JPH077419A - カウンタ - Google Patents

カウンタ

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JPH077419A
JPH077419A JP9225093A JP9225093A JPH077419A JP H077419 A JPH077419 A JP H077419A JP 9225093 A JP9225093 A JP 9225093A JP 9225093 A JP9225093 A JP 9225093A JP H077419 A JPH077419 A JP H077419A
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osc
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Koichi Yomogihara
弘一 蓬原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ステアリング回路及び3値入力を必要とせず
に、出力電圧と計数時間に関して、計数が進む方向の非
対称誤り特性を持たせる。 【構成】自己保持回路は、回路故障で出力が発生しない
論理積演算発振器OSC1〜OSC3と、整流回路RC1〜RC3と、
遅延回路DE11〜DE21とを有する。遅延回路DE11〜DE21は
遅延時間の短縮される側の故障を発生しない。遅延回路
を通して論理積演算発振器OSC1〜OSC3の入力端の一つに
帰還される信号により自己保持させる。各自己保持回路
の出力は、計数入力パルスのパルス幅よりは長い遅延時
間を持ち遅延時間の延長される側の故障が発生しない遅
延回路DE12、DE22を通して、次段の自己保持回路に入力
され、パルス幅が故障で短縮されることのない計数入力
パルス信号で計数される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計数命令があって所定
時間後に出力電圧が消滅し、回路故障時には出力電圧を
発生しないか、または計数時間が短縮される側に誤るフ
ェイルセイフなカウンタに関する。このようなカウンタ
は、例えば踏切警報装置において、鳴動開始を所定時間
後に行なう時のタイマとして利用される。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のカウンタとしては、特願
昭55ー116852号がある。この先行技術において
は、ステアリング回路を有し、3値入力を必要とする。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】上述したように、特
願昭55ー116852号においては、ステアリング回
路を有し、3値入力を必要とするため、回路構成が複雑
化する傾向にある。
【0004】そこで、本発明の課題は、ステアリング回
路及び3値入力を必要とせずに、出力電圧と計数時間に
関して、計数が進む方向の非対称誤り特性を持たせるこ
とができるようにしたカウンタを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明は、複数の自己保持回路を有し、前段の自己
保持回路の出力消滅を条件として、次段の自己保持回路
の計数出力電圧が消滅することにより、計数入力パルス
信号を計数するカウンタにおいて、自己保持回路は、回
路故障で出力が発生しない論理積演算発振器と、この論
理積演算発振器の出力を整流する整流回路と、この整流
回路の後段に備えられ遅延時間の短縮される側の故障を
発生しない遅延回路とを備えるとともに、前記遅延回路
を通して前記論理積演算発振器の入力端の一つに帰還さ
れる信号により自己保持させるように構成され、各自己
保持回路の出力は、計数入力パルスのパルス幅よりは長
い遅延時間を持ち遅延時間の延長される側の故障が発生
しない遅延回路を通して、次段の自己保持回路に入力さ
れ、パルス幅が故障で短縮されることのない計数入力パ
ルス信号で計数されることを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成のカウンタによれば、ステアリング回
路及び3値入力を必要とせずに、出力電圧と計数時間に
関して、計数が進む方向の非対称誤り特性を持たせるこ
とができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明に係るカウンタの電気回路接続
図である。この実施例では、正電源で動作するものを示
してあるが、負電源で動作する回路構成であってもよ
い。図において、OSC0は計数命令となる電圧信号S
0を発生する論理積演算発振器、RC0はこの論理積演
算発振器OSC0の出力側に接続された整流回路であ
る。これらは故障時に出力が発生しない回路構成とす
る。このような論理積演算発振器OSC0及び整流回路
RC0は、例えば実開昭57ー4764号公報や特公昭
51ー38211号公報等において公知である。図2は
これらの刊行物に開示された論理積演算発振器の一例を
示しており、トランジスタTr1、Tr2を直結すると
共に、トランジスタTr2のコレクタをツェナーダイオ
ードZD1を経てトランジスタTr3のベースに接続
し、トランジスタTr3のコレクタに接続されたツェナ
ーダイオードZD2と抵抗R3との接続点を、抵抗R4
を通してトランジスタTr1のベースに接続させてあ
る。R1、R2はコレクタ抵抗、Aは入力端、Bは電源
入力端である。
【0008】図2に示す論理積演算発振器において、入
力端Aに、ツェナーダイオードZD1、ZD2のツェナ
ー電圧Vz1、Vz2が、電源電圧Vbに対してVz
1、Vz2>Vbとなる電圧が入力された場合、即ち入
力端Aの電位が電源枠外電位となった場合、トランジス
タTr1〜Tr3が順次オン、オフ動作を繰返し、出力
端子Cには入力端Aに与えられる入力電圧レベルと略零
レベルとの間で振動する発振出力が得られる。一方、入
力端Aに印加される入力電圧がトランジスタTr1〜T
r3を動作させるに充分なレベルに達しなかった場合
や、回路に断線故障等を生じた場合には、発振動作が停
止するから、出力端子Cには出力は発生しない。
【0009】次に図3は整流回路RC0の具体的な実施
例を示し、論理積演算発振器OSC0から与えられる交
流電圧V0を、ダイオードD1、D2及びコンデサC1
によって整流平滑し、出力端子Dから計数命令信号S0
となる整流出力を得る回路構成となっている。この整流
回路は、断線故障等を生じた場合に整流出力がなくな
る。
【0010】なお、負電源で動作させる場合には、PN
PトランジスタとNPNトランジスタを相互に変換し、
ダイオードの向きを逆にすればよい。
【0011】再び図1に戻って説明する。1は計数入力
パルス信号S3を発生するパルス発生器の構成例であ
る。このパルス発生器1は故障時にパルス幅が短縮され
ることのないものにすることによって構成される。パル
ス幅が短くなる方向に誤ると、後に述べる論理積演算発
振器OSC1〜OSC3が応答できなくなり、計数が遅
れる方向に誤る可能性がでてくるからである。図4は、
このようなパルス発生器1の具体的な実施例を示し、プ
ログラマブル.ユニジャンクション.トランジスタPU
Tを使用した発振回路となっている。R5〜R8は抵
抗、C2はコンデンサ、D3はダイオードである。
【0012】図4に示すパルス発振器において、前記論
理積演算発振器OSC0から入力された計数命令信号S
0により、ダイオードD3を通してコンデンサC2を充
電し、C3・R6で定まる時定数でプログラマブル.ユ
ニジャンクション.トランジスタPUTを発振させ、ゲ
ート.カソード間に接続された抵抗R8を通して、計数
入力パルス信号S3を出力する。ここで、計数入力パル
ス信号S3の周期をtとし、n個のパルスを計数する場
合、時定数C2・R5が C2・R5>>nt であれば、計数命令信号S0が消滅した後も、時定数C
2・R5で定まる時間だけコンデンサC2に端子電圧が
残り、その間、プログラマブル.ユニジャンクション.
