JPH0774184B2 - 4,4′―ジアミノジフェニル化合物 - Google Patents
4,4′―ジアミノジフェニル化合物Info
- Publication number
- JPH0774184B2 JPH0774184B2 JP61068832A JP6883286A JPH0774184B2 JP H0774184 B2 JPH0774184 B2 JP H0774184B2 JP 61068832 A JP61068832 A JP 61068832A JP 6883286 A JP6883286 A JP 6883286A JP H0774184 B2 JPH0774184 B2 JP H0774184B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- general formula
- compounds
- dyes
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C217/00—Compounds containing amino and etherified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton
- C07C217/78—Compounds containing amino and etherified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton having amino groups and etherified hydroxy groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the same carbon skeleton
- C07C217/80—Compounds containing amino and etherified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton having amino groups and etherified hydroxy groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the same carbon skeleton having amino groups and etherified hydroxy groups bound to carbon atoms of non-condensed six-membered aromatic rings
- C07C217/82—Compounds containing amino and etherified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton having amino groups and etherified hydroxy groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the same carbon skeleton having amino groups and etherified hydroxy groups bound to carbon atoms of non-condensed six-membered aromatic rings of the same non-condensed six-membered aromatic ring
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C217/00—Compounds containing amino and etherified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton
- C07C217/78—Compounds containing amino and etherified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton having amino groups and etherified hydroxy groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the same carbon skeleton
- C07C217/80—Compounds containing amino and etherified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton having amino groups and etherified hydroxy groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the same carbon skeleton having amino groups and etherified hydroxy groups bound to carbon atoms of non-condensed six-membered aromatic rings
