JPH0774389A - フォトインタラプタ - Google Patents

フォトインタラプタ

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JPH0774389A
JPH0774389A JP21935793A JP21935793A JPH0774389A JP H0774389 A JPH0774389 A JP H0774389A JP 21935793 A JP21935793 A JP 21935793A JP 21935793 A JP21935793 A JP 21935793A JP H0774389 A JPH0774389 A JP H0774389A
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JP
Japan
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light
pellet
filler
resin
light emitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP21935793A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Hirasawa
宏希 平澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP21935793A priority Critical patent/JPH0774389A/ja
Publication of JPH0774389A publication Critical patent/JPH0774389A/ja
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  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】フォトインタラプタの耐熱性の向上を図るとと
もに、その部品点数を最小限にとどめ、かつ、併害であ
る光強度の低下を防ぐ。 【構成】リード6a,6bに、発光ペレット1、受光ペ
レット5をマウント結線させ、少くとも一方に凸状の光
透過性樹脂を塗布、熱硬化法により形成する。更にその
周囲に、フィラー入りの光透過性樹脂3a,3bでモー
ルドする。耐熱性の高いフィラー入りの光透過性樹脂を
使用し、230℃の半田リフローに耐えることを可能と
する。次に、フィラーが入る事で光が散乱され、光強度
が減衰される事を、凸状の光透過性樹脂を設けることに
よるレンズ効果で前面放射光強度を強めて補う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発光素子と受光素子を一
体形成したフォトインタラプタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、AV機器等の家庭電気製品のコス
ト・ダウンの要求が強まるにつれ、この家庭電気製品用
素子に対しても、セット組立工程に於ける半田付に自動
化に優れているリフロー半田付対応の要求が強まってい
る。
【0003】光半導体素子においても、回路間の電気的
絶縁を確保させる目的で使用するフォトカプラなどは図
6に示すように、物理的ストレスに弱い化合物半導体か
らなる発光ペレット51の周囲を保護樹脂52で覆った
後に、フィラーの入った熱膨張係数の小さな光透過性樹
脂53で固定させることが一般的である。この構造を採
用する事でフォトカプラは耐熱性を向上させている。こ
の保護樹脂は、フィラーの入る事によって固くなった樹
脂のストレスから、保護樹脂内部の化合物半導体を保護
する目的で使用されている。この方法は、化合物半導体
である発光ペレットと、一方の受光ペレット55の間が
1mm以下のフォトカプラの耐熱性向上には有効であ
る。
【0004】ところが、発光ペレットと、受光ペレット
の光路上の遮蔽物を検出するフォトインタラプタでは遮
蔽物の厚みを考慮しなくてはならず、発光ペレットと受
光ペレットとの間の光路上の距離は長くとらなければな
らなかった。また、光強度は距離の2乗に反比例するた
め、樹脂の内にフィラーを混入させると、フィラーによ
る光の散乱のため光強度が減衰する。このため、従来の
フォトインタラプタは図7に示すように、発光ペレット
1、受光ペレット5双方はフィラーの入っていないクリ
ア樹脂10a,10bでそれぞれモールドされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来のフォトイン
タラプタでは、発光ペレット、受光ペレット各々の周囲
をフィラーの入っていないクリア樹脂で覆うため、フィ
ラーでエポキシ樹脂成分等高分子体の熱膨張を抑える事
が不可能であり、一般的に100℃程度の耐熱性しか有
していない。この耐熱性を向上するため発光ペレット、
受光ペレット各々の周囲をフィラー入り樹脂で覆うと、
光強度がフィラーによる散乱で減衰し、結果的に遮蔽物
を検出する精度が悪くなってしまっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、リードにマウ
ントされた発光ペレットおよび他のリードにマウントさ
れた受光ペレットが対になって樹脂封止されたフォトイ
ンタラプタにおいて、前記発光ペレットまたは受光ペレ
ットの少なくともいずれか一方がその光出射面または光
入射面を凸状の第1の光透過性樹脂で被覆されてフィラ
ーを含有する第2の光透過性樹脂でモールドされている
というものである。
【0007】
【作用】クリア樹脂より耐熱性の優れたフィラー入り樹
脂を使用でき、しかも、従来フィラー入り樹脂を使用す
る事により発生する光強度の低下を凸状の光透過性樹脂
を設けることによる集光能力の向上によって補なえる。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0009】図1は本発明の第1の実施例のフォトイン
タラプタの断面図である。本実施例において、1はGa
Asを基板とする0.3mm×0.3mm、厚さ0.3
〜0.4mmの発光ペレット、5はSiを基板とする
0.8mm×0.8mm、厚さ約0.3mmの受光ペレ
ットである。
【0010】発光ペレット1の光出射面および受光ペレ
ット5の光入射面はそれぞれのシリコーンゴム(第1の
光透過性樹脂2a,2b)で被覆された状態でフィラー
入りの第2の光透過性樹脂(エポキシ樹脂)3a,3b
でモールドされている。これにより、発光ペレットの前
面へ出射される光強度を向上させ、また、受光ペレット
側では受光素子のコーン角(受光可能となる入射光の立
体角)を広げている。フィラー入の第2の光透過性樹脂
3a,3bはフィラーによって、エポキシ樹脂より熱膨