トランジスタPUTが発振動作を継続し、計数入力パル
ス信号S3が得られる。計数命令信号S0の消滅に同期
して計数入力パルス信号S3を発生させるためには、コ
ンデンサC4を通して計数命令信号S0の微分パルスを
入れてやればよい。
【0013】この図4のパルス発生器は、回路故障を生
じると、プログラマブル.ユニジャンクション.トラン
ジスタPUTが発振を停止し、計数入力パルス信号S3
となる抵抗R8の両端電圧が、電源電圧Vbを抵抗R7
と抵抗R8とによって分圧した電圧値に固定される。即
ち、計数入力パルス信号S3のパルス幅が短縮されるこ
とはない。なお、図4においては、抵抗R8の端子電圧
をパルス出力として利用する回路構成となっているが、
この後段に増幅器を設けてもよい。
【0014】OSC1〜OSC3は論理積演算発振器、
RC1〜RC3はこの論理積演算発振器OSC0〜OS
C3のそれぞれの出力に接続された整流回路であって、
これらは既に図2及び図3で説明した論理積演算発振器
OSC0と同様の回路構成をとり、故障時に出力が発生
しない回路構成とする。
【0015】前記論理積演算発振器OSC1、OSC2
及びOSC3のそれぞれの入力端B1、B2及びB3に
は、パルス発生器1からの計数入力パルス信号S3を並
列的に入力するようになっている。各論理積演算発振器
OSC1、OSC2及びOSC3の計数パルス入力回路
は、コンデンサC11とダイオードD12を直列に接続
すると共に、コンデンサC11とダイオードD12との
接続点にクランプ用のダイオードD11を接続した構成
となっている。また、入力端B1には、論理積演算発振
起OSC0からの計数命令信号S0を、計数入力パルス
信号S3と並列に供給するようになっている。計数命令
信号S0は他の入力端B2、B3に対しても供給しても
よい。
【0016】更に、論理積演算発振器OSC1、OSC
2及びOSC3のもう一方の入力端A1、A2及びA3
には、論理積演算発振器OSC0からの計数命令信号S
0を微分回路2を通して微分したリセット信号S2を入
力するようになっている。リセット信号S2の入力回路
は、コンデンサC22とダイオードD22を直列に接続
すると共に、コンデンサC22とダイオードD22との
接続点にクランプ用のダイオードD21を接続した構成
となっている。DE11〜DE31は前記整流回路RC
1〜RC3のそれぞれに接続された遅延回路である。こ
れらの遅延回路DE11〜DE31の出力の一部は、帰
還回路f1〜f3を通して、論理積演算発振器OSC1
〜OSC3の入力端A1〜A3にそれぞれ帰還させてお
り、遅延回路DE11〜DE31の遅延時間T1より、
論理積演算発振器OSC1〜OSC3の入力端A1〜A
3に入力されるリセット信号S2のパルス幅が大きい場
合、論理積演算発振器OSC1〜OSC3がそれぞれ自
己保持動作をする。即ち、遅延回路DE11〜DE31
は、論理積演算発振器OSC1〜OSC3及び整流回路
RC1〜RC3と共に、自己保持回路を構成する。遅延
回路DE11〜DE31を設けなくとも、帰還回路f1
〜f3があれば自己保持動作はするが、この場合には、
論理積演算発振器OSC1〜OSC3が雑音によって誤
って自己保持動作をする危険がある。遅延回路DE11
〜DE31があれば、この雑音による自己保持の誤動作
を防止することができる。なお、この遅延回路DE11
〜DE31は、帰還回路f1〜f3のループ内に設けて
もよい。
【0017】DE12〜DE32は各自己保持回路の出
力を、一定の遅延時間T2をおいて、次段の論理積演算
発振器OSC2及びOSC3の入力端B2及びB3にそ
れぞれ入力する遅延回路である。この遅延回路DE12
〜DE32は、論理積演算発振器OSC2及びOSC3
の入力端B2及びB3のそれぞれに並列的に入力される
計数入力パルス信号S3が、負入力、すなわち電圧なし
になっても論理積演算発振器OSC2、OSC3の発振
動作を継続させるために設けられたもので、計数入力パ
ルス信号S3の電圧なしのパルス幅T3より長い遅延時
間を持つように構成される。
【0018】前記遅延回路DE11〜DE31は、遅延
時間T1が故障で短縮されない遅延回路として構成す
る。このような遅延回路は、四端子コンデンサを用いる
ことにより構成できる。その具体例を図5に示す。この
図5の実施例の場合には、断線または短絡の何れの場合
にも出力がなくなるから、遅延時間の短縮される側の故
障モードは生じない。図5の実施例では、四端子コンデ
ンサC5と抵抗R9との組合せで構成してあるが、抵抗
R9の代りにチョークコイルを用いてもよい。また、必
要な遅延時間に合せて多段構成としてもよい。
【0019】次に、前記遅延回路DE12〜DE32は
故障で遅延時間T2が延長されない遅延回路として構成
する。このような遅延回路は、例えば図6に示すよう
に、抵抗R10と通常のコンデサC6との組合せによっ
て実現できる。
【0020】次に図7のタイムチャートを参照して、動
作を説明する。まず、図7(a)に示すように、to時
に電源が投入されると、論理積演算発振器OSC0及び
その出力に接続された整流回路RC0から、高レベルの
計数命令信号S0が出力され、論理積演算発振器OSC
1の入力端B1に与えられる。これと同時に、計数命令
信号S0が微分回路2に入力され、図7(b)に示すよ
うな微分出力たるリセット信号S2が発生する。このリ
セット信号S2は論理積演算発振器OSC1〜OSC3
の入力端A1〜A3のそれぞれに対して並列に入力さ
れ、論理積演算発振器OSC1において、入力端B1に
入力される計数命令信号S0との間の入力論理が整い、
論理積演算発振器OSC1が発振を開始し、整流回路R
C1に高レベルの整流出力が発生する。この整流出力に
より次段の論理積演算発振器OSC2が発振動作を開始
し、さらにその出力によって論理積演算発振器OSC3