- C07C217/82—Compounds containing amino and etherified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton having amino groups and etherified hydroxy groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the same carbon skeleton having amino groups and etherified hydroxy groups bound to carbon atoms of non-condensed six-membered aromatic rings of the same non-condensed six-membered aromatic ring
- C07C217/84—Compounds containing amino and etherified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton having amino groups and etherified hydroxy groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the same carbon skeleton having amino groups and etherified hydroxy groups bound to carbon atoms of non-condensed six-membered aromatic rings of the same non-condensed six-membered aromatic ring the oxygen atom of at least one of the etherified hydroxy groups being further bound to an acyclic carbon atom
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C211/00—Compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
- C07C211/43—Compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton having amino groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the carbon skeleton
- C07C211/44—Compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton having amino groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the carbon skeleton having amino groups bound to only one six-membered aromatic ring
- C07C211/49—Compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton having amino groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the carbon skeleton having amino groups bound to only one six-membered aromatic ring having at least two amino groups bound to the carbon skeleton
- C07C211/50—Compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton having amino groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the carbon skeleton having amino groups bound to only one six-membered aromatic ring having at least two amino groups bound to the carbon skeleton with at least two amino groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the carbon skeleton
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は染料及び顔料の製造に適する4,4′−ジアミノ
