納したレドームの側面図
【図2】図1のA部を拡大した本発明の一実施例のレド
ーム積層構造を示す縦断面図
ーム積層構造を示す縦断面図
【図3】従来のレドームの積層構造を示す縦断面図
1 アンテナ 2 レドーム 3 ハニカムコア 4 ガラス繊維強化プラスチック 5 合成樹脂フィルム 6 塗装膜 7 ガラス繊維で作られた織布
Claims (1)
- 【請求項1】 アンテナを収容し保護するハニカムサン
ドイッチレドームにおいて、ハニカムコアの両面にガラ
ス繊維でつくられた複数の織布の強化プラスチック層を
設け、その外側に湿気の透過性の小さい合成樹脂フィル
ム層を積層してなる構造を特徴とするハニカムサンドイ
ッチレドーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5237164A JPH0774528A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | ハニカムサンドイッチレドーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5237164A JPH0774528A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | ハニカムサンドイッチレドーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0774528A true JPH0774528A (ja) | 1995-03-17 |
Family
ID=17011335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5237164A Pending JPH0774528A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | ハニカムサンドイッチレドーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0774528A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003067706A1 (en) * | 2002-02-08 | 2003-08-14 | Bae Systems Plc. | Antenna |
JP2017151115A (ja) * | 2011-09-12 | 2017-08-31 | ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. | 複合レドーム壁 |
CN108023180A (zh) * | 2017-11-29 | 2018-05-11 | 中国航空工业集团公司济南特种结构研究所 | 一种混杂纤维夹层的天线罩 |
CN108521016A (zh) * | 2018-04-13 | 2018-09-11 | 哈尔滨哈玻拓普复合材料有限公司 | 一种舰载雷达天线罩及其制造方法 |
GB2603954A (en) * | 2021-02-22 | 2022-08-24 | Thales Holdings Uk Plc | Multifunction composite antenna enclosure |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP5237164A patent/JPH0774528A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003067706A1 (en) * | 2002-02-08 | 2003-08-14 | Bae Systems Plc. | Antenna |
JP2017151115A (ja) * | 2011-09-12 | 2017-08-31 | ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. | 複合レドーム壁 |
CN108023180A (zh) * | 2017-11-29 | 2018-05-11 | 中国航空工业集团公司济南特种结构研究所 | 一种混杂纤维夹层的天线罩 |
CN108521016A (zh) * | 2018-04-13 | 2018-09-11 | 哈尔滨哈玻拓普复合材料有限公司 | 一种舰载雷达天线罩及其制造方法 |
CN108521016B (zh) * | 2018-04-13 | 2020-10-27 | 哈尔滨哈玻拓普复合材料有限公司 | 一种舰载雷达天线罩及其制造方法 |
GB2603954A (en) * | 2021-02-22 | 2022-08-24 | Thales Holdings Uk Plc | Multifunction composite antenna enclosure |
GB2603954B (en) * | 2021-02-22 | 2023-06-28 | Thales Holdings Uk Plc | Multifunction composite antenna enclosure |
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