が発振する。つまり、論理積演算発振器OSC1〜OS
C3が順次に発振動作を開始してリセットされる。ここ
にリセット信号S2のパルス幅T4は、論理積演算発振
器OSC1〜OSC3の遅延回路DE11〜DE31の
遅延時間の和より長いものとする。
【0021】整流回路RC1〜RC3の整流出力は、遅
延回路DE11〜DE31で遅延時間T1の時間的遅れ
をもって、帰還回路f1〜f3を通して、それぞれの入
力端A1〜A2にそれぞれ帰還される。D4は帰還回路
f1〜f3に挿入されたダイオードである。ここで、遅
延回路DE11〜DE31の遅延時間T1はリセット信
号S2の時間幅T4より短い値にセットしてあるから、
論理積演算発振器OSC1〜OSC3に自己保持動作が
かかり、リセット信号S2が消滅した後も、図7(d)
〜(g)に示す如く、発振動作を継続する。なお、計数
命令信号S0が高レベルになると、パルス発生器1には
図7(c)に示すような計数入力パルス信号S3が発生
するが、計数入力パルス信号S3を入力すべき論理積演
算発振器OSC1の入力端B1には論理1の計数命令信
号S0が入力されており、また論理積演算発振器OSC
2、OSC3の入力端B2、B3には前段の自己保持回
路の出力が入力されているので、計数は進まない。
【0022】次に、計数命令信号S0がt1時に電圧な
しになると、計数命令が発生する。即ち、計数命令信号
S0が電圧なしになると、パルス発振器1からの計数入
力パルス信号S3が論理積演算発振器OSC1〜OSC
3の入力端B1〜B3に入力される。この計数入力パル
ス信号S3の第1発目の入力により、論理積演算発振器
OSC1が図7(d)に示すように発振を停止し、出力
が消滅する。
【0023】計数入力パルス信号S3は論理積演算発振
器OSC2にも同時に入力されるが、論理積演算発振器
OSC2に対しては、その入力端B2に遅延回路DE1
2を通して論理積演算発振器OSC1の出力が与えられ
ている。この遅延回路DE12の遅延時間T2は計数入
力パルス信号S3のパルス幅T3より長い時間幅に設定
されている。つまり、論理積演算発振器OSC1の出力
が消滅するt1時から、計数入力パルス信号S3のパル
ス幅T3より長い時間T2の間、論理積発振回路OSC
2は遅延回路DE12から入力端B2に入力される信号
によって発振動作が保持され、発振を継続する。しか
も、上記遅延時間T2を経過した後は、計数入力パルス
信号S3が電圧ありの状態に復帰しているため、上記遅
延時間T2を経過した後は、この計数入力パルス信号S
3によって保持される。
【0024】次にt2時に2発目の計数入力パルス信号
S3が発生すると、論理積演算発振器OSC2の出力が
図7(f)のように消滅する。
【0025】以上の動作が自己保持回路の段数nだけ繰
返され、最終段の論理積演算発振器がn発目のパルスを
カウントするカウンタが得られる。この実施例では段数
が3であるので、最終段の論理積演算発振器OSC3
は、図7(g)に示すように、3発目の計数入力パルス
信号S3を計数することになる。
【0026】次にフェイルセイフ性について説明する。
【0027】まず、パルス発生器1は故障時に高レベル
出力となり、計算入力パルスS3は発生せず、しかもパ
ルス幅が短縮されることがないから、計数が進む方向で
あり、フェイルセイフである。また、計数命令信号S0
の消滅と同期させるために挿入した微分用コンデンサC
4が開放または短絡故障を生じた場合には、同期パルス
が入力されないか、または計数入力パルス信号S3が対
地アースされ、計数入力パルス信号S3はが発生しな
い。同期パルスが入力されない場合、計数入力パルスS
3の第1発目が早く出てしまうときが存在するが、この
とき計数は時間軸上で進む側である。これは計数命令信
号S0が発生して、論理積演算発振器OSC3に出力が
発生するまでの時間が短縮される側であってフェルセイ
フである。
【0028】また、論理積演算発振器OSC1〜OSC
3及び整流回路RC1、RC3に回路故障を生じた場合
は出力が発生せず、従って次段の自己保持回路に出力を
発生できないから、計数が進む方向に誤り、フェイルセ
イフである。
【0029】次に遅延回路DE11、DE21、DE3
1に回路故障を生じた場合、出力がなくなり、またDE
12、DE22、DE32が故障した場合は、遅延時間
が短くなるか、または出力がなくなる故障モードとなる
から、フェイルセイフである。
【0030】更に各自己保持回路の入力回路に関して
は、次の通りフェイルセイフ性が保たれる。 (イ)コンデンサC11、C22の故障 短絡時には入力端A1〜A3及びB1〜B3にクランプ
電圧が得られないので、論理積演算発振器OSC1〜O
SC3が発振しない。また、開放故障時にはリセット信
号S2や計数入力パルス信号S3が入力されないから、
論理積演算発振器OSC1〜OSC3が発振しない。 (ロ)ダイオードD11、D21の故障 短絡時には計数入力パルス信号S3またはリセット信号
S2が入らない。開放時にはコンデンサC11、C22
の蓄積電荷を放電するループがなくなるので、パルスを
入力することができない。 (ハ)ダイオードD12、D22の故障 短絡時には自己保持動作がなされない。たとえば、論理
積演算発振器OSC1のダイオードD12が短絡すれ
ば、入力パルスが消滅したとき、ダイオードD11から
コンデンサC11へ放電電流が流れるので、このとき、
入力端A1は、電位Vsとなって発振を停止し、自己保
持できない。また、開放時にはパルスが入力できない。 (ニ)ダイオードD4の故障 開放された場合は自己保持されず、また短絡の場合は遅
延回路DE11〜DE31の遅延用コンデンサが入力に
並列に入るから、論理積演算発振器OSC1〜OSC3
にリセット信号S2が入力されない。
【0031】つまり、入力回路を構成する各回路部品の