ジフエニル化合物に関する。
ジフエニル化合物に関する。
4,4′−ジアミノジフエニル類に於て3,3′−位がメチル
−、メトキシ−又はエトキシ基によつて置換された化合
物は特に染料、たとえば直接染料、酸性染料、皮革染
料、顕色染料のためのビスジアゾ成分として、染色塩基
として、硫化染料のための成分として及びビスジアゾ成
分として及びジスアゾ顔料のためのカツプリング成分と
して重要な役割を果す。今や本発明はこの種の物質から
新規染料及び顔料の製造に有利に使用することができる
別の化合物を見い出した。
−、メトキシ−又はエトキシ基によつて置換された化合
物は特に染料、たとえば直接染料、酸性染料、皮革染
料、顕色染料のためのビスジアゾ成分として、染色塩基
として、硫化染料のための成分として及びビスジアゾ成
分として及びジスアゾ顔料のためのカツプリング成分と
して重要な役割を果す。今や本発明はこの種の物質から
新規染料及び顔料の製造に有利に使用することができる
別の化合物を見い出した。
本発明の対象は一般式(I) (式中Xはn−プロピル−、イソプロピル−、n−ブチ
ル−、イソブチル−、1−メチルプロピル−、n−プロ
ポキシ−、イソプロポキシ−、イソブトキシ−、1−メ
チルプロポキシ−又は2−メトキシエトキシ基を示し、
Aは存在しないか又は無機酸の1当量である。) なる4,4′−ジアミノジフエニル化合物である。
ル−、イソブチル−、1−メチルプロピル−、n−プロ
ポキシ−、イソプロポキシ−、イソブトキシ−、1−メ
チルプロポキシ−又は2−メトキシエトキシ基を示し、
Aは存在しないか又は無機酸の1当量である。) なる4,4′−ジアミノジフエニル化合物である。
一般式(I)中無機酸は塩酸又は硫酸である化合物が好
ましい。
ましい。
特に重要なものは一般式(I)中xはイソプロピル基を
示す化合物である。
示す化合物である。
更に一般式(I)中xがn−プロポキシ−、イソプロポ
キシ−、イソブトキシ−、1−メチルプロポキシ−又は
2−メトキシエトキシ基を示す化合物が特に重要であ
る。
キシ−、イソブトキシ−、1−メチルプロポキシ−又は
2−メトキシエトキシ基を示す化合物が特に重要であ
る。
更に本発明の対象は一般式(II) (式中xは上述の意味を有する。) なる化合物をアルカリ性媒体中で還元し、一般式(II
I) (式中xは上述の意味を有する。) なる化合物となし、次いで式(III)なる化合物を酸で
処理して転位し、得られた生成物を一般式(I)の遊離
ジアミン又はその塩の形で単離することを特徴とする前
記一般式(I)なる化合物の製造法である。
I) (式中xは上述の意味を有する。) なる化合物となし、次いで式(III)なる化合物を酸で
処理して転位し、得られた生成物を一般式(I)の遊離
ジアミン又はその塩の形で単離することを特徴とする前
記一般式(I)なる化合物の製造法である。
一般式(II)なるニトロベンゼン誘導体の還元は公知の
還元法に従つて、たとえば水性塩基性媒体中で亜鉛粉末
を用いて、ナトリウムアマルガムを用いて、水素及び金
属触媒を用いて、特にPd/C−触媒を用いて行われるか又
は電気分解によつて行われる。還元を均質溶液中で又は
可溶化剤、たとえばアルコール又は炭化水素の添加下二
相系で実施することができる。還元を亜鉛粉末で苛性ソ
ーダ溶液中で行うのが好ましい。
還元法に従つて、たとえば水性塩基性媒体中で亜鉛粉末
を用いて、ナトリウムアマルガムを用いて、水素及び金
属触媒を用いて、特にPd/C−触媒を用いて行われるか又
は電気分解によつて行われる。還元を均質溶液中で又は
可溶化剤、たとえばアルコール又は炭化水素の添加下二
相系で実施することができる。還元を亜鉛粉末で苛性ソ
ーダ溶液中で行うのが好ましい。
一般式(III)なる所望のヒドラゾベンゼン誘導体のほ
か還元の際に通常副生成物として一般式(II)なるニト
ロ化合物に相当するアミノ化合物が生じる。副生成物を
ヒドラゾベンゼン誘導体の次の処理の前に分離するのが
有利である。このことはほとんど簡単な方法で抽出によ
つて可能である。
か還元の際に通常副生成物として一般式(II)なるニト
ロ化合物に相当するアミノ化合物が生じる。副生成物を
ヒドラゾベンゼン誘導体の次の処理の前に分離するのが
有利である。このことはほとんど簡単な方法で抽出によ
つて可能である。
次いで一般式(III)なる得られたヒドラゾベンゼン誘
導体を酸性媒体中で公知方法に従つて転位する。転位の
ための剤として通常水性又は水性−アルコール性溶液の
形の強無機酸が適当である。有機溶剤又は強有機酸中の
塩化水素を含有する溶液も挙げられる。ヒドラゾ化合物
の溶液を有機溶剤、たとえばエーテル、トルエン、クロ
ルベンゼン、ソルベントナフサ等々及び水性鉱酸、たと
えばハロゲン化水素酸、硫酸、リン酸又は硝酸と共に撹
拌する方法が特に重要である。
導体を酸性媒体中で公知方法に従つて転位する。転位の
ための剤として通常水性又は水性−アルコール性溶液の
形の強無機酸が適当である。有機溶剤又は強有機酸中の
塩化水素を含有する溶液も挙げられる。ヒドラゾ化合物
の溶液を有機溶剤、たとえばエーテル、トルエン、クロ