張が緩和されている。4は黒色樹脂で外部光を遮断し外
部光による誤動作を防いでいる。又、6a,6bはそれ
ぞれ発光ペレット1,受光ペレット5をそれぞれマウン
トするリード、7a,7bはそれぞれ1,5を図示しな
いもう一方のリードに結線させるための金線(本例では
直径25μm)などのボンディング線である。本例は、
発光ペレット1と、受光ペレット5を相対向して配置
し、間に通過する遮蔽物を検知するいわゆる透過型フォ
トインタラプタである。
【0011】次に、図2,図3および図4を参照してそ
の製造方法について説明する。
【0012】まず、図2(a),図3(a)に示すよう
に、リード6a,6bにそれぞれ発光ペレット1,受光
ペレット5をAgペースト(図4の9a,9b)などに
より接着させ、ボンディング線7a,7bでリード6
a,6bとそれぞれ対をなす他の2つのリード(図4
(a)の6a2,図4(b)の6b2)結線する。
【0013】次に、図2(b),図3(b)に示すよう
に、液状のシリコーンゴムを出射ノズル8a,8bから
それぞれ発光ペレット1の光出射面、受光ペレットの出
入射面の中心の真上より、それぞれ1.0mg,1.2
mgづつ滴下させる。すると、液状のシリコーン樹脂は
滴下位置からその表面張力によってドーム状に広がって
いく。本例では、この滴下後、発光ペレットは30分、
受光ペレットは2時間経過後にそれぞれ175℃,30
分の熱処理により熱硬化させる。こうすることにより、
図4に示すように、発光ペレットおよび受光ペレットを
被覆してそれぞれ半径約1.5mmおよび約1.8mm
の半球状の第1の光透過性樹脂2a,2bが形成され
る。
【0014】次に、図2(c),図3(c)に示すよう
に、フィラー入りのエポキシ樹脂(3a,3b)でモー
ルドし、更に、図1に示すように黒色樹脂4で一体化す
る。
【0015】シリコーンゴムの滴下量と熱処理するまで
に静置しておく時間を制御することにより凸状の第1の
光透過性樹脂の形状を発光ペレット側と受光ペレット側
で異ならせてそれぞれに好適な凸レンズ作用をもたせ、
光伝達効率を向上させることができる。
【0016】本実施例で発光波長940mmのGaAs
LEDを発光素子とし、Siフォトトランジスタ(1
段)を受光素子とし、光路長1.2mmをもって対向さ
せた場合、間に遮蔽物を入れない場合の受光素子の出力
電流は0.1〜1mAから0.5〜2mAに改善するこ
とができた。また、耐熱性も改善され、230℃での半
田リフロー法による実装が可能となった。
【0017】図5は本発明の第2の実施例の断面図であ
る。本実施例では、フォトインタラプタと遮蔽物が対向
し、光が反射されてフォトインタラプタ内の受光素子に
検知される事により、遮蔽物を検出する、いわゆる反射
型フォトインタラプタに本発明を適用したものである。
【0018】本実施例では内部の構成物は第1の実施例
と同様であるが、発光ペレット11と、受光ペレット1
5を同一面上に配置する様黒色樹脂14の形状が異なっ
ている。
【0019】本実施例に於いては、第1の実施例と同様
に液状のシリコーンゴムを滴下してから熱硬化させる迄
の時間を制御する事で、凸状の光透過性樹脂12a,1
2bの曲率半径を制御し、フォトインタラプタが検知で
きるフォトインタラプタと、遮蔽物の距離が制御でき
る。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は熱膨張係
数の小さなフィラー入りの第2の光透過性樹脂で発光ペ
レットおよび受光ペレットをモールドしているのでフォ
トインタラプタの耐熱性を改善して半田リフロー法によ
る実装が可能となる。また、フィラー入り光透過性樹脂
を使用すると、光が散乱されて光伝達効率が低下するの
を凸状の第1の光透過性樹脂で発光ペレット,受光ペレ
ットの少なくとも一方を覆い、更にフィラーを含有する
第2の光透過性樹脂でモールドする事によって前面光放
射強度または受光角の少なくとも一方を改善することに
よって防止することができる。更に、凸状の第1の光透
過性樹脂の形成はポッティング法で可能であり、その後
のモールド工程も何等特別のものを必要とせず、容易に
製造できる。また更に、機工部品の増加もないので低価
格化に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の断面図である。
【図2】第1の実施例の製造方法の説明のため(a)〜
(c)に分図して示す工程順断面図である。
【図3】同じく第1の実施例の製造方法の説明のため
(a)〜(c)に分図して示す工程順断面図である。
【図4】図2(b),図2(b)にそれぞれ対応する斜
視図(図4(a),図4(b))である。
【図5】本発明の第2の実施例の断面図である。
【図6】フォトカプラの断面図である。
【図7】従来のフォトインタラプタの断面図である。
【符号の説明】
1,11,51 発光ペレット 2a,2b,12a,12b 第1の光透過性樹脂 3a,3b,13a,13b フィラー入りの第2の
光透過性樹脂 4,14,54 黒色樹脂 5,15,55 受光ペレット 6a,6a2,6b,6b2,16a,16b,56
a,56b リード 7a,7b,17a,17b,57a,57b ボン
ディング線 8a,8b 出射ノズル 9a,9b 銀ペースト 10a,10b クリア樹脂

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードにマウントされた発光ペレットお
    よび他のリードにマウントされた受光ペレットが対にな
    って樹脂封止されたフォトインタラプタにおいて、前記
    発光ペレットまたは受光ペレットの少なくともいずれか
    一方がその光出射面または光入射面を凸状の第1の光透
    過性樹脂で被覆されてフィラーを含有する第2の光透過
    性樹脂でモールドされていることを特徴とするフォトイ
    ンタラプタ。
  2. 【請求項2】 第1の光透過性樹脂はシリコーンゴムで
    あり、第2の光透過性樹脂はエポキシ樹脂である請求項
    1記載のフォトインタラプタ。
JP21935793A 1993-09-03 1993-09-03 フォトインタラプタ Pending JPH0774389A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008270264A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Rohm Co Ltd フォトインタラプタ
CN104183429A (zh) * 2013-05-23 2014-12-03 新光电子株式会社 光电断路器

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19961029