断線、短絡の何れの故障の場合にも、計数が進む方向と
なり、フェイルセイフである。
【0032】
【本発明の効果】以上述べたように、本発明は、複数の
自己保持回路を有し、前段の自己保持回路の出力消滅を
条件として、次段の自己保持回路の計数出力電圧が消滅
することにより、計数入力パルス信号を計数するカウン
タにおいて、自己保持回路は、回路故障で出力が発生し
ない論理積演算発振器と、この論理積演算発振器の出力
を整流する整流回路と、この整流回路の後段に備えられ
遅延時間の短縮される側の故障を発生しない遅延回路と
を備えるとともに、前記遅延回路を通して前記論理積演
算発振器の入力端の一つに帰還される信号により自己保
持させるように構成され、各自己保持回路の出力は、計
数入力パルスのパルス幅よりは長い遅延時間を持ち遅延
時間の延長される側の故障が発生しない遅延回路を通し
て、次段の自己保持回路に入力され、パルス幅が故障で
短縮されることのない計数入力パルス信号で計数される
ことを特徴とするから、ステアリング回路及び3値入力
を必要とせずに、出力電圧と計数時間に関して、計数が
進む方向の非対称誤り特性を持たせることができるよう
にしたフェイルセイフなカウンタを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカウンタの電気回路図である。
【図2】本発明に用い得る論理積演算発振器の電気回路
図である。
【図3】同じく整流回路の電気回路図である。
【図4】同じくパルス発生器の電気回路図である。
【図5】同じく遅延回路の電気回路図である。
【図6】同じくもう一つの遅延回路の電気回路図であ
る。
【図7】本発明に係るカウンタの動作を説明するための
タイムチャートである。
【参照符合】
1 パルス発生器 OSC1〜OSC3 論理積演算発振器 RC1〜RC3 整流回路 DE11、DE12、DE21、DE22、DE31、
DE32 遅延回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 カウンタ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計数命令があって所定
時間後に出力電圧が消滅し、回路故障時には出力電圧を
発生しないか、または計数時間が短縮される側に誤るフ
ェイルセイフなカウンタに関する。このようなカウンタ
は、例えば踏切警報装置において、鳴動開始を所定時間
後に行なう時のタイマとして利用される。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のカウンタとしては、本願
出願人の出願に係る特願昭55ー116852号がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この先行技術
においては、ステアリング回路を有し、3値入力を必要
とするため、回路構成が複雑化する傾向にある。
【0004】そこで、本発明の課題は、ステアリング回
路及び3値入力を必要とせずに、出力電圧と計数時間に
関して、計数が進む方向の非対称誤り特性を持たせるこ
とができるようにしたフェルセイフなカウンタを提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明は、互いに並列に接続されたn段の記憶回路
を備えたカウンタであって、前記記憶回路のそれぞれ
は、自己保持回路と、遅延回路とを含んでおり、前記自
己保持回路は、論理積演算発振器を含み、前記論理積演
算発振器は第1入力端子に逆流阻止回路を経て入力され
るプリセット信号(S2)と、第2入力端子に入力されるセ
ット信号との論理積により出力し、その出力信号を前記
第1入力端子に帰還して自己保持する回路を構成してお
り、前記遅延回路は、前記自己保持回路の前記出力信号
を所定時間保持する回路であり、前記論理積演算発振器
の前記第1入力端子には、予め入力される初期入力信号
(S0)の立ち上がり信号が前記プリセット信号(S2)として
入力され、初段の記憶回路を構成する論理積演算発振器
を除き、前記論理積演算発振器の前記第2入力端子に
は、当該論理積演算発振器の属する前記記憶回路より前
段の前記記憶回路の出力信号と、前記初期入力信号(S0)
が立ち下がってから生じる信号のうち、計数すべきでな
いときを論理値1とする信号(S3)とが入力され、初段の
記憶回路の前記第2入力端子には、前記初期入力信号(S
0)と、前記初期入力信号(S0)が立ち下がってから生じる
信号のうち、計数すべきでない時を論理値1とする信号
(S3)が入力される。
【0006】
【作用】n段の記憶回路のうち、初段の記憶回路は、第
2入力端子に初期入力信号(S0)が供給され、かつ、第1
入力端子に初期入力信号(S0)の立ち上がり信号であるプ
リセット信号(S2)が入力されると、入力AND条件が成立
し、論理積演算発振器が発振動作を開始する。論理積演
算発振器の発振動作に伴って生じる論理積出力は帰還回
路を介して論理積演算発振器の第1入力端子に与えられ
るので、プリセット信号(S2)が消滅した後も、帰還信号
と信号(S0)との間で入力AND条件が成立し、論理積演算
発振器が発振動作を継続し、論理積出力を生じる。
【0007】初段の記憶回路を除く他の記憶回路は、前
段の記憶回路を構成する論理積演算発振器の出力が、第
2の遅延回路を介して、次段の記憶回路を構成する論理
積演算発振器の第2入力端子に入力される。このため、
プリセット信号が存在する間に、前段の論理積演算発振
器からの出力が次段の論理積演算発振器に入力され、そ
の入力タイミングで発振動作を開始する。各段の記憶回
路を構成する論理積演算発振器も所定の遅延時間をおい
て自己保持され。
【0008】次に、初期入力信号(S0)が立ち下がってか
ら生じる信号のうち、計数すべきでない時を論理値1と