ルベンゼン、ソルベントナフサ等々及び水性鉱酸、たと
えばハロゲン化水素酸、硫酸、リン酸又は硝酸と共に撹
拌する方法が特に重要である。
ヒドラゾベンゼン誘導体又は有機溶剤中にこれを有する
溶液を塩酸又は水性硫酸で5〜50℃、特に15〜30℃で処
理するのが好ましい。転位の反応時間はpH−値及びその
都度のヒドラゾベンゼン誘導体に依存し、鉱酸媒体中相
対的に最も短い。
溶液を塩酸又は水性硫酸で5〜50℃、特に15〜30℃で処
理するのが好ましい。転位の反応時間はpH−値及びその
都度のヒドラゾベンゼン誘導体に依存し、鉱酸媒体中相
対的に最も短い。
転位生成物を粗生成物混合物から場合により精製工程、
たとえば過、有機溶剤で洗滌、再溶解又は再結晶の後
式(I)なる4,4′−ジアミノジフエニル化合物−式
(I)の中でAは転位反応から生じる酸の残基である−
の形で単離することができる。選択的に、粗生成物混合
物を場合により上記精製工程の後中和し、転位生成物を
一般式(I)(Aは存在しない。)の遊離ジアミンとし
て得ることができる。個々の場合、転位生成物を遊離ジ
アミンの形で精製し、次いで転位に於けると同一の酸又
はその他の適する酸と反応させて一般式(I)(A=無
機酸)の塩となし、単離するのが重要である。
たとえば過、有機溶剤で洗滌、再溶解又は再結晶の後
式(I)なる4,4′−ジアミノジフエニル化合物−式
(I)の中でAは転位反応から生じる酸の残基である−
の形で単離することができる。選択的に、粗生成物混合
物を場合により上記精製工程の後中和し、転位生成物を
一般式(I)(Aは存在しない。)の遊離ジアミンとし
て得ることができる。個々の場合、転位生成物を遊離ジ
アミンの形で精製し、次いで転位に於けると同一の酸又
はその他の適する酸と反応させて一般式(I)(A=無
機酸)の塩となし、単離するのが重要である。
更に本発明の対象は着色剤の製造に一般式(I)なる化
合物を使用することである。
合物を使用することである。
本発明による化合物のビスジアゾ化及びカツプリング成
分との反応によつて得られる、着色剤用のジスアゾ化合
物の製造に一般式(I)なる化合物は特に適する。
分との反応によつて得られる、着色剤用のジスアゾ化合
物の製造に一般式(I)なる化合物は特に適する。
着色剤としてたとえば次のものが挙げられる:染料、た
とえば直接染料、アニオン性染料(酸性染料)、皮革染
料、カチオン染料、顕色染料又は硫化染料、更にジスア
ゾ顔料。
とえば直接染料、アニオン性染料(酸性染料)、皮革染
料、カチオン染料、顕色染料又は硫化染料、更にジスア
ゾ顔料。
ジスアゾ化合物の製造に関して本発明によるジアミンを
公知方法に従つてたとえば亜硝酸ナトリウムを用いて水
性−塩酸溶液中で又はニトロシル硫酸を用いて硫酸溶液
又は脂肪族有機ニトリツトを有する有機溶剤中でビスジ
アゾ化し、次いでカツプリング成分2当量と反応させ
る。カツプリング成分としてたとえばヒドロキシナフタ
リン及びすべてのこれから導かれる化合物、たとえばヒ
ドロキシナフタリンスルホン酸、ヒドロキシアミノナフ
タリンスルホン酸、2−ヒドロキシナフタリン−3−カ
ルボン酸、2−ヒドロキシナフタリン−3−カルボン酸
アリ−リド、しかもまたメチレン活性化合物、たとえば
アセト酢酸アリ−リド又はマロン酸ジアニリド及びヘテ
ロ環状“カツプリング可能な”化合物、たとえばバルビ
ツール酸2,4−ヒドロキノリン又はピリドン、たとえば
4−メチル−5−シアンピリドン−2が適当である。
公知方法に従つてたとえば亜硝酸ナトリウムを用いて水
性−塩酸溶液中で又はニトロシル硫酸を用いて硫酸溶液
又は脂肪族有機ニトリツトを有する有機溶剤中でビスジ
アゾ化し、次いでカツプリング成分2当量と反応させ
る。カツプリング成分としてたとえばヒドロキシナフタ
リン及びすべてのこれから導かれる化合物、たとえばヒ
ドロキシナフタリンスルホン酸、ヒドロキシアミノナフ
タリンスルホン酸、2−ヒドロキシナフタリン−3−カ
ルボン酸、2−ヒドロキシナフタリン−3−カルボン酸
アリ−リド、しかもまたメチレン活性化合物、たとえば
アセト酢酸アリ−リド又はマロン酸ジアニリド及びヘテ
ロ環状“カツプリング可能な”化合物、たとえばバルビ
ツール酸2,4−ヒドロキノリン又はピリドン、たとえば
4−メチル−5−シアンピリドン−2が適当である。
更に一般式(I)なる化合物は二官能性カツプリング成
分の成分として適する。これはたとえば本発明によるジ
アミノジフエニル誘導体のビスジケテン化によつて得ら
れ、ジスアゾ顔料及び−染料に使用される。
分の成分として適する。これはたとえば本発明によるジ
アミノジフエニル誘導体のビスジケテン化によつて得ら
れ、ジスアゾ顔料及び−染料に使用される。
しかし一般式(I)なる化合物はビスアゾメチン−染料
及び−顔料の製造にも適する。これはたとえばジアミン
とアルデヒドの反応によつて得られる。この場合特に芳
香族及びヘテロ環状アルデヒド、たとえばいわゆるフイ
ツシヤーアルデヒド((1,3,3−トリメチル−2,3−ジヒ
ドロ−1−H−インドール−2−イリデン)アセトアル
デヒド)が挙げられる。