する第1番目の信号(S3)が論理値0となり、これが第2
入力端子に入力されると、第1段目の論理積演算発振器
の入力AND条件が不成立となり、第1段目の論理積演算
発振器が発振を停止し、出力が消滅する。
【0009】第1段目の論理積演算発振器が発振を停止
して出力が消滅しても、第1段目の自己保持回路の出力
信号は、遅延回路によって所定時間保持される。この出
力信号が第2段目の記憶回路を構成する論理積演算発振
器の第2入力端子に入力される。このため、第2段目以
降の記憶回路は、入力AND条件が維持され、各論理積演
算発振器が発振動作を継続する。
【0010】次に、第2番目の信号(S3)が論理値0にな
ると、第2段目の論理積演算発振器の入力AND条件が
不成立となり、第2段目の論理積演算発振器の発振動作
が停止し、出力信号が消滅する。以上の動作が自己保持
回路の段数nだけ繰返され、最終段の論理積演算発振器
がn番目のパルスをカウントするカウンタが得られる。
【0011】論理積演算発振器は、入力端子の電位が電
源枠外電位である場合に発振動作をして論理積出力を生
じ、回路故障のとき発振動作を停止し出力信号が消滅す
る回路である。入力AND条件が成立しない場合、及び回
路故障を生じた場合は、発振動作をせず、出力信号が発
生しない。従って、計数が進む方向に誤り、フェイルセ
イフである。
【0012】
【実施例】図1は本発明に係るカウンタの電気回路接続
図である。この実施例では、正電源で動作するものを示
してあるが、負電源で動作する回路構成であってもよ
い。図において、OSC0は計数命令を与える電圧信号S0
発生する論理積演算発振器である。後述するように、計
数の命令は信号S0が消滅した時である。RC0はこの論理
積演算発振器OSC0の出力側に接続された整流回路であ
る。これらは故障時に出力が発生しない回路構成とす
る。このような論理積演算発振器OSC0 及び整流回路RC0
は、例えば実開昭57ー4764号公報、特公昭51ー38211号公
報及び特公昭45ー29054号公報等において公知である。図
2はこれらの刊行物に開示された論理積演算発振器の一
例を示しており、トランジスタTr1、Tr2を直結すると共
に、トランジスタTr2のコレクタをツェナーダイオードZ
D1を介してトランジスタTr3のベースに接続し、トラン
ジスタTr3のコレクタに接続されたツェナーダイオードZ
D2と抵抗R3との接続点を、抵抗R4を介してトランジスタ
Tr1のベースに接続させてある。R1、R2は各々トランジス
タTr1、Tr2のコレクタ抵抗、X1、X2、X3は入力端子、Yは
電源入力端子、Zは出力線である。
【0013】図2に示す論理積演算発振器において、ツ
ェナーダイオードZD1、ZD2のツェナー電圧Vz1、Vz2は電源
電圧Vbにほぼ等しいか僅かに高い電圧である。電源電位
より少し高い電圧が入力端子X1、X2、X3に同時に入力され
た場合、即ち、入力端子X1、X2、X3に電源電位Vbよりも高
い電位(電源枠外電位と称する)が与えられた場合、ト
ランジスタTr1 〜Tr3が順次オン、オフ動作を繰返し、
出力線Zには入力端子X3に与えられる入力電圧レベルと
略零レベルとの間で振動する交流の発振出力が得られ
る。入力端子X1、X2、X3の電位が電源電位Vbよりも高い場
合であっても、ツェナーダイオードZD1、ZD2のツェナー
電圧Vz1、Vz2が高いためにトランジスタTr1 〜Tr3を動作
させるに充分なレベルに達していない場合、または電源
電位Vbに等しい場合や、回路に断線故障等を生じた場合
には、発振できないから、出力線Zには交流出力は発生
しない。
【0014】次に図3は整流回路RC0 の具体的な実施例
を示し、論理積演算発振器OSC0 から与えられる交流電
圧V0を、ダイオードD1、D2及びコンデサC0、C1によって倍
電圧整流平滑し、出力端Dから信号S0となる整流出力を
得る回路構成となっている。この整流回路は、断線故障
等を生じた場合に整流出力がなくなる。なお、整流回路
RC0の入力信号V0は図2の論理積演算発振器の出力信号
を増幅した信号とする場合もある(例えば電気試験所研
究報告No.695号)。
【0015】負電源で動作させる場合には、図2におい
てPNPトランジスタをNPNトランジスタに置き換え、ツェ
ナーダイオードの向きを逆にし、入力信号を負の入力電
圧とすると共に、図3において、ダイオードの向きを逆
にして負の倍電圧整流出力を得る回路とすればよい。以
下、正電源で動作する場合について説明する。
【0016】再び図1に戻って説明する。論理積演算発
振器OSC0には予め発振開始の入力信号(即ち、S0=1を出
力するための信号)が、電源枠外電位の論理レベルで入
力端子X1〜X3に与えられ、この入力信号が消滅した後
(即ち、S0=0の出力信号が生じた後)、以降に述べる計
数動作が行われる。
【0017】1は計数パルス信号S3 を発生するパルス
発生器である。このパルス発生器1は故障時にパルス幅
が短縮されることのないものにすることによって構成さ
れる。パルス幅が短くなる方向に誤ると、後に述べる論
理積演算発振器OSC1、OSC2、OSC3 が応答できなくなり、
計数が遅れる方向に誤る可能性がでてくるからである。
図4は、このようなパルス発生器1の具体的な実施例を
示し、プログラマブル.ユニジャンクション.トランジ
スタPUT を使用した発振回路となっている。R5〜R8は抵
抗、C2、C3、C4はコンデンサ、D3はダイオード、Vbは電源
電圧である。
【0018】図4に示すパルス発生器において、論理積
演算発振器OSC0から出力される信号S0は、ダイオードD3
を介してコンデンサC2 に充電され、C3 ・ R5で定まる時
定数で、プログラマブル.ユニジャンクション.トラン
ジスタPUTが発振する。この発振出力信号は、ゲート.
カソード間に接続された抵抗R8の端子間に、計数パルス
信号S3 として出力される。ここで、計数パルス信号S3
の周期をtとし、図1のカウンタを用いて、n個のパル
スを計数する場合、時定数C3 ・ R5が C3 ・ R5 >>nt であれば、信号S0 が消滅した後も、時定数C3 ・ R5
定まる時間だけコンデンサC2に端子電圧が残り、その
間、プログラマブル.ユニジャンクション.トランジス
タPUTが発振動作を継続し、計数パルス信号S3が得られ
る。信号S0の消滅に同期して計数パルス信号S3 を発生
させるには、コンデンサC4を介して信号S0の微分パルス
(立ち下がり成分)を入力してやればよい。
【0019】この図4のパルス発生器は、回路故障を生
じると、プログラマブル.ユニジャンクション.トラン
ジスタPUTが発振を停止し、計数パルス信号S3となる抵
抗R8の端子電圧が、電源電圧Vbを抵抗R7と抵抗R8とによ
って分圧した電圧の値に固定される。即ち、回路を構成
する要素に短絡または開放の故障を生じても、計数パル
ス信号S3のパルス幅が短縮されることはない。図4にお
いては、抵抗R8の端子電圧をパルス出力として直接利用
する回路構成となっているが、この後段に増幅器を設け
てもよい。
【0020】OSC1、OSC2、OSC3は論理積演算発振器、RC1
RC2、RC3はこの論理積演算発振器OSC1、OSC2、OSC3のそれ
ぞれの出力に接続された整流回路であって、これらは既
に図2及び図3で説明した論理積演算発振器OSC0と同様
の回路構成をとり、故障時に発振の出力信号が発生しな
い回路構成として構成されている。
【0021】図2の論理積演算発振器を用いて、第1図
の論理積演算発振器OSC1、OSC2、OSC3を構成するには、図
2の入力端子X1、X2、X3 のうちの2つ、例えば入力端子X
1、X2を共通に接続すると共に、残りの入力端子X3を独立
させて2入力ANDゲートとし、入力端子X1、X2の組を第1
入力端子A1(またはA2、A3)とし、入力端子X3を第2入
力端子B1(またはB2、B3)として用いる。図1における
第1入力端子A1、A2、A3及び第2入力端子B1、B2、B3はこの
ように接続された入力端子である。なお、図2に示した
論理積演算発振器OSC1、OSC2、OSC3の構成は、前述したよ
うに、実開昭57ー4764号公報や特公昭51ー38211号公報等
において公知である。
【0022】論理積演算発振器OSC1、OSC2及びOSC3のそ
れぞれの第2入力端子B1 、B2 及びB3には、パルス発生
器1からの計数パルス信号S3を並列的に入力するように
なっている。各論理積演算発振器OSC1、OSC2及びOSC3
計数パルス入力回路は、コンデンサC11とダイオードD12
を直列に接続すると共に、コンデンサC11とダイオードD
12との接続点に、入力信号を電源電位Vbにクランプする
クランプ用ダイオードD11を接続した構成となってい
る。また、第2入力端子B1には、論理積演算発振器OSC0
からの信号S0を、計数パルス信号S3と並列に供給するよ
うになっている。信号S0は他の第2入力端子B2、B3に対
しても供給してもよい。図1において、2は論理積演算
発振器OSC0の出力信号の立ち上がり成分を抽出して出力
するための微分回路である。
【0023】更に、論理積演算発振器OSC1、OSC2及びOSC
3のもう一方の第1入力端子A1、A2及びA3 には、論理積
演算発振器OSC0からの信号S0の立ち上がり成分が、微分
回路2を介して、プリセット信号S2として入力されるよ
うになっている。プリセット信号S2 の入力される回路
は、コンデンサC22とダイオードD22を直列に接続すると
共に、コンデンサC22とダイオードD22との接続点に、入
力信号を電源電位Vbにクランプするクランプ用ダイオー
ドD21を接続した構成となっている。D22は入力信号S2
低レベル(論理値0)になったとき、帰還回路fi(i=1,
2,3)の帰還信号が低レベルにならないように挿入された
逆流防止用のダイオードである。
【0024】DE11、DE21、DE31は整流回路RC1、RC2、RC3
それぞれに縦続接続されたオン.ディレイ型の遅延回路
である。遅延回路DE11、DE21、DE31は、各々、整流回路RC
1、RC2、RC3の整流出力の供給時を基準にして遅延させた
出力を生じる遅延回路、即ち、発生した入力信号の立ち
上がりだけを遅延させるタイプの遅延回路である。
【0025】遅延回路DE11、DE21、DE31の出力信号の一部
は、各々帰還回路f1、f2、f3を介して、論理積演算発振器
OSC1、OSC2、OSC3の第1入力端子A1、A2、A3にそれぞれ帰還
させてある。遅延回路DE11、DE21、DE31による遅延時間を
T1とすると、この遅延時間T1より、論理積演算発振器OS
C1、OSC2、OSC3の第1入力端子A1、A2、A3に入力されるプリ
セット信号S2のパルス幅(入力される時間幅)が大きい
場合、第2入力端子B1、B2、B3に電源電位Vbより高い入力
電圧(論理値1)がある間、論理積演算発振器OSC1、OSC
2、OSC3 がそれぞれ、第1入力端子A1、A3、A3の入力信号
を自己保持する。即ち、論理積演算発振器OSC1、OSC2、OS
C3、整流回路RC1、RC2、RC3、遅延回路DE11、DE21、DE31及び
帰還回路f1、f2、f3は、帰還により第2入力端子B1、B2、B3
に電源電位Vbより高い電位(論理値1)が入力される
間、論理積演算発振器OSC1、OSC2、OSC3の第1入力端子A1
、A2 、A3 の入力信号を各々自己保持する自己保持回路
を構成する。
【0026】遅延回路DE11、DE21、DE31を設けなくとも、
帰還回路f1、f2、f3と論理積演算発振器OSC1、OSC2、OSC3
よって、信号S2は各々信号S3が入力される間自己保持さ
れるが、この場合には、論理積演算発振器OSC1、OSC2、OS
C3が雑音によって誤って自己保持動作をする危険があ
る。遅延回路DE11、DE21、DE31があれば、この雑音による
自己保持の誤動作を防止することができる。なお、ダイ
オードD4は帰還電流の方向(信号の方向)を示すために
挿入されている(現実にこのように挿入してよい)。遅
延回路DE11、DE21、DE31は、帰還回路f1、f2、f3のループ内
に設けてもよい。また、整流回路RC1、RC2、RC3の一部と
してもたせてもよい。
【0027】DE12、DE22、DE32は第2の遅延回路である。
第2の遅延回路DE12、DE22、DE32は、論理積演算発振器OS
C1またはOSC2の出力が電圧なしとなる時刻を基準にし
て、電圧有りを所定時間維持するように遅延出力を生じ
る遅延回路、即ち、入力の立ち下がりだけを遅延させる
タイプの遅延回路(オフ.ディレイ回路)である。これ
らの遅延回路DE12、DE22、DE32は、論理積演算発振器OSC2
及びOSC3の第2入力端子B2及びB3 のそれぞれに並列的
に入力される計数パルス信号S3が、電圧なし(論理値
0)になっても論理積演算発振器OSC2、OSC3の発振動作
を所定時間継続させるために備えてあり、計数パルス信