及び−顔料の製造にも適する。これはたとえばジアミン
とアルデヒドの反応によつて得られる。この場合特に芳
香族及びヘテロ環状アルデヒド、たとえばいわゆるフイ
ツシヤーアルデヒド((1,3,3−トリメチル−2,3−ジヒ
ドロ−1−H−インドール−2−イリデン)アセトアル
デヒド)が挙げられる。
更に本発明による化合物は芳香族炭化水素及びイオウと
の反応によつて硫化染料に変えることができる。
の反応によつて硫化染料に変えることができる。
一般式(I)なる化合物は改良された湿潤堅牢性を有す
るナフトール−AS−染色工業に対する染色基体を生じ、
ジアゾ化及びカツプリング後木綿上に一部驚くべき程に
高い着色力を有するジスアゾ−直接染料を生じる。
るナフトール−AS−染色工業に対する染色基体を生じ、
ジアゾ化及びカツプリング後木綿上に一部驚くべき程に
高い着色力を有するジスアゾ−直接染料を生じる。
次の例は本発明を詳細に説明するものである。変異誘発
性テストをアメスに従つてサルモネラタイプヒムリウム
(Salmonella typhimurium)(菌株TA98、TA100、TA153
5、TA1537、TA1538)を用いてS−9−Mix不在及び存在
下に実施する(B.N.Ames等、Mut.Res.第31巻、第347−3
64頁(1975))。
性テストをアメスに従つてサルモネラタイプヒムリウム
(Salmonella typhimurium)(菌株TA98、TA100、TA153
5、TA1537、TA1538)を用いてS−9−Mix不在及び存在
下に実施する(B.N.Ames等、Mut.Res.第31巻、第347−3
64頁(1975))。
例1 アンカーミキサー、加熱−及び冷却装置を有する鉄製装
置中にo−ニトロ−イソプロピルベンゼン300g、ソルベ
ントナフサ390g及び亜鉛粉末360gを予め存在させる。撹
拌下反応混合物を約65℃にし、先ず50%苛性ソーダ溶液
26g、次いで水23gを一時的に冷却下加える。還元を完了
するために約70℃の温度で、更に亜鉛粉末(60g)の添
加によつて反応溶液を用いるスポツトテストが無色のに
じみを示すまで実施する。次いで水を更に添加すること
によつて酸化亜鉛水和物を粒状化し、去する。有機
液中に2,2′−ジイソプロピル−ヒドラゾベンゼン及び
副生成物として生じる1−イソプロピル−2−アミノベ
ンゼンが溶解されて存在する。希塩酸で副生成物を抽出
した後、有機液を40%硫酸中に15−20℃で滴下し、転
位反応が終了するまで撹拌する(試験:ヒドラゾ化合物
はもはや認められない。)。
置中にo−ニトロ−イソプロピルベンゼン300g、ソルベ
ントナフサ390g及び亜鉛粉末360gを予め存在させる。撹
拌下反応混合物を約65℃にし、先ず50%苛性ソーダ溶液
26g、次いで水23gを一時的に冷却下加える。還元を完了
するために約70℃の温度で、更に亜鉛粉末(60g)の添
加によつて反応溶液を用いるスポツトテストが無色のに
じみを示すまで実施する。次いで水を更に添加すること
によつて酸化亜鉛水和物を粒状化し、去する。有機
液中に2,2′−ジイソプロピル−ヒドラゾベンゼン及び
副生成物として生じる1−イソプロピル−2−アミノベ
ンゼンが溶解されて存在する。希塩酸で副生成物を抽出
した後、有機液を40%硫酸中に15−20℃で滴下し、転
位反応が終了するまで撹拌する(試験:ヒドラゾ化合物
はもはや認められない。)。
水性−アンモニアアルカリ性溶液で中和した後、熱い有
機相を分離し、希塩酸を用いて熱時に抽出する。抽出溶
液をカルボラフインで透明化し、生成物を塩酸酸性液
から濃塩酸の添加下で沈殿させる。ジアゾ化値99%、融
点288℃を有する3,3′−ジイソプロピルベンジジン−二
塩酸塩157gが得られる。この化合物はアメスによる変異
誘発性テストで陰性である。
機相を分離し、希塩酸を用いて熱時に抽出する。抽出溶
液をカルボラフインで透明化し、生成物を塩酸酸性液
から濃塩酸の添加下で沈殿させる。ジアゾ化値99%、融
点288℃を有する3,3′−ジイソプロピルベンジジン−二
塩酸塩157gが得られる。この化合物はアメスによる変異
誘発性テストで陰性である。
例2 アンカーミキサー、加熱−及び冷却−装置を有する鉄製
装置中にo−ニトロ−イソブトキシベンゼン293g、ソル
ベントナフサ395g及び亜鉛粉末220gを予め存在させる。
撹拌下に反応混合物を80℃に加熱し、先ず50%苛性ソー
ダ溶液24g、次いで水21gを一時に冷却下加える。還元を
完了するために、80℃で更に亜鉛粉末(全体で53g)の
一部づつの添加下反応溶液を用いるスポツトテストが無
色のにじみを示すまで実施する。次いで水を更に加えて
酸化亜鉛水和物を粒状化する。酸化亜鉛水和物を2,2′
−ジイソブトキシ−ヒドラゾベンゼン並びに副生成物と
して1−イソブトキシ−2−アミノベンゼンを含有する
有機相の過によつて分離する。副生成物を希塩酸で抽
出した後、有機相を15−20℃で塩酸中に滴下し、転位反
応が終了するまで25℃で撹拌する(試験:もはやヒドラ
ゾ化合物は認められない。)。粗生成物の精製は過、
熱水中に溶解及び溶液のカルボラフインによる澄明下を