号S3の電圧なし(論理値0)のパルス幅をT3としたと
き、パルス幅T3より長い遅延時間を持つように構成され
る。
【0028】遅延回路DE11、DE21、DE31は、遅延時間T1
故障で短縮されないか、または出力が発生しない遅延回
路として構成する。このような遅延回路は、四端子コン
デンサを用いることにより構成できる。その具体例を図
5に示す。図5の実施例では、四端子コンデンサC5と抵
抗R9との組合せで構成してある。また、必要な遅延時間
に合せて多段構成としてもよい。この図5の実施例の場
合には、抵抗R4に断線故障が生じても、コンデンサC5
断線または短絡の故障が生じても、出力信号は発生しな
いから、遅延時間の短縮される側の故障モードは生じな
い。
【0029】次に、遅延回路DE12、DE22、DE32は、この電
圧有りの遅延時間T2が計数パルス信号S3の電圧なしの持
続時間よりも長く、故障で遅延時間T2が延長されない遅
延回路として構成する。このような遅延回路は、例えば
図6に示すように、抵抗R10と通常のコンデサC6との組
合せによって実現できる。抵抗R10の代わりにダイオー
ドを用いてもよいことは公知である。
【0030】複数備えられた自己保持回路のうち、初段
の自己保持回路を構成する論理積演算発振器OSC1は、第
2入力端子B1に信号S0が与えられ、信号S0の入力タイミ
ングで発振動作を開始すると共に、信号S0及び計数パル
ス信号S3が電圧なし(論理値0)となるタイミングで発
振動作を停止する。
【0031】他の自己保持回路は、前段の自己保持回路
を構成する論理積演算発振器OSC1またはOSC2の出力(論
理値1)が、第2の遅延回路DE12またはDE22を介して、
次段の自己保持回路を構成する論理積演算発振器OSC2
たはOSC3の第2入力端子B2またはB3 に入力され、その
入力タイミングで発振動作を開始すると共に、計数パル
ス信号S3 が電圧なし(論理値0)となる度毎に順次に
発振動作を停止する。図1において、論理積演算発振器
OSCi(i=1,2,3)と、整流回路RCi(i=1,2,3)と、遅延回路D
Ei1(i=1、2、3)と、帰還回路fi(i=1,2,3)と、遅延回路DEi
2(i=1,2,3)とで構成される回路は、論理積演算発振器OS
Ci(i=1,2,3)の出力が消滅してから所定の遅れを持って
出力信号が消滅する記憶回路を構成していることにな
る。
【0032】次に、図7のタイムチャートを参照して、
図1のカウンタの動作を説明する。図7において、論理
値1として表示された高レベルは電源電位Vbよりも高い
電位であって論理積演算発振器が発振できる論理レベル
を示し、論理値0として示された低レベルは論理積演算
発振器が発振できない論理レベルを示している。
【0033】まず、図7(a) に示すように、t0 時に論
理積演算発振器OSC0の入力端子X1、X2、X3に外部から電源
電位よりも高い入力電圧が投入されると、論理積演算発
振器OSC0及びその出力側に接続された整流回路RC0
ら、高レベル(論理値1)の信号S0が出力され、この信
号S0が論理積演算発振器OSC1の第2入力端子B1に与えら
れる。同時に、信号S0が微分回路2に入力され、図7
(b)に示すような、微分による信号S0の立ち上がり成分
が電圧有りの高レベル(論理値1)のプリセット信号S2
(パルス幅T2)として発生する。プリセット信号S2にお
いて、論理値0の論理レベルはダイオードD21で電源電
位Vbにクランプされるから、電源電位Vbであり、論理値
1の論理レベルは電源電位Vbよりも高い電位である。論
理値1のプリセット信号S2 は論理積演算発振器OSC1、OS
C2、OSC3の第1入力端子A1、A2、A3のそれぞれに対して並
列的に入力される。論理積演算発振器OSC1においては、
第2入力端子B1に入力される高レベル(論理値1)の信
号S0との間の入力AND条件が成立し、論理積演算発振器O
SC1 が発振を開始し、整流回路RC1に高レベルの整流出
力信号が発生する。この整流出力信号により次段の論理
積演算発振器OSC2が発振動作を開始し、さらにその出力
によって論理積演算発振器OSC3が発振する。この発振が
起こっている間、信号S2は論理値1である。つまり、論
理積演算発振器OSC1、OSC2、OSC3が順次に発振動作を開始
してプリセットされる。ここにプリセット信号S2 のパ
ルス幅T4は、論理積演算発振器OSC1、OSC2、OSC3の出力側
に備えられた遅延回路DE11、DE21、DE31の遅延時間の和よ
り長いものとする。
【0034】整流回路RC1、RC2、RC3の高レベルの整流出
力は、遅延回路DE11、DE21、DE31で遅延時間T1の時間的遅
れをもって、帰還回路f1、f 2、f3を介して、それぞれの第
1入力端子A1、A2、A3にそれぞれ帰還される。ここで、遅
延回路DE11、DE21、DE31の遅延時間T1はプリセット信号S2
の時間幅T4より短い値にセットしてあるから、論理積演
算発振器OSC1、OSC2、OSC3の自己保持動作が可能となり、
プリセット信号S2が消滅した後も、図7(d)〜(g)に示す
如く、論理積演算発振器OSC1、OSC2、OSC3は発振動作を継
続する。なお、図7(f)及び(g)のタイムチャートは整流
回路RC2、RC3の各出力信号を示している。
【0035】信号S0が高レベルになると、パルス発生器
1には図7(c)に示すような計数パルス信号S3 が発生す
るが、計数パルス信号S3を入力すべき論理積演算発振器
OSC1 の第2入力端子B1 には論理値1の信号S0が入力さ
れており、また論理積演算発振器OSC2、OSC3の第2入力
端子B2 、B3には、それぞれ、前段の記憶回路の出力信号
が入力されているので、計数動作は行われない。
【0036】次に、計数命令信号として、信号S0がT1
に低レベル(論理値0)になると、パルス発生器1で生
じる計数パルス信号S3(低レベルの論理値0が計数すべ
き信号である)が論理積演算発振器OSC1、OSC2、OSC3の第
2入力端子B1、B2、B3 に入力される。この低レベル(論
理値0)の計数パルス信号S3の第1番目の入力により、
論理積演算発振器OSC1の入力AND条件が不成立となり、
論理積演算発振器OSC1が図7(d)に示すように発振を停
止し出力が消滅する。
【0037】低レベル(論理値0)の計数パルス信号S3
は論理積演算発振器OSC2にも同時に入力されるが、論理
積演算発振器OSC2に対しては、その第2入力端子B2に遅
延回路DE12を介して論理積演算発振器OSC1の出力が与え
られている。この遅延回路DE12の遅延時間T2は計数パル
ス信号S3が低レベル(論理値0)となるパルス幅T3より
長い時間幅に設定されている。つまり、論理積演算発振
器OSC1 の出力が消滅するT1 時から、計数パルス信号S3
が低レベル(論理値0)となるパルス幅T3より長い時間
T2の間、論理積演算発振器OSC2には遅延回路DE12から第
2入力端子B2に高レベル(論理値1)の信号が入力され
るので、発振動作が維持される。しかも、上記遅延時間
T2を経過した後は、計数パルス信号S3が高レベル(論理
値1)の状態に復帰しているため、この計数パルス信号
S3によって論理積演算発振器OSC2の出力信号は保持され
る。
【0038】次にT2 時に2番目の低レベル(論理値
0)の計数パルス信号S3 が発生すると、論理積演算発
振器OSC2 の出力が図7(f)のように消滅する。
【0039】以上の動作が記憶回路の数だけ繰返され、
最終段の論理積演算発振器OSC3の出力信号が消滅するこ
とによって、計数パルス信号S3のパルス数をカウントす
るカウンタが得られる。この実施例では記憶回路数が3
であるので、最終段の論理積演算発振器OSC3 は、図7
(g)に示すように3番目の計数パルス信号S3 を計数する
ことになる。
【0040】次にフェイルセイフ性について説明する。
【0041】まず、パルス発生器1は故障時に計数パル
ス信号S3 の電位が直流として固定されるから、計数パ
ルス信号S3に関して、論理積演算発振器OSC1、OSC2、OSC3
の第2入力端子B1、B2、B3で見た信号S3の電位が論理値0
に対応する電源電位Vbとなる(交流信号でないから、電
源電位より高い信号として生じない)。このため、論理
積演算発振器OSC1、OSC2、OSC3が発振を停止する。これは
遅延時間が短縮される側である。
【0042】また、信号S0の消滅と同期させるために挿
入した微分用コンデンサC4が開放または短絡故障を生じ
た場合には、同期パルスが入力されないか、または計数
パルス信号S3の電位が直流として固定され、論理値0と
論理値1との間で繰り返す計数パルス信号S3が発生しな
い。同期パルスが入力されない場合、計数パルス信号S3
の第1番目が早く出てしまうときが存在するが、このと
き計数は時間軸上で進む側である。これは論理値0の信
号S0が発生して、論理積演算発振器OSC3 に出力が発生
するまでの時間が短縮される側である。
【0043】また、論理積演算発振器OSC1、OSC2、OSC3
び整流回路RC1、RC2、RC3に回路故障を生じた場合は出力
信号が発生せず、従って次段の自己保持回路に出力信号
を発生できないから、計数が進む方向(遅延時間が短縮
される側)に誤る。
【0044】次に遅延回路DE11、DE21、DE31に回路故障を
生じた場合、出力信号がなくなり、またDE12、DE22、DE32
が故障した場合は、遅延時間が短くなるか、または出力
信号がなくなる故障モードとなるから、フェイルセイフ
である。
【0045】更に各記憶回路の入力回路に関しては、次
の通りフェイルセイフ性が保たれる。 (イ)コンデンサC11、C22の故障 短絡時には第1入力端子A1、A2、A3 及び第2入力端子B1
B2、B3 にクランプ電圧が得られないので、論理積演算発
振器OSC1、OSC2、OSC3 が発振しない。また、開放故障時
にはプリセット信号S2 や計数パルス信号S3 が入力され
ないから、論理積演算発振器OSC1、OSC2、OSC3 が発振し
ない。 (ロ)ダイオードD11、D21の故障 短絡時には計数パルス信号S3 またはリセット信号S2
入力されない。開放時にはコンデンサC11、C22の蓄積電
荷を放電するルートがなくなるので、パルスが入力され
ない。 (ハ)ダイオードD12、D22の故障 短絡時には自己保持動作がなされない。たとえば、論理
積演算発振器OSC1のダイオードD12が短絡すれば、入力
パルスが消滅したとき、ダイオードD11からコンデンサC
11へ放電電流が流れるので、このとき、第2入力端子B1
は、電位Vbとなって発振を停止し、自己保持できない。
また、開放時にはパルスが入力されない。 (ニ)ダイオードD4の故障 開放故障が起こった場合は自己保持されず、また短絡の
場合は遅延回路DE11、DE21、DE31の遅延用コンデンサが入
力信号に対してに並列に入るから、論理積演算発振器OS
C1、OSC2、OSC3にプリセット信号S2が入力されない。つま
り、入力回路を構成する各回路部品の断線、短絡の何れ
の故障の場合にも、計数が進む方向である。なお、実施
例では、帰還信号の方向を示すためにダイオードD4を挿
入したが、帰還回路fを介して第1入力端子Ai(i=1,2,
3)の入力信号が遅延回路DEi2(i=1,2,3)に入力されない
ように、ダイオードD4を挿入してもよい。現実にはダイ
オードD4は抵抗であってもよい。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、計
数命令があって所定時間後に出力電圧が消滅するカウン
タであって、ステアリング回路及び3値入力を必要とせ
ずに、出力電圧と計数時間に関して、計数が進む方向の
非対称誤り特性を持たせることができるようにしたフェ
イルセイフなカウンタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカウンタの電気回路図である。
【図2】本発明に用い得る論理積演算発振器の電気回路
図である。
【図3】同じく整流回路の電気回路図である。
【図4】同じくパルス発生器の電気回路図である。
【図5】同じく遅延回路の電気回路図である。
【図6】同じくもう一つの遅延回路の電気回路図であ
る。
【図7】本発明に係るカウンタの動作を説明するための
タイムチャートである。
【参照符号】 1 パルス発生器 OSC1、OSC2、OSC3 論理積演算発振器 RC1、RC2、RC3 整流回路 DE11、DE12、DE21、DE22、DE31、DE32 遅延回路
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の自己保持回路を有し、前段の自己
    保持回路の出力消滅を条件として、次段の自己保持回路
    の計数出力電圧が消滅することにより、計数入力パルス
    信号を計数するカウンタにおいて、自己保持回路は、回
    路故障で出力が発生しない論理積演算発振器と、この論
    理積演算発振器の出力を整流する整流回路と、この整流
    回路の後段に備えられ遅延時間の短縮される側の故障を
    発生しない遅延回路とを備えるとともに、前記遅延回路
    を通して前記論理積演算発振器の入力端の一つに帰還さ
    れる信号により自己保持させるように構成され、各自己
    保持回路の出力は、計数入力パルスのパルス幅よりは長
    い遅延時間を持ち遅延時間の延長される側の故障が発生
    しない遅延回路を通して、次段の自己保持回路に入力さ
    れ、パルス幅が故障で短縮されることのない計数入力パ
    ルス信号で計数されることを特徴とするカウンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017013573A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 東日本旅客鉄道株式会社 踏切制御装置

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JPS60199233A (ja) * 1984-03-23 1985-10-08 Nippon Signal Co Ltd:The カウンタ

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