経て行われる。濃塩酸で沈殿した後、ジアゾ化値96%、
融点270℃を有する3,3′−ジイソブトキシベンジジン−
二塩酸塩106gが得られる。
装置中にo−ニトロ−イソブトキシベンゼン293g、ソル
ベントナフサ395g及び亜鉛粉末220gを予め存在させる。
撹拌下に反応混合物を80℃に加熱し、先ず50%苛性ソー
ダ溶液24g、次いで水21gを一時に冷却下加える。還元を
完了するために、80℃で更に亜鉛粉末(全体で53g)の
一部づつの添加下反応溶液を用いるスポツトテストが無
色のにじみを示すまで実施する。次いで水を更に加えて
酸化亜鉛水和物を粒状化する。酸化亜鉛水和物を2,2′
−ジイソブトキシ−ヒドラゾベンゼン並びに副生成物と
して1−イソブトキシ−2−アミノベンゼンを含有する
有機相の過によつて分離する。副生成物を希塩酸で抽
出した後、有機相を15−20℃で塩酸中に滴下し、転位反
応が終了するまで25℃で撹拌する(試験:もはやヒドラ
ゾ化合物は認められない。)。粗生成物の精製は過、
熱水中に溶解及び溶液のカルボラフインによる澄明下を
経て行われる。濃塩酸で沈殿した後、ジアゾ化値96%、
融点270℃を有する3,3′−ジイソブトキシベンジジン−
二塩酸塩106gが得られる。
得られた生成物の一部をアンモニア水溶液で中和し、溶
解する。熱時に抽出し、冷却状態で結晶化して融点91℃
を有する3,3′−ジ−イソブトキシベンジジンが得られ
る。化合物はアメスによる変異誘発性テストで陰性であ
る。
解する。熱時に抽出し、冷却状態で結晶化して融点91℃
を有する3,3′−ジ−イソブトキシベンジジンが得られ
る。化合物はアメスによる変異誘発性テストで陰性であ
る。
例3 アンカーミキサー、加熱−及び冷却−装置を有する鉄製
装置中にo−ニトロ−(2−メトキシエトキシ)−ベン
ゼン326g、ソルベントナフサ320g及び亜鉛粉末270gを予
め存在させる。撹拌下反応混合物を70℃に加熱し、先ず
35%苛性ソーダ溶液34g、次いで水380を一時的に冷却下
加える。還元を完了するために、70℃で更に亜鉛粉末の
添加下反応溶液を用いるスポツトテストが無色のにじみ
を示すまで実施する。次いで水を更に加えて酸化亜鉛水
和物の粒状化を実施する。その後これを2,2′−ジ−
(2−メトキシエトキシ)−ヒドラゾベンゼン並びに副
生成物として形成された1−(2−メトキシエトキシ)
−2−アミノベンゼンを含有する有機相の過によつて
分離する。副生成物を希塩酸で抽出した後、有機相を12
−15℃で塩酸中に滴下し、転位反応が終了するまで25℃
で撹拌する(試験:もはやヒドラゾ化合物は認められな
い。)。次いでアンモニア水溶液で中和し、85〜90℃で
有機相を分離する。冷撹拌によつて3,3′−ジ−(2−
メトキシエトキシ)−ベンジジンを沈殿する。水から再
結晶後、ジアゾ化値98.8%、融点116℃を有する生成物1
76gが得られる。この化合物はアメスによる変異誘発性
テストで陰性である。
装置中にo−ニトロ−(2−メトキシエトキシ)−ベン
ゼン326g、ソルベントナフサ320g及び亜鉛粉末270gを予
め存在させる。撹拌下反応混合物を70℃に加熱し、先ず
35%苛性ソーダ溶液34g、次いで水380を一時的に冷却下
加える。還元を完了するために、70℃で更に亜鉛粉末の
添加下反応溶液を用いるスポツトテストが無色のにじみ
を示すまで実施する。次いで水を更に加えて酸化亜鉛水
和物の粒状化を実施する。その後これを2,2′−ジ−
(2−メトキシエトキシ)−ヒドラゾベンゼン並びに副
生成物として形成された1−(2−メトキシエトキシ)
−2−アミノベンゼンを含有する有機相の過によつて
分離する。副生成物を希塩酸で抽出した後、有機相を12
−15℃で塩酸中に滴下し、転位反応が終了するまで25℃
で撹拌する(試験:もはやヒドラゾ化合物は認められな
い。)。次いでアンモニア水溶液で中和し、85〜90℃で
有機相を分離する。冷撹拌によつて3,3′−ジ−(2−
メトキシエトキシ)−ベンジジンを沈殿する。水から再
結晶後、ジアゾ化値98.8%、融点116℃を有する生成物1
76gが得られる。この化合物はアメスによる変異誘発性
テストで陰性である。
次表中に一般式(I)なる化合物に関するその他の製造
例を示す:
例を示す:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クルト・コンラート・ハビツヒ ドイツ連邦共和国、メルフエルデン‐ウア ール ドルフ、フンデルトモルゲンリン ク、98 (56)参考文献 特開 昭51−97633(JP,A) 米国特許2996546(US,A) Izvestiya Akademii Nauk SSSR.Seriya K himicheskaya,No.10 (1970)P.2351−2356 小竹無二雄監修「大有機化学(第10巻) 芳香族化合物▲II▼」(昭和34年6月10 日)朝倉書店発行 P.517−518
Claims (5)
- 【請求項1】一般式(I) (式中Xはn−プロピル−、イソプロピル−、n−ブチ
ル−、イソブチル−、1−メチルプロピル−、n−プロ
ポキシ−、イソプロポキシ−、イソブトキシ−、1−メ
チルプロポキシ−又は2−メトキシエトキシ基を示し、
Aは存在しないか又は無機酸の1当量である。) なる4,4′−ジアミノジフエニル化合物。 - 【請求項2】無機酸が塩酸又は硫酸である特許請求の範
囲第1項記載の化合物。 - 【請求項3】Xがプロピル−、イソプロピル−、n−ブ
チル−、イソブチル−又は1−メチルプロピル基を示す
特許請求の範囲第1項または第2項記載の化合物。 - 【請求項4】Xがn−プロポキシ−、イソプロポキシ
−、イソブトキシ−、1−メチルプロポキシ−又は2−
メトキシエトキシ基を示す特許請求の範囲第1項または
第2項記載の化合物。 - 【請求項5】Xがイソプロピル基である特許請求の範囲
第1項または第2項記載の化合物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3511545.9 | 1985-03-29 | ||
DE19853511545 DE3511545A1 (de) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | 4,4'-diaminodiphenylverbindungen, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61229846A JPS61229846A (ja) | 1986-10-14 |
JPH0774184B2 true JPH0774184B2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=6266771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61068832A Expired - Lifetime JPH0774184B2 (ja) | 1985-03-29 | 1986-03-28 | 4,4′―ジアミノジフェニル化合物 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0196574B1 (ja) |
JP (1) | JPH0774184B2 (ja) |
KR (1) | KR940003062B1 (ja) |
DE (2) | DE3511545A1 (ja) |
IN (1) | IN164815B (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5965717A (en) * | 1997-11-04 | 1999-10-12 | North Carolina State University | Organic pigments from twisted benzidines |
KR20020095771A (ko) * | 2001-06-15 | 2002-12-28 | 한국협화화학공업 주식회사 | 벤지딘 화합물의 제조 방법 |
KR100711310B1 (ko) * | 2002-10-15 | 2007-04-27 | 주식회사 협화화학 | 벤지딘 화합물의 제조 방법 |
ATE456550T1 (de) * | 2004-11-05 | 2010-02-15 | Air Water Inc | Verfahren zur herstellung von 2,2i- bis(trifluormethyl)-4,4i-diaminobiphenyl |
CN103012223B (zh) * | 2012-12-24 | 2014-06-11 | 华东理工大学 | 回收喹吖啶酮生产过程中的废渣以制备2,2’-二磺酸基联苯胺的方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2996546A (en) | 1958-01-14 | 1961-08-15 | Carwin Company | Method of purifying benzidines |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5197633A (en) * | 1975-02-25 | 1976-08-27 | Benchijinganryono seiho | |
CH598328A5 (en) * | 1975-10-24 | 1978-04-28 | Colour Chem Ltd | Yellow benzidine pigment having wide application props |
-
1985
- 1985-03-29 DE DE19853511545 patent/DE3511545A1/de not_active Withdrawn
-
1986
- 1986-03-21 EP EP86103879A patent/EP0196574B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1986-03-21 DE DE8686103879T patent/DE3674821D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1986-03-24 IN IN238/CAL/86A patent/IN164815B/en unknown
- 1986-03-28 KR KR1019860002326A patent/KR940003062B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1986-03-28 JP JP61068832A patent/JPH0774184B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2996546A (en) | 1958-01-14 | 1961-08-15 | Carwin Company | Method of purifying benzidines |
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
IzvestiyaAkademiiNaukSSSR.SeriyaKhimicheskaya,No.10(1970)P.2351−2356 |
小竹無二雄監修「大有機化学(第10巻)芳香族化合物▲II▼」(昭和34年6月10日)朝倉書店発行P.517−518 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0196574A3 (en) | 1988-02-03 |
JPS61229846A (ja) | 1986-10-14 |
DE3674821D1 (de) | 1990-11-15 |
KR940003062B1 (ko) | 1994-04-13 |
EP0196574B1 (de) | 1990-10-10 |
DE3511545A1 (de) | 1986-10-02 |
EP0196574A2 (de) | 1986-10-08 |
KR860007198A (ko) | 1986-10-08 |
IN164815B (ja) | 1989-06-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2553108B2 (ja) | 5,6−ジヒドロキシインドール及びその3−アルキル誘導体及び中間体化合物の製造方法 | |
JP4012568B2 (ja) | ハロ置換芳香族酸の製造方法 | |
JPH0774184B2 (ja) | 4,4′―ジアミノジフェニル化合物 | |
JPH0212212B2 (ja) | ||
US2022889A (en) | Method of desulphonating diaminodiphenylamine-2-sulphonic acid compounds | |
EP0415595A1 (en) | Fluorobenzene derivatives | |
JPS646192B2 (ja) | ||
JPS60116656A (ja) | 純粋な3‐アセチルアミノ‐アニリンを製造する方法 | |
JPH07242604A (ja) | 4,6−ジアミノレゾルシノールおよびその前駆体の製造方法 | |
JPH07509439A (ja) | 2−フェニル置換−1,3−プロパンジオールの合成 | |
US4145548A (en) | Method for the production of 5-nitroso-2,4,6-triaminopyrimidine | |
KR940005915B1 (ko) | 4,4'-디아미노디페닐 화합물의 제조방법 | |
US3876703A (en) | Purification of p-aminophenol | |
JPH02193950A (ja) | 4,4’―ジニトロジフエニルアミンの製造方法 | |
JPH04235956A (ja) | アントラニル酸の製造法 | |
US1882335A (en) | Method of separating halo-benzoic acids | |
US4224247A (en) | Recovery of para-aminophenol | |
JPS6328910B2 (ja) | ||
US2100242A (en) | Preparation of 2-chloro-5-aminobenzoic acid | |
US1970908A (en) | Substituted 0-benzoyl-benzoic acid | |
US5493055A (en) | Process for the manufacture of p-phenetidine | |
JP2002193967A (ja) | 2,6−ジクロロプリンの製造方法 | |
JPS5832867A (ja) | 新規アリ−ルアゾピリミジン化合物 | |
EP0149297B1 (en) | Process for preparing 3h-phenothlazin-3-ones | |
JP2664761B2 (ja) | アミノベンザントロン類の製造方法 |